JP4337434B2 - コンテンツマネージメント端末,プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン番組等のコンテンツの視聴と、そのコンテンツに関連したネットワーク上の情報の閲覧とを行うための端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、家庭内には、テレビジョン受信機,ラジオ受信機,パーソナルコンピュータというように、コンテンツ(テレビジョン番組,ラジオ番組,インターネット経由でダウンロードまたはストリーミングによって提供される映像・音声コンテンツ等)を受信する様々な機器が普及している。
【0003】
他方、インターネット上では、そうしたコンテンツに関連した情報(例えば、テレビジョン番組を紹介する広告情報や、テレビジョン番組内で登場した店舗についての情報等)が多数提供されている。
【0004】
従来、ユーザーは、コンテンツに関連したインターネット上の情報を閲覧した結果、そのコンテンツを視聴したくなった場合、そのコンテンツを視聴するための操作を、その情報を閲覧する操作とは全く別個の独立した操作として行っていた。
【0005】
具体的には、例えば、現在放送の最中であるテレビジョン番組を紹介するインターネット上の広告情報をパーソナルコンピュータで閲覧した結果、そのテレビジョン番組を視聴したくなった場合、パーソナルコンピュータとは別の機器であるテレビジョン受信機を操作してそのテレビジョン番組を視聴していた。
【0006】
また逆に、従来ユーザーは、コンテンツを視聴した結果、そのコンテンツに関連したインターネット上のサイトの情報を閲覧したくなった場合にも、そのサイトにアクセスするための操作を、そのコンテンツを視聴する操作とは全く別個の独立した操作として行っていた。
【0007】
具体的には、例えば、テレビジョン受信機でテレビショッピングの番組を視聴した結果、その番組と連動しているオンラインショッピングのサイトの情報を閲覧したくなった場合、テレビジョン受信機とは別の機器であるパーソナルコンピュータを操作してそのサイトにアクセスしていた。
【0008】
他方、テレビジョン受信機とは別に、タッチパネル式の小型の手元ディスプレイを設け、テレビジョン受信機のリモートコントローラの操作に基づいてテレビジョン番組の動画像をホームサーバーを介してテレビジョン受信機に表示するとともに、タッチパネルの操作に基づいてインターネット上のサイトのWebページをホームサーバーを介して手元ディスプレイに表示するようにした情報表示システムも従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
しかし、この情報表示システムでも、ユーザーは、テレビジョン番組に関連したインターネット上の情報を手元ディスプレイで閲覧した結果、そのテレビジョン番組を視聴したくなった場合、やはりリモートコントローラでテレビジョン受信機を操作しなければならない。また逆に、テレビジョン受信機でテレビジョン番組を視聴した結果、それに関連したインターネット上の情報を閲覧したくなった場合、やはり手元ディスプレイのタッチパネルを操作しなければならない。
【0010】
このように、従来、ユーザーは、テレビジョン番組等のコンテンツを視聴するとともにそのコンテンツに関連したインターネット上の情報を閲覧しようとする場合、コンテンツを視聴するための操作と、インターネット上の関連情報を閲覧するための操作とを、全く別個の独立した操作として行う必要があった。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−115664公報(段落番号0009〜0017、図1〜図5)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、今日のようにテレビジョン番組等のコンテンツに関連した情報がインターネット上で多数提供されている状況のもとでは、このように全く別個の独立した操作を行わなければならないことは、ユーザーにとってたいへん煩雑である。
【0013】
本発明は、上述の点に鑑み、テレビジョン番組等のコンテンツの視聴と、そのコンテンツに関連したネットワーク上の情報の閲覧とを、単一の端末装置の一連の簡単な操作によって行えるようにすることを課題としてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本出願人は、ネットワーク経由で通信を行う通信手段と、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段と、表示手段と、この表示手段に表示される情報を選択するための操作手段と、ICカードリーダーと、この通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、このICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、またはその読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDをこの通信手段を介してこのサーバーに送信することによりこのサーバーにログインし、現在提供中のコンテンツに関連する情報の送信要求を、この通信手段を介してこのサーバーに送る処理手段であって、ログインした個々のユーザーによるこのサーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴からそのユーザーの嗜好情報を作成し、その嗜好情報に応じた情報の送信要求をこのサーバーに送る処理手段と、このサーバーから情報を受信したことに基づき、個々のコンテンツについての情報を、そのコンテンツの提供主体を特定する識別情報と対応させてこの表示手段に表示する処理手段と、この操作手段でいずれかの識別情報が選択されたことに基づき、この送信手段を介し、コンテンツを受信する機器を制御して、選択された識別情報で特定される提供主体からコンテンツを受信させる制御手段とを備えたコンテンツマネージメント端末を提案する。
【0015】
このコンテンツマネージメント端末(本発明に係る第1の端末)では、ICカードをログインツールとして利用してネットワーク上のサーバーにログインし、現在提供中のコンテンツについての関連情報の送信要求がこのサーバーに送られる。そして、サーバーからその情報を受信すると、個々のコンテンツについての関連情報が、そのコンテンツの提供主体を特定する識別情報と対応させて表示される。
【0016】
したがって、現在提供中の個々のコンテンツについての関連情報毎に、いわばユーザーをそのコンテンツに誘導するようにして、そのコンテンツの提供主体を特定する識別情報が併せて表示されることになる。
【0017】
ユーザーが、いずれかのコンテンツについての関連情報をこのコンテンツマネージメント端末で閲覧した結果、そのコンテンツを視聴したくなり、表示されている識別情報を選択する操作を行うと、このコンテンツマネージメント端末により、コンテンツを受信する機器が制御されて、その識別情報で特定される提供主体からのコンテンツ(すなわちユーザーが視聴したくなったコンテンツ)が受信される。これにより、ユーザーは、その機器でそのコンテンツを視聴することができる。
【0018】
このように、ユーザーは、現在提供中のコンテンツについての情報をこのコンテンツマネージメント端末で閲覧した結果、そのコンテンツを視聴したくなった場合、引き続きこのコンテンツマネージメント端末で、そのコンテンツに誘導するようにして表示されている識別情報を選択する操作を行うことにより、そのコンテンツを視聴することができる。
【0019】
これにより、コンテンツの視聴と、そのコンテンツに関連したネットワーク上の情報の閲覧とを、単一の端末装置の一連の簡単な操作によって行うことができる。
また、ログインした個々のユーザーによるサーバーの利用履歴やコンテンツの視聴履歴からそのユーザーの嗜好情報が作成され、その嗜好情報に応じた情報の送信要求がサーバーに送られるので、ICカードをログインツールとして利用してログインした個々のユーザー毎に、そのユーザーの嗜好に応じた情報がサーバーから送信されるようになる。
【0020】
なお、このコンテンツマネージメント端末において、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段としては、例えば赤外線送信手段を設けるようにすればよい。
【0022】
また、本出願人は、コンピュータに、ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、ICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、またはその読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDをこの通信手段を介してこのサーバーに送信することによりこのサーバーにログインし、現在提供中のコンテンツを関連した情報の送信要求を、この通信手段を介してこのサーバーに送る手順であって、ログインした個々のユーザーによるこのサーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴からそのユーザーの嗜好情報を作成し、その嗜好情報に応じた情報の送信要求をこのサーバーに送る手順と、このサーバーから情報を受信したことに基づき、個々のコンテンツについての情報を、そのコンテンツの提供主体を特定する識別情報と対応させて表示手段に表示する手順と、この表示手段に表示したいずれかの識別情報が選択されたことに基づき、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段を介し、この機器を制御して、選択された識別情報で特定される提供主体からコンテンツを受信させる手順とを実行させるためのプログラムを提案する。
【0023】
このプログラム(本発明に係る第1のプログラム)を実行する端末によれば、前述の本発明に係る第1の端末について説明したのと全く同様にして、現在提供中のコンテンツについての情報をその端末で閲覧した結果そのコンテンツを視聴したくなった場合、引き続きその端末でそのコンテンツに誘導するようにして表示されている識別情報を選択する操作を行うことにより、そのコンテンツを視聴することができる。また、ICカードをログインツールとして利用してネットワーク上のサーバーにログインした個々のユーザー毎に、そのユーザーの嗜好に応じた情報がサーバーから送信されるようになる。
【0024】
次に、本出願人は、それぞれコンテンツの提供主体を特定する複数の識別情報の中から識別情報を選択するための操作手段と、ネットワーク経由で通信を行う通信手段と、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段と、表示手段と、この操作手段で識別情報が選択されたことに基づき、この送信手段を介してこの機器を制御し、選択された識別情報で特定される提供主体からのコンテンツを受信させる制御手段と、ICカードリーダーと、この通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、このICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、またはその読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDをこの通信手段を介してこのサーバーに送信することによりこのサーバーにログインし、この操作手段で識別情報が選択されたことに基づき、この通信手段を介し、選択された識別情報で特定される提供主体で現在提供中のコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装置を示す情報の送信要求をこのサーバーに送る処理手段であって、ログインした個々のユーザーによるこのサーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴からそのユーザーの嗜好情報を作成し、その嗜好情報に応じた情報の送信要求をこのサーバーに送る処理手段と、このサーバーから、その情報提供装置を示す情報を受信したことに基づき、その情報提供装置の存在を報知する報知手段と、この報知手段で報知された情報提供装置へのアクセスを指示する操作を行うための第2の操作手段と、この第2の操作手段による指示に基づき、この通信手段を介してその情報提供装置にアクセスし、その情報提供装置から受信した情報をこの表示手段に表示する処理手段とを備えたコンテンツマネージメント端末を提案する。
【0025】
このコンテンツマネージメント端末(本発明に係る第2の端末)では、コンテンツの提供主体を特定する複数の識別情報の中から識別情報を選択する操作が行われたことに基づき、コンテンツを受信する機器が制御されて選択された識別情報で特定される提供主体からのコンテンツが受信される。
【0026】
また同時に、ICカードをログインツールとして利用してネットワーク上のサーバーにログインし、識別情報を選択する操作が行われたことに基づき、選択された識別情報で特定される提供主体で現在提供中のコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装置を示す情報の送信要求がこのサーバーに送られる。そして、そのサーバーからその情報提供装置を示す情報を受信したことに基づき、その情報提供装置の存在が報知される。
