JP4328790B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、被制御装置(例えば、シリアルインタフェースのフラッシュメモリ等)に対するアクセス制御を行うための半導体集積回路、例えば、フラッシュメモリ機種等に応じた動作モードに切り替えるための回路構成に関するものである。
一般に、メモリアクセス機能を有する半導体集積回路(例えば、大規模集積回路、以下「LSI」という。)に接続される外部メモリ(例えば、電気的に情報の書き込みや消去を行えるようにした不揮発性メモリであるシリアルインタフェースのフラッシュメモリ)は、機種それぞれ独自の命令コードを持っている。又、フラッシュメモリの識別情報(以下「ID情報」という。)を読み出す命令により機種を識別できるが、ID情報を読み出す命令の命令コードが機種毎に異なるため、共通の命令コードによってフラッシュメモリの機種識別を行うことはできない。従来、この問題を解決するための技術として、例えば、下記の特許文献に記載されるものがあった。
特開2004−234129号公報
特許文献1には、半導体集積回路におけるメモリ識別回路の技術が記載されている。この技術では、メモリアクセス機能を有する半導体集積回路に接続される外部メモリ(例えば、フラッシュ・リード・オンリ・メモリ、以下「フラッシュROM」という。)を変更した場合に、制御コード転送ソフトにて接続するフラッシュROMに対して最適な制御レジスタ設定を行い、再度外部通信手段によって制御コード等をランダム・アクセス・メモリ(以下「RAM」という。)に書き込む必要があるため、操作が複雑で、汎用性に欠けるという課題を解決するために、次のような構成を採用している。
この特許文献1では、半導体集積回路に設けられたプルアップ・プルダウンが可能な複数の端子によって端子状態を識別してバス幅を決定し、フラッシュROMから製品番号等を読み出してフラッシュROMを判定し、半導体集積回路内に設けられた制御部のレジスタを設定して仕様等を決定し、フラッシュROMとのアクセスに必要な仕様、接続には不要な端子の処理等をレジスタに設定する構成になっている。
このような構成により、フラッシュROMの接続に関する設定、ライトコマンドの実行を、半導体集積回路内に設けられた中央処理装置(以下「CPU」という。)により予め制御コード転送ソフトにて行う必要がなくなるため、煩雑な処理を行わずに接続を行うことができるという効果がある。しかし、フラッシュROMから製品番号等を読み出してフラッシュROMを判定する構成のため、半導体集積回路の回路構成あるいは機能が複雑になるという欠点がある。
この欠点を解決する技術として、例えば、LSIの外部に専用ピンを設けて、この専用ピンからフラッシュメモリの機種を識別する信号を与えるようなものがあり、この構成例を図2に示す。
図2は、2種類のシリアルインタフェースのフラッシュメモリをアクセスすることが可能な従来のシステムLSIの一例を示す概略の構成図である。
このシステムLSI10は、被制御装置(例えば、命令コードが異なる2種類のシリアルインタフェースのフラッシュメモリ)21又は22をアクセスすることが可能なシステムであり、入/出力(以下「I/O」という。)ポートである複数のI/Oセル11−1〜11−6を有し、このI/Oセル11−3〜11−6に、2種類のフラッシュメモリ21,22のうちのいずれか一方が接続される。フラッシュメモリ21,22は、I/Oセル11−3〜11−6に接続されるシリアルインタフェース端子SIF1〜SIF4を有し、システムLSI10を動作させるためのプログラムが格納されている。システムLSI10に接続するフラッシュメモリ21,22はどちらか1つで、接続するシステムLSI10側のピンはどちらの機種でも同一ピンを使用する。
システムLSI10において、I/Oセル11−1は、負極性(Neg極性)の非同期リセット信号rstnを外部から入力する回路であり、このI/Oセル11−1には、フラッシュメモリ21,22を制御するためのフラッシュコントロール回路12と、プログラムを実行するためのCPU、メモリ及び周辺機能が集積化されたマイクロコントローラ(以下「MCU」という。)13とが接続されている。フラッシュコントロール回路12は、I/Oセル11−3〜11−6との間でフラッシュインタフェース入出力信号fsif1〜fsif4を授受すると共に、MCU13との間で信号を授受する機能等を有している。
MCU13には、フラッシュコントロール回路12が接続されると共に、ブートROM(以下「BOOT_ROM」という。)14、RAM15、及びI/Oセル11−2が接続されている。BOOT_ROM14は、リセット後の初期動作用プログラムを保持するメモリであり、MCU13によりアクセスされる。RAM15は、システムLSI10における通常動作用プログラムを格納するメモリであり、フラッシュコントロール回路12及びMCU13によりアクセスされる。I/Oセル11−2は、フラッシュメモリ機種を識別するための1ビット(以下「bit」という。)の識別信号typeを外部から入力してMCU13に与える回路である。
なお、システムLSI10は、クロック信号clkを発生するためのクロック発生回路等のシステムLSIを構成するのに必要な回路も有するが、説明を簡単にするために図示されていない。
図3は、図2中のフラッシュコントロール回路12を示す概略の構成図である。
このフラッシュコントロール回路12は、リセット信号rstnによりリセットされ、実行するフラッシュ命令の命令コードを格納する例えば8bitのレジスタ12a等を有し、フラッシュメモリ21又は22を制御するためのフラッシュインタフェース入出力信号fsif1〜fsif4、MCU13を制御するための制御信号cmcu、及び、RAM15を制御するための制御信号cramを授受する機能等を有している。例えば、フラッシュメモリ21又は22への命令を行う場合、MCU13が識別信号typeの値からフラッシュメモリ機種を判断し、命令コードの値をレジスタ12aに書き込む構成になっている。
次に、図2及び図3に示すシステムLSI10の概略の動作を説明する。
例えば、システムLSI10に接続するフラッシュメモリ21又は22の識別方法については、接続するものがフラッシュメモリ21である場合、識別信号typeとして論理値“0”、接続するものがフラッシュメモリ22である場合、識別信号typeとして論理値“1”外部から与えるものとする。
フラッシュメモリ21,22には、システムLSI10の通常動作用プログラムが格納されている。システムLSI10は、リセット信号rstnによるフラッシュコントロール回路12及びMCU13のリセット後、先ず初期動作として、MCU13がBOOT_ROM14のプログラムを実行する。BOOT_ROM14には、フラッシュメモリ21又は22内のデータ(通常動作用プログラム)を読み出し、RAM15に格納するためのプログラムが格納されている。フラッシュメモリ21又は22のプログラムをRAM15に格納した後は、MCU13はRAM15のプログラムを実行する。
初期動作におけるフラッシュメモリ21又は22の読み出し、及び通常動作におけるフラッシュメモリ21又は22への書き込み、読み出し動作は、MCU13がフラッシュコントロール回路12を制御することにより、フラッシュメモリ21又は22への命令を実行する。
一般に、フラッシュメモリ21,22の命令コードは、フラッシュメモリの機種によって異なるため、MCU13は、I/Oセル11−2から入力される識別信号typeの値“1”又は“0”からフラッシュメモリ機種を識別し、機種に応じた命令コードをフラッシュコントロール回路12内のレジスタ12aに書き込むことで、フラッシュメモリ機種に応じた制御を実行する。
フラッシュコントロール回路12は、MCU13からの制御信号cmcuを受け、フラッシュメモリ21又は22を制御する。フラッシュメモリ21又は22からの読み出しの場合は、フラッシュメモリ21又は22から読み出したデータをRAM15に格納する。フラッシュメモリ21又は22への書き込みを行う場合、後述のRAM15から読み出したデータをフラッシュメモリ21又は22に書き込む。
図4は、図2のシステムLSI10のリセット後にBOOT_ROM14の初期動作用プログラムによってフラッシュメモリ内のプログラムをRAM15にダウンロードするまでの動作を示すフローチャートである。以下、この動作を説明する。
MCU13にアサート(assert)されたリセット信号rstnが解除されると(ステップS1)、MCU13は、BOOT_ROM14に格納された初期動作用のブートプログラムを読み出してこのプログラムの実行を開始する(ステップS2)。
先ず、BOOT_ROM14に格納されたプログラムの動作では、MCU13が、フラッシュメモリ機種の識別信号typeの値(例えば、“0”)により、システムLSI10に接続されたフラッシュメモリの機種(21)を判断し、機種に応じた「読み出し」命令の命令コードをフラッシュコントロール回路12内のレジスタ12aに格納する(ステップS3)。次に、MCU13は、フラッシュコントロール回路12に対し、フラッシュメモリデータの読み出し命令を行う指示を出す(ステップS5)。フラッシュコントロール回路12は、レジスタ12aに格納されたデータをシリアル変換してフラッシュメモリ21に送る。読み出し命令を受けたフラッシュメモリ21は、フラッシュコントロール回路12に対してシリアルデータを返す(ステップS6)。フラッシュコントロール回路12は、受信したシリアルデータをパラレル変換してRAM15に書き込む(ステップS7)。フラッシュメモリ21内のプログラムがRAM15に全て格納されると(ステップS8)、読み出し命令を完了し、RAM15にダウンロードされたプログラムにより、MCU13が通常動作を開始する(ステップS9)。
なお、フローチャートには示さないが、フラッシュメモリ21又は22への「データ書き込み」等の他のフラッシュメモリ命令を実行する場合も、「読み出し」命令と同様に、フラッシュコントロール回路12内のレジスタ12aへの命令コード書き込みを行うことで、機種に応じた命令コードでフラッシュメモリ21又は22に対する命令実行を行う。
しかしながら、従来の図2の構成では、フラッシュメモリ21,22の機種識別信号typeを入力するために専用のI/Oセル11−2のピンを割り当てる必要がある。図2の構成例では、2種選択のため識別信号typeは1ピンであるが、識別信号ピン数は対応機種の数に従って増加する。
又、フラッシュメモリ21,22の機種識別については、初期動作で機種識別情報を記憶すれば、以降の動作では機種識別信号typeが入力されている必要はない。そのため、従来の構成では、初期動作のみに必要な識別信号typeを専用ピンに割り当ててしまうことにより、無駄にチップサイズを大きくしてしまうという課題があった。
このような課題は、半導体集積回路によりアクセスされるフラッシュメモリ以外の他の被制御装置についても生じ得る。
本発明の半導体集積回路では、リセット制御部と、I/Oポートと、アクセス制御部とを備えている。前記リセット制御部は、第1のリセット信号によりリセットされて前記第1のリセット信号の解除によりカウント動作を行うカウンタを有し、前記第1のリセット信号が入力されると、第1の論理レベルになって前記カウンタによるカウント値により設定される第1の期間の経過後に第2の論理レベルに遷移する第2のリセット信号と、前記第1の期間の経過前において前記第1の期間よりも短い前記カウント動作期間である第2の期間の間だけ活性化する入出力制御信号とを出力するものである。
前記I/Oポートは、機種それぞれ独自の命令コードを持つ外部のメモリと、前記メモリの機種を識別するためのメモリ機種識別信号を生成するメモリ機種識別信号生成手段とが接続され、前記入出力制御信号の第2の期間のみ入力ポートとして機能して前記メモリ機種識別信号を入力し、前記第2の期間外は出力ポートとして機能するものである。更に、前記アクセス制御部は、前記第2のリセット信号の第1の論理レベルによりリセットされ、前記第2のリセット信号の第2の論理レベルによりリセットが解除されて、前記I/Oポートにより入力された前記メモリ機種識別信号に基づいて前記メモリの機種を識別し、この識別結果に基づき、前記命令コードに対応した動作モードの切り替えを行って前記メモリに対するアクセス制御を行うものである。
本発明によれば、例えば、通常動作時には外部のメモリに対するインタフェース入出力信号として使用しているI/Oポートに対して、メモリ非動作期間であるリセット直後の初期動作期間のみ、メモリ機種識別信号の役割を持たせることができる。これにより、I/Oポートのピン数を増やすことなく、複数モードのメモリに対応する半導体集積回路を構成することができる。特に、入力される第1のリセット信号により半導体集積回路をリセットした後、リセット制御部による第1の期間の経過前に、半導体集積回路に接続されたメモリの動作モードを識別するためのメモリ機種識別信号を、I/Oポートから入力し、その後、そのメモリ機種識別信号に基づき、動作モードの切り替えを行ってメモリに対するアクセス制御を行うようにしたので、メモリの動作モードを確実に識別でき、その後のメモリに対するアクセスを安定して行うことができる。
動作モードの切り替えが可能である半導体集積回路(例えば、システムLSI)において、通常機能で使用するI/OポートであるI/Oセルのピンに対して抵抗を接続してプルアップ又はプルダウンし、そのピンの入出力方向制御を行うリセット制御部を持ち、所定のタイミングで入出力方向制御によりプルアップ又はプルダウンの論理値をシステムLSI内部に取り込み、その論理値を使用することによってシステムLSIの動作モードの切り替えを行うようにしている。
又、前記動作モードの切り替えをリセット後の初期動作で行うシステムLSIにおいて、動作モードの切り替えをアクセス制御部のリセット中にハードウェアで実行することにより、初期動作用プログラムを不要としている。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1を示す半導体集積回路(例えば、システムLSI)の概略の構成図である。
このシステムLSI30は、従来の図2のシステムLSI10と同様に、被制御装置(例えば、命令コードが異なる2種類のシリアルインタフェースのフラッシュメモリ)21又は22をアクセスすることが可能なシステムであり、I/Oポートである従来のI/Oセル11−1,11−4〜11−6と同様の複数のI/Oセル31−1,31−3〜31−5と、従来のI/Oセル11−2,11−3とは異なる双方向のI/Oセル31−2とを有し、これらのI/Oセル31−2〜31−5に、従来と同様の2種類のフラッシュメモリ21,22のうちのいずれか一方が接続される。
フラッシュメモリ21,22は、I/Oセル31−2〜31−5に接続される従来と同様のシリアルインタフェース端子SIF1〜SIF4を有し、システムLSI30を動作させるためのプログラムが格納されている。システムLSI30に接続するフラッシュメモリ21,22はどちらか1つで、接続するシステムLSI30側のピンはどちらの機種でも同一ピンを使用する。
本実施例1では、特に、従来の識別信号typeを入力するためのI/Oセル11−2を削除し、これに代えて、双方向のI/Oセル31−2を設け、このI/Oセル31−2とフラッシュメモリ21又は22のシリアルインタフェース端子SIF1とを接続する信号inout用の信号線24を、モード識別信号生成手段(例えば、プルアップ回路を構成する抵抗)25を介して電源端子VDDに接続することにより、“1”にプルアップしている。図示しないが、信号線24は、モード識別信号生成手段(例えば、プルダウン回路を構成する抵抗)25を介してグランドGNDに接続することにより、“0”にプルダウンしても良い。抵抗25によるプルアップ又はプルダウンの“1”、“0”は、モード識別信号(例えば、従来のフラッシュメモリ機種識別信号)typeの値に相当する。図1はプルアップ(“1”)であるため、フラッシュメモリ22を接続する場合の例である。
なお、信号線24を抵抗25によりプルアップ又はプルダウンしない場合は、この信号線24の両端に接続されたフラッシュメモリ22やI/Oセル31−2の電位により、信号線24の電位が決まり、この信号線24がフローティング状態になることはない。
システムLSI30において、I/Oセル31−1は、従来と同様に、第1のリセット信号(例えば、負極性(Neg極性)の非同期リセット信号)rstnを外部から入力する回路であり、このI/Oセル31−1には、従来とは異なり、新たに追加されたリセット制御部(例えば、リセットコントロール回路)32が接続されている。リセットコントロール回路32は、I/Oセル31−1から与えられるリセット信号rstnを入力し、所定のタイミングで第2のリセット信号(例えば、負極性のリセット信号)mcu_rstnと入出力制御信号(例えば、フラッシュメモリ機種識別イネーブル信号)enを出力する回路である。イネーブル信号enが“1”のとき、フラッシュメモリ機種識別が有効である。
リセットコントロール回路32におけるイネーブル信号en用の出力端子には、I/Oセル31−2と、フラッシュメモリ21,22を制御するための従来とは構成の異なるフラッシュコントロール回路34とが接続され、更に、リセットコントロール回路32におけるリセット信号mcu_rstn用の出力端子に、従来とほぼ同様にプログラムを実行するためのCPUを有するMCU35が接続されている。これらのフラッシュコントロール回路34及びMCU35により、アクセス制御部が構成されている。
フラッシュコントロール回路34は、I/Oセル31−1からのリセット信号rstn、及びリセットコントロール回路32からのリセット信号mcu_rstnを入力し、I/Oセル31−2〜31−5との間でフラッシュインタフェース入出力信号fsif1〜fsif4、及びモード識別信号(例えば、フラッシュメモリ機種識別信号)ftypeを授受すると共に、MCU35との間で信号を授受する機能等を有している。
MCU35には、リセットコントロール回路32及びフラッシュコントロール回路34が接続されると共に、BOOT_ROM36、及びRAM37が接続されている。BOOT_ROM36は、従来と同様にリセット後の初期動作用プログラムを保持するメモリであり、MCU35によりアクセスされる。RAM37は、従来と同様にシステムLSI30における通常動作用プログラムを格納するメモリであり、フラッシュコントロール回路34及びMCU35によりアクセスされる。
なお、システムLSI30は、従来と同様に、クロック信号clkを発生するためのクロック発生回路等のシステムLSIを構成するのに必要な回路も有するが、説明を簡単にするために図示されていない。
図5は、図1中の双方向のI/Oセル31−2とその周辺回路を示す概略の構成図である。
双方向のI/Oセル31−2は、リセットコントロール回路32から出力されるイネーブル信号enを入力する出力イネーブル端子OUTEN、フラッシュコントロール回路34から出力されるフラッシュインタフェース入出力信号fsif1を入力する入力端子A、フラッシュメモリ機種識別信号ftypeを出力する出力端子Y、及び信号inout用の信号線24に接続されたパッド端子PADを有している。
入力端子Aは、トライステートバッファ31aを介してパッド端子PADに接続され、このトライステートバッファ31aのイネーブル端子が出力イネーブル端子OUTENに接続されている。トライステートバッファ31aは、出力イネーブル端子OUTENが“0”のときにオン状態になり、入力端子Aから入力された信号fsifを駆動してパッド端子PADへ出力し、出力イネーブル端子OUTENが“1”のときに出力側がハイインピーダンス状態(解放状態)になる素子である。パッド端子PADは、信号駆動用のバッファ31bを介して出力端子Yに接続されている。
この双方向のI/Oセル31−2において、出力イネーブル端子OUTENが“0”のときI/Oセル31−2は出力方向、“1”のときI/Oセル31−2は入力方向となる。I/Oセル31−2が出力方向のとき、パッド端子PADと出力端子Yの値は入力端子Aの値となる。つまり、パッド端子PADの信号inoutと識別信号ftypeの値は信号fsifの値となる。I/Oセル31−2が入力方向のとき、出力端子Yの値はパッド端子PADの値となる。つまり、識別信号ftypeの値はパッド端子PADの信号inoutの値となる。図5では、信号inoutの値は抵抗25により電源端子VDDの電圧にプルアップされているため、識別信号ftypeの値は“1”となる。
図6は、図1中のリセットコントロール回路32を示す概略の構成図である。
このリセットコントロール回路32は、カウンタ32aを有し、この出力側に、多入力1出力の論理和ゲート(以下「ORゲート」という。)32bと、多入力1出力の論理積ゲート(以下「ANDゲート」という。)32cとが接続され、更に、このORゲート32bの出力側とANDゲート32cの反転出力側とに、2入力1出力のANDゲート32dが接続されている。
カウンタ32aは、リセット信号rstnがアサートされると、クロック信号clkのカウント値(計数値)をリセットし、リセット解除後は一定のカウント満了値「K」までクロック信号clkをカウントし、カウント満了後は同じ値を維持する。カウンタ32aの値が「1」〜「K−1」の間、ANDゲート32dから出力されるフラッシュメモリ機種識別イネーブル信号enは“1”となり、それ以外のときイネーブル信号enは“0”となる。カウンタ32aが「K」のとき、ANDゲート32cから出力されるリセット信号mcu_rstnはリセット解除(“1”)され、それ以外のとき、リセット状態(“0”)となる。
図7は、図1中のフラッシュコントロール回路34を示す概略の構成図である。
このフラッシュコントロール回路34は、リセット信号rstnによりリセットされ、実行するフラッシュ命令の命令コードを格納する従来と同様の例えば8bitのレジスタ34aを有する他に、新たに追加されたセレクタ34b及びフラッシュメモリ機種識別情報レジスタ34cを有し、フラッシュメモリ21又は22を制御するためのフラッシュインタフェース入出力信号fsif1〜fsif4、MCU35を制御するための制御信号cmcu、及び、RAM37を制御するための制御信号cramを授受する機能等を有している。
レジスタ34cは、クロック信号clkに同期して動作し、イネーブル信号enが“1”のとき、セレクタ34bにより選択された識別信号ftypeの値を取り込み、イネーブル信号enが“0”のときは、セレクタ34bを介して値を保持し、リセット信号rstnの反転信号によりリセットされる回路である。
(実施例1の動作モード切り替え方法)
図8は、図1のシステムLSI30におけるリセット解除からフラッシュメモリ21又は22の機種識別情報をフラッシュコントロール回路34内のレジスタ34cに格納するまでの初期動作を示すフローチャートである。図9は、図8のフローチャートに対応する図1の初期動作を示すタイムチャートである。なお、図9中の時刻t0〜t2は第1の期間、時刻t1〜t2は第2の期間である。
図9の時刻t0において、外部から入力されるリセット信号rstnがアサート(=“0”)されると、I/Oセル31−1を通してリセットコントロール回路32内のカウンタ32aがリセットされてカウント値がゼロ(0)にリセットされる。これを受けて、リセットコントロール回路32内のANDゲート32cから出力されるリセット信号mcu_rstnが“0”になると共に、ORゲート32bを介してANDゲート32dから出力されるイネーブル信号enが“0”になる。
リセット信号mcu_rstnの“0”により、MCU35がリセットされる。イネーブル信号enの“0”により、フラッシュコントロール回路34内のセレクタ34bを介してレジスタ34cが前の値を保持し、書き込み不可となる。リセット信号rstnの“0”により、フラッシュコントロール回路34内のレジスタ34a,34cがリセットされ、レジスタ34aから出力されるフラッシュインタフェース入出力信号fsif1等が“0”となる。イネーブル信号enの“0”により、I/Oセル31−2内のトライステートバッファ31aがオン状態になり、信号fsif1の“0”により、トライステートバッファ31a、バッファ31b、及び出力端子Yを介して識別信号ftypeが“0”(ftype=fsif1)となる(図8のステップS11)。
図9の時刻t1において、外部から入力されるリセット信号rstnが“1”になると、リセットが解除され、リセットコントロール回路32内のカウンタ32aがクロック数のカウントを開始する(図8のステップS12)。カウント動作がカウント満了値「K」までは、ANDゲート32cから出力されるリセット信号mcu_rstnがアサート(=“0”)されたままであり、MCU35は初期動作を開始しない。
この間、カウンタ32aの値が「1」〜「K−1」であるとき、ANDゲート32dから出力されるイネーブル信号enが“1”となる(図8のステップS14)。これにより、双方向のI/Oセル31−2内のトライステートバッファ31aの出力側がハイインピーダンス状態になるので、このI/Oセル31−2は入出力制御が入力方向となり、バッファ31bから出力される識別信号ftypeの値は、信号線24上の信号inoutの値となる。
このときフラッシュメモリ22を駆動する前であるため、信号inoutが抵抗25によりプルアップされているので、識別信号ftypeが“1”となる。イネーブル信号enの“1”により、フラッシュコントロール回路34内のセレクタ34bの“1”側が選択されて、レジスタ34cが書き込み可能であるため、識別信号ftypeの値“1”がセレクタ34bを介してレジスタ34cに書き込まれる(図8のステップS15)。
図9の時刻t2において、リセットコントロール回路32内のカウンタ32aの値がカウント満了値「K」までカウントされると(図8のステップS13)、ANDゲート32cから出力されるリセット信号mcu_rstnが“1”になると共に、ANDゲート32dから出力されるイネーブル信号enが“0”になる。リセット信号mcu_rstnの“1”により、MCU35のリセットが解除され(図8のステップS16)、更に、イネーブル信号enの“0”により、フラッシュコントロール回路34内のセレクタ34bの“0”側が選択され、以降次のリセットまでレジスタ34cの値が保持される。
前記図9の時刻t2において、カウンタ32aがカウント満了してリセット信号mcu_rstnの“1”によりMCU35のリセットが解除された後は、従来の図4のフローチャートに従い、従来と同様に、BOOT_ROM36の初期動作用プログラムによってフラッシュメモリ22内のプログラムがRAM37にダウンロードされる。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、通常動作時にはフラッシュインタフェース入出力信号fsif1として使用しているI/Oセル31−2のピンに対して、フラッシュメモリ非動作期間であるリセット直後の初期動作期間のみ、フラッシュメモリ機種識別信号ftypeの役割を持たせることができる。これにより、ピン数を増やすことなく、複数機種のフラッシュメモリ21,22に対応するシステムLSI30を構成することができる。
特に、本実施例1では、外部から入力されるリセット信号rstnによりシステムLSI30をリセットした後、リセットコントロール回路32内のカウンタ32aによるカウント満了までの間に、システムLSI30に接続されたフラッシュメモリ21又は22の機種を識別するための識別信号ftypeの値を、フラッシュコントロール回路34内のレジスタ34cに格納し、その後、ブートプログラムの読み出しを開始するようにしたので、フラッシュメモリ21又は22の機種をシステムLSI30に確実に登録でき、その後のフラッシュメモリ21又は22に対するアクセスを安定して行うことができる。
(実施例2の構成)
図10は、本発明の実施例2を示す半導体集積回路(例えば、システムLSI)の概略の構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のシステムLSI30Aでは、実施例1のBOOT_ROM36を削除すると共に、実施例1のリセットコントロール回路32、フラッシュコントロール回路34、及びMCU35に代えて、これとは構成の異なるリセット制御部(例えば、リセットコントロール回路)32Aと、アクセス制御部(例えば、フラッシュコントロール回路34A、及びMCU35A)とを設け、実施例1のBOOT_ROM36を用いたソフトウェア処理に代えて、これと同様の機能をハードウェア処理により実現している。
リセットコントロール回路32Aは、I/Oセル31−1から与えられるリセット信号rstnと、フラッシュコントロール回路34Aから与えられる読み出し命令完了信号read_doneとを入力し、所定のタイミングで負極性のリセット信号mcu_rstnとフラッシュメモリ機種識別イネーブル信号enとを出力する回路である。イネーブル信号enが“1”のとき、フラッシュメモリ機種識別が有効である。読み出し命令完了信号read_doneは、リセット直後の初期動作における「読み出し」命令の完了を示す信号であり、リセット時には“0”となり、初期動作の「読み出し」命令完了後に“1”となる。
リセットコントロール回路32Aにおけるイネーブル信号en用の出力端子には、実施例1と同様のI/Oセル31−2と、フラッシュメモリ21,22を制御するための実施例1とは構成の異なるフラッシュコントロール回路34Aとが接続され、更に、リセットコントロール回路32Aにおけるリセット信号mcu_rstn用の出力端子に、実施例1とは機能の異なるプログラム実行用のCPUを有するMCU35Aが接続されている。
フラッシュコントロール回路34Aは、I/Oセル31−1からのリセット信号rstn、及びリセットコントロール回路32からのフラッシュメモリ機種識別イネーブル信号enを入力し、I/Oセル31−2〜31−5との間でフラッシュインタフェース入出力信号fsif1〜fsif4、及びフラッシュメモリ機種識別信号ftypeを授受し、読み出し命令完了信号read_doneをリセットコントロール回路32Aに与えると共に、MCU35Aとの間で信号を授受する機能等を有している。
つまり、このフラッシュコントロール回路34Aは、実施例1のフラッシュコントロール回路34に対して、初期動作における「フラッシュメモリ機種識別」機能、及び「フラッシュメモリ読み出し」機能を付加し、実施例1においてBOOT_ROM35に格納された初期動作プログラムでソフトウェアにより実行していた「フラッシュメモリ機種識別」、及び「フラッシュメモリ読み出し動作」をハードウェアで実現する回路構成になっている。
その他の構成は、実施例1と同様である。
図11は、図10中のリセットコントロール回路32Aを示す概略の構成図である。
このリセットコントロール回路32Aでは、実施例1の図6のリセットコントロール回路32におけるリセット信号mcu_rstnを、新たに追加した2入力ANDゲート32eにより生成している。即ち、2入力ANDゲート32eは、I/Oセル31−1から与えられるリセット信号rstnと、フラッシュコントロール回路34Aから与えられる初期動作の読み出し命令完了信号read_doneとの論理積を求め、リセット信号mcu_rstnを出力する回路である。読み出し完了信号read_doneが“0”のときには、リセット信号mcu_rstnが“0”(MCUリセット)、読み出し完了信号read_doneが“1”のときには、リセット信号mcu_rstnが“1”(MCUリセット解除)となる。
図12は、図10中のフラッシュコントロール回路34Aを示す概略の構成図である。
このフラッシュコントロール回路34Aは、フラッシュメモリ機種識別信号ftypeを入力してフラッシュメモリ機種毎の各命令コードをデコードするテーブルを有するデコード回路34dを備え、この出力側に、フラッシュメモリ21,22に対する命令コードを格納するための例えば各8bitの命令コードレジスタ34e,34f,34gがそれぞれ接続されている。これらの各命令コードレジスタ34e,34f,34gは、イネーブル信号enにより書き込み可能になり、リセット信号rstnによりリセットされる。
命令コードレジスタ34eは、フラッシュメモリ21,22の「読み出し」命令コードを格納するレジスタであり、フラッシュメモリ機種識別後に、デコード回路34dのデコード結果に従い機種に応じた命令コードが格納される。命令コードレジスタ34fは、フラッシュメモリ21,22の「書き込み」命令コードを格納するレジスタであり、フラッシュメモリ機種識別後に、デコード回路34dのデコード結果に従い機種に応じた命令コードが格納される。更に、命令コードレジスタ34gは、フラッシュメモリ21,22の「消去」命令コードを格納するレジスタであり、フラッシュメモリ機種識別後に、デコード回路34dのデコード結果に従い機種に応じた命令コードが格納される。
これらの命令コードレジスタ34e,34f,34gの出力信号は、セレクタ34iにより選択されてフラッシュインタフェース入出力信号fsif1〜fsif4のいずれか1つが出力される構成になっている。このセレクタ34iには、フラッシュ動作制御回路34hが接続されている。フラッシュ動作制御回路34hは、セレクタ34iの出力を切り替える制御信号、及び読み出し命令完了信号read_doneを出力すると共に、フラッシュコントロール回路全体を制御する回路である。
図13は、図12中のデコード回路34d内のテーブルの内容を示す図である。
デコード回路34d内のテーブルには、識別信号fypeが“0”のときのフラッシュメモリ21に対する8bit命令コードレジスタ34e用の読み出し命令コード、8bit命令コードレジスタ34f用の書き込み命令コード、及び8bit命令コードレジスタ34g用の消去命令コードが格納され、更に、識別信号fypeが“1”のときのフラッシュメモリ22に対する8bit命令コードレジスタ34e用の読み出し命令コード、8bit命令コードレジスタ34f用の書き込み命令コード、及び8bit命令コードレジスタ34g用の消去命令コードが格納されている。
デコード回路34dは、識別信号ftypeの値“0”又は“1”によって各命令コードの値を決定し、この各命令コードを格納する命令コードレジスタ34e,34d,34fへの入力値を与える機能を有している。
(実施例2の動作モード切り替え方法)
図14は、図10のシステムLSI30Aにおけるリセット解除からフラッシュメモリ「読み出し」完了までの初期動作(フラッシュメモリ機種識別→命令コードセット)を示すフローチャートである。図15は、図14のフローチャートに対応する図10の初期動作(フラッシュメモリ機種識別→命令コードセット)を示すタイムチャートである。
図15の時刻t0において、外部から入力されるリセット信号rstnがアサート(=“0”)されると、I/Oセル31−1を通してリセットコントロール回路32A内のカウンタ32aがリセットされてカウント値がゼロ(0)にリセットされ、更に、ANDゲート32eから出力されるリセット信号mcu_rstnが“0”になる。カウント値がゼロにリセットされると、ORゲート32b及びANDゲート32cを介してANDゲート32dから出力されるイネーブル信号enが“0”になる。
リセット信号mcu_rstnの“0”により、MCU35Aがリセットされる。リセット信号rstnの“0”により、フラッシュコントロール回路34A内の命令コードレジスタ34e,34f,34gがリセットされると共に、イネーブル信号enの“0”により、その命令コードレジスタ34e,34f,34gが書き込み不可となる。命令コードレジスタ34e,34f,34gのリセットにより、セレクタ34iから出力されるフラッシュインタフェース入出力信号fsif1等が“0”となる。イネーブル信号enの“0”により、I/Oセル31−2内のトライステートバッファ31aがオン状態になり、信号fsif1の“0”により、トライステートバッファ31a、バッファ31b、及び出力端子Yを介して識別信号ftypeが“0”(ftype=fsif1)となる(図14のステップS21)。
図15の時刻t1において、外部から入力されるリセット信号rstnが“1”になると、リセットが解除され、リセットコントロール回路32A内のカウンタ32aがクロック数のカウントを開始する(図14のステップS22)。コントロール回路34A内のフラッシュ動作制御回路34hから出力される読み出し命令完了信号read_doneは、読み出し完了までは“0”であるので、リセットコントロール回路32A内のANDゲート32eから出力されるリセット信号mcu_rstnがアサート(=“0”)されたままであり、MCU35Aがリセット状態を維持する。
カウンタ32aの値が「1」〜「K−1」であるとき(図14のステップS23)、ANDゲート32dから出力されるイネーブル信号enが“1”となる(図14のステップS24)。これにより、双方向のI/Oセル31−2内のトライステートバッファ31aの出力側がハイインピーダンス状態になるので、このI/Oセル31−2は入出力制御が入力方向となり、バッファ31bから出力される識別信号ftypeの値は、信号線24上の信号inoutの値となる。
このときフラッシュメモリ22を駆動する前であるため、信号inoutが抵抗25によりプルアップされているので、識別信号ftypeが“1”となる。これがデコード回路34dにより判断され(図14のステップS25)、イネーブル信号enの“1”により、各命令コードレジスタ34e,34f,34gにそれぞれフラッシュメモリ機種識別信号ftypeの値“1”に応じた命令コードが書き込まれる(図14のステップS26−2)。仮に、識別信号ftypeが“0”のときには、各命令コードレジスタ34e,34f,34gにそれぞれフラッシュメモリ機種識別信号ftypeの値“0”に応じた命令コードが書き込まれる(図14のステップS26−1)。
図15の時刻t2において、リセットコントロール回路32A内のカウンタ32aの値がカウント満了値「K」までカウントされると(図14のステップS23)、ANDゲート32dから出力されるイネーブル信号enが“0”になり、以降次のリセットまで命令コードレジスタ34e,34f,34gの値が保持される。
前記図15の時刻t2において、カウンタ32aがカウント満了すると、フラッシュコントロール回路34Aにより、命令コードレジスタ34eに格納された命令コードを用いてフラッシュメモリ読み出し命令が実行され、フラッシュメモリ22から読み出された通常プログラムのデータがRAM37に書き込まれる(図14のステップS27)。
図15の時刻t3において、フラッシュメモリ読み出し命令が完了すると、フラッシュ動作制御回路34hから出力される読み出し命令完了信号read_doneの値が“1”となり(図14のステップS28)、リセットコントロール回路32A内のANDゲート32eから出力されるリセット信号mcu_rstnが“1”になり、MCU35Aのリセットが解除される(図14のステップS29)。以降、MCU35Aは、RAM37に格納された通常プログラムを使用して通常動作を開始する。
図14のフローチャートでは、実施例1における図8のフローチャートの処理から、その後の図4のフローチャートの処理までの一連の動作を、フラッシュコントロール回路34Aのハードウェアで実現していることを示している。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、フラッシュメモリ機種の識別と、フラッシュメモリ21又は22からのプログラム読み出しとを、フラッシュコントロール回路34Aのハードウェアで実現しているので、実施例1では必要であった初期動作用のプログラム格納用のBOOT_ROM36を必要としない。これにより、ROM領域であるBOOT_ROM36の確保が不要となり、システムLSI30Aを例えばランダムロジック等で構成(代用)可能なため、レイアウトに有利となり、回路規模の削減が期待できる。しかも、初期動作をブートプログラムを用いたソフトウェア動作ではなく、フラッシュコントロール回路34Aのハードウェアで行うことにより、動作の高速化が期待できる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(g)のようなものがある。
(a) 実施例1、2では、抵抗25によって信号inoutを電源電圧にプルアップして“1”をI/Oセル31−2に入力しているが、抵抗25をグランド電圧にプルダウンして“0”を入力することも可能である。以下の説明でも、「プルアップ」は「プルダウン」として適用可能である。
(b) 実施例1、2では、抵抗25を接続しているI/Oセルのピンは、フラッシュメモリ21又は22とのシリアルインタフェースと接続するI/Oセル31−2で説明したが、本発明はこれに限定されない。図示しないが、システムLSI30,30Aに設けられる入出力方向を制御できるI/Oセルのピンであれば、どのピンでも適用可能である。
(c) 実施例1、2では、抵抗25によるプルアップの論理値を取り込むタイミングを、外部からのリセット信号rstnの解除後でMCU35,35Aのリセット中、として説明したが、プルアップしているI/Oセル31−2のピンの入出力方向を制御できる状態であれば、プルアップの論理値を取り込むタイミングはリセット時に限らない。
(d) 実施例1では、抵抗25によるプルアップの論理値をフラッシュメモリ機種識別信号ftypeとして使用しているが、この値はより一般にシステムLSI30の動作モード切り替え信号として利用可能である。この場合、システムLSI30はフラッシュメモリ21又は22に接続するシステムLSIである必要は無く、フラッシュメモリ以外の他のメモリ等の被制御装置を接続する半導体集積回路にも適用可能である。又、システムLSI30,30Aに代えて、IC、VLSI等の他の半導体集積回路にも適用可能である。
(e) 実施例1、2では、抵抗25によりプルアップしているI/Oセル31−2のピンは1個であるが、本発明を適用するピン数に制限は無く、複数ピンでも適用可能である。適用するピン数をNとすると、各ピンに対してプルアップ、プルダウンを組み合わせることにより、2N種のモード識別が可能である。
(f) 実施例2では、フラッシュメモリ命令コードを格納するレジスタを3個(34e,34f,34g)使用しているが、使用する命令コード及び格納レジスタはいくつでも適用可能である。
(g) 実施例2では、フラッシュメモリ命令コードを格納するレジスタ34e,34f,34gを使用したが、命令コードを格納するレジスタは使用せずに、実施例1のフラッシュメモリ機種識別信号ftypeを格納するレジスタ34cを使用して、命令実行の度にレジスタ34cの値とデコード回路34dにより各命令コードをデコードして命令を実行する構成も可能である。
本発明の実施例1を示すシステムLSIの概略の構成図である。 従来のシステムLSIの一例を示す概略の構成図である。 図2中のフラッシュコントロール回路12を示す概略の構成図である。 図2のシステムLSI10の動作を示すフローチャートである。 図1中の双方向のI/Oセル31−2とその周辺回路を示す概略の構成図である。 図1中のリセットコントロール回路32を示す概略の構成図である。 図1中のフラッシュコントロール回路34を示す概略の構成図である。 図1のシステムLSI30における初期動作(フラッシュメモリ機種識別)を示すフローチャートである。 図1の初期動作(フラッシュメモリ機種識別)を示すタイムチャートである。 本発明の実施例2を示すシステムLSIの概略の構成図である。 図10中のリセットコントロール回路32Aを示す概略の構成図である。 図10中のフラッシュコントロール回路34Aを示す概略の構成図である。 図12中のデコード回路34d内のテーブルの内容を示す図である。 図10のシステムLSI30Aにおける初期動作(フラッシュメモリ機種識別→命令コードセット)を示すフローチャートである。 図10の初期動作(フラッシュメモリ機種識別→命令コードセット)を示すタイムチャートである。
符号の説明
21,22 フラッシュメモリ
30,30A システムLSI
31−2 I/Oセル
32,32A リセットコントロール回路
34,34A フラッシュコントロール回路
35,35A MCU
36 BOOT_ROM
37 RAM

Claims (4)

  1. 第1のリセット信号によりリセットされて前記第1のリセット信号の解除によりカウント動作を行うカウンタを有し、前記第1のリセット信号が入力されると、第1の論理レベルになって前記カウンタによるカウント値により設定される第1の期間の経過後に第2の論理レベルに遷移する第2のリセット信号と、前記第1の期間の経過前において前記第1の期間よりも短い前記カウント動作期間である第2の期間の間だけ活性化する入出力制御信号とを出力するリセット制御部と、
    機種それぞれ独自の命令コードを持つ外部のメモリと、前記メモリの機種を識別するためのメモリ機種識別信号を生成するメモリ機種識別信号生成手段とが接続され、前記入出力制御信号の第2の期間のみ入力ポートとして機能して前記メモリ機種識別信号を入力し、前記第2の期間外は出力ポートとして機能する入出力ポートと、
    前記第2のリセット信号の第1の論理レベルによりリセットされ、前記第2のリセット信号の第2の論理レベルによりリセットが解除されて、前記入出力ポートにより入力された前記メモリ機種識別信号に基づいて前記メモリの機種を識別し、この識別結果に基づき、前記命令コードに対応した動作モードの切り替えを行って前記メモリに対するアクセス制御を行うアクセス制御部と、
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記アクセス制御部は、前記メモリ機種識別信号に基づき、ソフトウェア又はハードウェアにより前記動作モードの切り替えを行うことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記メモリ機種識別信号生成手段は、前記メモリ機種識別信号を生成するプルアップ回路又はプルダウン回路により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  4. 前記メモリは、フラッシュメモリであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
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