JP4336592B2 - 位置入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置入力装置に関し、特に透明抵抗体を用いた位置入力装置に関する。
透明抵抗体を用いた位置入力装置には、一般的にアナログ方式とデジタル方式とがある。
デジタル方式の位置入力装置は、透明絶縁体の表面に帯状透明抵抗体を複数平行に配置し、2枚の透明絶縁体を帯状透明抵抗体が対向し、かつ帯状透明抵抗体を直交させる方向で微少な間隔をもって重ね合わせることにより構成されている。
一方の透明絶縁体の上の帯状透明抵抗体に順次にスキャン信号が印加されており、押下指示されることにより指示位置で上下の帯状透明抵抗体が接触し、他方の帯状透明抵抗体にスキャン信号が出力され、それを受け取ることにより位置を割り出すものである。
一方、アナログ方式の位置入力装置は、透明絶縁体一面に透明抵抗体を形成し、透明抵抗体の両端に電圧印加可能な電極を設け、その2枚の透明絶縁体を透明抵抗体が対向し、かつ電極を直交させる方向で微少間隔をもって重ね合わせることで構成される。
一方の透明抵抗体に電圧を印加しておき、押下指示されることにより指示位置で上下の透明抵抗体が接触し、もう一方の透明抵抗体より検出される電圧により位置を割り出すものである。
アナログ方式の位置入力装置は、高精度の位置検出が可能であるが、位置を検出する信号として1つの電圧値のみを使用することから、複数の押下点を検出することは困難である。逆にデジタル方式の位置入力装置は、複数の点の検出は可能であるが高精度の位置検出を行うためには非常に多数の帯状透明抵抗膜を形成し、さらにそれらを制御する必要があるため、アナログ方式と同程度の検出精度を持つことは困難であった。
近年、小型情報端末などに位置入力装置が採用されはじめている。小型情報端末の場合は、その形状や容積などからくる制限により多くのボタンやキーボードを搭載することが難しいために、表示装置上に位置入力装置を載置する場合がある。このような場合であっても、位置入力装置は表示装置の大きさや形状に制限されるため、検出精度の向上と複数の押下点の検出などの操作性向上とが要求される。
アナログ方式の位置入力装置の問題を解決する方法は、多く提案されているところである。特許文献1に示した従来技術では、複数の押下を検出できる高精度なアナログ方式の位置入力装置を示している。図6を用いて説明する。
611は上側透明絶縁体に形成された帯状透明抵抗体である。612は上側の帯状透明抵抗体611の長手方向の両端に電圧を印加するための電極である。613は電極を備えた上側透明絶縁体に形成された帯状透明抵抗体である(以下、上抵抗体という)。
601は下側透明絶縁体に形成された帯状透明抵抗体である。602は下側の帯状透明抵抗体601の長手方向の両端に電圧を印加するための電極である。603は電極を備えた下側透明絶縁体に形成された帯状透明抵抗体である(以下、下抵抗体という)。
621、622、623、624は上抵抗体または下抵抗体を高電位(以下、VCCという)または低電位(以下、GNDという)に接続するスイッチである。625はVCCの接続先を選択するスイッチである。631、632は検出された分圧値をデジタル値に変換するAD変換手段である。641はスイッチ621、622、623、624、625、AD変換手段631、632を制御する制御部である。
特許文献1に示した従来技術では、全ての帯状透明抵抗体611、601の長手方向の両端に電圧を印加するための電極612、602を設けた上抵抗体613および下抵抗体603を複数、平行に配置している。
上抵抗体613の電極612の一方にはVCCに接続可能なスイッチ622が接続され、他方にはにはGNDに接続可能なスイッチ621が接続されている。同様に下抵抗体603についてもスイッチ623、624が接続されている。さらに、上抵抗体613および下抵抗体603の電極612、602の一方は全てAD変換手段632、631に接続されている。
ここで、上の透明絶縁体上のある一点を押下指示すると、上抵抗体613と、下抵抗体603とが両者の交差部分でこれらが接触する。このとき、制御部641がスイッチ625をスイッチ622にVCCを接続する方向に切り換えておき、スイッチ622および621内の個々のスイッチを順次選択的に接続してゆくことにより、上抵抗体613のうち指示位置部が選択されたタイミングで下抵抗体603の指示位置部に、上抵抗体613のVCC側電極612とGND側電極612との電位差の分圧値が検出される。この値をAD変換手段631で取り込むことにより横方向の位置を割り出すことができる。次にスイッチ625をスイッチ624にVCCを接続する方向に切り換え、同様の処理を行うことにより縦方向の位置を割り出すことができる。
