JP4330807B2 - 自動検針無線機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス、水道、電気等の使用量の検針を自動的に行う自動検針システムにおける自動検針無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭やオフィスあるいは工場などのガス、水道、電気等を使用するところにはその使用量を測定するためのメータが設置されている。このメータはガス、水道、電気等の使用量のデータを記録しておき、従来は検針員がそのデータを回収していた。
【0003】
最近になって、メータに記録されたデータを通信回線を介して隔測検針装置であるセンタで回収する自動検針システムが普及し初めている。この自動検針システムは、例えば、各需要家に設置されている電話用の回線とメータとを通信線で接続し、これら電話回線と通信線を介してセンタとメータとの間で通信を行うものである。
【0004】
ところで、このような自動検針システムの場合、電話回線とメータとを通信線で接続する必要があるため、需要家の屋内外に通信線を引き回し配線する手間と費用が必要であった。特に、電話回線とメータとが離れている場合にはこの配線作業はかなりの負担であり、既設の家屋の場合には配線が無理な場合さえあった。
【0005】
そこで、特開平6−85938号公報では、各需要家の電話回線に端末網制御装置(以下「T−NCU」という)を介して無線親機を接続すると共にメータに無線子機を接続し、無線親機と無線子機との間で無線で通信を行うことによって、屋内外の配線を不要とする自動検針システムについて提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記自動検針システムでは、マンションの棟であったり、住宅地の1街区であったりと云った具合に、何件もの工事を同時に行う場合が多く、工事もメータ、無線親機、無線子機、T−NCU等の構成要素に対し、同種の機器を順番に設置していくことが多くなる。したがって、1つのシステムであっても、構成機器を1組として管理することができないため、それぞれのシステムに応じた設置時の起動、登録、確認作業が必要となる。特にセンタ(隔測検針装置)で需要家を確認するためのメータ管理IDや、無線親機と無線子機間で無線通信を行うために相互に必要な無線の呼出しIDが無くては通信が不可能であるので、これらのIDを自動検針無線機の設置後に設定する必要がある。
【0007】
これらのIDを自動検針無線機に設定する際には、その取付け業者等の作業者が専用の設定機を自動検針無線機に接続してIDを入力する必要があり、こうなると作業者にID設定方法についての教育が必要であったり、IDの入力ミスが生じたりしてしまうという問題がある。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、自動検針無線機の設置時のIDの設定を信頼性が高く且つ簡便な方法で行える自動検針システムにおける自動検針無線機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願第1発明は上記の課題を達成するために、メータにより検針されたガス等の使用量データを回収する隔測検針装置に回線を介して接続される無線親機と、前記無線親機に無線通信可能なように対応して設けられ前記メータに接続される無線子機とから構成される自動検針無線機において、無線親機は、無線子機との間でデータの送受信を行う送受信部と、無線子機より取得したメータ管理IDおよび無線子機の呼び出しIDを組み合わせた子機情報を記憶する記憶部と、外部からの入力によって第1操作または第2操作のいずれかの設定を受付ける操作部と、前記操作部が所定の操作設定を受付けた後、所定の待ち時間内に無線子機からの応答があり、その際、記憶部に子機情報が未だ記憶されていない場合には第1操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部に新規登録する一方、子機情報が既に記憶されている場合には第2操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部に上書き登録する制御部を備えて構成される。
【0010】
上記第1発明によれば、無線親機は制御部によって、記憶部に子機情報が未だ記憶されていない未登録かどうかを確認し、未登録であれば第1操作設定を受付けているときのみ子機情報が新規登録される。しかし作業者が第1操作を実行しても、制御部が記憶部に子機情報が既に記憶されている既登録であるのを確認した場合には、第1操作設定が受付けられないので、作業者が登録対象の無線親機でないことに気づき、正しい無線親機に対し再度第1操作を実行して子機情報が新規登録される。一方、作業者が無線親機に子機情報を上書きして登録したい場合には第2操作を実行する。制御部は、記憶部に子機情報が既に登録されている既登録かどうかを確認し、既登録であれば第2操作設定を受付けているときのみ、子機情報が上書き登録される。
【0011】
また本願第2発明は、メータにより検針されたガス等の使用量データを回収する隔測検針装置に回線を介して接続される無線親機と、前記無線親機に無線通信可能なように対応して設けられそれぞれが前記メータに接続される複数の無線子機とから構成される自動検針無線機において、無線親機は、無線子機との間でデータの送受信を行う送受信部と、接続する子機台数を設定する台数設定部と、無線子機より取得したメータ管理IDおよび無線子機の呼び出しIDを組み合わせた子機情報を記憶する記憶部と、外部からの入力によって第1操作または第2操作のいずれかの設定を受付ける操作部と、前記操作部が所定の操作設定を受付けた後、所定の待ち時間内に無線子機からの応答があり、その際、1台の子機情報のみが登録可能な場合には第1操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部の該当記憶領域に上書き登録する一方、複数台の子機情報が登録可能な場合には第2操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部の新規記憶領域に新規登録する制御部を備えている。
【0012】
上記第2発明によれば、台数設定部にて複数台接続可能に設定されていない単数設定(無線親機1:無線子機1)である限り、無線親機は第1操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部の該当記憶領域に上書き登録する。一方、作業者が複数設定(無線親機1:無線子機N)したい場合には、台数設定部にて子機台数をN台に設定した上で、第2操作を実行すれば、複数台の子機情報が登録可能なことを制御部が確認して第2操作設定を受付けるので、子機情報が記憶部の新規記憶領域に新規登録される。つまり、作業者が複数に設定するのを忘れて第2操作を実行しても、無線親機はその操作設定を受付けないので登録処理は行われない。
【0013】
また第2発明において、所定の待ち時間が、接続される子機台数の設定に応じて可変に設定されるように構成すれば、無線親機を起動してから子機情報を受信する迄の待ち時間を、該当無線子機の所へ移動し作業を行える必要時間分だけ長く設定できるのでいちいち無線親機を起動し治す必要がなく、親機1回の起動で連続して登録処理を行えるので効率的である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について実施例1および実施例2を示す図面を用いて具体的に説明する。
【0015】
(実施例1)
図1〜図4は本発明の実施例1を示し、図1は実施例1の自動検針無線機を含む自動検針システムのブロック図である。
【0016】
7はガス等の使用量を検針するメータであり、1はメータ7で検針した使用量データを回収する隔測検針装置である。メータ7と隔測検針装置1とは電話用の回線2、T−NCU3、自動検針無線機4を介して通信可能にし、メータ7の検針を自動的に行う自動検針システムを構成している。自動検針無線機4はT−NCU3側に接続される無線親機5と、メータ7側に接続される無線子機6とを無線通信可能なように対応して設けられている。実施例1では1つの自動検針システムにおいて、N台の無線親機5に対しN台の無線子機6が対応して設けられているが、図1、図2では簡略化して1:1対応として示し、それに基づき説明する。
【0017】
図2は自動検針無線機4の構成を示すブロック図である。52、62は無線親機5と無線子機6との間で無線信号によりデータの送受信を行う送受信部、51、61は送受信部52、62それぞれのアンテナである。53、63は所定の操作設定を受付けた際に所定の待ち時間内に相手側機からの応答があったときのみ通信に必要な相手側機の情報の登録処理を行わせる制御部である。54は図1に示した隔測検針装置1との間で信号を送受信するための隔測用送受信部であり、一方64はメータ7との間で信号を送受信するメータ送受信部であり、55、65は所定の操作設定を受付ける操作部であり、その入力は外部から磁石で開閉可能なリードスイッチを用いる。リードスイッチは、スイッチが筐体内に内蔵できるため、作業者以外のいたずらによる入力を防ぐことができ、スイッチ自体が密閉されて保守性も優れているので好適である。56、66は前記登録処理において相手側機の情報等を記憶する記憶部、57、67は正常に登録が完了すればそれを表示し、エラーの場合はそれを表示する表示部であり、通常は使用しないものであることからLED等の安価な表示素子により、こうした作業の成功、失敗等の結果を点滅パターンで表示させるものとする。
【0018】
実施例1による自動検針無線機4のうち、図3は無線親機5における初期設定モードのフローチャートを示し、図4は無線子機6におけるフローチャートを示している。
【0019】
これら初期設定モードは、無線親機5、無線子機6とも所定操作設定を受付けたときに実行される。無線親機5側の操作部55の第1操作として、リードスイッチ1回入力を起動パターンAとし、第2操作としてリードスイッチ複数回入力を起動パターンBとする。無線子機6は起動パターンの入力による所定の操作設定を受付けると(S20)、メータ7からメータ管理IDを取得し(S21)、無線子機6の呼出しIDと共に無線親機5に送信する(S22)。一方、無線親機5は子機情報が既に登録されているか否かを確認し(S10)、それに応じた起動パターンAないしBの入力による所定の操作を受付け(S16、S11)、表示部57にて子機受信待ちの表示を行う(S12)と共に所定の待ち時間の経過前に無線子機6からの応答があるか否かをチェックする(S13、14)。無線子機6からの応答があると、応答電文に含まれる無線子機6の呼出しIDとメータ管理IDとを組み合わせて子機情報として記憶部56に記憶する(S17)。子機情報の登録が完了すれば(S18)、無線子機6に対して登録完了と無線親機5の呼出しIDを応答し、結果を表示部57に表示する(S19)。一方、無線子機6は所定の待ち時間以内にその応答を確認すれば(S23、S24)、無線親機5の呼出しIDを記憶部66に親機情報として記憶し(S26)、親機情報の登録が完了すれば(S27)、結果を表示部67に表示する(S28)。尚、正常に登録できない場合や無線親機5、無線子機6ともにエラー表示を表示部57、67にそれぞれ表示する(S15、25)。
【0020】
ところで、自動検針無線機4の呼出しIDは、特定小電力等の電波規格を使用した場合、無線局の呼出し名称として与えられ、無線での通信にはこの呼出し名称を使用する。
【0021】
一方、メータ管理IDは、需要家を確認するために需要家に対して与えられ、現場にてメータ7に設定される。したがって、隔測検針装置1とメータ7ではメータ管理IDのみが使用され、無線親機5は前記メータ管理IDから、接続されている無線子機6の呼出しIDを選択し、これを用いて無線子機6との通信を行う。
【0022】
次に、自動検針無線機4の設置手順について説明する。
【0023】
自動検針無線機4の取付け業者等の作業者は、まず設置工事を行う例えばマンションの1フロアの全戸に対し、無線親機5を電話用の回線2の付近に、無線子機6をメータ7の付近に取付け、接続を行う。しかる後、各戸に対して順番に登録作業を行う。登録作業はまず無線親機5に対し、起動パターンAで起動を行い、無線親機5が待受け状態になったところで、無線子機6のところまで移動し、起動を行う。複数の作業者で行う場合には双方で連絡を取合いながら1人が無線親機5の操作と結果表示の確認、もう一方が無線子機6の操作と結果表示の確認を行う。
【0024】
今、3号室で新規登録を行いたい場合に、誤って、登録済みの2号室の無線親機5を操作してしまった場合、無線親機5は既に子機情報が登録済みであるために起動パターンAの入力は受け付けないため、誤った組合わせでの登録処理が行われず、無線親機5の作業者が登録対象の無線親機5でないことに気づき、今度は3号室の無線親機5で起動パターンAにて入力をやり直すことができる。
【0025】
一方、作業者が無線親機5に子機情報を上書きして登録したい場合には、起動パターンBの入力により既に登録済みの情報に上書き処理を行うことができる。
【0026】
(実施例2)
図5〜図7は本発明の実施例2を示し、図5は実施例2の自動検針無線機を含む自動検針システムのブロック図である。図1と同一の構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。実施例2における自動検針無線機4は、複数の無線子機6a、6bが無線親機5と無線通信可能なように対応して設けられ、それぞれ需要家A、Bのメータ7a、7bに接続される。実施例2では1つの自動検針システムにおいて、1台の無線親機5に対しN台の無線子機6が対応して設けられているが、図5、図6では説明を簡単にするため簡略化して1:2対応として示し、それに基づき説明する。
【0027】
図6は自動検針無線機4の構成を示すブロック図である。図2と同一の構成部分は同一符号を付し、その説明は省略する。52、62a、62bは無線親機5と無線子機6との間で無線信号によりデータの送受信を行う送受信部、51、61a、61bは送受信部52、62a、62bそれぞれのアンテナである。53、63a、63bは所定の操作設定を受付けた際に所定の待ち時間内に相手側機からの応答があったときのみ、通信に必要な相手側機の情報の登録処理を行わせる制御部である。54は図5に示した隔測検針装置1との間で信号を送受信するための隔測用送受信部であり、一方64a、64bはメータ7a、7bとの間で信号を送受信するメータ送受信部である。55、65a、65bは互いの初期設定モードの操作を行う操作部、56、66a、66bは相手側機の情報等を記憶する記憶部、57、67a、67bは正常に登録が完了すればそれを表示し、エラーの場合はそれを表示する表示部である。58は接続する子機台数を設定する台数設定部である。
【0028】
実施例2による自動検針無線機4のうち、図7は無線親機5における初期設定モードのフローチャートを示している。無線親機5側の操作部55の第1操作として、リードスイッチ1回入力を起動パターンCとし、第2操作としてリードスイッチ複数回入力を起動パターンDとする。無線子機6における初期設定モードの動作は実施例1と同様である(図4参照)。無線親機5は、台数設定部58により、無線子機6を1台接続可能とするか、2台接続可能とするかの設定が、具体的には隔測検針装置1より通信で無線親機5の台数設定部58にて可能であり、この台数設定により記憶部56は記憶可能な子機情報を1台または2台の何れかに切り替える。
【0029】
今、無線子機6aを介してメータ7aのみを接続しようとすると、台数設定部58により、1台のみの接続可能な設定とする。この場合には、第1操作である起動パターンCの入力を行い、実施例1と同様に無線子機6は所定操作を受付けると(S20)、メータ7aからメータ管理IDを取得し(S21)、無線子機6aの呼出しIDと共に無線親機5に送信する(S22)。
【0030】
無線親機5は起動パターンCの入力を受付けると(S37)、所定の待ち時間T2の計測を開始し、その待ち時間T2が経過する迄に無線子機6aからの応答があるか否かをチェックする(S38、33、34)。無線子機6aからの応答があると、応答電文に含まれる無線子機6aの呼出しIDとメータ管理IDとを組み合わせて子機情報として記憶部56に記憶する(S39)。子機情報の登録が完了すれば(S310)、無線子機6aに対して登録完了と無線親機5の呼出しIDを応答すると共に、結果を表示部57に表示する(S311)。一方、無線子機6aは所定の待ち時間以内にその応答を確認すれば(S23、S24)、無線親機5の呼出しIDを記憶部66aに親機情報として記憶する(S26)。
【0031】
ここで、メータ7aおよび無線子機6aを交換し、代わりにメータ7bおよび無線子機6bを接続する場合には、台数設定部58を前記同様に1台のみ設定にして、同様の手順で無線親機5に起動パターンCの入力によって、無線子機6bを起動してやると、上述したように無線親機5の記憶部56は無線子機6aの呼出しIDとメータ7aのメータ管理IDを消去し、無線子機6bの呼出しIDとメータ7bのメータ管理IDを記憶する。つまり追加の子機情報として登録されずに記憶部56の該当記憶領域に上書き登録される。
【0032】
一方、メータ7aおよび無線子機6aが設定された状態で、メータ7bおよび無線子機6bを追加して接続する場合には、台数設定部58で2台接続可能に設定を変更し、無線親機5の起動を起動パターンDの入力により行う。これにより、上述したように、無線親機5の記憶部56は無線子機6bの呼出しIDとメータ7bのメータ管理IDを追加の子機情報として記憶部56の新規記憶領域に新規登録される。
【0033】
今、作業者が台数設定部58にて無線親機5を2台接続可能に設定変更するのを忘れ、1台設定のままで無線子機6bおよびメータ7bの登録を行おうとした場合、無線親機5を起動パターンDを入力して起動しようとしても、無線親機5は起動パターンCでの起動を待ち受けているために受付けず、既に登録済の無線子機6a、メータ7aの情報を誤って消すことはない。
【0034】
さて、次に最初から無線親機5に対し、2台の無線子機6a、6bおよびメータ7a、7bを接続する場合の自動検針無線機4の設定手順について説明する。
【0035】
自動検針無線機4の取付け業者等の作業者は、まず電話用の回線2の付近に無線親機5、需要家Aのメータ7aの付近に無線子機6aを、需要家Bのメータ7bの付近に無線子機6bをそれぞれ取付け、接続を行う。しかる後、無線親機5の台数設定部58にて無線子機を2台接続可能に設定し、起動パターンDの入力により起動する。無線親機5が待ち受け状態になったところで、無線子機6aの所まで移動して起動を行い、無線親機5が待受け状態になったところで、無線子機6bの所まで移動して起動を行う。無線親機5に接続可能な無線子機の台数が1台のときには、所定の待ち時間を無線子機6の所へ移動できる程度の時間T1(通常20秒程度)に設定している(S38)が、無線子機が2台のときには所定の待ち時間を、さらに別の子機の所へ移動し作業を行える程度の時間T2(通常30秒程度)に長く設定している(S32)ため、いちいち無線親機5を起動し治す必要がなく、親機1回の起動で無線子機6aを起動し、それを確認した後で連続して無線子機6bの設定を連続して行えるので効率的である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、自動検針無線機の設置時のIDの設定を信頼性が高く且つ簡便な方法で行うことができる。無線親機側で子機情報を登録するための所定の操作を既登録の場合と未登録の場合とで分けた場合には、未登録であれば第1操作を行えば子機情報を新規登録でき、一方既登録であれば第1操作設定が受付けられないので正しい無線親機で操作をやり直すことができるし、第2操作を行えば子機情報を上書き登録できる。つまり上書きのために特別に第2操作を行わないない限り、既登録の子機情報を消去してしまうことを防げるため、作業者の意識外の誤りによるIDの誤設定を防止できる効果がある。
【0037】
また、無線親機に対し複数の無線子機を接続すると共に接続する子機台数を設定する台数設定部を備え、前記所定の操作を無線親機に接続可能な子機台数により分けた場合には、1台の子機情報のみが登録可能であれば第1操作により上書き登録でき、一方複数台の子機情報のみが登録可能であれば第2操作により新規登録できる。つまり無線親機に複数台接続可能に設定されていなければ、第2操作は受付けられず登録処理も行われないので、既登録の子機情報を消去してしまうことを防げるため、接続台数設定の誤りによるIDの誤設定を防止できる効果がある。
【0038】
また、無線親機を起動してから子機情報を受信する迄の所定の待ち時間を、接続される子機台数に応じて可変に設定された場合には、子機情報の登録に必要な時間が保証されるため、いちいち無線親機を起動し治す必要がなく親機1回の起動で連続して効率的にID設定を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の自動検針無線機を含む自動検針システムのブロック図である。
【図2】同実施例1の自動検針無線機のブロック図である。
【図3】同実施例1の自動検針無線機のうち無線親機における初期設定モードのフローチャートである。
【図4】同実施例1の自動検針無線機のうち無線子機における初期設定モードのフローチャートである。
【図5】本発明の実施例2の自動検針無線機を含む自動検針システムのブロック図である。
【図6】同実施例2の自動検針無線機のブロック図である。
【図7】同実施例2の自動検針無線機のうち無線親機における初期設定モードのフローチャートである。
【符号の説明】
1 隔測検針装置
2 回線
3 T−NCU
4 自動検針無線機
5 無線親機
6、6a、6b 無線子機
7、7a、7b メータ
52、62、62a、62b 送受信部
53、63、63a、63b 制御部
54 隔測用送受信部
64 メータ送受信部
55、65、65a、65b 操作部
56、66、66a、66b 記憶部
57、67、67a、67b 表示部
58 台数設定部
Claims (3)
- メータにより検針されたガス等の使用量データを回収する隔測検針装置に回線を介して接続される無線親機と、前記無線親機に無線通信可能なように対応して設けられ前記メータに接続される無線子機とから構成される自動検針無線機において、無線親機は、無線子機との間でデータの送受信を行う送受信部と、無線子機より取得したメータ管理IDおよび無線子機の呼び出しIDを組み合わせた子機情報を記憶する記憶部と、外部からの入力によって第1操作または第2操作のいずれかの設定を受付ける操作部と、前記操作部が所定の操作設定を受付けた後、所定の待ち時間内に無線子機からの応答があり、その際、記憶部に子機情報が未だ記憶されていない場合には第1操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部に新規登録する一方、子機情報が既に記憶されている場合には第2操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部に上書き登録する制御部を備えていることを特徴とする自動検針無線機。
- メータにより検針されたガス等の使用量データを回収する隔測検針装置に回線を介して接続される無線親機と、前記無線親機に無線通信可能なように対応して設けられそれぞれが前記メータに接続される複数の無線子機とから構成される自動検針無線機において、無線親機は、無線子機との間でデータの送受信を行う送受信部と、接続する子機台数を設定する台数設定部と、無線子機より取得したメータ管理IDおよび無線子機の呼び出しIDを組み合わせた子機情報を記憶する記憶部と、外部からの入力によって第1操作または第2操作のいずれかの設定を受付ける操作部と、前記操作部が所定の操作設定を受付けた後、所定の待ち時間内に無線子機からの応答があり、その際、1台の子機情報のみが登録可能な場合には第1操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部の該当記憶領域に上書き登録する一方、複数台の子機情報が登録可能な場合には第2操作設定を受付けているときのみ子機情報を記憶部の新規記憶領域に新規登録する制御部を備えていることを特徴とする自動検針無線機。
- 所定の待ち時間が、接続される子機台数の設定に応じて可変に設定されるように構成された請求項2記載の自動検針無線機。
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