JP4327027B2 - 鉄筋用電気的接続金具 - Google Patents

鉄筋用電気的接続金具 Download PDF

Info

Publication number
JP4327027B2
JP4327027B2 JP2004192005A JP2004192005A JP4327027B2 JP 4327027 B2 JP4327027 B2 JP 4327027B2 JP 2004192005 A JP2004192005 A JP 2004192005A JP 2004192005 A JP2004192005 A JP 2004192005A JP 4327027 B2 JP4327027 B2 JP 4327027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
winding
conductor
strip
reinforcing bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004192005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006009524A (ja
Inventor
義明 森
憲治 神田
信郷 小林
哲夫 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2004192005A priority Critical patent/JP4327027B2/ja
Publication of JP2006009524A publication Critical patent/JP2006009524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4327027B2 publication Critical patent/JP4327027B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

本発明は、鉄筋相互を機械的に結束する機能と、電気的に接続する機能を有する鉄筋用電気的接続金具に関するものである。
例えば、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造及び外壁プレキャストコンクリート造の建物において、内部の鉄筋は縦横に配筋され、格子状態となっている。この鉄筋は、以下に示す基準等1),2),3)により、接地線、避雷設備の引下げ導線あるいは接地極として利用することができることが分かる。
1):「電気設備技術基準・解釈 第22条3項」より大地との電気抵抗値が2Ω以下を保っている建物の鉄骨その他の金属体は、これを非接地式高圧電路に施設する機械器具の鉄台若しくは金属製外箱に施すA種接地工事又は非接地式高圧電路と低圧電路を結合する変圧器の低圧電路に施すB種接地工事の接地極に使用することができる。
2):「JIS A 4201:2003 建築物等の雷保護 2.2.5"構造体利用"構成部材」より建築物等の次の部分は"構造体利用"引下げ導線であるとみることができる。
a) 次に適合する金属製工作物(以下略)
b) 建築物等の金属性構造体
c) 建築物等の相互接続した鋼(以下略)
3):「JIS A4201:2003 建築物等の雷保護 2.3.5構造体利用接地極」よりコンクリート内の相互接続した鉄筋又は2.5の要求事項適合するその他金属製地下構造物はこれを接地極として利用することができる。
このように鉄筋を、接地線、避雷設備の引下げ導線あるいは接地極として利用するためには、鉄筋相互の「電気的接続」という条件が必要となる。
これに対して、従来のコンクリート施工方法では、鉄筋相互は細い断面積の結束線を使用して、結束を行っているが、これは単に鉄筋相互を機械的に固定するものであり、電気的な導通を確実に確保するものではない。即ち、鉄筋を結束線で結束する個所は、鉄筋の交差する全ての個所とは限らず、また鉄筋が組みあがった後に人がその上で作業する場合もあり、その時に結束の緩みを生じる場合がある。
そこで、鉄筋を、接地線、避雷設備の引下げ導線あるいは接地極として利用するためには確実な相互接続が求められので、従来は確実な電気的接続を施すために、鉄筋相互を溶接したり、ボルトナットを使用して締め付ける方法がとられていた。
従来、交差鉄筋の結束方法を改善するために多数の結束方法が提案されているが、これらの方法は、機械的結合を簡易化する方法に止まり、電気的接合まで改善するに至っていない。
尚、従来例として、特許文献1には、鉄筋に高電流を流すことを想定した鉄筋コンクリート建造物用鉄筋ジョイント金具が提案されており、また特許文献2には、鉄筋交差結束具が記載されている。
特開平6−26149号公報 特開平11−315618号公報
現在、一般的に建築物に使用される鉄筋は、表面にリブ、節と呼ばれる突起がある異形棒鋼が使用されている。結束線をはじめとする従来の結束方法は、単に機械的接続を目的としたものが多く、異形棒鋼にも適用できるものであったが、この結束に、接触面が平面的な金属で挟み込む材料を使用すると、電気的接続のための密着面積が確保できないものとなる。
このため、従来は確実な電気的接続を施すために、鉄筋相互を溶接したり、ボルトナットを使用して締め付ける方法がとられていたのであるが、これらの方法は面倒であり、簡易に確実に電気的接続を行える方法が求められていた。
上記特許文献について説明すると、まず特許文献1には、鉄筋に高電流を流すことを想定した鉄筋コンクリート建造物用鉄筋ジョイント金具が提案されているが、この特許文献1のものでは、組み上がって相互の鉄筋が接触している間隙に立体的なジョイント金具を挿入することは困難であり、またスポット溶接又はボルト固定を用いるため面倒である。
一方、特許文献2には、ワンタッチで鉄筋に嵌着、弾性を利用して強固に把持、固定する結束具が記載されているが、この結束具は、電気的接続を目的としていない。
そこで本発明は、これらの従来の課題を解決し、簡単な操作で確実な電気的接続を行うことができる鉄筋用電気的接続金具を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、本発明では、帯状導電体の端部に鉄筋の外周を囲む巻き付け固定部を構成し、この巻き付け固定部は、上記帯状導電体の端部に巻き付け片を形成すると共に、巻き付け片の先端側に押え片部を形成し、鉄筋に巻き付けた際に押え片部が対向する帯状導電体の両側辺から係止片を突設し、夫々係止片には押え片部の幅よりも狭い係合部を有する内側に凸の第1の係止爪を上方に突設すると共に、先端間を押え片部の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪を設けた構成とした鉄筋用電気的接続金具を提案する。
また本発明では、帯状導電体の端部に鉄筋の外周を囲む巻き付け固定部を構成し、この巻き付け固定部は、上記帯状導電体の端部に鉄筋の外周の一部を囲む第1の巻き付け片を形成すると共に、帯状導電体には、上記第1の巻き付け片と対向して鉄筋の他の外周を囲む第2の巻き付け片を回動可能に支持し、第2の巻き付け片の先端側に押え片部を形成し、鉄筋に巻き付けた際に押え片部が対向する帯状導電体の両側辺から係止片を突設し、夫々係止片には押え片部の幅よりも狭い係合部を有する内側に凸の第1の係止爪を上方に突設すると共に、先端間を押え片部の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪を設けた構成とした鉄筋用電気的接続金具を提案する。
また本発明では、以上の構成において、巻き付け固定部を帯状導電体の両端部に設けること、または巻き付け固定部を帯状導電体の一方側の端部に設けると共に、他方側の端部には導線連結部を設けた構成の2つの金具を、導線連結部に連結した導線により連結して、巻き付け固定部を両端側に配置する構成とすることを提案する。
また本発明では、以上の構成において、両端部の夫々に設けた巻き付け固定部により巻き付け固定する鉄筋の方向は直交しているものと、平行であるものを提案する。
更に本発明では、以上の構成において、巻き付け片に、周方向のスリットを複数形成することを提案する。
更に本発明では、以上の構成において、巻き付け固定部を構成する巻き付け片の先端の押え片部と帯状導電体の個所にボルト取付用穴を形成することを提案する。
本発明では、帯状導電体の端部に構成した巻き付け固定部を構成する巻き付け片を鉄筋の外周に巻き付けた後、巻き付け片の先端側の押え片部を係止片の第1の係止爪に当てて帯状導電体方向に押すと、第1の係止爪が弾性変形するので、押え片部は変形前には狭い係合部を越えた位置に至り、この位置においては、第1の係止爪が弾性復帰して再び狭い係合部となる。従って押え片部は、第1の係止爪の狭い係合部を越えた位置に仮止めされ、脱落が防止される。
この仮止め状態において、押え片部を更に大きな力で押し込むと、押え片部は両側の第2の係止爪を弾性変形させて、それらの先端の間隔を拡げながら前進し、終には第2の係止爪の先端を越える。この状態においては、第2の係止爪が弾性的に復帰して、それらの先端の間隔が押え片部の幅よりも狭くなるため、押え片部は第2の係止爪を越えて戻れなくなり、従って外れなくなり本止めされる。
こうして帯状導電体は、その端部の巻き付け固定部により鉄筋に確実に固定され、機械的に接続されると共に、電気的接続が行われる。
従って、巻き付け固定部を帯状導電体の両端部に設けることにより、平行に配置された2本の鉄筋相互や、直交している2本の鉄筋相互を、帯状導電体により確実に機械的に接続すると同時に電気的接続を行うことができる。
平行に配置された2本の鉄筋相互や、直交している2本の鉄筋相互の接続は、巻き付け固定部を帯状導電体の両端部に設けた構成ではなく、巻き付け固定部を帯状導電体の一方側の端部に設けると共に、他方側の端部には導線連結部を設けた構成の2つの金具と、導線とによっても行うことができる。この構成では導線の長さにより、2本の鉄筋相互の距離の違いに対応して調節を行うことができる。
以上の本発明においては、第1の係止爪による仮止め機能を有しているので、この仮止め状態において、鉄筋の位置調整が可能である。
また以上の本発明において、仮止めに要する力は作業員が工具を用いずに簡単に行えるようにすることにより、配筋をする者が容易に仮止めを行うことができ、また第2の係止爪による本止めは工具を用いるようにすることにより、確実な本止めを行うことができ、従って配筋をする者と電気的接続を施す者との同時作業が可能となる。
本発明においては、巻き付け片に、周方向のスリットを複数形成することにより、鉄筋が表面にリブ、節と呼ばれる突起がある異形棒鋼の場合に、その節をスリットに対応させることができ、この状態において、巻き付け片と鉄筋とを大きな密着面積で接続を行うことができる。
本発明においては、巻き付け固定部を構成する巻き付け片の先端の押え片部と帯状導電体の個所にボルト取付用穴を形成することにより、更に確実な機械的、電気的接続を行うことができる。
次に本発明の鉄筋用電気的接続金具の実施例を、添付図面を参照して説明する。
まず図1〜図4は本発明に係る鉄筋用電気的接続金具において、直交して配置される2本の鉄筋の電気的接続を行う構成の実施例である。この鉄筋用電気的接続金具1は、帯状導電体2の両端部の夫々に鉄筋3の外周を囲む巻き付け固定部4を構成したものである。帯状導電体2は、両端部の夫々の巻き付け固定部4により固定する2本の鉄筋3の方向が直交するように、曲った構成としている。そして、この帯状導電体2は直交する2本の鉄筋3の段差を解消できるように曲がりが可能な構成である。
この巻き付け固定部4は、上記帯状導電体2の端部に巻き付け片5を形成すると共に、巻き付け片5の先端側に押え片部6を形成し、鉄筋3に巻き付けた際に押え片部6が対向する帯状導電体2の両側辺から係止片7を突設している。
両側の夫々の係止片7には押え片部6の幅よりも狭い係合部8を有する、内側に凸の第1の係止爪9を上方に突設すると共に、先端間を押え片部6の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪10を設けた構成である。ここで、第2の係止爪10の幅は第1の係止爪9よりも大きく構成して、弾性変形させるのに必要な力を第1の係止爪9よりも大きくしている。
一方、この実施例では、鉄筋3は表面にリブ(図示省略)、節と呼ばれる突起11がある異形棒鋼であり、この突起11に対応して、上記巻き付け片5には周方向のスリット12を複数設けており、また巻き付け固定部4を構成する巻き付け片5と帯状導電体2の個所にボルト取付用穴13を形成している。
以上の構成において、図2に示すように(図5も参照のこと。)、帯状導電体2の端部に構成した巻き付け固定部4を構成する巻き付け片5を鉄筋3の外周に巻き付けた後、巻き付け片5の先端側の押え片部6を係止片7の第1の係止爪9に当てて帯状導電体2方向に押すと、図3の(a)から(b)に示すように、第1の係止爪9が弾性変形する。
更に押すと、押え片部6は変形前には狭い係合部8を越えた位置に至り、この位置においては、第1の係止爪9が弾性復帰して再び狭い係合部8となるので、図3の(c)に示されるように、押え片部6は、第1の係止爪9の狭い係合部8を越えた位置に仮止めされ、脱落が防止される。
この仮止め状態において、押え片部を更に大きな力で押し込むと、押え片部6図3の(d)に示すように両側の第2の係止爪10を弾性変形させて、それらの先端の間隔を拡げながら前進し、終には第3図の(e)に示すように第2の係止爪10の先端を越える。この状態においては、第2の係止爪10が弾性的に復帰して、それらの先端の間隔が押え片部6の幅よりも狭くなるため、押え片部6は第2の係止爪10を越えて戻れなくなり、従って外れなくなり本止めされる。
この実施例においては、巻き付け片5に、周方向のスリット12を複数形成しているので、鉄筋3の表面の節11をスリット12に対応させることができ、この状態において、巻き付け片5と鉄筋3とを大きな密着面積で、従って電気抵抗が小さく接続を行うことができる。
この実施例においては、巻き付け固定部4を構成する巻き付け片5の先端の押え片部6と帯状導電体2の対応個所にボルト取付用穴13を形成しているので、必要に応じてボルトにより、更に確実な機械的、電気的接続を行うことができる。
次に図5は本発明に係る鉄筋用電気的接続金具において、平行に配置される2本の鉄筋3の電気的接続を行う構成の実施例であり、この実施例では、帯状導電体2の両端部の夫々の巻き付け固定部4により固定する2本の鉄筋3の方向が平行となるように、帯状導電体2とそれらの両端部の巻き付け固定部4を配置している点が上記の実施例と異なるだけであるので、対応する構成要素に同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
次に、図6は図5と同様に、帯状導電体2の両端部の夫々の巻き付け固定部4により固定する2本の鉄筋3の方向が平行となるように、帯状導電体2とそれらの両端部の巻き付け固定部4を配置している点は、図5の実施例と同様であるが、この実施例では、巻き付け固定部4の具体的構成が図5と異なっている。
即ち、この実施例では、巻き付け固定部4は、上記帯状導電体2の端部に鉄筋3の外周の一部、この場合、略半周分を囲む第1の巻き付け片5aを形成すると共に、帯状導電体2には、上記第1の巻き付け片5aと対向して鉄筋3の他の外周、即ち略残りの半周分を囲む第2の巻き付け片5bを回動可能に支持し、第2の巻き付け片5bの先端側に押え片部6を形成している。この場合、第2の巻き付け片5bは、端部を帯状導電体2に設けたスリット14に係合して回動可能に支持している。
そして鉄筋3に巻き付けた際に押え片部6が対向する帯状導電体2の両側辺から係止片7を突設し、夫々係止片7には押え片部6の幅よりも狭い係合部8を有する内側に凸の第1の係止爪9を上方に突設すると共に、先端間を押え片部6の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪10を設けた構成は、以上の構成と同様である。従って、これらの要素の動作は図3と同様であるので、重複する説明は省略する。
次に図7、図8は、巻き付け固定部4の具体的構成が図6と同様であるが、第2の巻き付け片5bの回動方向を、図6の実施例とは逆方向としたものである。それ以外の構成は図6と同様であるので、対応する構成要素に同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図6の実施例と図7の実施例を比較すると、図7は両側の巻き付け固定部4間の帯状導電体2に、第2の巻き付け片5bの端部を係合するスリット14を形成するため、電気抵抗的には不利な点があるが、これらの係合を隙間なく行うように構成することにより、電気抵抗的にも問題は生じない。
次に図9に示す実施例は、図7、図8の構成と殆ど同様であるが、両側の巻き付け固定部4間の帯状導電体2を鉄骨部材15やプレキャストコンクリート板のファスナー(図示省略)との接続部材として利用したものである。この実施例においても、構成、動作は以上の説明から自明であるので、対応する構成要素に同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
次に図10に示す実施例は、以上に説明した実施例とは異なり、巻き付け固定部4を帯状導電体2の一方側の端部にのみ設けると共に、帯状導電体2の他方側の端部には導線連結部16を設けたものである。巻き付け固定部4自体の構成は、以上に説明した巻き付け固定部4のいずれの構成を適用することもできるものであり、その動作自体も以上の説明から自明であるので、重複する説明は省略する。
この実施例では、平行に配置された2本の鉄筋3相互や、直交している2本の鉄筋3相互の接続は、上記実施例のように巻き付け固定部を両端側に設けた帯状導電体ではなく、巻き付け固定部4を帯状導電体2の一方側の端部に設けると共に、他方側の端部には導線連結部16を設けた構成の2つの金具17と、導線18とによっても行うので、この構成では導線18の長さにより、2本の鉄筋3相互の距離の違い及び配置方向の違いに対応して適宜に調節を行うことができる。
本発明における外壁ユニットは、以下に示すように格別なる効果を有するものであり、産業上の利用可能性が非常に大きい。
1.本発明では、帯状導電体の端部の巻き付け固定部により鉄筋に確実に固定され、機械的に接続されると共に、電気的接続を行うことができ、巻き付け固定部を帯状導電体の両端部に設けることにより、平行に配置された2本の鉄筋相互や、直交している2本の鉄筋相互を、帯状導電体により確実に機械的に接続すると同時に電気的接続を行うことができる。
2.平行に配置された2本の鉄筋相互や、直交している2本の鉄筋相互の接続は、巻き付け固定部を帯状導電体の一方側の端部に設けると共に、他方側の端部には導線連結部を設けた構成の2つの金具と、導線とによっても行うことができ、この構成では導線の長さにより、2本の鉄筋相互の距離の違いに対応して調節を行うことができる。
3.以上の本発明においては、仮止め機能を有しているので、この仮止め状態において、鉄筋の位置調整が可能であると共に、仮止めに要する力は作業員が工具を用いずに簡単に行えるようにすることにより、配筋をする者が容易に仮止めを行うことができ、また本止めは工具を用いるようにすることにより、確実な本止めを行うことができ、従って配筋をする者と電気的接続を施す者との同時作業が可能となる。
4.本発明において、巻き付け片に、周方向のスリットを複数形成することにより、鉄筋が表面にリブ、節と呼ばれる突起がある異形棒鋼の場合に、その節をスリットに対応させることができ、この状態において、巻き付け片と鉄筋とを大きな密着面積で、従って電気抵抗が小さい状態で電気的接続を行うことができる。
5.本発明において、巻き付け固定部を構成する巻き付け片の先端の押え片部と帯状導電体の個所にボルト取付用穴を形成することにより、更に確実な機械的、電気的接続を行うことができる。
本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の第1の実施例を示す斜視図である。 本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の第1の実施例を用いて直交する鉄筋間の電気的接続を行う動作を示す斜視図である。 本発明に係る仮止め及び本止め動作を示す横断面図である。 本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の第1の実施例を用いて直交する鉄筋間の電気的接続を行った状態を示す正面図である。 本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の他の実施例を用いて平行な2本の鉄筋間の電気的接続を行う動作を示す横断面図である。 本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の更に他の実施例を用いて平行な2本の鉄筋間の電気的接続を行う動作を示す横断面図である。 本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の更に他の実施例を用いて平行な2本の鉄筋間の電気的接続を行う動作を示す横断面図である。 図7の実施例により平行な2本の鉄筋間の電気的接続を行った状態の正面図である。 本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の更に他の実施例を用いて平行な2本の鉄筋間と鉄骨部材等との電気的接続を行った状態を示す正面図である。 本発明に係る鉄筋用電気的接続金具の更に他の実施例を用いて平行な2本の鉄筋間の電気的接続を行った状態を示す正面図である。
符号の説明
1 鉄筋用電気的接続金具
2 帯状導電体
3 鉄筋
4 巻き付け固定部
5 巻き付け片
5a 第1の巻き付け片
5b 第2の巻き付け片
6 押え片部
7 係止片
8 係合部
9 第1の係止爪
10 第2の係止爪
11 突起
12 スリット
13 ボルト取付用穴
14 スリット
15 鉄骨部材
16 導線連結部
17 鉄筋用電気的接続金具
18 導線

Claims (8)

  1. 帯状導電体の端部の夫々に鉄筋の外周を囲む巻き付け固定部を構成し、この巻き付け固定部は、上記帯状導電体の端部に巻き付け片を形成すると共に、巻き付け片の先端側に押え片部を形成し、鉄筋に巻き付けた際に押え片部が対向する帯状導電体の両側辺から係止片を突設し、夫々係止片には押え片部の幅よりも狭い係合部を有する内側に凸の第1の係止爪を上方に突設すると共に、先端間を押え片部の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪を設けた構成としたことを特徴とする鉄筋用電気的接続金具
  2. 帯状導電体の端部の夫々に鉄筋の外周を囲む巻き付け固定部を構成し、この巻き付け固定部は、上記帯状導電体の端部に鉄筋の外周の一部を囲む第1の巻き付け片を形成すると共に、帯状導電体には、上記第1の巻き付け片と対向して鉄筋の他の外周を囲む第2の巻き付け片を回動可能に支持し、第2の巻き付け片の先端側に押え片部を形成し、鉄筋に巻き付けた際に押え片部が対向する帯状導電体の両側辺から係止片を突設し、夫々係止片には押え片部の幅よりも狭い係合部を有する内側に凸の第1の係止爪を上方に突設すると共に、先端間を押え片部の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪を設けた構成としたことを特徴とする鉄筋用電気的接続金具
  3. 帯状体の一方側の端部に鉄筋の外周を囲む巻き付け固定部を設けると共に、他方側の端部には導線連結部を設けた構成の2つの金具を、導線連結部に連結した導線により連結して、巻き付け固定部を両端側に配置する構成とし、この巻き付け固定部は、上記帯状導電体の端部に巻き付け片を形成すると共に、巻き付け片の先端側に押え片部を形成し、鉄筋に巻き付けた際に押え片部が対向する帯状導電体の両側辺から係止片を突設し、夫々係止片には押え片部の幅よりも狭い係合部を有する内側に凸の第1の係止爪を上方に突設すると共に、先端間を押え片部の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪を設けた構成としたことを特徴とする鉄筋用電気的接続金具。
  4. 帯状体の一方側の端部に鉄筋の外周を囲む巻き付け固定部を設けると共に、他方側の端部には導線連結部を設けた構成の2つの金具を、導線連結部に連結した導線により連結して、巻き付け固定部を両端側に配置する構成とし、この巻き付け固定部は、上記帯状導電体の端部に鉄筋の外周の一部を囲む第1の巻き付け片を形成すると共に、帯状導電体には、上記第1の巻き付け片と対向して鉄筋の他の外周を囲む第2の巻き付け片を回動可能に支持し、第2の巻き付け片の先端側に押え片部を形成し、鉄筋に巻き付けた際に押え片部が対向する帯状導電体の両側辺から係止片を突設し、夫々係止片には押え片部の幅よりも狭い係合部を有する内側に凸の第1の係止爪を上方に突設すると共に、先端間を押え片部の幅よりも狭い位置まで下方に突設した第2の係止爪を設けた構成としたことを特徴とする鉄筋用電気的接続金具。
  5. 両端部の夫々に設けた巻き付け固定部により巻き付け固定する鉄筋の方向は直交していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉄筋用電気的接続金具
  6. 両端部の夫々に設けた巻き付け固定部により巻き付け固定する鉄筋の方向は平行であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉄筋用電気的接続金具
  7. 巻き付け片に、周方向のスリットを複数形成したことを特徴とする請求項1〜6までのいずれか1項に記載の鉄筋用電気的接続金具
  8. 巻き付け固定部を構成する巻き付け片の先端の押え片部と帯状導電体の個所にボルト取付用穴を形成したことを特徴とする請求項1〜7までのいずれか1項に記載の鉄筋用電気的接続金具
JP2004192005A 2004-06-29 2004-06-29 鉄筋用電気的接続金具 Expired - Fee Related JP4327027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004192005A JP4327027B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 鉄筋用電気的接続金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004192005A JP4327027B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 鉄筋用電気的接続金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006009524A JP2006009524A (ja) 2006-01-12
JP4327027B2 true JP4327027B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=35777056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004192005A Expired - Fee Related JP4327027B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 鉄筋用電気的接続金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4327027B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5348743B2 (ja) * 2008-09-01 2013-11-20 河村電器産業株式会社 鉄筋接続金具
KR101084586B1 (ko) 2009-12-30 2011-11-17 전자부품연구원 전기자동차용 도로교통정보 제공시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006009524A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013257975A (ja) アース端子の組付構造
JP4327027B2 (ja) 鉄筋用電気的接続金具
JP2006344402A (ja) 接続構造
JP5250353B2 (ja) 架空配電線用絶縁カバー、架空配電線の組立構造及び架空配電線用絶縁カバーの取付方法
KR20210145990A (ko) 저압 이질금속 볼트형 분기슬리브
US6670555B2 (en) Terminal
JP2014015832A (ja) 鋼管部材の端部接合構造
KR100674588B1 (ko) 콘크리트 전기방식용 레바클립
JP2009144430A (ja) アンカーボルト
JP5231270B2 (ja) PCa架構における導電性部材の接続構造及び接続方法とそれに用いるPCa部材
JP4350601B2 (ja) 建築物における側壁雷保護外壁ユニット
KR101177840B1 (ko) 케이블 접지 장치
JP5772738B2 (ja) アース端子の取付構造
KR20100010954U (ko) 완철 접지 클램프
JP2003199239A (ja) 導電接続方法および導電接続構造
KR200400445Y1 (ko) 콘크리트 전기방식용 레바클립
JP3169022U (ja) 鋼管部材の端部接合構造
JP4828990B2 (ja) バスダクト接続部の施工方法
JP2002030764A (ja) 高負荷用鉄筋クリップ
JP6040425B2 (ja) 銅バー支持部材
KR20140133364A (ko) 버팀보 어셈블리
JP5348743B2 (ja) 鉄筋接続金具
JP3474388B2 (ja) セグメントの継手構造
JP7516453B2 (ja) 絶縁カバー及び電線・ケーブルと拡張バーとの接続箇所の保護方法
JP3202005U (ja) 鉄道レール用クランプとそれを用いたクランプ式レールボンド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4327027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150619

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees