JP4330556B2 - 医療用ペースト混練注入器 - Google Patents

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本発明は医療用ペースト混練注入器に関し、更に詳しくは、医科又は歯科の治療に使用される医療用ペーストを調合できると共に、この調合した医療用ペーストを体内等に注入できる医療用ペースト混練注入器に関する。
現在、歯科を含む医療用分野において、例えば、リン酸カルシウム系骨ペーストを調合して、この調合した骨ペーストを体内等に注入して、生体骨や歯の欠損部位を補ったり、金属やセラミックス等から成る人工骨を生体骨に接着する治療が行われている。
上記骨ペーストの調合及び注入を容易に行えるものとして、医療用ペースト混練注入器を本願出願人は既に提案している(特許文献1参照)。上記のものは、前端部にノズル部を有し且つ後端部が開口したシリンダと、シリンダ内に軸心方向に摺動自在に挿入されたピストンと、ピストンに軸心方向に進退自在に螺挿されたピストンロッドと、ピストンロッドの前端部に備えられ且つピストンの前方に位置する攪拌体と、ピストンロッドの後端部に備えられ且つシリンダの後方に位置するハンドルを有している。このものでは、ハンドルによる攪拌体の回転操作により、シリンダ内で骨ペーストが調合された後、この調合された骨ペーストがピストンにより押圧されて、ノズル部から体内等に注入される。
ところで、上記骨ペーストの注入時には、通常、術者がハンドルによりピストンを押圧して、骨ペーストを注入するが、この注入を軽い力で行うために、押出装置(注入ガン)を、補助具として、医療用ペースト混練注入器にセットすることが考えられる。ところが、上記従来においては、医療用ペースト混練注入器のハンドルがピストンロッドに固定されていたため、押出装置のセット時に、ハンドルが支障を及ぼす惧れがあり、この点に関する改善が要望されていた。
特開2004−254781号公報
解決しようとする問題点は、押出装置を、補助具として、医療用ペースト混練注入器にセットした際に、ハンドルが支障を及ぼす惧れがあった点である。
本発明は上記問題を解決できる医療用ペースト混練注入器を提供することを目的とし、その目的を達成するために、本発明の特徴とするところは、前端部にノズル部を有し、後端部が開口したシリンダと、シリンダ内に軸心方向に摺動自在に挿入されたピストンと、ピストンに軸心方向に進退自在に螺挿され、後端部が取付部とされたピストンロッドと、ピストンロッドの前端部に備えられて、ピストンとシリンダの前端部間に位置する攪拌体と、取付部に備えられて、シリンダの後方に位置するハンドルを有する医療用ペースト混練注入器において、ハンドルに、横断面形状が略多角形とされた挿入孔が軸心方向に形成され、挿入孔が、前部側の第1孔部と、第1孔部よりも横断面が大とされた後部側の第2孔部と、両孔部を段付き状に接続して、後方に対して面状を呈する抜止面を有し、取付部が挿入孔に前方から着脱自在に挿入、固定されるものとされ、取付部が、その前部に位置し、横断面形状が挿入孔と対応する略多角形とされて、第1孔部内に挿入され、第1孔部の内周面と周方向に関して当接することで、ハンドルの取付部に対する回動を阻止する中実の中実部と、中実部の後端部の外周部における、周方向に関する複数箇所から後方に突設されると共に、径方向に弾性変形を介して揺動可能とされ、第1孔部内に挿入されて、第1孔部の内周面と周方向に関して当接することで、ハンドルの取付部に対する回動を阻止する複数の突設部と、各突設部の後端部から後方に突設されると共に、突設部よりも径方向外方に突出して、この突出部分の前面が、前方に対して面状を呈する係合面とされており、第2孔部内に挿入されて、係合面と抜止面の軸心方向に関する当接により、ハンドルの後方側への移動を阻止する係合爪を有し、ピストンロッドにおける、取付部とその前方側部分の境界部分に、後方に対して面状を呈し、ハンドルと軸心方向に関して当接することで、ハンドルの前方への移動を阻止する当接面が形成された点にある。
尚、取付部の後端部の外周面が、後方に向かってテーパー状に形成されたテーパー面とされることもある。
更に、挿入孔の前端部の内周面が、後方に向かってテーパー状のテーパー面とされることもある。
又、挿入孔の後端部の内周面が、前方に向かってテーパー状のテーパー面とされることもある。
に、第1孔部における、略多角形とされた横断面形状において、その各辺部の中央部が、外方に突出する円弧状とされることもある。
本発明によれば、押出装置を医療用ペースト混練注入器にセットする際には、ハンドルをピストンロッドから取外せば、ハンドルが押出装置に支障を及ぼす惧れをなくすことができる。
又、ハンドルのピストンロッドの取付部に対する着脱を小さな力で容易且つスムーズに行える。
に、中実部が中実とされて、弾性変形しないので、中実部と第1孔部の内周面の周方向に関する当接により、ハンドルのピストンロッドに対する回動を確実に阻止できる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に後づき説明すると、図1及び図2に示すように、本発明の医療用ペースト混練注入器は、シリンダ1と、キャップ2と、ピストン3と、シール材4と、ピストンロッドユニット5と、ハンドル6と、ストッパ7を有する。シール材4はゴムやその他のシール機能を有する材料で形成され、その他の部材は合成樹脂製とされている。
シリンダ1は透明とされて、後端部が開口しており、円筒状の本体9と、本体9の前端部に形成され且つ本体9よりも小径とされたノズル部10と、本体9の後端部に形成され且つ径方向外方に突出するフランジ部11を有する。ノズル部10にはキャップ2が着脱自在に螺合されている。
ピストン3はシリンダ1内に軸心方向(前後方向)に摺動自在で且つ挿脱自在に挿入されるもので、前後両端が開口し且つ内部に雌螺子が形成された円筒状の管部13と、管部13に前端部から後端部に向かって軸心方向に並設された小径鍔部14、前側鍔部15、中間鍔部16及び後側鍔部17と、管部13に固設されると共に前側鍔部15と中間鍔部16を連結する補強部18と、管部13に固設されると共に中間鍔部16と後側鍔部17を連結する係合補強部19及び位置決め補強部20等を有する。小径鍔部14は管部13の前端部に形成されて、他の鍔部よりも小径とされている。小径鍔部14にはシール材4が着脱自在に嵌着されて、シリンダ1内面に摺接し、ピストン3とシリンダ1内周面間をシールする。前側鍔部15、中間鍔部16及び後側鍔部17は同一径とされ、後側鍔部17は管部13の後端部に形成されている。位置決め補強部20は一対とされ、径方向に関して、係合補強部19とは、略反対側に配設されているが、これら補強部19,20は平行とされている。
ピストンロッドユニット5は、ピストンロッド22と、その前端部に配設された攪拌体23を有し、これらは一体形成されている。
図3〜図7にも示すように、ピストンロッド22は、後端部が取付部25とされ、取付部25を除く部分が螺軸部26とされている。取付部25は螺軸部26の後端から軸心方向後方に突設されており、取付部25の前部に位置する中実部27と、取付部25の後部に位置する一対宛の突設部28及び係合爪29を有する。中実部27は中実とされて、横断面形状が略正方形とされ、その前端の4つの隅部(角部)が螺軸部26の外周面に接するようにされて、螺軸部26の後端面における、中実部27よりも径方向外方に位置する部分が、後方に面状を呈する当接面30とされている。中実部27の後端部における、軸心を挟んで対向する一対の辺部からは、突設部28が後方に突設されている。各突設部28は、径方向(軸心に対して接近・離間方向)に弾性変形を介して揺動可能とされており、各突設部28の後端部からは係合爪29が後方に突設されている。係合爪29は各突設部28よりも径方向外方に突出しており、その突出部分の前端面が、前方に面状を呈する係合面31とされている。又、係合爪29の外周面は、後方に向かってテーパー状のテーパー面32とされて、その任意の横断面の外周は、外方に向かって突出する円弧状とされている。螺軸部26の外周面には雄螺子が形成されて、ピストン3の雌螺子に進退自在に螺合(螺挿)されると共に、シール材4に軸心方向に摺動自在で且つ回動自在に挿通されて、ピストンロッド22はシリンダ1から後方に突出している。
攪拌体23はシリンダ1内で医療用ペーストを混練調合するもので、螺軸部26の前端部に備えられて、シール材4とシリンダ1の前端部間に位置するもので、図例では、十文字状の攪拌羽根とされている。
ハンドル6は、ピストンロッド22の取付部25に回動不能で且つ軸心方向に移動不能として着脱自在に固定されて、シリンダ1の後方に位置するもので、軸心方向前方に開口する中空状とされると共に、軸心方向から見て、略円形状とされている。ハンドル6は、その後端部を構成する略円形状の後壁部34と、後壁部34の外周部から前方に突設された側壁部35と、ハンドル6の中心部から前方に突設された角筒部36と、後壁部34と側壁部35間を連結する補強壁37を有し、一体成形されている。角筒部36は横断面形状が(略)正方形とされ、角筒部36の内部及び後壁部には、取付部25が前方から挿脱自在に挿着される挿入孔38が軸心方向に貫通形成されている。挿入孔38は、横断面形状が取付部25の中実部27と(略)対応する(略)同じ大きさの略正方形とされて、後端部を除く部分を構成する第1孔部39と、後端部を構成し且つ横断面が第1孔部39よりも一回り大とされた第2孔部40と、両孔部39,40を段付き状に接続し且つ後方に面状を呈する抜止面41を有する。第1孔部39には取付部25の中実部27及び突設部28が挿入され、第2孔部40には係合爪29が挿入される。尚、係合爪29は第2孔部40内に位置し、後方には突出していない。抜止面41は係合爪29の係合面31と軸心方向に関して対向しており、抜止面41と角筒部36の前端間の軸心方向の距離は、ピストンロッド22の当接面30と係合面31間の軸心方向の距離よりも若干小とされている。尚、両者の距離を同一とすることもある。第1孔部39の(略)正方形である横断面形状において、各辺部の中央部は、径方向外方に突出する円弧状に形成された円弧部42とされている。又、第1孔部39の前端部の内周面は、後方に向かってテーパー状の前側テーパー面43とされ、第1孔部39の後端部の内周面は、前方に向かってテーパー状の後側テーパー面44とされている。
図8及び図9にも示すように、ストッパ7は、ピストン3をシリンダ1の後部で回転不能で且つ軸心方向に移動不能として解除可能に固定するもので、外嵌部46と、凸部47等を有する。外嵌部46はシリンダ1の本体9の後端部、フランジ部11及びピストン3の管部13における、中間・後側鍔部16,17間の部分に径方向外方から嵌脱自在に外嵌されるもので、外嵌部46には、上記部分が嵌入される凹設部48が形成されると共に、この凹設部48における、管部13が嵌入される縁部には、凸部47が立ち上がっている。そして、外嵌部46が後側鍔部17と、凸部47が中間鍔部16と、それぞれ、軸心方向に関して当接することで、ピストン3が軸心方向に移動不能とされる。又、凸部47には、ピストン3の係合補強部19と係脱自在に係合してピストン3を回動不能とする係合凹部49が形成されている。尚、ストッパ7の装着時には、外嵌部46が位置決め補強部20と当接して、ピストン3を回動させることで、係合補強部19と係合凹部49の周方向に関する位置決めが容易に行えるようにされている。
上記構成例によれば、ハンドル6をピストンロッド22に備える際には、図4及び図5に示すように、ピストンロッド22の取付部25の各係合爪29及び突設部28を、ハンドル6の挿入孔38の第1孔部39内周面の各辺部と対応させて、ピストンロッド22の当接面30がハンドル6の角筒部36の前端に当接するまで、ハンドル6の挿入孔38にピストンロッド22の取付部25を前方から挿入する。
この際、まず、取付部25の各係合爪29が第1孔部39の前端部の内周面と当接し、この当接により、各突設部28が弾性変形を介して径方向内方に揺動して、取付部25が第1孔部39内に挿入されていく。この場合に、第1孔部39の略正方形である横断面形状において、各辺部の中央部が、直線状ではなく、径方向外方に突出する円弧状に形成された円弧部42とされて、図3に示すように、軸心方向から見て、角筒部36と係合爪29の重なり合う部分が小さくされると共に、第1孔部39の前端部の内周面が、後方に向かってテーパー状の前側テーパー面43とされ、しかも、取付部25の係合爪29の外周面が、後方に向かってテーパー状のテーパー面32とされているので、各係合爪29のテーパー面32と第1孔部39の前側テーパー面43との当接により、突設部28を小さな力でスムーズ且つ容易に弾性変形させることができ、取付部25を第1孔部39内に小さな力でスムーズ且つ容易に挿入できる。
次に、係合爪29は、第1孔部39における、前側テーパー面43の後方部分上を摺動した後、第1孔部39の後端部に到達する。この際、この第1孔部39の後端部の内周面が、前方に向かってテーパー状の後側テーパー面44とされているので、係合爪29が後側テーパー面44を摺動することで、各突設部28が弾性復元力により径方向外方にスムーズに揺動して、原姿勢に復帰し、係合爪29の係合面31が挿入孔38の抜止面41の後方側に位置して、両者は軸心方向に小隙を介して対向する。
この状態では、係合爪29の係合面31と挿入孔38の抜止面41の軸心方向に関する当接により、ハンドル6の後方への移動(ピストンロッド22のハンドル6前方への移動)が阻止される。又、ピストンロッド22の当接面30とハンドル6の角筒部36の前端の軸心方向に関する当接により、ハンドル6の前方への移動(ピストンロッド22のハンドル6後方への移動)が阻止される。このように、ハンドル6はピストンロッド22に対して軸心方向に移動不能とされる。
又、挿入孔38の第1孔部39の略正方形である横断面形状において、各辺部の中央部が、径方向外方に突出する円弧状に形成された円弧部42とされているが、取付部25の中実部27が挿入孔38の第1孔部39の横断面と(略)対応する(略)同じ大きさの略正方形とされているので、図6に示すように、取付部25の中実部27の各隅部(角部)と突設部28の周方向端部が、第1孔部39の内周面の各隅部(角部)と周方向に関して当接することにより、ハンドル6のピストンロッド22に対する回動が阻止される。特に、中実部27が中実とされて、弾性変形しないので、中実部27の各隅部(角部)と第1孔部39の内周面の各隅部(角部)の当接により、ハンドル6のピストンロッド22に対する回動を確実に阻止できる。このようにして、ハンドル6はピストンロッド22の取付部25に殆どガタツキなく取付けられる。
更に、ハンドル6をピストンロッド22の取付部25から取外す際には、ハンドル6とピストンロッド22に、両者が離間する方向に力を加える。この際、まず、取付部25の各係合爪29が第1孔部39の後端部の内周面と当接し、この当接により、各突設部28が弾性変形を介して径方向内方に揺動して、各係合爪29が第2孔部40から第1孔部39内に挿入されていく。この場合に、第1孔部39の略正方形である横断面形状において、各辺部の中央部が、直線状ではなく、径方向外方に突出する円弧状に形成された円弧部42とされ、図3に示すように、軸心方向から見て、角筒部36と係合爪29の重なり合う部分が小さくされると共に、第1孔部39の後端部が、前方に向かってテーパー状の後側テーパー面44とされているので、各係合爪29と第1孔部39の後側テーパー面44の当接により、突設部28を小さな力でスムーズ且つ容易に弾性変形させることができ、係合爪29を第2孔部40から第1孔部39内に小さな力でスムーズ且つ容易に挿入できる。
次に、係合爪29は、第1孔部39における、後側テーパー面44の前方部分上を摺動した後、第1孔部39の前端部に到達する。この際、この第1孔部39の前端部の内周面が、後方に向かってテーパー状の後側テーパー面44とされると共に、取付部25の係合爪29の外周面が、後方に向かってテーパー状のテーパー面32とされているので、各係合爪29のテーパー面32と第1孔部39の前側テーパー面43との当接により、各突設部28が弾性復元力により径方向外方にスムーズに揺動して、原姿勢に復帰する。これにより、取付部25が挿入孔38から離脱して、ハンドル6のピストンロッド22から取外し作業が修了する。
上記のように、挿入孔38の第1孔部39の内周面の各辺部の中央部が、直線状ではなく、径方向外方に突出する円弧状に形成された円弧部42とされて、図3に示すように、軸心方向から見て、角筒部36と係合爪29の重なり合う部分が小さくされると共に、されると共に、第1孔部39の前端部の内周面が、後方に向かってテーパー状の前側テーパー面43とされ、しかも、第1孔部39の後端部の内周面が、前方に向かってテーパー状の後側テーパー面44とされて、更に、取付部25の係合爪29の外周面が、後方に向かってテーパー状のテーパー面32とされているので、ハンドル6のピストンロッド22の取付部25に対する着脱を小さな力で容易且つスムーズに行える。
又、医療用ペースト混練注入器により医療用ペーストを調製して、体内等に注入する際には、まず、シリンダ1からピストン3、キャップ2及びストッパ7等を取り外した状態で、シリンダ1内に、ペースト原料(例えば、リン酸カルシウムの粉末)と混練液(例えば、蒸留水)を入れる。次に、シリンダ1のノズル部10をキャップ2で閉塞した後、シール材4を備えたピストン3をシリンダ1内に挿入すると共に、ストッパ7により、ピストン3をシリンダ1の後部で回転不能で且つ軸心方向に移動不能に固定する。
その後、ハンドル6により、ピストンロッドユニット5を回転させながら、図1(a)に示す実線位置から仮想線で示す位置に前進させた後、ハンドル6を逆方向に回転させて、ピストンロッドユニット5を回転させながら、図1(a)に示す実線位置に後進させる。上記操作により、攪拌体23によって、ペースト原料と混練液が攪拌、混練されるのであり、上記ピストンロッド22の往復動を3〜10回程度行えば、必要とする医療用ペースト(例えば、リン酸カルシウム系骨ペースト)を調製できる。
次に、ストッパ7をシリンダ1等から取外すと共に、キャップ2をシリンダ1から取外せば、ハンドル6の前方への押圧操作により、シリンダ1内の医療用ペーストを体内等に注入できる。又、この注入を軽い力で行いたい場合には、押出装置を医療用ペースト混練注入器にセットするのであるが、この際、ハンドル6をピストンロッド22から取り外せば、ハンドル6が押出装置に支障を及ぼす惧れはない。
尚、上記実施の形態では、ピストンロッドの取付部の中実部とハンドルの挿入孔の横断面形状を略正方形とし、突設部を一対としたが、上記横断面形状を略多角形とし、突設部を3個以上としてもよい。
(a)は本発明の実施の形態の一例を示す縦側断面図であり、(b)は(a)の一部を分解した縦側断面図である。 ストッパを備えた図1(a)の平面図である。 図2の一部拡大図である。 図1(a)の一部拡大図である。 図1(b)の一部拡大図である。 図4のA−A線矢視断面図である。 図5のピストンロッドの平面図である。 ストッパを備えた図1(a)のB−B線矢視断面図である。 図8のC−C線矢視断面図である。
符号の説明
1 シリンダ
3 ピストン
6 ハンドル
10 ノズル部
22 ピストンロッド
23 攪拌体
25 取付部
27 中実部
28 突設部
29 係合爪
30 当接面
31 係合面
32 テーパー面
38 挿入孔
39,40 第1・第2孔部
41 抜止面
42 円弧部
43,44 前側・後側テーパー面

Claims (5)

  1. 前端部にノズル部を有し、後端部が開口したシリンダと、
    シリンダ内に軸心方向に摺動自在に挿入されたピストンと、
    ピストンに軸心方向に進退自在に螺挿され、後端部が取付部とされたピストンロッドと、
    ピストンロッドの前端部に備えられて、ピストンとシリンダの前端部間に位置する攪拌体と、
    取付部に備えられて、シリンダの後方に位置するハンドル
    を有する医療用ペースト混練注入器において、
    ハンドルに、横断面形状が略多角形とされた挿入孔が軸心方向に形成され、
    挿入孔が、
    前部側の第1孔部と、
    第1孔部よりも横断面が大とされた後部側の第2孔部と、
    両孔部を段付き状に接続して、後方に対して面状を呈する抜止面
    を有し、
    取付部が挿入孔に前方から着脱自在に挿入、固定されるものとされ、
    取付部が、
    その前部に位置し、横断面形状が挿入孔と対応する略多角形とされて、第1孔部内 に挿入され、第1孔部の内周面と周方向に関して当接することで、ハンドルの取付部 に対する回動を阻止する中実の中実部と、
    中実部の後端部の外周部における、周方向に関する複数箇所から後方に突設される と共に、径方向に弾性変形を介して揺動可能とされ、第1孔部内に挿入されて、第1 孔部の内周面と周方向に関して当接することで、ハンドルの取付部に対する回動を阻 止する複数の突設部と、
    各突設部の後端部から後方に突設されると共に、突設部よりも径方向外方に突出し て、この突出部分の前面が、前方に対して面状を呈する係合面とされており、第2孔 部内に挿入されて、係合面と抜止面の軸心方向に関する当接により、ハンドルの後方 側への移動を阻止する係合爪
    を有し、
    ピストンロッドにおける、取付部とその前方側部分の境界部分に、
    後方に対して面状を呈し、ハンドルと軸心方向に関して当接することで、ハンドル の前方への移動を阻止する当接面
    が形成された医療用ペースト混練注入器。
  2. 取付部の後端部の外周面が、後方に向かってテーパー状のテーパー面とされた請求項1記載の医療用ペースト混練注入器。
  3. 挿入孔の前端部の内周面が、後方に向かってテーパー状のテーパー面とされた請求項1又は2記載の医療用ペースト混練注入器。
  4. 挿入孔の後端部の内周面が、前方に向かってテーパー状のテーパー面とされた請求項1〜の何れかに記載の医療用ペースト混練注入器。
  5. 第1孔部における、略多角形とされた横断面形状において、その各辺部の中央部が、外方に突出する円弧状とされた請求項1〜4の何れかに記載の医療用ペースト混練注入器。
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