JP4336864B2 - 容器供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、包装機械、詳しくは、包装材料ウェッブをチューブに成形し、チューブに内容物を充填した後、チューブを容器1つ分に相当する長さ毎に送りかつ横断状にシール切断して枕状未完成容器を成形し、未完成容器を完成容器成形装置に供給して直方体状に成形して完成容器とする包装機械において、未完成容器を完成容器成形装置に供給する供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の供給装置としては、例えば、特開平10−29608号公報に開示されているように、枕状未完成容器を、これを直方体状完成容器に成形する容器成形装置のコンベヤに供給する供給装置であって、下端をコンベヤ搬送経路始端に臨ませた傾斜シュートと、シュート搬送経路にそって昇降しうるように配置されかつ下降時にシュート搬送経路内に進入させられて容器下端を受ける受部材とを備えているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来装置では、容器の下端を受部材で受けてシュート内を搬送するようにしており、コンベヤとの干渉を避けるためには、受部材をコンベヤ搬送経路近くまで下降させることができず、最終的に、容器はシュートから落下し、コンベヤで受けられるようになっている。そのため、落下する容器がコンベヤで受け止められる際の衝撃により、容器がどうしてもダメージを受けることが避けられない。
【0004】
この発明は、上記課題を解決し、枕状未完成容器を、これを直方体状完成容器に成形する容器成形装置にダメージを与えることなく供給することのできる容器供給装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明による容器供給装置は、容器本体およびこれの上下端に側方突出状に連なる上下の耳を有する枕状未完成容器を、これを直方体状完成容器に成形する容器成形装置のコンベヤに供給する供給装置であって、下端をコンベヤ搬送経路始端に臨ませた傾斜シュートと、シュート搬送経路にそって昇降しうるように配置されかつ下降時にシュート搬送経路内に進入させられてシュート内を自重により落下する容器本体下端を受ける第1受部材と、シュート搬送経路にそって昇降しうるように配置されかつ下降時にシュート搬送経路内に進入させられて第1受部材で受けられた容器の上耳を受ける第2受部材とを備えているものである。
【0006】
この発明による容器供給装置では、容器を、第1受部材および第2受部材で順次受けながらシュート内を搬送するようにしており、第2受部材では容器の上耳を受けるため、第2受部材をコンベヤ搬送経路近くまで下降させることができる。したがって、枕状未完成容器を容器成形装置にダメージを与えることなく供給することができる。しかも、シュート内を落下する容器は、その本体部分で第1受部材によって受けられるため、落下の勢いの強い容器をしっかりと受け止めることができ、落下の勢いが無くなってから、第2受部材に容器を受け渡すことができる。
【0007】
さらに、第2受部材の昇降経路下端が、コンベヤ搬送経路始端に合流させられていると、容器を、シュートから落下させることなくコンベヤで受けることができる。
【0008】
また、第1受部材の下降速度が、第2受部材の下降速度以上に設定されていると、第2受部材が上耳を受けた後、第1受部材は容器から素早く離れていくことができ、両受け部材間の受け渡しのタイミングを設定することが容易である。しかも、容器を、さらにスムーズに、ダメージを与えることなく、容器成形装置に供給することができる。
【0009】
また、第1受部材が、下側移動経路をシュート搬送経路にそってその上側から近接させた第1エンドレスチェーンに取付けられ、第2受部材が、上側移動経路をシュート搬送経路にそってその下側から近接させた第2エンドレスチェーンに取付けられ、第2エンドレスチェーンが、互いに所定間隔をおいて平行にのびかつ第2受部材をそれぞれ取付けた一対のチェーン部材よりなり、両チェーン部材の下端が、コンベヤ搬送経路始端をその両側から挟んでいると、第2受部材をコンベヤ搬送経路始端内まで下降させることができ、容器の落下を皆無にして容器をコンベヤに渡すことができる。
【0010】
また、コンベヤが、ホルダを有しており、ホルダが、容器搬送経路と平行して広がる底板と、底板に上方突出状に設けられかつコンベヤ容器搬送経路と直交して広がる側板とよりなり、コンベヤ容器搬送経路始端において停止させられたホルダの側板上端がシュートの下端に接続され、この状態でシュートからホルダに容器が受渡されるようになされていると、シュートに続いて側板上を滑らせながら容器を搬送することができ、衝撃を一切加えることなく、容器を容器成形装置に供給することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照してつぎに説明する。
【0012】
図1を参照すると、包装機械は、両面に熱可塑性樹脂層を有する紙主体積層体製ウェッブWの両縁部を重合せ状にシールしてチューブTに成形するチューブ成形装置11と、チューブTに内容物を充填する充填装置12と、内容物充填チューブTを容器1つ分に相当する長さ毎に送りながら横断状にシール切断して枕状未完成容器C1を成形する未完成容器成形装置13と、未完成容器C1を直方体状完成容器C2に成形する完成容器成形装置14と、未完成容器C1を完成容器成形装置14に供給する容器供給装置15とを備えている。
【0013】
未完成容器C1は、図8(a)に詳しく示すように、概ね直方体状に成形されているが、横断面V字状の頂部T1および底部B1をもつ容器本体M1と、これの上下両端から側方に突出させられている上下一対ずつの耳U1,L1とよりなる。
【0014】
完成容器C2は、図8(b)に示すように、完全な直方体状に成形され平坦な頂部T2および底部B2をもつ容器本体M2と、頂部T2上に重合せ状に圧着されている一対の上耳U2と、容器本体M2の両側面に重合せ状に圧着されている一対の下耳L2とよりなる。
【0015】
再び、図1を参照すると、完成容器成形装置14は、未完成容器成形装置13の前斜め下に配置されかつ供給ステーションS0、折畳みステーションS1、加熱ステーションS2、耳付ステーションS3および排出ステーションS4を順次経由して前向きにのびた搬送経路を有する成形コンベヤ21を有している。
【0016】
折畳みステーションS1には、未完成容器C1の頂部T1および底部B1をそれぞれ平坦にするように折畳むとともに、上下の耳U1,L1を上向きに折曲げて、頂部折畳み部分から上耳U1を上方に突出させかつ下耳L1を容器本体M1側面に接近させるように未完成容器C1を折畳む折畳み装置22が、加熱ステーションS2には、容器本体M1および耳U1,L1の圧着すべき部分を加熱する加熱装置23が、耳付ステーションS3には、上耳U1を頂部T1上に重合せ状に圧着するとともに、下耳L1を容器本体M1の両側面に重合せ状に圧着する耳付装置24が、排出ステーションS4には、完成容器C2をコンベヤ21から排出する排出装置25がそれぞれ配置されている。
【0017】
折畳みステーションS1から加熱ステーションS2を経由して耳付ステーションS3まで折畳みガイド26がのびている。容器C1が折畳みステーションS1から耳付ステーションS3まで搬送される間に、折畳みガイド26により、上方突出状上耳U1が容器本体頂部T1に重なる方向に漸次下向きに折曲げられていくようになっている。図示しないが、下耳L1についても、同様の折畳みガイドが備えられている。
【0018】
成形コンベヤ21は、前部駆動スプロケット31および後部従動スプロケット32と、これらスプロケット31,32に巻き掛けられているエンドレス状ブロックチューン33と、チェーン33に連続して隣り合うもの同士接するように取付けられている多数のホルダ34とを備えている。
【0019】
チェーン33は、図5に詳しく示すように、一連に繋げられた多数の搬送ブロック41を有している。
【0020】
搬送ブロック41の前部には前方突出嵌合凸部42が、その後部には後方開口嵌合凹部43がそれぞれ設けられている。後側の搬送ブロック41の嵌合凸部42が前側の搬送ブロック41の嵌合凹部43にはめ入れられ、同嵌合凸部42と嵌合凹部43に連結ピン44が貫通させられている。連結ピン44の両端部は、搬送ブロック41から側方に突出させられており、その突出端部には支持ローラ45が取付けられている。支持ローラ45は、コンベヤフレーム46に向き合うように設けられた一対のガイド溝47にはめ入れられている。
【0021】
ホルダ34は、搬送ブロック41の上面に固定されている平板状底板51と、これの上面に直交状に設けられている側板52とよりなる。
【0022】
底板51および側板52の幅は、完成容器C2の幅に等しい。側板52の底板51上面からの高さは、完成容器C2の高さに等しい。隣り合う2つのホルダ34の側板52間隔は、完成容器C2の前後方向厚みに等しい。
【0023】
図5〜図7に、耳付装置24が詳しく示されている。
【0024】
耳付装置24は、耳付ステーションS3上方に昇降しうるように配置されかつ容器本体M1上面に上耳U1をそれぞれ押圧する上耳押圧部材61と、耳付ステーションS3を挟んでその両側に開閉しうるように配置されかつ容器本体M1両側面に下耳L1をそれぞれを押圧する一対の下耳押圧部材62とを備えている。
【0025】
耳付ステーションS3上方には水平支持板63が設けられている。支持板63中央には貫通孔64が設けられ、これの上面縁部に垂直ガイド筒65が直立状に設けられている。支持板63下面の貫通孔64を挟んでその前後両側には、一対の山形対向状ブラケット66が垂下状に設けられている。
【0026】
上耳押圧部材61は、上下方向を厚みとする直方体ブロック状のもので、垂直昇降ロッド71の下端に固定されている。上耳押圧部材61の下面には、折畳みガイド26との干渉を避けるための横断面輪郭逆U字状逃げ溝72が形成されている。昇降ロッド71には垂直昇降筒73が摺動自在にはめ被せられている。昇降筒73は、ガイド筒65に摺動自在にはめ入れられている。
【0027】
昇降ロッド71の高さの中程からやや上には、肩部74がその上方に小径部75を形成することにより設けられている。小径部75の上端部は、昇降筒73の上方に突出させられており、その突出端部にはストッパ76が設けられている。昇降筒73の上端部は、ガイド筒65の上方に突出させられ、その突出端部にはキャップ77が被せられている。キャップ77には、一対の連結ロッド78(図7)を介して上下作動揺動アーム79の先端部が連結されている。キャップ77頂壁には小径部75が貫通させられている。ストッパ76とキャップ77の間には、昇降ロッド71と昇降筒73の相対的移動を自由とする間隙Cが形成されている。昇降筒73の下端近くには、左右一対の耳81が左右反対方向に突出させられるように設けられている。
【0028】
両下耳押圧部材62は、左右方向に相対して上下方向に拡がる方形板状のもので、上下方向にのびた左右一対のレバー82の下端側に固定されている。両レバー82は、両ブラケット66下端部に水平支持軸83によって左右揺動自在に取付けられている。両レバー82の上端には左右一対の連結リンク84が取付けられている。両連結リンク84の他端は、両耳81にそれぞれ連結されている。
【0029】
ガイド筒65外面に設けられたばね受け85とキャップ77下端フランジの間には、ガイド筒65にはめられた大径外圧縮コイルばね86が介在させられている。肩部74とキャップ77頂壁の間には、小径部75にはめられた小径内圧縮コイルばね87が介在させられている。
【0030】
図7を参照すると、昇降筒73の下端近くには、両耳81と直交する前後方向に突出して、前および後斜め下向きにのびた略ハの字状をなす前後一対のロック部材91が固定されている。両ロック部材91の下端部には二股状部92が設けられ、これに、垂直ローラ93が挟み止められている。
【0031】
一方、ホルダ34の頂面長さ方向中間部には垂直係合ピン94が直立状にそれぞれ設けられている。
【0032】
未完成容器C1が耳付ステーションS3に搬入される直前に、加熱装置23により、容器本体M1および上下耳U1,L1の圧着されるべき部分は、加熱されている。
【0033】
容器C1が耳付ステーションS3に搬入されると、作動アーム79が図示しない手段で下降させらせると、昇降ロッド71とともに昇降筒73が下降させられる。昇降ロッド71とともに下降する上耳押圧部材61は、内圧縮コイルばね87を圧縮させることにより、容器C1の頂面に対して上耳U1を押圧して、上耳U1が容器C1の頂面に圧着され、このときの押圧力が設定値になると、これ以上は、昇降ロッド71は下降せずに、この後は、昇降筒73のみが下降する。昇降筒73が下降させられると、連結リンク84によって両レバー82の上端が互いに離隔させられ、両下耳押圧部材62が互いに接近させられる。その結果、両下耳押圧部材62によって、下耳L1が容器本体M1側面に圧着される。