特開2000−112642号公報(第2−4頁、第2図)
特許文献1に示した従来技術では、設けられた帯状透明抵抗体おのおのを独立に制御するためのスイッチが帯状透明抵抗体の長手方向端部に設けた電極の2倍の数だけ必要であった。さらに、AD変換手段のチャンネルも帯状透明抵抗体と同数必要となり、回路構成および制御が煩雑になるといった問題があった。また、一般的なアナログ方式の位置入力装置は、位置検出精度を向上させることができるものの、複数の押下点を検出することはできない。したがって、従来技術の位置入力装置は、そのサイズや形状に制限のある小型情報端末に搭載する際の要求を満足することはできないという問題があった。
この問題を解決するために、本発明の目的は、複数の押下を検出できる高精度な位置入力を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の位置入力装置は、下記に示す構造を採用する。
一方の面に複数の帯状透明抵抗体を並列に設けた下側基板と上側基板とを備え、該帯状透明抵抗体が対向し、かつ直交するように下側基板と前記上側基板とを配置した位置入力装置において、各々の前記帯状透明抵抗体は、長手方向に沿って、短手方向両端部に電極を有し、該電極に電圧を印加するための全ての接続配線が、前記電極の同一方向にある一方の端部側から引き出され、前記接続配線には、隣接する電極同士を接続状態と切断状態とを切り換える切換手段、または高電位や低電位に接続可能なスイッチを備えることを特徴とする。
また、下側基板または上側基板における一方の最端部位に位置する電極には、高電位に接続可能なスイッチを設け、他方の最端部位に位置する電極には、低電位に接続可能な前記スイッチを設けることを特徴とする。
隣接する電極同士を切断状態に切り換えたときには、下側基板の帯状透明抵抗体および上側基板の帯状抵抗体は、電気的にすべて独立し、下側基板の前記帯状透明抵抗体、または上側基板の前記帯状抵抗体のどちらか一方の帯状抵抗体の電極に、順次電圧を入力し、他方の前記帯状抵抗体の電極から出力を受けとるように、デジタルモード制御手段が制御することを特徴とする。
隣接する電極同士を接続状態に切り換えたときには、下側基板の帯状透明抵抗体および上側基板の帯状抵抗体は、それぞれ一枚の抵抗体と同等となり、下側基板の帯状透明抵抗体、または上側基板の帯状抵抗体を通して出力される分圧を検出するように、アナログモード制御手段が制御することを特徴とする。
本発明では、複数の押下を検出できる高精度な位置入力を、アナログ方式とデジタル方式とを切り換えることで実現した。本発明では、帯状透明抵抗体に設ける電極を工夫することで、回路構成部品を減らし、より簡単な制御で動作可能なアナログ方式とデジタル方式とを兼用することができる位置入力装置を構成することができた。
本発明により、従来技術に比べ帯状透明抵抗体に電圧を印加するための切換手段数および、AD変換手段のチャンネル数を削減でき、部品点数を大幅に削減することができた。したがって、高精度な位置検出と複数の押下点の検出とを両立し小型で省スペースな位置入力装置を実現できることから、小型情報端末に搭載することが可能になり、さらに小型情報端末そのものをコストダウンすることができる。
また、演算処理手段による制御が簡単になるため、位置検出のサンプリング周波数を高くすることが可能となる。言い換えれば、同じサンプリング周波数を維持する場合は、演算処理手段の動作を遅くすることができ、システム全体の消費電力を低減するといった効果もある。
本発明の位置入力装置は、透明絶縁体表面に帯状透明抵抗体を形成する位置入力装置において、帯状透明抵抗体の短手方向両端に電圧を印加するための電極を設け、隣接した電極同士を接続状態、切断状態にする切換手段を設けることにより、アナログ方式とデジタル方式とを兼用することができる。これによって、位置入力装置を安価に提供することを可能になる。
