JP4338071B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外刃がカートリッジ化してある電気かみそりに関し、外刃カートリッジの外刃ホルダーに対する着脱構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
外刃ホルダーに装着した外刃カートリッジの着脱構造に関して、本出願人は、外刃ホルダーをかみそりヘッドから取り外した状態においてのみ、外刃カートリッジを外刃ホルダーから取り外せるようにした電気かみそりを先に提案している(特許文献1参照)。そこでは、外刃ホルダーをロック解除操作する解除ボタンを利用して外刃カートリッジをロック保持しており、外刃ホルダーがかみそりヘッドに装着してある状態では、解除ボタンをロック解除操作したとしても、外刃ホルダーのロックピースがロック解除されるだけで、外刃カートリッジと解除ボタンとのロック係合状態は解除できない。つまり、解除ボタンは第1位置と、第1位置を越える第2位置とに押し込み操作でき、外刃ホルダーがかみそりヘッドに装着してある状態では、第1位置までしか押し込み操作できないように動作規制してある。
【0003】
【特許文献1】
特許第3189063号公報(段落番号0021、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
外刃ホルダーの解除ボタンを利用して外刃カートリッジをロック保持する上記の着脱構造によれば、外刃ホルダーをかみそりヘッドから取り外すとき、誤って外刃カートリッジを外刃ホルダーから分離してしまうことがない。しかし、外刃ホルダーの取り外し途中状態においては、解除ボタンが設けてある操作つまみに対する動作規制が解除されるので、解除ボタンは第2位置まで押し込み操作できる状態となり、例えば、解除ボタンを強く押しすぎているような場合に、外刃カートリッジを分離してしまうおそれがある。また、外刃カートリッジを取り外す場合には、解除ボタンを第2位置まで押し込んで操作つまみを大きく変形させ、その状態を維持する必要があるので操作し辛い。
【0005】
本発明の目的は、外刃ホルダー用の解除ピースとは別に外刃カートリッジ用の解除片を備えていて、外刃ホルダーがかみそりヘッドに装着してある状態では、後者の解除片がかみそりヘッド側の構造体で操作できないように隠蔽してあり、従って、外刃ホルダーがかみそりヘッドに装着してある限りは、外刃カートリッジを外刃ホルダーから分離できない電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、外刃ホルダーをかみそりヘッドから取り外した状態においてのみ、外刃カートリッジを外刃ホルダーから取り外せる、従って使用者の明確な意図がない限りは、外刃カートリッジを外刃ホルダーから分離できない、使い勝手に優れた電気かみそりを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気かみそりは、かみそりヘッド2の取付部143に対して着脱可能に装着される外刃ホルダー12と、外刃ホルダー12に対して着脱可能に装着される外刃カートリッジCとを備えている。外刃ホルダー12と取付部143との間に、外刃ホルダー12を取り外し不能にロック保持する第1ロック機構を設ける。外刃ホルダー12の左右壁と外刃カートリッジCとの間に、外刃カートリッジをロック保持する第2ロック機構を設ける。第2ロック機構は、外刃ホルダー12の側枠81と、外刃カートリッジCのカートリッジ枠79の側枠86との間に設けられて、互いに係合する弾性係合爪88および係合凹部83と、弾性係合爪88をロック解除操作する解除片160とを含む。外刃ホルダー12を取付部143に装着した状態において、解除片160の外側面を覆い隠すカバー壁163をかみそりヘッド2に設ける。
【0007】
外刃ホルダー12の両側枠81に、解除片160をロック解除操作するための操作窓170を開口する。解除片160は、操作窓170の開口面よりホルダー内面側に臨んで配置する。外刃ホルダー12を取付部143に装着した状態において、解除片160の外面を、操作窓170内に位置するカバー壁163で覆い隠す。
【0008】
外刃ホルダー12の両側枠81の前後中央寄りに操作窓170を開口する。解除片160の前後を操作窓170の前後の周縁壁172で囲む。
【0009】
カバー壁163と解除片160との上下方向の重合寸法Lを、第1ロック機構の上下方向の係合解除長さMより大きく設定する。
【0010】
外刃カートリッジCを、前後一対の外刃ユニットSと、両外刃ユニットSの間に配置したセンター刃17と、外刃ユニットSおよびセンター刃17を支持するカートリッジ枠79とで構成する。外刃ユニットSは、外刃16と、外刃16をアーチ状に保形保持する外刃保持枠99とで構成する。カートリッジ枠79に弾性係合爪88と解除片160を形成する。
【0011】
第1ロック機構は、内刃支持枠57の枠壁69に対して出没自在に組み付けられる解除ピース19と、解除ピース19と同行移動するロックピース146と、ロックピース146に対応して外刃ホルダー12の側枠81内面に設けられる係合凹部84と、内刃支持枠57と解除ピース19との間に設けられてロックピース146をロック付勢するばね147を含んで構成する。
【0012】
【発明の作用効果】
本発明の電気かみそりでは、互いに係合する弾性係合爪88および係合凹部83と、弾性係合爪88をロック解除操作する解除片160などで、外刃カートリッジをロック保持するための第2ロック機構を構成し、外刃ホルダー12を取付部143に装着した状態において、解除片160の外側面をカバー壁163で覆い隠すようにした。従って、本発明の電気かみそりによれば、外刃ホルダー12がかみそりヘッド2に装着してある限りは、解除片160に触れることができないので外刃カートリッジCが外刃ホルダー12から分離操作されるのを確実に防止でき、誤操作による外刃カートリッジCの分離を解消できる。第2ロック機構の解除片160がカバー壁163で覆われているので、外刃ホルダー12用の第1ロック機構の解除ピース19と解除片160とを間違えることがなく、勘違いによる誤操作を防止できる。外刃ホルダー12をかみそりヘッド2から取り外した状態においては、解除片160を操作するだけで、外刃カートリッジCを外刃ホルダー12から簡単に分離できる。
【0013】
外刃ホルダー12の両側枠81に、解除片160をロック解除操作するための操作窓170を開口し、解除片160を操作窓170の開口面よりホルダー内面側に臨んで配置すると、外刃ホルダー12をかみそりヘッド2から取り外した場合でも、指先が解除片160に触れるのを極力避けることができ、従って、明確な意図を持って解除片160を解除操作しない限りは外刃カートリッジCを外刃ホルダー12から分離できず、勘違いや誤操作による外刃カートリッジCの分離を確実に防止できる。
【0014】
外刃ホルダー12の両側枠81の前後中央寄りに操作窓170を開口し、解除片160の前後を、操作窓170の前後の周縁壁172で囲むと、誤って指先が解除片160に触れるのをさらに確実に防止して、誤操作による外刃カートリッジCの意図しない分離をさらに確実に防止できる。
【0015】
カバー壁163と解除片160との上下方向の重合寸法Lを、第1ロック機構の上下方向の係合解除長さMより大きく設定すると、外刃ホルダー12を取付部143から取り外すとき、解除片160の下端がカバー壁163の上端から露出し終わるまで、解除片160に指先などが触れるのをカバー壁163で規制できるので、外刃ホルダー12の取り外し途中に、外刃ホルダー12を持ち替えるような場合でも、解除片160が誤って解除操作されるのを良く防止できる。
【0016】
前後一対の外刃ユニットSと、両外刃ユニットSの間に配置したセンター刃17と、外刃ユニットSおよびセンター刃17を支持するカートリッジ枠79とで外刃カートリッジCを構成すると、外刃ユニットS、センター刃17、カートリッジ枠79の三者をまとめて交換でき、あるいはセンター刃17と、前または後の外刃ユニットSをそれぞれ個別に交換することができるので、各部材の損耗状況や破損状況に応じて必要な部材のみを交換でき経済的である。外刃ユニットS、センター刃17、カートリッジ枠79の三者を分解することにより、これらの清掃を簡便に行える利点もある。弾性係合爪88と解除片160をカートリッジ枠79に形成すると、第2ロック機構の構成部品点数を最小限化して、その分だけ第2ロック機構の製造に要するコストを削減できる。
【0017】
内刃支持枠57の枠壁69に組み付けられる出没自在な解除ピース19、ロックピース146、およびロックピース146をロック付勢するばね147と、外刃ホルダー12の側枠81内面に設けられる係合凹部84とで第1ロック機構を構成すると、片手で左右一対の解除ピース19を押し込み操作することにより、他方の手で外刃ホルダー12を掴んで取付部143から取り外すことになるので、取り外し途中に解除片160に触れる余地がなく、誤操作による外刃カートリッジCの意図しない分離をさらに確実に防止できる。外刃ホルダー12を取付部143に装着する場合には、外刃ホルダー12を取付部143に単に差し込み装填するだけでロック保持できる。
【0018】
【実施例】
図1ないし図22は、本発明に係るロータリー式電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4において電気かみそりは、本体ケース1とその上部に設けたかみそりヘッド2と、本体ケース1に収容される電装品ユニット3などを主な構造体にして構成する。
【0019】
本体ケース1の前面には、モーター起動用のスイッチボタン5と、そのロックボタン6、および運転モードを切り換えるセレクトボタン7などの切り換え操作具と、表示具とを設けてある。表示具は、セレクトボタン7の上側に設けた充電灯8と、電池残量表示灯9と、ケース上部に設けられて運転モードに応じて色が変化する逆U字状のモード表示灯10と、ひげセンサーのオンオフに連動して点灯するセンサー灯11の4種である。符号12はかみそりヘッド2に対して着脱可能に装着される外刃ホルダーである。