【0034】
一方、昇降筒73が下限に至る直前まで下降させられると、両ロック部材91がローラ93を介して係合ピン94を前後両側から挟み付ける。これにより、隣り合うホルダ34の側板52は、その上端を拡げるようとする動作を拘束される。
【0035】
ロック部材91により、同ホルダ34を拘束することなく、上耳押圧部材61および下耳圧着部材62の押圧力を容器本体M1に作用させると、チエーン33各部の遊び、例えば、支持ローラ45とガイド溝47両側面間の隙間の分、隣り合う搬送ブロック41がへの字状に折曲り、これにしたがって、同側板52がその上端を拡げるように同ホルダ34が折曲る可能性がある。そうすると、容器C1の所要部分に適切な押圧力を作用させられなくなり、シール不良が発生する恐れがあるが、上記の通り、ロック部材91により、ホルダ34をロックするようにすれば、その心配がない。
【0036】
図2〜図4に、容器供給装置15が詳しく示されている。
【0037】
容器供給装置15は、未完成容器成型装置13の下方から成形コンベヤ21の搬送経路始端までのびた傾斜状供給シュート101と、供給シュート101を挟んでその上下に配置されている上供給コンベヤ102および下供給コンベヤ103とを備えている。
【0038】
供給シュート101は、上部シュート1nおよび下部シュート112よりなる。上部シュート111は、一般に良く知られている樋状のものである。
【0039】
下部シュート112は、図4に詳しく示すように、容器本体M1を受けて案内する滑り板121と、耳U1,L1を受けて案内する互いに平行にのびた一対のガイドレール122とを備えている。
【0040】
図2は、成形コンベヤ搬送経路始端における供給ステーションS0で停止させられたホルダ34の1つを示すものである。このホルダ34は、従動スプロケット32の周囲を移動する途中にあって、その側板52の上端は、下部シュート112の滑り板121下端と接続されている。
【0041】
上供給コンベヤ102は、上部シュート111の長さの中程上方に配置されている左右一対の上従動スプロケット131と、下部シュート112の長さの中程上方に配置されている左右一対の上駆動スプロケット132と、両スプロケット131,132の左右同じ側のもの同士に巻き掛けられている左右一対の上エンドレスチェーン133と、チェーン133に所定間隔をおいて取付けられている複数の上受部材134とを備えている。
【0042】
上供給コンベヤ102は、図2において、チェーン133が半時計方向に移動するように駆動されかつチェーン下側移動経路を移動する上受部材134がシュート搬送経路内に進入するように配置されている。
【0043】
複数の上受部材134は、左右のチェーン133に1つずつ同位相で取付けられたものが対をなし、対をなす2つずつの上受部材134の間隔は、容器本体M1の幅より狭く設定されている。そのため、シュート101内を落下する容器C1は、その容器本体M1の底部B1下端が対をなす2つの上受部材134で受けられるようになっている。
【0044】
下供給コンベヤ103は、下部シュート112の上端よりわずか下方に配置されている左右一対の下従動スプロケット141と、下部シュート112の下端を超えて、成形コンベヤ21のホルダ側板52移動経路を挟むように配置されている下駆動スプロケット142と、両スプロケット141,142の左右同じ側のもの同士に巻き掛けられている左右一対の下エンドレスチェーン143と、チェーン143に所定間隔をおいて取付けられている複数の下受部材144とを備えている。
【0045】
下供給コンベヤ103は、上供給コンベヤ102とは逆に、図2において、チェーン143が時計方向に移動するように駆動されかつチエーン上側移動経路を移動する下受部材144がシュート搬送経路内に進入するように配置されている。
【0046】
複数の下受部材144は、上受部材134と同様に、左右のチェーン143に1つずつ同位相で取付けられたものが対をなしているが、対をなす2つずつの下受部材144の間隔は、容器本体M1の幅より広く、耳U1,L1先端の間隔よりは狭く設定されている。そのため、シュート101内を落下する容器C1は、その上耳U1下端が対をなす2つの下受部材144で受けられうるようになっている。
