JP4337321B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯蔵室内に前後へ引出し自在の収納ケースを備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の冷蔵庫においては、商品価値を上げるため冷蔵室内に周囲とは区画された別温度室が設けられている。
【0003】
また、別温度室は、使い勝手向上のため前後へ引出し自在の収納ケース形態をとっているものが多い。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0005】
図16及び、図17は、従来の冷蔵庫の正面図及びそのJ−J断面図である。図において、1は冷蔵庫本体で、2は冷蔵室、3は野菜室、4は製氷室、5は切換室、6は冷凍室であり、それぞれの室は、断熱区画壁7によって断熱状態に区画されている。8は、冷蔵室2内に設けられた低温室であり、上棚9、仕切り板10、低温室ドア11、冷蔵室底面12によって区画されている。13は、低温室8内に収納される収納ケースである。また、収納ケース13には、左右両側に側面レール14があり、冷蔵室側壁15及び仕切り板8には、台座レール16及び台座上レール17が設けられている。側面レール14及び、台座レール16は、それぞれ前部ストッパー18、19及び後部ストッパー20,21を備えている。22は、収納ケース13の把手部であり、23は、冷蔵室2の庫内灯カバーである。
【0006】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0007】
収納ケース13は、台座レール16に側面レール14を載置することにより保持されている。収納ケース13に収納物を出し入れするには、把手部22に手を掛け収納ケース13を前部に引出す。この時、収納ケース13は、台座レール16を側面レール14が摺動することにより、前方へ引出され前部ストッパー18、19が接触した地点が最大引出し位置となる。次に、収納ケース11を低温室8内に収納する時は、把手部22を手で押す。この時は、収納ケース13が、台座レール16上を側面レール14が摺動することにより、後方へ収納され後部ストッパー20、21が接触した地点が最奥収納位置となる(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平4−363572号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、収納ケース13の左右方向のガタツキが大きいため、収納ケース13を低温室8内に収納する際、冷蔵室側壁15及び仕切り板10の間で斜めに歪んで入り込み、収納途中で収納ケース13が止まってしまい、収納動作のスムーズさを欠く欠点があった。
【0010】
本発明は、従来の課題を解決するもので、収納ケース13の低温室8内への収納動作をスムーズにできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0011】
また、上記従来の構成は、収納ケース13の側面レール14、前部ストッパー18及び、後部ストッパー20は、樹脂製の部品であり、台座レール16の摺動時及び、前部ストッパー19、後部ストッパー21接触時には不快な音を発生させ品位に欠くという欠点があった。
【0012】
本発明の他の目的は、収納ケース13の出し入れ時における音の発生を低減することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、貯蔵室内に配置される収納ケースと、前記収納ケースの底面の前後方向に設けた凹形ガイドリブと、前記凹形ガイドリブに対向して前記貯蔵室内の前記収納ケースの直下面に設けた台形形状の凸型レールリブと、前記収納ケースの両側壁に設けたローラーと、前記収納ケースの両側壁に隣接する貯蔵室内の対向面に前後方向に設けた台座とよりなり、前記凹形ガイドリブを前記凸型レールリブに係合させ、前記ローラーを前記台座レール上で転動させて前記収納ケースを前後方向に出し入れ自在に案内し移動するものであり、前記凹形ガイドリブと前記台形形状の凸形レールリブが噛み合うことにより、収納ケースの凹形ガイドリブと噛み合いやすく、前記収納ケースの左右方向のガタツキが低減するとともにローラーの回転により、前記収納ケースの出し入れをスムーズに行えるという作用を有する。また、収納ケースに凹形ガイドリブを設けることで収納ケース底面の強度を高めることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、収納ケースを前方に最も引き出した状態の時、収納ケースの凹形ガイドリブと凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブとがラップしているように凸形レールリブを貯蔵室前方まで配置したものであり、収納ケースを最大引出し時においても、凸形レールリブと凹形ガイドリブが噛み合うことにより、前記収納ケースの左右方向のガタツキが低減し、前記収納ケースの出し入れをスムーズに行える。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブ及び、凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブを貯蔵室内側壁近傍に設けたものであり、貯蔵室内底面の変形による影響を受けにくく、前記凸形レールリブが、前記凹形ガイドリブを突き上げて前記収納ケースの動作を妨げたり、前記凹形リブと噛み合わなくなるのを防止できる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブは、前記収納ケースの奥行き寸法に対して後方より3分の2以下としたものであり、前記収納ケースを前方へ引出した時、前記収納ケース及び収納物の重量により、前記収納ケースの前部が下方に傾いた場合でも、前記凹形ガイドリブが貯蔵室内底面に接触せず、前記貯蔵室内底面に傷を付けるのを防止することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブは、前記収納ケースの前方方向の先端に傾斜部が設けられたものであり、貯蔵室内底面に補強のためのビードを付けた場合に、前記ビードと前記凹形ガイドリブが接触したとき、前記凹形ガイドリブが前記ビードを乗り越えるのを容易にすることができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、貯蔵室底面の凸形レールリブを別部品で設けたものであり、前記貯蔵室底面とは、異なる摺動性に優れた材料を用いることにより、収納ケースの摺動性を向上させることができる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブを別部品で設けたものであり、前記収納ケースとは、異なる摺動性に優れた材料を用いることにより、収納ケースの摺動性を向上させることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7の冷蔵庫において、収納ケースに設けた凹形ガイドリブに代えて凸形レールリブを設け、凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブに代えて凹形ガイドリブを設けたものであり、前記凸形レールリブと前記凹形ガイドリブが噛み合うことにより、前記収納ケースの左右方向のガタツキが低減し、前記収納ケースの出し入れをスムーズに行えるとともに、収納ケース側を凸形レールリブにすることで外観上の見栄えが向上するという作用を有する。
【0021】
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースに設けたローラーが転動する貯蔵室側壁に設けた台座レールに、収納ケースの緩衝材が当たる様に前後ストッパーを設けたものであり、前記収納ケースの最大引出し時及び、最奥収納時のスットパー当たりの衝撃音が低減される作用を有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】
(実施の形態1)
図1、2、3、4、5、6は、それぞれ、本発明の実施の形態1による冷蔵庫の冷蔵室扉を開いた状態の正面図、図2のA部の詳細図、図2のB部詳細図、図2のC−C断面図、図4のE部詳細図及び、図2のD矢視図である。
【0024】
図1から図6において、1は冷蔵庫本体で、2は冷蔵室、3は野菜室、4は製氷室、5は切換室、6は冷凍室であり、それぞれの室は、断熱区画壁7によって断熱状態に区画されている。冷蔵室2内の下部には低温室50が設けられ、上棚51、仕切り板52、低温室ドア53、冷蔵室底面54によって区画されている。55は、低温室50内に収納される収納ケースである。また、収納ケース55には、左右両側に側面レール56及び、側面レール56の後方に外周にゴム製緩衝材57を取付けたローラー58が設けてあり、冷蔵室側壁59及び仕切り板52には、台座レール60及び台座上レール61が設けられている。台座レール60は、前部ストッパー62及び後部ストッパー63を備えている。
【0025】
また、64は、収納ケース55と一体成型の凹型ガイドリブであり、65は、冷蔵室底面54と一体成型の凸型レールリブであり台形形状をしている。66は、冷蔵室底面54の変形に対する補強ビードである。
【0026】
また、収納ケース55を前方に最も引き出した状態の時、冷蔵室底面の凸形レールリブ65と収納ケース55の凹形ガイドリブ64がラップしているように凸形レールリブ65を冷蔵室2の前方まで配置している。
【0027】
また、凹形ガイドリブ64及び、凸形レールリブ65を冷蔵室側壁59近傍に設けている。
【0028】
また、収納ケース55の凹形ガイドリブ64は、収納ケース55の奥行き寸法に対して後方より3分の2以下としている。
【0029】
また、収納ケース55の凹形ガイドリブ64は、収納ケース55の前方方向の先端に傾斜部が設けられている。
【0030】
また、ローラー58が摺動する冷蔵室側壁59及び、仕切り板52に設けた台座レール60上に前部ストッパー62,後部ストッパー63を設け、収納ケース55引出し時、あるいは収納時、ローラー58のゴム製緩衝材57が前部ストッパー62,後部ストッパー63に当接するように設けている。
【0031】
さらに、67は、収納ケース55の前面部に取付けられた不透明な化粧部品であり、爪68、穴69、切欠き70を備えている。収納ケース55には、爪71、切欠き72を備えている。
【0032】
また、化粧部品67を取付ける収納ケース55の前面裏側には、シボ加工が施してある
また、73は、収納ケース55の把手部であり、74は、冷蔵室2の庫内灯カバー75の化粧部品であり、化粧部品67と庫内灯カバー75の化粧部品74は色調を同一としている。また、収納ケース55と化粧部品67との間には空間76を有している。
【0033】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
まず、低温室50内の収納ケース55に収納物を収納する場合、把手部73に手を掛け収納ケース55を手前へ引出し、収納ケース55に収納物を収納後、把手部73を押し、収納ケース55を低温室50内に収納する。そのとき、凹形ガイドリブ64と凸形レールリブ65が噛み合うことにより、収納ケース55の左右方向のガタツキが低減し、収納ケース55の出し入れをスムーズに行なうことができる。また、収納ケース55に凹形ガイドリブ64を設けることで収納ケース55底面の強度を高めることができる。
【0034】
また、収納ケース55を前方に最も引き出した状態の時、冷蔵室底面の凸形レールリブ65と収納ケース55の凹形ガイドリブ64がラップしているように凸形レールリブ65を冷蔵室2の前方まで配置しているので、収納ケース55を最大引出し時においても、凸形レールリブ65と凹形ガイドリブ64が噛み合うことにより、収納ケース55の左右方向のガタツキが低減し、収納ケース55の出し入れをスムーズに行なうことができる。また、収納ケース55に凹形ガイドリブ64を設けることで収納ケース55の底面の強度を高めることができる。
【0035】
また、凹形ガイドリブ64及び、凸形レールリブ65を冷蔵室側壁59近傍に設けたので、冷蔵室底面54の変形による影響を受けにくく凸形レールリブ65が、凹形ガイドリブ64を突き上げて収納ケース55の動作を妨げたり、凹形ガイドリブ64から離れてしまうことを防止できる。
【0036】
また、冷蔵室底面54の凸形レールリブ65は台形形状であるので、収納ケース55の凹形ガイドリブ64と噛み合いやすく、左右方向のクリアランスを小さくでき、引出し時のスムーズな操作が可能となる。また、台形形状とすることで凸形レールリブ65の強度が向上する。
【0037】
また、収納ケース55の凹形ガイドリブ64は、収納ケース55の奥行き寸法に対して後方より3分の2以下としたので、収納ケース55を前方へ引出した時、収納ケース55及び収納物の重量によって、収納ケース55の前部が下方に傾いた場合でも、凹形ガイドリブ64が冷蔵室底面54に接触せず、冷蔵室底面54に傷を付けることを防止しすることができる。
【0038】
また、収納ケース55の凹形ガイドリブ64は、収納ケース55の前方方向の先端に傾斜部が設けられているので、冷蔵庫底面54に補強のためのビード66を付けた場合に、ビード66と凹形ガイドリブ64が接触したとき、凹形ガイドリブ64がビード66を乗り越えるのを容易にしている。
【0039】
さらに、収納ケース55の両側側面にローラー58を設け、ローラー58は冷蔵室側壁59及び、仕切り板52に設けた台座レール60上を摺動するものであり、ローラー58が回転することにより、収納ケース55の出し入れ動作をスムーズにすることができる。
【0040】
また、ローラー58の外周には、ゴム製緩衝材57を取付けたので、ローラー58が台座レール60上を摺動するときの音を低減できる。
【0041】
また、ローラー58が摺動する冷蔵室側壁59及び、仕切り板52に設けた台座レール60上に前部ストッパー62,後部ストッパー63を設け、収納ケース55引出し時、あるいは収納時、ローラー58のゴム製緩衝材57が前部ストッパー62,後部ストッパー63に当接するように設けているので、収納ケース55の最大引出し時及び、最奥収納時のストッパー62,63当たり時の衝撃音が低減される。
【0042】
また、収納ケース55の前面部に収納ケース55とは別体の化粧部品67を取付けたものであり、収納ケース55を透明部品とすれば、化粧部品67を例えば、パール調の不透明な別材料を用いればアクセント効果があり、意匠性に優れたものとなる。また、化粧部品67は不透明であるので、収納ケース55と化粧部品67との空間76に蓄冷材、蓄光材といったものを配する場合は、冷蔵庫の正面から見えず意匠性に優れたものとなる。
【0043】
また、化粧部品67は収納ケース55前面部内側へ爪68を引掛け、穴69を収納ケース55の爪71と噛み合わせて取付けることにより、取付け作業が容易となり、低コスト化が図れる。
【0044】
また、収納ケース55と化粧部品67で囲まれた空間76の下部は、収納ケース55の切欠き72、化粧部品67の切欠き70により隙間が形成されるので、空間76内に水分の浸入がある場合、空間76内に留まらず隙間から排水され、不具合が生じない。
【0045】
また、化粧部品67を取付ける収納ケース55の前面裏側には、シボ加工が施してあるものであり、収納ケース55を透明樹脂で成形した場合、化粧部品67と収納ケース55との取付け爪71が収納ケース55の内側から見たときに隠すことができ、意匠性に優れたものとなる。
【0046】
また、収納ケース55の化粧部品67と冷蔵室2の庫内灯カバー75の化粧部品74は、色調が同じであり、冷蔵室内の統一感が高まり意匠性が向上する。
【0047】
なお、本実施の形態では凹型ガイドリブ64および凸型レールリブ65を収納ケース55の下部側面近傍の1ヶ所に設けたもので説明したが、収納ケース55の下部両側面近傍に設けてもよい。下部両側面近傍に設けた場合、収納ケース55を冷蔵庫本体より取り出してテーブル等に置いても左右の傾斜が生じない。また、収納ケース55の下部中央近傍に凹型ガイドリブ64および凸型レールリブ65を設けてもよい。この場合、収納ケース55の底面中央部の強度が高まる。
【0048】
(実施の形態2)
図7、8は、本発明の実施の形態2による冷蔵庫の冷蔵室の低温室部の正面図及び、F部詳細図である。
【0049】
図7,8において、90は、冷蔵室91内の低温室92に配置されている収納ケースであり、収納ケース90には、別体の凹型ガイドリブ93と一体の把手部94を備えている。95は、凹型ガイドリブ93に対応する冷蔵室底面96と一体成型の凸型レールリブである。
【0050】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
まず、低温室92内の収納ケース90に収納物を収納する場合、把手部94に手を掛け収納ケース90を手前へ引出し、収納ケース90に収納物を収納後、把手部94を押し、収納ケース90を低温室92内に収納する。そのとき、凹形ガイドリブ93と凸形レールリブ95が噛み合うことにより、収納ケース90の左右方向のガタツキが低減し、収納ケース90の出し入れがスムーズに行える。なお、凹型ガイドリブ93を収納ケース90とは、別材料の摺動性に優れたものを用いることで、さらに良好な操作感を得ることができる。
【0051】
また、凹型ガイドリブ93を別体とすることで、破損時などのサービス対応が容易になる。
【0052】
(実施の形態3)
図9、10は、本発明の実施の形態3による冷蔵庫の冷蔵室の低温室部の正面図及び、G部詳細図である。
【0053】
図9、10において、100は、冷蔵室101内の低温室102に配置されている収納ケースであり、収納ケース100には、一体成型の凹型ガイドリブ103と把手部104を備えている。105は、凹型ガイドリブ103に対応する冷蔵室底面106と別体成型の凸型レールリブである。
【0054】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
まず、低温室102内の収納ケース100に収納物を収納する場合、把手部104に手を掛け収納ケース100を手前へ引出し、収納ケース100に収納物を収納後、把手部104を押し、収納ケース100を低温室102内に収納する。そのとき、凹形ガイドリブ103と凸形レールリブ105が噛み合うことにより、収納ケース100の左右方向のガタツキが低減し、収納ケース100の出し入れがスムーズに行える。なお、凸型レールリブ106を冷蔵室底面106とは、別材料の摺動性に優れたものを用いることで、さらに良好な操作感を得ることができる。
【0055】
(実施の形態4)
図11、12は、本発明の実施の形態4による冷蔵庫の冷蔵室の低温室部の正面図及び、H部詳細図である。
【0056】
図11、12において、110は、冷蔵室111内の低温室112に配置されている収納ケースであり、収納ケース110には、一体成型の凸型レールリブ113と把手部114を備えている。115は、凸型レールリブ113に対応する冷蔵室底面116と一体成型の凹型ガイドリブである。
【0057】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
まず、低温室112内の収納ケース110に収納物を収納する場合、把手部114に手を掛け収納ケース110を手前へ引出し、収納ケース110に収納物を収納後、把手部114を押し、収納ケース110を低温室112内に収納する。そのとき、凸形レールリブ113と凹形ガイドリブ115が噛み合うことにより、収納ケース110の左右方向のガタツキが低減し、収納ケース110の出し入れがスムーズに行える。
【0058】
また、収納ケース110側を凸形レールリブ113にすることで外観上の見栄えが向上する
(実施の形態5)
図13は、本発明の実施の形態5による冷蔵庫の冷蔵室の低温室部の断面図である。
【0059】
図13において、収納ケース121には、左右両側に側面レール122及び、一体成形のゴム製ローラー123があり、冷蔵室側壁124及び仕切り板125には、台座レール126及び台座上レール127が設けられている。台座レール126は、前部ストッパー127及び後部ストッパー128を備えている。
【0060】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0061】
まず、収納ケース121を前後に移動させると、台座レール126上をゴム製ローラー122が回転することにより、収納ケース121の出し入れ動作がスムーズになり、摺動するときの音を低減できる。また、前後ストッパー127,128をゴム製ローラー123が当たる様に設けたので、収納ケース121の最大引出し時及び、最奥収納時のストッパー127、128当たり時の衝撃音が確実に低減される。
【0062】
また、一体成形のゴム製のローラー123を用いることにより、長期信頼性を確保することができる。
【0063】
(実施の形態6)
図14は、本発明の実施の形態6による冷蔵庫の冷蔵室の低温室の収納ケースの底面図である。
【0064】
図14において、131は、収納ケース132の前面部に取付けられた化粧部品であり、穴133を備えている。また、134は、収納ケース132と化粧部品131で囲まれた空間である。
【0065】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0066】
空間134内に水分の浸入がある場合、空間134内に留まらず穴133から排水されるので、不具合が生じない。
【0067】
(実施の形態7)
図15は、本発明の実施の形態6による冷蔵庫の冷蔵室の低温室の収納ケースの底面図である。
【0068】
図15において、収納ケース142の前面部には化粧部品141が取付けてあり、収納ケース142には、穴143を備えている。また、144は、収納ケース142と化粧部品141で囲まれた空間である。
【0069】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0070】
空間144内に水分の浸入がある場合、空間144内に留まらず穴143から排水されるので、不具合が生じない。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、貯蔵室内に配置される収納ケースと、前記収納ケースの底面の前後方向に設けた凹形ガイドリブと、前記凹形ガイドリブに対向して前記貯蔵室内の前記収納ケースの直下面に設けた台形形状の凸型レールリブと、前記収納ケースの両側壁に設けたローラーと、前記収納ケースの両側壁に隣接する貯蔵室内の対向面に前後方向に設けた台座とよりなり、前記凹形ガイドリブを前記凸型レールリブに係合させ、前記ローラーを前記台座レール上で転動させて前記収納ケースを前後方向に出し入れ自在に案内し移動するものであり、凹形ガイドリブと台形形状の凸形レールリブが噛み合うことにより、収納ケースの凹形ガイドリブと噛み合いやすく、収納ケースの左右方向のガタツキが低減するとともにローラーの回転により、収納ケースの出し入れをスムーズに行える。また、収納ケース底面の強度を高めることができる。
【0072】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、収納ケースを前方に最も引き出した状態の時、収納ケースの凹形ガイドリブと凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブとがラップしているように凸形レールリブを貯蔵室前方まで配置したものであり、収納ケースを最大引出し時においても、凸形レールリブと凹形ガイドリブが噛み合うことにより、前記収納ケースの左右方向のガタツキが低減し、前記収納ケースの出し入れをスムーズに行える。
【0073】
請求項3に記載の発明は、請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブ及び、凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブを貯蔵室内側壁近傍に設けたものであり、貯蔵室内底面の変形による影響を受けにくく、前記凸形レールリブが、前記凹形ガイドリブを突き上げて前記収納ケースの動作を妨げたり、前記凹形リブと噛み合わなくなるのを防止できる。
【0074】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブは、前記収納ケースの奥行き寸法に対して後方より3分の2以下としたものであり、前記収納ケースを前方へ引出した時、前記収納ケース及び収納物の重量により、前記収納ケースの前部が下方に傾いた場合でも、前記凹形ガイドリブが貯蔵室内底面に接触せず、前記貯蔵室内底面に傷を付けるのを防止することができる。
【0075】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブは、前記収納ケースの前方方向の先端に傾斜部が設けられたものであり、貯蔵室内底面に補強のためのビードを付けた場合に、前記ビードと前記凹形ガイドリブが接触したとき、前記凹形ガイドリブが前記ビードを乗り越えるのを容易にすることができる。
【0076】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、貯蔵室底面の凸形レールリブを別部品で設けたものであり、前記貯蔵室底面とは、異なる摺動性に優れた材料を用いることにより、収納ケースの摺動性を向上させることができる。
【0077】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースの凹形ガイドリブを別部品で設けたものであり、前記収納ケースとは、異なる摺動性に優れた材料を用いることにより、収納ケースの摺動性を向上させることができる。
