JP4337962B2 - 柱梁接合金物及び柱梁接合構造 - Google Patents

柱梁接合金物及び柱梁接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4337962B2
JP4337962B2 JP2000061540A JP2000061540A JP4337962B2 JP 4337962 B2 JP4337962 B2 JP 4337962B2 JP 2000061540 A JP2000061540 A JP 2000061540A JP 2000061540 A JP2000061540 A JP 2000061540A JP 4337962 B2 JP4337962 B2 JP 4337962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
joint
joined
hardware
joint hardware
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000061540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001248234A (ja
Inventor
力 飯星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Construction Materials Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Construction Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Construction Materials Corp filed Critical Asahi Kasei Construction Materials Corp
Priority to JP2000061540A priority Critical patent/JP4337962B2/ja
Publication of JP2001248234A publication Critical patent/JP2001248234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4337962B2 publication Critical patent/JP4337962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄骨建物構造物の角形断面鋼管の柱とH形鋼等の鉄骨梁との接合部に用いられる柱梁接合金物及びこれにより接合された柱梁接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄骨建物構造物の角形断面管の柱とH形鋼等の鉄骨梁との接合部では梁からの力を柱に効率良く伝達するために梁が取り付けられる部分を補強するのが一般である。
【0003】
例えば、従来の柱鉄骨と梁鉄骨との接合部の一例としては、図に示すように、H形鋼からなる梁101のフランジ101a位置に補強材として平板からなるダイアフラム102が角形断面管の柱103を貫通して溶接されるか、柱103の内部或いは柱103の外周部に溶接されて補強される。図に示すように左右の梁101のフランジ101aに段差が生じる場合には、夫々のフランジ101aの位置にダイアフラム102が設けられていた(第1従来例)。
【0004】
また、図に示すように、角形断面管の柱103の外径と略等しく、柱103よりも肉厚で、接合される梁101の梁成(梁101の図(b)の上下方向の高さ寸法)よりも長い寸法を有して形成された接合金物104を用いて梁101と柱103とを溶接接合したものがあり、図(a)に示すように、梁101の水平方向の幅(図(a)の上下方向の幅)が柱成となる柱103の水平方向の幅(図(a)の上下方向の幅)よりも小さい場合には、梁101の接合金物104に接続される側のフランジ101aに幅広の水平ハンチ101bを設けて溶接接合することで梁101からの力を柱103に円滑に伝達出来るようにしている(第2従来例)。
【0005】
また、図に示す特開平8-135017号公報には、角形断面管の柱と梁101とを接合する接合部材105が筒体106と、該筒体106の対向する2辺を支持する対辺プレート107と、筒体106の角部を挟む2辺を支持する隣辺プレート108とを鋳鋼で一体成型したものが提案されている(第3従来例)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の図に示した第1従来例では、溶接工数が多く、手間がかかるため接合作業に時間を要し、工期が延びて高コストになる上、接合部の品質がばらつく虞があった。この傾向は図に示すように梁101のフランジ101aの取り付く位置が異なる場合にはダイアフラム102の数が増えるため顕著となる。
【0007】
また、ダイアフラム102が柱103の表面から突出する場合や、柱103が側面を溶接接合した角形断面管の場合には管表面に溶接部が盛り上がるため、接合の際にこれ等を避けるためのスカラップ(切り欠き)を梁101の端部に形成して溶接する必要があるため梁101端部の複雑な加工が必要であった。