【0020】
図3において本体ケース1の背面側には、きわぞり刃13と、きわぞり刃13を駆動位置へ押し上げ操作するスライドノブ14とが設けてある。かみそりヘッド2には、横軸回りに回転する前後一対ずつの内刃15と、内刃15に密着する前後一対の外刃16と、一対の内刃15の間に配置されるセンター刃17と、これらを駆動する駆動機構などが配置してある。かみそりヘッド2の左右には、かみそりヘッド2を前後揺動不能にロック固定するためのロックノブ18と、外刃ホルダー12をロック解除操作する左右一対の解除ピース19などが設けてある。
【0021】
図4において電装品ユニット3は、内フレーム25と、内フレーム25の前面に装着される回路基板26と、回路基板26の背面側に配置される左右一対の2次電池27と、回路基板26に組み付けられる電源スイッチ、および各種の表示用LED等で構成してある。電装品ユニット3を本体ケース1内に装着した後、下面開口を塞ぐ底ケース21と内フレーム25とをビスで締結することにより、本体ケース1と、電装品ユニット3と、底ケース21の3者を分離不能に一体化できる。この組み立て状態において、電装品ユニット3を含むケース内空間は、ケースパッキン28で防水されている(図5参照)。かみそりヘッド2は、その下面に固定した浮動フレーム29を介して内フレーム25に装着され、前後左右、および上下の全方位へフロート自在に支持される。
【0022】
図2において、かみそりヘッド2には、モーター31と、遊星歯車機構からなる減速機構32とをユニット化した動力モジュールと、減速機構32で減速したモーター動力を内刃15に伝える巻掛伝動機構33と、モーター動力を左右方向の往復動力に変換してきわぞり刃13、およびセンター刃17に伝える動力系などが設けてある。
【0023】
図5において巻掛伝動機構32は、減速機構32の出力軸34に固定される原動プーリー35と、終段軸36に固定される従動プーリー37と、両プーリ−35・36に巻き掛け装着されるタイミングベルト38などで構成する。終段軸36に設けた終段ギヤ39で、前後の内刃15を同時に回転駆動する。
【0024】
モーター31の回転動力を左右方向の往復動作に変換するために起振構造を設けている。図6において起振構造は、動力モジュールの側面に固定されるガイド板40と、モーター31の出力軸に固定される駆動カム41と、駆動カム41で上下に往復駆動される受動ピース42と、受動ピース42の上下動作を左右動作に直接変換する逆L字状の伝動ベルト43と、伝動ベルト43の左右動作を受け継ぐスライド片44とを含む。伝動ベルト43は、ポリイミド繊維で強化されたポリウレタン製のタイミングベルトからなり、その屈曲部の内外が変向ギヤ45と遊転ローラー46とで変向案内してある。
【0025】
図6においてスライド片44に伝動された往復動力は、その上面中央に突設した駆動ピン47と振動子48とからなる往復動力伝動系を介してセンター刃17に伝動され、同時にスライド片44の後面に設けた駆動アーム49を介してきわぞり刃13に伝動される。
【0026】
図7においてかみそりヘッド2は、動力モジュールの上面に装着固定されるヘッドフレーム55と、ヘッドフレーム55で前後揺動可能に支持される揺動枠56、および内刃支持枠57と、内刃支持枠57に対して前後面からそれぞれ着脱可能に装着される内刃ユニット58と、内刃支持枠55に着脱自在に装着される外刃ホルダー12と、内刃支持枠57の内部に収容される振動子48などで構成してある。ヘッドフレーム55、揺動枠56、および内刃支持枠57はそれぞれプラスチック成形品からなる。
【0027】
ヘッドフレーム55は、下向きに開口するケース部60と、ケース部60の上面両側に立設した側壁61とを備えており、左右の側壁61で揺動枠56を前後揺動可能に軸支する。そのために、ケース部60の上面壁は揺動枠56の揺動軌跡に沿って下凹み円弧状に形成されている。四角枠状に形成される揺動枠56の上面左右には、上端に揺動ボス62を備えた揺動腕63が立設されており、先の側壁61で揺動ボスを前後揺動自在に軸支する。これにより、ヘッドフレーム55を除く、揺動枠56および内刃支持枠57などの各部材が前後方向に揺動できる。しかし、ロックノブ18を押し下げると揺動できない状態になる。片方の揺動ボス62に、終段軸36と終段ギヤ39とが組み込まれる(図6参照)。振動子48の左右両端の取付部は揺動枠56に固定してある。
【0028】
内刃支持枠57は、下向きに開口する角箱状のカバー部65と、カバー部65の上面左右に突設されるトンネル断面状のアーチ部66とを一体に備えており、揺動枠56に上面側から係合装着されてヘッドフレーム55の上面を側壁61ごとカバーする。カバー部65の上面4箇所には、内刃ユニット58を前側、あるいは後側から係合装着するための装着部67が形成してある。各アーチ部66の外側面に、ロックノブ18およびダミーノブ20を組み付けるための角ボス68を形成し、その下方に解除ピース19を組み付けるための枠壁69を設けている。内刃支持枠57を揺動枠56に装着することにより、振動子48の駆動軸70のみがカバー部65の上面の開口から上方へ突出するが、この開口と駆動軸70との間はパッキン71で封止する(図6参照)。
【0029】
図7および図8において、内刃ユニット58は、左右に長いH字状の内刃フレーム72と、内刃フレーム72で軸支される内刃15と、片方の内刃軸に固定した内刃ギヤ73とからなる。内刃フレーム72の左右の脚下部には、先の装着部67と係合する係合溝74が左右対向状に設けてある。内刃15は、円柱状のプラスチック製ホルダーの周面に、一群の金属切刃をスパイラル状に埋設固定して構成する。
【0030】
内刃支持枠57に装着した内刃ユニット58を前後移動不能に係合捕捉するためのロック機構が、内刃支持枠57の内部に設けてある。図8に示すように、ロック機構は、前後に長いロックアーム75と、ロックアーム75を押し上げ付勢する圧縮コイル形のロックばね76とからなる。ロックアーム76の前後端には、内刃フレーム72を係合捕捉する係合爪77が上向きに突設してある。内刃ユニット58を装着部67に差し込み装着した状態においては、ロックアーム75の係合爪77が内刃フレーム72の両側部に係合する。これにより内刃ユニット58は、前後、左右、上下の全方位へ移動不能に保持固定される。
【0031】
外刃ホルダー12には、外刃16およびセンター刃17を含む外刃カートリッジCが着脱可能に組み込まれる。図9および図10に示すように、外刃ホルダー12は門形に形成される左右一対の側枠(左右壁)81と、側枠81の下部どうしを繋ぐ前後の横枠82とを一体に備えた上下面が開口する枠体からなり、アルミニウムまたはステンレスをダイキャスト成形して形成してある。側枠81の前後中央には、後述する解除片160をロック解除操作するための操作窓170が開口してある。符号171はプラスチック製の化粧ピースである。
【0032】
左右に対向する両側枠81の内面の中央上部には、外刃カートリッジCを係合装着するための第1係合凹部(係合凹部)83が形成され、両側枠81の内面の下面前後には、後述する解除ピース19のロック爪156で係合捕捉される第2係合凹部(係合凹部)84が形成してある。横枠82の内面には、カートリッジ枠79を左右方向に位置決めする浅いガイド溝85が形成してある。
【0033】
図10、および図11に示すように、外刃カートリッジCは、前後一対の外刃ユニットSと、両外刃ユニットSの間に配置したセンター刃17と、外刃ユニットSおよびセンター刃17を支持するカートリッジ枠79とで構成する。
【0034】
図9ないし図11に示すように、カートリッジ枠79は、外刃ホルダー12と同様に左右一対の側枠86と、側枠86の下部どうしを繋ぐ前後の横枠87とで上下面が開口する枠体状に形成するが、全体を外刃ホルダー12よりひと回り小さく形成する。カートリッジ枠79の構造強度を増強するために、側枠86の周面に段部180を形成している。両側枠86の外側面には、先の第1係合部83と係合する弾性係合爪88が一体に形成してある。
【0035】
図10に示すように、両側枠86の内面上部には、固定外刃51の両側端を支持する左右一対の刃支持部89と、両刃支持部89の突端から下向きに延びる縦壁90と、両縦壁90の下端から左右対向状に突設されるばね受アーム91とが階段状に形成してある。両縦壁90の対向面に固定外刃51の取付ピース54を係合するための突起92が形成してある。符号93は刃支持部89と協同して、固定外刃51の取付ピースを上下動可能に案内するガイド壁である。
【0036】
図11に示すように、前後の横枠87の対向面と、左右のばね受アーム91の前後面のそれぞれには、外刃ユニットSを装着するためのピン94・95が突設してある。横枠87側のピン94は3個ずつ、ばね受アーム91側のピン95はそれぞれ2個ずつ形成する。横枠87の前後下縁には、外刃ホルダー12のガイド溝85と係合する突起97が形成してある。ばね受アーム91には、後述する付勢ピース132を上下スライドのみ自在に支持する下向きのガイド凹部96が形成してある。
【0037】
図12および図13に示すように、外刃16の交換を容易化するために、前後の外刃ユニットSは、シート状の網刃体からなる外刃16と、外刃16をアーチ状に支持する外刃保持枠99とでカートリッジ化してある。外刃保持枠99は、左右一対の側枠101と、側枠101の下部どうしを繋ぐ前後の横枠102とで上下面が開口する枠体状に形成してあり、センター刃17と隣接する側の枠面に、外刃16の湾曲姿勢を規定する刃受壁103が形成してある。
【0038】
