JP4327757B2 - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

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本発明は、動力源としてエンジンと電動モータとを備え、車体に縦置きに搭載されるハイブリッド車両の駆動装置に関する。
エンジンおよび電動モータを駆動源とするハイブリッド車両の駆動方式としては、発電用の動力源としてエンジンを駆動し、走行用の動力源として電動モータを駆動するシリーズ方式や、走行用の主要な動力源としてエンジンを駆動し、発進時や加速時に電動モータを補助的に駆動するパラレル方式がある。また、シリーズ方式とパラレル方式とを組み合わせることにより、走行状況に応じて電動モータとエンジンとの一方または双方を駆動させるようにしたシリーズ・パラレル方式も開発されている(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、エンジン動力を駆動輪に伝達するパラレル方式やシリーズ・パラレル方式のハイブリッド車両にあっては、駆動装置に変速機構を組み込むことにより、車両の動力性能を向上させるようにしたものが多い。このような変速機構としては、遊星歯車列を用いて動力伝達径路を切り換えるようにした自動変速機構や、入力軸と出力軸とに設けられるプーリに駆動ベルトを巻き掛けるようした無段変速機構などがある。
このように変速機構が組み込まれた駆動装置のうち、特に、エンジン動力を常に駆動輪に伝達するようにしたパラレル方式の駆動装置にあっては、開発コストや製造コストを抑制するため、動力源としてエンジンのみを備える既存のパワーユニットに電動モータを組み込むことが多い。このような駆動装置の構造としてはエンジンと変速機構との間に電動モータを組み込むことが一般的となっている。
特開平11−332011号公報
しかしながら、縦置きに搭載される既存のパワーユニットをハイブリッド車両に対応させるため、エンジンと変速機構との間に電動モータを組み込むようにすると、既存のパワーユニットに比して駆動装置の全長が長くなることから、既存のエンジンマウントやクロスメンバを流用することが困難となり、駆動装置との干渉を避けるためにフロアトンネル形状を変更する必要もある。このように、ハイブリッド車両の開発にあたって既存の車体構造を大幅に変更することは、ハイブリッド車両の開発コストや製造コストを増大させる要因となっていた。
また、エンジンと変速機構との間に電動モータを組み込むようにすると、電動モータがフロアトンネル内に配置されることになるため、電動モータの径寸法を拡大することが困難となり、ハイブリッド車両の動力性能を向上させることが困難となっていた。さらに、エンジンと変速機構とによって電動モータを挟み込むことは、電動モータの放熱面積を減少させて冷却効率を低下させることにもなる。
本発明の目的は、既存の車体構造を大幅に変更することなく搭載可能なハイブリッド車両の駆動装置を提供することにある。
本発明の目的は、ハイブリッド車両の駆動装置に組み込まれる電動モータの動力性能や冷却効率を向上させることにある。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、動力源としてエンジンと電動モータとを備え、車体に縦置きに搭載されるハイブリッド車両の駆動装置であって、前記エンジンの車両後方側に設けられる変速機ケースに、前記エンジンのクランク軸の後方端に連結される変速機構を収容し、前記エンジンの車両前方側に、前記クランク軸の前方端に連結されて前記電動モータを形成するロータを収容したモータケースと、可変バルブ機構のアクチュエータとを設け、前記電動モータと前記アクチュエータとを軸方向にオーバーラップさせて配置し、前記変速機ケースをフロアトンネル内に配置する一方、前記モータケースをエンジンルーム内に配置することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、前記エンジンは水平対向型エンジンまたはV型エンジンであることを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、前記電動モータの車両後方側に通電機器を配置するとともに、前記通電機器から延びる通電ケーブルを車両後方側から前記電動モータに接続することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンの車両後方側に設けられる変速機ケースに、クランク軸の後方端に連結される変速機構を収容する一方、エンジンの車両前方側に設けられるモータケースに、クランク軸の前方端に連結される電動モータのロータを収容することにより、電動モータの大型化を図ることが可能となり、既存の車体構造を大幅に変更することなく駆動装置を搭載することが可能となる。これにより、ハイブリッド車両の動力性能を向上させることができ、ハイブリッド車両の開発コストや製造コストを引き下げることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はハイブリッド車両10を示す概略図であり、このハイブリッド車両10には本発明の一実施の形態である駆動装置11が搭載されている。また、図2は駆動装置11の内部構造を示すスケルトン図である。
図1に示すように、車体12に形成されるエンジンルーム13と車室14とはダッシュパネル15やフロアパネル16によって区画されており、フロアパネル16にはエンジンルーム13から車両後方に延びるようにフロアトンネル17が形成されている。そして、複数の動力源を備える駆動装置11は、エンジンルーム13とフロアトンネル17とに跨るように進行方向を向いて縦置きに搭載されている。このように、ハイブリッド車両10に縦置きに搭載される駆動装置11は、動力源としてエンジン18とモータジェネレータ19とを備えており、内部に組み込まれるフロントデファレンシャル機構20から前輪21に動力を伝達する一方、駆動装置11の後端部に連結されるプロペラシャフト22から、これに連結されるリヤデファレンシャル機構23を介して後輪24に動力を伝達している。また、図示する駆動装置11はパラレル方式の駆動装置11であり、走行用の主要な動力源としてエンジン18が駆動される一方、発進時や加速時には電動モータであるモータジェネレータ19が補助的に駆動されるようになっている。
図2に示すように、エンジン18の車両前方側にはモータケース30が設けられており、このモータケース30内に収容されるモータジェネレータ19は、モータケース30に固定されるステータ31と、クランク軸32の前方端に直結されるロータ33とを有している。ステータ31を形成する積層板にはコイルが巻き付けられ、ロータ33を形成する積層板には永久磁石が埋め込まれており、通電機器としてのインバータ34から延びる通電ケーブル35が車両後方側からステータ31のコイルに接続されている。また、インバータ34にはバッテリ36が接続されており、バッテリ36からの直流電流はインバータ34を介して交流電流に変換されてモータジェネレータ19に供給されることになる。発進時や加速時など大きな駆動トルクが要求される場合には、図示しない制御ユニットからインバータ34に対して制御信号を出力することにより、インバータ34からステータ31に向けて交流電流が供給され、モータジェネレータ19によってエンジン18が補助されるようになっている。一方、車両減速時においては、モータジェネレータ19を発電機として駆動させることにより、モータジェネレータ19によって発電された交流電流が直流電流に変換されてバッテリ36に回収されるようになっている。なお、モータジェネレータ19のロータ33は、クランク軸32の後方端に形成される出力フランジではなく、クランク軸32の前方端に形成される補機駆動軸に連結されるため、ロータ径を縮小することも可能になっている。
また、図2に示すように、エンジン18の車両後方側には変速機ケースであるミッションケース40が設けられており、このミッションケース40にはトルクコンバータ41や変速機構42が収容されている。ミッションケース40に収容されるトルクコンバータ41は、クランク軸32の後方端に固定されるポンプシェル43と、このポンプシェル43に固定されるポンプインペラ44とを備えている。ポンプシェル43にはポンプインペラ44に対向するタービンランナ45が収容されており、タービンランナ45に固定されるタービン軸46には変速入力軸47が連結されている。なお、トルクコンバータ41にはクランク軸32とタービン軸46とを直結するロックアップクラッチ48が設けられており、定常走行時にはロックアップクラッチ48を締結してエンジン動力やモータ動力の伝達効率を向上させることが可能となっている。
そして、トルクコンバータ41を介してエンジン動力やモータ動力が伝達される変速入力軸47には、遊星歯車列、クラッチ、ブレーキ等を備える変速機構42が連結されている。この変速機構42内のクラッチやブレーキを締結制御することにより、変速入力軸47と変速出力軸49との間の動力伝達径路を切り換えて変速することが可能となる。さらに、変速出力軸49とこれの同心上に設けられる後輪出力軸50との間には、前後輪に駆動トルクを分配する複合遊星歯車式のセンタデファレンシャル機構51が装着されており、このセンタデファレンシャル機構51を介して前輪出力軸52と後輪出力軸50とには所定の分配比で駆動トルクが分配されるようになっている。なお、センタデファレンシャル機構51に設けられる差動制限クラッチ53を締結することにより、ピニオンギヤ54の差動回転を抑制して前後輪のトルク分配比を50:50に固定することが可能となる。
続いて、図3(A)は本発明の一実施の形態である駆動装置11の前部を示す平面図であり、(B)は(A)の駆動装置11を示す側面図である。図3(A)および(B)に示すように、駆動装置11に組み込まれるエンジン18は、2列のシリンダブロック60が水平方向に向き合う水平対向型エンジンとなっており、エンジン18の上部にはシリンダヘッド61に吸入空気を案内する吸気マニホールド62が取り付けられる一方、エンジン18の下部には潤滑油を貯留するオイルパン63が取り付けられている。また、エンジン18の左右両端に設けられるシリンダヘッド61には、図示しない動弁機構が組み込まれており、シリンダヘッド61の車両前方側には可変バルブ機構64のアクチュエータ65が取り付けられている。
ここで、図4(A)は可変バルブ機構64のアクチュエータ65をカム軸70に沿って示す断面図であり、(B)は(A)のa−a線に沿ってアクチュエータ65を示す断面図である。図4(A)および(B)に示すように、図示しない吸気バルブや排気バルブの開閉タイミングを可変制御する可変バルブ機構64のアクチュエータ65は、タイミングベルトが巻き掛けられるカムプーリ71に対して固定されるハウジング72と、このハウジング72に組み込まれるとともにカム軸70に固定されるベーン73とを備えている。アクチュエータ65内にはハウジング72とベーン73とにより進角チャンバー74と遅角チャンバー75とが区画形成されており、それぞれのチャンバー74,75に連通する油路76,77から作動油の給排制御を行うことによって、カム軸70に対するカムプーリ71の位相角を自在に変化させることが可能となる。
このように油圧駆動されるアクチュエータ65は、図3(A)および(B)に示すように、エンジン18の前端面から車両前方に向けて突出しており、このアクチュエータ65の内側にモータケース30が配置されるようになっている。また、モータケース30の外径寸法D1はシリンダブロック60の高さ寸法を超えることになるが、エンジン18上部には吸気マニホールド62が設けられるとともに、エンジン18下部にはオイルパン63が設けられており、モータケース30の外径寸法D1はエンジン18全体としての高さ寸法の範囲内に収まるように設定されている。なお、モータジェネレータ19のロータ33には、カムプーリ71に掛け渡されるタイミングベルトを駆動するクランクプーリが一体に形成されており、ロータ33とシリンダブロック60との間にはタイミングベルトが配置されるようになっている。
続いて、エンジン80とミッションケース81との間にモータジェネレータ82を組み込むようにした従来の駆動装置83と比較しながら、本発明の一実施の形態である駆動装置11によって得られる様々な効果について説明する。ここで、図5(A)は従来の駆動装置83の前部を示す平面図であり、(B)は(A)の駆動装置83を示す側面図である。
まず、図1および図3に示すように、本発明の駆動装置11にあっては、エンジン18の車両後方側に変速機構42を配置する一方、エンジン18の車両前方側にモータジェネレータ19を配置することにより、モータジェネレータ19をエンジンルーム13内に配置することができ、モータジェネレータ19の大型化を図ることが容易となる。つまり、図5(A)および(B)に示すように、エンジン80の車両後方側にモータジェネレータ82を配置した場合には、車体12に形成されるフロアトンネル17の形状によってモータジェネレータ82の外径寸法D2が制限されるとともに、駆動装置83を下側から支持するクロスメンバによってもモータジェネレータ82の外径寸法D2が制限されることになる。これに対し、図3(A)および(B)に示すように、エンジン18の車両前方側にモータジェネレータ19を配置した場合には、フロアトンネル17等によって外径寸法D1が制限されることはなく、モータジェネレータ19の大型化や高出力化を図ることが容易となる。
しかも、他の形式のエンジンに比べて幅寸法が大きな水平対向型エンジン18にモータジェネレータ19を組み付けるようにしたので、エンジン18によってモータジェネレータ19の外径寸法D1が制限されることもなく、モータジェネレータ19を径方向に拡大することが容易となる。また、エンジン18としては水平対向型エンジンに限られることはなく、シリンダをV字型に配列するようにしたV型エンジンであっても本発明を有効に適用することができる。
また、可変バルブ機構64のアクチュエータ65を備えるエンジン18にモータジェネレータ19を組み付けるようにしたので、エンジン18の車両前方側にモータジェネレータ19を配置した場合であっても、モータジェネレータ19の組み付けに伴う突き出し量L1を抑制することが可能となる。つまり、図5(A)および(B)に示すように、エンジン80とミッションケース81との間にモータジェネレータ82を組み込むようにすると、モータジェネレータ82の幅寸法L2がそのまま駆動装置83の全長に加えられることになるが、図3(A)および(B)に示すように、アクチュエータ65の内側にモータジェネレータ19を配置することにより、アクチュエータ65とモータジェネレータ19とを軸方向にオーバーラップさせることができ、駆動装置11の全長拡大を抑制することが可能となる。なお、前述したようにモータジェネレータ19の外径寸法を拡大することができるため、モータ出力を維持したままモータジェネレータ19の薄型化を図ることも可能となる。
さらに、エンジン18の車両前方側にモータジェネレータ19を配置することにより、ハイブリッド車両10の駆動装置11を形成するようにしたので、駆動装置11の後部形状をエンジンのみを動力源とする既存のパワーユニットとほぼ同形状にすることができ、既存の車体構造を大幅に変更することなく駆動装置11を搭載することが可能となる。つまり、駆動装置11の後部を収容するフロアトンネル17や、駆動装置11を車体12に固定するエンジンマウントやクロスメンバを変更する必要がないだけでなく、エンジン位置も従来のパワーユニットと同じ位置になることから、吸気管などの吸気系部品、排気管などの排気系部品、燃料配管などの燃料系部品をそのまま流用することができ、ハイブリッド車両10の開発コストを大幅に削減することが可能となる。
さらに、エンジン18の車両前方側にモータジェネレータ19を配置することにより、モータジェネレータ19の冷却効率を向上させ、モータ出力を向上させることが可能となる。つまり、図5(A)および(B)に示すように、エンジン80とミッションケース81との間にモータジェネレータ82を組み込むようにした場合には、モータケース84の外周面のみが外気に触れるため冷却効率を向上させることが困難であるが、図3(A)および(B)に示すように、駆動装置11の前部にモータジェネレータ19を配置することにより、モータケース30の放熱面積を拡大することが可能となるだけでなく、走行風をモータジェネレータ19に吹き付けることが可能となり、モータジェネレータ19の冷却効率を向上させることができる。特に、図2に示すように、モータケース30の表面に冷却フィン30aを形成した場合には、冷却効率を大幅に向上させることが可能となる。
さらに、エンジン18の車両前方側にモータジェネレータ19を配置することにより、車両衝突時における安全性を考慮して通電ケーブル35を配線することが容易となる。つまり、ハイブリッド車両10が正面から障害物等に衝突した場合には、エンジンルーム13が衝突エネルギによって潰されてしまうため、衝突エネルギの大きさによっては駆動装置11が車両後方に向けて移動することになる。これに対し、モータジェネレータ19に通電を行うインバータ34は車体12に固定されるため、モータジェネレータ19よりも前方にインバータが取り付けられると、衝突によって駆動装置11が車両後方に移動したときには、通電ケーブルが引っ張られて断線しまうおそれがある。したがって、衝突時における車両の安全性を確保するためには、モータジェネレータ19よりも後方にインバータ34を設置することが必要となるが、モータジェネレータ19を駆動装置11の最前部に取り付けるようにしたので、インバータ34をモータジェネレータ19よりも後方に設置することが容易となり、衝突時に断線することがないようにモータジェネレータ19に対して車両後方側から通電ケーブル35を接続することが可能となる。
これまで説明したように、エンジン18の車両後方側に設けられるミッションケース40に変速機構42を収容する一方、エンジン18の車両前方側に設けられるモータケース30にモータジェネレータ19を収容することにより、モータジェネレータ19の大型化が容易となるだけでなく、既存の車体構造を大幅に変更することなく駆動装置11を搭載することが可能となる。これにより、ハイブリッド車両10の動力性能を向上させることができ、ハイブリッド車両10の開発コストや製造コストを引き下げることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、変速機構42として遊星歯車列を用いた自動変速機構が設けられているが、平行軸式の変速機構であっても良く、ベルト式やトロイダル式の無段変速機構であって良い。また、図示する場合には、ミッションケース40内にトルクコンバータ41が組み込まれているが、トルクコンバータ41に代えてクラッチ機構を組み込むようにしても良い。
また、図示するモータジェネレータ19は交流同期モータとなっており、通電機器としてのインバータ34からモータジェネレータ19に交流電流が供給されているが、通電機器としてはインバータ34に限られることはなく、たとえば、電動モータとして直流モータを組み付けた場合には、バッテリ36から電動モータに対して直流電流を供給するため、通電機器としてコンバータが設けられることになる。
なお、可変バルブ機構64のアクチュエータ65として、作動油によって駆動される油圧アクチュエータを組み付けるようにしているが、これに限られることはなく、電動アクチュエータを組み付けるようにしても良い。
ハイブリッド車両を示す概略図である。 本発明の一実施の形態である駆動装置の内部構造を示すスケルトン図である。 (A)は本発明の一実施の形態である駆動装置の前部を示す平面図であり、(B)は(A)の駆動装置を示す側面図である。 (A)は可変バルブ機構のアクチュエータをカム軸に沿って示す断面図であり、(B)は(A)のa−a線に沿ってアクチュエータを示す断面図である。 (A)は従来の駆動装置の前部を示す平面図であり、(B)は(A)の駆動装置を示す側面図である。
符号の説明
10 ハイブリッド車両
11 駆動装置
13 エンジンルーム
17 フロアトンネル
18 エンジン(水平対向型エンジン)
19 モータジェネレータ(電動モータ)
30 モータケース
32 クランク軸
33 ロータ
34 インバータ(通電機器)
35 通電ケーブル
40 ミッションケース(変速機ケース)
42 変速機構
64 可変バルブ機構
65 アクチュエータ

Claims (3)

  1. 動力源としてエンジンと電動モータとを備え、車体に縦置きに搭載されるハイブリッド車両の駆動装置であって、
    前記エンジンの車両後方側に設けられる変速機ケースに、前記エンジンのクランク軸の後方端に連結される変速機構を収容し、
    前記エンジンの車両前方側に、前記クランク軸の前方端に連結されて前記電動モータを形成するロータを収容したモータケースと、可変バルブ機構のアクチュエータとを設け、前記電動モータと前記アクチュエータとを軸方向にオーバーラップさせて配置し
    前記変速機ケースをフロアトンネル内に配置する一方、前記モータケースをエンジンルーム内に配置することを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車両の駆動装置において、前記エンジンは水平対向型エンジンまたはV型エンジンであることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車両の駆動装置において、前記電動モータの車両後方側に通電機器を配置するとともに、前記通電機器から延びる通電ケーブルを車両後方側から前記電動モータに接続することを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
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