JP4333079B2 - 色抽出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者によって指定される画像内の位置およびサイズに基づいて抽出範囲を決定し、抽出範囲を代表する色情報を抽出する色抽出装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像を編集するための画像編集プログラムがある。この画像編集プログラムをコンピュータ上で実行すると、モニター上の画像編集枠内に表示された画像について、利用者は様々な編集を行うことができる。具体的には、利用者は、指定した色で画像を着色したり、その着色に用いる色を画像内から抽出したりすることができる。
【0003】
この画像編集プログラムが実行されるコンピュータで行われる処理のうち、画像内から色を抽出するために実行される処理は色抽出処理と呼ばれ、いわゆる「スポイト」として広く知られている。この色抽出処理では、利用者によって位置およびサイズがマウス等を使って指定されると、その位置及びサイズに基づいて抽出範囲を決定し、その抽出範囲を代表する色情報を抽出する処理が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の色抽出処理では、利用者がサイズを指定すると、そのサイズが一旦記憶され、その後利用者により位置が指定されると、これらサイズ及び位置に基づいて抽出範囲を決定する処理等が行われていた。
【0005】
しかし、従来の色抽出処理では、利用者が位置を指定した時点で抽出範囲が確定してしまうため、例えば、先に指定したサイズが大きすぎて不要な色まで抽出してしまった場合、たとえ指定した位置の変更が不要であったとしても、位置を変更することなくサイズだけを小さくするといった操作を行うことはできなかった。そのため、利用者は抽出範囲が適切な範囲に設定されるようにサイズを変更した上で、再び位置の指定を行わねばならず、効率よく色を抽出することができないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明では、従来品に比べ、効率よく色情報を抽出することができる色抽出処理を実行するコンピュータである色抽出装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、利用者のマウス操作によって指定される画像内の位置およびサイズに基づいて画素抽出範囲を決定し、該画素抽出範囲を代表する色情報を抽出する色抽出装置において、
利用者のマウスボタンの押下げ開始によって指定される前記画像内のカーソル位置である1つの画素の位置が確定した後、前記1つの画素の位置を前記画素抽出範囲の中心位置にして前記画素抽出範囲のサイズを変更可能な拡縮手段を備え、
前記拡縮手段は、予め定められた時間ごとに前記画素抽出範囲のサイズを、前記マウスボタンの押上げ開始から、前記マウスボタンの押上げ終了するまでの間で順次拡大することによって、前記画素抽出範囲を代表する色情報が変化するように、前記画素抽出範囲に含まれる抽出されるべき画素数を順次拡大し、
前記画像を表示する表示画面上に、前記画素抽出範囲のサイズに応じた輪郭であって、前記画素抽出範囲と、前記画素抽出範囲の外側との境界を示す前記輪郭を、前記画像上に重ねて表示する輪郭表示手段を備えることを特徴とする。
この色抽出装置では、マウスの操作によって位置を指定した後で、適切な画素抽出範囲となるようサイズを変更することができるので、この色抽出装置を用いると、従来の色抽出装置のようにサイズの指定に伴って位置の再指定が必要となることはなく、効率良く色情報を抽出することができる。
また、このようにすると、マウスの操作によって位置を指定する操作を除けば、サイズを変更する操作が不要になるので、簡単な操作で色情報を抽出することができる。
【0008】
尚、画素抽出範囲のサイズを変更する方法としては、予め定められた時間ごとにサイズを順次拡大する方法の他に、マウスの左クリック(または右クリック)の回数に応じてサイズを拡大したり、キーボードのスペースキーの押下回数に応じてサイズを拡大したり、数字キーで指定された数値に応じてサイズを拡大するなど、どのような方法でもよい。
【0009】
ところで、従来の色抽出装置は、サイズを数値(3ピクセル四方、5ピクセル四方等)で指定することができたので、利用者は色抽出範囲のおおよその範囲は把握できたが、画面上で明確に把握することができなかった。そのため、適切と思われるサイズを指定しても、利用者が希望しない色情報まで抽出されることがしばしば発生した。
【0010】
そこで、この請求項1記載の色抽出装置では、画素抽出範囲の輪郭を表示しているので、利用者はどの範囲の色情報が抽出されるのか画面上で明確に把握することができる。従って、この色抽出装置を用いれば、サイズを指定する際、色情報の抽出を希望しない位置の色情報が色抽出範囲に入らないようサイズを確実に指定することができるので、一層効率よく色情報を抽出することができる。
【0011】
次に、請求項2記載の色抽出装置は、請求項1に記載の色抽出装置において、前記色情報に基づいて、抽出した色の特性を表示する色特性表示手段を備えることを特徴とする。
この色抽出装置では、抽出した色の特性が表示されるため、利用者はどんな色の色情報が抽出されたのか明確に把握することができる。従って、この色抽出装置を用いれば、表示される色の特性を見ながらサイズを指定することで、利用者が抽出を希望する色情報を抽出可能なサイズを確実に指定することができるので、一層効率よく色情報を抽出することができる。
【0012】
尚、ここで色の特性とは、各色情報で表される画素の数がいくつあるかを棒グラフで表したヒストグラムや、色情報は通常色を数値化した数値情報であるので、その数値の平均値や、最頻度値、中間値、中央値をいう。
次に、請求項3記載の色抽出装置は、請求項1〜2のいずれかに記載の色抽出装置において、前記利用者のマウスボタンの押下げ開始によって指定される前記画像内のカーソル位置である1つの画像の基準色と、該位置を基準とする前記画素抽出範囲内の各対象色とが予め定められた色差の範囲内であるか否かを判定する色差判定手段と、前記画素抽出範囲内で、予め定められた色差以内の前記対象色の色情報のみ抽出する対象色情報抽出手段とを備えることを特徴とする。
この色抽出装置では、基準色から予め定められた色差以内の色情報しか抽出されないので、指定した位置が悪かったり、狭い部分の色を抽出する場合でも、この色抽出装置を用いれば、利用者の意図に沿った色情報のみを的確に抽出することができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態について説明する。
尚、以下の説明で利用する図面のうち、図1は本実施形態の画像編集プログラムが実行されるパーソナルコンピュータのブロック図である。
【0019】
本実施形態のパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)1は、図1に示すように、CPU11、ROM13、RAM15を備える中央制御装置10を備えている。また、PC1は、マウス50やキーボード52等の入力機器と通信するための入力機器インターフェイス17と、モニター54と通信するためのモニタインターフェイス19と、本実施形態の画像編集プログラムや画像情報等を記録するハードディスク21(書き換え可能な不揮発性の記憶手段)とを備えている。そして、このPC1では、CPU11、ROM13、RAM15、入力機器インターフェイス17、モニタインターフェイス19、ハードディスク21及びPC1で利用されるその他の機器30が、バス32で接続され、各種処理を実行する際に必要な通信がこのバス32を介して行われている。
【0020】
マウス50は、図2に示すように、手で包むことができる大きさに形成された本体部50aと、この本体部50aの先端部に取り付けられた左クリック用のボタン50b及び右クリック用のボタン50cとを備えている。
次に、本実施形態の画像編集プログラムを実行した時に、モニターに表示される画像について説明する。
【0021】
ここで、図3は、画像編集プログラムを実行した時に表示される画像の模式図である。
本実施形態の画像編集プログラムを実行すると、モニター54の画面上には、画像編集枠54aが表示され、その画像編集枠54aの周囲には画像編集用のスポイトアイコン等の様々なアイコン54bが複数表示される。
【0022】
また、本実施形態では、この画像編集枠54aの周囲には、これらアイコンの他に、後述するヒストグラム54cや、抽出範囲から抽出した色の平均値54dが表示される。
さらに、本実施形態では、マウス50の操作に伴ってモニター54の画面上を移動するマウスカーソル54eが表示される。
【0023】
本実施形態では、マウス50を操作してマウスカーソル54eを各アイコン54bに移動し、マウスカーソル54eとアイコン54bとが重なった位置で左クリック用のボタン50bを押下すると、いずれかのアイコン54bが指定され、指定されたアイコン54bに対応した画像編集用の各処理を実行することができる。
【0024】
次に、スポイトアイコン54bが指定されたときに行われる色抽出処理について説明する。
ここで図4は色抽出処理のフローチャート、図5は抽出範囲及びヒストグラムを説明するための模式図で、図5(a)〜(c)が抽出範囲の模式図、図5(d)〜(f)がヒストグラムの模式図である。尚、図5では、説明簡単のため、RGB信号のうちいずれか一色分の色情報を、1〜10の範囲で示している。
【0025】
この色抽出処理は、マウスカーソル54eとスポイトアイコン54bとが重なっているときにマウス50の左クリック用のボタン50bがクリックされると開始される。
その後、利用者はマウス50を操作して、色情報を抽出したい位置までマウスカーソル54eを移動するので、本処理が開始された直後に行われるSTEP1(以下「STEP」は「S」と表記する)の処理では、まず、マウスカーソル54eがその位置まで移動された否かが判定される。具体的には、S1の判定は、マウス50の左クリック用のボタン50bが押下されたか否かが判定される。そして、この判定で否定判定された場合は(S1:NO)、S1の判定を繰り返し、この判定で肯定判定された場合は(S1:YES)、S3の処理を実行する。
【0026】
S3では、S1でマウス50の左クリック用のボタン50bが押下されたときにマウスカーソル54eが表示されていた位置の画素の位置情報及び色情報が基準画素値としてRAM15に記憶される。ここで色情報とは、色を数値で表した数値情報であり、本実施形態ではRGB信号で表されている情報である。そしてこの処理(S3)の後、次にS5の処理が実行される。尚、基準画素値として記憶される情報のうち色情報で表される色が、本発明の基準色に相当する。
【0027】
S5では、カウンタ値が「1」に設定され、そのカウンタ値がRAM15に記憶される。そしてこのS5では、このカウンタ値及びS3でRAM15に記憶された位置情報に基づいて、図5の模式図のうち、図5(a)に示すように、S1でマウス50の左クリックのボタン50bが押下された位置を中心とする3ピクセル四方の範囲が抽出範囲として設定される。このS5で設定されたカウンタ値は、以後、後述するS23の処理が実行される度にカウンタ値が1づつ繰り上げられ、カウンタ値が「2」のときは図5(b)に示すように、5ピクセル四方の範囲が抽出範囲として設定され、カウンタ値が「3」のときは図5(c)に示すように、7ピクセル四方の範囲が抽出範囲として設定され、以後カウンタ値が上がる毎に、カウンタ値を「t」として「2t+1」ピクセル四方の範囲が抽出範囲として設定される。そしてこの処理(S5)の後、次にS7の処理が実行される。このS5及びS23の処理が、本発明の拡縮手段に相当する。
【0028】
S7では、S5あるいはS23で設定された抽出範囲の輪郭の画像βが、画像編集枠54aに表示された画像α上に重ねて表示される(図3参照)。そしてこの処理(S7)の後、S9の処理が実行され、このS9の処理では、S5で設定された抽出範囲内に位置する各画素の色情報がそれぞれ抽出され、これら各画素の色情報はRAM15に一旦記憶される。そしてこの処理(S9)の後、次にS11の処理が実行される。尚、このS9で抽出される画素の色情報で表される色が、本発明の対象色に相当する。このS7の処理が輪郭表示手段に相当する。
【0029】
S11では、S9で抽出された色情報に基づいて、ヒストグラム54cが作成され、そのヒストグラム54cがモニター54上に表示される。このヒストグラムは、図5(d)〜(f)に示す模式図のように、各色情報の画素がいくつあるかを、横軸を色情報、縦軸を画素の数で表した棒グラフで、図5(d)に示すように、抽出範囲が3ピクセル四方である場合、例えば、色情報0の画素が2個、色情報3の画素が3個等であることを示すヒストグラムが表示される。また図5(e)に示すように、抽出範囲が5ピクセル四方である場合、例えば色情報0の画素が4個、色情報3の画素が6個等であることを示すヒストグラムが表示され、抽出範囲が7ピクセル四方である場合、図5(f)に示すように、色情報0の画素が4個、色情報3の画素が7個等であることを示すヒストグラムが表示される。
そしてこの処理(S11)の後、次にS13の処理が実行される。このS11の処理が本発明の色特性表示手段に相当する。
【0030】
S13では、S9で抽出された各画素の色情報(対象色)と、S3でRAM15に記憶された基準画素値の色情報(基準色)とが画素毎に比較され、S9で抽出された各画素の色情報が、基準画素値の色情報から予め定められた色差の範囲内であると判定されたら(S13:YES)、その画素の色情報をRAM15に記憶する処理(S15)が実行され、その後S17の処理が実行される。この色差の範囲(抽出色差範囲)は、前記記憶手段の所定の領域に書き換え可能に記憶されている。一方、S9で抽出された各画素の色情報が、基準画素値の色情報から予め定められた許容範囲外であると判定されたら(S13:NO)、S17の処理が実行される。
【0031】
尚、S15の処理が本発明の色差判定手段に相当し、S15〜S17を実行する処理が本発明の対象色情報抽出手段に相当する。
S17では、S13の判定が、S9で抽出された全ての画素の色情報について行われたか否かが判定され、全ての画素について判定されていなければ(S17:NO)、再びS13の処理を実行して、全ての画素の色情報が、基準画素値の色情報と比較されるまでS13〜S17の処理が繰り返し実行される。そして、全ての画素についての判定が終了したと判定されたら、次にS19の処理を実行する。
【0032】
S19では、S1で押下されたマウス50の左クリック用のボタン50bの押下が終了したか否か、すなわち左クリック用のボタン50bを押下していた指が、ボタンから離れたか否かが判定される。そして、左クリック用のボタン50bから指が離れたと判定されたら(S19:YES)、次にS31の処理が実行される。一方、S19で、左クリック用のボタン50bから指がまだ離れていないと判定されたら(S19:NO)、次にS21の処理が実行される。
【0033】
S21では、S7の処理が開始されてから0.5秒(予め設定された時間の一例である)経過したか否かが判定され、0.5秒経過していなければ(S21:NO)、再びS19の処理を実行して、マウスの左クリック用のボタンが放されない限り(S19:YES)、S19の判定が開始されてから0.5秒が経過するまで、S19〜S21の処理が繰り返し実行される。そして、マウスの左クリック用のボタンの押下が終了したか否かの判定が終了してから、0.5秒が経過したと判定されたら(S21:YES)、次にS23の処理が実施される。
【0034】
S23では、S21で肯定判定されたとき(S21:YES)、RAM15に記憶されているカウンタ値を参照し、そのカウンタ値を1つ繰り上げる処理が実行される。そして、その後前述したS7以下の処理が再び実行される。
S31では、S1で押下されたマウス50の左クリック用のボタン50bの押下が終了し、S19で肯定判定された場合には、S7で画像に重ねて表示していた抽出範囲の輪郭βの表示を終了する。そして、次にS33の処理が実行される。
【0035】
S33では、S15でRAM15に記憶された色情報から平均値54dを算出して、その算出値54dをモニター54上に表示する。
S33の処理の終了後、色抽出処理を終了する。
以上説明した色抽出処理を実行すると、以下のような効果がある。
【0036】
本実施形態では、マウス50の左クリック用のボタン50bを押下して位置を指定した後、その場で適切な抽出範囲βとなるようにサイズを変更する(S5、S23)ことができるので、本実施形態の色抽出処理を実行すると、従来のようにサイズの変更に伴って位置の再指定が必要になるといったことはなく、効率良く色情報を抽出することができる。
【0037】
また、本実施形態では、マウス50の左クリック用のボタン50bが押下され、抽出範囲の位置が指定された後、ボタン50bを押下した位置を中心に抽出範囲のサイズが0.5秒間隔毎に拡大する。そのため本実施形態の色抽出処理を実行すると、位置を指定する操作(S1)を除けば、サイズを変更する操作が不要になるので、色情報をより簡単な操作で抽出することができる。
【0038】
また、本実施形態では、抽出範囲の輪郭βが表示されるため、利用者はどの範囲の色情報が抽出されるのか画面上で明確に把握することができる。従って、本実施形態の色抽出処理を実行すれば、サイズを指定する際、色情報の抽出を希望しない位置の色情報が色抽出範囲に入らないようサイズを確実に指定することができるので、より一層効率よく色情報を抽出することができる。
【0039】
また本実施形態では、抽出した色の平均値54dが表示されるため、利用者はどんな色の色情報が抽出されたのかを明確に把握することができる。従って、この本実施形態の色抽出処理を実行すれが、表示される色の平均値を見ながらサイズを指定することで、利用者が抽出を希望する色情報を抽出可能なサイズを確実に指定することができるので、より一層効率よく色情報を抽出することができる。
【0040】
また、本実施形態では、基準色から予め定められた色差以内の色情報しか抽出されないので(S13、S15)、指定した位置が悪かったり、狭い部分の色を抽出する場合でも、本実施形態の色抽出処理を実行すれが、利用者の意図に沿った色情報のみを的確に抽出することができる。具体的には、図6に示す模式図のように、ある境界線下側に利用者が抽出したい色があり、上側に抽出したくない色があり、しかも境界線の近傍でしか下側の色を抽出することができない場合が想定される。この場合、本実施形態では、上側の非抽出領域の色値と下側の抽出領域の色値の差である色差よりも小さな値を抽出範囲として予め入力しておき、そして境界線の下側(図6中の「基準点」部分)でマウス50のボタン50bをクリックすれば、抽出範囲が大きくなっても、S13では下側の画素(図6中の△印の画素)の色情報のみが抽出され、上側の画素(図6中の×印の画素)の色情報はS13では否定判定されS15で記憶されないので、利用者が意図する色情報のみを的確に抽出することができるのである。
【0041】
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、ヒストグラム54cや、抽出した色情報から算出された平均値54dを表示したが、その他に、抽出された最も多い色情報を最頻度値として表示してもよい。また、抽出された色情報を値の大小で並べかえたときに中央になる値を(すなわち、値の小さい方及び大きい方から発生した色情報の数を換算し、全部の色情報の数の50%(中央)になる値を)中間値として表示してもよい。また色情報の最大値と色情報の最小値の中間の値を中央値として表示してもよい。
【0042】
また、本実施形態では、予め定められた時間(0.5秒)毎にサイズを変更したが、マウス50の左クリックのボタン50bの押下回数に応じてサイズを大きくしたり、マウス50の右クリック用のボタン50cの押下回数に応じてサイズを小さくしたりしてもよい。また、キーボード52のスペースキーの押下回数に応じてサイズを大きくしたり、数字キーで指定された数値に応じてサイズを変更するなど、どのような方法でもよい。
【0043】
また、抽出範囲の輪郭は、本実施形態では矩形領域とされていたが、抽出範囲の形状は、円形等他の形状であってもよい。
また本実施形態の色抽出装置及びその色抽出装置としてコンピュータを動作させるプログラムは、輪郭表示手段(処理)、色差判定手段(処理)、対象色情報抽出手段(処理)を備えているが、輪郭表示手段(処理)がない形式に具体化することができる。この場合、色差判定手段(処理)と対象色情報抽出手段(処理)を有するので、オペレータは抽出範囲を視認しなくても抽出色差範囲内の画素の色情報のみ抽出することができるのである。一方、輪郭表示手段(処理)を有するかわりに色差判定手段(処理)と対象色情報抽出手段(処理)をなくした場合は、オペレータは抽出範囲を認識しながら色情報の抽出を行うことができるので、オペレータの意図した抽出範囲のみの色情報の抽出が可能である。
【0044】
更に、プログラムとしては、コンピュータに読取可能に記録媒体に記憶させて供給することができ、しかも、ネットワークを介してのコンピュータの記録媒体から他のコンピュータにインストールすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の画像編集プログラムを実行するコンピュータのブロック図である。
【図2】 マウスの斜視図である。
【図3】 モニターで表示される画面の模式図である。
【図4】 色抽出処理のフローチャートである。
【図5】 抽出範囲及びヒストグラムを説明するための模式図で、図5(a)〜(c)が抽出範囲の模式図、図5(d)〜(f)がヒストグラムの模式図である。
【図6】 境界部分で色情報を抽出する様子を説明するための模式図である。
【符号の説明】
50…マウス、50b…左クリック用のボタン、54…モニタ、54a…画像編集枠、54b…アイコン、54c…ヒストグラム、54d…平均値、54e…マウスカーソル

Claims (3)

  1. 利用者のマウス操作によって指定される画像内の位置およびサイズに基づいて画素抽出範囲を決定し、該画素抽出範囲を代表する色情報を抽出する色抽出装置において、
    利用者のマウスボタンの押下げ開始によって指定される前記画像内のカーソル位置である1つの画素の位置が確定した後、前記1つの画素位置を前記画素抽出範囲の中心位置にして前記画素抽出範囲のサイズを変更可能な拡縮手段を備え、
    前記拡縮手段は、予め定められた時間ごとに前記画素抽出範囲のサイズを、前記マウスボタンの押上げ開始から前記マウスボタンの押上げ終了するまでの間で順次拡大することによって、前記画素抽出範囲を代表する色情報が変化するように、前記画素抽出範囲に含まれる抽出されるべき画素数を順次拡大し、
    前記画像を表示する表示画面上に、前記画素抽出範囲のサイズに応じた輪郭であって、前記画素抽出範囲と、前記画素抽出範囲の外側との境界を示す前記輪郭を、前記画像上に重ねて表示する輪郭表示手段を備えることを特徴とする色抽出装置。
  2. 請求項1に記載の色抽出装置において、
    前記色情報に基づいて、抽出した色の特性を表示する色特性表示手段を備えることを特徴とする色抽出装置。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載の色抽出装置において、
    前記利用者のマウスボタンの押下げ開始によって指定される前記画像内のカーソル位置である1つの画像の基準色と、該位置を基準とする前記画素抽出範囲内の各対象色とが予め定められた色差の範囲内であるか否かを判定する色差判定手段と、
    前記画素抽出範囲内で、予め定められた色差以内の前記対象色の色情報のみ抽出する対象色情報抽出手段と
    を備えることを特徴とする色抽出装置。
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