JP4334066B2 - パターン発生器及び電気部品試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気部品の試験に用いる試験パターンを生成するパターン発生器及び電気部品試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体メモリ等の電気部品を試験するために用いられる電気部品試験装置は、電気部品の試験に使用するための試験パターンを発生するパターン発生器を備える。図1は、従来例に係るパターン発生器の構成を示す図である。パターン発生器100は、電気部品の一例としてのダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の試験パターンを生成する。
【0003】
パターン発生器100は、ベクトルメモリ102と、読出制御部103と、ベクトルキャッシュメモリ104と、アドレス展開部106と、アドレス指示部(AP)108と、タイマー110と、割り込み制御部112と、リフレッシュアドレス指示部(SPI)114と、マルチプレクサ(MUX)116と、パターン発生部118とを有する。タイマー110は、所定の時間毎に割り込み要求を発生する。割り込み制御部112はタイマー110から割り込み要求を受け取った場合には、リフレッシュサイクル信号(REFCYCLE)を”1”にしてアドレス展開部106及びマルチプレクサ116に出力する。
【0004】
ベクトルメモリ102は、例えば、大容量のSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)で構成され、生成する試験パターンを規定する制御命令を読み出す順序を規定するベクトル命令(シーケンス命令)を記憶する。読出制御部103は、ベクトルメモリ102からベクトル命令の一部を取り出してベクトルキャッシュメモリ104に出力する。ベクトルキャッシュメモリ104は、例えば小容量の高速SRAMにより構成され、読出制御部103により入力されたベクトル命令を格納する。また、ベクトルキャッシュメモリ104は、アドレス指示部108から入力されたアドレスに基づいてベクトル命令をアドレス展開部106に出力する。アドレス展開部106は、ベクトルキャッシュメモリ104から入力されるベクトル命令を解釈してアドレスを生成し、当該アドレスをアドレス指示部108に出力する。また、アドレス展開部106は、割り込み制御部112からリフレッシュサイクル信号が”1”にされて入力された場合には、アドレスの生成を一時中断し、割り込み制御部112からリフレッシュサイクル信号が”0”にされて入力された場合には、アドレスの生成を再開する。アドレス指示部108は、入力されたアドレスを記憶すると共に、当該アドレスを出力する。
【0005】
リフレッシュアドレス指示部114は、リフレッシュ用の制御命令が記憶されたアドレスを記憶すると共に、当該アドレスを出力する。マルチプレクサ116は、割り込み制御部112から入力されたリフレッシュサイクル信号に基づいて、アドレス指示部108から入力されたアドレス、又は、リフレッシュアドレス指示部114から入力されたアドレスを選択して出力する。本例では、リフレッシュサイクル信号が”1”の場合には、リフレッシュアドレス指示部114から入力されたアドレスが選択され、リフレッシュサイクル信号が”0”の場合には、アドレス指示部108から入力されたアドレスが選択される。
【0006】
パターン発生部118は、制御命令メモリ120と、パターン演算部122と、レジスタXBと、レジスタYBと、レジスタRFとを有する。制御命令メモリ120は、試験パターンを生成させる制御命令を記憶し、マルチプレクサ116から入力されたアドレスに記憶された制御命令をパターン演算部122に出力する。レジスタXBは、試験対象のDRAMの列(カラム)アドレスとして供給する値を記憶する。レジスタYBは、試験対象のDRAMの行(ロウ)アドレスとして供給する値を記憶する。レジスタRFは、試験対象のDRAMのリフレッシュをするための行アドレスを記憶する。パターン演算部122は、制御命令メモリ120から出力された制御命令に基づいて、試験パターンを発生させる。試験パターンには、例えば、アドレス信号、RAS(ロウ・アドレス・ストローブ)信号、CAS(カラム・アドレス・ストローブ)信号、データ(DATA)信号、ライトイネーブル(/WE:”/”は、反転論理を示す)信号等がある。
【0007】
図2は、従来例に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。図2(A)は、リフレッシュアドレス指示部114に記憶されているアドレスを示す。リフレッシュアドレス指示部114は、リフレッシュ用の制御命令が記憶されたアドレスとして”#300”を記憶する。図2(B)は、ベクトルメモリ102に記憶されているシーケンス命令を示す。図2(B)において、”NOP”は、現在のアドレス値を出力してアドレス値を次に進める(1加算する)命令である。”ST0:”は、当該行の命令に対して割り当てられているラベル名である。”JNI ST0”は、現在のアドレス値を出力した後、ラベルST0が割り当てられているアドレスの命令を実行する命令である。
【0008】
図2(C)は、制御命令メモリ118に記憶されている制御命令の一部を示す。
図2(C)において、”XB<0”は、次のサイクルにおいて、レジスタXBの値を0にクリアする命令である。”XB<XB+1”は、次のサイクルにおいて、レジスタXBの値に1を加算する命令である。”YB<0”は、次のサイクルにおいてレジスタYBの値を0にクリアする命令である。”YB<YB+1”は、次のサイクルにおいてレジスタYBの値に1を加算する命令である。”RF<RF+1”は、次のサイクルにおいてレジスタRFの値に1を加算する命令である。
【0009】
”PAGE−IN”は、DRAMに対して、データの書込処理又は読出処理を行うROW(行)アドレス、及びCOLUMN(列)アドレスを入力させる(PAGE−IN動作させる)ための信号を出力する命令である。例えば、アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力し、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する命令である。”PAGE”は、DRAMに対して、データの書込処理又は読出処理を行う行アドレスを変更させる(PAGE動作させる)ための信号を出力させる命令である。例えば、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する命令である。
【0010】
”PAGE−OUT”DRAMに対して読出処理又は書込処理を終了させる信号を出力させる命令である。例えば、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力し、RAS信号をHIGHにして出力する命令である。CAS信号をHIGHにすることにより、DRAMは、プリチャージされる。すなわち、DRAMの配線容量が充電される。”REFRESH”は、DRAMに対してリフレッシュを行わせる信号を出力させる命令である。例えば、アドレス信号としてレジスタRFの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力する。
【0011】
図3は、従来例に係るパターン発生器による動作を説明する図である。図3は、図2に示す各種情報がパターン発生器に記憶されている場合のパターン発生器100による動作を示す。図3(A)は、パターン発生器の動作中の各サイクルにおける、アドレス指示部108が出力するアドレスの値、マルチプレクサ116が出力するアドレスPCの値、レジスタXBの値、レジスタYBの値、レジスタRFの値、リフレッシュサイクル信号(REFCYCLE)の値、DRAMに出力するアドレスの供給元となるレジスタ、DRAMの動作を示している。図3(B)は、サイクル6からサイクル11においてパターン発生器がDRAMへ出力する信号を示す図である。
【0012】
サイクル1では、アドレス展開部106は、ベクトルキャッシュメモリ104から”NOP”を取り出し、アドレス指示部108に現在のアドレス値”#0”を出力させて、アドレス値を”#1”にする。ここで、割り込み制御部112からは、”#0”のリフレッシュサイクル信号が出力されている。マルチプレクサ116は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、アドレス指示部108から出力された”#0”をアドレスPCとしてパターン発生部118に出力する。これにより、制御命令メモリ120から”XB<0”、”YB<0”の命令がパターン演算部122に渡される。これにより、次のサイクルにおいては、パターン演算部122は、レジスタXBの値及びレジスタYBの値を”0”にする。
【0013】
サイクル2では、アドレス展開部106は、ベクトルキャッシュメモリ104から”NOP”を取り出し、アドレス指示部108に現在のアドレス値”#1”を出力させて、アドレス値を”#2”にする。ここで、割り込み制御部112からは、”0”のリフレッシュサイクル信号が出力されている。マルチプレクサ116は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、アドレス指示部108から出力された”#1”をアドレスPCとしてパターン発生部118に出力する。これにより、制御命令メモリ120から”XB<XB+1”、”PAGE−IN”の命令がパターン演算部122に渡される。
【0014】
パターン演算部122は、アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力し、その後、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。これにより、DRAMは、PAGE−IN動作を行う。また、次のサイクルにおいてパターン演算部112は、レジスタXBの値に”1”を加算する。サイクル3から9では、上記同様にして動作が行われる。
【0015】
例えば、サイクル6では、図3(B)に示すように、パターン演算部122が、アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力し、その後、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。これにより、DRAMは、PAGE−IN動作、すなわち、レジスタYBの値の行における、レジスタXBの値の列のメモリセルに対する書込処理又は読出処理を行う。サイクル7では、図3(B)に示すように、パターン演算部122が、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。これにより、DRAMは、PAGE動作、すなわち、サイクル6で入力されているレジスタYBの値の行における、レジスタXBの値の列のメモリセルに対する書込処理又は読出処理を行う。サイクル8も同様な動作を行う。
【0016】
サイクル9では、パターン演算部122が、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力し、CAS信号をHIGHにして出力する。これにより、DRAMは、PAGE−OUT動作、すなわち、サイクル6で入力されているレジスタYBの値の行における、レジスタXBの値の列のメモリセルに対する書込処理又は読出処理を行い、その後、プリチャージする。
【0017】
ここで、タイマー110が所定の時間が経過したことをサイクル9において検出すると、リフレッシュを行う時間になったことを示しているので、割り込み要求を割り込み制御部112に通知する。割り込み制御部112は、次のサイクル10においてリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部106及びマルチプレクサ116に出力する。
【0018】
サイクル10では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部106は、アドレス指示部108に現在のアドレス値を保持させ、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。また、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、マルチプレクサ116は、リフレッシュアドレス指示部(SPI)114から出力されるアドレス”#300”をアドレスPCとしてパターン発生部118に出力する。
【0019】
これにより、制御命令メモリ120は、”RF<RF+1”、”REFRESH”をパターン演算部122に入力する。これにより、図3(B)に示すように、パターン演算部122が、アドレス信号としてレジスタRFの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力する。この結果、DRAMは、REFRESH動作、すなわち、レジスタRFの値の行に対してリフレッシュを行う。また、割り込み制御部112は、次のサイクル11において、レジスタRFの値に”1”を加算することにより、次にリフレッシュする行のアドレスを変更する。
【0020】
サイクル11では、割り込み制御部112は、リフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部106及びマルチプレクサ116に出力する。これにより、アドレス展開部106は、ベクトル命令によるアドレスの生成を再開する。また、マルチプレクサ116は、アドレス指示部108から出力されるアドレスをアドレスPCとしてパターン発生部118に出力する。そして、制御命令メモリ120が該当するアドレスの制御命令をパターン演算部122に渡し、パターン演算部122が制御命令に従って試験パターンを発生させる。以降のサイクルは、上記同様に行われる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電気部品試験装置では、PAGE−OUTのサイクル、例えばサイクル9において、タイマー110による割り込み要求が発生した場合には、予め設定してある電気部品の試験を期待通りに実行することができる。しかしながら、タイマー110による割り込み要求は、電気部品の試験に非同期であるために、PAGE−INのサイクルや、PAGEのサイクルに発生することがある。このため、電気部品の試験において、プリチャージがされていない状態でリフレッシュが行われる問題や、リフレッシュ後に適切に書込処理又は読出処理が行えない問題等といった試験に支障をきたす問題が生じる恐れがある。
【0022】
また、パターン発生器において、繰り返して実行する複数の命令の組をサブルーチンとすることがあるが、このサブルーチンをベクトルメモリ102からキャッシュに読み出す際における制御、例えば、いつ読み出すのかの制御、どのようにして読み出すのかの制御等が困難であるという問題や、これに対応するために構成が複雑になってしまう問題がある。また、パターン発生器において、メモリ及びロジックの構成が混載されたデバイスに対するパターンを発生させる場合に、各構成に与える試験パターンを連携させて発生させることが困難であり、実現できたとしても構成が複雑になるという問題がある。
【0023】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるパターン発生器及び電気部品試験装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の形態に係るパターン発生器は、電気部品の試験に用いる試験パターンを生成するパターン発生器であって、試験パターンを規定する試験パターン情報を格納するパターンメモリと、試験パターン情報をパターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納するベクトルメモリと、ベクトルメモリに格納されたベクトル命令を参照して、パターンメモリにおける試験パターン情報のアドレスを生成するアドレス展開部と、所定の割込処理における試験パターンを規定する割込時試験パターン情報を格納する割込時用パターンメモリと、ベクトルメモリと異なるデバイスで構成され、割込時試験パターン情報を割込時用パターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納する割込時用ベクトルメモリと、割込時用ベクトルメモリに格納されたベクトル命令を参照して、割込時用パターンメモリにおける割込時試験パターン情報のアドレスを生成する割込時用アドレス展開部と、アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する試験パターン情報、又は、割込時用アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する割込時試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させるパターン生成部とを有することを特徴とする。
【0025】
割込処理を開始する時点を検出する割込検出部を更に備え、割込時用アドレス展開部は、割込検出部により割込処理の開始する時点であると検出されたことに基づいて、割込時試験パターン情報のアドレスを生成し、パターン生成部は、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させ、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出された場合には、割込時用アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する割込時試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させるようにしてもよい。
【0026】
割込検出部が割込処理を開始する時点を検出したことに基づいて、アドレス展開部によるアドレスの生成を中断させる中断制御部と、割込処理の終了を検出する割込終了検出部と、割込終了検出部により割込処理の終了が検出されたことに基づいて、アドレス展開部によるアドレスの生成を開始させる開始制御部とを備えるようにしてもよい。電気部品は、データを記憶する機能を有し、当該データを保持するためにリフレッシュを必要とするメモリであり、割込時用パターンメモリは、メモリをリフレッシュする試験パターンを規定する割込時用試験パターン情報を格納するようにしてもよい。
【0027】
割込時用パターンメモリは、メモリをプリチャージする試験パターンと、割込処理の実行前においてメモリに与えられていた行アドレスをメモリに取り込ませる試験パターンと、を規定する割込時用試験パターン情報を更に格納し、パターン生成部は、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出された場合には、メモリをプリチャージする試験パターン、メモリをリフレッシュする試験パターン、割込処理の実行前において前記メモリに与えられていた行アドレスをメモリに取り込ませる試験パターンの順で試験パターンを生成するようにしてもよい。
【0028】
時間を計測するタイマーを更に備え、割込検出部は、タイマーにより計測された時間に基づいて割込処理を実行する時点を検出するようにしてもよい。ベクトルメモリに格納されたベクトル命令には、割込処理を実行する時点を示す記述が含まれており、割込検出部は、記述に基づいて割込処理を実行する時点を検出するようにしてもよい。試験パターン情報及び割込時用試験パターン情報は、それぞれが試験パターンである、又は、それぞれが試験パターンを生成させる制御命令であるようにしてもよい。試験パターン情報又は割込時用試験パターン情報の一方は、試験パターンであり、他方は、試験パターンを生成させる制御命令であるようにしてもよい。
【0029】
試験パターン情報と割込時試験パターン情報とは、単一のメモリ空間上の互いに異なるアドレスに対応付けられて格納されており、パターン生成部は、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、アドレス展開部により生成されるアドレスを選択し、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出された場合には、割込時用アドレス展開部により生成されるアドレスを選択するアドレス選択部と、アドレス選択部により選択されたアドレスに対応する試験パターン情報又は割込時試験パターン情報に基づいて、試験パターンを生成させる統一パターン生成部とを有するようにしてもよい。
【0030】
パターン生成部は、アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させる第1パターン発生部と、割込時用アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する割込時試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させる第2パターン生成部と、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、第1パターン生成部により生成された試験パターンを選択し、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出された場合には、第2パターン生成部により生成された試験パターンを選択する試験パターン選択部とを有するようにしてもよい。
【0031】
上記目的を達成するために、本発明の第1の形態に係る電気部品試験装置は、電気部品を試験する電気部品試験装置であって、試験のために電気部品に与える入力試験パターンと、当該入力試験パターンを電気部品に与えたときに電気部品から出力されると期待される期待値パターンとを含む試験パターンを規定する試験パターン情報を格納するパターンメモリと、試験パターン情報をパターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納するベクトルメモリと、ベクトルメモリに格納されたベクトル命令を参照して、パターンメモリにおける試験パターン情報のアドレスを生成するアドレス展開部と、所定の割込処理時における試験パターンを規定する割込時試験パターン情報を格納する割込時用パターンメモリと、ベクトルメモリとは別のデバイスにより構成され、割込時試験パターン情報を割込時用パターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納する割込時用ベクトルメモリと、割込時用ベクトルメモリに格納されたベクトル命令を参照して、割込時用パターンメモリにおける割込時試験パターン情報のアドレスを生成する割込時用アドレス展開部と、アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する試験パターン情報、又は、割込時用アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する割込時試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させるパターン生成部と、パターン生成部により生成された試験パターンを電気部品の電気的端子のピン配列に合わせて並べ替えるピンデータセレクタと、ピンデータセレクタから出力された試験パターンに含まれる、入力試験パターンの波形を整形する波形整形器と、波形整形器により整形された入力試験パターンを電気部品に与えるとともに、電気部品から出力された出力信号を受け取るデバイス差込部と、デバイス差込部が受け取った出力信号と前記期待値パターンとを比較する比較器とを備えたことを特徴とする。
【0032】
割込処理を開始する時点を検出する割込検出部を更に備え、割込時用アドレス展開部は、割込検出部により割込処理の開始する時点であると検出されたことに基づいて、割込時試験パターン情報のアドレスを生成し、パターン生成部は、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させ、割込検出部により割込処理を実行する時点であると検出された場合には、割込時用アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する割込時試験パターン情報に基づいて試験パターンを生成させるようにしてもよい。
【0033】
割込検出部が割込処理を開始する時点を検出したことに基づいて、アドレス展開部によるアドレスの生成を中断させる中断制御部と、割込処理の終了を検出する割込終了検出部と、割込終了検出部により割込処理の終了が検出されたことに基づいて、アドレス展開部によるアドレスの生成を開始させる開始制御部とを更に備えるようにしてもよい。電気部品は、データを記憶する機能を有し、当該データを保持するためにリフレッシュを必要とするメモリであり、割込時用パターンメモリは、メモリをリフレッシュする試験パターンを規定する割込時用試験パターン情報を格納するようにしてもよい。
【0034】
割込時用パターンメモリは、メモリをプリチャージする試験パターンと、割込処理の実行前においてメモリに与えられていた行アドレスをメモリに取り込ませる試験パターンとを規定する割込時用試験パターン情報を更に格納し、パターン生成部は、割込検出部により割込処理を実行させる状態であると検出された場合には、メモリをプリチャージする試験パターン、メモリをリフレッシュする試験パターン、割込処理の実行前において前記メモリに与えられていた行アドレスをメモリに取り込ませる試験パターンの順で試験パターンを生成するようにしてもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図4は、本発明の一実施の形態に係る電気部品試験装置の構成を示す図である。
電気部品試験装置10は、パターン発生器12と、ピンデータセレクタ14と、波形整形器16と、電気部品18を差し込み可能な差込口20を有するデバイス差込部22と、比較器24とを備える。
【0036】
ここで、「電気部品」とは、電流又は電圧に応じて所定の作用を行う部品をいい、例えば、IC(Integrated Circuit)やLSI(Large‐Scale Integrated circuit)のような能動素子から成る半導体部品のみならず、受動素子、各種センサー等の部品も含み、更に、これら部品を結合して一つのパッケージに収めた部品や、これら部品をプリント基板に装着して所定の機能を実現したブレッドボード等の部品も含む。
【0037】
パターン発生器12は、電気的試験のために電気部品18に与える入力試験パターンと、当該入力試験パターンを正常な電気部品18に与えたことにより電気部品18から出力されるべきパターン(期待値パターン)とを有する試験パターンの信号(試験パターン信号)をピンデータセレクタ14に転送する。ピンデータセレクタ14は、パターン発生器12から転送された試験パターン信号中の入力試験パターンの物理的位置を電気部品18の電気的端子の配列に合わせて並べ替えて波形整形器16に転送する一方、試験パターン信号中の期待値パターンを比較器24に転送する。波形整形器16は、ピンデータセレクタ14から転送された入力試験パターンの波形を所定の波形に整形してデバイス差込部22に転送する。
【0038】
デバイス差込部22は、波形整形器16から転送された入力試験パターンを差込口20に差し込まれた電気部品18の入力端子に供給する。これにより、電気部品18は、自己の機能に基づいて入力端子から入力された試験パターンに応じて動作し、例えば、出力パターンを所定の出力端子からデバイス差込部22へ出力する。また、デバイス差込部22は、差込口20に差し込まれた電気部品18の出力端子から入力された出力パターンを比較器24に転送する。
【0039】
比較器24は、デバイス差込部22から転送された出力パターンと、ピンデータセレクタ14から転送された期待値パターンとを比較し、出力パターンと期待値パターンとが一致していれば、電気部品18は正常に動作すると判断する一方、一致していなければ電気部品18は正常に動作しないと判断する。
【0040】
図5は、本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器の構成を示す図である。図5に示すパターン発生器12は、電気部品18の一例としてのダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を試験するための試験パターンを生成する。
パターン発生器12は、ベクトルメモリ30と、読出制御部31と、ベクトルキャッシュメモリ32と、アドレス展開部34と、アドレス指示部36と、マルチプレクサ38と、サブベクトルメモリ40と、タイマー42と、サブアドレス展開部44と、開始アドレス記憶部46と、サブアドレス指示部48と、パターン生成部50とを有している。
【0041】
タイマー42は、所定の時間毎に割り込み要求を発生する。サブベクトルメモリ40は、例えば、読出動作及び書込動作が高速なSRAMで構成され、リフレッシュを行う際に使用する試験パターン情報の一例としての制御命令の順序を規定するベクトル命令を記憶する。サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40からベクトル命令を取り出し、当該ベクトル命令を解釈してアドレスを生成し、当該アドレスをサブアドレス指示部48に出力する。また、サブアドレス展開部44は、タイマー42から割り込み要求を受け取った場合には、割込処理の一例としてのリフレッシュ用の試験パターンを生成するリフレッシュ処理が終わるまでリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力し、その他の場合には、リフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。
【0042】
開始アドレス記憶部46は、リフレッシュ用の制御命令が格納されている制御命令メモリ中の先頭のアドレス(開始アドレス)を記憶する。本実施形態では、例えば、”#300”を記憶する。サブアドレス指示部48は、開始アドレス記憶部46に記憶された開始アドレスに、サブアドレス展開部44から入力されたアドレスを加算してマルチプレクサ38に出力する。ベクトルメモリ30は、例えば、大容量のDRAMで構成され、使用する試験パターン情報の順序を規定するベクトル命令を記憶する。
【0043】
読出制御部31は、ベクトルメモリ30からベクトル命令の一部を取り出してベクトルキャッシュメモリ32に出力する。ベクトルキャッシュメモリ32は、例えば、読出動作及び書込動作が高速な小容量のSRAMにより構成され、読出制御部31により入力されたベクトル命令を格納する。また、ベクトルキャッシュメモリ32は、アドレス指示部36から入力されるアドレスに基づいてベクトル命令をアドレス展開部34に出力する。アドレス展開部34は、ベクトルキャッシュメモリ32からベクトル命令を取り出し、当該ベクトル命令を解釈してアドレスを生成し、当該アドレスをアドレス指示部36に出力する。また、アドレス展開部34は、サブアドレス展開部44からリフレッシュサイクル信号が”1”にされて入力された場合には、アドレスの生成を一時中断し、サブアドレス展開部44からリフレッシュサイクル信号が”0”にされて入力された場合には、アドレスの生成を再開する。アドレス指示部36は、アドレス展開部34から出力されたアドレスをマルチプレクサ38及びベクトルキャッシュメモリ32に出力する。
【0044】
マルチプレクサ38は、サブアドレス展開部44から入力されたリフレッシュサイクル信号に基づいて、アドレス指示部36から入力されたアドレス、又は、サブアドレス指示部48から入力されたアドレスを選択して出力する。本実施形態では、リフレッシュサイクル信号が”1”の場合には、サブアドレス指示部48から入力されたアドレスが選択され、リフレッシュサイクル信号が”0”の場合には、アドレス指示部36から入力されたアドレスが選択される。
【0045】
パターン発生部50は、制御命令メモリ52と、パターン演算部54と、レジスタXBと、レジスタYBと、レジスタRFとを有する。制御命令メモリ52は、試験パターンを生成させる制御命令を記憶し、マルチプレクサ38から入力されたアドレスに記憶された制御命令をパターン演算部54に出力する。レジスタXBは、試験対象のDRAM18の列(カラム)アドレスとして供給する値を記憶する。レジスタYBは、試験対象のDRAM18の行(ロウ)アドレスとして供給する値を記憶する。レジスタRFは、試験対象のDRAM18のリフレッシュをするための行アドレスを記憶する。
【0046】
パターン演算部54は、制御命令メモリ52から出力された制御命令に基づいて、試験パターンを発生させる。試験パターンには、例えば、アドレス信号、RAS(ロウ・アドレス・ストローブ)信号、CAS(カラム・アドレス・ストローブ)信号、データ(DATA)信号、ライトイネーブル(/WE:”/”は、反転論理を示す)信号等がある。データ信号には、DRAM18に入力する入力試験パターン又は、DRAM18から出力されると期待される期待値パターンが含まれている。
【0047】
ここで、本実施形態では、特許請求の範囲にいう、パターンメモリ及び割り込み時用パターンメモリは制御命令メモリ52によって構成され、割込時用ベクトルメモリはサブベクトルメモリ40によって構成され、割込時用アドレス展開部はサブアドレス展開部44によって構成され、パターン生成部はマルチプレクサ38及びパターン生成部50によって構成され、割込検出部及び割込終了検出部はサブアドレス展開部44によって構成され、中断制御部及び開始制御部はアドレス展開部34によって構成され、アドレス選択部はマルチプレクサ38によって構成され、統一パターン生成部はパターン生成部50によって構成される。
【0048】
図6は、本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。図6(A)は、サブベクトルメモリ40に記憶されているシーケンス命令を示す。図6(A)において、”RTN”は、現在のアドレスを出力して、初期のアドレスに戻すと共に、ベクトルメモリ30に格納されたシーケンス命令に従って試験パターンを出力させる処理を再開させる命令である。上記以外の命令は、図2に示す従来例と同様な命令である。図6(B)は、ベクトルメモリ30に記憶されているシーケンス命令を示す。図6(B)において、各命令は、図2に示す従来例と同様な命令である。
【0049】
図6(C)は、制御命令メモリ52に記憶されている制御命令の一部を示す。図6(C)において、割込時試験パターン情報の一例としての”REF−IN”は、DRAM18に対して、リフレッシュの前処理のREF−IN動作を行わせるための信号を出力する命令である。本実施形態では、DRAM18をプリチャージする命令である。本実施形態では、具体的には、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、RAS信号をHIGHにして出力する命令である。割込時試験パターン情報の一例としての”REF−OUT”は、DRAM18に対して、リフレッシュの後処理のREF−OUT動作を行わせるための信号を出力する命令である。本実施形態では、DRAM18に、行アドレスを入力させるための信号を出力する命令である。本実施形態では、具体的には、アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力する命令である。上記した以外の命令は、図2に示す従来例の命令と同様な命令である。
【0050】
図7は、本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器による動作の一例を説明する図である。図7は、図6に示す各種情報が記憶されている場合のパターン発生器12による動作を示し、DRAM18がPAGE動作を行っているサイクル7において、タイマー42が割り込み要求を発生させた場合の動作を示す。図7(A)は、パターン発生器12の動作中の各サイクルにおける、アドレス指示部36が出力するアドレスの値、サブアドレス指示部48が出力するアドレスRAPの値、マルチプレクサ38が出力するアドレスPCの値、レジスタXBの値、レジスタYBの値、レジスタRFの値、リフレッシュサイクル信号(REFCYCLE)の値、DRAM18に出力するアドレスの供給元となるレジスタ、DRAMの動作を示す。図7(B)は、サイクル6からサイクル11においてパターン発生器12がDRAM18へ出力する信号を示す。
【0051】
サイクル1では、アドレス展開部34は、ベクトルキャッシュメモリ32から”NOP”を取り出し、アドレス指示部36に現在のアドレス値”#0”を出力させて、アドレス値を”#1”にする。ここで、サブアドレス展開部44からは、”0”のリフレッシュサイクル信号が出力されている。マルチプレクサ38は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、アドレス指示部36から出力された”#0”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。これにより、制御命令メモリ52から”XB<0”、”YB<0”の命令がパターン演算部54に渡される。これにより、次のサイクルにおいては、パターン演算部54は、レジスタXBの値及びレジスタYBの値を”0”にする。
【0052】
サイクル2では、アドレス展開部34は、ベクトルキャッシュメモリ32から次の命令の”NOP”を取り出し、アドレス指示部36に現在のアドレス値”#1”を出力させて、アドレス値を”#2”にする。ここで、サブアドレス展開部44からは、”0”のリフレッシュサイクル信号が出力されている。マルチプレクサ38は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、アドレス指示部36から出力された”#1”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。これにより、制御命令メモリ52から”XB<XB+1”、”PAGE−IN”の命令がパターン演算部54に渡される。
【0053】
これにより、パターン演算部54は、アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力し、その後、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。これにより、DRAM18は、PAGE−IN動作を行う。また、次のサイクルにおいてパターン演算部54は、レジスタXBの値に”1”を加算して”1”にする。サイクル3から7では、上記同様にして動作が行われる。
【0054】
サイクル6では、図7(B)に示すように、パターン演算部54が、アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力し、その後、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。これにより、DRAM18は、PAGE−IN動作、すなわち、レジスタYBの値の行における、レジスタXBの値の列のメモリセルに対する書込処理又は読出処理を行う。
【0055】
サイクル7では、図7(B)に示すように、パターン演算部54が、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。これにより、DRAM18は、PAGE動作、すなわち、サイクル6で入力されているレジスタYBの値の行における、レジスタXBの値の列のメモリセルに対する書込処理又は読出処理を行う。
【0056】
ここで、タイマー42が所定の時間が経過したことをサイクル7において検出すると、リフレッシュを行う時間になったことを示しているので、割り込み要求をサブアドレス展開部44に通知する。サブアドレス展開部44は、次のサイクル8においてリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。
【0057】
サイクル8では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部34は、アドレス指示部36に現在のアドレス値を保持させ、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。一方、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から命令の”NOP”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#0”を出力させて、アドレス値を”#1”にする。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#0”と開始アドレス記憶部46が記憶するアドレス値”#300”とを加算し、マルチプレクサ38に出力する。
【0058】
リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、マルチプレクサ38は、サブアドレス指示部48から出力されるアドレス”#300”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。これにより、制御命令メモリ52は、アドレス”#300”に格納されている”REF−IN”をパターン演算部54に入力する。そして、パターン演算部54が、図7(B)に示すように、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、RAS信号をHIGHにして出力する。これにより、DRAMはプリチャージする。
【0059】
サイクル9では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部34は、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。一方、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から次の命令の”NOP”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#1”を出力させて、アドレス値を”#2”にする。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#1”と開始アドレス記憶部46が記憶するアドレス値”#300”とを加算したアドレス値”#301”をマルチプレクサ38に出力する。
【0060】
リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、マルチプレクサ38は、サブアドレス指示部48から出力されるアドレス”#301”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。これにより、制御命令メモリ52は、アドレス”#301”に格納されている”REFRESH”をパターン演算部54に入力する。そして、パターン演算部54が、アドレス信号としてレジスタRFの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力する。これにより、DRAM18は、REFRESH動作、すなわち、レジスタRFの値の行に対してリフレッシュを行う。
【0061】
サイクル10では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部34は、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。一方、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から次の命令の”RTN”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#2”を出力させて、アドレス値を”#0”にする。また、サブアドレス展開部44は、次のサイクルにおいて、リフレッシュサイクル信号を”0”にして出力する。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#2”と開始アドレス記憶部46が記憶するアドレス値”#300”とを加算したアドレス値”#302”をマルチプレクサ38に出力する。リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、マルチプレクサ38は、サブアドレス指示部48から出力されるアドレス”#302”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。
【0062】
これにより、制御命令メモリ52は、アドレス”#302”に格納されている”RF<RF+1”、”REF−OUT”をパターン演算部54に入力する。これにより、パターン演算部54が、図7(B)に示すように、アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力する。これにより、DRAM18は、REF−OUT動作、すなわち、REFRESH前に保持していた行アドレスを入力する。また、パターン演算部54は次のサイクルに、レジスタRFの値に”#1”を加算する
【0063】
サイクル11では、サブアドレス展開部44がリフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。これにより、アドレス展開部34は、ベクトル命令によるアドレスの生成を再開する。また、マルチプレクサ38は、アドレス指示部36から出力されるアドレス”#3”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。そして、制御命令メモリ52が該当する”XB<XB+1”、”PAGE”をパターン演算部54に渡し、パターン演算部54が、図7(B)に示すように、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。
【0064】
ここで、既にサイクル10において、REFRESH前に保持していた行アドレスがDRAM18に入力されているので、DRAM18は、PAGE動作、すなわち、サイクル6で入力されていたレジスタYBの値の行における、レジスタXBの値の列のメモリセルに対する書込処理又は読出処理を行う。以降のサイクルは、上記同様に行われる。このように、PAGE動作中にタイマー42による割り込み要求が発生しても、DRAM18をリフレッシュでき、その後支障なく、DRAM18にPAGE動作を行わせることができる。
【0065】
図8は、本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器による動作の他の例を説明する図である。図8は、図6に示す各種情報が記憶されている場合のパターン発生器12による動作を示し、DRAM18がPAGE−IN動作を行っているサイクル6において、タイマー42が割り込み要求を発生させた場合の動作を示す。図8(A)は、パターン発生器12の動作中の各サイクルにおける、アドレス指示部36が出力するアドレスの値、サブアドレス指示部48が出力するアドレスRAPの値、マルチプレクサ38が出力するアドレスPCの値、レジスタXBの値、レジスタYBの値、レジスタRFの値、リフレッシュサイクル信号の値、DRAMに出力するアドレスの供給元となるレジスタ、DRAMの動作を示す。図8(B)は、サイクル6からサイクル10においてパターン発生器12がDRAM18へ出力する信号を示す。
【0066】
サイクル1〜サイクル6では、パターン発生器12は、上記の図7に示すサイクルと同様な動作を行う。ここで、タイマー42が所定の時間が経過したことをサイクル6において検出すると、リフレッシュを行う時間になったことを示しているので、割り込み要求をサブアドレス展開部44に通知する。サブアドレス展開部44は、次のサイクル7においてリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。サイクル7〜9では、パターン発生器12は図7に示すサイクル8〜10と同様な動作を行い、図8(B)に示す信号をDRAM18に出力する。
【0067】
サイクル10では、サブアドレス展開部44がリフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。これにより、アドレス展開部34は、ベクトル命令によるアドレスの生成を再開する。また、マルチプレクサ38は、アドレス指示部36から出力されるアドレス”#2”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。
【0068】
そして、制御命令メモリ52が該当する”XB<XB+1”、”PAGE”をパターン演算部54に渡し、パターン演算部54が図8(B)に示すように、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。ここで、既にサイクル9において、REFRESH前に保持していた行アドレスがDRAM18に入力されているので、DRAM18は、PAGE動作、すなわち、サイクル6で入力されていたレジスタYBの値の行における、レジスタXBの値の列のメモリセルに対する書込処理又は読出処理を行う。以降のサイクルは、上記同様に行われる。このように、PAGE−IN動作中にタイマー42による割り込み要求が発生しても、DRAM18をリフレッシュでき、その後支障なく、DRAM18にPAGE動作を行わせることができる。
【0069】
図9は、本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器による動作の更に他の例を説明する図である。図9は、図6に示す各種情報が記憶されている場合のパターン発生器12による動作を示し、DRAMがPAGE−OUT動作を行っているサイクル5において、タイマー42が割り込み要求を発生させた場合の動作を示す。図9(A)は、パターン発生器12の動作中の各サイクルにおける、アドレス指示部36が出力するアドレスの値、サブアドレス指示部48が出力するアドレスRAPの値、マルチプレクサ38が出力するアドレスPCの値、レジスタXBの値、レジスタYBの値、レジスタRFの値、リフレッシュサイクル信号の値、DRAMに出力するアドレスの供給元となるレジスタ、DRAMの動作を示す。図9(B)は、サイクル6からサイクル10においてパターン発生器がDRAMへ出力する信号を示す。
【0070】
サイクル1〜サイクル5では、パターン発生器は、上記の図7に示すサイクルと同様な動作を行う。ここで、タイマー42が所定の時間が経過したことをサイクル5において検出すると、リフレッシュを行う時間になったことを示しているので、割り込み要求をサブアドレス展開部44に通知する。サブアドレス展開部44は、次のサイクル6においてリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。サイクル6〜8では、パターン発生器12は図7に示すサイクル8〜10と同様な動作を行い、図9(B)に示す信号をDRAMに出力する。
【0071】
サイクル9では、サブアドレス展開部44がリフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。これにより、アドレス展開部34は、ベクトル命令によるアドレスの生成を再開する。また、マルチプレクサ38は、アドレス指示部36から出力されるアドレス”#1”をアドレスPCとしてパターン発生部50に出力する。
【0072】
そして、制御命令メモリ52が該当する”XB<XB+1”、”PAGE−IN”をパターン演算部54に渡し、パターン演算部54が図9(B)に示すように、
アドレス信号としてレジスタYBの値を出力し、RAS信号をLOWにして出力し、その後、アドレス信号としてレジスタXBの値を出力し、CAS信号をネガティブパルスにして出力する。これにより、DRAM18は、PAGE−IN動作を行う。以降のサイクルは、上記同様に行われる。このように、PAGE−OUT動作中にタイマー42による割り込み要求が発生しても、DRAM18をリフレッシュでき、その後、DRAM18に支障なくPAGE−IN動作を行わせることができる。このように、PAGE動作、PAGE−IN動作、PAGE−OUT動作のいつの時点に割り込み要求が発生しても、DRAM18をリフレッシュでき、その後、DRAM18に支障なく所望の動作を行わせることができる。
【0073】
図10は、本発明の第2の実施形態に係るパターン発生器の構成を示す図である。図10に示すパターン発生器12は、電気部品18の一例としてのロジック部を有するデバイスを試験するための試験パターンを生成する。図10において第1の実施形態と同様な機能要素を有する構成には、同一番号を付している。本実施形態のパターン発生器12は、第1の実施形態に係るパターン発生器において、タイマー42を備えず、パターン発生部50に代えて試験パターンの一例としてのロジックパターンを記憶するロジックメモリパターン60を備え、アドレス展開部34は、ベクトル命令中のサブルーチンへのジャンプ命令(JSR)を検出した場合に、割り込み要求をサブアドレス展開部44に出力するようにし、サブアドレス展開部44は、アドレス展開部34から割り込み要求を受け取った場合には、割込処理のサブルーチン用の試験パターンの生成処理が終わるまでリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力し、その他の場合には、リフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力するようにしたものである。
【0074】
ここで、本実施形態では、特許請求の範囲にいう、パターンメモリ及び割込時用パターンメモリはロジックパターンメモリ60によって構成され、割込時用ベクトルメモリはサブベクトルメモリ40によって構成され、割込時用アドレス展開部はサブアドレス展開部44によって構成され、パターン生成部はマルチプレクサ38及びロジックパターンメモリ60によって構成され、割込検出部及び割込終了検出部はサブアドレス展開部44によって構成され、中断制御部及び開始制御部はアドレス展開部34によって構成され、アドレス選択部はマルチプレクサ38によって構成され、統一パターン生成部はロジックパターンメモリ60によって構成される。
【0075】
図11は、本発明の第2の実施形態に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。図11(A)は、ベクトルメモリ30に記憶されているシーケンス命令を示す。図11(A)において、”JSR”は、現在のアドレスを出力して、サブルーチンにジャンプし、現在のアドレスに”#1”を加算する命令である。上記以外の命令は、図2に示す従来例と同様な命令である。図11(B)は、サブベクトルメモリ40に記憶されているシーケンス命令を示す。図11(B)において、各命令は、図6に示す従来例と同様な命令である。図11(C)は、ロジックパターンメモリに記憶されている試験パターンの一例を示す。図11(C)において、PAT−1、PAT−2・・・は、メインルーチンの試験パターンであり、SPAT−1、SPAT−2、SPAT−3は、割込時試験パターン情報の一例としてのサブルーチンの試験パターンである。各試験パターンには、電気部品に入力する入力試験パターンと、電気部品に入力試験パターンを入力した際に出力されると期待される期待値パターンとが含まれている。
【0076】
図12は、本発明の第2の実施形態に係るパターン発生器による動作の一例を説明する図である。図12は、図11に示す各種情報が記憶されている場合のパターン発生器12による動作を示す。また、図12は、パターン発生器12の動作中の各サイクルにおける、アドレス指示部36が出力するアドレスの値、サブアドレス指示部48が出力するアドレスRAPの値、マルチプレクサ38が出力するアドレスPCの値、リフレッシュサイクル信号の値、出力されるロジックパターンを示す。
【0077】
サイクル1では、アドレス展開部34は、ベクトルキャッシュメモリ32から”NOP”を取り出し、アドレス指示部36に現在のアドレス値”#0”を出力させて、アドレス値を”#1”にする。ここで、サブアドレス展開部44からは、”0”のリフレッシュサイクル信号が出力されている。マルチプレクサ38は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、アドレス指示部36から出力された”#0”をアドレスPCとしてロジックパターンメモリ60に出力する。これにより、ロジックパターンメモリ60は、アドレス”#0”に対応するPAT−1を出力する。
【0078】
サイクル2では、アドレス展開部34は、ベクトルキャッシュメモリ32から次の命令の”JSR”を取り出し、アドレス指示部36に現在のアドレス値”#1”を出力させて、アドレス値を”#2”にするとともに、割り込み要求をサブアドレス展開部44に通知する。これにより、サブアドレス展開部44は、次のサイクル3からRTN命令を実行するサイクルまでリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。また、マルチプレクサ38は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、アドレス指示部36から出力された”#1”をアドレスPCとしてロジックパターンメモリ60に出力する。これにより、ロジックパターンメモリ60は、アドレス”#1”に対応するPAT−2を出力する。
【0079】
サイクル3では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部34は、アドレス指示部36に現在のアドレス値を保持させ、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。一方、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から命令の”NOP”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#0”を出力させて、アドレス値を”#1”にする。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#0”と開始アドレス記憶部46が記憶するアドレス値”#300”とを加算し、マルチプレクサ38に出力する。リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、マルチプレクサ38は、サブアドレス指示部48から出力されるアドレス”#300”をアドレスPCとしてロジックパターンメモリ60に出力する。これにより、ロジックパターンメモリ60は、サブルーチンのロジックパターンSPAT−1を出力する。
【0080】
サイクル4では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部34は、アドレス指示部36に現在のアドレス値を保持させ、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。一方、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から命令の”NOP”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#1”を出力させて、アドレス値を”#2”にする。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#1”と、開始アドレス記憶部46が記憶するアドレス値”#300”と、を加算したアドレス”#301”をマルチプレクサ38に出力する。リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、マルチプレクサ38は、サブアドレス指示部48から出力されるアドレス”#301”をアドレスPCとしてロジックパターンメモリ60に出力する。これにより、ロジックパターンメモリ60は、サブルーチンのロジックパターンSPAT−2を出力する。
【0081】
サイクル5では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部34は、アドレス指示部36に現在のアドレス値を保持させ、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。一方、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から命令の”RTN”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#2”を出力させて、アドレス値を”#0”にする。また、取り出した命令が”RTN”であるので、サブアドレス展開部44は、次のサイクルにおいてリフレッシュサイクル信号を”0”にして出力する。
【0082】
サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#2”と開始アドレス記憶部46が記憶するアドレス値”#300”とを加算したアドレス”#302”をマルチプレクサ38に出力する。リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、マルチプレクサ38は、サブアドレス指示部48から出力されるアドレス”#302”をアドレスPCとしてロジックパターンメモリ60に出力する。これにより、ロジックパターンメモリ60は、サブルーチンのロジックパターンSPAT−3を出力する。
【0083】
サイクル6では、サブアドレス展開部44がリフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ38に出力する。これにより、アドレス展開部34は、ベクトル命令によるアドレスの生成を再開する。また、マルチプレクサ38は、アドレス指示部36から出力されるアドレス”#2”をアドレスPCとしてロジックパターンメモリ60に出力する。これにより、ロジックパターンメモリ60は、サブルーチンのパターンPAT−3を出力する。以下のサイクルについても同様に実行する。このように、本実施形態に係るパターン発生器によると、サブルーチンとなったベクトル命令に基づいて試験パターンを容易な構成で発生することができる。
【0084】
図13は、本発明の第3の実施形態に係るパターン発生器の構成を示す図である。図13に示すパターン発生器12は、電気部品18の一例としてのメモリ部とロジック部とが混載するデバイスを試験するための試験パターンを生成する。本実施形態のパターン発生器は、電気部品の試験対象として同図において第1及び第2の実施形態と同様な機能要素を有する構成には、同一番号を付している。本実施形態のパターン発生器12は、第2の実施形態に係るパターン発生器において、マルチプレクサ38及び開始アドレス記憶部46を備えず、パターン発生部50と、マルチプレクサ62を更に備えたものである。パターン発生部50は、サブアドレス指示部48から出力されたアドレスに基づいてメモリ部用の試験パターン(メモリパターン)を発生する。
【0085】
マルチプレクサ62は、サブアドレス展開部44から入力されたリフレッシュサイクル信号に基づいて、ロジックパターンメモリ60から出力されたロジック部用の試験パターン(ロジックパターン)、又は、パターン発生部50から出力されたメモリパターンを選択して出力する。本実施形態では、リフレッシュサイクル信号が”1”の場合には、パターン発生部50から出力されたメモリパターンが選択され、リフレッシュサイクル信号が”0”の場合には、ロジックパターンメモリ60から出力されたロジックパターンが選択される。
【0086】
ここで、本実施形態では、特許請求の範囲にいう、パターンメモリはロジックパターンメモリ60によって構成され、割込時用パターンメモリは制御命令メモリ52によって構成され、割込時用ベクトルメモリはサブベクトルメモリ40によって構成され、割込時用アドレス展開部はサブアドレス展開部44によって構成され、第1パターン生成部はロジックパターンメモリ60によって構成され、第2パターン生成部はパターン発生部50によって構成され、割込検出部及び割込終了検出部は、サブアドレス展開部44によって構成され、中断制御部及び開始制御部はアドレス展開部34によって構成され、試験パターン選択部はマルチプレクサ62によって構成される。
【0087】
図14は、本発明の第3の実施形態に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。図14(A)は、ベクトルメモリ30に記憶されているシーケンス命令を示す。図14(A)において、各命令は上記した命令と同様である。図14(B)は、サブベクトルメモリ40に記憶されているシーケンス命令を示す。図14(B)において、各命令は上記した命令と同様である。図14(C)は、ロジックパターンメモリ60に記憶されている試験パターンの一例を示す。図14(C)において、PAT−1、PAT−2・・・は、試験パターンである。図14(D)は、制御命令メモリ52に記憶されている制御命令の一部を示す。図14(D)において、各命令は上記した命令と同様である。
【0088】
図15は、本発明の第3の実施形態に係るパターン発生器による動作の一例を説明する図である。図15は、図14に示す各種情報が記憶されている場合のパターン発生器12による動作を示す。また、図15は、パターン発生器12の動作中の各サイクルにおける、アドレス指示部36が出力するアドレスの値、サブアドレス指示部48が出力するアドレスRAPの値リフレッシュサイクル信号の値、出力されるパターンを示す。
【0089】
サイクル1では、アドレス展開部34は、ベクトルキャッシュメモリ32から”NOP”を取り出し、アドレス指示部36に現在のアドレス値”#0”を出力させて、アドレス値を”#1”にする。ロジックパターンメモリ60は、アドレス”#0”に対応するPAT−1を出力する。ここで、サブアドレス展開部44からは、”0”のリフレッシュサイクル信号が出力されている。マルチプレクサ62は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、ロジックパターンメモリ60から出力されたPAT−1を出力する。
【0090】
サイクル2では、アドレス展開部34は、ベクトルキャッシュメモリ32から次の命令の”JSR”を取り出し、アドレス指示部36に現在のアドレス値”#1”を出力させて、アドレス値を”#2”にするとともに、割り込み要求をサブアドレス展開部44に通知する。これにより、サブアドレス展開部44は、次のサイクル3からRTN命令を実行するサイクルまでリフレッシュサイクル信号を”1”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ62に出力する。また、ロジックパターンメモリ60は、アドレス”#1”に対応するPAT−2を出力する。マルチプレクサ62は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、ロジックパターンメモリ60から出力されたPAT−2を出力する。
【0091】
サイクル3では、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、アドレス展開部34は、アドレス指示部36に現在のアドレス値を保持させ、ベクトル命令によるアドレスの生成を停止する。一方、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から命令の”NOP”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#0”を出力させて、アドレス値を”#1”にする。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#0”をパターン発生部50に出力する。
【0092】
これにより、制御命令メモリ52から”XB<0”、”YB<0”の命令がパターン演算部54に渡される。これにより、次のサイクルにおいては、パターン演算部54は、レジスタXBの値及びレジスタYBの値を”0”にする。パターン演算部54は、制御命令に従ってメモリパターンを発生する。マルチプレクサ62は、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、パターン生成部50から出力されたメモリパターンを出力する。
【0093】
サイクル4では、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から命令の”NOP”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#1”を出力させて、アドレス値を”#2”にする。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#1”をパターン発生部50に出力する。これにより、制御命令メモリ52から”XB<XB+1”の命令がパターン演算部54に渡される。これにより、次のサイクルにおいては、パターン演算部54は、レジスタXBの値に”1”加算する。パターン演算部54は、制御命令に従ってメモリパターンを発生する。マルチプレクサ62は、リフレッシュサイクル信号が”1”であるので、パターン生成部50から出力されたメモリパターンを出力する。サイクル5乃至11についても上記同様に動作する。
【0094】
サイクル12では、サブアドレス展開部44は、サブベクトルメモリ40から命令の”RTN”を取り出し、サブアドレス指示部48に現在のアドレス値”#5”を出力させる。サブアドレス指示部48は、サブアドレス展開部44から受け取ったアドレス値”#5”をパターン発生部50に出力する。また、取り出した命令が”RTN”であるので、サブアドレス展開部44は、次のサイクル13においてリフレッシュサイクル信号を”0”にして出力する。
【0095】
サイクル13では、サブアドレス展開部44がリフレッシュサイクル信号を”0”にしてアドレス展開部34及びマルチプレクサ62に出力する。これにより、アドレス展開部34は、ベクトル命令によるアドレスの生成を再開し、ベクトルキャッシュメモリ32から次の命令の”NOP”を取り出し、アドレス指示部36に現在のアドレス値”#2”を出力させて、アドレス値を”#3”にする。そして、ロジックパターンメモリ60が、アドレス”#2”に対応するPAT−3を出力する。マルチプレクサ62は、リフレッシュサイクル信号が”0”であるので、ロジックパターンメモリ60から出力されたPAT−3を出力する。以下のサイクルについても同様に実行する。このように、本実施形態に係るパターン発生器では、ロジックパターンと、メモリパターンとを容易な構成で発生することができる。また、ロジックパターンと、メモリパターンとを同期させて発生することができる。
【0096】
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記第2の実施形態では、ロジックパターンメモリ60により試験パターンを出力するようにしていたが、本発明はこれに限られず、第1の実施形態に示すパターン発生部50によって試験パターンを出力するようにしてもよい。
【0097】
また、上記第3の実施形態では、特許請求の範囲にいう第1パターン発生部をロジックパターンメモリ60とし、第2パターン発生部をパターン発生部50としていたが、本発明はこれに限られず、第1パターン発生部をパターン発生部50とし、第2パターン発生部をロジックパターンメモリ60としてもよく、第1パターン発生部及び第2パターン発生部をそれぞれロジックパターンメモリ60としてもよく、第1パターン発生部及び第2パターン発生部をそれぞれパターン発生部50としてもよい。
【0098】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0099】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、容易な構成で試験パターンを適切に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例に係るパターン発生器の構成を示す図である。
【図2】 従来例に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。
【図3】 従来例に係るパターン発生器による動作を説明する図である。
【図4】 本発明の一実施の形態に係る電気部品試験装置の構成を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器の構成を示す図である。
【図6】 本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。
【図7】 本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器による動作の一例を説明する図である。
【図8】 本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器による動作の他の例を説明する図である。
【図9】 本発明の第1の実施形態に係るパターン発生器による動作の更に他の例を説明する図である。
【図10】 本発明の第2の実施形態に係るパターン発生器の構成を示す図である。
【図11】 本発明の第2の実施形態に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。
【図12】 本発明の第2の実施形態に係るパターン発生器による動作の一例を説明する図である。
【図13】 本発明の第3の実施形態に係るパターン発生器の構成を示す図である。
【図14】 本発明の第3の実施形態に係るパターン発生器に記憶されている各種情報を示す図である。
【図15】 本発明の第3の実施形態に係るパターン発生器による動作の一例を説明する図である。
【符号の説明】
10 電気部品試験装置 12 パターン発生器
14 ピンデータセレクタ 16 波形整形器
18 電気部品 20 差込口
22 デバイス差込部 24 比較器
30 ベクトルメモリ 32 ベクトルキャッシュメモリ
34 アドレス展開部 36 アドレス指示部
38、62 マルチプレクサ 40 サブベクトルメモリ
42 タイマー 44 サブアドレス展開部
46 開始アドレス記憶部 48 サブアドレス指示部
50 パターン生成部 52 制御命令メモリ
54 パターン演算部 60 ロジックパターンメモリ

Claims (16)

  1. 電気部品の試験に用いる試験パターンを生成するパターン発生器であって、
    前記試験パターンを規定する試験パターン情報を格納するパターンメモリと、
    前記試験パターン情報を前記パターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納するベクトルメモリと、
    前記ベクトルメモリに格納された前記ベクトル命令を参照して、前記パターンメモリにおける前記試験パターン情報のアドレスを生成するアドレス展開部と、
    所定の割込処理における前記試験パターンを規定する割込時試験パターン情報を格納する割込時用パターンメモリと、
    前記ベクトルメモリと異なるデバイスで構成され、前記割込時試験パターン情報を前記割込時用パターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納する割込時用ベクトルメモリと、
    前記割込時用ベクトルメモリに格納された前記ベクトル命令を参照して、前記割込時用パターンメモリにおける前記割込時試験パターン情報のアドレスを生成する割込時用アドレス展開部と、
    前記アドレス展開部により生成されるアドレスに対応する前記試験パターン情報、又は、前記割込時用アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記割込時試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させるパターン生成部と
    を有することを特徴とするパターン発生器。
  2. 前記割込処理を開始する時点を検出する割込検出部を更に備え、
    前記割込時用アドレス展開部は、
    前記割込検出部により前記割込処理の開始する時点であると検出されたことに基づいて、前記割込時試験パターン情報のアドレスを生成し、
    前記パターン生成部は、前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、前記アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させ、前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出された場合には、前記割込時用アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記割込時試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のパターン発生器。
  3. 前記割込検出部が前記割込処理を開始する時点を検出したことに基づいて、前記アドレス展開部による前記アドレスの生成を中断させる中断制御部と、
    前記割込処理の終了を検出する割込終了検出部と、
    前記割込終了検出部により前記割込処理の終了が検出されたことに基づいて、前記アドレス展開部による前記アドレスの生成を開始させる開始制御部とを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のパターン発生器。
  4. 前記電気部品は、データを記憶する機能を有し、当該データを保持するためにリフレッシュを必要とするメモリであり、
    前記割込時用パターンメモリは、前記メモリをリフレッシュする試験パターンを規定する前記割込時用試験パターン情報を格納する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のパターン発生器。
  5. 前記割込時用パターンメモリは、前記メモリをプリチャージする試験パターンと、前記割込処理の実行前において前記メモリに与えられていた行アドレスを前記メモリに取り込ませる試験パターンとを規定する前記割込時用試験パターン情報を更に格納し、
    前記パターン生成部は、前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出された場合には、前記メモリをプリチャージする試験パターン、前記メモリをリフレッシュする試験パターン、前記割込処理の実行前において前記メモリに与えられていた行アドレスを前記メモリに取り込ませる試験パターンの順で試験パターンを生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載のパターン発生器。
  6. 時間を計測するタイマーを更に備え、
    前記割込検出部は、前記タイマーにより計測された前記時間に基づいて前記割込処理を実行する時点を検出する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のパターン発生器。
  7. 前記ベクトルメモリに格納された前記ベクトル命令には、前記割込処理を実行する時点を示す記述が含まれており、
    前記割込検出部は、前記記述に基づいて前記割込処理を実行する時点を検出する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のパターン発生器。
  8. 前記試験パターン情報及び前記割込時用試験パターン情報は、各々が試験パターンである、又は、各々が試験パターンを生成させる制御命令である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のパターン発生器。
  9. 前記試験パターン情報又は割込時用試験パターン情報の一方は試験パターンであり、他方は試験パターンを生成させる制御命令である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のパターン発生器。
  10. 前記試験パターン情報と前記割込時試験パターン情報とは、単一のメモリ空間上の互いに異なるアドレスに対応付けられて格納されており、
    前記パターン生成部は、
    前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、前記アドレス展開部により生成される前記アドレスを選択し、前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出された場合には、前記割込時用アドレス展開部により生成される前記アドレスを選択するアドレス選択部と、
    前記アドレス選択部により選択された前記アドレスに対応する前記試験パターン情報又は前記割込時試験パターン情報に基づいて、前記試験パターンを生成させる統一パターン生成部と
    を有することを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載のパターン発生器。
  11. 前記パターン生成部は、
    前記アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させる第1パターン発生部と、
    前記割込時用アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記割込時試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させる第2パターン生成部と、
    前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、前記第1パターン生成部により生成された前記試験パターンを選択し、前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出された場合には、前記第2パターン生成部により生成された前記試験パターンを選択する試験パターン選択部と
    を有することを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載のパターン発生器。
  12. 電気部品を試験する電気部品試験装置であって、
    前記試験のために前記電気部品に与える入力試験パターンと、当該入力試験パターンを前記電気部品に与えたことにより前記電気部品から出力されると期待される期待値パターンとを含む試験パターンを規定する試験パターン情報を格納するパターンメモリと、
    前記試験パターン情報を前記パターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納するベクトルメモリと、
    前記ベクトルメモリに格納された前記ベクトル命令を参照して、前記パターンメモリにおける前記試験パターン情報のアドレスを生成するアドレス展開部と、
    所定の割込処理時における前記試験パターンを規定する割込時試験パターン情報を格納する割込時用パターンメモリと、
    前記ベクトルメモリとは別のデバイスにより構成され、前記割込時試験パターン情報を前記割込時用パターンメモリから読み出す順序を示すベクトル命令を格納する割込時用ベクトルメモリと、
    前記割込時用ベクトルメモリに格納された前記ベクトル命令を参照して、前記割込時用パターンメモリにおける前記割込時試験パターン情報のアドレスを生成する割込時用アドレス展開部と、
    前記アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記試験パターン情報、又は、前記割込時用アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記割込時試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させるパターン生成部と、
    前記パターン生成部により生成された前記試験パターンを前記電気部品の電気的端子のピン配列に合わせて並べ替えるピンデータセレクタと、
    前記ピンデータセレクタから出力された前記試験パターンに含まれる、前記入力試験パターンの波形を整形する波形整形器と、
    前記波形整形器により整形された前記入力試験パターンを前記電気部品に与えるとともに、前記電気部品から出力された出力信号を受け取るデバイス差込部と、
    前記デバイス差込部が受け取った出力信号と前記期待値パターンとを比較する比較器と
    を備えたことを特徴とする電気部品試験装置。
  13. 前記割込処理を開始する時点を検出する割込検出部を更に備え、
    前記割込時用アドレス展開部は、
    前記割込検出部により割込処理の開始する時点であると検出されたことに基づいて、前記割込時試験パターン情報のアドレスを生成し、
    前記パターン生成部は、前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出されていない場合には、前記アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させ、前記割込検出部により前記割込処理を実行する時点であると検出された場合には、前記割込時用アドレス展開部により生成される前記アドレスに対応する前記割込時試験パターン情報に基づいて前記試験パターンを生成させる
    ことを特徴とする請求項12に記載の電気部品試験装置。
  14. 前記割込検出部が前記割込処理を開始する時点を検出したことに基づいて、前記アドレス展開部による前記アドレスの生成を中断させる中断制御部と、
    前記割込処理の終了を検出する割込終了検出部と、
    前記割込終了検出部により前記割込処理の終了が検出されたことに基づいて、前記アドレス展開部による前記アドレスの生成を開始させる開始制御部とを更に備える
    ことを特徴とする請求項13に記載の電気部品試験装置。
  15. 前記電気部品は、データを記憶する機能を有し、当該データを保持するためにリフレッシュを必要とするメモリであり、
    前記割込時用パターンメモリは、前記メモリをリフレッシュする試験パターンを規定する前記割込時用試験パターン情報を格納する
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の電気部品試験装置。
  16. 前記割込時用パターンメモリは、前記メモリをプリチャージする試験パターンと、前記割込処理の実行前において前記メモリに与えられていた行アドレスを前記メモリに取り込ませる試験パターンとを規定する前記割込時用試験パターン情報を更に格納し、
    前記パターン生成部は、前記割込検出部により前記割込処理を実行させる状態であると検出された場合には、前記メモリをプリチャージする試験パターン、前記メモリをリフレッシュする試験パターン、前記割込処理の実行前において前記メモリに与えられていた行アドレスを前記メモリに取り込ませる試験パターンの順で試験パターンを生成する
    ことを特徴とする請求項15に記載の電気部品試験装置。
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