JP4336288B2 - 導光体の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバと光ファイバとの間に介在される導光体の製造装置に関する。
近年、光通信におけるバスとして、例えば一つの光ファイバから送られてくる光を分散させて複数の光ファイバへと伝達させるための光シートバスが開発されている。このような光シートバスとしては、従来、ポリメチルメタクリレート(Polymethylmethacrylate;PMMA)などの材料を矩形のシート状に形成したものが知られている(特許文献1参照)。
しかし、従来の技術では、光シートバスが矩形に形成されるため、光が効率良く伝達されないおそれがあった。具体的には、図16(a)に示すように、例えば光シートバス110の一端面110aに入力側として3本の光ファイバ120を繋ぎ、他端面110bに出力側として一本の光ファイバ120を繋いだ場合において、一端面110a側の一本の光ファイバから入力される光が、光シートバス110内を他端面110b側に向かうにつれて広がるように進んでいくと、その一部は他端面110b側の光ファイバ120へ入るが、これ以外の部分は他端面110b側の壁(図16(b)に示すZ矢視図の斜線部参照)で反射して一端面110a側へと戻されてしまうため、光を効率良く伝達することができなかった。
また、図16(c)に示すように、他端面110b側の光ファイバ120から一端面110a側の光ファイバ120へ光を伝達させるときも同様に、一端面110aの壁で一部の光が反射してしまっていた。
特開平11−31035号公報(特許請求の範囲)
ところで、このような光シートバスは、複数本の光ファイバを接続して使用されるが、その接続において、光ファイバは極めて細いファイバであるため、その接続を効率良く行える方法が求められていた。
そこで、本発明は、導光体としての光シートバスへの光ファイバの接続を効率よく行うことを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、キャビティと、このキャビティに通じ、光ファイバをインサートするための孔とを有する射出成形型を用い、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートした状態において前記キャビティに溶融樹脂を射出成形することによって、光ファイバが接続された導光体を製造する導光体の製造装置であって、前記キャビティにインサートされる前記光ファイバの先端が当接する当接部材を備え、前記光ファイバが前記当接部材に当接することによって前記光ファイバの位置決めを行う光ファイバ位置決め機構が設けられており、前記光ファイバ位置決め機構は、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際には、前記当接部材を前記キャビティ内に突出させることによって、前記キャビティにインサートされる前記光ファイバの先端が当接する位置に当該当接部材を移動させ、前記キャビティに前記溶融樹脂を射出成形する際には、前記当接部材の先端が前記キャビティの周面に位置するように当該当接部材を移動させるものとした。
これによれば、光ファイバをインサートする際に、当接部材をキャビティ内へ突出させ、インサートされた光ファイバと当接させることによって、光ファイバのインサート位置を決めることができる。
前記した導光体の製造装置においては、前記射出成形型が、それぞれの合わせ面で合わさった第1型と第2型で構成され、各合わせ面に前記孔を構成するための溝が形成され、前記孔に前記光ファイバをインサートする際前記第1型と前記第2型とを離間するものとし、前記当接部材は、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が当該当接部材に当接するように、その突出量が設定されているものとするのが望ましい。
これによれば、光ファイバの直径または離間量によらず、当接部材を確実に光ファイバと当接させることができる。
また、本発明の導光体の製造装置は、前記光ファイバ位置決め機構が、離間する際の前記第1型または前記第2型の移動に連動して、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が前記当接部材に当接するように当該当接部材を前記キャビティ内へ突出させる連動装置を有するものとすることができる。
これによれば、第1型と第2型とを離間させるだけで、当接部材をキャビティに突出させることができる。
もしくは、前記光ファイバ位置決め機構は、制御可能な駆動装置を有して、前記駆動装置を制御することによって、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が前記当接部材に当接するように当該当接部材を前記キャビティ内へ突出させるものとすることができる。
これによれば、必要に応じて随時、当接部材をキャビティ内へ突出させることができる。
また、前記当接部材の先端は、前記導光体の形状に合わせて形成されているのが望ましい。
これによれば、当接部材の部位でも形状が変わることなく導光体を形成することができる。
本発明によれば、光シートバスなどの導光体を射出成形により製造する際に、光ファイバをインサート成形により接続することで、効率よく光ファイバと導光体の接続を行うことができる。このインサート成形の際には、光ファイバが細くて撓みやすいことから、射出成形型へのインサートの作業が行いにくいのであるが、本発明では、光ファイバをインサートする際に、射出成形型のキャビティ内に当接部材を突出させて、当接部材と当接させることによって光ファイバを位置決めするため、光ファイバの撓みなどに影響されず高精度でしかも確実に光ファイバを所定の位置にインサートさせることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態において、典型的な導光体の形状としてシート状に形成された、いわゆる光シートバスを例にして導光体の製造方法を説明する。図1は、実施形態に係る光シートバスの斜視図であり、図2(a)は、同光シートバスの正面図、図2(b)は、同光シートバスの左側面図、図2(c)は、同光シートバスの右側面図、図2(d)は、同光シートバスの底面図である。
図1に示すように、光シートバス10は、薄板状に形成されるものであり、その一端側に一本の光ファイバ20が接合され、その他端側に三本の光ファイバ20が接合される構造となっている。なお、以下の説明においては、便宜上、光シートバス10の一端側を「前側」と呼び、他端側を「後側」と呼ぶこととする。
光シートバス10は、矩形の本体部11と、この本体部11の前側へ一体に形成される前側先細部12と、本体部11の後側へ一体に形成される三つの後側先細部13とで主に構成されている。
本体部11には、その両面に後記する射出成形型30に設けられる突出し機構33,34の突出しピン33a,34aと固定型31,可動型32の形状凹部31b,32bとの段差が転写されることで形成されるピン痕11aが形成されている。なお、このピン痕11aにより生じる段差の高さは、10μm以下となるように形成されている。また、光シートバス10は、その表面粗度Raが、1.0μm以下となるように形成されている。
前側先細部12は、本体部11の幅を前側に向かうにつれて徐々に狭くした形状になっており、その先端面12aが光ファイバ20と略同じ径になるように形成されている。なお、この前側先細部12の平面視における角度(二つの斜面12bのなす角)は、先端面12aに接合される光ファイバ20からの光が広がっていくときの角度と略同じ角度で形成されている。すなわち、この前側先細部12は、従来のような矩形の光シートバスに前端側から光を通したときに、この光が通らない領域となる部分を削ったような形状となっている。なお、前側先細部12の平面視における角度は、3〜30°が好ましい。
後側先細部13は、光シートバス10の後側に接合される三本の光ファイバ20ごとに設けられており、本体部11の後端部分を三分割し、この分割した各部分の幅を後側に向かうにつれて徐々に狭くした形状になっている。また、この後側先細部13は、その先端面13aが光ファイバ20と略同じ径になるように形成されるとともに、その平面視における角度(二つの斜面13bのなす角)が、先端面13aに接合される光ファイバ20からの光が広がっていくときの角度よりも小さな角度で形成されている。さらに、各後側先細部13は、隣り合う二つの後側先細部13同士をつなぐように形成される補強部13cによって補強されている(図2(a)および(c)参照)。なお、後側先細部13の角度は、3〜30°が好ましい。
また、光シートバス10の材料としては、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)が用いられるが、例えば特開平10−123350号公報に記載されているように、PMMA製の光シートバス中で光の散乱効果を生じさせるために光散乱体を散在させても良い。このような光散乱体の散乱効果により、光シートバス10の光の進行方向(図15(a)(b)に示した方向)の長さを短縮することが可能となる。このような光散乱体の材料としては、PMMAとは屈折率の異なるポリスチレン(PS)などが用いられる。
このようなシートバス10は、その両端部に光ファイバ20が接続された状態で製造される。
次に、図3を参照して、前記した光シートバス10を製造するための射出成形型30および光ファイバ供給装置40について説明する。図3は、光シートバスを成形するための射出成形型および光ファイバ供給装置を示す斜視図である。
図3に示すように、射出成形型30は、固定型(第1型)31と、この固定型31に対して移動自在に構成される可動型32(第2型)とで構成される。固定型31に固定側突出し機構33、光ファイバ位置決め機構70が設けられ、可動型32には可動側突出し機構34が設けられている。
固定型31の合わせ面31aと可動型32の合わせ面32aとには、光シートバス10の上半分(一部)または下半分(他部)の形状を形取った形状凹部31b,32b(これらを合わせて「キャビティC」とする。形状凹部31bについては図7参照)が形成されている。
固定型31には、射出装置から射出された溶融樹脂(溶融材料)をランナ形状部32cに導くスプルー31cが形成されており、合わせ面31a,32aに、形状凹部31b,32bとスプルー31cとを繋ぐランナ形状部32c(スプルー31cの詳細については図7参照)が形成されている。
また、合わせ面31a,32aには、光ファイバ20をインサートするための1本の溝51および3本の溝52が形成されている。溝51は、キャビティCの前端、つまり光シートバス10における先細部12の先端面12aに相当する部分から固定型31の前側面31pおよび可動型32の前側面32pまで前方に伸びて外部へ開口している。
同様に、溝52は、キャビティCの後端、つまり光シートバス10における後側先細部13の先端面13aに相当する部分から固定型31の後側面31qおよび可動型32の後側面32qまで後方へ伸びている。
溝51と溝52は、固定型31と可動型32を閉じたときに光ファイバ20を挿入する穴(以下、「挿入穴」という)を構成する。図4は、光ファイバの挿入穴を示す断面図であり、それぞれ図3における、(a)A−A線断面図、(b)B−B線断面図、(c)C−C線断面図、および(d)D−D線断面図である。挿入穴51Aは、内接する最大円の直径が、光ファイバ20の直径よりも僅かに小さくなるように形成されることで、射出成形型30を閉じたときに、光ファイバ20を挟持することが可能となる。
溝51は、A−A断面を含めた所定範囲で図4(a)に示すように固定型31および可動型32のそれぞれに弾性部材55が入れ子として嵌められた部分に形成されている。弾性部材55は、例えば硬質ゴムから形成されている。弾性部材55は、合わせ面31a,32aに形成された溝51のうち、キャビティCから所定範囲、例えばキャビティCから10mm程度離れた部分から合わせ面31a,32aの前端までに設けられている。
弾性部材55が嵌められた部分では、溝51がそれぞれ光ファイバ20の周面の曲率よりも小さな曲率の輪郭を有している。固定型31および可動型32のそれぞれの溝51の深さを足した挿入穴51Aの高さHは、光ファイバ20の直径よりも僅かに小さく設定されている。そのため、挿入穴51Aは、光ファイバ20を挿入した状態でおよそ”目”のような断面形状を呈している。挿入穴51Aの高さHは、弾性部材55の弾性率に応じ、適度な力で光ファイバ20を挟持するよう適宜決定される。
一方、挿入穴51Aの幅Wは、光ファイバ20の直径よりも大きく形成され、挿入穴51Aの断面積は、光ファイバ20の断面積よりも大きく設定されている。このように、射出成形型30の固定型31と可動型32とを閉じたときに弾性部材55が光ファイバ20を挟持して固定することができる。そして、弾性部材55が適度な弾性を有していることから、光ファイバ20に傷をつけたり、過剰な応力を掛けたりすることもない。さらに、挿入穴51Aの断面積が光ファイバ20の断面積よりも大きいため、射出成形型30を閉じたときに、光ファイバ20を過度に圧迫することがなく、弾性部材55が変形可能で、光ファイバ20の品質を良好に保つことができるとともに、型閉じも確実となる。
弾性部材55の材質については、光ファイバ20を傷つけず、光ファイバ20に過剰な応力を加えないように、適度な弾性を有するものであれば、特に限定されない。例えば、図5(a)に示すように、金属製の板材を折り曲げてV字の溝57aを形成した入れ子部材57を用いることもできる。このように弾性部材55を金属製とすることで、熱や摩擦による劣化を防ぐこともできる。また、挿入穴51Aの断面形状は、図4(a)に示すような目形に限られず、図5(b)に示すように、弾性部材55に断面V字形の溝58を形成することで、矩形とすることもできる。このようにすることで、光ファイバ20との摩擦力が大きくとれるため、光ファイバ20を挟持する締め代を小さくして光ファイバ20への負担を小さくすることができる。
図4(b)に示すように、図3におけるB−B断面、すなわちキャビティCの直近部分の挿入穴51Bの断面形状は、光ファイバ20の直径より僅かに大きい円形となっている。挿入穴51Bの直径は、光ファイバの直径に対して、0〜60μm大きく、挿入穴51Bと光ファイバ20との隙間が30μm以下になるように設定されている。光ファイバ20の挿入穴51Bへの挿入しやすさを考慮すると、例えば光ファイバ20と挿入穴51Bの隙間が20〜30μm程度になるように設定するのが望ましい。
このように、挿入穴51Bと光ファイバ20との間に僅かな隙間しか無い場合には、溶融樹脂が入り込むことがない。すなわち、金型により光ファイバ20を圧迫することがないとともに、溶融樹脂の漏れ、ないしバリの発生を抑えることができる。
図6は、図3の可動型32におけるキャビティCと溝51との接合部の拡大平面図である。挿入穴51Aと挿入穴51Bのつながりの部分は、図6に示すように、挿入穴51Bの入口51Pを広げた漏斗状の案内部51Qが形成されている。入口51Pの断面の輪郭は、挿入穴51Aの断面の輪郭より大きくしておくことで、光ファイバ20はスムーズに挿入穴51Bへ入る。挿入穴51Bの入口51Pを広げるのに代えて、弾性部材55側の挿入穴51Aの出口を徐々に狭める場合には、出口の断面の輪郭を挿入穴51Bの断面の輪郭より小さくしておくとよい。
図4(c)に示すように、図3におけるC−C断面には、挿入する光ファイバ20の本数に合わせて3つの挿入穴52Bが形成されている。各挿入穴52Bは、図3におけるB−B断面と同様であるので詳細な説明は省略する。
図4(d)に示すD−D断面も、弾性部材55と同様の弾性部材56が入れ子として設けられ、弾性部材56に、挿入する光ファイバ20の本数に合わせて挿入穴52Aが3つ形成されている。この挿入穴52Aも、それぞれA−A断面における挿入穴52Aと同じであるので、詳細な説明は省略する。
図7は、射出成形型の内部を示す横断面図であり、(a)は固定側突出し機構および可動側突出し機構を示す図で、(b)は(a)における形状凹部の詳細を示す要部拡大断面図である。
固定側突出し機構33は、図7(a)に示すように、二つの突出しピン33a(手前の一つのみ図示)と、これらの突出しピン33aに対して取付板33bを介して一体に結合される同期ピン33cと、取付板33bを上下方向において挟み込んだ状態でボルトBにより締結される二枚の保持板33dと、保持板33dを常時、可動型32側に付勢するスプリングS1とで主に構成されている。
なお、図8に示すように、固定型31は上下に分割されており、その下半分を構成する下側固定型31Aには、突出しピン33aおよび同期ピン33cが摺動自在に係合する係合孔31dが形成されるとともに、ボルトBで締結された二枚の保持板33dが摺動自在に係合する収容凹部31eが形成されている。また、固定型31の上半分を構成する上側固定型31Bには、スプリングS1を縮めた状態で保持するための保持凹部31fや、ボルトBの頭部を収容するための逃げ穴31gが形成されている。なお、保持板33dのストローク量は、下側固定型31Aの収容凹部31eの底面と、上側固定型31Bの下面との間の距離によって決められる。さらに、上側固定型31Bおよび下側固定型31Aには、内部にスプルー31cが形成されたスプルーブッシュ35を取り付けるための、嵌合孔31h,31jが形成されている。
そして、このように構成される固定側突出し機構33では、図12に示すように、固定型31から可動型32が離間されている状態においては、スプリングS1によって保持板33dが下方に押圧されることで、突出しピン33aおよび同期ピン33cが所定量だけ下側に突出するようになっている。また、図7(a)および(b)に示すように、固定型31と可動型32が合わさった状態においては、同期ピン33cが可動型32の合わせ面32aに押されて合わせ面31aと面一になるとともに、突出しピン33aが形状凹部31bの形状面と略面一となる位置まで移動するようになっている。すなわち、突出しピン33aおよび同期ピン33cは、それぞれ固定型31の形状凹部31bの形状面や合わせ面31aから突出自在となるように構成されている。
図7(a)に示すように、可動側突出し機構34は、二つの突出ピン34a(手前の一つのみ図示)と、ランナ10a(図3参照)を押圧するための二つの押圧ピン34b,34cと、これらの突出ピン34aおよび押圧ピン34b,34cを一体に保持する二枚の保持板34dと、を有している。なお、上下方向に延びるスプルー31cの下方に設けられる押圧ピン34cの先端には、成形されたランナ10aを可動型32の移動とともに引っ張るための係合爪部34eが形成されている。具体的に、この係合爪部34eは、段を構成する上段面部がオーバーハング形状に形成されることで、成形されたランナ10aと引っ掛かるように構成されている。
また、この可動側突出し機構34は、保持板34dを摺動自在に支持すべく可動型32に固定されるガイド棒34fと、保持板34dを常時固定型31側から離れる方向に付勢するスプリングS2と、を有している。そして、二枚の保持板34dのうち下側の保持板34dの略中央部には、図示せぬ押圧装置によって押圧するための突出部34gがボルトBによって締結され、上側の保持板34dの適所には、保持板34dの上方への所定以上の移動を規制するためのストッパ34hがボルトBによって締結されている。
なお、可動型32は、図の奥に示すスペーサブロック32dで繋がる型板32eおよび可動側取付板32fを有しており、これらの型板32e、可動側取付板32fと、保持板34dの下面およびストッパ34hの上面とによって、突出ピン34aや押圧ピン34b,34cの突出量が決められている。
光ファイバ供給装置40は、図3に示すように、光ファイバ20を挟持して送る送出装置としてのローラ41と、ローラ41を回転駆動するモータ42と、モータ42の回転角度を検出するロータリエンコーダ43と、ガイド44と、ブレード45と、ブレード駆動装置46と、供給リール47(図10(a)参照)を備えて構成される。
ガイド44は、射出成形型30を閉じたときの挿入穴52Aに近接して設けられ、3本の光ファイバ20がスムーズに通る程度のガイド穴44aが3つ形成されている。ガイド44は、ガイド穴44aが挿入穴52Aに対面するように配置されている。すなわち、ローラ41から送られる3本の光ファイバ20は、ガイド44により挿入穴52Aまで導かれて挿入されるようになっている。
なお、図3および図10(a)においては、ガイド44と挿入穴52Aの間およびガイド44とローラ41の間に多少の隙間を設けているが、この隙間を極力小さく、例えば20mm以下、好ましくは10mm以下とすることで、光ファイバ20の撓みを無くし、正確に光ファイバ20を挿入穴52Aへインサートすることができる。
ブレード45は、ガイド44の出口側、つまり射出成形型30側の側面に配置され、図示せぬガイド機構により上下にスライド移動可能に設けられている。そして、エアシリンダなどにより構成されるブレード駆動装置46により上下に駆動させられる。
図3には図示しないが、図10(a)に示すように、光ファイバ供給装置40は、挿入穴51Aに対面する位置にも設置されている。
図17、図18は、射出成形型の内部を示す横断面図であり、光ファイバ位置決め機構を示す。
光ファイバ位置決め機構70は、図3に示すようにキャビティCの前端側に配置された前端側位置決め機構70aと、キャビティCの後端側に配置された後端側位置決め機構70bとからなる。
前端側位置決め機構70aは、図17に示すように固定型31の下側固定型31Aに形成された収容凹部31mに収納され、キャビティCに突出させることのできるストッパ71を備えている。ストッパ71は、射出成形型30の縦方向に光ファイバ20のインサートされるべき位置に位置するようになっている。
図19は、図17における前端側位置決め機構部分の部分拡大断面図である。
前端側位置決め機構70aは、ストッパ71のほかに、ストッパ71と回動可能に連結されたてこ部材73、案内部材72とスプリング75とを有している。
下側固定型31Aに形成された収容凹部31mの底面にキャビティCに貫通する係合孔31nと可動型32の合わせ面32aに貫通する係合孔31sがそれぞれ形成されている。
ストッパ71が係合孔31n、案内部材72が係合孔31sにそれぞれ摺動可能に係合されるとともに、それらの端部においててこ部材73と回動可能に連結されている。てこ部材73は、その端部において収容凹部31mの底面に形成された支持台31tに回動可能に連結されている。
てこ部材73に突起74が形成され、この突起74と上側固定型31Bに形成された凹部にてこ部材73を可動型32へ付勢するスプリング75が設けられている。このスプリング75によって案内部材72が可動型32の合わせ面32aに常時、押し付けられている。
ストッパ71の先端は、ストッパ71が位置する部位のキャビティCの形状と同じ形状に形成され、案内部材72は、固定型31と可動型32が合わさったとき、ストッパ71の先端がキャビティCの周面に位置するように、案内部材72の長さが設定されている。
したがって、固定型31と可動型32が合わさったとき、ストッパ71の先端がキャビティCの一部を構成し、固定型31と可動型32とを離間させたとき、ストッパ71は、案内部材72に案内されキャビティCに突出するようになる。このとき、案内部材72がストッパ71より支持台31tとの連結点に近い場所に設定されることによって、ストッパ71は、てこ原理で、固定型31と可動型32との離間量よりキャビティCへの突出量を大きくすることができ、光ファイバ20を確実に当接させることができる。すなわち、てこ部材73における案内部材72の位置を光ファイバ20の直径および固定型31と可動型32との離間量に応じて設定すれば、光ファイバ20の直径や離間量によらず、ストッパ71でインサートされた光ファイバ20を確実に位置決めすることができる。
なお、ストッパ71、案内部材72とてこ部材73との連結において、上下方向で移動を制限する一方、左右方向に隙間を設けて左右方向の移動を許可することによって、ストッパ71、案内部材72の移動が円滑になる。
後端側位置決め機構70bは、図18に示すように固定型31の下側固定型31Aの収容凹部31m’に配置され、キャビティCに突出させることのできるストッパ71a,71b,71cを備えている。ストッパ71a,71b,71cは、光ファイバ20がインサートされる三つの空間に対応して一列に並び、射出成形型30の縦方向で光ファイバ20のインサートされるべき位置に位置するようになっている。
後端側位置決め機構70bは、前記した前端側位置決め機構70aと同じ構成でストッパ71a,71b,71cを移動させるので、共通の部品については同じ符号を用いて説明する。
図20は、図18における後端側位置決め機構部分の部分拡大断面図である。
後端側位置決め機構70bは、ストッパ71a,71b,71cのほかに、ストッパ71a,71b,71cを連結して一体にする連結部材76と、連結部材76と回動可能に連結されたてこ部材73、案内部材72とスプリング75を有している。
ストッパ71a,71b,71cは、前記したストッパ71と同様に、その先端が、それぞれが位置する部位のキャビティCの形状と同じ形状に形成され、案内部材72は、固定型31と可動型32が合わさったとき、ストッパ71a,71b,71cの先端がキャビティCの周面に位置するように、案内部材72の長さが設定されている。
したがって、固定型31と可動型32が合わさったとき、ストッパ71a,71b,71cの先端がキャビティCの一部を構成し、固定型31と可動型32とを離間させるとき、ストッパ71a,71b,71cは、案内部材72に案内され、同じ突出量でキャビティCに突出するようになる。このとき、案内部材72が支持台31tとの連結点に近い場所に設定されることによって、てこ原理で、固定型31と可動型32との離間量よりキャビティCへの突出量を大きくすることができ、三つの光ファイバ20を同時に確実に当接させることができる。
制御装置60は、図9に示すブロック図のように、予め組まれた動作プログラムと、ロータリエンコーダ43の出力に基づいて型駆動装置61、射出装置62、モータ42、およびブレード駆動装置46の動作を制御する。
この具体的な制御については、導光体の製造方法において説明する。
次に、本実施形態に係る射出成形型30による光シートバス10の製造方法について説明する。図10は、実施形態に係る製造方法の工程を説明する図であり、(a)は、動作前、(b)は、射出成形型を半閉じし、光ファイバをインサートした状態、(c)は、型閉じし、溶融樹脂を射出した状態、(d)は、型開きをした状態を示す。
制御装置60は、図10(a)に示すように、射出成形型30が開いており、ブレード45を下げた状態から、型駆動装置61により可動型32を、固定型31へ近付け、合わせ面31a,32aに僅かな隙間が残る位置で停止させる(半閉じ状態、図10(b)参照)。
このときの隙間g、すなわち離間量(図11参照)の大きさは、光ファイバ20の直径より小さく設定される。これにより、光ファイバ20が、合わせ面31a,32aに挟まることなく、確実に溝51の部分に挿入可能となる。また、隙間gは、溝51の縁部51eの距離が光ファイバ20の直径dの0.7倍以下となるように設定されるのが望ましい。このようにすることで、縁部51eが光ファイバ20を挟み込む角度θが鈍角となり、光ファイバ20を縁部51eに引っ掛かることなくさらにスムーズに挿入できるとともに、光ファイバ20のインサートされるべき位置で、キャビティC内にストッパ71が突出されることになる。このことは、溝52についても同様である。
可動型32を停止させた後、制御装置60は、ロータリエンコーダ43により光ファイバ20の送り量を監視しながらモータ42を回転させて光ファイバ20を挿入穴51A,51B,52A,52Bに挿入する。そして、光ファイバ20がストッパ71に当たると、制御装置60はモータ42の回転を停止させる。これによって、光ファイバ20の先端がキャビティCの入口の所定位置(キャビティCと挿入穴51B,52Bの境目)に位置されることになる。この際、光ファイバ20は、ガイド44によりスムーズに挿入穴51A,51B,52A,52Bに案内される。
光ファイバ20がストッパ71に当たったことの検出は、例えばモータ42での駆動電流の変化を検知することによって検出することができる。すなわち、当たったとき、進まない光ファイバ20をなおインサートしようとして、モータ電流の増加を検知することによって検出することができる。あるいは、ストッパ71の光ファイバ20が当接する面に圧電素子を設けて、圧電素子によって検出することもできる。
その後、制御装置60は、図10(c)に示すように、型駆動装置61により可動型32をさらに固定型31へ近付け、射出成形型30を完全に閉じる。このとき、キャビティC内に突出するストッパ71は案内部材72の案内によって、ストッパ71の先端がキャビティCの周面に位置するように、ストッパ71が戻されるため、光シートバス10の形の形成には影響を与えることがない。また、このとき、弾性部材55に形成された溝51,52が、光ファイバ20を挟持し、光ファイバ20が固定されるが、光ファイバ20には過大な応力は掛からない。
次に、制御装置60は、射出装置62により、溶融樹脂をスプルー31cへ射出させる。これにより溶融樹脂がスプルー31c、ランナ形状部32c内を通って、図13(a)に示すように、形状凹部31b,32bで形成されるキャビティ内に供給される。
形状凹部31b,32b内に材料を供給した後は、射出成形型30を冷却させることによって、樹脂が固まって光シートバス10が成形されると同時に、光シートバス10と光ファイバ20が溶着されることとなる。
次に、図10(d)に示すように、制御装置60は、ブレード駆動装置46により、ブレード45を上方へスライドさせ、ガイド44との間で光ファイバ20を剪断する。そして、制御装置60は、射出成形型30から光シートバス10を取り出すために、型駆動装置61により可動型32を固定型31から離間させていく。
そうすると、図13(b)に示すように、可動型32によって支持されていた同期ピン33cが可動型32とともに下方に移動することによって、突出しピン33aも同期ピン33cと一体に移動し、光シートバス10を可動型32側に突き出すこととなる。すなわち、光シートバス10が、可動型32内に保持された状態で可動型32とともに移動していくことになるので、型開きの際に、光シートバス10を確実に可動型32側に寄せることが可能となっている。
なお、型開きの際は、このような突出しピン33aによる光シートバス10の突き出しの他に、図7(a)に示す可動型32側の押圧ピン34cに形成された係合爪部34eによってランナ10a(図3参照)が引っ掛けられて可動型32とともに移動するようにもなっているため、このランナ10aを含んだ光シートバス10は、バランスよく可動型32に寄せられることとなる。
そして、図12に示すように、ランナ10a(詳しくは、スプルー31cで形成される部分)の上端が固定型31から外れるまで可動型32を下方に移動させた後、図14に示すように、図示せぬ押圧装置によって突出部34gを押し上げると、光シートバス10およびランナ10aが可動型32から外部へ突き出されることとなる。なお、このように押し出された光シートバス10およびランナ10aは、図示せぬロボットハンドなどによって押圧ピン34cの係合爪部34eの傾斜面に沿って取り出すことが可能となっている。
続いて、このようにして射出成形型30内から取り外した光シートバス10の表面仕上げ工程について説明する。
射出成形型30から取り外した光シートバス10には、図3に示すように、その前側先細部12にランナ10aが一体に形成されているため、まず、このランナ10aを光シートバス10からニッパーなどで切り離す作業を行う。なお、この作業において光シートバス10側に残った部分は、カッターによる切削加工や砥石による研削加工によって前側先細部12の斜面12bと略面一となるまで削り取る。そして、このように切削加工した後は、その削り取った部分をラッピング(遊離砥粒)加工によって、その削り取った部分の段差が10μm以下となり、かつ、その表面粗度Raが1.0μm以下となるように形成する。
また、同様に、図1に示す光シートバス10の両面に形成されるピン痕11aも、段差が10μm以下となり、かつ、その表面粗度Raが1.0μm以下となるように形成する。なお、その他の部分(例えば、後側先細部13の斜面13bなど)も、射出成形型30のキャビティCの表面が滑らかに形成されていることにより、その表面粗度Raが1.0μm以下に収まるように形成されている。
次に、前記のような方法で成形された光シートバス10の作用について説明する。
図15(a)に示すように、光シートバス10の後側に設けた三本の光ファイバ20のうちの一本から光シートバス10内に光が送られてくると、その光は光シートバス内を広がりつつ前側へ進んでいく。そして、この光が前側先細部12内に到達すると、前側先細部12の斜面12bによって広がろうとする光の一部が適宜反射されて前側の光ファイバ20側へ集められ、この光ファイバ20内に伝達される光の量が増加することとなる。
また、図15(b)に示すように、光シートバス10の前側に設けた一本の光ファイバ20から光シートバス10内に光が送られてくると、その光は前側先細部12の斜面12bに沿って広がりつつ後側へ進んでいく。そして、この光が三つの後側先細部13内に到達すると、各後側先細部13の斜面13bによって広がろうとする光の一部が適宜反射されて後側の各光ファイバ20側へ集められ、各光ファイバ20内に伝達される光の量が増加することとなる。
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。光シートバス10を成形する際に、射出成形型30に光ファイバをインサートして、射出成形によりこれらを一体とすることで、効率よく光ファイバと導光体の接続を行うことができる。また、光ファイバ20と光シートバス10の接続も確実になり、信号の伝達性能も向上する。さらに、射出成形型の固定型と可動型とを閉じる前に僅かに隙間を残して停止させた状態で光ファイバ20をインサートすべき穴に入れるとき、固定型と可動型とを離間するときの動きを利用したキャビティC内に光ファイバを当接するためのストッパ71を突出させるようにしたため、高精度でかつ確実に光ファイバ20を所定の位置に位置させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、適宜変更して実施可能であることはいうまでもない。例えば、導光体はシート状のものに限らず、ある程度厚みのある矩形や球形に近い形状であっても構わない。
また、光ファイバ位置決め装置70について、実施形態では固定型31と可動型32とを離間するときの動きを利用しててこ原理で、ストッパ71をキャビティCに突出させたが、これに限らず、例えばストッパ71をエアシリンダや油圧シリンダなどを利用して、エアまたは油圧の供給を制御することによってストッパを移動させることもできる。さらには、モータなどを利用して駆動することもできる。
本実施形態に係る光シートバスの斜視図である。 (a)は、光シートバスの平面図、(b)は、同光シートバスの前面図、(c)は、同光シートバスの後面図、(d)は、同光シートバスの側面図である。 光シートバスを成形するための射出成形型および光ファイバ供給装置を示す斜視図である。 光ファイバの挿入穴を示す断面図であり、それぞれ図3における、(a)A−A線断面図、(b)B−B線断面図、(c)C−C線断面図、および(d)D−D線断面図である。 挿入穴の変形例を示す図であり、(a)金属板で構成した場合、(b)弾性部材にV字溝を形成した場合を示す。 図3の可動型におけるキャビティと溝とのつなぎ目の拡大平面図である。 射出成形型の内部を示す横断面図であり、(a)は固定側突出し機構および可動側突出し機構を示す図で、(b)は(a)における形状凹部の詳細を示す要部拡大断面図である。 固定側突出し機構の詳細を示す分解断面図である。 光シートバスの製造装置のブロック図である。 実施形態に係る製造方法の工程を説明する図であり、(a)は、動作前、(b)は、射出成形型を半閉じし、光ファイバをインサートした状態、(c)は、型閉じし、溶融樹脂を射出した状態、(d)は、型開きをした状態を示す。 射出成形型を半閉じしたときの隙間を説明する図である。 光シートバスの成形後に、固定型から可動型を離間させたときの状態を示す断面図である。 (a)は、型内の空間に材料を射出した状態を示す断面図であり、(b)は、固定型から可動型を離間させる際において完成した光シートバスを突出ピンによって可動型側に寄せている状態を示す断面図である。 可動側突出し機構によって光シートバスを型外へ押し出した状態を示す断面図である。 (a)は、光シートバスの後側先細部から光を照射したときの光の進んでいく状態を示す断面図であり、(b)は、光シートバスの前側先細部から光を照射したときの光の進んでいく状態を示す断面図である。 (a)は従来の光シートバスに複数本側の光ファイバの1本から他方へ向けて光を通した場合を示す平面図であり、(b)は、(a)のZ矢視図であり、(c)は、従来の光シートバスに(a)と逆向きに光を通した場合を示す平面図である。 射出成形型の内部を示す横断面図であり、光ファイバ位置決め機構を示す。 射出成形型の内部を示す横断面図であり、光ファイバ位置決め機構を示す。 図17における前端側位置決め機構部分の部分拡大断面図である。 図18における後端側位置決め機構部分の部分拡大断面図である。
符号の説明
10 光シートバス
20 光ファイバ
30 射出成形型
31 固定型
32 可動型
40 光ファイバ供給装置
51 溝
51A 挿入穴
51B 挿入穴
52 溝
52A 挿入穴
52B 挿入穴
55 弾性部材
56 弾性部材
60 制御装置
61 型駆動装置
62 射出装置
70 光ファイバ位置決め装置
70a 前端側位置決め機構
70b 後端側位置決め機構
71 ストッパ
71a ストッパ
72 案内部材
73 部材
74 突起
76 連結部材
C キャビティ

Claims (5)

  1. キャビティと、このキャビティに通じ、光ファイバをインサートするための孔とを有する射出成形型を用い、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートした状態において前記キャビティに溶融樹脂を射出成形することによって、光ファイバが接続された導光体を製造する導光体の製造装置であって、
    前記キャビティにインサートされる前記光ファイバの先端が当接する当接部材を備え、前記光ファイバが前記当接部材に当接することによって前記光ファイバの位置決めを行う光ファイバ位置決め機構が設けられており、
    前記光ファイバ位置決め機構は、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際には、前記当接部材を前記キャビティ内に突出させることによって、前記キャビティにインサートされる前記光ファイバの先端が当接する位置に当該当接部材を移動させ、前記キャビティに前記溶融樹脂を射出成形する際には、前記当接部材の先端が前記キャビティの周面に位置するように当該当接部材を移動させる
    ことを特徴とする導光体の製造装置。
  2. 前記射出成形型は、それぞれの合わせ面で合わさった第1型と第2型で構成され、各合わせ面に前記孔を構成するための溝が形成され、前記孔に前記光ファイバをインサートする際前記第1型と前記第2型とを離間するものとし、
    前記当接部材は、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が当該当接部材に当接するように、その突出量が設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の導光体の製造装置。
  3. 前記光ファイバ位置決め機構は、離間する際の前記第1型または前記第2型の移動に連動して、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が前記当接部材に当接するように当該当接部材を前記キャビティ内へ突出させる連動装置を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の導光体の製造装置。
  4. 前記光ファイバ位置決め機構は、制御可能な駆動装置を有して、前記駆動装置を制御することによって、前記第1型と前記第2型とが離間した状態において、前記孔を介して前記キャビティに前記光ファイバをインサートする際に、インサートされた前記光ファイバの先端が前記当接部材に当接するように当該当接部材を前記キャビティ内へ突出させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の導光体の製造装置。
  5. 前記当接部材の先端は、前記導光体の形状に合わせて形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の導光体の製造装置。
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