【0008】
に示した第2従来例では、前記第1従来例のようにダイアフラム102を設けることによる複雑な加工が必要なく、梁101のフランジ101aに段差がある場合にも対応出来るので梁101の梁成の変更や梁101の取付位置の変更が容易であるが、梁101の水平方向の幅が柱成(柱103の水平方向の幅)よりも小さい場合(例えば、80%以下)や、更に柱103に対して梁101が偏芯して取り付く場合には、接合金物104のフランジ104aに面外曲げ応力がかかるため接合部の剛性や耐力が著しく低下するという問題があった。
【0009】
また、接合金物104に接続される側の梁101のフランジ101aに該接合金物104の隅角部外周面に亘って溶接接合される水平ハンチ101bを設けた場合には、剛性や耐力が低下することは無いが梁101の加工が複雑になる上、梁101と接合金物104との溶接量が増えるため鉄骨全体の溶接接合作業に時間がかかり高コストになっていた。
【0010】
に示した第3従来例も前記第2従来例と同様に前述した第1従来例のようにダイアフラム102を設けることによる複雑な加工が必要なく、梁101のフランジ101aに段差がある場合にも対応出来るので梁101の梁成の変更や梁101の取付位置の変更が容易であるが、梁101からの力に対して対辺プレート107に歪みが集中することにより早期に降伏状態に至り、局部変形を生じるという問題があった。
【0011】
また、隣辺プレート108は、梁101からの力に対して曲げ変形を生じ易いため、梁101からの力を柱103に効率良く伝達することが出来ないという問題があった。また、筒体106の内部に対辺プレート107や隣辺プレート108を形成した複雑な形状であるので鋳造時に欠陥が生じ易く、接合部材105の部位間で強度のばらつきが大きくなってしまうという問題がある。
【0012】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、溶接加工が少なく、信頼性の高い柱梁接合金物及びこれを用いた柱梁接合構造を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る柱梁接合金物は、建物の柱と梁とを接合する柱梁接合金物であって、接合される角形断面管の柱の外径と略同一の外径を有し、該柱の板厚以上の板厚を有する角形断面管の内部隅角部の4箇所全部に、接合される梁の梁成よりも長い範囲に亘って形成された厚肉部が一体的に鋳造成形され、該厚肉部の該柱梁接合金物の管辺に対する傾斜角度は45度であり、該厚肉部の寸法Lは、該柱梁接合金物の外形寸法D、接合される梁の水平方向の幅Bに対して、D−B≦L≦D−B+B/4=D−3B/4………(1)かつ、L≦D/2………(2)の条件を満足することを特徴とする。
【0014】
柱梁接合金物は、例えば、角形断面管の柱の板厚の1倍から2倍の板厚を有する厚肉管で、その内部隅角部に管辺に対して45度程度の傾斜面を有する厚肉部が該柱梁接合金物に接合される梁の梁成(梁の上下方向の高さ寸法)よりも長い範囲に亘って形成され、これ等を鋳鋼やダクタイル鋳鉄等により一体的に鋳造成型して構成される。
【0015】
上記構成によれば、柱梁接合金物に接合された梁の水平方向の梁幅が柱成(柱の水平方向の幅寸法)よりも小さい場合や、梁と柱が偏芯して取り付く場合でも内部隅角部に形成された厚肉部により柱梁接合金物の接合部フランジの面外曲げ応力を低減することが出来、接合部の剛性や耐力の低下を防止することが出来る。
【0016】
また、柱梁接合金物の構造は、局部的に歪みが集中して早期に降伏に達することがなく局部変形を生じる部分がない。また、内部隅角部に形成された厚肉部は梁からの力に対して曲げ変形が殆ど生じないため座屈により急激に耐力が低下することもなく梁からの力を柱に効率良く伝達することが出来る。
【0017】
また、簡単な形状であるので鋳造型枠等の構造が簡単であり、鋳造作業が容易で短時間で出来、製造コストを抑えることが出来る。また、鋳造製造時に欠陥が生じにくく、柱梁接合金物の部位間で強度のばらつきが少ない。
【0018】
また、鋳造により成形することで柱梁接合金物の表面を平坦に出来、梁の端部にスカラップ(切り欠き)を形成せず、力学的性能に優れたノンスカラップ溶接が容易に行える。
【0019】
また、柱梁接合金物と柱との溶接接合時に柱梁接合金物と柱内面との段差部に当て板金を設置することが出来、柱梁接合金物と柱との溶接接合が容易で且つ確実に出来る。
【0020】
また、柱梁接合金物の角形断面管の内部隅角部に、接合される梁の梁成よりも長い範囲に亘って厚肉部が形成されたことで、梁のフランジに段差がある場合でも容易に対応出来、該厚肉部が形成された範囲内であれば梁のフランジ位置を複数段階に配置することが出来る。
【0021】
また、本発明に係る柱梁接合構造は、前述の柱梁接合金物を有し、前記柱梁接合金物の端部に角形断面管の柱が溶接接合され、該柱梁接合金物の側面部で内部隅角部に形成された厚肉部を含む範囲に鉄骨梁が溶接接合されたことを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、前述の柱梁接合金物を用いて溶接加工が少なく、柱と梁とを容易に接合することが出来、梁からの力を効率良く柱に伝達することが出来、信頼性の高い柱梁接合構造を提供することが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る柱梁接合金物及びこれを用いた柱梁接合構造の一実施形態を具体的に説明する。図1(a)は本発明に係る柱梁接合金物及びこれを用いた柱梁接合構造の第1実施形態を示す横断面説明図、図1(b)は図1(a)のA−A縦断面説明図である。
【0024】
図1において、鉄骨建物構造物の角形断面管からなる柱1と、H形鋼からなる梁2とを溶接により接合する角形断面管からなる柱梁接合金物3は、柱1の外径と略同一の外径を有し、柱1の板厚t以上の板厚tを有している。
【0025】
柱梁接合金物3の板厚tは、柱1の板厚tの1倍以上、2倍以下であることが好ましく、更に好ましくは1.3倍以上、1.8倍以下である。これにより接続される梁2の剪断耐力と柱梁接合金物3の耐力のバランスが良い。
【0026】
柱1は角形断面管であれば良く、ロール成形柱、プレス成形柱、或いは組立溶接柱であっても良い。また、中空内部にコンクリートを充填したコンクリート充填鋼管柱を使用して高強度化と耐火性向上を図ったものでも良い。また、梁2はH形鋼であり、プレス成形梁或いは組立溶接梁であっても良い。尚、梁2はH形鋼以外の鋼材であっても良い。
【0027】
柱梁接合金物3の内部で4箇所の隅角部には、接合される梁2の梁成(梁2の図1(b)の上下方向の高さ寸法)よりも長い範囲に亘って、該柱梁接合金物3の管辺に対して45度程度の傾斜面を有して形成された厚肉部3aが設けられている
【0028】
柱梁接合金物3は鋳鋼やダクタイル鋳鉄等を鋳造成型することにより角形断面管と、その内部の4箇所の隅角部に設けられる厚肉部3aとが一体的に成形される。
【0029】
厚肉部3aは柱梁接合金物3の全長に亘って設けられることが望ましく、これによって柱梁接合金物3の形状が簡単で鋳造成型が容易である。また、厚肉部3aの範囲内であればどの位置に梁2が溶接接合されても良いので、梁2の梁成を変更したり、梁2の取付位置や取付方向を変更することが容易である。
【0030】
また、厚肉部3aが柱梁接合金物3の内部で4箇所全部の隅角部に設けられたことにより、鉄骨建物構造物において、柱1の設置位置が、梁2が直交する2方向に接合される隅柱、梁2が180度反対方向に接合される側柱、梁2が直交する4方向に接合される中柱のいずれの柱として使用されても共通の柱梁接合金物3を利用して各方向に伸びる梁2を溶接接合することが出来る。
【0031】
厚肉部3aは、図1(a)に示す柱梁接合金物3の側面部3bの表面から角形断面管の板厚に延長された厚肉部3aの寸法Lが、該柱梁接合金物3の外径寸法D、梁2の水平方向の幅Bに対して以下の(1)(2)式の条件を満足するように設定することで、力学的に効率良く補剛することが出来る。
【0032】
[数1]
D−B≦L≦D−B+B/4=D−3B/4………(1)
L≦D/2………(2)
【0033】
ここで、例えば、柱1の外径寸法Dを250mm、梁2の幅Bを200mmとすると、上記(1)(2)式から寸法Lは以下の範囲となる。
【0034】
[数2]
50mm≦L≦100mm………(1)
L≦125mm………(2)
【0035】
従って、この場合には、柱梁接合金物3の側面部3bの表面から角形断面管の板厚に延長された厚肉部3aの寸法Lは50mm以上で100mm以下であることが望ましい。
【0036】
そして、図1に示すように、柱梁接合金物3の上下両端部に角形断面管の柱1が溶接接合され、柱梁接合金物3の側面部3bで内部隅角部に形成された厚肉部3aを含む範囲に所定の方向で所定の位置に鉄骨梁2が溶接接合される。
【0037】
上記構成によれば、図に示した第1従来例のようにダイアフラム102を設ける必要がないので、溶接箇所を低減出来、作業性が良く、工期の短縮を図ることが出来、信頼性も高い。
【0038】
また、柱梁接合金物3の内部にダイアフラム102を設けないために柱梁接合金物3の内部に大きな空間を確保出来、柱梁接合金物3の内部に補強用セメント等を容易に充填することが出来る。
【0039】
また、柱梁接合金物3と柱1との溶接接合時に柱梁接合金物3と柱1内面との段差部に当て板金を設置することが出来、柱梁接合金物3と柱1との溶接接合が容易で且つ確実に出来る。
【0040】
また、柱梁接合金物3に接合された梁2の水平方向の梁幅が柱1の柱成(柱1の水平方向の幅寸法)よりも小さい場合や、更に梁2と柱1が偏芯して取り付く場合でも内部隅角部に形成された厚肉部3aにより柱梁接合金物3の接合部フランジ3cの面外曲げ応力を低減することが出来、接合部の剛性や耐力の低下を防止することが出来る。
【0041】
また、厚肉管の内部隅角部に形成された厚肉部3aを有する柱梁接合金物3の構造は、局部的に歪みが集中して早期に降伏に達することがなく局部変形を生じない。また、梁2からの力に対して曲げ変形が殆ど生じないため座屈により急激に耐力が低下することがなく梁2からの力を柱1に効率良く伝達することが出来る。
【0042】
また、柱梁接合金物3が簡単な形状であるので鋳造型枠等の構造が簡単であり、鋳造作業が容易で短時間で出来る。また、鋳造時に欠陥が生じにくく、柱梁接合金物3の部位間で強度のばらつきが少ない。
【0043】
また、鋳造により成形することで柱梁接合金物3の表面を平坦に出来、力学的性能に優れたノンスカラップ溶接が容易に出来る。尚、必要に応じて梁2の端部にスカラップを設けて溶接することでも良い。
【0044】
また、柱梁接合金物3は鋼板をロール加工やプレス加工して製作するのとは異なり、隅角部外周の曲率半径を、例えば、5mm〜10mm程度に小さく出来るので、柱梁接合金物3の側面部3bの表面と、梁2のフランジ2aの側面2bとの段差を小さくすることが出来る。
【0045】
また、角形断面管の内部隅角部に、接合される梁2の梁成よりも長い範囲に亘って厚肉部3aが形成されたことで、梁2のフランジ2aに段差がある場合でも容易に対応出来、該厚肉部3aが形成された範囲内であれば梁2のフランジ2aの位置を複数段階に配置することが出来る。
【0046】
これにより、段差が異なる梁2が複数接合される場合や、梁幅が柱1の柱成に対して小さい場合や、柱1と梁2とが偏芯した場合に共通の柱梁接合金物3で対応出来るので柱梁接合金物3を大量生産することが出来、製造コストや部品管理コストを低減することが出来る。
【0047】
また、図に示した第2従来例のように、水平ハンチ101bを設ける場合と比較して梁2のフランジ2aの特殊な加工が必要でなく、溶接量が低減出来るので品質のばらつきを抑えることが出来、信頼性が高く梁2の加工時間を短縮することが出来る。
【0048】
また、図に示した第3従来例のように、柱梁接合金物3の内部に対辺プレート107等を設けないため局部的に歪みが集中し、早期に降伏に達することがなく、局部変形を生じる虞が無い。
【0049】
また、柱梁接合金物3の内部隅角部に設けた厚肉部3aは図に示した第3従来例の隣辺プレート108のように梁2からの力に対して曲げ変形が殆ど生じないため座屈により急激に耐力が低下することがなく、梁2から柱1へ効率良く力を伝達することが出来る。
【0050】
これにより、柱梁接合金物3を用いて溶接加工が少なく、柱1と梁2とを容易に溶接接合することが出来、梁2からの力を効率良く柱1に伝達することが出来、信頼性の高い柱梁接合構造を提供することが出来る。
【0051】
尚、鉄骨建物構造物において、全部の柱1と梁2の接合部に柱梁接合金物3を用いても良いし、一部の柱1と梁2の接合部に柱梁接合金物3を用いて構成しても良い。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、溶接加工が少なく、信頼性の高い柱梁接合金物及びこれを用いた柱梁接合構造を提供することが出来る。
【0053】
即ち、柱梁接合金物に接合された梁の水平方向の梁幅が柱成(柱の水平方向の幅寸法)よりも小さい場合や、更に梁と柱が偏芯して取り付く場合でも内部隅角部に形成された厚肉部により柱梁接合金物の接合部フランジの面外曲げ応力を低減することが出来、接合部の剛性や耐力の低下を防止することが出来る。
【0054】
また、厚肉管とその内部隅角部に形成された厚肉部により構成される柱梁接合金物は、局部的に歪みが集中して早期に降伏に達することがなく局部変形を生じない。また、柱梁接合金物の内部隅角部に形成された厚肉部は梁からの力に対して曲げ変形が殆ど生じないため座屈により急激に耐力が低下することがなく梁からの力を柱に効率良く伝達することが出来る。
【0055】
また、簡単な形状であるので鋳造型枠等の構造が簡単であり、鋳造作業が容易で短時間で出来る。また、鋳造製造時に欠陥が生じにくく、柱梁接合金物の部位間で強度のばらつきが少ない。
【0056】
また、鋳造により成形することで柱梁接合金物の表面を平坦に出来、梁の端部にスカラップ(切り欠き)を形成する等の加工が必要でない。
【0057】
また、柱梁接合金物と柱との溶接接合時に柱梁接合金物と柱内面との段差部に当て板金を設置することが出来、柱梁接合金物と柱との溶接接合が容易で且つ確実に出来る。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る柱梁接合金物及びこれを用いた柱梁接合構造の第1実施形態を示す横断面説明図、(b)は図1(a)のA−A縦断面説明図である。
【図】 第1従来例を説明する図である。
【図】 第2従来例を説明する図である。
【図】 第3従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…柱
2…梁
2a…フランジ
2b…側面
3…柱梁接合金物
3a…厚肉部
3b…側面部
3c…接合部フランジ

Claims (2)

  1. 建物の柱と梁とを接合する柱梁接合金物であって、
    接合される角形断面管の柱の外径と略同一の外径を有し、該柱の板厚以上の板厚を有する角形断面管の内部隅角部の4箇所全部に、接合される梁の梁成よりも長い範囲に亘って形成された厚肉部が一体的に鋳造成形され、該厚肉部の該柱梁接合金物の管辺に対する傾斜角度は45度であり、該厚肉部の寸法Lは、該柱梁接合金物の外形寸法D、接合される梁の水平方向の幅Bに対して
    D−B≦L≦D−B+B/4=D−3B/4………(1)
    かつ、
    L≦D/2………(2)
    の条件を満足することを特徴とする柱梁接合金物。
  2. 請求項1に記載の柱梁接合金物を有し、前記柱梁接合金物の端部に角形断面管の柱が溶接接合され、該柱梁接合金物の側面部で内部隅角部に形成された厚肉部を含む範囲に鉄骨梁が溶接接合されたことを特徴とする柱梁接合構造。
JP2000061540A 2000-03-07 2000-03-07 柱梁接合金物及び柱梁接合構造 Expired - Lifetime JP4337962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061540A JP4337962B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 柱梁接合金物及び柱梁接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061540A JP4337962B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 柱梁接合金物及び柱梁接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001248234A JP2001248234A (ja) 2001-09-14
JP4337962B2 true JP4337962B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=18581667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000061540A Expired - Lifetime JP4337962B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 柱梁接合金物及び柱梁接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4337962B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5542307B2 (ja) * 2008-02-29 2014-07-09 旭化成建材株式会社 柱梁接合構造
JP5038203B2 (ja) * 2008-03-26 2012-10-03 株式会社Ihiインフラシステム 既設構造物の補強構造及び補強方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001248234A (ja) 2001-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101298476B1 (ko) 강콘크리트 기둥
KR102001041B1 (ko) Cft사각기둥의 철골보 접합구조
JP4337962B2 (ja) 柱梁接合金物及び柱梁接合構造
JP2001123534A (ja) プレキャスト合成梁の構造
JP2886467B2 (ja) 閉鎖型断面の鉄骨柱と鉄骨梁の仕口構造
KR101017800B1 (ko) 십자형 보강판을 이용한 냉간성형 각형강관 기둥의 강재보 접합부 구조
JPH0813691A (ja) 角形鋼管柱
JP2001329613A (ja) 柱梁接合構造
JPH0723455Y2 (ja) 鋼管コンクリート柱
KR102037633B1 (ko) W형 합성보를 이용한 기둥 보 접합부 구조
JP4526158B2 (ja) 柱梁接合金物及び柱梁接合構造
JP3215633U (ja) ブレース取付構造
JP2962138B2 (ja) 異形柱接合金物
JP2719543B2 (ja) 柱梁接合部
JP3327184B2 (ja) 鋼管構造または充填型鋼管コンクリート構造の柱とsrc構造のはりとの柱・はり接合部
JP2003082761A (ja) 柱梁接合金物及び柱梁接合構造
JP3232594U (ja) 接合構造
JPH08302899A (ja) 角形鋼管柱の柱梁仕口部及びその製造方法
KR100643356B1 (ko) 성형보 및 이를 이용한 바닥 시스템
JP2003082760A (ja) 柱梁接合金物及び柱梁接合構造
JP7047856B2 (ja) 四面溶接箱形断面柱の組立方法、スキンプレート部材、四面溶接箱形断面柱、およびコンクリート充填鋼管柱
JP3389910B2 (ja) 柱梁接合部
JP2000248685A (ja) 鉄骨構造物の梁部材
KR102158021B1 (ko) 사각단면 강재 기둥과 합성거더의 접합 구조
JPH09291592A (ja) 柱梁ブレース接続金物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4337962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term