JP4336288B2 - 導光体の製造装置 - Google Patents
導光体の製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4336288B2 JP4336288B2 JP2004308099A JP2004308099A JP4336288B2 JP 4336288 B2 JP4336288 B2 JP 4336288B2 JP 2004308099 A JP2004308099 A JP 2004308099A JP 2004308099 A JP2004308099 A JP 2004308099A JP 4336288 B2 JP4336288 B2 JP 4336288B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- mold
- cavity
- hole
- contact member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
しかし、従来の技術では、光シートバスが矩形に形成されるため、光が効率良く伝達されないおそれがあった。具体的には、図16(a)に示すように、例えば光シートバス110の一端面110aに入力側として3本の光ファイバ120を繋ぎ、他端面110bに出力側として一本の光ファイバ120を繋いだ場合において、一端面110a側の一本の光ファイバから入力される光が、光シートバス110内を他端面110b側に向かうにつれて広がるように進んでいくと、その一部は他端面110b側の光ファイバ120へ入るが、これ以外の部分は他端面110b側の壁(図16(b)に示すZ矢視図の斜線部参照)で反射して一端面110a側へと戻されてしまうため、光を効率良く伝達することができなかった。
また、図16(c)に示すように、他端面110b側の光ファイバ120から一端面110a側の光ファイバ120へ光を伝達させるときも同様に、一端面110aの壁で一部の光が反射してしまっていた。
そこで、本発明は、導光体としての光シートバスへの光ファイバの接続を効率よく行うことを課題とする。
これによれば、光ファイバをインサートする際に、当接部材をキャビティ内へ突出させ、インサートされた光ファイバと当接させることによって、光ファイバのインサート位置を決めることができる。
これによれば、光ファイバの直径または離間量によらず、当接部材を確実に光ファイバと当接させることができる。
これによれば、第1型と第2型とを離間させるだけで、当接部材をキャビティに突出させることができる。
これによれば、必要に応じて随時、当接部材をキャビティ内へ突出させることができる。
これによれば、当接部材の部位でも形状が変わることなく導光体を形成することができる。
このようなシートバス10は、その両端部に光ファイバ20が接続された状態で製造される。
図3に示すように、射出成形型30は、固定型(第1型)31と、この固定型31に対して移動自在に構成される可動型32(第2型)とで構成される。固定型31に固定側突出し機構33、光ファイバ位置決め機構70が設けられ、可動型32には可動側突出し機構34が設けられている。
固定型31には、射出装置から射出された溶融樹脂(溶融材料)をランナ形状部32cに導くスプルー31cが形成されており、合わせ面31a,32aに、形状凹部31b,32bとスプルー31cとを繋ぐランナ形状部32c(スプルー31cの詳細については図7参照)が形成されている。
同様に、溝52は、キャビティCの後端、つまり光シートバス10における後側先細部13の先端面13aに相当する部分から固定型31の後側面31qおよび可動型32の後側面32qまで後方へ伸びている。
このように、挿入穴51Bと光ファイバ20との間に僅かな隙間しか無い場合には、溶融樹脂が入り込むことがない。すなわち、金型により光ファイバ20を圧迫することがないとともに、溶融樹脂の漏れ、ないしバリの発生を抑えることができる。
固定側突出し機構33は、図7(a)に示すように、二つの突出しピン33a(手前の一つのみ図示)と、これらの突出しピン33aに対して取付板33bを介して一体に結合される同期ピン33cと、取付板33bを上下方向において挟み込んだ状態でボルトBにより締結される二枚の保持板33dと、保持板33dを常時、可動型32側に付勢するスプリングS1とで主に構成されている。
ガイド44は、射出成形型30を閉じたときの挿入穴52Aに近接して設けられ、3本の光ファイバ20がスムーズに通る程度のガイド穴44aが3つ形成されている。ガイド44は、ガイド穴44aが挿入穴52Aに対面するように配置されている。すなわち、ローラ41から送られる3本の光ファイバ20は、ガイド44により挿入穴52Aまで導かれて挿入されるようになっている。
ブレード45は、ガイド44の出口側、つまり射出成形型30側の側面に配置され、図示せぬガイド機構により上下にスライド移動可能に設けられている。そして、エアシリンダなどにより構成されるブレード駆動装置46により上下に駆動させられる。
図3には図示しないが、図10(a)に示すように、光ファイバ供給装置40は、挿入穴51Aに対面する位置にも設置されている。
光ファイバ位置決め機構70は、図3に示すようにキャビティCの前端側に配置された前端側位置決め機構70aと、キャビティCの後端側に配置された後端側位置決め機構70bとからなる。
前端側位置決め機構70aは、図17に示すように固定型31の下側固定型31Aに形成された収容凹部31mに収納され、キャビティCに突出させることのできるストッパ71を備えている。ストッパ71は、射出成形型30の縦方向に光ファイバ20のインサートされるべき位置に位置するようになっている。
前端側位置決め機構70aは、ストッパ71のほかに、ストッパ71と回動可能に連結されたてこ部材73、案内部材72とスプリング75とを有している。
下側固定型31Aに形成された収容凹部31mの底面にキャビティCに貫通する係合孔31nと可動型32の合わせ面32aに貫通する係合孔31sがそれぞれ形成されている。
てこ部材73に突起74が形成され、この突起74と上側固定型31Bに形成された凹部にてこ部材73を可動型32へ付勢するスプリング75が設けられている。このスプリング75によって案内部材72が可動型32の合わせ面32aに常時、押し付けられている。
ストッパ71の先端は、ストッパ71が位置する部位のキャビティCの形状と同じ形状に形成され、案内部材72は、固定型31と可動型32が合わさったとき、ストッパ71の先端がキャビティCの周面に位置するように、案内部材72の長さが設定されている。
なお、ストッパ71、案内部材72とてこ部材73との連結において、上下方向で移動を制限する一方、左右方向に隙間を設けて左右方向の移動を許可することによって、ストッパ71、案内部材72の移動が円滑になる。
後端側位置決め機構70bは、前記した前端側位置決め機構70aと同じ構成でストッパ71a,71b,71cを移動させるので、共通の部品については同じ符号を用いて説明する。
後端側位置決め機構70bは、ストッパ71a,71b,71cのほかに、ストッパ71a,71b,71cを連結して一体にする連結部材76と、連結部材76と回動可能に連結されたてこ部材73、案内部材72とスプリング75を有している。
ストッパ71a,71b,71cは、前記したストッパ71と同様に、その先端が、それぞれが位置する部位のキャビティCの形状と同じ形状に形成され、案内部材72は、固定型31と可動型32が合わさったとき、ストッパ71a,71b,71cの先端がキャビティCの周面に位置するように、案内部材72の長さが設定されている。
この具体的な制御については、導光体の製造方法において説明する。
制御装置60は、図10(a)に示すように、射出成形型30が開いており、ブレード45を下げた状態から、型駆動装置61により可動型32を、固定型31へ近付け、合わせ面31a,32aに僅かな隙間が残る位置で停止させる(半閉じ状態、図10(b)参照)。
光ファイバ20がストッパ71に当たったことの検出は、例えばモータ42での駆動電流の変化を検知することによって検出することができる。すなわち、当たったとき、進まない光ファイバ20をなおインサートしようとして、モータ電流の増加を検知することによって検出することができる。あるいは、ストッパ71の光ファイバ20が当接する面に圧電素子を設けて、圧電素子によって検出することもできる。
次に、図10(d)に示すように、制御装置60は、ブレード駆動装置46により、ブレード45を上方へスライドさせ、ガイド44との間で光ファイバ20を剪断する。そして、制御装置60は、射出成形型30から光シートバス10を取り出すために、型駆動装置61により可動型32を固定型31から離間させていく。
射出成形型30から取り外した光シートバス10には、図3に示すように、その前側先細部12にランナ10aが一体に形成されているため、まず、このランナ10aを光シートバス10からニッパーなどで切り離す作業を行う。なお、この作業において光シートバス10側に残った部分は、カッターによる切削加工や砥石による研削加工によって前側先細部12の斜面12bと略面一となるまで削り取る。そして、このように切削加工した後は、その削り取った部分をラッピング(遊離砥粒)加工によって、その削り取った部分の段差が10μm以下となり、かつ、その表面粗度Raが1.0μm以下となるように形成する。
図15(a)に示すように、光シートバス10の後側に設けた三本の光ファイバ20のうちの一本から光シートバス10内に光が送られてくると、その光は光シートバス内を広がりつつ前側へ進んでいく。そして、この光が前側先細部12内に到達すると、前側先細部12の斜面12bによって広がろうとする光の一部が適宜反射されて前側の光ファイバ20側へ集められ、この光ファイバ20内に伝達される光の量が増加することとなる。
また、光ファイバ位置決め装置70について、実施形態では固定型31と可動型32とを離間するときの動きを利用しててこ原理で、ストッパ71をキャビティCに突出させたが、これに限らず、例えばストッパ71をエアシリンダや油圧シリンダなどを利用して、エアまたは油圧の供給を制御することによってストッパを移動させることもできる。さらには、モータなどを利用して駆動することもできる。
20 光ファイバ
30 射出成形型
31 固定型
32 可動型
40 光ファイバ供給装置
51 溝
51A 挿入穴
51B 挿入穴
52 溝
52A 挿入穴
52B 挿入穴
55 弾性部材
56 弾性部材
60 制御装置
61 型駆動装置
62 射出装置
70 光ファイバ位置決め装置
70a 前端側位置決め機構
70b 後端側位置決め機構
71 ストッパ
71a ストッパ
72 案内部材
73 部材
74 突起
76 連結部材
C キャビティ
Claims (5)
- キャビティと、このキャビティに通じ、光ファイバをインサートするための孔とを有する射出成形型を用い、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートした状態において前記キャビティに溶融樹脂を射出成形することによって、光ファイバが接続された導光体を製造する導光体の製造装置であって、
前記キャビティにインサートされる前記光ファイバの先端が当接する当接部材を備え、前記光ファイバが前記当接部材に当接することによって前記光ファイバの位置決めを行う光ファイバ位置決め機構が設けられており、
前記光ファイバ位置決め機構は、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際には、前記当接部材を前記キャビティ内に突出させることによって、前記キャビティにインサートされる前記光ファイバの先端が当接する位置に当該当接部材を移動させ、前記キャビティに前記溶融樹脂を射出成形する際には、前記当接部材の先端が前記キャビティの周面に位置するように当該当接部材を移動させる
ことを特徴とする導光体の製造装置。 - 前記射出成形型は、それぞれの合わせ面で合わさった第1型と第2型で構成され、各合わせ面に前記孔を構成するための溝が形成され、前記孔に前記光ファイバをインサートする際前記第1型と前記第2型とを離間するものとし、
前記当接部材は、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が当該当接部材に当接するように、その突出量が設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の導光体の製造装置。 - 前記光ファイバ位置決め機構は、離間する際の前記第1型または前記第2型の移動に連動して、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が前記当接部材に当接するように当該当接部材を前記キャビティ内へ突出させる連動装置を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の導光体の製造装置。 - 前記光ファイバ位置決め機構は、制御可能な駆動装置を有して、前記駆動装置を制御することによって、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が前記当接部材に当接するように当該当接部材を前記キャビティ内へ突出させる
ことを特徴とする請求項2に記載の導光体の製造装置。 - 前記当接部材の先端は、前記導光体の形状に合わせて形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の導光体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004308099A JP4336288B2 (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 導光体の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004308099A JP4336288B2 (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 導光体の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006119433A JP2006119433A (ja) | 2006-05-11 |
JP4336288B2 true JP4336288B2 (ja) | 2009-09-30 |
Family
ID=36537365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004308099A Expired - Fee Related JP4336288B2 (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 導光体の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4336288B2 (ja) |
-
2004
- 2004-10-22 JP JP2004308099A patent/JP4336288B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006119433A (ja) | 2006-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100979666B1 (ko) | 도광판의 성형 금형 | |
US7209630B2 (en) | Injection mold for light guide body and apparatus for manufacturing light guide body using same | |
CN104880784A (zh) | 光连接器插芯 | |
JP4336288B2 (ja) | 導光体の製造装置 | |
JP4262150B2 (ja) | 導光体の射出成形型および製造装置 | |
JP4392296B2 (ja) | 導光体の製造方法および装置 | |
JP2005202164A (ja) | 光ファイバ保持部材及びその製造方法 | |
CN102814914B (zh) | 注射成型模具、注射成型品及注射成型方法 | |
JPH10264217A (ja) | 樹脂成形用金型装置 | |
JP2006015512A (ja) | 導光体の射出成形型および製造装置 | |
JP2006017827A (ja) | 導光体の製造方法および装置 | |
CN102814913A (zh) | 注射成型方法、注射成型品及注射成型模具 | |
US20060002658A1 (en) | Light guide body | |
GB2276583A (en) | Plastic moulding apparatus | |
JP6095216B2 (ja) | プラスチック成形用金型及び射出成形方法 | |
JP4092808B2 (ja) | フェルール成形用金型 | |
JP2009012331A (ja) | スライドコア可動装置及びこれを備えた成形金型 | |
KR100787192B1 (ko) | 인서트 사출용 금형조립체 | |
JP2006011295A (ja) | 導光体の製造方法 | |
JP2000210989A (ja) | レンズ用成形金型 | |
JP2006007725A (ja) | 導光体の射出成形型 | |
JP2001004872A (ja) | 光フェルール及びこの光フェルールを用いた光コネクタ | |
CN214562628U (zh) | 眼镜鼻托快速成型注塑模具 | |
CN217226509U (zh) | 注塑模具 | |
JP2002052569A (ja) | 微細な長孔を有する射出成形品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061213 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090623 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090626 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |