JP3389910B2 - 柱梁接合部 - Google Patents

柱梁接合部

Info

Publication number
JP3389910B2
JP3389910B2 JP2000024030A JP2000024030A JP3389910B2 JP 3389910 B2 JP3389910 B2 JP 3389910B2 JP 2000024030 A JP2000024030 A JP 2000024030A JP 2000024030 A JP2000024030 A JP 2000024030A JP 3389910 B2 JP3389910 B2 JP 3389910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
column
web
joint
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000024030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001214514A (ja
Inventor
聡 北岡
悦三 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2000024030A priority Critical patent/JP3389910B2/ja
Publication of JP2001214514A publication Critical patent/JP2001214514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389910B2 publication Critical patent/JP3389910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、鉄骨造(S造)
や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の柱梁接合部の
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート造の
柱を構成する柱鋼材としてH形鋼を用いる場合におい
て、広く一般的に用いられている柱鉄骨と鉄骨梁の接合
構造を、図3(鉄骨造の場合)および図4(鉄骨鉄筋コ
ンクリート造の場合)に例示する。
【0003】従来、鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート
造の柱を構成する柱鋼材としてH形鋼を用いる場合、柱
鉄骨1の強軸方向に鉄骨梁2を溶接してなる柱梁接合部
では、鉄骨梁2のフランジ2aから作用する応力に対し
て、柱鉄骨1のウェブ1bの局部耐力が不足することか
ら、鉄骨梁2から柱鉄骨1への応力伝達が十分に行われ
るように、鉄骨梁2のフランジ2aが接合される位置
に、水平スチフナー13を設けている。
【0004】さらに、接合部パネルの早期降伏を許容し
ない設計とした場合には、鉄骨梁2から作用する曲げ応
力に対して、接合部パネルのせん断耐力が不足すること
から、接合部パネル(柱鉄骨1と鉄骨梁2との交差域)
にダブラープレート14や斜めスチフナー15等の補強
材を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】鉄骨造や鉄骨鉄筋コン
クリート構造の柱を構成する柱鋼材としてH形鋼を用い
る場合、柱梁接合部は、上述のように、補強材の加工、
溶接施工に多くの手間を要し、製作コストが高くなる
他、構造的にも複雑となり、合理的な設計が難しくな
る。
【0006】また、上記補強材の溶接施工は、溶接欠陥
や熱影響による母材の劣化といった柱梁接合部の耐力お
よび変形性能に深刻な影響を与える欠陥を発生させる可
能性が高い。このようなことから、スチフナーやダブラ
ープレート等の補強材がない柱梁接合部が望まれてい
る。
【0007】本願発明は上述のような従来技術における
課題の解決を図ったものであり、接合部の構造が大幅に
簡略化でき、施工性、経済性にも優れた柱梁接合部を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、鉄骨造の柱を構成するH形鋼の強軸方向に鉄骨梁
を溶接し、弱軸方向については前記H形鋼のウェブにガ
セットプレートを溶接接合し、このガセットプレートに
鉄骨梁のウェブ部分だけをボルトを用いて接合してなる
柱梁接合部であって、柱を構成する前記H形鋼としてウ
ェブの板厚t1とフランジの板厚t2 の関係が、1.1
≦(t1 /t2 )≦2.0であるH形鋼を用い、かつ、
前記強軸方向の鉄骨梁の梁フランジが接合される位置の
水平スチフナーがなく、接合部パネル内のダブラープレ
ートや斜めスチフナー等の補強材がないことを特徴とす
るものである。また、本願の請求項2に係る発明は、鉄
骨鉄筋コンクリート造の柱を構成するH形鋼の強軸方向
に鉄骨梁を溶接し、弱軸方向については前記H形鋼のウ
ェブにガセットプレートを溶接接合し、このガセットプ
レートに鉄骨梁のウェブ部分だけをボルトを用いて接合
てなる柱梁接合部であって、柱を構成する前記H形鋼
としてウェブの板厚t1 とフランジの板厚t2 の関係
が、1.1≦(t1 /t2)≦2.0であるH形鋼を用
い、かつ、前記強軸方向の鉄骨梁の梁フランジが接合さ
れる位置の水平スチフナーがなく、接合部パネル内のダ
ブラープレートや斜めスチフナー等の補強材がないこと
を特徴とするものである。
【0009】すなわち、接合部パネルについて、鉄骨梁
の梁フランジが接合される位置の水平スチフナーや、接
合部パネル内のダブラープレートや斜めスチフナー等の
補強材は設けないものとする。ここで、柱を構成するH
形鋼の強軸方向に鉄骨梁を溶接というのは、鉄骨梁の接
合に用いられる従来の接合構造を適用できることを意味
しており、フランジとウェブをともに溶接接合する場合
(工場溶接の場合は、通常、フランジを突合せ溶接し、
ウェブを隅肉溶接する)や、フランジを溶接接合し、ウ
ェブを接合金物を利用して接合する場合等も含まれる。
本願の請求項に係る柱用H形鋼は、上記請求項1また
は2に係る柱梁接合部に用いるH形鋼を与えるものであ
り、ウェブの板厚t1 とフランジの板厚t2 の関係が、
1.1≦(t1 /t2 )≦2.0であることを特徴とす
るものである。
【0010】本発明において、柱に用いるH形鋼を、ウ
ェブの板厚t1 とフランジの板厚t 2 の関係が、1.1
≦(t1 /t2 )≦2.0にあるH形鋼に限定した理由
を以下に示す。表1〜3は、現在、一般に広く使用され
ている圧延H形鋼の形状、およびそのウェブの板厚t1
とフランジの板厚t2 の関係を示したものである。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】 表1の細幅系列や表2の中幅系列は、主に曲げ応力を受
ける梁等に用いられており、ウェブの板厚t1 とフラン
ジの板厚t2 の比t1 /t2 は、0.54〜0.72と
なっている。これは、フランジを厚くし、ウェブを薄く
することで、曲げ剛性および曲げ耐力の対重量率が良く
なることに起因している。
【0014】表3の広幅系列は、主に柱やブレース等に
用いられており、ウェブの板厚t1とフランジの板厚t
2 の比t1 /t2 が、0.61〜0.70にあるもの
と、ウェブとフランジが同厚のものとの2通りの形状が
ある。特に、ウェブとフランジが同厚のものは、材軸方
向に大きな圧縮力を受ける部材に適した断面となってい
る。
【0015】いずれの場合においても、現状の圧延H形
鋼では、ウェブの板厚がフランジの板厚以下となってい
る。本発明は、柱を構成するH形鋼の強軸方向に鉄骨梁
を溶接してなる柱梁接合部について、構造の単純化の面
からその見直しを行い、柱に用いるH形鋼のウェブを厚
くすることで、水平スチフナーおよびダブラープレート
や斜めスチフナー等の接合部パネルの補強材を用いずに
柱梁接合部を構築することを目的としたものであり、こ
のためには、柱鉄骨のウェブの板厚t1 をどの程度とす
れば良いかが問題となる。
【0016】そこで、鉄骨造建物の実施設計において、
柱鋼材として一般に広く採用されている圧延H形鋼の全
般を対象としてケーススタディーを行った。具体的に
は、表1に示す柱鉄骨(F値3.3tf/cm2 =32
4N/mm2 )と鉄骨梁(F値2.4tf/cm2 =2
35N/mm2 )の組合せについて、水平スチフナーを
省略し、かつ、接合部パネルのダブラープレートや斜め
スチフナー等の補強材を省略するために、柱鉄骨のウェ
ブに必要となる厚みTを算定しており、その結果を表4
に示す。
【0017】
【表4】 表4から明らかなように、柱鉄骨のウェブに必要となる
厚みTは、いずれも柱鉄骨のウェブの実際の板厚t1
大きく上回っており、柱鉄骨として前記従来の圧延H形
鋼を用いて、柱梁接合部を無補強とした場合には、梁が
十分な耐力を発揮する以前に、柱梁接合部の局部降伏も
しくは接合部パネルのせん断降伏が起こり、地震時に梁
から柱鉄骨への応力伝達が十分行われない。
【0018】また、図5は、柱鉄骨に用いるH形鋼のフ
ランジの幅厚比B/t1 と、柱梁接合部において梁降伏
が保証されるのに必要な柱鉄骨のウェブの必要厚みTと
フランジの板厚t2 との比T/t2 との関係を示すグラ
フであるが、図5から明らかなように、梁のフランジが
十分な耐力を発揮するために柱鉄骨のウェブに必要とな
る厚みTは、圧延H形鋼の形状寸法によらず、フランジ
の板厚t2 との関係が概ね1.0≦T/t2 ≦2.0の
範囲にある。
【0019】上記解析は、鉄骨造の柱と梁からなる架構
の柱梁接合部について行ったものであるが、鉄骨鉄筋コ
ンクリート造の柱と梁からなる架構の柱梁接合部につい
ても、柱梁接合部における柱鉄骨と鉄骨梁間の応力伝達
性能の観点から、その柱鉄骨と鉄骨梁の接合部分に対
し、鉄骨造の柱と梁からなる架構の柱梁接合部と同等の
性能が要求される。
【0020】上記解析の結果を踏まえ、かつ、架構を構
成する鋼材の形状寸法や実降伏点のばらつきを考慮すれ
ば、特に、柱鉄骨として用いるH形鋼のウェブの板厚t
1 とフランジの板厚t2 の比は、1.1以上とすべきで
あると考えられる。一方で、柱鉄骨として用いるH形鋼
のウェブの板厚t1 とフランジの板厚t2の比が2.0
以上となると、H形鋼自体の重量が大きくなりすぎるこ
とから、接合パネルに補強材がないことを特徴とする本
発明の柱梁接合部に用いる柱鉄骨としては不適当とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の一実施形態を
示したものであり、工場等に広く採用されている一方向
をブレース構造とし、他方向をラーメン構造とした鉄骨
構造建物における柱梁接合部を示している。
【0022】図中の符号1は、H形鋼からなる柱鉄骨を
示し、この柱鉄骨1として、ウェブの板厚t1 とフラン
ジの板厚t2 の関係が、1.1≦(t1 /t2 )≦2.
0にあるH形鋼を用いている。この柱鉄骨1のフランジ
1aに対して、H形鋼からなる鉄骨梁2のフランジ2a
およびウェブ2bを溶接接合することにより、柱鉄骨1
と鉄骨梁2の接合構造を剛接合とし、柱鉄骨1の強軸方
向に、柱鉄骨1と鉄骨梁2からなるラーメン架構が構成
される。
【0023】一方、柱鉄骨1の弱軸方向には、ブレース
材を配することから、柱鉄骨1のウェブ1bにガセット
プレート7を溶接接合し、このガセットプレート7に対
して、H形鋼からなる鉄骨梁3のウェブ3bの部分だけ
をボルト16を用いて結合することにより、柱鉄骨1と
鉄骨梁3の接合構造をピン接合としている。
【0024】上記柱鉄骨1と鉄骨梁2の接合構造におい
ては、柱鉄骨1のウェブ1bの板厚t1 が十分に大きい
ことから、柱鉄骨1と梁フランジ2bの接合位置には、
水平スチフナー等の補強材がない。また、柱鉄骨1のウ
ェブ1bの板厚t1 が十分に大きいことから、接合部パ
ネル(柱鉄骨1と鉄骨梁2との交差域)には、ダブラー
プレート、斜めスチフナー等の補強材がない。
【0025】図2は、本願発明の他の実施形態を例示す
るものであり、マンション等に広く採用されている、一
方向に鉄筋コンクリート造の耐震壁を配し、他方向をラ
ーメン構造とした鉄骨鉄筋コンクリート構造建物におけ
る柱梁接合部を示している。図中、符号4は、鉄骨鉄筋
コンクリート柱を示す。この鉄骨鉄筋コンクリート柱4
の柱鉄骨1として、ウェブの板厚t1 とフランジの板厚
2 の関係が、1.1≦(t1 /t2 )≦2.0にある
H形鋼を用いている。
【0026】この柱鉄骨1のフランジ1aに対して、H
形鋼からなる鉄骨梁2のフランジ2aおよびウェブ2b
を溶接接合することによって、柱鉄骨1と鉄骨梁2の接
合構造を剛接合としている。一方、柱鉄骨1の弱軸方向
には、鉄筋コンクリート造の耐震壁を配することから、
柱鉄骨1のウェブ1bにガセットプレート7を溶接接合
し、このガセットプレート7に対して、H形鋼からなる
鉄骨梁3のウェブ3b部分だけをボルト16を用いて結
合することにより、柱鉄骨1と鉄骨梁3の接合構造をピ
ン接合としている。
【0027】上記の状態から、柱鉄骨1および鉄骨梁
2、3の周囲には、主筋8、10を各々配し、また、主
筋8、10の周囲に、帯筋9およびあばら筋11を各々
配した後に、型枠を組んでコンクリート12を打設す
る。このコンクリート12が硬化して鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱4および鉄骨鉄筋コンクリート梁5、6が形成さ
れ、柱鉄骨1の強軸方向に、鉄骨鉄筋コンクリート柱4
と鉄骨鉄筋コンクリート梁5からなるラーメン架構が、
また、柱鉄骨1の弱軸方向に、鉄骨鉄筋コンクリート柱
4と鉄骨鉄筋コンクリート梁6および鉄筋コンクリート
造の耐震壁からなる架構が構成される。
【0028】上記鉄骨鉄筋コンクリート柱4と鉄骨鉄筋
コンクリート梁5の接合構造においては、図1に示した
鉄骨造建物における実施形態の場合と同様に、柱鉄骨1
のウェブ1bの板厚t1 が十分に大きいことから、柱鉄
骨1と梁フランジ2bの接合位置には、水平スチフナー
等の補強材がない。
【0029】また、柱鉄骨1のウェブ1bの板厚t1
十分に大きいことから、接合部パネルには、ダブラープ
レート、斜めスチフナー等の補強材がない。加えて、上
記鉄骨鉄筋コンクリート柱4と梁5の接合構造において
は、強固な接合構造が得られ、応力伝達機構も明確であ
り、かつ、柱と梁の接合構造が簡略化されることから、
図示した実施形態では、柱梁接合部の内において、柱主
筋8を取り巻く帯筋9を省略し、さらに柱梁接合部の構
造を簡略化して、施工性を高めている。ただし、設計に
応じて、通常の場合と同様に、柱梁接合部内に柱帯筋を
配筋する場合もある。
【0030】
【発明の効果】本願発明に係る柱梁接合部は、柱を構成
するH形鋼として、ウェブの板厚t1とフランジの板厚
2 の関係が、1.1≦(t1 /t2 )≦2.0である
H形鋼を用いることから、梁フランジが接合される位置
の水平スチフナーがなく、また、接合部パネルについ
て、ダブラープレートや斜めスチフナー等の補強材もな
い。
【0031】すなわち、本願発明に係る柱梁接合部で
は、別途補強することなく、十分な剛性、耐力を有する
ことから、材料費、施工費を含めたコストを削減するこ
とができる。また、本願発明の柱梁接合部には、水平ス
チフナー等の補強材がなく、その溶接施工がないことか
ら、溶接欠陥や熱影響による母材の劣化といった柱梁接
合部の耐力および変形性能に深刻な影響を与える欠陥を
回避することができる。また、柱を鉄骨鉄筋コンクリー
