JP4330201B2 - 点検口の蓋体取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点検口の蓋体取付け構造に係り、特に各種配線または配管が収容されるユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板の点検口を閉塞する蓋体取付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種配線または配管が収容されるユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板の適所には点検口が形成されていて、この点検口を介して内部に収容されている各種配線または配管の点検が適宜行なわれている。
【0003】
例えば、従来の点検口は、図5の(a)に示されるように、01はユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板であって、この隔壁板01の一部を切り抜いて作業空間が確保できる面積の開口02が形成される。
【0004】
開口02を形成するために切り抜かれた抜き板03は、そのまま廃棄され、開口02を閉塞するための蓋体04は、図5の(b)に示されるように、前記開口02の周縁が重合するように一回り大きく形成されており、蓋体04は、該開口02周縁の上縁ないし下縁の両側に予め装着された4個の取付具05a、05b及び06a、06bにより上下端縁が係合保持され、開口02が閉塞されている。
【0005】
すなわち、前記開口02を閉塞する際には、図5の(b)に示すように開口02周縁の上縁ないし下縁の両側板厚部に4個の取付具05a、05b及び06a、06bを弾力的に挟持して装着し、これら取付具05a、05b及び06a、06bのあご部に蓋体04の板厚部を横方向から挿入して開口02を閉塞するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の点検口は、各種配線または配管が収容されるユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板01の一部を切り抜いて開口02が形成され、該開口02が一回り大きな蓋体04によって閉塞されるので、切り抜かれた抜き板03はそのまま廃棄されるため、蓋体04を新規に製作しなければならないため、材料の無駄が生ずる問題を有していた。
【0007】
また、廃棄される抜き板03の材料に新建材などが使用されていると、材料によっては焼却の際にダイオキシンなどの公害が発生する問題があった。
【0008】
本発明は、ユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板の一部を切り抜いて開口を形成するに際し、切り抜かれた抜き板を廃棄せずにそのまま蓋体として有効利用を図ることにより材料の無駄を省くことができる点検口の蓋体取付け構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、各種配線または配管が収容されるユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板の一部に点検口が切り抜き形成され、該点検口に蓋体を着脱可能に取付けて閉塞保持する点検口の蓋体取付け構造であって、隔壁板の一部から切り抜かれた抜き板の外周縁の一部、及び/又は切り抜かれた開口周縁の一部に複数の逃げ溝を形成し、前記開口周縁の該逃げ溝部に、前抜き板を挟持する取付具をそれぞれ移動可能に装着し、前記開口に挿嵌された抜き板に前記逃げ溝部にある前記取付具を移動させて前記抜き板を前記隔壁板と面一となるよう閉塞保持することを特徴としている。
この特徴によれば、隔壁板の一部から切り抜かれた抜き板が、そのまま開口に挿嵌されて取付具により前記隔壁板と面一となるよう閉塞保持されるので、抜き板の有効利用を図ることにより材料の無駄を省くことができる。また、取付具を逃げ溝内で移動するだけの簡単な操作で抜き板を開閉させることができる。
【0010】
本発明の点検口の蓋体取付け構造は、前記取付具が、一対の可撓性帯状の挟持板の中間を所定間隔離間するよう連結部により連結して一体成形され、前記挟持板の一端側に前記開口周縁の板厚部を弾力的に押圧挟持する保持部が形成されると共に、前記挟持板の他端側に前記抜き板外周の板厚部を弾力的に押圧挟持する抜き板保持部が形成され、該抜き板保持部側の前記連結部から先端までの前面側挟持板の長さが後方の挟持板より短く形成されていれば好適である。
このようにすることにより、抜き板保持部挟持板の連結部から前面側の長さが後方の挟持板より短く形成されているので、抜き板を開口に挿嵌するに際し、前面側の抜き板保持部挟持板を通過させたとき、抜き板の背面が後方の挟持板に当接して位置決めされ、ユ−テリティ−空間内部への落下を防止することができる。
【0011】
本発明の点検口の蓋体取付け構造は、前記抜き板は、四角状に形成され、各角部の対向する上下両辺に前記取付具の連結部が遊嵌される逃げ溝が形成され、少なくとも各角部上辺の逃げ溝の深さが、前記抜き板保持部挟持板の連結部から前面側の挟持板の先端までの長さより長く形成されてれば好適である。このようにすることにより、抜き板を開口内に逃げ溝を通して容易に挿嵌することができ、逃げ溝内で連結部を移動させることにより挿嵌された抜き板を取付具により確実に挟持することができる。
【0012】
本発明の点検口の蓋体取付け構造は、前記開口が、四角状に形成され、前記開口の各角部に、上下の辺にそって横方向に延在する逃げ溝が形成され、前記抜き板の各角部には前記開口側の前記逃げ溝と少なくとも同形の溝が連通可能に形成され、前記抜き板を挿嵌する際に、前記取付具の一部が案内されて開口の外側に移動待避されるようになっていれば好適である。
このようにすることにより、各取付具が開口の外側に移動待避されるので、開口への挿嵌作業が容易になり、また、抜き板に形成される逃げ溝の形状を最少寸法に形成することができる。
【0013】
本発明の点検口の蓋体取付け構造は、前記開口が、四角状に形成され、前記開口の各角部上下に、少なくとも前記取付具の連結部が挿入可能な逃げ溝が形成されると共に、前記上下の逃げ溝に連通して横方向に延在する逃げ溝が形成され、前記抜き板を挿嵌する際に、前記各逃げ溝に前記取付具の一部が案内されて前記開口の外側に移動待避されるようになっていれば好適である。
このようにすることにより、各取付具が開口の外側に移動待避されるので、開口への挿嵌作業が容易になり、また、抜き板には逃げ溝が形成されないので、隔壁から切り抜かれた抜き板を加工せずにそのまま使用することができる。
【0014】
本発明の点検口の蓋体取付け構造は、前記取付具は、一対の可撓性帯状挟持板の中間を所定間隔離間するよう連結部により連結して一体成形され、前記挟持板の一端側に前記隔壁板開口周縁の板厚部を弾力的に押圧挟持する保持部が形成されると共に、前記挟持板の他端側に前記抜き板外周の板厚部を弾力的に押圧挟持する抜き板保持部が形成され、少なくとも前記抜き板保持部挟持板の前面側の挟持片の横幅が後方の挟持板より幅狭に形成されていれば好適である。このようにすることにより、少なくとも前記抜き板保持部挟持板の前面側横幅が後方の挟持板より幅狭に形成されているので、取付具が開口の外側に移動待避されていても、抜き板を開口に挿嵌する際に前記抜き板の背面が後方の挟持板に当接するので、ユ−テリティ−空間内に落下することがなく確実に位置決め保持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を挙げ図面に基づいて本発明を説明する。図1の(a)は、本発明の第1実施形態に係り、隔壁板の一部を切り抜いて形成される開口と切り抜かれた抜き板との関係を示す斜視図であり、(b)は切り抜き形成された隔壁板の開口に取付具を装着した状態を示す斜視図である。
【0016】
図1及び図2において、1は各種配線または配管が収容されるユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板を示し、所定厚みを有する隔壁板1の一部適所を矩形状に切り抜くことにより、隔壁板1の一部に矩形状の開口2が形成されると共に、矩形状の抜き板3が形成される。
【0017】
抜き板3の四隅には逃げ溝4a、4b、5a、5bが形成される。これら逃げ溝は、上部両角部の逃げ溝4a、4bが深く、下部両角部の逃げ溝5a、5bが浅く形成されている。
【0018】
一方、前記開口2の四隅には、挿嵌される抜き板3の逃げ溝4a、4b、5a、5bに対応して4個の取付具6が、開口2の隔壁板1の板厚部を弾力的に挟持するように移動可能に装着される。
【0019】
取付具6は、一対の可撓性帯状挟持板6a、6bの中間を所定間隔(隔壁板1の板厚より若干狭く形成される)離間するよう連結部Rで連結して例えば塩化ビニール等の樹脂材で一体成形され、前記挟持板6a、6bの一端側には、前記隔壁板開口2周縁の板厚部を弾力的に押圧挟持する保持部H1が形成される。
【0020】
また、前記可撓性帯状挟持板6a、6bの他端側に抜き板3外周の板厚部を弾力的に押圧挟持する抜き板保持部H2が形成され、該抜き板保持部H2側の連結部Rから先端までの前面側挟持板6cの長さが後方の挟持板6dより短く形成されている。
【0021】
次に、上記のように構成された蓋体取付け構造において、隔壁板に形成された開口に抜き板を挿嵌する手順につき説明する。
【0022】
すなわち、図2の(a)は開口の逃げ溝部に位置する取付具に抜き板を装着する状態を示す部分斜視図、(b)は開口内に挿嵌された抜き板に取付具を装着する状態を示す説明図であり、(c)は開口内に挿嵌された抜き板が取付具に挟持された状態の説明図である。
【0023】
先ず、図2の(a)に示されるように、開口2の四隅に4個の取付具6を予め装着し、この開口2の下部に装着されている取付具6に抜き板3を傾斜させて、その下端角部の浅い逃げ溝5bを差し込みつつ上端を開口2側に回動させる。
【0024】
この回動により、抜き板3は、上部側の深い逃げ溝4bにより、開口2の上部角部に連結部Rを当接させて上方に移動待避している取付具6の前面側挟持板6cをかわして開口2に挿嵌される。
【0025】
抜き板3が開口2に挿嵌されたところで、開口2の両側上方に待機している2個の取付具6を下方の抜き板3側に移動すると共に、抜き板3下端の2個の取付具6も上方の抜き板3側に移動することにより、抜き板3の上端両側が2個の取付具6により挟持される。
【0026】
これにより、点検用開口2を形成するために隔壁板1より切り抜かれた抜き板3は、そのまま開口2内に挿嵌されて取付具6で挟持され、この開口2は抜き板3により隔壁板1と面一になるよう閉塞保持される。
【0027】
このようにすることにより、隔壁板1の一部から切り抜かれた抜き板3が、そのまま開口2に挿嵌されて取付具6により前記隔壁板1と面一となるよう閉塞保持されるので、抜き板3の有効利用を図ることにより材料の無駄を省くことができる。
【0028】
また、取付具6は、抜き板保持部H1の挟持板6a、6b連結部Rから前面側の長さが後方の挟持板より短く形成されているので、抜き板3を開口2に挿嵌する際、逃げ溝4bを取付具6の前面側の抜き板保持部挟持板6cを通過させたとき、この逃げ溝4b部の抜き板背面が後方の挟持板6dに当接して位置決めされるため、抜き板3がユ−テリティ−空間内部へ落下するのを防止することができる。
【0029】
さらに、四角状に形成された抜き板3の四隅に逃げ溝4a、4b、5a、5bが形成されているので、抜き板3を開口2内に逃げ溝4a、4b、5a、5bを通して容易に挿嵌することができ、前記逃げ溝内で連結部Rを移動させることにより挿嵌された抜き板3を取付具6により確実に挟持することができる。
【0030】
次に、本発明の第2実施形態につき説明する。図3の(a)は第2実施形態に係り、隔壁板の一部を切り抜いて形成される開口と切り抜かれた抜き板との関係を示す斜視図、(b)は開口に装着された取付具を逃げ溝内に待避させた状態を示す斜視図、図4の(a)は開口の周縁角部に取付具を装着した状態を示す部分正面図、(b)は取付具の斜視図であり、(c)は開口に挿嵌された抜き板に取付具を挟持させる状態を示す部分斜視図である。
【0031】
なお、前述した実施形態における構成部分と同一構成部分については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0032】
図3の(a)に示されるように、隔壁板1の一部適所が矩形状に切り抜かれると、隔壁板1の一部に矩形状の開口8が形成される。この開口8の四隅に横方向に4個所の逃げ溝10a、10b、11a、11bが同一形状に形成される。
【0033】
一方、隔壁板1の一部から切り抜かれた矩形状の抜き板9の四隅には、切り欠かかれて前記開口8の四隅に形成された前記逃げ溝と略同一形状の溝12a、12b、13a、13bが形成される。
【0034】
従って、開口8内に抜き板9を挿嵌した際に、抜き板9四隅の溝12a、12b、13a、13bが開口8四隅の逃げ溝10a、10b、11a、11bに対応するようになっている。
【0035】
次に取付具7は、前記実施形態と略同一構造に構成されるが、長さ方向が短く、幅方向が広く構成されている。すなわち図4の(b)に示されるように、取付具7は、一対の可撓性帯状挟持板7a、7bの中間を所定間隔(隔壁板1の板厚より若干狭く形成される)離間するよう連結部Rで連結して例えば塩化ビニール等の樹脂材で一体成形され、前記挟持板7a、7bの一端側には、隔壁板開口8周縁の板厚部を弾力的に押圧挟持する保持部H1が形成される。
【0036】
また、前記可撓性帯状挟持板7a、7bの他端側には、抜き板9外周の板厚部を弾力的に押圧挟持する抜き板保持部H2が形成され、該抜き板保持部H2側の前面側横幅が後方の挟持板より幅狭に形成されている。
【0037】
従って、図4の(a)に示されるように、取付具7を開口8の四隅に装着したのち、各逃げ溝10a、10b、11a、11b内に移動させた場合に、取付具7は開口8の外側に待避されるが、この状態でも開口8の四隅には取付具7後方挟持板の幅宏部である部分Sが露呈した状態となる。
【0038】
次に、第2実施形態である蓋体取付け構造において、隔壁板に形成された開口に抜き板を挿嵌する手順につき説明する。
【0039】
先ず、図3の(b)及び図4の(a)に示されるように、開口8の四隅に4個の取付具7を予め装着し、装着された各取付具7を開口8四隅の逃げ溝10a、10b、11a、11bに移動させて各取付具7を開口8の外側に待避し、抜き板9を開口8の正面から挿嵌可能な状態にする。
【0040】
そこで、抜き板9を開口8内に挿嵌させると、抜き板9の四隅は逃げ溝10a、10b、11a、11b内に待避されている取付具7の開口8四隅から露呈している抜き板保持部H2側の後方挟持板7dの幅広な当接部Sに当接され、隔壁板1と面一になるよう位置決めされる。
【0041】
次に、開口8内に抜き板9が挿嵌されたところで、待避位置にある各取付具7を抜き板9に向けて横方向に移動させる。この横移動によって、各取付具7の断面板状に形成された連結部Rが抜き板9四隅の溝12a、12b、13a、13b内に侵入し、この侵入によって抜き板9の四隅が取付具7に挟持される。
【0042】
このようにすることにより、各取付具7が開口8の外側に移動待避されるので、開口8への挿嵌作業が容易になり、また、抜き板9に形成される逃げ溝12a、12b、13a、13bの形状を連結部Rの厚み部が侵入可能な最少切り欠き寸法として形成することができる。
【0043】
また、取付具7が、少なくとも抜き板保持部H2の前面挟持板7cの側横幅が後方挟持板7dより幅狭に形成されているので、取付具7が開口8の外側に移動待避されていても、抜き板9を開口8に挿嵌する際に抜き板9の背面が後方の当接部Sに当接するので、抜き板9が、ユ−テリティ−空間内に落下されることなく確実に位置決め保持される。
【0044】
次に、本発明の第3実施形態につき説明する。この実施形態は、前記第2実施形態と略同一構成に構成されているため特に図示しないが、同一構成部分に付いては同一符号を付して説明する。
【0045】
本実施形態としての逃げ溝は、第2実施形態の開口8の四隅に形成される逃げ溝10a、10b、11a、11b及び抜き板9に形成される溝12aの溝12a、12b、13a、13bの配置並びに形状のみが相違している。
【0046】
すなわち、本実施形態の開口は、四角状に形成され、この開口の各角部上下に、少なくとも取付具7の連結部Rが挿入可能な逃げ溝が形成されると共に、上下の逃げ溝に連通して横方向に延在する逃げ溝が形成され、抜き板を挿嵌する際に、各逃げ溝に取付具7の連結部Rを移動挿入させて各取付具7が開口8の外側に移動待避されるように構成されている。
【0047】
このように構成することにより、先ず、取付具7を開口四隅の各角部上下に形成された逃げ溝に装着して横方向に移動させて開口の外側にそれぞれ移動待避させる。この状態で抜き板を開口に挿嵌した上で、待避されている各取付具7を抜き板側に移動し、抜き板の四隅を取付具により挟持する。
【0048】
これにより、各取付具が開口の外側に移動待避されるので、開口への挿嵌作業が容易になり、また、抜き板には逃げ溝が形成されないので、隔壁から切り抜かれた抜き板を加工せずにそのまま使用することができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0050】
(a)請求項1の発明によれば、隔壁板の一部から切り抜かれた抜き板が、そのまま開口に挿嵌されて取付具により前記隔壁板と面一となるよう閉塞保持されるので、抜き板の有効利用を図ることにより材料の無駄を省くことができる。また、取付具を逃げ溝内で移動するだけの簡単な操作で抜き板を開閉させることができる。
【0051】
(b)請求項2の発明によれば、抜き板保持部挟持板の連結部から前面側の長さが後方の挟持板より短く形成されているので、抜き板を開口に挿嵌するに際し、前面側の抜き板保持部挟持板を通過させたとき、抜き板の背面が後方の挟持板に当接して位置決めされ、ユ−テリティ−空間内部への落下を防止することができる。
【0052】
(c)請求項3の発明によれば、抜き板を開口内に逃げ溝を通して容易に挿嵌することができ、逃げ溝内で連結部を移動させることにより挿嵌された抜き板を取付具により確実に挟持することができる。
【0053】
(d)請求項4の発明によれば、各取付具が開口の外側に移動待避されるので、開口への挿嵌作業が容易になり、また、抜き板に形成される逃げ溝の形状を最少寸法に形成することができる。
【0054】
(e)請求項5の発明によれば、各取付具が開口の外側に移動待避されるので、開口への挿嵌作業が容易になり、また、抜き板には逃げ溝が形成されないので、隔壁から切り抜かれた抜き板を加工せずにそのまま使用することができる。
【0055】
(f)請求項6の発明によれば、少なくとも前記抜き板保持部挟持板の前面側横幅が後方の挟持板より幅狭に形成されているので、取付具が開口の外側に移動待避されていても、抜き板を開口に挿嵌する際に前記抜き板の背面が後方の挟持板に当接するので、ユ−テリティ−空間内に落下することがなく確実に位置決め保持することができる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施形態に係り、隔壁板の一部を切り抜いて形成される開口と切り抜かれた抜き板との関係を示す斜視図であり、(b)は切り抜き形成された隔壁板の開口に取付具を装着した状態を示す斜視図である。
【図2】(a)は開口の逃げ溝部に位置する取付具に抜き板を装着する状態を示す部分斜視図、(b)は開口内に挿嵌された抜き板に取付具を装着する状態を示す説明図であり、(c)は開口内に挿嵌された抜き板が取付具に挟持された状態の説明図である。
【図3】(a)は第2実施形態に係り、隔壁板の一部を切り抜いて形成される開口と切り抜かれた抜き板との関係を示す斜視図、(b)は開口に装着された取付具を逃げ溝内に待避させた状態を示す斜視図である。
【図4】(a)は開口の周縁角部に取付具を装着した状態を示す部分正面図、(b)は取付具の斜視図であり、(c)は開口に挿嵌された抜き板に取付具を挟持させる状態を示す部分斜視図である。
【図5】(a)は従来の点検口の蓋体取付け構造であって、隔壁板の一部を切り抜いて形成される開口と切り抜かれた抜き板との関係を示す斜視図、(b)は新規に形成された蓋体が開口の取付具に挟持される状態を示す斜視図である。
【図6】蓋体が取付具によって開口前面に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 隔壁板
2 開口
3 抜き板
4a、4b 逃げ溝
5a、5b 逃げ溝
6 取付具
6a、6b 挟持板
6c 前面側挟持板
6d 挟持板
7 取付具
7a、7b 可撓性帯状挟持板
7c 前面挟持板
7d 後方挟持板
8 開口
9 抜き板
10a、10b 逃げ溝
11a、11b 逃げ溝
12a、12b 溝
13a、13b 溝
H1、H2 抜き板保持部
R 連結部
S 挟持板当接部

Claims (6)

  1. 各種配線または配管が収容されるユ−テリティ−空間を外部と仕切る隔壁板の一部に点検口が切り抜き形成され、該点検口に蓋体を着脱可能に取付けて閉塞保持する点検口の蓋体取付け構造であって、
    隔壁板の一部から切り抜かれた抜き板の外周縁の一部、及び/又は切り抜かれた開口周縁の一部に複数の逃げ溝を形成し、前記開口周縁の該逃げ溝部に、前抜き板を挟持する取付具をそれぞれ移動可能に装着し、前記開口に挿嵌された抜き板に前記逃げ溝部にある前記取付具を移動させて前記抜き板を前記隔壁板と面一となるよう閉塞保持することを特徴とする点検口の蓋体取付け構造。
  2. 前記取付具は、一対の可撓性帯状の挟持板の中間を所定間隔離間するよう連結部により連結して一体成形され、前記挟持板の一端側に前記開口周縁の板厚部を弾力的に押圧挟持する保持部が形成されると共に、前記挟持板の他端側に前記抜き板外周の板厚部を弾力的に押圧挟持する抜き板保持部が形成され、該抜き板保持部側の前記連結部から先端までの前面側挟持板の長さが後方の挟持板より短く形成されている請求項1に記載の点検口の蓋体取付け構造。
  3. 前記抜き板は、四角状に形成され、各角部の対向する上下両辺に前記取付具の連結部が遊嵌される逃げ溝が形成され、少なくとも各角部上辺の逃げ溝の深さが、前記抜き板保持部挟持板の連結部から前面側の挟持板の先端までの長さより長く形成されている請求項2に記載の点検口の蓋体取付け構造。
  4. 前記開口は、四角状に形成され、前記開口の各角部に、上下の辺にそって横方向に延在する逃げ溝が形成され、前記抜き板の各角部には前記開口側の前記逃げ溝と少なくとも同形の溝が連通可能に形成され、前記抜き板を挿嵌する際に、前記取付具の一部が案内されて開口の外側に移動待避されるようになっている請求項1に記載の点検口の蓋体取付け構造。
  5. 前記開口は、四角状に形成され、前記開口の各角部上下に、少なくとも前記取付具の連結部が挿入可能な逃げ溝が形成されると共に、前記上下の逃げ溝に連通して横方向に延在する逃げ溝が形成され、前記抜き板を挿嵌する際に、前記各逃げ溝に前記取付具の一部が案内されて前記開口の外側に移動待避されるようになっている請求項1に記載の点検口の蓋体取付け構造。
  6. 前記取付具は、一対の可撓性帯状挟持板の中間を所定間隔離間するよう連結部により連結して一体成形され、前記挟持板の一端側に前記隔壁板開口周縁の板厚部を弾力的に押圧挟持する保持部が形成されると共に、前記挟持板の他端側に前記抜き板外周の板厚部を弾力的に押圧挟持する抜き板保持部が形成され、少なくとも前記抜き板保持部挟持板の前面側の挟持片の横幅が後方の挟持板より幅狭に形成されている請求項4または5に記載の点検口の蓋体取付け構造。
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