以下、本発明の位置入力装置に関し、図面をもとに説明する。図1は、本発明による位置入力装置の詳細な構成を示すブロック図である。図2は、本発明によるアナログデジタル切換手段の一例を示す回路図である。図3は、本発明によるアナログモード制御手段の一例を示す回路図である。図4は、本発明によるデジタルモード制御手段の一例を示す回路図である。図5は、本発明によるデジタルモード制御手段から出力される、スキャン信号の一例を示す波形図である。
[構造、回路図の説明:図1]
まず図1を用いて本発明による位置入力装置の詳細な動作を説明する。図1において、101は、下側の透明絶縁体に形成された帯状透明抵抗体111は、上側の透明絶縁体に形成された帯状透明抵抗体である。102は、下側の帯状透明抵抗体101に電圧を印加するための電極であり、帯状透明抵抗体の短手方向の両端に設けている。112は、上側の帯状透明抵抗体111に電圧を印加するための電極であり、102と同様に帯状透明抵抗体の短手方向の両端に設けている。
103は、下側の帯状透明抵抗体101の短手方向両端に電極102を付けた下抵抗体である。113は、上側の帯状透明抵抗体111の短手方向両端に電極112を付けた上抵抗体である。
下抵抗体103と上抵抗体113とは、それぞれ透明絶縁体からなる第1基板(下基板)と第2基板(上基板)とに設けているが、図1ではその透明絶縁体を省略している。
124は、下抵抗体103の電極102を高電位(以下VCCという)に接続可能なスイッチである。本発明ではPチャンネル電界効果トランジスタ(以下FETという)を用いている。125は、下抵抗体103の電極102を低電位(以下GNDという)に接続可能なスイッチである。本発明ではNチャンネルFETを用いている。
122は、上抵抗体113の電極112をVCCに接続可能なスイッチである。本発明では、PチャンネルFETを用いている。123は、上抵抗体113の電極112をGNDに接続可能なスイッチである。本発明では、NチャンネルFETを用いている。
126は、下抵抗体103の電極102からの信号を接続および切断するスイッチである。本発明では、状態を制御する信号(以下、検出制御信号S106という)がVCCレベルで接続状態、GNDレベルで切断状態となるような一般的なアナログスイッチを用いている。
121は、上抵抗体113および下抵抗体103の隣接した電極112、102同士を切断状態および接続状態にする切換手段である。本発明では、状態を制御する信号(以下、切換信号S101という)がVCCレベルで接続状態、GNDレベルで切断状態となる一般的なアナログスイッチを用いることとする。
131は、切換手段121を制御するアナログデジタル切換手段である。
132は、切換手段121が切断状態にあるとき、上抵抗体113または下抵抗体103の一方の電極に電圧を順次印加し、他方の電極からの出力を受け取るデジタルモード制御手段である。
133は、切換手段121が接続状態にあるとき上抵抗体113または下抵抗体103を通して出力される分圧をデジタル値に変換するAD変換手段である。
134は、切換手段121が接続状態にあるときスイッチ122、123、124、125、126の接続、切断を制御するアナログモード制御手段である。
135は、アナログデジタル切換手段131とデジタルモード制御手段132とAD変換手段133とアナログモード制御手段134とに書き込み読み出しの指示を出す演算処理手段である。本発明では、8bitのCPUを想定している。
136はスイッチ126が切断状態にあるとき、信号をGNDレベルに固定するための抵抗である。
上抵抗体113の電極112は、隣接する電極112同士が切換手段121に接続されている。そして、隣接する電極112がない端部の電極112は、スイッチ122とスイッチ123を介してそれぞれVCCとGNDへ接続されている。また、スイッチ123へ接続される電極112はAD変換手段133へも接続されている。
さらに、各々の上抵抗体113に設けられた2つの電極のうち一方のみデジタルモード制御手段132に接続されている。下抵抗体103も同様に切換手段121とスイッチ124、125、AD変換手段133およびデジタルモード制御手段132に接続されている。また、下抵抗体103のスイッチ125に接続されている電極のみ、スイッチ126を介して演算処理手段135に接続されている。スイッチ126からの押下検出信号S107とGND間に抵抗136が接続されている。
演算処理手段135は、アナログデジタル切換回路131、デジタルモード制御回路132、AD変換手段133、アナログモード制御手段134に接続されている。
[全体動作の説明:図1]
次に、図1を用いて本発明の動作を説明する。デジタル方式に切り換える場合、演算処理手段135は、指示信号S110を使いアナログデジタル切換手段131に切換信号S101をGNDレベルにするように指示を送る。これにより、切換手段121は、切断状態となる。同時に、アナログモード制御手段134に後述する方法で指示を送ることによりスイッチ122、124を制御するAN信号1S102およびAN信号3S104をVCCレベル、スイッチ123、125126を制御するAN信号2S103、AN信号4S105および押下制御信号S106をGNDレベルにする。これにより、スイッチ122、123、124、125、126は全て切断状態になり、その結果、上抵抗体113と下抵抗体103は電気的に全て独立したものになる。
本発明では仮に、4枚の下抵抗体103を検出信号S108用、4枚の上抵抗体113をスキャン信号S109用とする。演算処理手段135は、上抵抗体113に順次デューティー25%のパルスを出力するようにデジタルモード制御手段132に指示を出す。また、演算処理手段135は、常にデジタルモード制御手段に指示を出し、検出信号S108の状態の読み出しを行っている。
押下指示があった場合、指示が行われた位置の上抵抗体113と下抵抗体103とが接触し、指示位置の上抵抗体113がスキャン信号で選択された時間に指示位置の下抵抗体103に検出信号が出力される。これを読み取ることにより、演算処理手段135は、指示位置を割り出すことが可能となる。
アナログ方式に切り換える場合、演算処理手段135は、指示信号S110を使いアナログデジタル切換手段131に対し、切換信号S101をVCCレベルにするように指示を送る。これにより、全ての切換手段121は接続状態となる。同時に、デジタルモード制御手段に後述する方法で指示を出し、スキャン信号S109出力を停止する。その結果、4枚の上抵抗体および4枚の下抵抗体は電気的に接続され、それぞれ一枚の透明抵抗体と同等に扱うことが可能となる。
次に押下指示を待つ状態に移行する。具体的には演算処理手段135がアナログモード制御手段に指示を出し、押下制御信号S106をVCCレベル、AN信号1S102をGNDレベル、AN信号2S103をGNDレベル、AN信号3S104をVCCレベル、AN信号4S105をGNDレベルにする。これにより、スイッチ122が接続状態となり、上抵抗体113がVCCレベルに接続される。また、スイッチ126も接続状態となる。このとき押下検出信号S107は抵抗136によりGNDレベルに固定されている。
押下指示があると、指示位置で上抵抗体113と下抵抗体103とが接触する。スイッチ122がVCCに接続されているため、押下検出信号S107はVCCレベルを出力し、演算処理手段135は押下指示を検出することができる。次に、演算処理手段135は、アナログモード制御手段に指示を出し、スイッチ124、125、126を切断、スイッチ122、123を接続する。これにより下抵抗体103のスイッチ125に接続され
ている電極102に指示位置に対応した分圧値が出力される。これをAD変換することにより演算処理手段135は縦方向の位置を割り出すことができる。
続いて、スイッチ122、123、126を切断、スイッチ124、125を接続することにより、上抵抗体113のスイッチ123に接続されている電極112に指示位置に対応した分圧値が出力される。これをAD変換することにより演算処理手段135は横方向の位置を割り出すことができる。
以上が全体の動作説明であるが、引き続きアナログデジタル切換手段131、デジタルモード制御手段132、アナログモード制御手段134について本発明における回路例および動作について説明する。
[アナログデジタル切換手段の説明:図2]
図2は、アナログデジタル切換手段131の回路例である。ここで、201はD型フリップフロップ(以下、DFFという)である。DFFは、CK端子信号の立ち上がりでD端子信号のレベルを取り込み、次にCK端子の立ち上がりが来るまでQ端子から取り込んだレベルを出力する働きがある。
211は、5入力NANDゲート(以下、NANDという)である。D0、A0からA3およびXWEは演算処理手段135の指示信号S110である。
D0は、演算処理手段135のデータ信号のビット0である。A0からA3は、演算処理手段135のアドレス信号のビット0から3である。XWEは、演算処理手段135のライトストローブ信号である。XWEは、通常VCCレベルであり、書き込み動作を行うときにGNDレベルに変化し、一定時間後VCCレベルに戻る。
5入力NAND211は、A0がVCCレベルでA1、A2、A3、XWEの全てがGNDレベルの時のみGNDレベルを出力する。したがって、本回路の場合、アドレス信号が0001(二進数)で書き込みが行われると、XWE信号の立ち上がりでD0のレベルがDFF201から切換信号として出力される。D0がVCCレベルで書き込みが行われると切換信号S101はVCCレベルとなり、図1の切換手段121が接続状態となり、アナログ方式が選択される。逆に、D0がGNDレベルで書き込みが行われると切換信号S101はGNDレベルとなり、図1の切換手段121が切断状態となり、デジタル方式が選択される。
[アナログモード制御手段の説明:図3]
図3はアナログモード制御手段134の回路例である。301から305はDFFである。311は5入力NANDである。図2と同様にD0からD4、A0からA3およびXWEは演算処理手段135の指示信号S110である。AN信号1から5はそれぞれ図1におけるS102からS106に対応している。
5入力NAND311は、A1がVCCレベル、かつA0、A2、A3、XWEの全てがGNDレベルの時のみGNDレベルを出力する。したがって、本回路の場合、アドレス信号が0010(二進数)で書き込みが行われると、XWE信号の立ち上がり時のD0からD4のレベルがそれぞれDFF301から305の出力にAN信号1から5として出力される。これにより図1におけるスイッチ122から126の接続状態、切断状態を制御することが可能となる。
[デジタルモード制御手段の説明:図4、図5]
図4はデジタルモード制御手段132の回路例である。401から405はDFFである。411、412は5入力NANDである。421から428は3ステートバッファ(以下、BUFという)である。これは、コントロール信号S401およびS402がGNDレベル時、入力のレベルをそのまま出力し、VCCの時は出力をハイインピーダンスに
する働きがある。
D0からD4、A0からA3およびXWEは、図2と同様に演算処理手段135の指示信号S110である。XREは演算処理手段135のリードストローブ信号である。XREは、通常VCCレベルであり、演算処理手段135は、データ信号D0からD4のレベルを読み込む時に、XREをGNDレベルにし、一定時間後VCCレベルに戻す。これにより、演算処理手段135はXREの立ち上がりでD0からD4に出力されている信号レベルを取り込むことができる。DG出力1から4はスキャン信号であり、本発明では、図1におけるS109である。DG入力1から4は図1における検出信号S108である。
図5は本発明におけるDG出力1から4の出力波形例である。5入力NAND412は、A2がVCCレベルでA0、A1、A3、XWEの全てがGNDレベルの時のみGNDレベルを出力する。したがって、本回路の場合、アドレス信号が0100(二進数)で書き込みが行われると、XWE信号の立ち上がり時のD0からD4のレベルがそれぞれDFF401から405のQ端子に出力される。さらに、D4がGNDレベルの場合は、コントロール信号S402がGNDレベルとなり、BUF425から428の出力にDG出力1から4として出力される。D4がVCCレベルで書き込みが行われて場合はBUF425から428の出力はハイインピーダンスとなる。
デジタル方式選択時は、DFF405にGNDレベルを書き込み、BUF425から428を出力状態としておく。さらに、DFF401から404に対し、一定時間ごとに書き込みを行うことにより、DG出力1から4に図5のような波形を出力させることができる。
アナログ方式選択時は、DFF405にはVCCレベルを書き込み、BUF425から428をハイインピーダンスにする。
また、デジタル方式選択時は、演算処理手段135はアドレス0100からの読み込みを常に行っている。押下指示があった場合に、指示位置の検出信号S108に指示位置のスキャン信号S109がVCCレベルである時間VCCレベルが出力される。そして、XREがGNDレベルの間コントロール信号S401がGNDレベルとなり、BUF421から424が出力状態となる。これにより、スキャン信号S108がD0からD3に出力され、演算処理手段135は指示位置を読み込むことができる。
以上の説明で明らかなように、本発明は、アナログ方式とデジタル方式とを切り換えることができる。これにより、高精度な位置検出と複数の押下点の検出とを実現することができた。
アナログ方式とデジタル方式との切り替えにおいては、帯状透明抵抗体の短手方向に電極を設ける構成とすることにより実現することができた。すなわち、複数の帯状透明抵抗体数を切換手段により接続し、あたかも一体の透明抵抗体として扱うことができたからである。これにより、従来のアナログ方式と同様な制御方法で高精度に押下した位置を検出することができる。
本発明の特徴的な部分はまさにこの点である。操作上、入力精度が要求される場合は、複数の帯状透明抵抗体を切換手段により接続しアナログ方式として動作させ、複数の押下点の検出が必要とされる場合は、切換手段により複数の帯状透明抵抗体を切り離し、デジタル方式として動作させるのである。
本発明の説明では、アナログ方式とデジタル方式との切り換えは自在にできるように説明した。もちろん、本発明を搭載した機器の動作に関連して、アナログ方式とデジタル方式とのどちらかを継続的に使用することもできるのは、言うまでもない。
本発明においては、切換手段の数は、帯状透明抵抗体数マイナス2個、AD変換手段に必要とされるチャンネル数は、一般的なアナログ方式と同じ2個である。これは、従来技術と比べ少なくて済む。したがって、アナログ方式とデジタル方式を兼用する位置入力装置をより簡易な構成で実現することが可能となる。
回路構成が少なくて済むため、本発明の位置入力装置は、省スペースを要求される小型機器に搭載することが可能となる。
本発明による位置入力装置の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明によるアナログデジタル切換手段の一例を示す回路図である。 本発明によるアナログモード制御手段の一例を示す回路図である。 本発明によるデジタルモード制御手段の一例を示す回路図である。 本発明によるデジタルモード制御手段から出力される、スキャン信号の一例を示す波形図である。 従来技術による位置入力装置の詳細な構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 帯状透明抵抗体
102 電極
103 下抵抗体
111 帯状透明抵抗体
112 電極
113 上抵抗体
121 切換手段
122 スイッチ
123 スイッチ
124 スイッチ
125 スイッチ
126 スイッチ
131 アナログデジタル切換手段
132 デジタルモード制御手段
133 AD変換手段
134 アナログモード制御手段
135 演算処理手段
136 抵抗

Claims (4)

  1. 一方の面に複数の帯状透明抵抗体を並列に設けた下側基板と上側基板とを備え、該帯状透明抵抗体が対向し、かつ直交するように前記下側基板と前記上側基板とを配置した位置入力装置において、
    各々の前記帯状透明抵抗体は、長手方向に沿って、短手方向両端部に電極を有し、該電極に電圧を印加するための全ての接続配線が、前記電極の同一方向にある一方の端部側から引き出され、前記接続配線には、隣接する前記電極同士を接続状態と切断状態とを切り換える切換手段、または高電位や低電位に接続可能なスイッチを備えることを特徴とする位置入力装置。
  2. 前記下側基板または前記上側基板における一方の最端部位に位置する前記電極には、高電位に接続可能な前記スイッチを設け、他方の最端部位に位置する前記電極には、低電位に接続可能な前記スイッチを設けることを特徴とする請求項1に記載の位置入力装置。
  3. 隣接する前記電極同士を切断状態に切り換えたときには、前記下側基板の前記帯状透明抵抗体および前記上側基板の前記帯状抵抗体は、電気的にすべて独立し、前記下側基板の前記帯状透明抵抗体、または前記上側基板の前記帯状抵抗体のどちらか一方の前記帯状抵抗体の前記電極に、順次電圧を入力し、他方の前記帯状抵抗体の前記電極から出力を受けとるように、デジタルモード制御手段が制御することを特徴とする請求項2に記載の位置入力装置。
  4. 隣接する前記電極同士を接続状態に切り換えたときには、前記下側基板の前記帯状透明抵抗体および前記上側基板の前記帯状抵抗体は、それぞれ一枚の抵抗体と同等となり、前記下側基板の前記帯状透明抵抗体、または前記上側基板の前記帯状抵抗体を通して出力される分圧を検出するように、アナログモード制御手段が制御することを特徴とする請求項2または3に記載の位置入力装置。
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