JP4338012B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、制御基板等の回路基板を収納した基板ボックス装置を備えた遊技機、例えば、パチンコ機等の弾球遊技機や、スロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機において、その基板ボックス装置の主体部を構成する基板ボックス内には、各種の電子部品が装着された回路基板が収納されている。
また、回路基板に装着された電子部品、例えばROMが不正に交換されたり、あるいはそのROMに記憶された内容が不正に書き換えられたりする等の不正行為を防止するために、基板ボックスを構成するベース体とカバー体との相互には、封印用結合部がそれぞれ設けられる。そして、一方の封印用結合部の挿通孔を通して他方の封印用結合部の雌ネジ部に封印ネジの雄ネジ部がねじ込まれることで基板ボックスが封印される構造のものが知られている。
すなわち、封印ネジとしては、ワンウエイネジとも呼ばれている一方向ネジが用いられる。この封印ネジの頭部には、ドライバー等の締付工具による同封印ネジの締め付け方向へはトルク伝達可能で反対方向には逃がす締付溝が形成されている。そして、封印ネジの雄ネジ部が一方の封印用結合部の挿通孔を通して他方の封印用結合部の雌ネジ部にねじ込まれることで、両封印用結合部が封印ネジによって結合され、これによって、ベース体に対しカバー体が閉じ状態で封印されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ベース体とカバー体との相互の封印用結合部が封印ネジによって結合され、ベース体に対しカバー体が封印されている状態において、ドライバー等の締付工具の先端部を封印ネジの頭部の締付溝に差し込み、接着剤によって接着することによって、封印ネジが締め付け方向と反対方向に回されて取り外される場合があった。これによって、ベース体に対しカバー体が不測に開かれ、不正行為が行われることがあった。
【0004】
この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み、封印ネジが不測に取り外される不具合を防止することができる基板ボックス装置を備えた遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ベース体とカバー体をボックス形に組み合わせて構成される回路基板収納用の基板ボックスと、
前記ベース体とカバー体のそれぞれに設けられる封印用結合部と、
該封印用結合部同士を結合して前記ベース体とカバー体を閉じた状態に封印する封印ネジと、を有する基板ボックス装置を備えた遊技機であって、
前記ベース体の封印用結合部は、カバー体側に開口する有底筒状の凹部を有すると共にその凹部の開口部から深さの途中までの部位に雌ネジ部を形成してなり、
前記カバー体の封印用結合部は、前記ベース体の封印用結合部に対し前記凹部の開口部側に当接すると共に該凹部の前記雌ネジ部に連通する挿通孔を設けてなる座部を有し、
前記封印ネジは、頭部と一体の軸部を有し、その軸部の頭部側を棒状の首部にすると共に先端側を該首部より大径で尚且つ前記雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部とし、さらに前記首部の長さを、前記頭部が前記カバー体の封印用結合部の座部に当接した位置で、該首部の一部が前記雌ネジ部に入ると共に前記雄ネジ部の先が雌ネジ部から突出し尚且つ前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との螺合部分の長さがネジピッチの1〜3倍になるように設定してなり、
前記凹部の雌ネジ部を前記封印ネジの雄ネジ部に比べて柔らかく且つ粘りのある材料で潰れ易く形成し、そうして封印ネジの頭部が前記カバー体の封印用結合部の座部に当接した状態からさらに封印ネジを締付回転方向に且つ前記雌ネジ部のネジ山が潰れ得る所定値以上の締め付け力で回転させることによって、螺合部位の前記雌ネジ部のネジ山が潰れ得るようにした遊技機を提供する。
【0006】
カバー体の封印用結合部の挿通孔に封印ネジが挿通され、封印ネジの雄ネジ部がベース体の封印用結合部の雌ネジ部にねじ込まれて所定位置までねじ込まれた後、引き続いて、封印ネジが所定値以上の締め付け力によって締め付けられることで、硬い材料の雄ネジ部によって、軟らかくかつ粘りのある材料の雌ネジ部が潰される。これによって、雌ネジ部の端部に前記雌ネジ部の潰れによる盛り上がり部が発生する。このため、封印ネジが締め付け方向とは反対方向(緩めて外す方向)に回転された場合においても、封印ネジが螺退されることなく定位置で回転することとなり、封印ネジが取り外されることが防止される。
【0007】
また、本発明に係る遊技機は、封印ネジの雄ネジ部が雌ネジ部に対し所定位置までねじ込まれて前記雄ネジ部の先端部が前記雌ネジ部を通過して所定長さだけ突出した状態において、前記雄ネジ部と雌ネジ部との螺合部分に対応するネジ潰れ部分の長さ寸法は、ネジピッチ寸法の1〜3倍程度に設定されている。
したがって、雄ネジ部と雌ネジ部との螺合部分を潰すのに要する封印ネジの締め付け力が過大となる不具合を防止することができる。
言い換えると、比較的小さい締め付け力によって雄ネジ部と雌ネジ部との螺合部分を潰すことができ、締め付け作業(ネジの潰し作業)が容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1を図面にしたがって説明する。なお、説明の便宜上、遊技機の遊技者側を前、反対側を後という。
遊技機を後方から視た斜視図で表した図1において、遊技機1は、外枠体2、前枠体5及び遊技ユニット20を備えている。
外枠体2は、ほぼ矩形枠状に形成され、その前側にはヒンジ手段3によって前枠体5が開閉可能に設けられている。この前枠体5は、ほぼ額縁状に形成されており、その後面側には、ほぼ矩形枠状の装着枠10が設けられている。この装着枠10には、その後側から遊技ユニット20が取外し可能に嵌込まれた後、裏セット部材12によって固定されている。
裏セット部材12は、その一側において装着枠10の後側にヒンジ機構(図示しない)によって開閉可能に設けられ、所定数の留め具11によって閉じ状態に保持される。この裏セット部材12の略中央部には、遊技ユニット20の裏カバー体31を後方に向けて突出させるための開口窓が形成されている。また、裏セット部材12後側の上部には、球タンク15とタンクレール16とがそれぞれ設けられ、裏セット部材12後側の片側寄りには、タンクレール16に通じる球払出装置17が設けられている。
【0009】
遊技ユニット20は、その前側に遊技盤(図示しない)を備え、その遊技盤の前側面には、図示しないが、球案内レール、遊技構成部材としての各種の入賞装置、役物装置、図柄表示装置、アタッカ装置、ゲート口、風車器、誘導釘等が配設されている。また、遊技ユニット20の後側には、裏カバー体31が設けられている。裏カバー体31の後側には、主基板ボックス装置40と副基板ボックス装置100とがビス、クリップ、留め具等の取付手段によってそれぞれ着脱可能に装着されている。
【0010】
図1と図2に示すように、主基板ボックス装置40は、遊技盤の入賞装置、役物装置、図柄表示装置、アタッカ装置等を作動制御するための回路基板としての制御基板41(主制御基板と呼ばれることもある)と、その制御基板41を収納する基板ボックス42と、を主体として構成されている。
また、副基板ボックス装置100は、装飾用ランプ、表示用ランプを点滅制御するためのランプ制御基板(図示しない)、スピーカ等を作動制御するための音制御基板(図示しない)と、これら制御基板を収納する基板ボックス102と、を主体として構成されている。
【0011】
さて、主基板ボックス装置40(この発明の基板ボックス装置に相当する)の基板ボックス42は、ベース体50と、そのベース体50にヒンジ手段(図示しない)によって開閉可能に設けられたカバー体60とを備えて略薄型のボックス状に形成されている。ベース体50とカバー体60は、共に合成樹脂成形品によってそれぞれ形成されている。これらベース体50とカバー体60との間には、そのベース体50に対しカバー体60を閉じた状態に封印するために、左右それぞれに複数回数分、例えば、4回分に対応する個数(すなわち4個)の封印部70がそれぞれ設けられている。
【0012】
図3と図4に示すように、ベース体50とカバー体60との間に設けられた各封印部70は、対をなす封印用結合部52、62、封印ネジ80、及びナット部材90を備えて構成されている。
すなわち、ベース体50とカバー体60との相互には、ニッパ、カッター等の切断具によって切断可能な開封用連結部51、61を介して封印用結合部52、62がそれぞれ一体状に延出されている。そして、ベース体50の封印用結合部52は、その略中央部に凹部53を有して有底筒状に形成され、その凹部53の開口部近傍には雌ネジ部92を有するナット部材90がインサート成形によって埋め込み状に設けられかつ回り止めされて固着されている。
一方、カバー体60の封印用結合部62は、ベース体50の封印用結合部52のナット部材90に対し略同一中心線上に重ね合わされる座部64と、その座部64の周縁部から一体状に突出されかつ封印ネジ80の頭部81が挿通可能な孔径をもつ筒部63とを有している。また、座部64の中心部には封印ネジ80の雄ネジ部83が挿通される挿通孔65が貫設されている。
そして、カバー体60の封印用結合部62の挿通孔65を通してベース体50の封印用結合部62のナット部材90の雌ネジ部92に封印ネジ80がねじ込まれることで、ベース体50に対しカバー体60が閉じ状態で封印されるようになっている。なお、ベース体50とカバー体60との間の左右にそれぞれ設けられた複数(4個)の各封印部70の近傍、例えば、カバー体60の封印用結合部62の筒部63外周面には、封印順位を示す数字等がそれぞれ表示されている。
【0013】
図4に示すように、封印ネジ80は、頭部81と軸部82とを一体に有している。さらに、封印ネジ80の軸部82は、その根元部側の首部84が小径に形成され、先端部側には首部84よりも大径でかつ頭部81よりも小径の雄ネジ部83が形成されている。
また、封印ネジ80の頭部81には、ドライバー等の締付工具による同封印ネジ80の締め付け方向へはトルク伝達可能で反対方向には逃がす締付溝81aが形成されている。
また、図6に示すように、封印ネジ80の雄ネジ部83がナット部材90の雌ネジ部92に対し所定位置(頭部81が座部64に当接する位置)までねじ込まれたときには、雄ネジ部83の先端部がナット部材90の雌ネジ部92を通過して所定長さだけ突出するとともに、首部84の一部が雌ネジ部92内に挿入されるように、雄ネジ部83と雌ネジ部92との長さ寸法が適宜に設定されている。
【0014】
また、封印ネジ80の雄ネジ部83とナット部材90の雌ネジ部92とのうち、少なくとも一方のネジ部が所定値以上の締め付け力によって潰れる構成にしてある。
この実施の形態1において、封印ネジ80は、硬い材料、例えば鋼製(鉄製、ステンレス製等)であり、その封印ネジ80の雄ネジ部83が潰れ難く形成されている。また、ナット部材90は、封印ネジ80の雌ネジ部92よりも軟らかくかつ粘りのある材料、例えば真鍮製であり、その雌ネジ部92は、潰れ易く形成されている。
また、この実施の形態1において、図6に示すように、封印ネジ80の雄ネジ部83がナット部材90の雌ネジ部92に対し所定位置(頭部81が座部64に当接する位置)までねじ込まれた状態において、雄ネジ部83と雌ネジ部92との螺合部分の長さ寸法はネジピッチ寸法の1〜3倍程度に設定されている。
【0015】
この実施の形態1に係る遊技機は上述したように構成される。したがって、基板ボックス42のベース体50に対しカバー体60を閉じ状態で封印する場合、予め、ベース体50に制御基板41がビス等によって固定され、その後、ベース体50に対しカバー体60が閉じられる。
ベース体50に対しカバー体60が閉じられると、ベース体50の封印用結合部52上にカバー体60の封印用結合部62が重ね合わされる。この状態において、封印順位が1番目の封印部70を構成しているカバー体60の封印用結合部62の筒部63内に封印ネジ80が挿入され、その封印ネジ80の雄ネジ部83が封印用結合部62の座部64の挿通孔65に挿通される(図5参照)。
そして、ドライバー等の締付工具の先端部が封印ネジ80の頭部81の締付溝81aに差し込まれた状態で封印ネジ80が締め付け方向に回転されることで、封印ネジ80の雄ネジ部83がベース体50の封印用結合部62の雌ネジ部92にねじ込まれる。
【0016】
図6に示すように、封印ネジ80の頭部81が座部64に当接する所定位置まで雄ネジ部83が雌ネジ部92にねじ込まれた状態において、封印ネジ80の首部84の一部が雌ネジ部92内に挿入されて、雄ネジ部83と、雌ネジ部92とが相互に螺合される。
引き続いて、封印ネジ80が所定値以上の締め付け力によって締め付けられることで、雄ネジ部83と、雌ネジ部92との螺合部分が潰される。これによって、ベース体50とカバー体60とが相互の封印用結合部52、62において封印ネジ80を介して閉じ状態で封印される(図7参照)。
