JP4327997B2 - ガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造 - Google Patents

ガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルトインガスコンロのようなガスコンロにおいて、ガスコンロの天板とバーナとの間をシールする構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般にガスコンロの上面には天板が被着され、天板に設けた窓穴からバーナを上方に突出させてあるが、天板にこぼれた煮汁が窓穴の縁部から内部に浸入するおそれがある。これを防止するために板金製の天板の場合、窓穴の周縁に立ち上がり縁を設けている。ところが、ガラス製の天板の場合はこのような加工をすることができない。
【0003】
近年、ガラス製の天板でも窓穴の周縁とバーナとの間のシールするものとして特開平10−318545号公報や特開平10−267282号公報に開示されるものが提供されている。
【0004】
特開平10−318545号公報に開示されるものは図9に示すように構成されている。バーナ1はガラス製の天板2に設けたバーナ外径より大きい径の窓穴3に下方から挿通され、上リング4a′と下リング4b′とからなる断面コ字状のバーナリング4′がバーナ1の外周と窓穴3との間に配置され、バーナリング4′が隙間Sの分だけ水平方向に移動自在になるようにバーナリング4′が窓穴3の縁部に被嵌され、バーナリング4′の上リング4a′の下面に設けたシール部5′が窓穴3の縁部の上面に当接されてこれらの間がシールされ、またバーナリング4′の下リング4b′の下面に設けたシール部6′がバーナ1の段部7′に載置されてこれらの間がシールされるようになっている。
【0005】
ところが、上記従来例にあっては、バーナリング4′の下リング4b′の下面に設けたシール部6′がバーナ1の段部7′に載置されてバーナリング4′とバーナ1との間のシールがされているためにバーナ1の設置誤差が上下方向にある場合(バーナ1は構造上さほど精度よく設置されるものでない)、シール部6′でのシールに次のような問題がある。バーナ1が所定位置より下方にずれて設置されると、シール部6′と段部7′との間に隙間ができて確実にシールできないという問題ある。バーナ1が所定位置より上方にずれて設置されると天板2が浮くという問題がある。
【0006】
また特開平10−267282号公報に開示されるものは特開平10−318545号公報に構成に加えてバーナを上方にばねにて浮上させる構造を採用している。かかる場合、バーナリングの下面のシール部とバーナの段部とがばねの浮上力で常に密着するが、バーナを浮上させる構造を採用すると構造が複雑になり、コストアップにつながるという問題があり、またバーナを浮上させるばね力が強いと天板が浮き上がるという問題があり、天板が浮き上がらないように固定する手段を新たに設けなければならないという問題があり、またこのような固定手段を設けると天板の着脱に手間がかかるという問題がある。
【0007】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、バーナの設置位置に誤差があっても弊害なく確実にシールできるガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のガスコンロの天板とバーナとの間にシール構造は、ガスコンロ本体Aの上面に天板2を被着すると共に天板2に設けた窓穴3にガスコンロ本体Aのバーナ1を挿通し、バーナ1の外周と上記窓穴3縁との間にこれらの間を塞ぐ円環状のバーナリング4を配置すると共にバーナリング4の窓穴3に挿通する部分の外周と窓穴3の内周との間に隙間Sを設け、バーナリング4の上部の外周から外方に環状に突設した鍔部9を天板2の窓穴3の周縁の上面に載置し、バーナリング4の内周面4aとバーナ1の外周面1aとを略垂直面で略平行に対向させると共にこれらの間に円環状のシールリング6を介装して成ることを特徴とする。バーナ1の外周と上記窓穴3縁との間にこれらの間を塞ぐ円環状のバーナリング4を配置すると共にバーナリング4の鍔部9を天板2の窓穴3の周縁の上面に載置してバーナ1と天板2との間をバーナリング4にて覆うことができる。このときバーナ1とバーナリング4との間がバーナ1の略垂直面の外周面1aとバーナリング4の略垂直面の内周面4aとの間のシールリング6にてシールでき、しかもバーナ1の設置位置に上下方向の誤差があってもシールリング6にて確実にシールできると共に従来のように天板2が上に浮き上がったりするおそれがない。またバーナリング4の上部の外周から外方に環状に突設した鍔部9を天板2の窓穴3の周縁の上面に載置したことにより、バーナリング4と天板2との間を鍔部9で覆ってシールできる。またバーナリング4の窓穴3に挿通する部分の外周と窓穴3の内周との間に隙間Sを設けたことにより、バーナリング4が隙間Sにて水平方向にでき、バーナ1の設置位置に水平方向の誤差があってもその誤差を吸収してバーナリング4をバーナ1に挿通することができる。
【0009】
またバーナリング4の窓穴3に挿通する部分の外周と窓穴3の内周との間の隙間Sの分だけバーナリング4が水平方向に移動自在になるようにバーナリング4を天板に装着して成ることを特徴とすることも好ましい。ガスコンロ本体Aを台所のカウンター13に設置した状態でバーナ1の外周にシールリング6を装着しておき、予めバーナリング4を窓穴3に装着した天板2をガスコンロ本体Aの上面に被着することでバーナリング4をバーナ1の外周に挿通してガスコンロ本体Aに天板2をセットでき、組み立てを容易にできる。このときバーナリング4が隙間Sにて水平方向に移動自在に装着してあることにより、バーナ1の設置位置に水平方向の誤差があってもその誤差を吸収してバーナリング4をバーナ1に挿通することができる。
【0010】
またバーナリング4をバーナ1の外周に挿通するときガイドするガイド片8をバーナリング4から下方に垂下して成ることを特徴とすることも好ましい。ガスコンロ本体Aを台所のカウンター13に設置した状態でバーナ1の外周にシールリング6を装着しておき、予めバーナリング4を窓穴3に装着した天板2をガスコンロ本体Aの上面に被着することでバーナリング4をバーナ1の外周に挿通してガスコンロ本体Aに天板2をセットできるが、バーナリング4をバーナ1に挿通するときガイド片8にてバーナ1に対してバーナリンク4をガイドでき、天板2のセットがしやすくなる。
【0011】
またバーナリング4の外周に周方向に凹設したばね装着溝10の外周に環状に曲成した線ばね11を配置し、線ばね11の周方向の適所をばね装着溝10に嵌合してバーナリング4に線ばね11を装着し、線ばね11の周方向の適所の外方及び上方に突曲した突曲部12を天板2の窓穴3の周縁の下面に当接すると共に線ばね11のばね力で突曲部12と上記鍔部9との間に天板2の窓穴3の縁部を挟持して成ることを特徴とする。バーナリング4を天板2の窓穴3に線ばね11にて水平方向に移動自在になるように容易に取り付けると共に天板2の窓穴3の縁部を鍔部9と線ばね11の突曲部12との間に挟持して天板2とバーナリング4との間のシールが確実になるように取り付けることができる。
【0012】
また環状に曲成した線ばね11を平面から見て略正多角形状にして各角部を突曲部12とし、突曲部12間の部分をばね装着溝10に嵌合して成ることを特徴とすることも好ましい。線ばね11の周方向に等間隔に複数個設けた突曲部12を天板2の窓穴3の縁部の下面に当接させ、線ばね11の周方向に等間隔に複数設けた突曲部12間の部分をばね装着溝10に嵌合して支持できるものであって、天板2の窓穴3にバーナリング4を安定よく取り付けることができる。
【0013】
またバーナリング4の上部の外周から外方に環状に突設した鍔部9の下面にオイルコンパウンドのようなシール材5を全周に亙って設け、シール材5を天板2の窓穴3の周縁の上面に当接して成ることを特徴とすることも好ましい。バーナリング4の鍔部9の下面に装着したシール材5を天板2の窓穴3の周縁の上面に密着させてバーナリング4と天板2との間のシールを確実にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すようにガスコンロ本体Aは台所のカウンター13にビルトインして取り付けてある。ガスコンロ本体Aのケーシング側板14の上端のフランジ部14aはカウンター13の開口部15の周縁の上面に載置してあり、ガスコンロ本体Aに設けたバーナ台16の周縁のフランジ部16aをフランジ部14aに重ねるようにカウンター13の開口部15の周縁の上面に載置してある。バーナ台16には1乃至複数個のバーナ1を所定の位置に装着してある。かかるバーナ1はバーナ本体17にバーナキャップ18を着脱自在に載設してある。バーナキャップ18の上方には煮汁等を受ける受け皿19を装着してある。
【0015】
ガスコンロ本体Aの上面側に被着する天板2はガラス製であり、天板2の上記バーナ1と対応する箇所には窓穴3を穿孔してある。かかるガラス製の天板2の裏面には必要に応じて裏面塗装を施してある。上記窓穴3はバーナ1の外径より大きく、ガスコンロ本体Aの上面側に天板2を被着した状態で窓穴3内にバーナ1が挿通されて天板2の上面からバーナ1の上部が上方に突出するようになっている。天板2の窓穴3とバーナ1との間を塞ぐバーナリング4は図5に示すように円環状に形成されており、このバーナリング4が窓穴3縁とバーナ1の外周との間に配置されて窓穴3の縁部に装着されている。
【0016】
バーナリング4の外周の上部には外周方向に突出する鍔部9を設けてあり、鍔部9の下面にはオイルコンパウンドのようなシール材5を設けてあり(オイルコンパウンドの場合には塗布して設けてある)、シール材5を天板2の窓穴3の縁部の上面に載置してある。バーナリング4の窓穴3に挿通する部分の外径より窓穴3の径を大きくすることによりこれらの間に隙間Sを設けてあり、この隙間Sにてバーナリング4が隙間Sの分だけ水平方向に移動自在になっている。バーナリング4を天板2の窓穴3の縁部に装着する場合、図8に示すような線ばね11をバーナリング4の下部外周に全周に亙るように設けたばね装着溝10に装着している。線ばね11は線ばね11の両端のうち一端に設けた係止部19と他端に設けた被係止部20とを係止することにより環状に組み立てられるようになっている。この線ばね11は平面から見て正六角形のような正多角形に形成されており、各角部を外周方向に突出すると共に上方に突出する突曲部12としてある。線ばね11を装着するとき係止部19と被係止部20との係止を外した状態で線ばね11をバーナリング4の外周を囲むように配置し、線ばね11の各突曲部12間の部分をばね装着溝10に嵌合して係止部19と被係止部20を係止し、突曲部12を天板2の窓穴3の縁部の下面に当接する。このように線ばね11を装着することによりバーナリング4の鍔部9と線ばね11とで窓穴3の縁部が弾性的に挟持される。これによりシール材5が窓穴3の縁部に密着させられてこれらの間が確実にシールされる。またバーナリング4を窓穴3に取り付けるとき線ばね11を用いて容易に取り付けることができる。また線ばね11が正多角形状をしており、周方向に等間隔に複数個設けた突曲部12を天板2の窓穴3の縁部の下面に当接し、線ばね11の周方向に等間隔に複数設けた突曲部12間の部分をばね装着溝10に嵌合して支持できるものであって、天板2の窓穴3にバーナリング4を安定よく取り付けることができる。
【0017】
またバーナリング4の下部から全周に亙って下方にガイド片8を突設してあり、ガイド片8の内面に下に向かって径の大きくなる傾斜面8aを設けてある。バーナリング4を介装した部分でバーナ1の外周に略垂直面の外周面1aを設けると共にバーナリング4の内周に略垂直面の内周面4aを設けてあり、この略垂直面の外周面1aと略垂直面の内周面4aを平行に対応させてある。この外周面1aと内周面4aとの間にはOリングのようなシールリング6を介装してあり、このシールリング6にてこれらの間をシールしてある。シールリング6の内周の上部には内周方向に突出する突縁22を全周に亙って設けてあり、突縁22を外周面1aに近接させてある。またバーナ1の上記外周面1aの下端には段部7を設けてあり、この段部7の内側にシールリング6が載っている。通常この段部7と内周面4aの下端との間には間隙を隔ててある。
【0018】
五徳24は複数本の五徳爪25と円環状の五徳基台26とで構成されており、天板2の窓穴3の周縁の上面に五徳基台26を載置することでバーナ2の上部の外周にセットしてある。天板2の外周には外周に沿ってサッシ枠27を配置してあり、サッシ枠27を押さえばね28にて天板2に取り付けてあり、サッシ枠27をカウンター13の上面に載置してある。サッシ枠27の下面にはパッキン30を装着してあり、パッキン30をカウンター13の上面に弾接させてある。
【0019】
上記のようにガスコンロが構成されているが、カウンター13にセットする施工をする場合は次のように行われる。天板2を取り外した状態でガスコンロ本体Aがカウンター13の開口部15からビルトインして取り付けられる。このときバーナ1の外周面1aにシールリング6を予め装着してある。この状態で窓穴3にバーナリング4を装着した天板2が図6に示すようにガスコンロ本体Aの上方に配置され、この状態から天板2がガスコンロ本体Aの上面側に被着され、バーナリング4がバーナ1に挿通され、サッシ枠27がカウンター13の上面に載置される。バーナリング4がバーナ1に挿通されたときバーナリング4の内周面4aとバーナ1の外周面1aとの間にシールリング6が介装される。このように天板2を被着した後に天板2の上に五徳24がセットされる。天板2の掃除等のメンテナンスを行うときも五徳24を外した後、天板2が上に抜き取るように取り外され、再び上記と同様にセットされる。
【0020】
上記のように天板2が取り付けられるが、バーナリング4の内周面4aとバーナ1の外周面との間にシールリング6を介装してシールしているために大きな寸法ではないが上下方向にバーナ1の設置位置の精度にばらつきや変形があってもシールリング6にてバーナリング4とバーナ1との間を確実にシールでき、また天板2が上に浮き上がったりすることがない。またバーナ1の設置位置の精度に水平方向の位置のばらつきがあってもバーナリング4が隙間Sの分だけ水平方向に移動することにより吸収することができる。またバーナリング4にガイド片8を設けてあるためにバーナリング4をバーナ1に挿通するときガイド片8でガイドして円滑に挿通することができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、叙述の如くバーナリングの内周面とバーナの外周面とを略垂直面で略平行に対向させると共にこれらの間に円環状のシールリングを介装したので、バーナの設置位置に上下方向の誤差があってもシールリングにて確実にシールできると共に従来のように天板が上に浮き上がったりするおそれがないものであり、またバーナリングの上部の外周から外方に環状に突設した鍔部を天板の窓穴の周縁の上面に載置したので、バーナリングと天板との間を鍔部で覆ってシールできるものであり、またバーナリングの窓穴に挿通する部分の外周と窓穴の内周との間に隙間を設けたので、バーナリングが隙間にて水平方向にでき、バーナの設置位置に水平方向の誤差があってもその誤差を吸収してバーナリングをバーナに挿通することができるものである。
【0022】
また本発明の請求項2の発明は請求項1において、バーナリングの窓穴に挿通する部分の外周と窓穴の内周との間の隙間の分だけバーナリングが水平方向に移動自在になるようにバーナリングを天板に装着しているので、ガスコンロ本体を台所のカウンターに設置した状態でバーナの外周にシールリングを装着しておき、予めバーナリングを窓穴に装着した天板をガスコンロ本体の上面に被着することでバーナリングをバーナの外周に挿通してガスコンロ本体に天板をセットできるものであって、組み立てを容易にできるものであり、またバーナリングが隙間にて水平方向に移動自在に装着してあるので、バーナの設置位置に水平方向の誤差があってもその誤差を吸収してバーナリングをバーナに挿通することができるものである。
【0023】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、バーナリングをバーナの外周に挿通するときガイドするガイド片をバーナリングから下方に垂下しているので、バーナリングをバーナに挿通するときガイド片にてバーナに対してバーナリングをガイドでき、天板のセットがしやすくなるものである。
【0024】
また本発明の請求項4の発明は、請求項2または請求項3において、バーナリングの外周に周方向に凹設したばね装着溝の外周に環状に曲成した線ばねを配置し、線ばねの周方向の適所をばね装着溝に嵌合してバーナリングに線ばねを装着し、線ばねの周方向の適所の外方及び上方に突曲した突曲部を天板の窓穴の周縁の下面に当接すると共に線ばねのばね力で突曲部と上記鍔部との間に天板の窓穴の縁部を挟持しているので、バーナリングを天板の窓穴に線ばねにて水平方向に移動自在になるように容易に取り付けることができると共に天板の窓穴の縁部を鍔部と線ばねの突曲部との間に挟持して天板とバーナリングとの間のシールが確実になるように取り付けることができるものである。
【0025】
また本発明の請求項5の発明は、請求項4において、環状に曲成した線ばねを平面から見て略正多角形状にして各角部を突曲部とし、突曲部間の部分をばね装着溝に嵌合したので、線ばねの周方向に等間隔に複数個設けた突曲部を天板の窓穴の縁部の下面に当接させ、線ばねの周方向に等間隔に複数設けた突曲部間の部分をばね装着溝に嵌合して支持できるものであって、天板の窓穴にバーナリングを安定よく取り付けることができるものである。
【0026】
また本発明の請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、バーナリングの上部の外周から外方に環状に突設した鍔部の下面にオイルコンパウンドのようなシール材を全周に亙って設け、シール材を天板の窓穴の周縁の上面に当接したので、バーナリングの鍔部の下面に装着したシール材を天板の窓穴の周縁の上面に密着させてバーナリングと天板との間のシールを確実にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を正面から見た一部省略断面図である。
【図2】同上の要部を拡大せる断面図である。
【図3】同上の天板の全体を示す平面図である。
【図4】同上の五徳を装着した状態の要部の斜視図である。
【図5】同上のバーナリングを示し、(a)は平面図、(b)は正面から見た断面図、(c)は底面図である。
【図6】同上の天板の取り付け方を説明する要部の分解断面図である。
【図7】バーナリングに線ばねを装着した状態の底面図である。
【図8】同上の線ばねを示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は(a)のX矢視図、(d)は(a)のY矢視図である。
【図9】従来例の断面図である。
【符号の説明】
A ガスコンロ本体
S 隙間
1 バーナ
1a 外周面
2 天板
3 窓穴
4 バーナリング
4a 内周面
5 シール材
6 シールリング
8 ガイド片
9 鍔部
10 ばね装着溝
11 線ばね
12 突曲部

Claims (6)

  1. ガスコンロ本体の上面に天板を被着すると共に天板に設けた窓穴にガスコンロ本体のバーナを挿通し、バーナの外周と上記窓穴縁との間にこれらの間を塞ぐ円環状のバーナリングを配置すると共にバーナリングの窓穴に挿通する部分の外周と窓穴の内周との間に隙間を設け、バーナリングの上部の外周から外方に環状に突設した鍔部を天板の窓穴の周縁の上面に載置し、バーナリングの内周面とバーナの外周面とを略垂直面で略平行に対向させると共にこれらの間に円環状のシールリングを介装して成ることを特徴とするガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造。
  2. バーナリングの窓穴に挿通する部分の外周と窓穴の内周との間の隙間の分だけバーナリングが水平方向に移動自在になるようにバーナリングを天板に装着して成ることを特徴とする請求項1記載のガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造。
  3. バーナリングをバーナの外周に挿通するときガイドするガイド片をバーナリングから下方に垂下して成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造。
  4. バーナリングの外周に周方向に凹設したばね装着溝の外周に環状に曲成した線ばねを配置し、線ばねの周方向の適所をばね装着溝に嵌合してバーナリングに線ばねを装着し、線ばねの周方向の適所の外方及び上方に突曲した突曲部を天板の窓穴の周縁の下面に当接すると共に線ばねのばね力で突曲部と上記鍔部との間に天板の窓穴の縁部を挟持して成ることを特徴とする請求項2または請求項3記載のガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造。
  5. 環状に曲成した線ばねを平面から見て略正多角形状にして各角部を突曲部とし、突曲部間の部分をばね装着溝に嵌合して成ることを特徴とする請求項4記載のガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造。
  6. バーナリングの上部の外周から外方に環状に突設した鍔部の下面にオイルコンパウンドのようなシール材を全周に亙って設け、シール材を天板の窓穴の周縁の上面に当接して成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のガスコンロの天板とバーナとの間のシール構造。
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