横枠102の前後面には、外刃16を溶着固定するためのピン104がそれぞれ4個ずつ形成してある。外刃16を逆U字状に湾曲したうえで、その前後縁に設けた穴をピン104に係合し、ピン104を溶着することにより、外刃16と外刃保持枠99とを一体化しカートリッジ化できる。このように外刃16をカートリッジ化した外刃ユニットSによれば、外刃16を外刃保持枠99ごとカートリッジ枠79から取り外して外刃16を交換できるので、交換作業を簡便化できるうえ、交換時に外刃16を傷めることもない。必要があれば、外刃ユニットSおよびセンター刃17をカートリッジ枠79ごと交換することができる。外刃16の前後端および横枠102には、後述する緊張具を連結するための長穴106・105が形成してある。
【0039】
図14に示すようにセンター刃17は、カートリッジ枠79に固定される断面逆U字状の固定外刃51と、固定外刃51の内面に配置される断面逆U字状の可動内刃52とで構成してある。固定外刃51と可動内刃52の歯面には、それぞれ逆U字上のスリット刃が形成してあり、両切刃のせん断作用によって、主として長毛やくせ毛を切断する。固定外刃51の両端には取付ピース54が溶着固定してあり、可動内刃52の中央下面には連結片53が溶着固定してある。取付ピース54には、可動内刃52をスライド案内する逆U字状のガイド部108と、係合脚片109とが一体に設けてある。
【0040】
可動内刃52を固定内刃51に組み付けた状態で、取付ピース54を固定外刃51に溶着固定することにより、これら3者51・52・54を分離不能に一体化して1個のユニット部品とすることができ、従って、センター刃17の交換をより少ない手間で行える。図15に示すように、係合脚片109はカートリッジ枠79の縦壁90に設けた突起92と係合して、センター刃17をカートリッジ枠79に固定保持する。連結片53には板ばね110が組み付けてあり、左右のばね腕をばね受アーム91の上面で受け止めることにより、可動内刃52の全体が固定内刃51に押し付けられた状態で、左右スライドできる。連結片53には受動溝111が形成してあり、受動溝111が振動子48の駆動軸49と係合することにより、駆動軸49の左右往復動作を連結片53を介して可動内刃52に伝動できる。
【0041】
センター刃17による長毛やくせ毛の切断をより効果的に行うために、外刃16にスリット100を形成している。詳しくは、図16に示すように、外刃16におけるシート面の殆どには、内刃15と協同してひげ切断を行う網刃を形成するが、センター刃17と対向する前後の外刃16のシート面にスリット100を横列状に形成している(図9参照)。図16において、網刃の形成領域を符号Z1で示し、スリット100の形成領域を符号Z2で示している。
【0042】
このように、センター刃17と対向するシート面にスリット100を横列状に形成すると、長毛やくせ毛を切断する際に、その毛先側をスリット100で捕捉して、センター刃17による長毛やくせ毛の切断を効果的に行える。なお、スリット100による長毛の捕捉をより確実に行うために、図9に示すように、スリット100の列幅B1は、固定外刃51におけるスリット刃の左右全幅B2より大きく設定してある。
【0043】
外刃17を上下動可能に支持し、かつ内刃15に密着付勢するために、外刃ホルダー12の内面前後と、前後中央の3箇所に、前ばねユニット113、中央ばねユニット114、後ばねユニット115からなる緊張具を設けている。
【0044】
図12において、前ばねユニット113は、左右に長い帯板状の付勢枠117と、付勢枠117を押し下げ付勢するばね体118とで構成する。付勢枠117はプラスチック成形品からなり、その板面の前後に、ばね体118を固定するための4個のピン119と、外刃保持枠99を係合連結するための4個の係合ピン120とが設けてある。付勢枠117の板面の左右3箇所には上下方向の長穴121が形成してある。
【0045】
ばね体118は、ステンレス板材を素材とするプレス成形品からなり、付勢枠117を補強する左右に長い帯状の補強壁124と、補強壁124の上縁中央寄りから斜め上向きに折曲げ形成される一対のばね腕125とで構成する。補強壁124の面壁には、先のピン119と係合する4個の穴126と、付勢枠117に設けた長穴121に対応する3個の長穴127とが通設してある。補強壁124を付勢枠117の片面に接合し、穴126に挿通したピン119の突端を溶融変形することにより、ばね体118と付勢枠117を一体化して、付勢枠117を補強壁124で補強できる。
【0046】
図17に示すように、付勢枠117およびばね体118の長穴121・127を、カートリッジ枠79の横枠87内面に突設したピン94で案内支持することにより、前ばねユニット13をカートリッジ枠79で上下動自在に支持できる。ばね腕125の端部上面を横枠87の内面に形成した段部129で受け止めることにより、前ばねユニット13の全体が押し下げ付勢される。
【0047】
後ばねユニット115は、前ばねユニット113と同じ構造であって、前ばねユニット113を前後に反転して使用するだけであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
【0048】
図11に示すように、中央ばねユニット114は、ばね受アーム91のガイド凹部96で上下スライド自在に案内支持される左右一対の付勢ピース132と、付勢ピース132を押し下げ付勢するばね体133とで構成する。付勢ピース132は、中央にばね受部134を備えたプラスチック成形品からなり、ばね受部134の左右に突設した側壁135の前後面のそれぞれに、外刃保持枠99を係合連結するための4個の係合ピン136が設けてある。ばね体133は圧縮コイル形のばねからなり、ばね受アーム91のガイド凹部96とばね受部134との間に配置する。
【0049】
先に説明したばね受アーム91は、それぞれ片持梁状に形成してある。そこで、その前後面に補強板139を橋絡状に固定してばね受アーム91の構造強度を増強する。図11に示すように補強板139は、ステンレス板材を素材とする左右に長い帯状のプレス成形品からなり、板面の左右に溶着用の4個の穴140と、上下方向の4個の長穴141とが通設してある。先の付勢ピース132の係合ピン136を長穴141に係合したうえで、ガイド凹部96内にばね体133を装填した状態で、補強板139をばね受アーム91の前後面に接合し、補強板139の穴140に挿通したピン95の突端を溶融変形することにより、補強板139がばね受アーム91に固定され、同時に付勢ピース132をばね受アーム91に対して分離不能に支持することができる。
【0050】
図15に示すように左右のばね受アーム91は、左右間隔Wを介して対向するが、この左右間隔Wを利用して振動子48の駆動軸70を配置する。具体的には、外刃ホルダー12を内刃支持枠57に装着した状態において、駆動軸70が左右間隔Wを縦通して連結片53の受動溝111と係合し、振動子48の往復動力を可動内刃52に伝動できるように構成する。この組み付け状態において、連結片53および駆動軸70の前後面は、図16に示すようにそれぞれ補強板139と正対しており、従って、センター刃17に過大な負荷が作用し、駆動軸70が前後にぐらつこうとするとき、その前後面を補強板139で受け止めて適正に往復動させることができる。
【0051】
上記の各ばねユニット113・114・115をカートリッジ枠79に組み付けた状態で、外刃ユニットSをカートリッジ枠79の上面側からケース内へはめ込み、その前後面を各ばねユニット113・114・115に連結し、さらにセンター刃17をカートリッジ枠79に組み込むことにより外刃カートリッジCを組み上げることができる。カートリッジ枠79は、外刃ホルダー12に対して下面側から装着する。外刃ユニットSをカートリッジ枠79に組み付けた状態においては、外刃保持枠99の両側面を、撓み変形しにくい段部180を備えた側枠86で受け止めることができるので、外刃ユニットSを確りと固定保持できる。また、図18に示すように段部180を外刃ホルダー12の側枠81で受け止めて、カートリッジ枠79を強固に固定保持できる。
【0052】
外刃ホルダー12は、かみそりヘッド2の取付部143、詳しくは内刃支持枠57のカバー部65の周囲壁と、周囲壁の前後下端に張出される受壁とからなる取付部143に上方から外嵌装着するが、この装着状態を保持するために、外刃ホルダー12の左右の側枠81と内刃支持枠57との間に、外刃ホルダー12を取り外し不能にロック保持する第1ロック機構を設ける。さらに外刃ホルダー12の左右の側枠81と外刃カートリッジCとの間に、外刃カートリッジCをロック保持する第2ロック機構を設ける。
【0053】
図18ないし図20において第1ロック機構は、内刃支持枠57の枠壁69に対して出没自在に組み付けられる解除ピース19と、解除ピース19と同行移動するロックピース146と、ロックピース146に対応して外刃ホルダー12の側枠内面に設けられる係合凹部84と、内刃支持枠57と解除ピース19との間に設けられてロックピース146をロック付勢するばね147を含んで構成する。
【0054】
図19に示すように解除ピース19は、前後中央に操作ボタン149が形成してある木の葉状の基部150と、基部150の内側面に形成される凸字状の連結枠151とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、連結枠151の内奥壁にばね受突起152(図18参照)を備えている。連結枠151の上下壁には、ロックピース146を取り付けるための係合溝153が形成してある。
【0055】
ロックピース146は凸字状のベース155と、前後一対のロック爪156とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、ベース155の前後中央の上部に四角形のばね通口157を形成する。ばね通口157の上縁と、ベース155の中央下縁のそれぞれに、先の係合溝153と係合する嵌合爪158を形成する。前後のロック爪156は、外刃ホルダー12の第2係合凹部84と係合して、外刃ホルダー12をロック保持する。
【0056】
ロックピース146を、内刃支持枠57の下面側から枠壁69の内面に差し込み、ばね147および解除ピース19を枠壁69の外面側から組み付け、係合溝153に嵌合爪158を落とし込み係合して、解除ピース19とロックピース146を一体化することにより、第1ロック機構を内刃支持枠57に組み付けることができる。この組み付け状態においては、ロックピース146はばね147でロック付勢されて枠壁69で受け止められている(図18参照)。
【0057】
第2ロック機構は、外刃ホルダー12の側枠81とカートリッジ枠79の側枠86とに設けられて、互いに係合する弾性係合爪88および第1係合凹部83と、弾性係合爪88をロック解除操作する解除片160とで構成する。図9に示すように、弾性係合爪88は、カートリッジ枠79の側枠56の中央前後に形成した前後一対のスリット161で他の壁面から区分されて、左右方向へ弾性変形できる。解除片160は弾性係合爪88の下部遊端に形成してあり、図22に示すように解除片160を弾性係合爪88の弾性に抗しながら押し込み操作すると、弾性係合爪88を係合凹部83から離脱させて両者83・88の係合を解除でき、この状態で外刃カートリッジCを外刃ホルダー12から下向きに取り外すことができる。
【0058】
外刃カートリッジCを外刃ホルダー12に装着した状態においては、解除片160は図21に示すように操作窓170の開口面から距離bだけホルダー内面側の奥まった位置に位置している。従って、外刃ホルダー12を内刃支持枠57から取り外した場合でも、使用者の明確な意図がない限りは、解除片160に触れることはなく、解除片160の誤操作によって外刃カートリッジCが外刃ホルダー12から分離するのを確実に防止できる。
【0059】
外刃ホルダー12を取付部143に装着した状態においては、外刃ホルダー12が第1ロック機構で分離不能にロック保持される。この装着状態において、解除片160が操作窓170を介して外刃ホルダー12の外面に露出するのを防ぐために、内刃支持枠57の角ボス68の上部にカバー壁163を突設し、図18に示すように、カバー壁163で解除片160の外側面を覆い隠している。さらに、解除片160の内側面をアーチ部66で受け止めて、解除片160の係合解除方向への変位を規制している。このように、解除片160の外側面を操作窓170内に位置するカバー壁163で覆い隠し、さらに解除片160の前後を操作窓170の前後の周縁壁172で囲んでしまうと、電気かみそりを使用する際に、解除片163が誤ってロック解除操作されるのを確実に防止できる。
【0060】
図1に示すように、第1ロック機構をロック解除操作して外刃ホルダー12を取付部143から上方へ抜き外すと、第2係合凹部84とロック爪156との係合が解除される。このときの上下方向の係合解除長さMは、概ねロック爪156の上下長さに一致しており、係合解除長さMの分だけ外刃ホルダー12が変位した後には、ロック爪156が側枠81の内面壁で受け止められるので、第1ロック機構がロック状態に戻ることはない。
【0061】
因みに、外刃ホルダー12を内刃支持枠57に装着した状態における、解除片160とカバー壁163との上下方向の重合寸法Lは、図18に示すように先の係合解除長さMより充分に大きい。従って、第1ロック機構がロック解除操作された後でも、重合寸法Lがゼロになるまでの間は、解除片160の外側面をカバー壁163で覆うことができ、従って、外刃ホルダー12を着脱する際に誤って解除片160を操作してしまうのを確実に防止できる。
【0062】
図23は第2ロック機構の別実施例を示す。そこでは、解除片160を弾性係合爪88とは別部品として形成し、解除片160の弾性腕164を外刃ホルダー12の側枠81の内面に溶着固定した。この実施例における外刃カートリッジCは、外刃ホルダー12から上向きに抜き出して分離する。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じ扱いとする。
【0063】
図24は外刃カートリッジCの別実施例を示す。そこでは、外刃保持枠99と、その周面に張設した1個の外刃16とで外刃カートリッジCを構成し、外刃保持枠99の側枠101の外面に弾性係合爪88と、解除片160とを一体に形成した。カートリッジ枠79における弾性係合爪88と同様に、側枠101の外面に形成した弾性係合爪88もスリット161で他の壁面から区分されている。
【0064】
上記の実施例以外に、第1ロック機構は実施例で説明した構造である必要はなく、外刃ホルダー12とその取付部143との間に設けられて、互いに係合する係合突起と係合凹部で構成することができる。本発明は、ロータリー式の電気かみそり以外に、内刃が往復動する電気かみそりにも適用でき、その場合のカバー壁163は、かみそりヘッド2を構成するヘッドフレームや本体ケースと一体に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2ロック機構を示す概略断面図である。
【図2】電気かみそりの正面図である。
【図3】電気かみそりの側面図である。
【図4】電気かみそりの分解正面図である。
【図5】かみそりヘッドの縦断正面である。
【図6】かみそりヘッドの中央縦断正面である。
【図7】かみそりヘッドの動力伝動系を省略した分解正面図である。
【図8】内刃ユニットの取り付け構造を示す縦断側面図である。
【図9】外刃ホルダーおよび外刃カートリッジを分解した斜視図である。
【図10】カートリッジ枠とセンター刃の関係を示す分解断面図である。
【図11】カートリッジ枠と中央ばねユニットの分解斜視図である。
【図12】外刃の分解斜視図である。
【図13】外刃の緊張構造を示す分解断面図である。
【図14】センター刃の分解斜視図である。
【図15】センター刃の駆動構造を示す縦断正面図である。
【図16】外刃とセンター刃の関係構造を示す縦断側面図である。
【図17】外刃の緊張構造を示す縦断側面図である。
【図18】第2ロック機構の縦断正面図である。
【図19】第1ロック機構の分解斜視図である。
【図20】外刃カートリッジと内刃支持枠の関係構図を示す分解側面図である。
【図21】外刃カートリッジを内刃支持枠から取り外した状態の一部破断正面図である。
【図22】外刃カートリッジを外刃ホルダーから分離した状態の縦断正面図である。
【図23】外刃カートリッジの別実施例を示す縦断正面図である。
【図24】第2ロック構造の別実施例を示す断面図である。
【符合の説明】
2 かみそりヘッド
12 外刃ホルダー
16 外刃
17 センター刃
19 解除ピース
57 内刃支持枠
79 カートリッジ枠
81 外刃ホルダーの側枠
86 側枠
83 係合凹部
84 係合凹部
88 弾性係合爪
99 外刃保持枠
143 かみそりヘッドの取付部
146 ロックピース
147 ばね
160 解除片
163 カバー壁
170 操作窓
C 外刃カートリッジ
S 外刃ユニット

Claims (5)

  1. かみそりヘッド(2)の取付部(143)に対して着脱可能に装着される外刃ホルダー(12)と、外刃ホルダー(12)に対して着脱可能に装着される外刃カートリッジ(C)とを備えており、
    外刃ホルダー(12)と取付部(143)との間に、外刃ホルダー(12)を取り外し不能にロック保持する第1ロック機構が設けられており、
    外刃ホルダー(12)の左右壁と外刃カートリッジ(C)との間に、外刃カートリッジをロック保持する第2ロック機構が設けられており、
    第2ロック機構は、外刃ホルダー(12)の側枠(81)と、外刃カートリッジ(C)のカートリッジ枠(79)の側枠(86)との間に設けられて、互いに係合する弾性係合爪(88)および係合凹部(83)と、弾性係合爪(88)をロック解除操作する解除片(160)とを含み、
    外刃ホルダー(12)を取付部(143)に装着した状態において、解除片(160)の外側面を覆い隠すカバー壁(163)がかみそりヘッド(2)に設けてあり、
    外刃ホルダー(12)の両側枠(81)に、解除片(160)をロック解除操作するための操作窓(170)が開口されており、
    解除片(160)が、操作窓(170)の開口面よりホルダー内面側に臨んで配置されており、
    外刃ホルダー(12)を取付部(143)に装着した状態において、解除片(160)の外面が、操作窓(170)内に位置するカバー壁(163)で覆い隠してあることを特徴とする電気かみそり。
  2. 外刃ホルダー(12)の両側枠(81)の前後中央寄りに操作窓(170)が開口されており、
    解除片(160)の前後が操作窓(170)の前後の周縁壁(172)で囲まれている請求項1記載の電気かみそり。
  3. カバー壁(163)と解除片(160)との上下方向の重合寸法(L)が、第1ロック機構の上下方向の係合解除長さ(M)より大きく設定してある請求項1または2記載の電気かみそり。
  4. 外刃カートリッジ(C)が、前後一対の外刃ユニット(S)と、両外刃ユニット(S)の間に配置したセンター刃(17)と、外刃ユニット(S)およびセンター刃(17)を支持するカートリッジ枠(79)とで構成してあり、
    外刃ユニット(S)が、外刃(16)と、外刃(16)をアーチ状に保形保持する外刃保持枠(99)とで構成されており、
    カートリッジ枠(79)に弾性係合爪(88)と解除片(160)が形成してある請求項1から3のいずれかに記載の電気かみそり。
  5. 第1ロック機構が、内刃支持枠(57)の枠壁(69)に対して出没自在に組み付けられる解除ピース(19)と、解除ピース(19)と同行移動するロックピース(146)と、ロックピース(146)に対応して外刃ホルダー(12)の側枠(81)内面に設けられる係合凹部(84)と、内刃支持枠(57)と解除ピース(19)との間に設けられてロックピース(146)をロック付勢するばね(147)を含んで構成してある請求項3または4記載の電気かみそり
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