ト造とする場合においては、スチフナー等の補強材がな
いことから配筋作業が容易となる。
【0032】加えて、柱鉄骨に用いるH形鋼を、ウェブ
の板厚t1 とフランジの板厚t2 との関係が、(t1
2 )≦2.0にあるH形鋼であることから、上記効果
を維持しつつ、鋼材重量およびコストの増大を抑えるこ
とができ、架構全体としての経済性を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態として、一方向にブレー
ス材を配し、他方向をラーメン構造とした鉄骨構造建物
における柱梁接合部を示す水平断面図である。
【図2】本願発明の他の実施形態として、一方向に鉄筋
コンクリート造の耐震壁を配し、他方向をラーメン構造
とした鉄骨鉄筋コンクリート構造建物における柱梁接合
部を示す水平断面図である。
【図3】従来構造の一般的な例として、一方向にブレー
ス材を配し、他方向をラーメン構造とした鉄骨構造建物
における柱梁接合部を例示したものであり、(a) は水平
断面図、(b) は立面図である。
【図4】従来構造の一般的な例として、一方向に鉄筋コ
ンクリート造の耐震壁を配し、他方向をラーメン構造と
した鉄骨鉄筋コンクリート構造建物における柱梁接合部
を例示したものであり、(a) は水平断面図、(b) は立面
図である。
【図5】柱鉄骨に用いるH形鋼のフランジの幅厚比B/
1 と、柱梁接合部において梁降伏が保証されるのに必
要な柱鉄骨のウェブの必要厚みTとフランジの板厚t2
との比T/t2 との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…柱鉄骨、1a…フランジ、1b…ウェブ、 2…強軸側鉄骨梁、2a…フランジ、2b…ウェブ、 3…弱軸側鉄骨梁、3a…フランジ、3b…ウェブ、 4…鉄骨鉄筋コンクリート柱、 5…強軸側鉄骨鉄筋コンクリート梁、 6…弱軸側鉄骨鉄筋コンクリート梁、 7…ガセットプレート、 8…主筋(柱)、 9…帯筋、 10…主筋(梁)、 11…あばら筋 12…コンクリート、 13…水平スチフナー、 14…ダブラープレート、 15…斜めスチフナー、 16…ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/24 E04B 1/16 E04B 1/30 E04B 1/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨造の柱を構成するH形鋼の強軸方向
    に鉄骨梁を溶接し、弱軸方向については前記H形鋼のウ
    ェブにガセットプレートを溶接接合し、このガセットプ
    レートに鉄骨梁のウェブ部分だけをボルトを用いて接合
    てなる柱梁接合部であって、柱を構成する前記H形鋼
    としてウェブの板厚t1 とフランジの板厚t2 の関係
    が、1.1≦(t1 /t2 )≦2.0であるH形鋼を用
    い、かつ、前記強軸方向の鉄骨梁の梁フランジが接合さ
    れる位置の水平スチフナーがなく、接合部パネル内のダ
    ブラープレートや斜めスチフナー等の補強材がないこと
    を特徴とする柱梁接合部。
  2. 【請求項2】 鉄骨鉄筋コンクリート造の柱を構成する
    H形鋼の強軸方向に鉄骨梁を溶接し、弱軸方向について
    は前記H形鋼のウェブにガセットプレートを溶接接合
    し、このガセットプレートに鉄骨梁のウェブ部分だけを
    ボルトを用いて接合してなる柱梁接合部であって、柱を
    構成する前記H形鋼としてウェブの板厚t1 とフランジ
    の板厚t2 の関係が、1.1≦(t1 /t2 )≦2.0
    であるH形鋼を用い、かつ、前記強軸方向の鉄骨梁の梁
    フランジが接合される位置の水平スチフナーがなく、接
    合部パネル内のダブラープレートや斜めスチフナー等の
    補強材がないことを特徴とする柱梁接合部。
  3. 【請求項3】 ウェブの板厚t1 とフランジの板厚t2
    の関係が、1.1≦(t1 /t2 )≦2.0であること
    を特徴とする請求項1または2記載の柱梁接合部に用い
    る柱用H形鋼。
JP2000024030A 2000-02-01 2000-02-01 柱梁接合部 Expired - Fee Related JP3389910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000024030A JP3389910B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 柱梁接合部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000024030A JP3389910B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 柱梁接合部

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002291937A Division JP2003155779A (ja) 2002-10-04 2002-10-04 柱梁接合部および柱用h形鋼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001214514A JP2001214514A (ja) 2001-08-10
JP3389910B2 true JP3389910B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=18550103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000024030A Expired - Fee Related JP3389910B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 柱梁接合部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3389910B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5967438B2 (ja) * 2012-11-19 2016-08-10 清水建設株式会社 ブレース耐震補強構造
CN112324158A (zh) * 2020-11-12 2021-02-05 长安大学 一种h型钢组合异形柱门式刚架结构装配方法
CN113931360A (zh) * 2021-09-30 2022-01-14 上海宝冶集团有限公司 一种幕墙龙骨在工字钢腹板上的固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001214514A (ja) 2001-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108316477A (zh) 扁钢管混凝土柱与型钢梁中节点连接结构及施工方法
JP2000170285A (ja) 鋼板コンクリート構造壁の接合方法および接合部構造
CN208815676U (zh) 扁钢管混凝土柱与型钢梁中节点连接结构
JP3389910B2 (ja) 柱梁接合部
JPH0849349A (ja) 鉄骨構造部材の補剛構造
JP2003155779A (ja) 柱梁接合部および柱用h形鋼
JP3346364B2 (ja) 柱梁接合構造
JP3402312B2 (ja) 柱梁接合部、柱用圧延h形鋼およびその製造方法
JP3386049B2 (ja) 柱梁接合部および柱用h形鋼
JPH10292636A (ja) 既設建築物の構造補強ブレース
JPH04222742A (ja) 複合梁
JPH08109695A (ja) 鋼管コンクリート柱とフラットスラブの接合構造
JP3317057B2 (ja) 耐震チューブ架構の構築方法および高層事務所ビルの躯体構造
JPH07207755A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造
JP7506895B1 (ja) 鉄骨ハウスの耐力壁
JP3346359B2 (ja) 柱梁接合部および柱用h形鋼
JP2516831B2 (ja) 大梁と小梁の接合構造
JP2000034780A (ja) 柱構造
JPS6134404Y2 (ja)
JP2506294Y2 (ja) 柱・梁仕口部の構造
JPS603844Y2 (ja) 補強コンクリ−ト構造
JPH07216981A (ja) 建築物の仕口構造
JPH0464644A (ja) 鉄骨柱およびその鉄骨柱を用いた各種構造
JPS6139458B2 (ja)
JPH11229493A (ja) 柱梁接合部

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3389910

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140117

Year of fee payment: 11

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees