JP4335297B1 - ヘッドレストステー支持具及びヘッドレストステー支持構造 - Google Patents

ヘッドレストステー支持具及びヘッドレストステー支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘッドレストステーの配置ピッチとブラケットの配置ピッチとをそれ程高い精度で一致させておかなくても、ヘッドレストステーを適度な力で把持することが可能なヘッドレストステー支持具を提供する。
【解決手段】ヘッドレストステー支持具10のブラケット挿入部11をその中心軸回りに捩ることが可能な素材で形成し、ブラケット挿入部11におけるブラケット31の上端近傍で把持される上側被把持部11aの外周形状と、ブラケット挿入部11における上側被把持部11aよりも下側に位置する下側被把持部11bの外周形状とを、前記中心軸回りに互いに角度θだけ捩れた位置関係にある非円形とし、上側被把持部11aと下側被把持部11bの少なくとも一方の周壁に、上側被把持部11a又は下側被把持部11bの径方向への変位を許容してステー挿入孔10aの内径を変化させるスリットSa,Sbを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドレストステーを高さ調節可能な状態でシートバックに支持させるヘッドレストステー支持具に関する。特に、自動車などの乗り物の座席に採用するのに適したヘッドレストステー支持具に関する。また、このヘッドレストステー支持具を用いたヘッドレストステー支持構造に関する。
頭をもたれさせるためのヘッドレストは、乗り物用の椅子や、デスクチェアや、座椅子や、車椅子など、各種の椅子に備えられている。特に、自動車の座席においては、追突などによって車体が衝撃を受けた際に、乗車人員の頭部が過度に後傾してむち打ち症になったり、頚椎を痛めたりするおそれがあるため、ヘッドレスト(正式には、「頭部後傾抑止装置」と呼ばれている。)を備えることが法的に義務付けられている国も多い。
ヘッドレストは、これまでに種々のものが提案されており、ヘッドレストをシートバック(背もたれ)に支持させるための構造も、椅子の用途などによって多種多様である。しかし、着席する人の頭の高さに応じてヘッドレストの高さを調節できるようにすることが一般的な自動車の座席においては、図1に示すように、シートバック30のフレーム32に左右一対の筒状のブラケット31を所定間隔で固定し、この左右一対のブラケット31のそれぞれにヘッドレストステー支持具10を嵌め込んで固定し、ヘッドレストステー支持具10に形成されたステー挿入孔10aにヘッドレストステー21を挿入するものが一般的となっている。
図1のヘッドレストステー支持構造において、それぞれのヘッドレストステー支持具10は、ブラケット31の内部に挿入されるブラケット挿入部11と、ブラケット挿入部11の上端に設けられた頭部12とを有している。左右いずれか一方のヘッドレストステー支持具10の頭部12には、ヘッドレストステー21の上下方向の動きをロックするためのロック手段(図示省略)が設けられる。該ロック手段を外すと、ヘッドレストステー21を上下方向にスライドさせることができるので、乗車人員の頭の高さに応じてヘッドレスト20の高さを調節することができる。
図1のヘッドレストステー支持構造は、その簡素で壊れにくい構造のためか、現在、多くの車種で採用されており、今後も多くの自動車メーカーが採用し続けると考えられている。しかし、このヘッドレストステー支持構造には、以下のような問題があったため、自動車メーカーや自動車部品メーカーは対策に頭を悩ませていた。
すなわち、図1のヘッドレストステー支持構造では、ブラケット挿入部11を遊びのある状態でブラケット31の内部に挿入したり、ヘッドレストステー21を遊びのある状態でステー挿入孔10aに挿入したりすると、エンジンやタイヤから伝わってくる振動によってブラケット挿入部11がブラケット31の内部でがたついたり、ヘッドレストステー21がステー挿入孔10aの内部でがたつくおそれがあった。このため、その際に発せられる振動音によって車内の静寂さが損なわれるだけでなく、前記ロック手段が外れてヘッドレストステー21が下降してしまい、ヘッドレスト20が頭の位置からずれるおそれもあった。
一方、図1のヘッドレストステー支持構造において、ブラケット挿入部11を遊びのない状態でブラケット31の内部に挿入したり、ヘッドレストステー21を遊びのない状態でステー挿入孔10aに挿入したりすると、ブラケット挿入部11やヘッドレストステー21のがたつきを抑えることができるものの、ヘッドレストステー21の配置ピッチとブラケット31の配置ピッチとを高い精度で一致させておかないと、ヘッドレストステー21がステー挿入孔10aの内部をスムーズにスライドしなくなるおそれがあり、その誤差の程度によっては、ヘッドレストステー21をステー挿入孔10aへ挿入できなくなるおそれもあった。
このような実状に鑑みてか、これまでには、ブラケット挿入部の外周面に設けた弾性片をブラケットの内周面に弾性的に圧接させることにより、ブラケット挿入部をブラケットの内部で安定させることができるようにしたヘッドレストステー支持具や、ブラケット挿入部の内周面に設けた弾性片をヘッドレストステーの外周面に弾性的に圧接させることにより、ヘッドレストステーをステー挿入孔の内部で安定させることができるようにしたヘッドレストステー支持具が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
この種のヘッドレストステー支持具では、ブラケット挿入部やヘッドレストステーのがたつきを抑えることはできるものの、やはり、ヘッドレストステーの配置ピッチとブラケットの配置ピッチとをある程度高い精度で一致させておかなければ、ヘッドレストステーをステー挿入孔へスムーズに挿入できなくなるおそれがあった。というのも、この種のヘッドレストステー支持具では、ヘッドレストステー支持具の重量を抑えたり、ブラケットの互換性を確保したりする観点から、ブラケットやヘッドレストステーに弾性的に圧接させる前記弾性片の寸法を大きくすることが困難であるため、前記弾性片の変位量が小さくなりがちで、ブラケット挿入部のブラケット内での変位量や、ヘッドレストステーのステー挿入孔内での変位量を大きくすることができないからである。
実開平02−023842号公報(明細書第5頁6行目から第6頁1行目、第4図、第5図) 特開2006−198226号公報(明細書第12頁50行目から第13頁48行目、図4、図7) 特開2008−093364号公報(明細書第5頁30行目から47行目、図2)
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ブラケット挿入部やヘッドレストステーのがたつきを抑えることができるだけでなく、ヘッドレストステーの配置ピッチとブラケットの配置ピッチとをそれ程高い精度で一致させておかなくても、ヘッドレストステーを適度な力で把持することが可能なヘッドレストステー支持具を提供するものである。また、このヘッドレストステー支持具を用いたヘッドレストステー支持構造を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、シートバックに固定された筒状のブラケット内に挿入されて把持されるブラケット挿入部を有し、該ブラケット挿入部に設けられたステー挿入孔にヘッドレストステーを挿入することにより、ヘッドレストステーを高さ調節可能な状態でシートバックに支持させるヘッドレストステー支持具であって、ブラケット挿入部がその中心軸回りに捩ることが可能な素材で形成され、ブラケット挿入部におけるブラケットの上端近傍で把持される上側被把持部の外周形状と、ブラケット挿入部における上側被把持部よりも下側に位置する下側被把持部の外周形状とが、ブラケット挿入部に外力を加えていない自然状態で前記中心軸回りに互いに角度θ(以下において、「捩れ角度θ」と呼ぶことがある。)だけ捩れた位置関係にある非円形をなすとともに、上側被把持部と下側被把持部の少なくとも一方の周壁に、上側被把持部又は下側被把持部の径方向への変位を許容してステー挿入孔の内径を変化させるスリットが設けられたことを特徴とするヘッドレストステー支持具を提供することによって解決される。
このヘッドレストステー支持具は、ブラケット挿入部を捩りながらブラケット内に挿入するものとなっており、この際にブラケット挿入部に発現する捩れ弾性力によって、ブラケット挿入部をブラケット内で弾性的に支持させることができるものとなっている。また、ブラケット挿入部をブラケット内に挿入した際に上側被把持部又は下側被把持部に発現する径方向の締付弾性力によって、ヘッドレストステーをステー挿入孔内で弾性的に支持させることができるものとなっている。
すなわち、ブラケット挿入部の外寸法がブラケットの内寸法よりも小さく、ブラケット挿入部の外周面とブラケットの内周面との間に隙間が存在したり、ヘッドレストステーの外寸法がステー挿入孔の内寸法よりも小さく、ヘッドレストステーの外周面とステー挿入孔の内周面との間に隙間が存在したりする場合であっても、ヘッドレストステー支持具をブラケット内で安定させるとともに、ヘッドレストステーをステー挿入孔内で安定させることができるようになっている。したがって、ブラケット挿入部やヘッドレストステーのがたつきを抑えるだけでなく、ヘッドレストステーの配置ピッチとブラケットの配置ピッチとをそれ程高い精度で一致させておかなくても、ヘッドレストステーを適度な力で把持することも可能になる。
ところで、本明細書において、「上側被把持部の外周形状と下側被把持部の外周形状とが自然状態でブラケット挿入部の中心軸回りに互いに角度θだけ捩れた位置関係にある」とは、ブラケット挿入部に外力が加えられていない状態において、図4に示すように、ブラケットと同じ断面形状を有する仮想リングRを上側被把持部11aの外周部に対して嵌め込んだと仮定した場合における仮想リングR上の特定点Qの位置と、図6に示すように、前記ブラケットと同じ断面形状を有する仮想リングRを下側被把持部11bの外周部に対して嵌め込んだと仮定した場合における仮想リングR上の特定点Q(仮想リングR上の特定点Qに対応する点)の位置とが、ブラケット挿入部の中心軸Lから見て角度θだけ異なることをいう。したがって、「上側被把持部の外周形状と下側被把持部の外周形状とが自然状態でブラケット挿入部の中心軸回りに互いに角度θだけ捩れた位置関係にある」という概念の中には、図4と図6に示すように、上側被把持部11aの外周形状と下側被把持部11bの外周形状とが同一である場合だけでなく、図13と図15に示すように、上側被把持部11aの外周形状と下側被把持部11bの外周形状とが異なる場合であっても、仮想リングR上の特定点Qと仮想リングR上の特定点Qとが上記のような関係を満たすのであれば含まれる。
また、本明細書において、「スリット」とは、上側被把持部や下側被把持部の周壁を内外に貫通して設けられた形態のものに限定されない。すなわち、上側被把持部や下側被把持部の周壁を内外に貫通していない形態のもの(例えば、溝や薄肉部など)であっても、上側被把持部や下側被把持部の径方向への変位を許容するように設けられた脆弱な部分であれば、「スリット」の概念に含まれるものとする。また、その形状も、線状に限定されず、上側被把持部や下側被把持部の径方向への変位を許容するのであれば、矩形状や楕円状など、他の形状であってもよいものとする。ブラケット挿入部に外力を加えていない自然状態での前記スリットの幅(場所によってスリットの幅が異なる場合にはその最小値)は、特に限定されないが、通常、0.5mm以上かつ5mm以下とされる。
本発明のヘッドレストステー支持具において、捩れ角度θの大きさは、ブラケット挿入部の素材や形、ブラケット挿入部の外周面とブラケットの内周面との隙間などを考慮して適宜決定される。しかし、捩れ角度θを小さくしすぎると、ブラケット挿入部をブラケット内に挿入した際に発現する捩れ弾性力が小さくなり、ブラケット挿入部がブラケット内でしっかりと支持されなくなるおそれがある。一方、捩れ角度θを大きくしすぎると、ブラケット挿入部をブラケット内に挿入しにくくなるおそれがある。このため、捩れ角度θは、通常、3°以上かつ30°以下の範囲に設定される。
本発明のヘッドレストステー支持具において、ブラケット挿入部における上側被把持部と下側被把持部との間に位置する中間部の外寸法(中間部の外周形状が円形である場合にはその直径、中間部の外周形状が非円形である場合にはその最大径)は、上側被把持部の外寸法(上側被把持部の外周形状の最大径)及び下側被把持部の外寸法(上側被把持部の外周形状の最大径)と同じに設定し、上側被把持部の外周形状と下側被把持部の外周形状が連続的に繋がるようにしてもよい。また、中間部の周壁が完全に塞がれていてもよい。
しかし、これらの場合には、中間部の断面係数が大きくなり、ブラケット挿入部を捩りにくくなるおそれがある。このため、中間部の外寸法は、上側被把持部及び下側被把持部の外寸法よりも小さく設定すると好ましい。また、中間部の周壁に開口部を設けると好ましい。これらの構成を採用することにより、中間部を捩れやすくして、ブラケット挿入部をブラケット内に挿入しやすくなるだけでなく、中間部のバネ性(捩れ弾性)を向上させて、ブラケット挿入部をブラケット内に適度な力で支持させることも可能になる。中間部の周壁に開口部を設ける場合には、該開口部と、上側被把持部又は下側被把持部における前記スリットとを連続して形成するとより好ましい。
本発明のヘッドレストステー支持具において、前記スリットは、上側被把持部又は下側被把持部の少なくとも一方の周壁の少なくとも1箇所に設けられていればよいが、上側被把持部又は下側被把持部の少なくとも一方の周壁の複数箇所に設けられていると好ましい。これにより、上側被把持部や下側被把持部を径方向へ変位しやすくなるだけでなく、上側被把持部や下側被把持部のバネ性(締付弾性)を向上させて、ヘッドレストステーをステー挿入孔内により適度な力で把持させることが可能になる。
また、上記課題は、(a)ヘッドレストを支持するための一対のヘッドレストステーと、(b)シートバックに固定された筒状の一対のブラケットと、(c)該ブラケット内に挿入されて把持されるブラケット挿入部を有し、該ブラケット挿入部にヘッドレストステーを挿入するためのステー挿入孔が設けられた一対のヘッドレストステー支持具と、を用いて、ヘッドレストステーを高さ調節可能な状態でシートバックに支持させるヘッドレストステー支持構造であって、それぞれのヘッドレストステー支持具におけるブラケット挿入部がその中心軸回りに捩ることが可能な素材で形成され、ブラケット挿入部におけるブラケットの上端近傍で把持される上側被把持部の外周形状と、ブラケット挿入部における上側被把持部よりも下側に位置する下側被把持部の外周形状とが、ブラケット挿入部に外力を加えていない自然状態で前記中心軸回りに互いに角度θだけ捩れた位置関係にある非円形をなすとともに、上側被把持部と下側被把持部の少なくとも一方の周壁に、上側被把持部又は下側被把持部の径方向への変位を許容してステー挿入孔の内径を変化させるスリットが設けられており、ブラケット内にブラケット挿入部が捩れた状態で挿入され、この際にブラケット挿入部に発現する捩れ弾性力によってブラケット挿入部がブラケット内で把持されるとともに、この際に上側被把持部又は下側被把持部に発現する径方向の締付弾性力によってヘッドレストステーがステー挿入孔内で把持されることを特徴とするヘッドレストステー支持構造を提供することによっても解決される。このヘッドレストステー支持構造は、上述した本発明のヘッドレストステー支持具を好適に用いることができるものとなっている。
本発明のヘッドレストステー支持構造において、ブラケットは、その内部にブラケット挿入部を挿入して把持できるのであれば、その形態を特に限定されないが、一対のブラケットのうち少なくとも一方の内周形状を、該ブラケット内に挿入されるブラケット挿入部を一対のヘッドレストステーのピッチ方向に平行移動させることが可能な形状とすると好ましい。これにより、ヘッドレストステーの配置ピッチとブラケットの配置ピッチとの誤差が大きな場合であっても、ヘッドレストステーをステー挿入孔に容易に挿入するだけでなく、ヘッドレストステーをヘッドレストステー支持具に対して適度な力で支持させることも可能になる。
以上のように、本発明によって、ブラケット挿入部やヘッドレストステーのがたつきを抑えることができるだけでなく、ヘッドレストステーの配置ピッチとブラケットの配置ピッチとをそれ程高い精度で一致させておかなくても、ヘッドレストステーを適度な力で把持することが可能なヘッドレストステー支持具を提供することが可能になる。また、このヘッドレストステー支持具を用いたヘッドレストステー支持構造を提供することも可能になる。
1.0 ヘッドレストステー支持具の概要
本発明のヘッドレストステー支持具の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明のヘッドレストステー支持具10においても採用した一般的なヘッドレストステー支持構造を示した斜視図である。図2は、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10をブラケット31に嵌め込んでいる状態を示した斜視図である。図3は、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10を示した斜視図である。図4は、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10を、図3におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。図5は、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10を、図3におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。図6は、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10を、図3におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。図7は、ブラケット挿入部11に捩れ弾性力が働いていないと仮定した場合における、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10をブラケット31に嵌め込んで、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。図8は、ブラケット31に嵌め込んだ直後の第一実施態様のヘッドレストステー支持具10を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。図9は、ブラケット31に嵌め込んだ第一実施態様のヘッドレストステー支持具10にヘッドレストステー21を挿入した状態を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。
第一実施態様のヘッドレストステー支持具10は、図1に示すように、ヘッドレスト20とシートバック30との間に介在させるものとなっている。ヘッドレストステー支持具10は、シートバック30の内部に設けられた略筒状のブラケット31に挿入されて把持されることにより、シートバック30に対して固定される。ブラケット31は、シートバック30の内部に収容されたフレーム32に対して固定される。ヘッドレストステー支持具10は、ヘッドレスト20から下向きに設けられたヘッドレストステー21をステー挿入孔10aの内部で把持することにより、ヘッドレスト20を支持するものとなっている。ヘッドレスト20には、通常、左右一対の2本のヘッドレストステー21が備えられているために、ヘッドレストステー支持具10及びブラケット31は、1つのヘッドレスト20につき2個ずつ設けられる。
ヘッドレストステー支持具10についてさらに詳しく説明する。第一実施態様のヘッドレストステー支持具10は、図2と図3に示すように、棒状のブラケット挿入部11と、ブラケット挿入部11の上端から鍔状に突出して設けられた頭部12とを備えている。ステー挿入孔10aは、ヘッドレストステー支持具10における頭部12の上面からブラケット挿入部11の下面までを貫通して設けられている。左右一対のヘッドレストステー支持具10のうち少なくとも一方の頭部12には、ヘッドレストステー21をヘッドレストステー支持具10に対してロックすることにより、ヘッドレストステー21が上下動しないようにするためのロック手段(図示省略)が設けられる。
ステー挿入孔10aの内径は、それに挿入するヘッドレストステー21の外径を考慮して適宜決定される。というのも、ステー挿入孔10aの内周面とヘッドレストステー21の外周面との隙間が狭くなりすぎると、ヘッドレストステー21をステー挿入孔10aの内部で滑らかに上下動させることができなくなるおそれがあるし、前記隙間が広くなりすぎると、ステー挿入孔10aの内部でヘッドレストステー21を把持できなくなるおそれがあるからである。
ヘッドレストステー支持具10を形成する素材は、ブラケット挿入部11を中心軸Lの回りに捩ることを可能とするものであれば特に限定されないが、通常、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂が用いられる。なかでも、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂を好適に用いることができる。特に、ポリプロピレンは、引張強度、圧縮強度、衝撃強度などに優れ、摩擦に対しても強いために、ヘッドレストステー支持具10を形成する素材として好適である。本実施態様のヘッドレストステー支持具10もポリプロピレンによって形成している。また、ヘッドレストステー支持具10は、各部が一体的に形成されたものであっても、別個に形成された各部を組み合わせたものであってもよいが、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10においては、樹脂の射出成形によりその全体を一体的に形成している。
1.1 ブラケット挿入部
ブラケット挿入部11は、図2と図3に示すように、ブラケット31の上端近傍で把持される上側被把持部11aと、上側被把持部11aよりも下側に位置してブラケット31の下端近傍で把持される下側被把持部11bと、上側被把持部11aと下側被把持部11bとの間に位置する中間部11cと、下側被把持部11bよりも下側に位置する先端部11dとで構成されている。下側被把持部11bの下側には、ブラケット挿入部11をブラケット31に挿入した際に、ブラケット31の下端に掛止してヘッドレストステー支持具10が上方に抜けないようにするための掛止爪13が設けられている。
上側被把持部11aの外周形状と下側被把持部11bの外周形状は、図4と図6に示すように、ブラケット挿入部11に外力を加えていない自然状態において、ブラケット挿入部11の中心軸Lの回りに互いに角度θだけ捩れた位置関係にある非円形をなしている。捩れ角度θ(図6を参照)の大きさは、特に限定されないが、既に述べた理由により、通常、3°以上かつ30°以下の範囲に設定される。捩れ角度θは、5°以上かつ25°以下とすると好ましく、10°以上かつ20°以下とすると最適である。第一実施態様のヘッドレストステー支持具10において、捩れ角度θは約15°となっている。上側被把持部11aや下側被把持部11bの外周形状は、非円形であれば特に限定されないが、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10においては、いずれも各辺の中央部を内方に窪ませた略正方形としている。
上側被把持部11aや下側被把持部11bの周壁には、図3に示すように、上側被把持部11aや下側被把持部11bの径方向への変位を許容してステー挿入孔10aの内径を変化させるスリットSa,Sbが設けられている。スリットSa,Sbは、上側被把持部11aと下側被把持部11bの少なくとも一方に設けられていればよいが、第一実施態様のヘッドレストステー挿入具10においては、上側被把持部11aにはスリットSaを、下側被把持部11bにはスリットSbを設けており、上側被把持部11aと下側被把持部11bとの両方で締付弾性力が発現するようにしている。
第一実施態様のヘッドレストステー支持具10において、スリットSaは、図4に示すように、上側被把持部11aにおける対称な位置に配された4つのスリットSa,Sa,Sa,Saで構成されており、上側被把持部11aは、4つの分割部11a,11a,11a,11aに分割されている。また、スリットSbは、図6に示すように、下側被把持部11bにおける対称な位置に配された4つのスリットSb,Sb,Sb,Sbで構成されており、下側被把持部11bは、4つの分割部11b,11b,11b,11bに分割されている。このため、ステー挿入孔10aに挿入されたヘッドレストステー21を分割部11a,11a,11a,11aや分割部11b,11b,11b,11bによってコレットチャックのように締め付けることが可能となっている。スリットSa,Sa,Sa,Sa,Sb,Sb,Sb,Sbの形状は、上側被把持部11aや下側被把持部11bの径方向への変位を許容できるのであれば特に限定されないが、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10においては、それぞれを上下方向に細長い略矩形状としている。
ブラケット挿入部11に外力を加えていない自然状態でのスリットSa,Sa,Sa,Sa,Sb,Sb,Sb,Sbのそれぞれの幅(場所によってスリットの幅が異なる場合にはその最小値。以下、「スリット幅」と呼ぶ。)は、スリットの数や形状によっても異なり、特に限定されない。しかし、スリット幅を狭くしすぎると、上側被把持部11aや下側被把持部11bが径方向へ変位しにくくなる。このため、スリット幅は、1mm以上であると好ましい。一方、スリット幅を広くしすぎると、上側被把持部11aや下側被把持部11bがブラケット31にしっかりと把持されにくくなるおそれがある。また、上側被把持部11aや下側被把持部11bの強度が低下するおそれもある。なお、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10においては、スリットは約2mmとなっている。
中間部11cは、図5に示すように、その外周形状が略円形となっており、その外寸法は、上側被把持部11aや下側被把持部11bの外寸法よりも小さくなっている。第一実施態様のヘッドレストステー支持具10において、中間部11cの周壁には、開口部O(開口部O,O)を設けており、中間部11cの捩れ弾性を向上させている。開口部Oは、スリットSa及びスリットSbと連続して形成されている。また、開口部Oは、スリットSa及びスリットSbと連続して形成されている。これにより、上側被把持部11aや下側被把持部11bの締付弾性力を向上させ、ステー挿入孔10aに挿入されたヘッドレストステー21を適度な力で把持することが可能になる。スリットSa,Sa,Sb,Sbは、開口部O,Oに連続していないが、これに限定されるものではなく、開口部O,Oや、中間部11cに別に設けた他の開口部(図示省略)などに連続して形成してもよい。
1.2 動作原理
続いて、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10の動作原理について説明する。第一実施態様のヘッドレストステー支持具10は、捩れ角度θ(図6)が0°に近づくように、下側被把持部11bを上側被把持部11aに対して時計回り(図6の矢印aの向き)に捩りながらブラケット31の内部に挿入するものとなっている。ブラケット31の内部に挿入された下側被把持部11bは、ブラケット挿入部11に捩れ弾性力が働いていないと仮定するならば、図7に示すように、ブラケット31に対して真っ直ぐになり、ステー挿入孔10aの内径がヘッドレストステー21の外径よりも大きくなったままの状態が維持される。
しかし、実際の下側被把持部11bは、上側被把持部11aに対して矢印a(図6)の向きに捩られているので、その際にブラケット挿入部11に発現した捩れ弾性力によって、図7の状態から反時計回り(図7における矢印bの向き)に回転しようとする。このため、下側被把持部11bは、図7の状態から矢印bの向きへ僅かに回転した状態となり、図8に示すように、分割部11b,11b,11b,11bが、それぞれ点P,P,P,Pでブラケット31の内周面に接触し、該内周面から押圧力F,F,F,Fを受けて内方に押され、スリットSb,Sb,Sb,Sbの幅が図7のときよりも狭くなる。これに伴い、ステー挿入孔10aの内径は、下側被把持部11bの周辺で小さくなり、ヘッドレストステー21の外径よりも小さくなる。しかし、頭部12(図3)の周辺では、ステー挿入孔10aの内径は、ヘッドレストステー21の外径よりも大きなままとなっており、ヘッドレストステー21を取り付ける際の滑らかな挿入を阻害しないようになっている。
図8の状態から、ステー挿入孔10aにヘッドレストステー21を挿入すると、図9に示すように、下側被把持部11bの内周面がヘッドレストステー21の外周面によって押し広げられる。図9の状態において、下側被把持部11bは、ブラケット31の内周面とヘッドレストステー21の外周面との隙間を埋めるように、捩れ弾性力に逆らって矢印a(図6)の向きへ僅かに戻った状態となっている。また、ステー挿入孔10aの内周面は、ヘッドレストステー21の外周面に密着しており、ステー挿入孔10aの内径がヘッドレストステー21の外径に一致している。この図9の状態では、下側被把持部11bには矢印bの向きに捩れ弾性力が働いており、分割部11b,11b,11b,11bは、それぞれ点P,P,P,P(図8における点P,P,P,Pとは位置が僅かに異なっている。)で押圧力F,F,F,Fを受けて内方に押されている。このため、ヘッドレストステー21は、下側被把持部11bによって弾性的に締め付けられた状態となる。
このように、第一実施態様のヘッドレストステー支持具10は、ブラケット挿入部11に発現する捩れ弾性力を、下側被把持部11bに設けられたスリットSbによって径方向の締付弾性力に転換し、該締付弾性力によりヘッドレストステー21の外周部を適度な力で把持することができるものとなっている。ところで、図9の状態において、下側被把持部11bは、ブラケット31の内周面とヘッドレストステー21の外周面との隙間に弾性的に支持された状態となっているので、ヘッドレストステー21を図9の位置からx軸方向やy軸方向の隙間分だけ僅かに動かすことができる。このため、ヘッドレストステー21の配置ピッチや向きの誤差を吸収することができる。第一実施態様のヘッドレストステー支持具10においては、上側被把持部11aにもスリットSaが設けられているが、捩れ弾性力の向きが下側被把持部11bの場合とは逆向きであるだけであり、その動作原理は同様であるため、詳しい説明は割愛する。
2.0 他の実施態様のヘッドレストステー支持具
続いて、他の実施態様のヘッドレストステー支持具について説明する。図10は、ブラケット31に嵌め込んだ第二実施態様のヘッドレストステー支持具10にヘッドレストステー21を挿入した状態を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。図11は、ブラケット31に嵌め込んだ第三実施態様のヘッドレストステー支持具10にヘッドレストステー21を挿入した状態を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。図12は、第四実施態様のヘッドレストステー支持具10を示した斜視図である。図13は、第四実施態様のヘッドレストステー支持具10を、図12におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。図14は、第四実施態様のヘッドレストステー支持具10を、図12におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。図15は、第四実施態様のヘッドレストステー支持具10を、図12におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。図16は、ブラケット31に嵌め込んだ第四実施態様のヘッドレストステー支持具10にヘッドレストステー21を挿入した状態を、図12におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。
図2〜9に示す第一実施態様のヘッドレストステー支持具においては、上側被把持部11aや下側被把持部11bの外周形状を略正方形としていたが、第二実施態様のヘッドレストステー支持具においては、図10に示すように、上側被把持部11a(図示省略)や下側被把持部11bの外周形状を略菱形としている。また、第三実施態様のヘッドレストステー支持具においては、図11に示すように、上側被把持部11a(図示省略)や下側被把持部11bの外周形状を略楕円形としている。さらに、図2〜11に示す第一実施態様から第三実施態様のヘッドレストステー支持具においては、上側被把持部11aと下側被把持部11の外周形状を同一としていたが、第四実施態様のヘッドレストステー支持具においては、図12〜16に示すように、上側被把持部11aと下側被把持部11bとを異なる形状としている。第四実施態様のヘッドレストステー支持具においては、下側被把持部11bの外周形状を不整形としたことによって、図16に示すように、ブラケット31の内周面とブラケット挿入部11の外周面との間に、x軸方向及びy軸方向に多少大きめの隙間を形成できるようになっている。このように、本発明のヘッドレストステー支持具は、上側被把持部11aや下側被把持部11bの外周形状や、スリットSaやスリットSbの数が一義的に定まるものではなく、様々なバリエーションを考えることができる。
また、ヘッドレストステー支持具10だけでなく、ブラケット31にも様々なバリエーションを考えることができる。例えば、第一実施態様や第二実施態様のヘッドレストステー支持具は、断面形状が略正方形のブラケット31に対して挿入したが、第三実施態様のヘッドレストステー支持具は、図11に示すように、略楕円形のブラケット31に対して好適に使用できるものとなっている。また、図17に示すように、ブラケット31の断面形状を略矩形とすることもできる。図17は、他のブラケット31に嵌め込んだ第四実施態様のヘッドレストステー支持具10にヘッドレストステー21を挿入した状態を、図12におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。
図17に示すように、ブラケット31の断面形状を略矩形とし、それに挿入されるブラケット挿入部11をヘッドレストステー21のピッチ方向(図17におけるx軸方向)に平行移動させることが可能な形状とすることにより、ヘッドレストステー21の配置ピッチとブラケット31の配置ピッチとの誤差が数mm程度あるような場合であっても、ヘッドレストステー21をステー挿入孔10aに挿入することが可能になる。図17のブラケット31は、ヘッドレストステー21の配置ピッチとブラケット31の配置ピッチとの間に、隙間Lと隙間Lとの和(以下においては、「配置ピッチ誤差許容値」と呼ぶ。)に相当する誤差があっても、ヘッドレストステー21をステー挿入孔10aに挿入することができる。なお、図17に示した例だけでなく、図2〜16に示した第一実施態様から第四実施態様のヘッドレストステー支持具においても、ブラケット31に挿入されたブラケット挿入部11のx軸方向及びy軸方向への移動を許容することができる。
配置ピッチ誤差許容値(図17における隙間Lと隙間Lとの和)は、特に限定されない。しかし、配置ピッチ誤差許容値を小さくしすぎると、ヘッドレストステー21の配置ピッチとブラケット31の配置ピッチとの誤差を許容しにくくなる。一方、配置ピッチ誤差許容値を、ヘッドレストステー21の配置ピッチとブラケット31の配置ピッチとの間に実際に生じうる誤差よりも大きく設定しても意味がない。このため、配置ピッチ誤差許容値は、ヘッドレストステー21の配置ピッチとブラケット31の配置ピッチとの間に実際に生じうる誤差などを考慮して適宜決定する。また、図17の例では、ブラケット31の断面形状を略矩形としたが、ブラケット31の断面形状はこれに限定されるものではなく、配置ピッチ誤差許容値を確保できるのであれば適宜変更することができる。
3.0 用途
本発明のヘッドレストステー支持具やヘッドレストステー支持構造は、その用途を限定されるものではなく、各種のヘッドレストを支持するのに使用することができる。なかでも、自動車や飛行機や船舶などの乗り物の座席におけるシートバックや、デスクチェア、座椅子、マッサージチェア、車椅子など、各種の椅子のシートバックにヘッドレストを高さ調節可能に支持させる際に好適に使用することができる。特に、自動車のシートバックに対して好適に使用することができる。
一般的なヘッドレストステー支持構造を示した斜視図である。 第一実施態様のヘッドレストステー支持具をブラケットに嵌め込んでいる状態を示した斜視図である。 第一実施態様のヘッドレストステー支持具を示した斜視図である。 第一実施態様のヘッドレストステー支持具を、図3におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。 第一実施態様のヘッドレストステー支持具を、図3におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。 第一実施態様のヘッドレストステー支持具を、図3におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。 ブラケット挿入部に捩れ弾性力が働いていないと仮定した場合における、第一実施態様のヘッドレストステー支持具をブラケットに嵌め込んで、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 ブラケットに嵌め込んだ直後の第一実施態様のヘッドレストステー支持具を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 ブラケットに嵌め込んだ第一実施態様のヘッドレストステー支持具にヘッドレストステーを挿入した状態を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 ブラケットに嵌め込んだ第二実施態様のヘッドレストステー支持具にヘッドレストステーを挿入した状態を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 ブラケットに嵌め込んだ第三実施態様のヘッドレストステー支持具にヘッドレストステーを挿入した状態を、図3におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 第四実施態様のヘッドレストステー支持具を示した斜視図である。 第四実施態様のヘッドレストステー支持具を、図12におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。 第四実施態様のヘッドレストステー支持具を、図12におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。 第四実施態様のヘッドレストステー支持具を、図12におけるZ−Z面で切断した状態を示した断面図である。 ブラケットに嵌め込んだ第四実施態様のヘッドレストステー支持具にヘッドレストステーを挿入した状態を、図12におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 他のブラケットに嵌め込んだ第四実施態様のヘッドレストステー支持具にヘッドレストステーを挿入した状態を、図12におけるZ−Z面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。
符号の説明
10 ヘッドレストステー支持具
10a ステー挿入孔
11 ブラケット挿入部
11a 上側被把持部
11a 分割部
11a 分割部
11a 分割部
11a 分割部
11b 下側被把持部
11b 分割部
11b 分割部
11b 分割部
11b 分割部
11c 中間部
11d 先端部
12 頭部
13 掛止爪
20 ヘッドレスト
21 ヘッドレストステー
30 シートバック
31 ブラケット
32 フレーム
仮想リング
仮想リング
Sa スリット
Sa スリット
Sa スリット
Sa スリット
Sa スリット
Sb スリット
Sb スリット
Sb スリット
Sb スリット
Sb スリット
θ 捩れ角度

Claims (9)

  1. シートバックに固定された筒状のブラケット内に挿入されて把持されるブラケット挿入部を有し、該ブラケット挿入部に設けられたステー挿入孔にヘッドレストステーを挿入することにより、ヘッドレストステーを高さ調節可能な状態でシートバックに支持させるヘッドレストステー支持具であって、
    ブラケット挿入部がその中心軸回りに捩ることが可能な素材で形成され、ブラケット挿入部におけるブラケットの上端近傍で把持される上側被把持部の外周形状と、ブラケット挿入部における上側被把持部よりも下側に位置する下側被把持部の外周形状とが、ブラケット挿入部に外力を加えていない自然状態で前記中心軸回りに互いに捩れ角度θ(ただし、θは0°を含まないものとする。)だけ捩れた位置関係にある非円形をなすとともに、上側被把持部と下側被把持部の少なくとも一方の周壁に、上側被把持部又は下側被把持部の径方向への変位を許容してステー挿入孔の内径を変化させるスリットが設けられたことを特徴とするヘッドレストステー支持具。
  2. 捩れ角度θが3°以上かつ30°以下である請求項1記載のヘッドレストステー支持具。
  3. ブラケット挿入部における上側被把持部と下側被把持部との間に位置する中間部の外寸法が上側被把持部及び下側被把持部の外寸法よりも小さい請求項1又は2記載のヘッドレストステー支持具。
  4. ブラケット挿入部における上側被把持部と下側被把持部との間に位置する中間部の周壁に開口部が設けられた請求項1〜3いずれか記載のヘッドレストステー支持具。
  5. 中間部における前記開口部と、上側被把持部又は下側被把持部における前記スリットとが連続して形成された請求項4記載のヘッドレストステー支持具。
  6. 前記スリットが、上側被把持部又は下側被把持部の少なくとも一方の周壁の複数箇所に設けられた請求項1〜5いずれか記載のヘッドレストステー支持具。
  7. ブラケット挿入部に外力を加えていない自然状態での前記スリットの幅(場所によってスリットの幅が異なる場合にはその最小値)が0.5mm以上かつ5mm以下である請求項1〜6いずれか記載のヘッドレストステー支持具。
  8. (a)ヘッドレストを支持するための一対のヘッドレストステーと、
    (b)シートバックに固定された筒状の一対のブラケットと、
    (c)該ブラケット内に挿入されて把持されるブラケット挿入部を有し、該ブラケット挿入部にヘッドレストステーを挿入するためのステー挿入孔が設けられた一対のヘッドレストステー支持具と、
    を用いて、ヘッドレストステーを高さ調節可能な状態でシートバックに支持させるヘッドレストステー支持構造であって、
    それぞれのヘッドレストステー支持具におけるブラケット挿入部がその中心軸回りに捩ることが可能な素材で形成され、ブラケット挿入部におけるブラケットの上端近傍で把持される上側被把持部の外周形状と、ブラケット挿入部における上側被把持部よりも下側に位置する下側被把持部の外周形状とが、ブラケット挿入部に外力を加えていない自然状態で前記中心軸回りに互いに捩れ角度θ(ただし、θは0°を含まないものとする。)だけ捩れた位置関係にある非円形をなすとともに、上側被把持部と下側被把持部の少なくとも一方の周壁に、上側被把持部又は下側被把持部の径方向への変位を許容してステー挿入孔の内径を変化させるスリットが設けられており、
    ブラケット内にブラケット挿入部が捩れた状態で挿入され、この際にブラケット挿入部に発現する捩れ弾性力によってブラケット挿入部がブラケット内で把持されるとともに、この際に上側被把持部又は下側被把持部に発現する径方向の締付弾性力によってヘッドレストステーがステー挿入孔内で把持されることを特徴とするヘッドレストステー支持構造。
  9. 一対のブラケットのうち少なくとも一方のブラケットの内周面と該ブラケット内に挿入されたブラケット挿入部の外周面との間に前記一対のヘッドレストステーの配置ピッチ方向に隙間が形成され、該ブラケット内に挿入されブラケット挿入部を前記配置ピッチ方向に平行移動させることができるようにした請求項8記載のヘッドレストステー支持構造。
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