【0017】
この実施の形態1において、封印ネジ80は、硬い材料、例えば鋼製(鉄製、ステンレス製等)であり、その封印ネジ80の雄ネジ部83が潰れ難く形成されている。また、ナット部材90は、封印ネジ80の雌ネジ部92よりも軟らかくかつ粘りのある材料、例えば真鍮製であり、その雌ネジ部92は、潰れ易く形成されている。このため、封印ネジ80が所定値以上の締め付け力によって締め付けられることで、硬い材料の雄ネジ部83によって、軟らかくかつ粘りのある材料の雌ネジ部92が潰される。これによって、図7に示すように、封印ネジ80の首部84と雄ネジ部83との境界部近傍やあるいは雌ネジ部92の端部(図7に向かって下端部)に雌ネジ部92のネジ山部分の潰れによる盛り上がり部75が発生する。
したがって、ドライバー等の締付工具の先端部が封印ネジ80の頭部81の締付溝81aに差し込まれ、接着剤によって接着された状態で、封印ネジ80が締め付け方向とは反対方向(緩めて外す方向)に持ち上げながら回転された場合においても、封印ネジ80が螺退されることなく定位置で回転されることとなる。この結果、封印ネジ80が取り外されることが防止され、ひいては、ベース体50に対しカバー体60が不測に開かれ不正行為が行われる不具合が防止される。
【0018】
また、この実施の形態1において、図6に示すように、封印ネジ80の頭部81が座部64に当接する所定位置まで雄ネジ部83がナット部材90の雌ネジ部92にねじ込まれた状態において、雄ネジ部83と雌ネジ部92との螺合部分(ネジ潰れ部分)の長さ寸法はネジピッチ寸法の1〜3倍程度に設定されている。このため、雄ネジ部83と雌ネジ部92との螺合部分を潰すのに要する封印ネジ80の締め付け力が過大となる不具合を防止することができる。言い換えると、比較的小さい締め付け力によって雄ネジ部83と雌ネジ部92との螺合部分を潰すことができ、締め付け作業(ネジの潰し作業)を容易にかつ確実に行うことができる。
【0019】
また、第1の基板ボックス装置40の制御基板41の保守・点検等に際し、基板ボックス42の封印順位が1番目の封印部70を開封する場合、その1番目の封印部70の開封用連結部51、61がニッパ、カッター等の切断具によって切断されることで開封される。この状態でベース体50に対しカバー体60が開かれ、制御基板41の保守・点検作業が行われる。
その後、ベース体50に対しカバー体60が閉じられ、封印順位が2番目の封印部70が用いられ、前記と同様にして、ベース体50とカバー体60とが相互の封印用結合部52、62において封印ネジ80を介して閉じ状態で封印される。
【0020】
(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2を図8と図9にしたがって説明すると、この実施の形態2おいては、カバー体60の封印用結合部62の座部64と、封印ネジ80の頭部81との間にリング状の座板95を介在させたものである。
座板95は、軸方向に弾性変形(弾性圧縮)可能なバネ座金、ゴム等の弾性体より形成されている。
この実施の形態2のその他の部分は、前記実施の形態1と同様にして構成されるため、同一構成部分に同一符号を付記してその説明は省略する。
したがって、この実施の形態2においても、図9に示すように、封印ネジ80が所定値以上の締め付け力によって締め付けられ、雄ネジ部83と、雌ネジ部92との螺合部分が潰されることで、ベース体50とカバー体60とが相互の封印用結合部52、62において封印ネジ80を介して閉じ状態で封印される。
特に、この実施の形態2においては、封印ネジ80が所定値以上の締め付け力によって締め付けられる際、リング状の座板95が弾性的に圧縮される。そして、座板95の弾性圧縮による弾発力によって封印ネジ80の軸方向の不測のガタツキが防止され、ベース体50に対しカバー体60が閉じ状態に保持される。
【0021】
なお、この発明は前記実施の形態1及び2に限定されるものではない。
例えば、前記実施の形態1及び2においては、封印ネジ80が、硬い材料、例えば鋼製(鉄製、ステンレス製等)であり、その封印ネジ80の雄ネジ部83が潰れ難く形成される一方、ナット部材90は、封印ネジ80の雌ネジ部92よりも軟らかくかつ粘りのある材料、例えば真鍮製であり、その雌ネジ部92は、潰れ易く形成される場合を例示したが、封印ネジ80の雄ネジ部83の部分を焼き入れ等によって一層硬く潰れ難く形成することも可能である。
【0022】
また、前記実施の形態1及び2においては、封印ネジ80の頭部81の締付溝81aが、ドライバー等の締付工具による同封印ネジ80の締め付け方向へはトルク伝達可能で反対方向には逃がすように形成されているワンウエーネジで場合を例示したが、封印ネジ80の頭部81の締付溝がマイナスドライバーやプラスドライバーに対応するマイナス溝状あるいはプラス溝状に形成された通常のネジを用いることも可能である。
また、前記実施の形態1及び2においては、基板ボックス装置が、主基板ボックス装置40である場合を例示したが、副基板ボックス装置100である場合においても採用することができ、その他の基板ボックス装置、例えば、枠制御用基板ボックス装置等である場合においても採用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、封印ネジが不測に取り外される不具合を防止することができ、ベース体に対しカバー体が不測に開かれ、不正行為が行われる不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る遊技機を後方から視た斜視図である。
【図2】同じく基板ボックスを示す正面図である。
【図3】同じく基板ボックスの封印部を拡大して示す正面図である。
【図4】同じく基板ボックスのベース体に対しカバー体を閉じる前の状態を示す断面図である。
【図5】同じく基板ボックスのベース体に対しカバー体を閉じ状態でかつ封印部を封印する前の状態を示す断面図である。
【図6】同じく基板ボックスの封印用結合部に封印ネジを所定位置までねじ込んだ状態を状態を示す断面図である。
【図7】同じく封印ネジの雄ネジ部と雌ネジ部との螺合部分が潰された封印状態を拡大して示す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態2の封印前の状態を示す断面図である。
【図9】同じく封印ネジの雄ネジ部と雌ネジ部との螺合部分が潰されて封印された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 …遊技機
40…主基板ボックス装置(基板ボックス装置)
42…基板ボックス
50…ベース体
52…封印用結合部
53…凹部
60…カバー体
62…封印用結合部
64…座部
65…挿通孔
80…封印ネジ
81…頭部
82…軸部
83…雄ネジ部
84…首部
92…雌ネジ部
Claims (1)
- ベース体とカバー体をボックス形に組み合わせて構成される回路基板収納用の基板ボックスと、
前記ベース体とカバー体のそれぞれに設けられる封印用結合部と、
該封印用結合部同士を結合して前記ベース体とカバー体を閉じた状態に封印する封印ネジと、を有する基板ボックス装置を備えた遊技機であって、
前記ベース体の封印用結合部は、カバー体側に開口する有底筒状の凹部を有すると共にその凹部の開口部から深さの途中までの部位に雌ネジ部を形成してなり、
前記カバー体の封印用結合部は、前記ベース体の封印用結合部に対し前記凹部の開口部側に当接すると共に該凹部の前記雌ネジ部に連通する挿通孔を設けてなる座部を有し、
前記封印ネジは、頭部と一体の軸部を有し、その軸部の頭部側を棒状の首部にすると共に先端側を該首部より大径で尚且つ前記雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部とし、さらに前記首部の長さを、前記頭部が前記カバー体の封印用結合部の座部に当接した位置で、該首部の一部が前記雌ネジ部に入ると共に前記雄ネジ部の先が雌ネジ部から突出し尚且つ前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との螺合部分の長さがネジピッチの1〜3倍になるように設定してなり、
前記凹部の雌ネジ部を前記封印ネジの雄ネジ部に比べて柔らかく且つ粘りのある材料で潰れ易く形成し、そうして封印ネジの頭部が前記カバー体の封印用結合部の座部に当接した状態からさらに封印ネジを締付回転方向に且つ前記雌ネジ部のネジ山が潰れ得る所定値以上の締め付け力で回転させることによって、螺合部位の前記雌ネジ部のネジ山が潰れ得るようにしたことを特徴とする遊技機。
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