【0047】
上受部材134の速度が下受部材144の速度より速くなるように両供給コンベヤ102,103は駆動される。
【0048】
未完成容器C1は、未完成容器成形装置13から落下排出される。排出された未完成容器C1は、上部シュート111で受けられ、上部シュート111内を自重で落下する途中で上受部材134で受けられる。この後は、上受部材134に受けられた状態で未完成容器C1は搬送されていく。未完成容器C1を受けた上受部材134が下従動スプロケット141のところを通り過ぎ、これからしばらくすると、下受部材144が同容器の上耳U1の下方に進入する。上受部材134が下受部材144より速く移動するため、やがて、上受部材134に受けられていた容器の上耳U1に下受部材144が当接し、上受部材134が容器から離れていくことにより、上受部材134に代わって、下受部材144が容器C1を受ける。この後、下受部材144に受けられた状態で未完成容器C1は下部シュート112内を搬送されていき、下受部材144が下駆動スプロケット142のとのところまで達した時点では、下受部材144に受けられた容器C1の底部は、そこで待機させられたホルダ34の底板51上に着床させられる。これにより、供給シュート101から成形コンベヤ21への未完成容器C1の受渡しが完了する。
【0049】
【発明の効果】
この発明によれば、枕状未完成容器を、これを直方体状完成容器に成形する容器成形装置にダメージを与えることなく供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による容器供給装置を含む包装機械の要部側面図である。
【図2】同容器供給装置の側面図である。
【図3】図2のIII−IIIそう縦断面図である。
【図4】図2のIV−IV線にそう横断面図である。
【図5】同包装機械の耳付装置周辺の斜視図である。
【図6】同耳付装置の横断面図である。
【図7】同耳付装置の縦断面図である。
【図8】容器の斜視図である。
【符号の説明】
14 容器成形装置
15 容器供給装置
21 コンベヤ
101 シュート
134 第1受部材
144 第2受部材
B1 容器本体
U1 上耳
L1 下耳
C1 未完成容器
C2 完成容器
Claims (5)
- 容器本体およびこれの上下端に側方突出状に連なる上下の耳を有する枕状未完成容器を、これを直方体状完成容器に成形する容器成形装置のコンベヤに供給する供給装置であって、
下端をコンベヤ搬送経路始端に臨ませた傾斜シュートと、
シュート搬送経路にそって昇降しうるように配置されかつ下降時にシュート搬送経路内に進入させられてシュート内を自重で落下する容器本体下端を受ける第1受部材と、
シュート搬送経路にそって昇降しうるように配置されかつ下降時にシュート搬送経路内に進入させられて第1受部材で受けられた容器の上耳を受ける第2受部材と、
を備えている、
容器供給装置。 - 第2受部材の昇降経路下端が、コンベヤ搬送経路始端に合流させられている請求項1に記載の容器供給装置。
- 第1受部材の下降速度が、第2受部材の下降速度以上に設定されている請求項2に記載の容器供給装置。
- 第1受部材が、下側移動経路をシュート搬送経路にそってその上側から近接させた第1エンドレスチェーンに取付けられ、
第2受部材が、上側移動経路をシュート搬送経路にそってその下側から近接させた第2エンドレスチエーンに取付けられ、
第2エンドレスチェーンが、互いに所定間隔をおいて平行にのびかつ第2受部材をそれぞれ取付けた一対のチェーン部材よりなり、両チェーン部材の下端が、コンベヤ搬送経路始端をその両側から挟んでいる請求項1〜3のいずれか1つに記載の容器供給装置。 - コンベヤが、ホルダを有しており、ホルダが、容器搬送経路と平行して広がる底板と、底板に上方突出状に設けられかつコンベヤ容器搬送経路と直交して広がる側板とよりなり、コンベヤ容器搬送経路始端において停止させられたホルダの側板上端がシュートの下端に接続され、この状態でシュートからホルダに容器が受渡されるようになされている請求項1〜4のいずれか1つに記載の容器供給装置。
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