【0027】
したがって、ユーザーが現在視聴しているコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装置の存在が、自動的にユーザーに知らされることになる。
【0028】
ユーザーが、現在視聴しているコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装からの情報を閲覧したくなり、その情報提供装置へのアクセスを指示する操作を行うと、このコンテンツマネージメント端末により、その情報提供装置にアクセスされ、その情報提供装置から受信した情報が表示される。これにより、ユーザーは、現在視聴しているコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装からの情報を閲覧することができる。
【0029】
このように、ユーザーは、このコンテンツマネージメント端末を操作してコンテンツ受信機器でコンテンツを視聴すると、そのコンテンツに関連した情報を提供するネットワーク上の情報提供装置の存在を自動的に知らされ、その情報を閲覧したくなった場合、引き続きこのコンテンツマネージメント端末で、その情報提供装置へのアクセスを指示する操作を行うことにより、その情報を閲覧することができる。
【0030】
これにより、コンテンツの視聴と、そのコンテンツに関連したネットワーク上の情報の閲覧とを、単一の端末装置の一連の簡単な操作によって行うことができる。
また、ログインした個々のユーザーによるサーバーの利用履歴やコンテンツの視聴履歴からそのユーザーの嗜好情報が作成され、その嗜好情報に応じた情報の送信要求がサーバーに送られるので、ICカードをログインツールとして利用してログインした個々のユーザー毎に、そのユーザーの嗜好に応じた情報がサーバーから送信されるようになる。
【0031】
なお、このコンテンツマネージメント端末において、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段としては、例えば赤外線送信手段を設けるようにすればよい。
【0032】
また、このコンテンツマネージメント端末において、一例として、ネットワーク上の課金決済装置との間で、このICカードリーダーによってICカードから読み取った情報を用いた課金決済を行う課金決済手段さらに備えることがさらに好適である。
【0033】
それにより、例えば、テレビショッピング番組に連動したオンラインショッピングのサイトにアクセスした際に、ユーザーが個人情報等の入力操作を行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるようになる。
【0035】
また、本出願人は、コンピュータに、それぞれコンテンツの提供主体を特定する複数の識別情報の中から識別情報が選択されたことに基づき、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段を介してこの機器を制御し、選択された識別情報で特定される提供主体からのコンテンツを受信させる手順と、ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、ICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、またはその読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDをこの通信手段を介してこのサーバーに送信することによりこのサーバーにログインし、この識別情報が選択されたことに基づき、この通信手段を介し、選択された識別情報で特定される提供主体で現在提供中のコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装置を示す情報の送信要求をこのサーバーに送る手順であって、ログインした個々のユーザーによるこのサーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴からそのユーザーの嗜好情報を作成し、その嗜好情報に応じた情報の送信要求をこのサーバーに送る手順と、このサーバーから、その情報提供装置を示す情報を受信したことに基づき、その情報提供装置の存在を報知する手順と、その情報提供装置へのアクセスが指示されたことに基づき、この通信手段を介してその情報提供装置にアクセスし、その情報提供装置から受信した情報を表示手段に表示する手順とを実行させるためのプログラムを提案する。
【0036】
このプログラム(本発明に係る第2のプログラム)を実行する端末によれば、前述の本発明に係る第2の端末について説明したのと全く同様にして、その端末を操作してコンテンツを視聴した際に、そのコンテンツに関連した情報を提供するネットワーク上の情報提供装置の存在を自動的に知らされ、その情報を閲覧したくなった場合、引き続きその端末でその情報提供装置へのアクセスを指示する操作を行うことによってその情報を閲覧することができる。また、ICカードをログインツールとして利用してネットワーク上のサーバーにログインした個々のユーザー毎に、そのユーザーの嗜好に応じた情報がサーバーから送信されるようになる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明を適用した携帯端末の外観構成例を示す正面図である。このコンテンツマネージメント携帯端末(以下単に‘携帯端末’とも呼ぶ)1の表側の面には、タッチパネル式の表示部2や、モード(後述する番組情報モード,番組誘導モード,番組関連情報モード,番組関連サイトモード)選択用釦やカーソル釦等の各種の釦3や、スピーカ4や、マイクロホン5が設けられている。
【0038】
また、図には表れていないが、携帯端末1の側面には、赤外線通信用の赤外線送信部が設けられており、携帯端末1の裏側の面には、非接触ICカードを挿入して保持するための挿入口も設けられている。非接触ICカードとしては、例えばFeliCa(フェリカ)(「FeliCa」は登録商標)を採用してクレジットカード機能や電子マネー機能を有するものが知られている。
【0039】
図2は、携帯端末1の回路構成を示すブロック図である。携帯端末1には、制御・処理系として、CPU11,ブートメモリ(EEPROM)12,キャッシュメモリ(SRAM)13を搭載したメインボード14が設けられている。CPU11は、ブートメモリ12に格納されたプログラムやデータに基づき、後出の各種処理を実行する。
【0040】
メインボード14には、図1の表示部2を含んだタッチセンサ付液晶モジュール15と、図1の各釦3,スピーカ4及びマイクロホン5が接続されている。
【0041】
また、メインボード14には、非接触ICカードのカードリーダー/ライター16と、前述の赤外線送信部を含んだ赤外線通信モジュール17と、無線LAN(IEEE802.11b)のインターフェース18と、電源としてのバッテリー19とが接続されている。カードリーダー/ライター16として用いることのできる非接触ICカードリーダー/ライターとしては、例えばFeliCaを採用したカードリーダー/ライターが知られている。
【0042】
図3は、この携帯端末1を利用した番組視聴・コンテンツ閲覧システムの全体構成例を示す図である。このシステムは、家庭20内のテレビジョン受信機21でテレビジョン番組を視聴したり、テレビジョン番組に関連したインターネット31上のコンテンツを閲覧するためのものである。
【0043】
家庭20内では、携帯端末1が、無線LANアクセスポイント22,IPルーター23及びADSLモデム24を介してインターネット31に接続されている。テレビジョン受信機21は、赤外線通信による遠隔制御が可能な機器である。
【0044】
携帯端末1のブートメモリ12(図2)には、インターネット31上に存在する情報提供サイト(テレビジョン番組自体の情報やテレビジョン番組に関連した情報等を提供するサービスを行うサイト)32のURLのデータも記憶されている。情報提供サイト32では、ユーザーを管理するためのユーザー管理サーバー34や、電子番組ガイド(EPG)のデータを蓄積するEPGデータベース35や、テレビジョン番組に関連した情報(例えばテレビジョン番組内で登場した店舗についての情報等のメタデータ)を蓄積するための情報サーバー36や、テレビジョン番組に関連した複数の番組関連サイト33(例えばテレビジョン放送局が運営するサイト等)のURLのデータを管理するためのURL管理サーバー37が、ゲートウェイ38を介してインターネット31に接続されている。
【0045】
インターネット31上には、番組関連サイト33と提携して、クレジットカード機能や電子マネー機能を有する非接触ICカードによる課金決済サービスを行う課金決済サービスプロバイダ39も存在している。
【0046】
次に、このシステムでテレビジョン番組の視聴やテレビジョン番組に関連した情報の閲覧を行う際の、携帯端末1の表示画面や携帯端末1による処理について説明する。
【0047】
〔番組情報の表示〕
携帯端末1の釦3(図1)の操作によって番組情報モードが選択されると、携帯端末1のCPU11(図2)は、携帯端末1の表示部2(図1)にリモコン画面を表示する。
【0048】
図4Aは、このリモコン画面の一例を示す。このリモコン画面には、チャンネル選択釦41,テレビ電源釦42,‘i’釦43が含まれている。
【0049】
また、携帯端末1のCPU11は、番組情報モードが選択されると、図5にも▲1▼として示すように、インターネット31経由で情報提供サイト32にアクセスして、番組情報の送信を要求する。
【0050】
情報提供サイト32は、この要求に応じて、EPGデータベース35内のデータから、各チャンネルで現在放送の最中であるテレビジョン番組についての番組情報(番組のタイトルや内容等の情報)を作成する。そして、図5にも▲2▼として示すように、作成した番組情報を携帯端末1に送信する。
【0051】
そしてリモコン画面のチャンネル選択釦41(図4)でいずれかのチャンネルが選択されると、携帯端末1のCPU11は、情報提供サイト32から送られた番組情報のうち、選択されたチャンネルについての番組情報を表示部2に表示するとともに、図5にも▲3▼として示すように、赤外線通信によってテレビジョン受信機21を制御して、選択されたチャンネルを選局させる。
【0052】
他方、図4Bは、このリモコン画面の別の例を示す。このこのリモコン画面では、情報提供サイト32から送信された番組情報を用いて携帯端末1のCPU11が作成したEPGの表示欄や、チャンネルを選択するためのキー44や、放送時間帯を選択するためのキー45や、放送日を選択するためのキー46を含んでいる。
【0053】
そして、このリモコン画面で、現在放送の最中であるいずれかの番組についてのEPGの表示部分がタッチされると、携帯端末1のCPU11は、赤外線通信によってテレビジョン受信機21を制御して、その番組を放送している放送局のチャンネルを選局させる。
【0054】
また、このリモコン画面で、これから放送の予定の番組についてのEPGの表示部分がタッチされると、携帯端末1のCPU11は、赤外線通信によってテレビジョン受信機21(または図示しないVTR)を制御して、その番組の録画予約を行わせる。
【0055】
〔番組への誘導〕
携帯端末1の釦3(図1)の操作によって番組誘導モードが選択されると、携帯端末1のCPU11(図2)は、図6にも▲1▼として示すように、インターネット31経由で情報提供サイト32にアクセスして、現在放送の最中である最中であるテレビジョン番組の広告情報の送信を要求する。
【0056】
情報提供サイト32は、この要求に応じて、EPGデータベース35内のデータや情報サーバー36内の情報から、現在放送の最中である最中である1または複数のテレビジョン番組を紹介する広告情報を作成する。そして、図6にも▲2▼として示すように、作成した広告情報を、そのテレビジョン番組を放送している放送局のチャンネルの情報とともに携帯端末1に送信する。
【0057】
携帯端末1のCPU11は、情報提供サイト32からのこれらの情報に基づき、図7に例示するような、現在放送の最中である最中である1つずつのテレビジョン番組についての広告情報を表示する広告情報欄51と、広告情報欄51に広告情報が表示されているテレビジョン番組を放送している放送局のチャンネル(図の例では7チャンネル)を表示するチャンネル釦52と、テレビ電源釦53とを含む番組誘導画面を表示部2に表示する。
【0058】
この番組誘導画面のテレビ電源釦53が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図6にも▲3▼として示すように、赤外線通信によってテレビジョン受信機21を制御して、電源のオンオフを行わせる。そして、テレビ電源釦53がオンにされた状態で、チャンネル釦52が押されると、携帯端末1のCPU11は、赤外線通信によってテレビジョン受信機21を制御して、そのチャンネル釦52が表示しているチャンネルを選局させる。
【0059】
こうして、番組誘導モードでは、現在放送の最中である1つずつのテレビジョン番組についてのインターネット上の広告情報が、そのテレビジョン番組を放送している放送局のチャンネルと対応させて表示される。
【0060】
したがって、現在放送の最中である1つずつのテレビジョン番組についての広告情報毎に、いわばユーザーをそのテレビジョン番組に誘導するようにして、そのテレビジョン番組を放送している放送局のチャンネルが併せて表示されることになる。
【0061】
そして、ユーザーが、いずれかのテレビジョン番組についての広告情報をこの携帯端末1で閲覧した結果、そのテレビジョン番組を視聴したくなり、表示されているチャンネルを選択する操作を行う(チャンネル釦52を押す)と、テレビジョン受信機21が制御されて、そのチャンネルの放送局のテレビジョン番組(すなわちユーザーが視聴したくなったテレビジョン番組)が受信される。これにより、ユーザーは、テレビジョン受信機21でそのテレビジョン番組を視聴することができる。
【0062】
こうして、ユーザーは、現在放送の最中であるテレビジョン番組についての広告情報を携帯端末1で閲覧した結果、そのテレビジョン番組を視聴したくなった場合、引き続き携帯端末1で、そのテレビジョン番組に誘導するようにして表示されているチャンネルを選択する操作を行うことにより、そのテレビジョン番組を視聴することができる。
【0063】
〔番組関連情報の表示〕
携帯端末1の釦3(図1)の操作によって番組関連情報モードが選択されると、携帯端末1のCPU11(図2)は、図4に示したリモコン画面を表示する。
【0064】
リモコン画面のテレビ電源釦42が操作されたり、テレビ電源釦42をオンにした状態でチャンネル選択釦41が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図8にも▲1▼として示すように、赤外線通信によってテレビジョン受信機21を制御して、電源のオン・オフや選局を行わせる。
【0065】
また、携帯端末1のCPU11は、テレビ電源釦42をオンにした状態でチャンネル選択釦41が操作されると、図8にも▲2▼として示すように、インターネット31経由で情報提供サイト32にアクセスして、チャンネル選択釦41で選択されたチャンネルを示す情報と、そのチャンネルで現在放送の最中であるテレビジョン番組についての関連情報の送信要求とを送る。
【0066】
情報提供サイト32は、このチャンネルを示す情報及び送信要求に基づき、情報サーバー36内の情報から、チャンネル選択釦41で選択されたチャンネルで現在放送の最中であるテレビジョン番組についての関連情報(例えば番組内で登場した店舗についての情報等)を作成する。
【0067】
そして、図8にも▲3▼として示すように、作成した関連情報を携帯端末1に送信する。携帯端末1のCPU11は、情報提供サイト32から送られた関連情報を表示部2に表示する。
【0068】
したがって、ユーザーは、携帯端末1を操作して、テレビジョン受信機21でテレビジョン番組を視聴した結果、そのテレビジョン番組に関連したインターネット上の情報(番組内で登場した店舗についての情報等)を閲覧したくなった場合、引き続きこの携帯端末1を操作して、その情報を携帯端末1で閲覧することができる。
【0069】
〔番組関連サイトへのアクセス〕
携帯端末1の釦3(図1)の操作によって番組関連サイトモードが選択されると、携帯端末1のCPU11(図2)は、図4に示したリモコン画面を表示する。
【0070】
リモコン画面のテレビ電源釦42が操作されたり、テレビ電源釦42をオンにした状態でチャンネル選択釦41が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図9にも▲1▼として示すように、赤外線通信によってテレビジョン受信機21を制御して、電源のオンオフや選局を行わせる。
【0071】
また、携帯端末1のCPU11は、テレビ電源釦42をオンにした状態でチャンネル選択釦41が操作されると、図9にも▲2▼として示すように、インターネット31経由で情報提供サイト32にアクセスして、チャンネル選択釦41で選択されたチャンネルを示す情報と、そのチャンネルで現在放送の最中であるテレビジョン番組に関連した番組関連サイト33のURLのデータの送信要求とを送る。
【0072】
情報提供サイト32は、このチャンネルを示す情報及び送信要求に基づき、URL管理サーバー37内から、チャンネル選択釦41で選択されたチャンネルで現在放送の最中であるテレビジョン番組に関連した番組関連サイト33のURLのデータを取得する。
【0073】
そして、図9にも▲3▼として示すように、取得したURLのデータを携帯端末1に送信する。
【0074】
携帯端末1のCPU11は、情報提供サイト32からURLのデータが送られると、リモコン画面の‘i’釦43(図4)を点灯させる。そして、‘i’釦43が押されると、図9にも▲4▼として示すように、そのURLの番組関連サイト33にインターネット31経由でアクセスして、その番組関連サイト33からの情報を表示部2に表示する。
【0075】
このように、番組関連サイトモードでは、チャンネルを選択する操作が行われたことに基づき、テレビジョン受信機21が制御されて選択されたチャンネルの放送局からのテレビジョン番組が受信される。
【0076】
また同時に、チャンネルを選択する操作が行われたことに基づき、選択されたチャンネルの放送局で現在放送の最中であるテレビジョン番組に関連した番組関連サイト33のURLのデータの送信要求が情報提供サイト32に送られる。そして、その情報提供サイト32からURLのデータを受信したことに基づき、その番組関連サイト33の存在が報知される。
【0077】
したがって、ユーザーが現在視聴しているテレビジョン番組に関連した番組関連サイト33の存在が、自動的にユーザーに知らされることになる。
【0078】
そして、ユーザーが、現在視聴しているテレビジョン番組に関連した番組関連サイト33の情報を閲覧したくなり、その番組関連サイト33へのアクセスを指示する操作を行う(‘i’釦43を押す)と、その番組関連サイト33にアクセスされ、その番組関連サイト33から受信した情報が表示される。これにより、ユーザーは、現在視聴しているテレビジョン番組に関連した番組関連サイト33の情報を閲覧することができる。
【0079】
こうして、ユーザーは、携帯端末1を操作してテレビジョン受信機21でテレビジョン番組を視聴すると、そのテレビジョン番組に関連した情報を提供するインターネット上の番組関連サイトの存在を自動的に知らされ、その情報を閲覧したくなった場合、引き続き携帯端末1で、その番組関連サイトへのアクセスを指示する操作を行うことにより、その情報を閲覧することができる。
【0080】
次に、こうした「番組関連サイトへのアクセス」の一態様であるテレビショッピングについて説明する。
【0081】
番組関連サイトモードにおいて、リモコン画面のチャンネル選択釦41(図4)で選択したチャンネルで現在放送の最中であるテレビジョン番組が、テレビショッピングの番組であり、‘i’釦43の操作によってアクセスした番組関連サイト33が、そのテレビショッピングの番組と連動したオンラインショッピングのサイトであったとする。
【0082】
携帯端末1のCPU11は、図9にも▲5▼として示すように、そのオンラインショッピングサイトから商品のリストデータ(商品名や価格等のデータ)を取得し、そのリストデータを用いて、図10に示すようなショッピングサイト初期画面(商品を1つずつ紹介するとともにその商品の購入数量を選択するための表示欄と、図4のリモコン画面に戻るための釦61と、表示欄に表示されている商品の購入を決定するための釦62とを含む画面)を表示部2に表示する。
【0083】
このショッピングサイト初期画面でいずれかの商品の購入が決定されると、携帯端末1のCPU11は、図9にも▲6▼として示すように、その商品及び購入数量を示す情報を、そのオンラインショッピングサイトに送信する。
【0084】
そして、携帯端末1のCPU11は、図9にも▲7▼として示すようにそのオンラインショッピングサイトから返送される情報等に基づき、図11に示すような注文内容確認画面(購入を決定した商品の商品名・数量・価格の表示欄や、‘Cancel’釦63,‘OK’釦64を含む画面)を表示部2に表示する。
【0085】
このコンテンツ確認画面で‘OK’釦64が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図12に示すような支払方法選択画面(購入を決定した商品の商品名・数量・価格の表示欄や、非接触ICカードのクレジットカード機能による支払いを選択するための釦65や、非接触ICカードの電子マネー機能による支払いを選択するための釦66を含む画面)を表示部2に表示する。
【0086】
この支払方法選択画面の釦65または66で支払方法が選択されると、携帯端末1のCPU11は、図13に示すように、非接触ICカードを挿入させるメッセージや、‘Cancel’釦67,‘OK’釦68を含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0087】
携帯端末1の裏面の挿入口に非接触ICカードが挿入されるとともにこのメッセージ画面で‘OK’釦68が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図14に示すような注文内容確認画面(購入を決定した商品の商品名・数量・価格,支払方法,支払金額の表示欄や、‘Cancel’釦69,‘OK’釦70を含む画面)を表示部2に表示する。
【0088】
この注文内容確認画面で‘OK’釦70が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図9にも▲8▼として示すように、そのオンラインショッピングサイトと提携している課金決済サービスプロバイダ39にアクセスして、カードリーダー/ライター16(図2)で読み取った非接触ICカードのデータ(ユーザーの住所・氏名やクレジットカード番号等の個人情報)や、支払方法選択画面(図12)で選択された支払方法を示すデータを送信する。課金決済サービスプロバイダ39では、これらのデータに基づき、カードの承認や課金決済を行う。
【0089】
課金決済が終わると、携帯端末1のCPU11は、図15に示すように、注文の完了を伝えるメッセージや、注文を受けた商品の商品名・数量・価格,支払方法,支払金額の表示欄や、‘OK’釦71を含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0090】
このメッセージ画面で‘OK’釦71が押されると、携帯端末1のCPU11は、ショッピングサイト初期画面(図10)を表示部2に表示する。
【0091】
このようにして、テレビショッピングの番組と連動したオンラインショッピングのサイトで商品を購入する際には、ユーザーが個人情報の入力操作を行わなくても、非接触ICカードを用いて課金決済を行うことができる。
【0092】
なお、以上の例では、非接触ICカードを、オンラインショッピングを行う際の課金決済の際にのみ利用している。しかし、別の例として、非接触ICカードを、情報提供サイト32が会員制のサイトである場合のログインツールとして利用してもよい。
【0093】
図16A,Bは、それぞれログインツールとしての非接触ICカードの利用例を示す。このうち、図16Aの例では、ユーザーが情報提供サイト32に会員登録した際のユーザーIDが携帯端末1に記憶されている。そして、ユーザーが携帯端末1に非接触ICカード111を挿入すると、携帯端末1が非接触ICカード111のユーザーIDを読み取ってユーザーを認証する。そして、情報提供サイト32からのユーザーIDの要求に応じて、携帯端末1が、認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDを情報提供サイト32に送信することにより、情報提供サイト32でそのユーザーIDが確認されて、ログインできるようになっている。
【0094】
他方、図16Bの例では、非接触ICカード111のユーザーIDそのものが情報提供サイト32に会員登録する際のユーザーIDとして用いられており、ユーザーが携帯端末1に非接触ICカード111を挿入すると、情報提供サイト32からのユーザーIDの要求に応じて、携帯端末1が、この非接触ICカード111から読み取ったユーザーIDを情報提供サイト32に送信することにより、会員制サイト112でユーザーIDが確認されて、ログインできるようになっている。
【0095】
さらに、このように非接触ICカードをログインツールとして利用する場合に、情報提供サイト32が、番組誘導モードや番組関連情報モードや番組関連サイトモードにおいて、個々のユーザー毎に、そのユーザーの嗜好に応じた広告情報や番組関連情報やURLのデータを携帯端末1に送信するようにしてもよい。
【0096】
そのためには、例えば、情報提供サイト32へのログイン時に個々のユーザーに嗜好情報を入力させたり、個々のユーザーによる情報提供サイト32の利用履歴からそのユーザーの嗜好情報を作成したりして、その嗜好情報を情報提供サイト32で管理する(例えばユーザー管理サーバー34に嗜好情報を蓄積する)ようにしてもよい。
【0097】
あるいはまた、携帯端末1のほうで、個々のユーザーによる情報提供サイト32の利用履歴やテレビジョン番組の視聴履歴からそのユーザーの嗜好情報を作成し、その嗜好情報に応じた広告情報や番組関連情報やURLのデータの送信を情報提供サイト32に要求するようにしてもよい。
【0098】
また、以上の例では、テレビジョン番組の視聴と、テレビジョン番組に関連したインターネット上の情報の閲覧とのために本発明を適用しているが、これに限らず、テレビジョン番組以外のコンテンツ(例えば、ラジオ番組や、インターネット経由でダウンロードまたはストリーミングによって提供される映像・音声コンテンツ等)の視聴と、そのコンテンツに関連したインターネットまたはその他のネットワーク上の情報の閲覧とのためにも本発明を適用してよい。
【0099】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザーは、現在提供中のコンテンツについての情報を端末で閲覧した結果、そのコンテンツを視聴したくなった場合、引き続きその端末で、そのコンテンツに誘導するようにして表示されている識別情報を選択する操作を行うことにより、そのコンテンツを視聴することができる。
【0100】
これにより、コンテンツの視聴と、そのコンテンツに関連したネットワーク上の情報の閲覧とを、単一の端末装置の一連の簡単な操作によって行うことができるという効果が得られる。また、ICカードをログインツールとして利用してネットワーク上のサーバーにログインした個々のユーザー毎に、そのユーザーの嗜好に応じた情報がサーバーから送信されるという効果が得られる。
【0101】
また、本発明によれば、ユーザーは、端末を操作してコンテンツ受信機器でコンテンツを視聴すると、そのコンテンツに関連した情報を提供するネットワーク上の情報提供装置の存在を自動的に知らされ、その情報を閲覧したくなった場合、引き続きこの端末で、その情報提供装置へのアクセスを指示する操作を行うことにより、その情報を閲覧することができる。
【0102】
これにより、やり、コンテンツの視聴と、そのコンテンツに関連したネットワーク上の情報の閲覧とを、単一の端末装置の一連の簡単な操作によって行うことができるという効果が得られる。また、ICカードをログインツールとして利用してネットワーク上のサーバーにログインした個々のユーザー毎に、そのユーザーの嗜好に応じた情報がサーバーから送信されるという効果が得られる。
【0103】
また、本発明によれば、例えばテレビショッピング番組に連動したオンラインショッピングのサイトにアクセスした際に、ユーザーが個人情報等の入力操作を行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯端末の外観構成例を示す正面図である。
【図2】図1の携帯端末の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1の携帯端末を利用した番組視聴・コンテンツ閲覧システムの全体構成例を示す図である。
【図4】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図5】番組情報モード時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図6】番組誘導モード時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図7】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図8】番組関連情報モード時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図9】番組関連サイトモード時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図10】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図11】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図12】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図13】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図14】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図15】図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図16】図1の携帯端末における非接触ICカードの別の利用例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンテンツマネージメント携帯端末、 2 表示部、 3 スピーカ、 4 マイクロホン、 5 釦、 11 CPU、 12 ブートメモリ、 13キャッシュメモリ、 14 メインボード、 15タッチセンサ付液晶モジュール、 16 非接触ICカードリーダー/ライター、 17 赤外線通信モジュール、 18 無線LANのインターフェース、 21 テレビジョン受信機、 22 無線LANアクセスポイント、 23 IPルーター、 24 ADSLモデム、 31 インターネット、 32 情報提供サイト、 33 番組関連サイト、 34 ユーザー管理サーバー、 35 EPGデータベース、36 情報サーバー、 37 URL管理サーバー、 38 ゲートウェイ、39 課金決済サービスプロバイダ、 111 非接触ICカード

Claims (7)

  1. ネットワーク経由で通信を行う通信手段と、
    コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段と、
    表示手段と、
    前記表示手段に表示される情報を選択するための操作手段と、
    ICカードリーダーと、
    前記通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、前記ICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、または該読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDを前記通信手段を介して前記サーバーに送信することにより前記サーバーにログインし、現在提供中のコンテンツに関連する情報の送信要求を、前記通信手段を介して前記サーバーに送る処理手段であって、前記ログインした個々のユーザーによる前記サーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴から該ユーザーの嗜好情報を作成し、該嗜好情報に応じた情報の送信要求を前記サーバーに送る処理手段と、
    前記サーバーから前記情報を受信したことに基づき、個々の前記コンテンツについての前記情報を、該コンテンツの提供主体を特定する識別情報と対応させて前記表示手段に表示する処理手段と、
    前記操作手段でいずれかの前記識別情報が選択されたことに基づき、前記送信手段を介し、コンテンツを受信する機器を制御して、選択された前記識別情報で特定される前記提供主体からコンテンツを受信させる制御手段とを備え
    コンテンツマネージメント端末。
  2. 請求項1に記載のコンテンツマネージメント端末において、
    前記送信手段は赤外線送信手段であ
    コンテンツマネージメント端末。
  3. コンピュータに、
    ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、ICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、または該読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDを前記通信手段を介して前記サーバーに送信することにより前記サーバーにログインし、現在提供中のコンテンツを関連した情報の送信要求を、前記通信手段を介して前記サーバーに送る手順であって、前記ログインした個々のユーザーによる前記サーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴から該ユーザーの嗜好情報を作成し、該嗜好情報に応じた情報の送信要求を前記サーバーに送る手順と、
    前記サーバーから前記情報を受信したことに基づき、個々の前記コンテンツについての前記情報を、該コンテンツの提供主体を特定する識別情報と対応させて表示手段に表示する手順と、
    前記表示手段に表示したいずれかの前記識別情報が選択されたことに基づき、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段を介し、前記機器を制御して、選択された前記識別情報で特定される前記提供主体からコンテンツを受信させる手順と
    を実行させるためのプログラム。
  4. それぞれコンテンツの提供主体を特定する複数の識別情報の中から識別情報を選択するための操作手段と、
    ネットワーク経由で通信を行う通信手段と、
    コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段と、
    表示手段と、
    前記操作手段で前記識別情報が選択されたことに基づき、前記送信手段を介して前記機器を制御し、選択された前記識別情報で特定される前記提供主体からのコンテンツを受信させる制御手段と、
    ICカードリーダーと、
    前記通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、前記ICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、または該読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDを前記通信手段を介して前記サーバーに送信することにより前記サーバーにログインし、前記操作手段で前記識別情報が選択されたことに基づき、前記通信手段を介し、選択された前記識別情報で特定される前記提供主体で現在提供中のコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装置を示す情報の送信要求を前記サーバーに送る処理手段であって、前記ログインした個々のユーザーによる前記サーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴から該ユーザーの嗜好情報を作成し、該嗜好情報に応じた情報の送信要求を前記サーバーに送る処理手段と、
    前記サーバーから、前記情報提供装置を示す情報を受信したことに基づき、前記情報提供装置の存在を報知する報知手段と、
    前記報知手段で報知された前記情報提供装置へのアクセスを指示する操作を行うための第2の操作手段と、
    前記第2の操作手段による指示に基づき、前記通信手段を介して前記情報提供装置にアクセスし、前記情報提供装置から受信した情報を前記表示手段に表示する処理手段とを備え
    コンテンツマネージメント端末。
  5. 請求項4に記載のコンテンツマネージメント端末において、
    前記送信手段は赤外線送信手段であ
    コンテンツマネージメント端末。
  6. 請求項に記載のコンテンツマネージメント端末において
    ットワーク上の課金決済装置との間で、前記ICカードリーダーによってICカードから読み取った情報を用いた課金決済を行う課金決済手段さらに備えた
    コンテンツマネージメント端末。
  7. コンピュータに、
    それぞれコンテンツの提供主体を特定する複数の識別情報の中から識別情報が選択されたことに基づき、コンテンツを受信する機器にコマンドを送信するための送信手段を介して前記機器を制御し、選択された前記識別情報で特定される前記提供主体からのコンテンツを受信させる手順と、
    ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介したネットワーク上のサーバーからのユーザーIDの要求に応じて、ICカードリーダーによってICカードから読み取ったユーザーID、または該読み取ったユーザーIDによって認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDを前記通信手段を介して前記サーバーに送信することにより前記サーバーにログインし、前記識別情報が選択されたことに基づき、前記通信手段を介し、選択された前記識別情報で特定される前記提供主体で現在提供中のコンテンツに関連したネットワーク上の情報提供装置を示す情報の送信要求を前記サーバーに送る手順であって、前記ログインした個々のユーザーによる前記サーバーの利用履歴及び/またはコンテンツの視聴履歴から該ユーザーの嗜好情報を作成し、該嗜好情報に応じた情報の送信要求を前記サーバーに送る手順と、
    前記サーバーから、前記情報提供装置を示す情報を受信したことに基づき、前記情報提供装置の存在を報知する手順と、
    前記情報提供装置へのアクセスが指示されたことに基づき、前記通信手段を介して前記情報提供装置にアクセスし、前記情報提供装置から受信した情報を表示手段に表示する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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