JP4326180B2 - 電話通信装置とデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換装置との間でインタフェースを行う方法および装置 - Google Patents

電話通信装置とデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換装置との間でインタフェースを行う方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
本願は、1999年11月19日に出願されて「アナログ電話装置とデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換えシステムとの間でインタフェースを行う方法および装置」と題された同時継続の米国仮出願第60/166,670号の米国特許法第119条(e)に基づく優先権を主張する。その1999年11月19日に出願されて「アナログ電話装置とデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換えシステムとの間でインタフェースを行う方法および装置」と題された同時継続の米国仮出願第60/166,670号はまた参考としてここに組み入れる。本出願は、また、1997年12月19日に出願されて「アナログ電話装置とデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換えシステムとの間でインタフェースを行う方法および装置」と題された米国特許出願第08/994,212号の一部継続出願でもある。それも参考としてここに組み入れる。本願は、また、1997年12月19日に出願されて「アナログ電話装置とデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換えシステムとの間でインタフェースを行う方法および装置」と題された米国特許出願第08/994,211号の一部継続出願でもある。それも参考としてここに組み入れる。
【0002】
1996年3月27日に出願された米国特許出願第08/625,398号の内容は参考としてここに組み入れる。
【0003】
【発明の属する技術分野】
本願発明は電話通信の分野に関する。詳しくは、本願発明は、デジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換システムの1つとアナログ、デジタル又はハイブリッド電話通信機器等の電話アプライアンスの1つとの間でインタフェースを行う適切なインタフェースに関する。
【0004】
【従来の技術】
従来から、電話通信の利用者には図1に示すような電話局(CO)への直接の接続が与えられていた。例えば、CO500は、アナログ電話502、アナログ電話会議装置503、アナログヘッドセット装置505、アナログファクシミリ(fax)装置504又はコンピュータ506のアナログモデムに接続することができる。
【0005】
電話通信機器の多くのユーザーは、従来のアナログ電話機器を越える便利な又は高性能の又はその両方を提供するPBXを利用している。図2は従来のPBXインタフェースを示す。適切な場合には、同一の参照番号を用いて同一の要素を表す。そこでは、CO500はPBX510に直接に接続されている。そのPBX510は通常はユーザーの設備に設けられている。一般的には、PBX510は、PBX電話508、または音声メールシステム(図示せず)、またはeメールゲートウエイ(図示せず)のみと通信を行う。周知のように、PBX510はそのようなPBX通信のために特別に構成された装置との通信を行うことができるだけである。PBX510では、ユーザーは、従来のアナログ電話502、アナログ電話会議装置503、アナログヘッドセット505、ファクシミリ機器504又はコンピュータ506のアナログモデムにアクセスすることができない。同様に、PBX510ではインターネット網516にアクセスすることはできない。同様に、PBX510ではユーザーは他のPBX機器で作動するように構成された別のPBX電話514を利用することはできない。
【0006】
以前から、図3に示すように、音声通信のためにPBXを用いていた設備では、アナログ電話502、アナログ電話装置503、アナログヘッドセット505、アナログファクシミリ装置(fax)504又はコンピュータ506のアナログモデムへの通信を行うために、別にCO500に直結する従来のサービスラインを必要とした。それは、従来のPBX510によって用いられている通信プロトコルは、アナログ機器との利用には適しないからである。同様に、ある種類のPBX510は、他の種類のPBX電話514と通信することはできなかった。それは、それぞれの通信プロトコルに互換性がなかったからである。また、従来のPBX510は、このPBXによってインターネット516を経由するVoIP通信を行うこともできない。
【0007】
電話サービス加入者の家庭で一般的に見られる種類の2線式アナログ電話機は、典型的には、双方向の2線式電話線を経由して電話サービスのプロバイダの電話交換局に接続されているベースユニットを含んでおり、さらに、4線式受話器(ハンドセット)ケーブルを経由して電話ベースユニットに接続されている受話器も備える。受話器ケーブルは4線を持つ。それは、双方向音声通信のために、受話器が、マイクロフォンおよびスピーカの両方を備えており、それらの各々が一対の線を必要とするからである。典型的には、電話ベースは、音声信号をスピーカに供給し、さらにDCバイアス電圧をマイクロフォンに供給する一方、その電話ベースはそのマイクロフォンから音声信号を受信する。電話ベースに備えられている2線から4線への変換器が、2本の電話交換局の線を4本の受話器の線に変換する。さらに、その電話セットは、電話交換局によって提供されるACベル音信号を検出するベル音検出器と、応答又は呼び出しのために電話交換局に信号を送るフックスイッチとを備える。受話器が台から取り外されると、フックスイッチによって、電話機によってDCループ電流が電話交換局から流れることができるようになり、それがその電話交換局によって検出されるようになる。
【0008】
従来のモデムはデジタルデータを2線式電話線を経由して伝送し、その際にそのデジタルデータにしたがってアナログキャリア信号を変調する。典型的には、そのデジタルデータは、そのモデムに接続されたコンピュータ又はファクシミリ装置によって発生される。そのキャリア信号は、電話伝送ラインの周波数レンジ内のトーンである。伝送ラインの他方の端部で第2モデムによって受信されると、そのデジタルデータはその受信された信号を復調することによって再構成される。
【0009】
事業組織体はときにはその組織内の電話ユーザーに電話サービスを提供する電話切換システムを利用する。その電話切換システムは、例えばデジタル個人用分岐交換器(PBX)において、その対応する互換性のある電話機との全デジタルインタフェースを持つことができる。別の例としては、電話切換システムは、アナログラインカード又は電話交換局によって提供されるような全アナログインタフェースを持つことができる。さらに、その電話切換システムは、例えば、ハイブリッドPBX又はキー電話システム(KTS)において、対応する互換性のある電話機とのデジタルおよびアナログの組合せインタフェースを提供することができる。この書面のために、用語「PBX」は、上に列記した電話切換装置の種類と同様な装置を含むように使用する。
【0010】
企業によって使用される特別なPBX互換電話機は、ユーザーのデスク上に置かれている。各PBX互換電話機は対応する内線を経由してPBXに接続されており、また、そのPBXは1又は2以上の外線を経由して電話サービスプロバイダに接続されている。PBXは、典型的な例では、掛ってきた電話を適切にユーザーの電話機に接続するとともに、ユーザーの電話機から掛ける電話を外線に接続する性能を備える。その場合には、1台の電話機あたり1より少ない外線でたりるので、電話サービスの経費を減少させることができる。さらに、PBXは、典型的な場合として、ユーザー間での電話の接続およびボイスメールサービスの提供のようなさまざまな特徴をPBXのユーザーに提供する。
【0011】
PBXの全ての機能を実行するためには、各ユーザーの電話機とPBXとの間で、所定の制御およびオーバーヘッド通信を行わなければならない。それらの通信は、典型的には、電話会議を実行するために必要な双方向音声信号に加えて、デジタル状態、初期化およびコマンド信号を含む。例えば、PBXは、特定の内線に電話を接続すべきか否かを知るために電話機がその特別の内線に接続されているか否かを知らなければならない。別の例としては、PBXは、ユーザーが掛ってきた電話を受け、外線への電話を開始し、電話を終了し、さらに、ボイスメールおよび他のPBXの特徴にアクセスするために、ユーザーの電話機と対話しなければならない。
【0012】
一般的に、制御、オーバーヘッドおよび音声通信のために利用される通信プロトコルは、さまざまなPBXの製造業者間で異なっている。さらに、すべてのデジタルPBXにおいて、音声信号は、電話機とPBXとの間でデジタルサンプルとして伝達されている。従って、アナログ音声信号は、伝達される前に、デジタル的にサンプリングされて、さまざまなスキーム(例えば、μの法則又はAの法則)にしたがって符号化される。受信されると、そのデジタルサンプルは、復号されてアナログ音声信号に戻される。ハイブリッドシステムでは、音声信号はアナログ信号として伝達されるが、制御およびオーバーヘッド通信はデジタル信号である。したがって、モデム、ファックスモデム、ファクシミリ装置又は電話会議装置のような2線式アナログ電話装置は、通常、PBX専用のインタフェースポート又はラインカードと直接に接続することはできない。また、ヘッドセット、受話器又はモデムにような4線式電話装置も通常PBXと直接に接続することはできない。
【0013】
それは、PBX互換電話機に加えて、モデム、ファックスモデム、ファクシミリ機器、電話会議用装置、ヘッドセット又は受話器のように普遍的に利用できるアナログ電話装置を利用することを望むPBXのユーザーに問題を与えることになる。その問題は、典型的には、近年、パーソナルコンピュータに接続されたモデムの利用を通じてアクセスされるワールドワイドウエブにアクセスすることの要求が増大していることに伴い増大している。1つの解決方法として、そのようなアナログ電話装置のために専用の外線を提供することが行われている。しかし、その解決方法は、必要な外線の数を制限するPBXによって生じる経費の節約を無効にするので、完全には満足のゆくものではない。他の解決方法として、PBX内にアナログラインカードを提供し、さらにそのPBXに2線式アナログ電話装置を接続する別のラインを提供することが行われている。この方法では、各PBX互換電話機を接続するとともにアナログ電話装置をそのPBXに接続するために別の内線を設置しなければならないので、経費がかかる可能性がある。
【0014】
他の解決方法として、モデムと電話機との間でその電話機の受話器ポートを経由してインタフェースを行う装置を提供することが行われている。例えば、米国特許第4,907,267号は、ベースユニットおよび受話器を持つ電話機とともに用いるモデムインタフェース装置を開示する。その電話機は、PBXとともに用いるように設計された電話機又は2線式電話機とすることもできる。そのモデムインタフェース装置を用いるために、その受話器はベースの受話器ジャックから抜かれて、装置の一方の端部の受話器ジャックに差し込まれている。その装置からは、ベースの受話器ジャックに接続されている4線ケーブルが延出する。その装置は、その装置をモデムのような2線式電話装置に接続する2線ケーブルを受け入れるモジュラージャックも備える。音声およびデータ通信の間で選択を行い、さらに、使用されている特定の電話機の信号特性と一致するようにインタフェース装置を修正するように、一連のスイッチが手で切り換えられる。
【0015】
その手動のスイッチ構成は米国特許第4,907,267号に説明されており、その構成は、カリフォルニア州、サンディエゴのUnlimited System 社によって製造されている2つの製品において改良されている。それらの製品の内の最初のもの、「KONEXX Office Konnector」は、電話機のベースに接続されるとともに受話器に接続されて2線式電話、ファクシミリ機器又はモデム用のインタフェースを提供する。その装置は、音声およびデータ通信の間での切り換えのために受話器が外された状態(オフフック)に置かれたときに検出を行う。それらの第2の製品、「KONEXX Konference」は、ベースと受話器の間で同様に接続されるが、電話会議用の装置のためのインタフェースを提供する。それらの装置の各々のために、手動のスイッチが4つの位置の中の1つに置かれてその装置を、使用中の特定の電話機の信号特性に調整する。
【0016】
しかし、上記のインタフェース装置は、アナログ電話装置をPBXに結合するには不便である。それは、そのようなインタフェース装置を設置するためには、PBX互換電話機の受話器コードは、最初に、そのベースから切り離さなければならないからである。その後、そのインタフェース装置は受話器およびベースの両方に接続されなければならない。次に、アナログ電話装置は、そのインタフェース装置に接続されなければならない。最後に、そのインタフェース装置用のスイッチ位置を正確にセットしなければならない。
【0017】
しかし、おそらく、より重大な欠点は、アナログ電話装置が電話に応答又は通話の申込みのために用いられるごとに、ユーザーは手動でPBX互換電話機の受話器を外さなければならない(オフフックしなければならない)点にあるであろう。それは、一般的には、PBX互換電話機の受話器を受話器台から外すことによって行われる。同様に、アナログ電話装置の使用が終了したときには、ユーザーはそのPBX互換電話機をオンフック状態に戻さなければならない。そうでなく、ユーザーがそのPBX互換電話機をオンフック状態に戻すことを忘れた場合には、掛ってきた電話は接続できず、ビジー状態を示す信号を受け取ることになるであろう。さらに、PBX互換電話機の受話器ポートは、一般的に、自動応答機能では要求されることがある呼出信号を提供することがない。他の欠点は、いくつかのPBX互換電話機はデジタルビットストリームを経由してダイアル信号を伝達して、ダイアルコマンドとして受話器ポートに現れるDTMFトーン(「電話通信の文献では周知のようなデュアルトーン、多周波数時間」)を認識しない点にある。従って、例えば、アナログ装置の音声ダイアルの特徴が作動しなくなる。従って、実際の電話キーパッドを、アナログ装置のためのダイアルを行うために用いなければならない。さらに、そのようなインタフェース装置を接続するために必要なケーブルは絡まり、ユーザーのデスク上は乱雑な状態となる。
【0018】
従って、必要なことは、PBX互換電話機の受話器ポートにアクセスする必要のないPBXにアナログ電話機を接続する技術である。さらに必要なことは、市販されているPBXの広範囲な種類の信号呼出特性に適合するように十分な柔軟性を持つ技術である。さらに必要なことは、機能を実行するために必要な追加のケーブルを最少にし、さらに、ユーザーから要求される技術能力を最小化する技術である。またさらに必要なものは、製造者を問わず、また、異なるプロトコルにしたがって作動するように設計された機器を混成する性能を持つPBXシステム、電話機および通信応用装置の中から選択を行う際に、ユーザーに融通性を提供する装置および方法である。さらに、必要なものは、ユーザーが、複数のPBXシステムのどれかと、特にUSBポートのようなデジタルポート、イーサネット(商標)又はインターネットとの間でインタフェースを行うことができる方法および装置である。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、モデム、ファックスモデム、ファクシミリ機器若しくは電話会議装置のような2線式アナログ電話装置、または、ヘッドセット、受話器又はモデムのような4線式アナログ電話装置と、構内交換器若しくは、USBリンク、イーサネットリンク、インターネット等のようなデジタルコンピュータリンクとの間でインタフェースを行う適切なインタフェース方法および装置である。この書面のために、用語「アナログ電話装置」は、2線式および4線式の電話装置の両方に言及するように用いられる。本願発明に係るインタフェース装置は、PBXおよび関連するPBX互換電話機との間での呼び出し信号の特性が異なるにも関わらず、異なる製造業者によって製造されたさまざまなPBXとともに用いるのに適する。望ましい実施例では、本願発明はPBX互換電話機の受話器のポートにアクセスする必要はない。
【0020】
PBXは一般的に、2、4又は8線の電話の内線を経由して関連するPBX互換電話機に接続される。本願発明の第1の望ましい実施例では、インタフェース装置はその内線に接続される。インタフェース装置は、望ましくは、少なくとも4つの通信ポート、専用受話器用の第1ポート、2線のアナログ補助ポート用の第2ポート、4線のアナログ補助ポートおよびUSBポート用の第4ポートを備える。アナログ電話装置は、次に、2線又は4線のアナログ補助ポートの一方を経由してインタフェース装置に接続することができる。他には、2つのアナログポートを単一のポートに組み込むことができる。そのような状況では、インタフェース装置は、アナログ装置は2線式アナログ装置又は4線式アナログ装置であったか否かを決定して、適切にポートを構成することになる。同様に、本願発明の範囲および意図を逸脱することなく、多くのポートを追加することができる。PBX互換電話機はインタフェース装置と通信を行い、それは次にPBXと通信を行って、そのPBXに、その内線が掛ってきた電話を受取ることができることを通知する。さらに、PBX互換電話機はインタフェース装置を経由して電話をすることおよび受け取ることができる。
【0021】
アナログ電話装置も、また、電話をすることおよび受け取ることができる。アナログ電話装置によって電話を掛けるために、インタフェース装置は、アナログ電話装置がオフフックになったときに発生するような、アナログ電話装置による電流の抜き出し(オフフック状態のループ電流)を検出する。したがって、インタフェース装置は、アナログ電話装置の全体から電話交換局をエミュレートする。アナログ電話装置がオフフックになったことを検出したことに応答して、インタフェース装置は、PBX互換電話機がオフフックに移行することをエミュレートするために、PBXに適切な指示を伝達する。これは、手動でPBX互換電話機をオフフックする必要なく達成される。第1の実施例によると、電話する電話番号は、インタフェース装置又は補助装置に設けられたキーパッドを用いてダイアルされる。
【0022】
アナログ電話装置を用いて掛ってきた電話を受けるためには、インタフェース装置は、電話が掛ってきたことの通知を受ける。それはPBXから送られるもので、対応する内線に接続されたPBX互換電話機用のものである。インタフェース装置は、「呼出」信号を補助ポートに送る。アナログ電話装置が、次に、オフフックされると(受話器が台から外されると)、インタフェース装置は、PBX互換電話機をオフフックするように機能するように、適切な指示をPBXに伝達することによって応答する。これも手動でPBX互換電話機をオフフックする必要なく達成される。
【0023】
一旦電話がインタフェース装置を経由してアナログ電話装置に接続されると、そのインタフェース装置は、アナログ電話装置とPBXとの間に音声又はモデム信号用の双方向通信経路を提供する。従って、そのインタフェース装置は、アナログ電話装置から音声又はモデム信号を受け取って、それらをPBXの受信に適した形態に変換し、PBXから音声又はモデム信号を受信し、それらをアナログ電話装置の受信に適した形態に変換する。例えば、PBXがすべてデジタルPBXの場合には、インタフェース装置は、アナログからデジタルへの変換およびデジタルからアナログへの変換を実行する。
【0024】
掛ってきた電話又は掛ける電話が終了したときには、インタフェース装置は、アナログ電話装置がオンフック状態に戻されたとき(受話器が台に置かれたとき)に発生するようなアナログ電話装置によって抜き出される電流がもはや存在しないことを検出する。それに応答して、インタフェース装置は、PBX互換電話機がオンフック状態に戻るように、適当な指示をPBXに伝達する。
【0025】
第2の実施例は、第1の実施例と比べると、PBX互換電話機上に配置されたキーパッドを用いて呼出のために電話番号をダイアルする点が異なる。第2の実施例によると、キーパッドはインタフェースに設ける必要はない。
【0026】
第3の実施例は、第1および第2の実施例とは、アナログ電話装置に設けられたキーパッドを用いて呼出の電話番号をダイアルすることができる点で異なる。インタフェース装置はデュアルトーンの多周波数(DTMF)信号を受取り、それは電話番号をダイアルしたときにアナログ電話装置によって発生される。インタフェース装置は、次にそれらの信号をPBXに適したフォーマットに変換する。
【0027】
第4の実施例は、他の実施例と比べると、インタフェース装置が、PBXに、内線に接続された電話は掛ってきた電話を受取ることができることを通知するために、そのPBXと通信を行う点が異なる。第3の実施例と同様に、アナログ電話装置に設けられたキーパッドは、呼び出す電話をダイアルするために用いることができる。したがって、第3の実施例においては、PBX互換電話機がインタフェース装置とともに内線に接続する必要はない。
【0028】
PBXに適した通信プロトコルを用いてそのPBXに音声およびオーバーヘッド信号を伝達するために、インタフェース装置は、そのPBXの特性を「学習」しなければならない。したがって、インタフェース装置がPBXに結合されると、その学習技術が実行される。
【0029】
その学習技術の第1のステップは、インタフェース装置が、それに接続された電話システムが全デジタルPBXもしくはデジタルKTSのようなデジタルとして音声信号を伝達するか否か、又はその電話システムがハイブリッドPBX、ハイブリッドKTS若しくは電話サービスプロバイダの電話交換局のようなアナログ形態で音声信号を伝達するか否かを決定することが要求される。電話切換システムのそれらの種類の各々と適合する電話機の主要な機能には、関連する電話切換システムによって直接電力が供給される。本願発明の発明者は、電力供給源の特性は、ジャックピンアウト(モジュラーインタフェースターミナル位置)および有効DC源の抵抗に関して電話切換システムの各タイプごとに異なることを観察した。従って、内線に結合された8線をポーリングするインタフェース装置によって決定が行われる。ポーリングされたターミナルのどれがアクティブなのかを発見することによって、インタフェース装置はハイブリッド電話切換システムと多補種類の電話切換システムとの間で識別を行う。電話切換システムがハイブリッドシステムだと仮定した場合には、どのポーリングされたターミナルがアクティブかを発見することによって、特定のモデル又は製造業者を概略特定することができる。
【0030】
電話切換システムがハイブリッドシステムでないと仮定した場合には、最大3つのDC源抵抗の測定がそのアクティブターミナルを経由して内線ごとに行われる。第1の測定は、無負荷のDC測定である。その後、システムは無負荷のAC測定を行い、そのDC及びACの結果を分析してシステムの特性を決定する。次の2つの測定のために、内線には交互の一定の抵抗負荷によって負荷が掛けられる。インタフェースは、それらの測定の結果を予め記憶された値と比較して、電話切換システムが全デジタルシステムか又はアナログシステムかを決定する。
【0031】
システムが音声信号を多線式ハイブリッドタイプのフォーマットで伝達する場合には、インタフェース装置はそれにしたがってそれ自体を修正する。したがって、学習技術における次のステップは、オフフック状態をエミュレートすることにある。エミュレートされたオフフック状態に応答して、ハイブリッドPBXがデジタルトーン信号を受信内線に提供する。インタフェース装置は、そのダイアルトーン信号を検出して、受信および送信信号経路の両方に対しレベル調整を実行する。受信信号経路は、ダイアルトーン信号を用いて構成され、送信経路はハイブリッドPBXに適した予め記憶した一組のパラメータを用いて構成されている。それは、インタフェース装置が複数の作動パラメータの組から予め記憶した組を選択することによって達成される。
【0032】
システムが音声信号をアナログフォーマットで伝達する場合には、インタフェース装置はまたそれにしたがってそれ自体を修正する。つまり、学習技術の次のステップは、オフフック状態をエミュレートすることにある。そのエミュレートされたオフフック状態に応答して、PBXアナログラインカード又は電話交換局がダイアルトーン信号をインタフェース装置に供給する。インタフェース装置はそのダイアルトーン信号を検出して、受信および送信経路の両方に対しレベル調整を実行する。受信経路は、ダイアルトーン信号を用いて構成され、送信経路はプログラム可能な感度調整値を用いて構成されている。
【0033】
AC分析はDC負荷の前に実行される。システムがデジタルサンプルとして音声信号を伝達する場合には、学習技術は、PBXとPBX互換電話機との間で通信するように用いられる信号プロトコルを決定する。それは、内線を瞬間的に開くインタフェース装置によって達成される。次に、インタフェース装置は、PBXとPBX互換電話機との間で通信を行う信号を監視し、その信号は、PBX互換電話機を初期設定し、また、そのPBXに、内線に接続されたPBX互換電話機が掛ってきた電話を受取ることができることを通知する。
【0034】
次に、その決定に基づいて、インタフェース装置は適当な信号プロトコルにしたがってそれ自身を修正する。これは複数の作動パラメータの組から予め記憶された作動パラメータをインタフェース装置が選択することによって達成される。それらの作動パラメータの組はインタフェース装置内のメモリ装置内に予め記憶される。その選択された組の作動パラメータは、利用される特定のPBXに適したプロトコルを用いることによってPBXと通信を行うようにそのインタフェースを修正する。
【0035】
したがって、学習技術によって、インタフェースが、別々のPBX製造業者間でのPBXとPBX互換電話機の組との間での信号特性の変動にそれ自身を自動的に適合させることができる。
【0036】
同様に、本願発明に係るインタフェース装置は、そのポートの1つに結合された電話通信機器のいずれかの通信プロトコルを決定する。電話通信機器は、アナログ電話、アナログ電話会議装置、ファクシミリ機器、アナログヘッドセット、コンピュータのモデム、異なるPBXのために構成されたPBX電話又はPBXを経由するインターネット516を経由して受信された若しくは送信されたボイスオーバーIP(VoIP)電話を含めることができる。アナログ装置に関しては、そのプロトコルは、単に、従来の2線又は4線相互接続である。
【0037】
【発明の実施の形態】
本願発明の発明者は1997年12月19日に米国特許出願第08/994,211号を出願した。それは、アナログ電話装置をデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換システムに接続するための方法及び装置と題されている。その同時継続出願は参考としてここに組み込む。とりわけ、その出願は、従来のアナログ電話機器をPBXに接続することができる方法及び装置を開示する。その発明の簡略化したブロック図を図4に示す。それらの開示事項によると、インタフェース装置は、従来のアナログ電話通信装置とデジタル、アナログ又はハイブリッドPBX510との間に結合されている。その従来のアナログ装置は、アナログ電話機502、アナログ電話会議装置503、ファクシミリ装置504、アナログヘッドセット505又はコンピュータ506のモデムとすることができる。その発明では、ユーザーはPBX510とともに用いられている別のPBX電話機514と接続することはできない。さらに、その発明では、ユーザーはPBX510を経由してインターネット516を通じてボイスオーバーIP(VoIP)電話を申し込んだり又はそれを受けたりすることができない。
【0038】
図5は、電話切換装置(PBX)102、PBX互換電話機104、2線式アナログ電話装置106及び4線式アナログ電話装置108に接続されたインタフェース装置100のブロック概略図を示す。電話切換装置102は、全デジタル構内交換機(PBX)、ハイブリッドPBX、キー電話装置(KTS)又は電話交換局110からの直通線とすることができる。この書面のために、用語「PBX」には、電話切換機器の上記の種類の全てを含める。さらに、この書面のために、用語「PBX互換電話機」は、特定のPBX102と直接インタフェースされるように特別に設計された電話機104を示す。典型的には、PBX102及びPBX互換電話機104は、同一の製造業者によって提供される。いくつもの製造業者がPBX及び対応するPBX互換電話機を製造するが、ある製造業者が提供するPBX互換電話機は、一般的に、他の製造業者によって提供されたPBXと接続することはできない。
【0039】
PBX102は、1又は2以上の外線112を経由して電話サービスのプロバイダの電話交換局110に接続され、さらに、内線116およびウォールジャック118を経由してインタフェース装置100のPBXポート114にも接続される。内線116は多くの種類の電話切換装置用の2線又は4線であるが、ハイブリッドの切換装置用の内線116は最大8線を含めることができる。
【0040】
例としては、PBX102は、中央のビジネスの現場の例えばサービスルーム又は地下室に設けることができる。数本の内線(1本のみを内線116として示す)が、対応するウォールジャック(1つのみをウォールジャック118として示す)まで延びている。ウォールジャックは典型的にはビジネス現場の全体に分散配置されている。そのウォールジャックは、ユーザーのオフィス、会議室および応接室に設けることもできる。従来通りに、PBX互換電話機104はウォールジャック118に差し込まれることになるであろう。しかし、インタフェース装置100はそのウォールジャック118に差し込まれる一方、PBX互換電話機104はそのインタフェース装置100に差し込まれる。
【0041】
インタフェース装置100はインタフェース制御部120を含んでおり、それはPBXポート114を経由してPBX102に接続されている。インタフェース装置100の内部では、PBXポート114がインタフェース制御部120およびスイッチSW1の第1端子に接続されている。スイッチSW1の第2端子は、PBX電話ポート122に接続されている。スイッチSW1はインタフェース制御部120によって制御されるように接続されている。また、インタフェース装置100の内部では、インタフェース制御部120が2線式アナログ電話ポート124および4線式アナログ電話ポート126に接続されている。
【0042】
インタフェース装置100の外部では、PBX互換電話機104がPBX電話ポート122に差し込まれ、2線式アナログ電話装置106が2線式ポート124に差し込まれ、さらに、4線式アナログ電話装置108が4線式ポート126に差し込まれている。ある実施例では、上記の利点を得るために常にPBX互換電話機が存在する必要はない。また、上記の利点を得るために両方の電話装置106、108を必要とはしない。
【0043】
電話装置106、108の各々をモデム、ファックスモデム、ファクシミリ装置、電話会議装置、ヘッドセット、受話器又は他の種類の従来のアナログ電話装置とすることができる。4線式の電話装置108は、2線式の電話装置106と比べると、主として、4線式電話装置108は、第1の対の線を経由してアナログ信号を伝達するとともに第2の対の線を経由してアナログ信号を受信(一方向性信号送信)するのに対し、2線式電話装置106は、単一の対の線を経由して両方向(送信および受信)にアナログ信号を伝達(双方向信号送信)するという点が異なる。
【0044】
図6は、図5に示すインタフェース装置100のインタフェース制御部120のブロック概略図を示す。電話交換局エミュレータ200が2線ポート124に接続されている。その電話交換局エミュレータ200はポート124にDC電力を供給して、2線式アナログ電話装置106(図5)が電話交換局エミュレータ200から電流を取り出すか否かに応じて、その2線式アナログ電話装置106のオンフック/オフフック状態を検出する。電話交換局エミュレータ200は2線式アナログ電話装置106のオンフック/オフフック状態を指示するものをフックスイッチブロック202に提供する。電話交換局エミュレータ200は、「呼出」信号を、2線−4線変換器204を経由して2線補助ポートおよび4線アナログ補助ポートに提供することもおこなう。
【0045】
電話交換局エミュレータ200は2線−4線変換器204にも接続されている。電話交換局エミュレータ200の内部では、2線ポート124からの信号は2線−4線変換器204に伝達される。その2線−4線変換器204は、2線ポート124からの双方向信号を別々の送信および受信信号に変換するハイブリッド回路のように一般的に知られている従来の回路でよい。2線−4線変換器204からのそれらの別々の送信および受信信号はTX/RXオーディオブロック206に接続される。
【0046】
4線ポート126(図5)からの信号も、TX/RXオーディオブロック206に伝達される。それらの信号は常に送信および受信チャンネルに分離されているので、2線−4線変換器204はそれらの信号のためには必要ではない。4線式電話装置に関するオンフック/オフフックの状態を示すものは、フックスイッチブロック202接続されたオン/オフスイッチのようなユーザーインタフェース(図示せず)によって提供することができる。
【0047】
TR/RXオーディオブロック206は、受信および送信信号経路の両方に対し適切なレベル調整を実行する。したがって、そのTR/RXオーディオブロック206は、PBX102(図5)から受信された音声又はモデム信号のレベルが、アナログ電話装置106又は108(図5)に適合するように調整されることを保証し、さらに、アナログ電話装置106又は108から受信された信号のレベルが、PBX102に適合するように調整されることを保証する。
【0048】
TX/RXオーディオブロック206を経由して、2線−4線変換器204からさらに4線ポート126からのそれぞれの送信および受信信号が、パルスコード変調(PCM)エンコーダー/デコーダー(CODEC)ブロック208およびアナログラインインタフェースブロック210に接続される。望ましくは、そのPCM CODECブロック208は、PBX102(図5)内線116(図5)を経由して音声又はモデム信号をデジタルサンプルとして伝送するか又はPBX102がそれらの信号をアナログフォーマットで伝送するかに応じて選択的にアクティブ状態又は非アクティブ状態になる。PBX102がそれらの信号をデジタルサンプルとして伝送する場合には、PCM CODECブロック208はアクティブ状態になる。逆に、PBX102がそれらの信号をアナログフォーマットで伝送する場合には、そのCODEブロック208は非アクティブ状態になる。
【0049】
PCM CODECブロック208がアクティブ状態にあると仮定すると、デジタルライントランシーバー212およびデジタルラインインタフェース214もアクティブ状態になる。PCM CODEブロック208は、TX/RXオーディオブロック206から受信したアナログ音声又はモデム信号をシリアルデジタルデータ流れに変換する。望ましくは、この変換は、A法則又はμ法則圧伸技術にしたがって実行される。そのPCM CODEブロック208によって形成されたシリアルデータ流れは、アナログ電話装置106又は108から受信された音声又はモデム信号を表し、デジタルライン変換器212に提供される。
【0050】
デジタルライン変換器212は次にデジタル的にサンプリングされた音声又はモデム信号を必要なすべてのオーバーヘッド又はコマンド信号と組合せ、それにより、組合せシリアルデータ流れを形成する。例えば、フックスイッチブロック202は、電話装置106又は108(図5)のオンフック/オフフック状態をデジタルライン変換器212に通知する。そのデジタルライン変換器212は組合せシリアルデータ流れにPBX102への適当なコマンドを含めることによって応答する。
【0051】
デジタルライン変換器212によって形成された組合せシリアルデータ流れは、次に、デジタルラインインタフェースブロック214に提供される。デジタルラインインタフェースブロック214は、その組合せシリアルデータ流れを学習ブロック216を経由してPBXに伝達する。デジタルラインインタフェース214は望ましくは学習ブロック216によって制御される。
【0052】
組合せシリアルデータ流れはPBX102(図5)によって受信されるので、それは、インタフェース装置100に接続された特定のPBX102に適合しかつ理解されるフォーマットでなければならない。例えば、そのデータはPBX102と適切に同期し、さらに、そのPBX102の要求にしたがって適切に圧縮および符号化されなければならない。加えて、組合せシリアルデータ流れに含まれているコマンドおよびオーバーヘッド情報はPBXによって認識されなければならない。
【0053】
その組合せシリアルデータ流れを適切に形成するために要求される特定のパラメータは、しかし、一般的に、PBXのさまざまな製造業者の間では異なっている。したがって、PCM CODECブロック208およびデジタルライントランシーバー212は、望ましくは、インタフェース装置100に接続された特定のPBX102のために適切にアナログ−デジタル変換を実行するように予め構成される。加えて、デジタルラインインタフェース214も、インタフェース装置100に接続された特定のPBX102のために適切にシリアルデータ流れを形成するように予め構成される。PCM CODEC208、デジタルライントランシーバ212およびデジタルラインインタフェース214の予備構成は、学習ブロック216の制御下で、製造業者の特定のプロトコルセット218に記憶されているデータにしたがって実行される。
【0054】
デジタルラインインタフェース214は、PBX102によって発生されたデジタルデータのシリアル流れを受取り、そのシリアルデータ流れをデジタルライントランシーバ212に提供する。そのデジタルライントランシーバ212は次に音声又はモデム信号から適切にオーバーヘッドおよびコマンドを分離し、その音声又はモデム信号を復号化のためにPCM CODEC208に伝送する。その機能を適切に実行するために、デジタルライントランシーバ212は、製造業者の特定のプロトコルブロック216に記憶されているデータにしたがって学習ブロック214の制御下で予め構成される。
【0055】
デジタルライントランシーバ212の作動の例として、PBX102が、掛ってきた電話が内線116に接続されることを示すと、デジタルライントランシーバ212はその状態を認識し、応答して、その状態を掛ってきた電話の検出ブロック220に伝達する。その掛ってきた電話の検出ブロック220は、次に、PCM CODECブロック208に、デジタルライントランシーバ212からデジタルサンプルを受信することを通知する。その掛ってきた電話の検出ブロック220は、また、電話交換局エミュレータ200に、呼出信号を2線式および4線式アナログ電話装置106および108(図5)に送ることを通知する。
【0056】
次に、2線式アナログ電話装置106がオフフックに移行したときには、電話交換局エミュレータ200(図6)は、その状態を認識し、応答として、フックスイッチブロック202に通知する。別の例としては、4線式アナログ電話装置108(図5)がオフフックに移行したときに、手動スイッチがそれをフックスイッチブロック202に通知する。そのフックスイッチブロック202は次に適切にデジタルライントランシーバ212に通知を行い、それは次にPBX互換電話機104がオフフックに移行することをエミュレートするようにPBX102と通信を行う。
【0057】
PCM CODECブロック208は、デジタルライントランシーバ212から受信したデジタルサンプルをアナログ信号に変換する。そのデジタルサンプルは、デジタル値の1ビット幅流れとして受信される。したがって、その変換は、受信したデジタル値の流れを適切に各デジタル値が適切な幅を持つ一連のデジタル値に解析することによって実行される。次に、PBX(図5)によって実行された圧縮および/又は符号化は反転される。最後に、アナログ信号は、その一連のデジタル値から再構成される。その変換を適切に実行するために、PCM CODECブロック208は、製造業者の特定のプロトコルブロック218に記憶されたデジタルサンプルの製造業者の特定のフォーマットおよび同期にしたがって学習ブロック216の制御下で予め構成される。
【0058】
製造業者特定プロトコルセット218は、さまざまな異なる製造業者によって製造されたPBXに適する変換パラメータの複数の組を含む。パラメータの各組は、デジタルサンプルの適切なフォーマットおよび同期、デジタルサンプルの圧縮解除および復号、デジタルサンプルへの適切な圧縮および符号化、PBX102へのコマンドの発生、並びにPBX102からのコマンドの認識に関する情報を含む。一般的に、それらのパラメータはPBX製造業者ごとに固有である。
【0059】
PCM CODECブロック208によって発生されたアナログ信号は、TX/RXオーディオブロック206に提供され、電話交換局エミュレータ200を経由して2線ポート124に伝達され、さらに4線ポート126に伝達される。
【0060】
1つの可能性において、ラインフィルタ222がデジタルラインインタフェース214およびアナログラインインタフェース210に接続されて、内線116(図5)を経由してPBX102(図5)からインタフェース装置100(図5)用の電力を得る。望ましくは、インタフェース装置100には外部から電力が供給される。その外部電力源は専用ステーションに電力を供給するためのDC電圧又は2線および4線のアナログ補助ポート用のDC電圧を発生する。ラインフィルタ222は内線116から既定のしきい値を越えた周波数成分をフィルタで除去し、それにより、未調整のDC電圧を形成する。別の例では、未調整のDC電圧は、バッテリー電源、整流されたAC電圧又は電力供給用のPBXによって供給された追加のライン対から得ることができる。その未調整のDC電圧は、分離されたスイッチ切換電源224に供給される。その分離されたスイッチ切換電源224は電力をインタフェース装置100の回路に供給するが、その電力源から電気的に分離されている。デジタルライントランシーバ212がアクティブ状態の場合には、望ましくは、そのデジタルライントランシーバ212は同期化信号をスイッチ切換電源224に供給する。その同期化信号は、電源224のスイッチ切換を制御し、それにより、PCM CODECブロック208によって実行されるデジタル−アナログサンプリングとの同期はずれを生じさせて、スイッチ切換ノイズによって引き起こされるサンプリングエラーを最少化する。
【0061】
PBX102が音声又はモデム信号をアナログフォーマットで伝達した場合に、例えば、アナログラインカードがPBX102内で用いられたとき、または、PBX102がハイブリッド切換装置のときには、PCM CODECブロック208は非アクティブ状態となる。アナログラインインタフェース210は学習ブロック216を通過する双方向通信経路を経由してPBX102からアナログ信号を受信する。アナログラインインタフェースブロック210はその双方向信号を別々の一方向送信および受信信号経路に変換する。したがって、アナログ信号は、別々の一方向信号経路を経由して、アナログラインインタフェースブロック210とTX/RXブロック206との間で伝送される。
【0062】
別々の一方向送信および受信信号経路は、TX/RXオーディオブロック206を4線式電話装置108(図5)に接続する。2線式電話装置106(図5)の場合には、2線−4線変換器204は、TX/RXオーディオブロック206に接続されている別々の一方向信号経路を、COエミュレータDC電源に多重送信される電話交換局エミュレータ200を通過する双方向信号経路に変換する。
【0063】
アナログラインインタフェースブロック210はPBX(図5)からのコマンドを検出するためにそのPBXによって発生される信号を監視する。例えば、アナログラインインタフェースブロック210は、掛ってきた電話が内線116に接続されるか否かを検出する。アナログラインインタフェースブロック210が掛ってきた電話を検出した場合には、そのアナログラインインタフェースブロック210は掛ってきた電話の検出ブロック220にその状況を通知する。その掛ってきた電話の検出ブロック220は、次に、TX/RXオーディオブロック206にPBX102(図5)から入力された音声信号を受信する準備を行うように通知する。応答の際、掛ってきた電話の検出ブロック220は電話交換局200にも2線式アナログ電話装置106に呼び出し信号を送るように通知する。
【0064】
アナログラインインタフェースブロック210は、TX/RXオーディオブロック206から受信したアナログ音声またはモデム信号を必要なすべてのオーバーヘッドまたはコマンド信号との組合せも行う。たとえば、フックスイッチブロック202は、アナログラインインタフェース210に電話装置106または108(図5)のオンフック−オフフック状態を通知する。アナログラインインタフェース210は、適当なコマンドをPBX102に送ることによって、たとえば、PBX102からDCループ電流を引き出すことによって応答する。
【0065】
ハイブリッドPBXの場合には、PBX102に送られたオーバーヘッドおよびコマンド信号は、音声またはモデム信号はアナログフォーマットで通信されるが、連続するデジタルデータの形式でよいという点に注意すべきである。概略、ハイブリッドシステム用のオーバーヘッドおよびコマンド信号は、通信音声信号のために利用されているラインから内線116内の別々の線を経由して伝達される。上記のように、PBX102がハイブリッド切換システムの場合には、音声信号は、PBX102とアナログ電話機との間をアナログラインインタフェース210およびTX/RXオーディオブロックを経由して伝達される。しかし、ハイブリッド切換システムの場合には、ハイブリッドインタフェースブロック226がオーバーヘッドおよびコマンド信号をPBX102に通信するために提供されている。そのハイブリッドインタフェースブロック226は、学習ブロック216の制御下で、かつ製造業者の特定のプロトコルセット218にしたがって、望ましくはあらかじめ構成される。
【0066】
ハイブリッドインタフェースブロック226の作動の例としては、PBX102がかかってきた電話は内線116に接続されるというコマンドを送るときには、そのハイブリッドインタフェースブロック226はかかってきた電話の検出ブロック220を通知する。また、フックスイッチブロック202が、ハイブリッドインタフェースブロック226に、アナログ電話機106または108(図5)がオフフック状態にあることを示す場合には、そのハイブリッドインタフェースブロック226はPBX102から発信音を要求する。
【0067】
FSKモデム232は製造業者の特定のプロトコルセット218にも結合される。そのFSKモデム232は、電話線接続またはUSBポートのようなデジタルシリアルポート接続を経由して遠隔地から製造業者の特定のプロトコルセット218に、更新、追加または変更を行うことができる。
【0068】
一実施例によると、キーパッド228および発信音多重周波数(DTMF)発生装置230が設けられていてアナログ電話機106または108(図5)からの電話呼出しを受信する。キーパッド228はDTMF発生装置230に接続されている。DTMF発生装置230はTX/RXオーディオブロック206およびPCM CODECブロック208に接続されている。たとえば、電話呼出しを受け入れるために、2線式アナログ電話機106がオフフック状態に置かれている。応答の際、電話交換機エミュレータ200はフックスイッチブロック202にその状況を通知する。フックスイッチブロック202はその後アナログラインインタフェース210、デジタルライントランシーバ212およびハイブリッドラインインタフェース226に通知を行う。オフフック状態に移行するPBX互換電話セット104(図5)をエミュレートするために、アナログラインインタフェース210またはデジタルライントランシーバ212の内の作動状態にあるものが次に適当なコマンドをPBX102(図5)に送る。そのPBXが電話呼出しが開始されることを認識すると、キーパッド228を用いて呼び出す予定の電話番号のダイアルを回すようにする。DTMF発生装置230は次にキーパッド228を介してダイアルされている電話番号の各数字ごとにデュアルトーンを発生する。
【0069】
別の例においては、キーパッド228は、ユーザーの音声コマンドをDTMF発生装置ブロック230の制御に適した信号に変換する音声認識ブロックによって置き換えられている。そのような実施例を用いると、たとえば、ユーザーの手が自由になって他の仕事を行うことができ、または両手の使用が限定されている人が利用することができる。
【0070】
そのデュアルトーンは、その後、DTMF発生装置230によってTX/RXオーディオブロック206およびPCM CODECブロック208に提供される。PBX102がアナログインタフェースの場合には、そのデュアルトーンがアナログラインインタフェース210および学習ブロック216を経由してPBX102まで送られる。そうでなければ、PCM CODECブロック208がアクティブである場合には、そのデュアルトーンは、利用されている特定のPBX102(図5)のために要求されているプロトコルにしたがって変換される。したがって、PCM CODECブロック208は、学習ブロック216の制御下でかつ製造業者の特定のプロトコルセット218に記憶されているデータにしたがってあらかじめ構成される。適切に変換されたデュアルトーンはその後デジタルライントランシーバ212、デジタルラインインタフェース214および学習ブロック216を経由してPBX102に送られる。
【0071】
第2の実施例は、第1の実施例と比べると、PBX互換電話セット104(図5)に設けられているキーパッドが、呼び出す電話番号をダイアルするために利用されるという点で異なる。第2の実施例によると、したがって、キーパッド228(図6)およびDTMF発生装置(図6)は設ける必要がない。
【0072】
第3の実施例は、第1および第2の実施例と比べると、アナログ電話機106または108(図6)に設けられたキーパッドは、呼び出す電話番号をダイアルするために用いることができる点で異なる。インタフェース装置100(図5)は、電話番号がダイアルされたときにアナログ電話機106または108(図5)によって発生されたデュアルトーンの多重周波数(DTMF)信号を受信する。TX/RXオーディオブロック206(図6)またはPCM CODEC208(図6)のアクティブ状態のものが次にそれらの信号をPBX102(図5)に適したフォーマットに変換する。
【0073】
第4の実施例は、他の実施例と比べると、PBX102(図5)に、内線116(図5)がかかってきた電話を受信することができることを通知するために、インタフェース装置100(図5)がそのPBX102と通信を行うという点で異なる。アナログ電話機106もしくは108(図5)またはキーパッド226(図6)に設けられているキーパッドを、呼び出す電話番号をダイアルするために用いるために用いることができる。したがって、第3の実施例では、PBX互換電話セット104(図5)がインタフェース装置100(図5)とともに内線116に接続することは要求されない。
【0074】
かかってきた電話またはかけた電話が終了したときには、インタフェース装置100(図5)の電話交換局200(図6)は、アナログ電話機106または108がオンフック状態に戻るときに生じるように、電流が、アナログ電話機106または108によってそれ以上引き出されることがないことを検出する。応答の際に、電話交換局エミュレータ200(図6)がその状況を認識して、フックスイッチブロック202(図6)に通知を行う。そのフックスイッチブロック202は、その後、デジタルライントランシーバ212またはアナログラインインタフェース210の内のアクティブ状態のものに通知し、それは、次に、オンフック状態に戻るPBX互換電話セット104をエミュレートするために、PBX102と通信を行う。
【0075】
使用されている特定のPBX102(図5)に適する通信プロトコルにしたがってそのPBX102と通信を行うインタフェース装置100(図5)、特に、PCM CODECブロック208、デジタルライントランシーバ212、TX/RXオーディオブロック206、ハイブリッドラインインタフェース226およびアナログラインインタフェースブロック210を適切に構成するために、インタフェース装置100はPBX102の特性を「学習」しなければならない。それを達成するために、そのインタフェース装置100は学習アルゴリズムを実行する。
【0076】
図7は、本願発明にかかる学習ブロック216(図6)の作動を制御する学習アルゴリズムの流れ図を示す。その学習アルゴリズムは、インタフェース装置100(図5)を適切に構成するために開始される。したがって、学習ブロック216に含まれている論理回路が、電話切換システム102がデジタルサンプルとしてまたはアナログフォーマットの音声信号を伝送するか否かを決定する機能を実行する。さらに、学習ブロック216に含まれている論理回路は、製造業者の特定のプロトコルセット218(図6)に記憶されているデータと関連しながら、電話切換システム102によって利用される通信プロトコルを識別し、さらに、そのプロトコルにしたがってインタフェース装置100を構成する機能を実行する。しかし、記憶されているソフトウエアのプログラムにしたがって作動するマイクロプロセッサまたはコントローラが、それらと同様な機能を実行することができることは明白である。
【0077】
インタフェース装置が、利用されているPBXのラインカードの種類ならびに電話および電話通信機器の種類の両方を分析することは認識されるであろう。ラインカードの適合する学習の作動のためのステップを記述するフローチャートを図7に示す。各ステーションポートとの通信はステップ320において一周するようにオープンとなっている。DC特性はステップ322においてラインインタフェースから学習される。そのDC特性学習ステップは、両方の極性における各対のターミナルを評価することによって実行される。次に、ステップ324においては、AC特性(通信信号特性)がラインカードから学習される。そのAC特性学習ステップも、両方の極性において各対のターミナルを評価することによって実行される。波形およびデジタル量はサンプリングされてインタフェースプロトコルを決定する際の使用のために保存される。
【0078】
次に、ステップ326では、検出した測定値が分析されて、公知のプロトコル用のシグネチャーと一致するか否かを決定するために比較される。ステップ328においてその測定値が公知のプロトコル用のシグネチャーと一致する場合には、適当なプロトコルスタックが使用のために読み込まれる。望ましくは、そのプロトコルスタックは、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリのような不揮発性メモリに読み込まれる。一方、ステップ328において、その測定値が、公知のプロトコル用のシグネチャーと一致しない場合には、DC負荷テストがそのPBXのラインカードに適用され、それにより、ステップ332においてそれがアナログかまたはハイブリッドシステムであるか否かが決定される。適当なアナログまたはハイブリッドシステムの種類を決定すると、インタフェース装置100はステップ334において適切に構成される。
【0079】
図8は内線116(図5)の電源抵抗を測定するための回路の概略図を示す。DC電圧、V電源が、直列抵抗R電源を経由してPBX102(図5)によって提供される。DC電圧、Vラインがインタフェース装置100(図5)の学習ブロック216によって受信される。スイッチSW2が内線116を横切る3つの抵抗負荷の内の1を選択的に接続する。第1の負荷LOAD1は、内線を実質的に無負荷の状態にするために大きな抵抗値(例えば、20Mオームまたは開回路)を持つ。第2および第3の負荷LOAD2およびLOAD3は、変化する程度の負荷を内線に与えるためにLOAD1の値よりも低い別の値を持つ。例えば、LOAD2の値は、アナログインタフェース用の電源抵抗R電源の予想値に匹敵するもの(例えば、約1Kオーム)でよく、一方、LOAD3の値は、すべてのデジタルインタフェース用の電源抵抗R電源の予想値に匹敵するもの(例えば、約50オーム)でよいが、望ましくは、潜在的に過度の電流の流れを回避するような高抵抗である。
【0080】
ステップ332においては、3つのDC電源抵抗値が、PBXポート114(図5)のアクティブな2つのターミナルを経由して内線に関して得られる。第1の測定は無負荷のDC測定である。その測定のために、スイッチSW2が第1の抵抗LOAD1に結合され、さらに、電圧Vラインの合成レベルが検出される。同様に、第2の測定のために、スイッチSW2が第2抵抗LOAD2に結合され、電圧Vラインの合成レベルが検出される。第3の測定のために、スイッチSW2が第3の抵抗LOAD3に結合され、電圧Vラインの合成レベルが検出される。各測定のために、Vラインの値は、R電源およびスイッチSW2に結合された抵抗値の電圧分割による相対値によって影響される。
【0081】
状態332において得られた測定値の結果はR電源およびV電源の値を表すので、インタフェース装置100は、それらの測定値の結果またはそれらの比率をあらかじめ記憶させておいた値と比較して、電話切換システムがすべてデジタル装置であるかアナログ装置であるかを決定する。その状態332で行われた比較が、PBX102(図5)がアナログドメインにおいて音声および制御信号と通信を行うことを示した場合には、学習アルゴリズムは状態332から状態334に移動する。
【0082】
AC分析を実行するために、PBX102(図5)は、PBX互換電話セット104が接続解除されていることを検出する。応答として、PBX102はPBX互換電話セット104と通信を試みてそのPBX互換電話セット104を起動する。それらの起動信号は、さまざまな製造業者およびPBXのモデルの間では異なっている。したがって、それらは、特定のPBX製造業者およびモデルを認識できるようにする表示(「シグネチャー」)を提供する。
【0083】
状態326においては、インタフェース装置100(図5)が、PBX102(図5)からPBX互換電話セット104(図5)に伝達するそれらの起動信号によって提供される表示を監視し、それらをあらかじめ記憶してある表示と比較する。各々のあらかじめ記憶した表示は、インタフェース装置100(図5)を適切に構成するために用いられたパラメータの対応する1つの組とともに、製造業者の特定のプロトコルセット218に記憶される。次に、学習アルゴリズムは状態328に移動する。インタフェース装置100が起動信号によって提供された表に(「シグネチャー」)を認識する場合には、そのインタフェース装置100は適当な通信信号プロトコルにしたがってそれ自体を構成する。
【0084】
状態330においては、学習ブロック216は製造業者の特定のプロトコルセット218にあらかじめ記憶された複数の組からオペレーションパラメータの適当な記憶された組を選択し、その選択された組にしたがってPCM CODEC208およびデジタルライントランシーバを適切に構築する。次に、学習アルゴリズムは状態330から状態342に移動する。
【0085】
望ましい実施例では、一度、インタフェース装置100(図5)が、利用されている特定のPBX102(図5)に関し適切に構成されると、確認が実行される。従って、状態342では、インタフェース装置100がPBX102(図5)にコマンドを送り、それは、PBX互換電話セット104(図5)がオフフックに移ることをシミュレーションする。次に、学習アルゴリズムが状態342から状態344に移動する。状態344において、インタフェース装置100は、PBX102が状態330において送られたコマンドに応答して発信音を出しているか否かを決定する。発信音が検出されると、学習アルゴリズムが状態346に移動し、そこでは、学習アルゴリズムが完了したことを知らせる。また、状態346では、プロトコル及びシステムコンフィグレーションパラメータは、望ましくは、連続するEEPROM又はフラッシュメモリのような不揮発性メモリに記憶され、それにより、それらは停電の際で失われることがなくなる。
【0086】
別の例では、状態344において発信音が検出されない場合には、または状態330においてインタフェース装置100が表示(「シグネチャー」)を認識しない場合には、学習アルゴリズムが状態320に戻り、さらに、学習アルゴリズムが再度開始される。インタフェース装置100が、既定の回数の試みの後に適切に構成されない場合には、そのインタフェース装置100は望ましくはエラー状態を表示する。
【0087】
PBX102(図5)がアナログフォーマットで音声信号を送信する場合には、それに従ってインタフェース装置100(図5)がそれ自体を構成する。従って、状態332において、PBX102がアナログフォーマットで音声信号を送信することが決定された場合には、学習アルゴリズムは状態332から状態334に移動する。状態336では、インタフェース装置100はオフフック状況をエミュレートする。望ましい実施例では、それは内線116にわたって適当な抵抗を配置し、それにより、PBX102が内線116を経由する電流の流れを検出することによって達成される。次に、学習アルゴリズムは状態336から状態338に移動する。
【0088】
エミュレートされたオフフック状態に応答して、PBX102(図5)は内線116(図5)に発信音信号を提供することが予定されている。従って、状態338において、インタフェース装置100がその発信音が検出されるか否かを決定する。発信音が検出されると、学習アルゴリズムは状態338から状態340に移動する。
【0089】
状態334では、また、発信音信号のレベルに基づいて、インタフェース装置100は、そのインタフェース装置100のTX/RXオーディオブロック206を通過する受信及び送信信号経路の両方に関してレベル調整を実行する。受信経路は発信音を用いて最初に適切に構成される。次に、受信及び送信経路にリンクする側音特性を用いて、送信経路が適切に設定される。送信経路は望ましくはトランスミット・オブジェクティブ・ラウドネス・レーティング(TOLR)感度レベルによって構成される。送信及び受信経路が一旦適切に構成された場合には、学習アルゴリズムは状態340に移動し、それは学習アルゴリズムが完了したことを示す。また、状態340では、望ましくは、プロトコル及びシステムコンフィグレーションパラメータが、連続するEEPROM又はフラッシュメモリのような不揮発性メモリに記憶され、それによって、それらは停電の際にも失われないようになる。
【0090】
それが取り付けられるPBXの性質の調査に加え、本願発明はそれに取り付けられる機器の調査も行うことができる。図9は、本願発明を組み入れる例示の装置の概略ブロック図を示す。電話交換局500は公共の切換済みネットワーク(PSTN)を経由してユーザーの機器に電話サービスを提供するように接続されている。従来のPBX510がCO500に接続されている。そのPBXは本願発明のインタフェース装置806に接続されている。そのインタフェース装置806は、アナログ電話502、アナログ電話会議装置503、ファクシミリ装置504、アナログヘッドセット505、コンピュータ506のモデム、別のPBX電話514及びVoIP電話の各々と、インターネット516又はIP電話通信ゲートウエイを経由して通信するように構成されている。以下の説明の際には、それらの装置はここでは通信機器として集合的に言及する。
【0091】
さらに、電話通信ゲートウエイ804がPBX510およびインタフェース装置806に接続されている。ルーター(またはブリッジ)800もCO500に接続されている。そのルーター(またはブリッジ)800がイーサネット、トークンリング、ATM等のような種類のローカルエリアネットワーク802を経由してゲートウエイ804に接続されている。1または2以上のコンピュータ506を公知のようなLAN802に接続することができる。ゲートウエイ802は1または2以上の電話502に接続されている。同様に、1または2以上のコンピュータ506はVoIPの特徴を提供するための音声処理回路を備えることができる。私設の電話ステーションセットを構成して直接IP電話通信ゲートウエイと通信することができる。それが生じると、その私設の電話ステーションセットはVoIPターミナルとなる。
【0092】
電話通信機器の種類を決定するための分析技術は、上記のものと似たものではあるが同一のものではない。PBX510とは異なり、多くの電話通信機器は分析できる信号を提供しない。それは特に電話通信セット502、508および514の場合には真実であり、それは、ほとんどの部分に関して電話の種類に応じてPBX510またはCO500から電力を受け取る。最初、電力はインタフェース装置510から電話通信機器に供給される。インタフェース装置510から電話通信機器へのポートは2から8までの既定の数のコネクタを備える。いくつかの電話通信機器の場合、それらのコネクタの内の2つのコネクタのみが使用されることになる。他の電話通信機器の場合には、すべての8つのコネクタが使用されることになる。インタフェース装置806はポート上の対のコネクタに相対的に限定された大きさの電圧および電流を供給し始める。各セットのコネクタ対は、測定されることになる。意味のある測定値が得られない場合には、テスト電圧は増加され、そのテストは電話通信機器の性質が決定されるまで繰り返される。
【0093】
一度その電話通信機器が特定されると、適切な通信プロトコルをそのポートにロードできるようになる。これにより、インタフェース装置806はPBX510に関する通信プロトコルとそれに接続されて各通信機器に関する通信プロトコルとの間で中継を行うことができるようになる。多くの装置の場合、インタフェース装置は、単一の電話および単一のアナログ装置がインタフェース装置806に接続されるように、ユーザーのデスクトップで用いられる。次に、2つの通信プロトコルを読み込む必要があり、その内の1つはPBX510用の通信プロトコルであり、第2の通信プロトコルは電話通信機器用のものである。従来のアナログ通信プロトコルは典型的には常に存在しており、従来のアナログ装置として利用することができる。
【0094】
しかし、他の用途が本願発明のインタフェース装置806のために存在していることを認識すべきである。例えば、PBX電話ステーションセットは非常に高価であることが知られている。会社がそのPBXを他のものに置き換えようとする場合には、したがってステーションセットへのかなりの投資が浪費されることになるであろう。そのような用途の場合には、機器内の電話ごとにインタフェース装置を提供することが望ましい。その状態になると、PBXに不可欠で隣接するような「裏部屋」に多くのポートを持つマルチユーザーインタフェース装置806を提供することが望ましい。
【0095】
インタフェース装置806に接続された各ポートが別々の通信プロトコルにしたがって通信を行うことは可能である。そのような場合には、適切な通信プロトコルを記憶するために、各ポートごとに、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリのような別々の不揮発性メモリを用いることが可能である。そのような可能性は低い。つまり、一般的にはPBX510システムは1または2のみの通信プロトコルを持つ電話通信機器を利用している。それが真実だと仮定すると、インタフェース装置806はそのさまざまなポートの間にフラッシュメモリ装置を割り当てるように構成することができる。
【0096】
上記のように、インタフェース装置806は自動的にPBX510の通信プロトコルを決定する。そのインタフェース装置806は、同様に、それに接続された各電話通信機器の通信プロトコルを自動的に決定し、それには、通信機器が従来のアナログ電話通信プロトコルを介して通信を行うか否かが含まれる。次に、インタフェース装置806はそれらの識別された通信プロトコルの間で自動的に中継を行う。
【0097】
本願発明の構成および作動の原理の理解を容易にするために詳細を具体化する特定の実施例の観点から本願発明を説明した。その特定の実施例および詳細に関することは請求の範囲を限定することを意図するものではない。当業者にとって、本願発明の意図および範囲を逸脱することなく例示のために選択した実施例の変更を行うことができるのは自明である。特に、当業者にとって、本願発明を異なるさまざまな方法で実行することができ、上記の装置は本願発明の望ましい実施例の例示に過ぎず、限定されたものではないことは自明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は従来の電話通信インタフェースの概略ブロック図を示す。
【図2】 図2はPBX電話通信インタフェースの概略ブロック図を示す。
【図3】 図3は電話通信システムの概略ブロック図を示す。
【図4】 図4はアナログ電話装置をデジタル、アナログ又はハイブリッド電話切換システムに接続するための方法及び装置を提供する電話通信システムの概略ブロック図を示す。
【図5】 図5はPBX、PBX互換電話機及び1又は2以上のアナログ電話装置に結合したインタフェース装置のブロック概略図を示す。
【図6】 図6はインタフェース装置のインタフェースコントロール部のブロック概略図を示す。
【図7】 図7は学習アルゴリズムの流れ図を示す。
【図8】 図8は内線の電源抵抗を測定する回路の概略図を示す。
【図9】 図9は本願発明の望ましい実施例に係る伝多通信システムの概略ブロック図を示す。

Claims (23)

  1. 電話通信装置と電話切換装置(102)との間でインタフェースを行うインタフェース装置(806)であって、該インタフェース装置は、前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)との間で信号を伝達する該インタフェース装置を経由する信号経路を備え、
    a.前記電話通信装置の具体的な電気的特性を測定し分析することにより、複数の通信プロトコルの中から前記電話通信装置によって利用される第1の通信プロトコルを特定する手段と、
    b.複数の通信プロトコルの中から前記電話切換装置(102)によって利用される第2の通信プロトコルを特定する手段と、
    c.特定された前記第1の通信プロトコルと前記第2の通信プロトコルにしたがって前記信号経路を設定する手段であって、該設定された信号経路を用いて前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)とがお互いに信号を伝達することを特徴とする手段と、
    を備えることを特徴とするインタフェース装置。
  2. 請求項1の装置において、前記信号経路はデジタル音声サンプルをアナログ信号に変換するためのコンバータ(204)を備える装置。
  3. 請求項1の装置において、前記信号経路は、前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)との間で音声および制御信号を伝達するために利用される装置。
  4. 請求項3の装置において、さらに、前記電話通信装置のオンフック/オフフックの状態を検出し、前記電話通信装置の前記オンフック/オフフック状態の変化に応答して前記電話切換装置(102)に通知を提供する回路を備える装置。
  5. 電話通信装置と電話切換装置(102)との間でインタフェースを行う方法であって、該方法は、
    a.前記電話切換装置(102)の第1の通信プロトコルを決定する工程と、
    b.前記電話通信装置の具体的な電気的特性を測定し分析することにより、前記電話通信装置の第2の通信プロトコルを決定する工程と、
    c.決定された前記第1の通信プロトコルと前記第2の通信プロトコルにしたがって信号経路を決定する工程であって、該決定された信号経路を用いて前記電話通信装置と前記電話切換装置とがお互いに信号を伝達することを特徴とする工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 請求項5のインタフェースを行う方法において、さらに、前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)との間に信号を伝達するための信号経路を提供する工程を含むことを特徴とする方法.
  7. 請求項6のインタフェースを行う方法において、さらに、前記電話切換装置(102)の前記第1の通信プロトコル、さらには、前記電話通信装置の前記第2の通信プロトコルにしたがい、プロトコルの中継を行なう工程を含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項7のインタフェースを行う方法において、さらに、前記電話切換装置(102)が音声信号をデジタルサンプルとして伝達するのか、または、アナログ信号として伝達するのかを決定する工程を含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項8のインタフェースを行う方法において、さらに、前記電話通信装置が音声信号をデジタルサンプルとして伝達するのか、または、アナログ信号として伝達するのかを決定する工程を含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項9のインタフェースを行う方法において、
    a.前記電話切換装置(102)が音声信号をデジタルサンプルとして伝達するときに第1の信号経路をアクティブ化する工程であって、該第1の信号経路は、該第1の信号経路を用いて前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)とがお互いに通信を行なえるように、前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)との間で前記音声信号の伝達を行なうためのものであり、該第1の信号経路には、前記デジタル信号をアナログ信号に変換するための変換器が含まれることを特徴とする工程と、
    b.前記電話切換装置(102)が音声信号をアナログフォーマットで伝達するときに第2の信号経路をアクティブ化する工程であって、該第2の信号経路は、該第2の信号経路を用いて前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)とがお互いに通信を行なえるように、前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)との間で前記音声信号の伝達を行なうためのものであることを特徴とする工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  11. 請求項7の方法において、前記信号経路はデジタル音声サンプルをアナログ信号に変換するためのコンバータ(204)を含むことを特徴とする方法。
  12. 請求項7の方法において、前記信号経路は前記電話通信装置と前記電話切換装置(102)との間で音声および制御信号を伝達するために利用されることを特徴とする方法。
  13. 請求項12の方法において、さらに、前記電話通信装置のオンフック/オフフックの状態を検出する工程を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項13の方法において、さらに、オンフック状態からオフフック状態に変化する前記電話通信装置に応答して、前記信号経路を経由して、前記電話切換装置に、前記電話通信装置のオンフック/オフフック状態の表示を行なわせる工程を含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項13の方法において、さらに、オフフック状態からオンフック状態に変化する前記電話通信装置に応答して、前記信号経路を経由して、前記電話切換装置に、前記電話通信装置のオンフック/オフフック状態の表示を行なわせる工程を含むことを特徴とする方法。
  16. 請求項10の方法において、さらに、前記電話切換装置(102)の要求にしたがって前記第1の信号経路と第2の信号経路のいずれかアクティブ化された1つを適合させる工程を含むことを特徴とする方法。
  17. 請求項10の方法において、さらに、前記電話切換装置(102)の要求にしたがって前記第2の信号経路を適合させる適合工程を含み、該適合工程は、前記電話切換装置(102)によって提供される発信音のレベルにしたがって増幅レベルを調整する工程を含むことを特徴とする方法。
  18. 請求項10の方法において、前記決定する工程は、前記電話切換装置(102)によって抵抗性負荷に提供される第1の電圧を測定する工程を含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項18の方法において、前記決定する工程は、さらに、無負荷の状態下で前記電話切換装置によって提供される第2の電圧を測定する工程を含むことを特徴とする方法。
  20. 請求項19の方法において、前記決定する工程は、さらに、前記第1の電圧と前記第2の電圧との比率を、予想した比率の範囲と比較する工程を含むことを特徴とする方法。
  21. 請求項10の方法において、さらに、前記電話通信装置のオンフック/オフフックの状態を検出する工程を含むことを特徴とする方法。
  22. 請求項21の方法において、さらに、オンフック状態からオフフック状態に変化する前記電話通信装置に応答して前記特定されたプロトコルにしたがって、前記電話切換装置に、前記電話通信装置のオンフック/オフフック状態の表示を行なわせる工程を含むことを特徴とする方法。
  23. 請求項21の方法において、さらに、オフフック状態からオンフック状態に変化する前記電話通信装置に応答して前記特定されたプロトコルにしたがって、前記電話切換装置に、前記電話通信装置のオンフック/オフフック状態の表示を行なわせる工程を含むことを特徴とする方法。
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