【0078】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7の冷蔵庫において、収納ケースに設けた凹形ガイドリブに代えて凸形レールリブを設け、凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブに代えて凹形ガイドリブを設けたものであり、前記凸形レールリブと前記凹形ガイドリブが噛み合うことにより、前記収納ケースの左右方向のガタツキが低減し、前記収納ケースの出し入れをスムーズに行えるとともに、収納ケース側を凸形レールリブにすることで外観上の見栄えが向上する。
【0079】
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースに設けたローラーが転動する貯蔵室側壁に設けた台座レールに、収納ケースの緩衝材が当たる様に前後ストッパーを設けたものであり、前記収納ケースの最大引出し時及び、最奥収納時のスットパー当たりの衝撃音が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による冷蔵庫の実施の形態1の正面図
【図2】 図1のA部の拡大正面図
【図3】 図2のB部の拡大正面図
【図4】 図2のC−C線における断面図
【図5】 図4のE部の拡大図
【図6】 図2のD部の矢視図
【図7】 本発明による冷蔵庫の実施の形態2の要部正面図
【図8】 図7のF部の拡大正面図
【図9】 本発明による冷蔵庫の実施の形態3の要部正面図
【図10】 図9のG部の拡大正面図
【図11】 本発明による冷蔵庫の実施の形態4の要部正面図
【図12】 図11のH部の拡大図
【図13】 本発明による冷蔵庫の実施の形態5の要部断面図
【図14】 本発明による冷蔵庫の実施の形態6の要部の底からみた平面図
【図15】 本発明による冷蔵庫の実施の形態7の要部の底からみた平面図
【図16】 従来の冷蔵庫の正面図
【図17】 従来の冷蔵庫のJ−J線における断面図
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体
2、91、101、111 冷蔵室
3 野菜室
6 冷凍室
7 断熱区画壁
50、92、102、112 低温室
54、96、106、116 冷蔵室底面
55、90、100、110、121、132、142 収納ケース
57 ゴム製緩衝材
58 ローラー
59、124 冷蔵室側壁
60、126 台座レール
62、127 前部ストッパー
63、128 後部ストッパー
64、93、103、115 凹型ガイドリブ
65、95、113 凸型レールリブ
67、74、131、141 化粧部品
68、71 爪
75 庫内灯カバー
76、134、144 空間
123 ゴム製ローラー
133、143 穴
Claims (9)
- 貯蔵室内に配置される収納ケースと、前記収納ケースの底面の前後方向に設けた凹形ガイドリブと、前記凹形ガイドリブに対向して前記貯蔵室内の前記収納ケースの直下面に設けた台形形状の凸型レールリブと、前記収納ケースの両側壁に設けたローラーと、前記収納ケースの両側壁に隣接する貯蔵室内の対向面に前後方向に設けた台座とよりなり、前記凹形ガイドリブを前記凸型レールリブに係合させ、前記ローラーを前記台座レール上で転動させて前記収納ケースを前後方向に出し入れ自在に案内し移動する冷蔵庫。
- 収納ケースを前方に最も引き出した状態の時、収納ケースの凹形ガイドリブと凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブとがラップしているように凸形レールリブを貯蔵室前方まで配置した請求項1に記載の冷蔵庫。
- 収納ケースの凹形ガイドリブ及び、凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブを貯蔵室内側壁近傍に設けた請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 収納ケースの凹形ガイドリブは、前記収納ケースの奥行き寸法に対して後方より3分の2以下とした請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 収納ケースの凹形ガイドリブは、前記収納ケースの前方方向の先端に傾斜部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブを別部品で設けた請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 収納ケースの凹形ガイドリブを別部品で設けた請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 請求項1から請求項7の冷蔵庫において、収納ケースに設けた凹形ガイドリブに代えて凸形レールリブを設け、凹形ガイドリブに対向して設けた凸形レールリブに代えて凹形ガイドリブを設けた冷蔵庫。
- 収納ケースに設けたローラーが転動する貯蔵室側壁に設けた台座レールに、収納ケースの緩衝材が当たる様に前後ストッパーを設けた請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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