JP3731151B2 - アナログ電話装置と、デジタル、アナログ、又はハイブリッド電話交換システムとをインターフェースで接続するための方法及び装置 - Google Patents

アナログ電話装置と、デジタル、アナログ、又はハイブリッド電話交換システムとをインターフェースで接続するための方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
アナログ電話器と、デジタル、アナログ、あるいはハイブリッド電話交換システムとをインターフェースで接続するための方法及び装置。
【0002】
この出願は、1997年11月6日に出願された合衆国仮出願番号第60/064,382号の利益を要求する。1996年3月27日に出願された合衆国出願番号第08/625,398号の内容は、援用によって本明細書に組み込まれる。
【0003】
発明の属する技術分野
発明は電話方式の分野に関する。より詳しくは、発明は、デジタル、アナログ、あるいはハイブリッド電話交換システムと、2線または4線のアナログ電話器とをインターフェースで接続するために適応できるインターフェースに関する。
【0004】
発明の背景
典型的に電話サービス加入者の自宅において一般に見られるタイプの2線のアナログ電話セットは、双方向の2線の電話線を介して電話サービスプロバイダーの本部に接続された本体ユニットを含み、また、4線の受話器ケーブルを介して電話器本体ユニットに接続された受話器を含んでいる。受話器ケーブルは、4つの電話線を持っている。なぜならば、2方向音声伝達のため、その受話器は、それぞれ一対のワイヤを必要とする、マイクとスピーカーの両方を含んでいるからである。一般的に、電話器本体は、スピーカーに音声信号を、マイクに直流電圧を供給し、一方、電話器本体は、マイクから音声信号を受信する。電話器本体ユニットに含まれる2線・4線コンバーターは、2つの本部信号を4つの受話器信号に変換する。加えて、電話セットは、本部から送られてきたAC呼出音信号を検出するための呼出音検波器と、受信送信のために本部に信号を送るためのフックスイッチとを含む。受話器が受話器受けからはずされるとき、フックスイッチは、本部に検出される電話セットによって本部から直流電流を引くことをコントロールする。
【0005】
従来のモデムは、デジタルデータによってアナログ搬送波信号を変調することにより、デジタル信号を2線の電話線にのせて信号を送る。一般的に、デジタルデータは、モデムに接続されたコンピュータやファクシミリ機械によって、生成される。搬送波信号は、電話送信線の周波数帯域内にあるトーンである。送信線の他端にある第2のモデムによって受信すると、デジタルデータは、受信信号を復調することによって、復元される。
【0006】
会社組織は、しばしば、組織内の電話ユーザーに電話サービスを供給するために電話交換システムを利用する。電話交換システムは、デジタル構内交換機(PBX)のように、接続できる対応電話セットと、全デジタルインターフェースを持つことができる。代わりに、電話交換システムは、PBXでアナログ回線カードによって、あるいは本部によって供給されるような、全アナログインターフェースを持つことができる。加えて、電話交換システムは、ハイブリッドPBX、あるいはキー電話システム(KTS)のような、接続できる対応電話セットとともに、デジタルとアナログが結合したインターフェースを供給することができる。この明細書において、「PBX」という語は、電話交換装置の上述したタイプと同様な装置を包含する意味に用いられる。
【0007】
会社組織で利用される特定のPBXと適合する電話セットは、ユーザーの机の上に配置されている。それぞれのPBXと適合する電話セットは、対応する拡張線を介してPBXに接続される。一方、PBXは、1以上の外部線を介して電話サービスプロバイダーに接続されている。PBXは、一般的に、ユーザーの電話セットに入ってくるコールを適切に結合し、ユーザーの電話セットから外部線へ出ていくコールを結合するための能力を有する。このようにして、電話セットごとに1以下の外部線で足りることになり、従って、電話サービスのコストを削減している。加えて、PBXは、一般的に、ユーザー同士のコールを接続したり、ボイスメールサービスを提供するように、PBXのユーザーに対し様々な特色を供給する。
【0008】
PBXの機能のすべてを実行するために、ある特定の管理とオーバーヘッド通信が、それぞれのユーザーの電話セットとPBXの間に必要となる。これらの通信は、一般的に、電話で会話を伝えるために必要な2方向音声信号に加えて、デジタル状態、初期設定、命令の各信号を含む。例えば、PBXは、電話のコールをその拡張線に伝達しなければならないか否かを知るために、電話セットが特定の拡張線に接続されているか否かを知らなければならない。別の例として、ユーザーが入ってくるコールを受け、出ていくコールを発し、電話コールを終了するために、また、ボイスメールや他のPBXの特色にアクセスするために、PBXは、ユーザーの電話セットと相互に作用しなければならない。
【0009】
一般に、管理とオーバーヘッド通信のために利用される伝達プロトコルは、PBXの様々な製造業者間で異なっている。加えて、全デジタルPBXでは、音声信号は、電話セットとPBXの間でデジタルサンプルとして伝達される。従って、アナログ音声信号は、それらが伝達される前に、デジタル方式でサンプルされ、様々な異なる機能(例えば、μ−LAWやA−LAW)によって符号化される。受信と同時に、デジタルサンプルは、デコードされ、アナログ音声信号に再変換される。ハイブリッドシステムでは、音声信号は、アナログ信号として伝達され、一方、管理とオーバーヘッド通信は、デジタル信号である。それゆえ、モデム、ファックスモデム、ファクシミリ機械、または遠隔会議装置のような、2線のアナログ電話器は、一般にPBXと直接インターフェースで接続することができない。また、ヘッドホン、受話器、またはモデムのような4線のアナログ電話器も、一般的に、PBXと直接インターフェースで接続することができない。
【0010】
これは、PBXと適合する電話セットに加えて、モデム、ファックスモデム、ファクシミリ機械、遠隔会議装置、ヘッドホン、または受話器のような一般に利用可能なアナログ電話器を使いたいPBXのユーザーにとって、問題を引き起こす。この問題は、パーソナルコンピューターに接続したモデムの使用を通して典型的にアクセスされる、World Wide Webへのアクセスの需要が最近増加していることによって倍増している。そのようなアナログ電話器のそれぞれのために専用外部線を設ける提案があった。しかしながら、この解決法は、完全に満足できるものでない。なぜならば、それは必要とされる外部線の数を制限しようとするPBXに起因する節約を無視するからである。他の解決法は、PBX内にアナログ回線カードを設け、PBXと2線のアナログ電話器を接続する別の線を供給するものである。この解決法は、PBXと接続できるそれぞれの電話とアナログ電話器をPBXに接続するための別の拡張線を設ける必要のために高価である。
【0011】
他の解決法は、電話セットのモデムに電話セットの受話器ポートを介してインターフェースで接続する装置を設けることであった。例えば、U.S. 特許第4,907,267号は、本体ユニットと受話器を備える電話セットを用いて使用するためのモデムインターフェース装置を開示している。その電話セットは、2線の電話セット、あるいはPBXを用いて使用するためにデザインされた電話セットであり得る。モデムインターフェース装置を使用するために、受話器は、本体の受話器ジャックからプラグを抜かれ、装置の一端の受話器ジャックにプラグを入れられる。本体の受話器ジャックに接続された4線ケーブルは、装置から伸びている。また、装置は、装置とモデムのような2線電話器とを接続している2線ケーブルを受け入れるためのモジュラージャックを含んでいる。一連の手動スイッチは、音声とデータ伝達の間で選択し、使用されている特定の電話セットの信号特性を調和させるためのインターフェース装置を配置するために、適当な場所に設けられる。
【0012】
U.S. 特許第4,907,267号で記述された手動スイッチの配列は、カリフォルニア州サンディエゴのアンリミテッド・システムズ(Unlimited Systems)によって製造された2つの製品中で改善されている。これらの製品の一番目である「KONEXX Office Konnector」は、2線電話、ファクシミリ機械、あるいはモデムのためのインターフェースを与えるために、電話セットの本体と受話器とに接続される。その装置は、2線電話、ファクシミリ機械、あるいはモデムが音声とデータ伝達の間で切り替えるためのスイッチがはずれているか否かを検出する。これらの製品の2番目である「KONEXX Konference」は、同様に本体と受話器の間に接続されるが、遠隔会議装置のためのインターフェースを提供する。これらの装置のそれぞれのために、手動スイッチが、装置を使用されている特定の電話セットの信号特性に適用するための4位置のうちの一つに設定される。
【0013】
しかしながら、前述のインターフェース装置は、アナログ電話器をPBXにインターフェースで接続するには不便である。これはそのようなインターフェース装置に設置するためには、PBXと適合する電話セットの受話器コードは、まずその本体から切り離されなければならないからである。それから、インターフェース装置は、受話器と本体の両方に接続されなければならない。次に、アナログ電話器が、インターフェース装置に接続されなければならず、最後に、インターフェース装置のためのスイッチ位置が、正確にセットされなければならない。
【0014】
しかしながら、多分一層重要な欠点は、アナログ電話器が応答しまたは電話をかけるために使用されるたびに、ユーザーがPBXと適合する電話セットを手動でオフフックに設定しなければならないということである。これは、一般的に、PBXと適合する電話の受話器を受話器受けからはずすことによって、達成される。同様に、アナログ電話器を使い終わったときに、ユーザーは、PBXと適合する電話をオンフック状態に戻さなければならない。もし、ユーザーがPBXと適合する電話をオンフック状態に戻し忘れるならば、入ってくるコールは、接続できず、話し中の表示を受け取るだろう。加えて、PBXと語kなせいのある電話の受話器ポートは、一般的に、自動応答機能に必要とされる鳴らす音信号を供給しない。他の欠点は、DTMF信号は、電話番号にダイアルするためのPBXシステムによって要求されるのだけれども、いくつかのPBXと適合する電話は、受話器ポートを介してDTMF信号を受け入れないことである。従って、例えば、アナログ装置のオートダイアルの特徴は、操作し損ねるだろう。そのために、実際の電話キーパッドは、アナログ装置のためのダイアルを使用しなければならない。さらに、そのようなインターフェース装置と接続するために必要なケーブルは、極めて複雑に入り組み、ユーザーの机の上に乱雑な外観を呈しがちである。
【0015】
そのため、必要とされるものは、アナログ電話器と、PBXと適合する電話の受話器ポートへのアクセスを必要としないPBXとをインターフェースで接続するための技術である。さらに必要とされるものは、多種多様な商業的に利用され得るPBXの信号特性に適合するのに十分な適用性を持つような技術である。一層さらに必要とされるものは、それらの機能を果たすために追加とされるケーブルの量を最小限とし、ユーザーから要求される技術的能力を最小限度にするような技術である。
【0016】
発明の概要
本発明は、モデム、ファックスモデム、ファクシミリ機械、または遠隔会議装置のような2線のアナログ電話器、または、ヘッドフォン、受話器あるいはモデムのような4線のアナログ電話器と、構内交換(PBX)とをインターフェースで接続するのに最適なインターフェース方法及びその装置である。この明細書において、「アナログ電話器」という語は、2線と4線の両方の電話器について用いられる。PBXと関連づけられたPBXと適合する電話との間の信号特性の違いにもかかわらず、本発明のようなインターフェース装置は、異なる製造業者に製造された様々なPBXを用いる場合に適している。好ましい実施の形態では、発明は、PBXと適合する電話の受話器ポートへのアクセスを必要としない。
【0017】
一般的に、PBXは、2線の電話拡張線を介してすべての対応PBXに適合する電話と接続される。しかしながら、ハイブリッド電話交換システムのための拡張線は、8線までを含むことができる。本発明の第1の実施の形態では、インターフェース装置とPBXと適合する電話セットの両方が拡張線に接続されている。アナログ電話器はそれからインターフェース装置に接続される。PBXに適合する電話は、拡張線が入ってくるコールを受けることが可能であることをPBXに通知するようにPBXと交信する。加えて、PBXと適合する電話は、インターフェース装置によって妨害されることなく、電話をかけたり受けたりできる。
【0018】
アナログ電話器もまた、電話をかけたり受けたりできる。アナログ電話器によって始められた発信電話をかけるために、インターフェース装置は、アナログ電話器がオフフックになるときに発生するような、アナログ電話器からの電流(発信音の要求)を検出する。したがって、インターフェース装置は、アナログ電話器の見地から本部にほぼ匹敵する。アナログ電話器がオフフックになるのを検出するのに応答して、インターフェースは、PBXと適合する電話がオフフックとなるのに似せて機能させるように、PBXに適当な命令を伝達する。このことは、手動でPBXと適合する電話をオフフックにすることなく達成される。第1の実施の形態によれば、かけられた電話番号は、インターフェース装置上に配置されたキーパッドを用いてダイアルされる。
【0019】
アナログ電話器を用いて入ってくるすべてのコールを受けるために、インターフェース装置は、PBXによって送られ、通信の拡張線に接続されたPBXと適合する電話に向けられた入ってくるコールの通知を受ける。もし、アナログ電話器がそれからオフフックになるならば、インターフェース装置は、PBXと適合する電話がオフフックになるのに似せて機能させるように、PBXに適当な命令を伝達することによって、応答する。
【0020】
一度、電話がインターフェース装置を介してアナログ電話器に接続されると、インターフェース装置は、音声またはモデム信号で、アナログ電話器とPBXの間に2方向の伝達路を与える。従って、インターフェース装置は、アナログ電話器から音声かモデム信号を受け、PBXが受けるのに適した形式にそれらを変換し、また、PBXから音声またはモデム信号を受け、アナログ電話器が受けるのに適した形式にそれらを変換する。例えば、もし、PBXが全デジタルPBXであるならば、インターフェース装置は、アナログからデジタルへ、またデジタルからアナログへの適切な変換を行う。
【0021】
入ってくるか出ていく電話が完了したとき、インターフェース装置は、アナログ電話器がオンフック状態に戻るときに起こるように、アナログ電話器によってもはや電流が流れていないことを検出する。これに応答して、インターフェースは、PBXと適合する電話がオンフック状態に戻るのに似せて機能させるように、PBXに適当な命令を伝達する。
【0022】
第2の実施の形態は、PBXと適合する電話上に配置されたキーパッドがコールされた電話番号にダイアルするために利用されるという点で第1の実施の形態と異なる。第2の実施の形態によれば、キーパッドは、インターフェース装置上に設けられる必要はない。
【0023】
第3の実施の形態は、アナログ電話器上に配置されたキーパッドがコールされた電話番号にダイアルするために利用され得るという点で第1、第2の実施の形態と異なる。インターフェース装置は、電話番号がダイアルされるときにアナログ電話器よって生成される、デュアルトーンマルチフリークエンシー(DTMF)信号を受ける。インターフェースは、それからこれらの信号をPBXに適した形式に変換する。
【0024】
第4の実施の形態は、拡張線に接続された電話が入ってくるコールを受けることができることをPBXに通知をするように、インターフェース装置がPBXと通信するという点で、他の実施の形態とは異なる。第3の実施の形態と同様に、アナログ電話器上に配置されたキーパッドは、コールされる電話番号をダイアルするために利用され得る。従って、第3の実施の形態において、PBXと適合する電話は、インターフェース装置とともに拡張線に接続される必要がない。
【0025】
PBXに適した伝達プロトコルを用いるPBXと音声及びオーバーヘッド信号を伝達するために、インターフェース装置は、PBXの特徴を「学習」しなければならない。そのため、インターフェース装置がPBXとつながれているときに、学習技術が作動される。
【0026】
学習技術の第1のステップは、インターフェース装置が接続された電話システムが、全デジタルPBXのようなデジタルサンプルとして音声信号を伝達するか否か、または電話システムがハイブリッドPBX、KTS、あるいは電話サービスプロバイダーの本部のようなアナログ形式で音声信号を伝達するか否かを決定することを要求する。これらのタイプの電話交換システムのそれぞれと適合する電話セットの主要な機能は、関連づけられた電話交換システムによって直接電力を受ける。発明者は、電力供給特性がモジュラーインターフェースターミナルの位置と適切な直流電源抵抗に関して、電話交換システムのそれぞれのタイプで異なることに気が付いた。従って、拡張線につながれた8つまでのターミナルの状態をポーリングするインターフェース装置によって決定がなされる。ポーリングされたターミナルのどれがアクティブであるかを分かることによって、インターフェース装置は、ハイブリッド電話交換システムと他のタイプの電話交換システムとの間を識別する。電話交換システムがハイブリッドシステムであると仮定すると、特定のモデルまたはその製造業者は、一般的に、ポーリングされたターミナルのいずれがアクティブであるか分かることによって、識別されることができる。
【0027】
電話交換システムがハイブリッドシステムでないと仮定すると、アクティブなターミナルを介して拡張線について3つまでの直流電源抵抗の測定が行われる。第1の測定は、アンロード時の直流測定である。第2の二つの測定として、拡張線は、それぞれ固定された抵抗値の負荷によってロードされる。そのインターフェースは、電話交換システムのいずれが全デジタルシステムまたはアナログシステムであるかを決定するために、これらの測定結果と予め記憶された値とを比較する。
【0028】
もし、そのシステムが多線のハイブリッドタイプ形式の音声信号を伝達するならば、インターフェース装置は、結果的に自らを設定する。それから、学習技術における次のステップは、オフフック状態をポーリングすることである。ポーリングされたオフフック状態に応答して、ハイブリッドPBXは、内線の受信線にダイアルトーン信号を供給する。インターフェース装置は、ダイアルトーン信号を検出し、受信と送信の両信号路のためにレベル調整を行う。受信信号路は、ダイアルトーン信号を用いて構成され、送信路は、ハイブリッドPBXに適した予め記憶されたパラメーターの一セットを用いて構成される。このことは、インターフェース装置が多くのそのようなセットから操作上のパラメーターの記憶されたセットを選択することによって達成される。
【0029】
もしそのシステムが音声信号をアナログ形式で伝達するならば、インターフェース装置もまた、結果的に自らを設定する。従って、学習技術の次のステップは、すべてのオフフック状態をポーリングすることである。ポーリングされたオフフック状態に応答して、PBXのアナログ回線カードまたは本部は、インターフェース装置にダイアルトーン信号を供給する。インターフェース装置は、ダイアルトーン信号を検出し、受信及び送信の両信号路のためにレベル調整を行う。受信路は、ダイアルトーン信号を用いて構成され、送信路は、送信目的音量評価(TOLR)の感度レベルによって構成される。
【0030】
他の点では、もし、システムが音声信号をデジタルサンプルとして伝達するならば、学習技術の次のステップは、PBXと関連づけられたPBXと適合する電話の間で伝達するために利用される信号プロトコルを決定することである。このことは、インターフェース装置が拡張線を一瞬開回路とすることにより達成される。それから、インターフェース装置は、PBXと適合する電話を初期化し、PBXと、拡張線につながっているPBXと適合する電話が入ってくるコールを受信できるPBXに通知するPBXと適合する電話の間で伝達される信号を監視する。
【0031】
それから、この決定に基づいて、インターフェース装置は、適切な信号プロトコルによって自らを設定する。このことは、インターフェース装置が多くのそのようなセットから操作上のパラメーターの記憶されたセットを選択することによって達成される。操作上のパラメーターセットは、インターフェース装置内の記憶装置に予め格納されている。操作上のパラメーターの選択されたセットは、利用されている特定のPBXに適したプロトコルを用いるPBXと伝達するためにインターフェース装置を構成する。
【0032】
従って、学習技術は、異なるPBXの製造業者の間でのPBXとPBXと適合する電話の間の信号特性の変化に自ら自動的に適合することを可能にする。
【0033】
最適な実施の形態の詳細な説明
第1図は、本発明における電話交換システム(PBX)102、PBXと適合する電話セット104、2線アナログ電話器106、及び4線アナログ電話器108につながれたインターフェース装置100のブロック線図を示している。電話交換システム102は、全デジタルの構内交換(PBX)、ハイブリッドPBX、キー電話システム(KTS)、または本部110からの直接線である。この明細書において、「PBX」という語は、上述した電話交換装置のすべてのタイプを包含する。そして、この明細書において、「PBXと適合する電話セット」という語は、特定のPBX102に直接インターフェースで接続するように特に設計された電話セット104を指す。一般的には、PBX102とPBXと適合する電話セット104は、同じ製造業者によって供給される。若干の製造業者がPBXとこれに対応するPBXと適合する電話セットを製造しているにもかかわらず、一製造業者によって供給されたPBXと適合する電話セットは、一般に異なる製造業者によって供給されたPBXとインターフェースで接続できない。
【0034】
PBX102は、1以上の外部線112を介して、電話サービスプロバイダーの本部110とつながれ、拡張線116とウォールジャック118を介してインターフェース装置100のPBXポート114にもまたつながれている。拡張線116は、多くの電話交換システムの場合2線であるが、ハイブリッド交換システムのための拡張線116は、8線までを包含できる。
【0035】
PBX102は、例えば、サービスルームや地下室のような、ビジネス現場の中心に位置され得る。多くの拡張線(ただ一つ、拡張線116のみを示したが)は、対応するウォールジャック(ただ一つ、ウォールジャック118のみを示したが)に接続されている。一般的に、ウォールジャックは、ビジネス現場を通していたるところに配置されている。ウォールジャックは、ユーザーの事務所、会議室、及び応接室に配置され得る。慣習的に、PBXと適合する電話セット104は、ウォールジャック118にプラグを差し込むだろう。しかしながら、本発明によれば、インターフェース装置100のプラグが、ウォールジャック118に差し込まれるが、一方、PBXと適合する電話セット104のプラグは、インターフェース装置100に差し込まれる。
【0036】
インターフェース装置100は、PBXポート114を介して、PBX102につながれたインターフェース制御部120を含む。インターフェース装置100の内部で、PBXポート114は、インターフェース制御部120とスイッチSW1の第1のターミナルにつながれる。スイッチSW1の第2のターミナルは、PBX電話ポート122につながれる。スイッチSW1は、インターフェース制御部120によって制御される。また、インターフェース装置100の内部には、インターフェース制御部120が2線アナログ電話ポート124と4線アナログ電話ポート126につながれている。
【0037】
インターフェース装置100の外部には、PBXと適合する電話セット104がPBX電話ポート122にプラグで差し込まれ、2線アナログ電話器106は、2線ポート124にプラグで差し込まれ、4線アナログ電話器108は、4線ポート126にプラグで差し込まれる。本発明のある実施の形態では、本発明の利点を得るためにPBXと適合する電話セット104が常にある必要はない。加えて、本発明の利点を得るために電話器106と108の両方がそろってある必要はない。
【0038】
電話器106と108は、それぞれ、モデム、ファックスモデム、ファクシミリ機械、遠隔会議装置、ヘッドフォン、受話器、または他のタイプの慣習的なアナログ電話器であってよい。4線電話器108は、主として第1の線対を介してアナログ信号を送信し、第2の線対(単方向信号)を介してアナログ信号を受信するのに、2線電話器106はただ一対の線(双方向信号)を介して、両方向で(送信と受信)アナログ信号を伝達する点で、2線電話器106と異なる。
【0039】
図2は、図1に示されたインターフェース装置100のインターフェース制御部120のブロック線図を示している。本部エミュレーター200は、2線ポート124(図1)につながれている。本部エミュレーター200は、ポート124に直流電圧を供給し、本部エミュレーター200から電流が流れるか否かに依存して、2線アナログ電話器106(図1)のオンフック/オフフック状態を検出する。本部エミュレーター200は、2線アナログ電話器106のオンフック/オフフック状態の指示をフックスイッチブロック202に与える。
【0040】
本部エミュレーター200はまた、2線・4線コンバーター204につながれる。本部エミュレーター200内部では、2線ポート124からの信号は、2線・4線コンバーター204を経由する。2線・4線コンバーター204は、ハイブリッド回路として一般に知られ、送信及び受信信号を分離して、2線ポート124から双方向信号に変換する、通常の回路である。2線・4線コンバーター204からのこれらの分離された送信及び受信信号は、TX/RXオーディオブロック206につながれる。
【0041】
4線ポート126(図1)からの信号もまた、TX/RXオーディオブロック206を経由する。2線・4線変換は、それらの信号には必要でない。なぜならば、それらはすでに送信及び受信チャネルに分離されているからである。4線電話器用のオンフック/オフフック状態の指示は、オンフックスイッチのような、フックスイッチブロック202につながれたユーザーインターフェース(示さず)によって供給される。
【0042】
TX/RXオーディオブロック206は、受信及び送信の両信号路のために適切なレベルの調整を行う。従って、TX/RXオーディオブロック206は、利得制御可能なアンプのような、アナログ信号処理回路を含む。TX/RXオーディオブロック206は、PBX102(図1)から受信した音声またはモデム信号のレベルがアナログ電話器106または108との適合性のために調整されることを保証し、また、アナログ電話器106または108から受信した信号のレベルがPBX102との適合性のために調整されることを保証する。
【0043】
TX/RXオーディオブロック206を介して、2線・4線コンバーター204から、及び4線ポート126からの分離された送信及び受信信号は、パルス符号変調(PCM)エンコーダー/デコーダー(CODEC)ブロック208、及びすべてのアナログ線インターフェースブロック210とつながれる。好ましくは、PCM CODECブロック208は、PBX102(図1)が拡張線116によって、デジタルサンプルとして音声またはモデム信号を伝達するか、あるいは、PBX102がアナログ形式でこれらの信号を伝達するかに依存して、選択的にアクティブかインアクティブになる。もし、PBX102がデジタルサンプルとしてこれらの信号を伝達するならば、PCM CODECブロック208は、アクティブとなる。逆に、もしPBX102がこれらの信号をアナログ形式で伝達するときは、CODECブロック208はインアクティブとなる。
【0044】
PCM CODECブロック208がアクティブであると仮定すると、デジタルライントランシーバー212及びデジタルラインインターフェース214はともに、アクティブとなる。PCM CODECブロック208は、TX/RXオーディオブロック206から受信したアナログ音声またはモデム信号を連続的なデジタルデータストリームに切り替える。好ましくは、この切り替えは、A法則またはμ法則の送信信号を圧縮し受信信号を伸長する技術に従って、前もって形成される。PCM CODECブロック208によって形成された連続的なデータストリームは、アナログ電話器106または108から受信した音声またはモデム信号を表し、デジタルライントランシーバー212に供給される。
【0045】
デジタルライントランシーバー212は、デジタルでサンプルされた音声またはモデム信号と必要なオーバーヘッドまたは命令信号を結合して、結合された連続データストリームを形成する。例えば、フックスイッチブロック202は、電話器106または108(図1)のオンフック/オフフック状態をデジタルライントランシーバー212に通知する。デジタルライントランシーバー212は、これに答えて、結合された連続的なデータストリーム内にPBX102への適切な命令を組み込む。
【0046】
デジタルライントランシーバー212によって形成された結合した連続的なデータストリームは、デジタルラインインターフェースブロック214に供給される。デジタルラインインターフェースブロック214は、学習ブロック216を介して、結合した連続的なデータストリームをPBXに伝達する。デジタルラインインターフェース214は、好ましくは、学習ブロック216によって制御されている。
【0047】
結合された連続的なデータストリームがPBX102(図1)によって受信されるので、インターフェース装置100につながった特定のPBX102と適合性があり、これにより理解できる形式でなければならない。例えば、そのデータは、PBX102と適切に同期されなければならず、PBX102の要求によって、適切に圧縮し、符号化されなければならない。加えて、結合した連続的なデータストリームに含まれる命令とオーバーヘッド情報は、PBX102に認識できなければならない。
【0048】
しかしながら、結合した連続的なデータストリームを適切に形成するために要求される特定のパラメーターは、一般的に、PBXの様々な製造業者間で多様になっている。そのために、PCM CODECブロック208とデジタルライントランシーバー212は、好ましくは、インターフェース装置100につながれた特定のPBXのために、適切なアナログ−デジタル変換を実行するために予め設定される。加えて、デジタルラインインターフェース214もまた、インターフェース装置100につながれた特定のPBXのために結合された連続的なデータストリームを適切に形成するために、予め設定される。PCM CODECブロック208、デジタルライントランシーバー212、及びデジタルラインインターフェース214のこの事前設定は、学習ブロック216の制御下で、製造業者の特定のプロトコルセット218に格納されたデータに従って、行われる。
【0049】
デジタルラインインターフェース214は、PBX102によって発生されたデジタルデータの連続的なストリームを受信し、この連続的なデータストリームをデジタルライントランシーバー212に供給する。デジタルライントランシーバー212は、それから、音声またはモデム信号からオーバーヘッドと命令とを分離して、デコードするためにPCM CODECブロック208に音声またはモデム信号を送る。この機能を適切に行うために、デジタルライントランシーバー212は、製造業者の特定のプロトコルブロック218内に格納されたデータに従って学習ブロック216の制御下で、予め設定される。
【0050】
デジタルライントランシーバー212の操作例として、もし、PBX102が入ってくるコールを拡張線116につなげるように指示するならば、デジタルライントランシーバー212は、この状態を認めて、これに応答して、この状態を入力コール検出ブロック220に伝達する。入力コール検出ブロック220は、デジタルライントランシーバー212からデジタルサンプルを受信の準備をするようPCM CODECブロック208に通知する。入力コール検出ブロック220は、また、2線アナログ電話器106(図1)へ呼出音信号を送るよう本部エミュレーター200に通知することができる。
【0051】
2線アナログ電話器106がオフフックとなるとき、本部エミュレーター200(図2)は、この状態を認めて、応答で、フックスイッチブロック202に通知する。代わりに、手動スイッチで、4線アナログ電話器108(図1)がオフフックとなるときに、フックスイッチブロックに通知する。フックスイッチ202は、PBXと適合する電話セット104がオフフックとなるのに似せて機能させるように、PBX102に伝達するデジタルライントランシーバー212に適切に通知する。
【0052】
PCM CODECブロック208は、デジタルライントランシーバー212から受信したデジタルサンプルをアナログ信号に変換する。そのデジタルサンプルは、1ビット幅のデジタル値のストリームとして受信される。従って、変換は、一連のデジタル値の中から、それぞれが適当な幅を持っているデジタル値の受信したストリームを適切に分析することによって行われる。PBX102(図1)によって行われるあらゆる圧縮及び/または符号化も転換される。結局、アナログ信号が、一連のデジタル値から復元される。この変換を適切に行うために、PCM CODECブロック208は、製造業者の特定の形式や製造業者の特定のプロトコルブロック218に格納されているデジタルサンプルの同期化に従って、学習ブロック216の制御下で、予め配置される。
【0053】
製造業者の特定のプロトコルセット218は、様々な異なる製造業者によって製造されたPBXに適した多くの変換パラメーターのセットを含む。どのパラメーターセットも、デジタルサンプルの適切な形式及び同期化、デジタルサンプルの復元及びデコード、デジタルサンプルへのアナログ信号の適切な圧縮及びエンコード、PBX102に対する命令の生成及びPBX102からの命令の認識に関する情報を含む。一般的に、これらのパラメーターは、各PBX製造業者によって異なる。
【0054】
PCM CODECブロック208によって生成されるアナログ信号は、本部エミュレーター200を介して2線ポート124、及び4線ポート126に送るために、TX/RXオーディオブロック206に供給される。
【0055】
ラインフィルタ222は、拡張線116(図1)を介してPBX102(図1)からインターフェース装置100(図1)用の電力を得るために、デジタルラインインターフェース214及びアナログラインインターフェース210とつなげられる。インターフェース装置100は、また、外部から電力を得ることもできる。ラインフィルタ222は、拡張線から予め決められた境界以上の周波数成分を取り除き、その結果、調整されていない直流電圧を形成する。代わりに、調整されていない直流電圧は、バッテリー電源から、あるいは整流された交流電圧から得てもよい。調整されていない直流電圧は、絶縁スイッチ電源224に供給される。絶縁スイッチ電源224は、インターフェース装置100の回路に電力を供給するが、電源からは電気的に絶縁されている。デジタルライントランシーバー212がアクティブなとき、デジタルライントランシーバー212は、好ましくは、スイッチ電源224に同期信号を供給する。この同期信号は、スイッチング時のノイズが原因で起こるサンプリングエラーを最小限にするために、PCM CODECブロック208によって行われるデジタル−アナログサンプリングで位相の異なりが現れるように、電源224のスイッチを制御する。
【0056】
アナログラインカードがPBX102で使われるとき、あるいはPBX102がハイブリッド交換システムであるときのように、PBX102が、アナログ形式で音声またはモデム信号を伝達すると仮定して、PCM CODECブロック208は、好ましくはインアクティブとする。アナログラインインターフェース210は、学習ブロック216を通して双方向伝達路を介してPBX102からアナログ信号を受信する。アナログラインインターフェース210は、双方向信号を単方向の送信及び受信信号路に変換する。従って、アナログ信号は、分離された単方向信号路を介して、アナログラインインターフェース210とTX/RXオーディオブロック206との間で伝達される。
【0057】
分離された単方向送信及び受信信号路は、TX/RXオーディオブロック206と4線電話器108(図1)とをつなげる。2線電話器106(図1)のためには、2線・4線コンバーター204が、本部エミュレーター200を通してTX/RXオーディオブロック206につながった分離した単方向信号路を双方向信号路に変換する。
【0058】
アナログラインインターフェースブロック210は、PBXからの命令を検出するために、PBX(図1)によって生成された信号を監視する。例えば、アナログラインインターフェース210は、入ってくるコールが拡張線116につなげられるものであるか否かを検出する。アナログラインインターフェース210が入ってくるコールを検出したと仮定すると、アナログラインインターフェース210は、この状態を入力コール検出ブロック220に通知する。入力コール検出ブロック220は、PBX102(図1)から入ってくる音声信号を受信する準備をするようTX/RXオーディオブロック206に通知する。応答において、入力コール検出ブロック220はまた、2線アナログ電話器106に呼出音信号を送るよう本部エミュレーター200に通知する。
【0059】
アナログラインインターフェース210はまた、あらゆる必要なオーバーヘッドまたは命令信号とTX/RXオーディオブロック206から受信したアナログ音声またはモデム信号とを結合する。例えば、フックスイッチブロック202は、アナログラインインターフェース210に、電話器106または108(図1)のオンフック/オフフック状態を通知する。アナログラインインターフェース210は、例えば、PBX102から直流電流を流すように、PBX102に適切な命令を送ることによって、応答する。
【0060】
ハイブリッドPBXの場合は、音声またはモデム信号アナログ形式で伝達されているけれども、PBX102に送られたオーバーヘッド及び命令信号は、連続した、平行のデジタルデータの形式になることに注意を払う要がある。一般的に、ハイブリッドシステムのためのオーバーヘッド及び命令信号は、音声信号を伝達するために利用される線から拡張線116(図1)内の別々の線を介して、伝達される。前述のように、PBX102がハイブリッド交換システムであるときは、音声信号は、アナログラインインターフェース210及びTX/RXオーディオブロック206を介して、PBX102とアナログ電話器の間で伝達される。しかしながら、ハイブリッド交換システムの場合は、PBX102にオーバーヘッド及び命令の各信号を伝達するためにハイブリッドインターフェースブロック226が与えられる。ハイブリッドインターフェースブロック226は、好ましくは、学習ブロックの制御下で、製造業者の特定のプロトコルセット218に格納されたデータに従って、予め設定される。
【0061】
ハイブリッドインターフェースブロック226の操作例として、PBX102が入ってくるコールを拡張線116に向けよとの命令を送るとき、ハイブリッドインターフェースブロック226は、入力コール検出ブロック220に通知する。また、フックスイッチブロック202が、ハイブリッドインターフェースブロック226にアナログ電話器106または108(図1)がオフセットであることを指示するとき、ハイブリッドインターフェース226は、PBX102からダイアルトーンを要求する。
【0062】
FSKモデム232もまた、製造業者の特定のプロトコルセット218につなげられる。FSKモデム232は、電話線接続によって遠隔地から製造業者の特定のプロトコルセット218の更新、付加、あるいは修正を可能にする。
【0063】
本発明の第1の実施の形態によれば、キーパッド228とデュアルトーン、マルチフレクエンシー(DTMF)ジェネレーター230は、アナログ電話器106または108(図1)から電話を始めるために設けられる。キーパッド228は、DTMFジェネレーター230につながれる。DTMFジェネレーター230は、TX/RXオーディオブロック206とPCM CODECブロック208につなげられる。たとえば、電話を始めるために、2線アナログ電話器106がオフフックにされる。これに対して、本部エミュレーター200は、この状態をフックスイッチブロック202に通知する。それから、フックスイッチブロック202は、アナログラインインターフェース210、デジタルライントランシーバー212、及びハイブリッドラインインターフェース226に通知する。アナログラインインターフェース210またはデジタルライントランシーバー212のうちアクティブなものは、それから、PBXと適合する電話セット104(図1)がオフフックとなるのに似せて機能させるように、PBX102(図1)に適切な命令を送る。PBXは一度コールが始められると認識すると、キーパッド228が、コールされる電話番号をダイアルするために用いられる。DTMFジェネレーター230は、それから、キーパッド228を介してダイアルされた電話番号のそれぞれの桁で2重のトーンを生成する。
【0064】
代わりの実施の形態では、キーパッド228に代わって、ユーザーの音声命令をDTMFジェネレーターブロック230を制御するために適切な信号に変換する音声認識ブロックが用いられる。そのような実施の形態は、例えば、ユーザーの手が他の仕事を行うために自由なままでいられるように利用されたり、手の不自由な人によって利用され得る。
【0065】
2重のトーンは、DTMFジェネレーター230によって、オーディオブロック206とPCM CODECブロック208に供給される。PBX102がアナログインターフェースを持っていると仮定すると、2重のトーンは、アナログラインインターフェース210と学習ブロック216を通して、PBX102に渡される。さもなければ、PCM CODECブロック208がアクティブであると仮定すると、2重のトーンは、特定のPBX102(図1)で利用されるプロトコルに従って、変換される。したがって、PCM CODECブロック208は、学習ブロック216の制御下で、製造業者の特定のプロトコルセット218に格納されたデータに従って、この変換を予め設定される。適切に変換された2重のトーンは、それから、デジタルライントランシーバー212、デジタルラインインターフェース214、及び学習ブロック216を介してPBX102に渡される。
【0066】
第2の実施の形態は、PBXと適合する電話セット104(図1)上に配置されたキーパッドがコールされる電話番号をダイアルするために利用される点で、第1の実施の形態と異なる。第2の実施の形態によれば、そのため、キーパッド228(図2)とDTMFジェネレーター230(図2)は必要がない。
【0067】
第3の実施の形態は、アナログ電話器106または108(図2)上に配置されたキーパッドがコールされる電話番号をダイアルするために利用され得る点で、第1及び第2の実施の形態と異なる。インターフェース装置100(図1)は、電話番号がダイアルされるときに、アナログ電話器106または108(図1)によって生成されるデュアルトーン、マルチフレクエンシー(DTMF)信号を受信する。TX/RXオーディオブロック206(図2)またはPCM CODECブロック208(図2)のうちアクティブなものは、それから、これらの信号をPBX102(図1)に適した形式に変換する。
【0068】
第4の実施の形態は、インターフェース装置100が、拡張線116(図1)が入ってくるコールを受信できることをPBX102に通知できるように、PBX102(図1)に伝達する点で他の実施の形態と異なる。アナログ電話器106または108(図1)またはキーパッド226(図2)上に配置されたキーパッドは、コールされる電話番号をダイアルするために利用され得る。したがって、第3の実施の形態では、PBXと適合する電話セット104(図1)は、インターフェース装置100とともに拡張線116に接続されることを要求されない。しかしながら、この実施の形態では、PBXと適合する電話セット104は、インターフェース装置100が適切に設定されるように要求される。一度、インターフェース装置100が適切に設定されると、PBXと適合する電話セット104は、インターフェース装置100から分離され得る。
【0069】
入ってくる、または出ていく電話が完了するとき、インターフェース装置100(図1)の本部エミュレーター200(図2)は、アナログ電話器106または108がオンフック状態に戻されるときに起こるように、電流がアナログ電話器106または108によってもはや流れないことを検出する。これに応じて、本部エミュレーター200(図2)は、この状態を認識し、フックスイッチブロック202(図2)に通知する。フックスイッチブロック202は、それから、PBXと適合する電話セット104がオンフック状態に戻るのに似せて機能させるように、PBX102と伝達するデジタルライントランシーバー212またはアナログラインインターフェース210のうちアクティブなものに通知する。
【0070】
利用される特定のPBXに適切な伝達プロトコルに従って、PBX102(図1)と伝達するために、インターフェース装置100(図1)、特に、PCM CODECブロック208、デジタルライントランシーバー212、TX/RXオーディオブロック206、ハイブリッドラインインターフェース226、及びアナログラインインターフェース210を適切に設定するために、インターフェース装置100は、PBX102の特徴を「学習」しなければならない。これを達成するために、インターフェース装置100は、学習アルゴリズムを実行する。
【0071】
図3は、本発明における、学習の操作を制御する学習アルゴリズムのフローチャートを示している。学習アルゴリズムは、インターフェース装置100(図1)を適切に設定するために始められる。従って、学習ブロック216に含まれる論理回路は、電話交換システム102がデジタルサンプルあるいはアナログ形式のどちらで音声信号を伝達するかを決定する機能を実行する。加えて、学習ブロック216に含まれる論理回路は、製造業者の特定のプロトコルセット218(図2)に格納されたデータと協動して、電話交換システム102によって利用される伝達プロトコルを識別し、プロトコルによってインターフェース装置100を設定する機能を実行する。しかしながら、格納されたソフトウェアプログラムによって作動するマイクロプロセッサーまたは制御回路もまた、これらと同様な機能を実行し得ることは明白であろう。
【0072】
例として、学習アルゴリズムは、デジタルラインインターフェースブロック214、アナログラインインターフェース210、及びハイブリッドラインインターフェース226のうちいずれがアクティブでなければならないかを決定する。学習アルゴリズムは、電力がインターフェース装置100に供給されるたびに、始められ得る。代わりに、学習アルゴリズムは、リセット制御が学習ブロック216(図2)に適用されるたびに、始められる。例えば、制御インプットは、インターフェース装置100上のボタンを押すユーザーに応えて、開始される。
【0073】
開始すると、学習アルゴリズムは、状態300から状態302に移行する。好ましくは、学習アルゴリズムは、インターフェース装置100が接続されたPBX(図1)が、全デジタルPBXのようなデジタルサンプルとして音声を伝達するか否か、あるいは、電話システムがハイブリッドPBXまたはKTSのようなアナログ形式で音声信号を伝達するか否かを決定する。電話サービスプロバイダー本部もまたアナログ形式で音声信号を伝達する。それで、インターフェース装置100が、PBX102(図1)よりも好ましくは電話サービスプロバイダーの本部110(図1)に直接つなげられていると仮定すると、学習アルゴリズムは、インターフェース装置100を適切に設定する。
【0074】
発明者は、PBXポート114(図1)を介して測定されるとき、拡張線116(図1)の電力供給特性が、モジュラーインターフェースターミナル位置及び有効直流電源抵抗に関連する電話交換システムのそれぞれのタイプによって違うことに気がついた。例えば、ハイブリッド交換システムは、一般的に、PBXへのアナログラインインターフェースとPBXへの全デジタルインターフェースのどちらよりも拡張線116においてアクティブな電線を持っている。加えて、アナログインターフェースのための直流電源抵抗は、全デジタルインターフェースのための直流電源抵抗よりも高くなりがちである。
【0075】
従って、状態302において、インターフェース装置は、ポート114の8つまでのターミナルをポーリングする。このことは、PBXポート114(図1)を介して拡張線116に含まれる選択された対の電線間の電圧を測定することで達成される。どのポーリングされたターミナルがアクティブであるかを決定することによって、インターフェース装置100(図1)は、ハイブリッド交換システムと他のタイプの交換システムの間を識別する。PBX102がハイブリッドシステムであると仮定すると、特定のモデルあるいは製造業者は、一般的に、どのポーリングされたターミナルがアクティブであるかを決定することによって識別され得る。
【0076】
ポーリングのステップが完了すると、学習アルゴリズムは、状態302から状態304に移行する。状態302において実行されたポーリングの結果を基にして、学習アルゴリズムは、PBXがハイブリッドであるか否かを決定する。
【0077】
交換システムがマルチワイヤーハイブリッドタイプの形態によって伝達すると仮定して、学習アルゴリズムは、状態304から状態306に移行する。状態306において、インターフェース装置100は、オフフック状態に似せて機能させる。それから、学習アルゴリズムは、状態306から状態308に移行する。似せて機能されたオフフック状態に応答して、ハイブリッドPBXは、拡張線116の受信線にダイアルトーン信号を供給する。もし、インターフェース装置100が状態308においてダイアルトーン信号を検出しないならば、これは、間違った測定が状態302において実行されたことを示している。それため、学習アルゴリズムは、状態308から状態302に戻り測定が繰り返される。もし、インターフェース装置100が予め決められた同数の試みの後に、適切に設定されないならば、インターフェース装置100は、好ましくはすべてにエラーの状態を示す。
【0078】
インターフェース装置100が状態308においてダイアルトーン信号を検出すると仮定すると、インターフェース装置100は、ステップ310に移行する。状態310において、インターフェース装置100は、TX/RXオーディオブロック206(図2)を通して受信及び送信の両信号路のためのレベル調整を実行することによって、ハイブリッドインターフェースとして自らを設定する。受信信号路は、ダイアルトーン信号を用いて構成され、送信信号路は、製造業者の特定のプロトコルセット218からハイブリッドPBXに適した選択されたパラメーターセットによって設定される。これは、PBX102(図1)とアナログ電話器106または108(図1)の間の音声伝達を可能にするために、インターフェース装置100を適切に設定する。その上、状態310において、ハイブリッドラインインターフェース226(図2)は、製造業者の特定のプロトコルセット218に格納されたパラメーターによってPBX102にオーバーヘッドと命令を伝達するために設定される。一度、インターフェース装置100が状態310で適切に設定されると、学習アルゴリズムは、学習アルゴリズムが完全であることを示す状態312に移行する。また、状態312においても、状態310で得られた設定パラメーターは、それらが停電事故で喪失しないように、シリアルEEPROMのような不揮発性のメモリーに格納される。
【0079】
状態304において、PBX102(図1)がハイブリッドシステムでないと決定されると仮定すると、学習アルゴリズムは、状態304から状態314に移行する。PBX102はハイブリッドPBXではないので、PBX102へのインターフェースは、アナログラインカードまたは本部に関してのように、アナログインターフェースであり得る。代わりに、PBX102のインターフェースは、全デジタルPBXの場合のように、デジタルインターフェースであってもよい。どちらの場合でも、拡張線116(図1)は、ただ2つのアクティブな電線だけを含むことが期待される。
【0080】
発明者は、電話システムのこれらのタイプ間の違いが拡張線116(図1)の2つのアクティブな電線を介して測定された直流電源抵抗の中にあると気がついた。例えば、電話サービスプロバイダーの本部は、典型的には、直流48Vのアンロードライン電圧を供給する。電源抵抗は、本部からの距離に依存するが1300Ωが典型的である。全デジタルPBXは、一般的に30から60Ωの間の電源抵抗で、直流14から48Vの間のライン電圧をアンロードする。それゆえ、デジタルサンプルとして音声信号を伝達するPBXは、一般的に、アナログ形式で音声信号を伝達する本部またはPBXより低い電源抵抗を持つことが知られ得る。そのために、PBX102(図1)がデジタルサンプルまたはアナログ形式のどちらで音声信号を伝達するかの決定は、直流電源抵抗を効果的に測定することによって達成される。
【0081】
図4は、本発明における拡張線116(図1)の電源抵抗を測定するための回路の概略図を示している。直流電圧、Vソースは、直列抵抗、Rソースを介してPBX102によって供給される。直流電圧、Vラインは、インターフェース装置100(図1)の学習ブロック216によって受信される。スイッチSW2は、拡張線116に並列に設けられた3つの抵抗の一つに選択的につながれる。第1の負荷、LOAD1は、拡張線を本質的にアンロードにされたままにしておくように、大きな抵抗値(例えば、20MΩ以上、または開回路)を持つ。第2及び第3の負荷、LOAD2及びLOAD3は、拡張線に程度を変化する負荷を加えるように、LOAD1の値よりも小さい互いに違う値を持つ。例えば、LOAD2の値は、アナログインターフェースための電源抵抗、Rソースの期待された値(例えば、およそ1KΩ)と対応され得る。一方、LOAD3の値は、全デジタルインターフェースのための電源抵抗、Rソースの期待された値(例えば、およそ50Ω)と対応され得るが、好ましくは潜在的にあらゆる過電流を防止するために、より高い抵抗である。
【0082】
状態314において、3つの直流電源抵抗値が、PBXポート114(図1)のアクティブな2つのターミナルを介して拡張線116(図1)について測定される。第1の測定は、アンロードの直流測定である。この測定のために、スイッチSW2は、第1の抵抗LOAD1につながれ、得られる電圧Vラインのレベルが検出される。同様に、第2の測定のために、スイッチSW2は、第2の抵抗LOAD2につながれ、電圧Vラインのレベルが検出される。第3の測定のために、スイッチSW2は、第3の抵抗LOAD3につながれ、電圧Vラインのレベルが検出される。それぞれの測定について、Vラインの値は、分圧によってスイッチSW2につながれたRソースの適切な値と抵抗値によって影響を及ぼされる。
【0083】
それから、学習アルゴリズムは、状態314から状態316に移行する。状態314で得られた測定結果がRソース及びVソースの値を示しているので、状態316において、インターフェース装置100は、電話交換システムが全デジタルシステムまたはアナログシステムであるか否かを決定するために、これらの測定結果またはその比率と、予め格納された値とを比較する。
【0084】
状態316においてなされた比較は、PBX102(図1)がデジタルサンプルとして音声信号を伝達することを示すならば、学習アルゴリズムの次のステップは、PBX102と結合されたPBXと適合する電話セット104(図1)との間で伝達するために利用される信号プロトコルを決定することである。したがって、学習アルゴリズムは、状態316から状態318に移行する。
【0085】
状態318において、インターフェース装置100は、一瞬スイッチSW1を開放し、それから閉じることによって、拡張線116(図1)からPBXと適合する電話セット104(図1)の接続をちょっとの間切る。それから、学習アルゴリズムは、状態318から状態320に移行する。
【0086】
PBX102(図1)は、PBXと適合性ある電話セット104が拡張線116と接続を切ってから、再接続することを検出する。これに応答して、PBX102は、PBXと適合する電話セット104に伝達して、電話セット104を初期化する。これらの初期化信号は、様々なPBXの製造業者及びモデルの間で異なる。それゆえ、それらは、特定のPBX製造業者とモデルが識別できる証拠(署名)を供給する。
【0087】
状態320において、インターフェース装置100(図1)は、PBX102(図1)とPBXと適合する電話セット104(図1)の間で伝達されるこれらの初期化信号によって供給される証拠を監視し、これらと予め格納された証拠とを比較する。予め格納されたそれぞれの証拠は、インターフェース装置100(図1)を適切に構成するために利用されるパラメーターのセットの対応する一つに関連して、製造業者の特定のプロトコルセット218に格納される。それから、学習アルゴリズムは、状態322に移行する。インターフェース装置100が初期化信号によって供給された証拠(署名)を認識すると仮定して、インターフェース装置100は、適切な信号プロトコルによって自らを設定する。したがって、学習アルゴリズムは、状態320から状態322に移行する。
【0088】
状態322において、学習ブロック216は、製造業者の特定のプロトコルセット218に予め格納された多くのそのようなセットから操作上のパラメーターの適切な格納されたセットを選択し、選択されたセットによって、PCM CODECブロック208とデジタルライントランシーバー212を配列する。それから、学習アルゴリズムは、状態324から状態326に移行する。
【0089】
好ましい実施の形態において、一度、インターフェース装置100(図1)は、特定のPBX102(図1)が利用されるために適切に設定されると、確認が行われる。そのために、状態326において、インターフェース装置100は、PBXと適合する電話セット104(図1)がオフフックになるのをまねるPBX102(図1)への命令を送る。それから、学習アルゴリズムは、状態326から状態328に移行する。状態328において、インターフェース装置100は、PBX102が状態324において送られた命令に応答して、ダイアルトーンを供給しているか否かを決定する。ダイアルトーンが検出されたと仮定すると、学習アルゴリズムは、学習アルゴリズムが完全であることを示す状態330に移行する。また、状態330においても、プロトコルとシステム設定パラメーターは、好ましくは、それらが停電の事故で失わないように、シリアルEEPROMのような不揮発性メモリに格納される。
【0090】
代わりに、もし、状態328において、ダイアルトーンが検出されないならば、または、もし、状態322において、インターフェース装置100が学習アルゴリズムが状態302に戻る証拠(署名)を認識しないならば、学習アルゴリズムは、再び最初に戻る。もし、インターフェース装置100が予め決定された試みの数の後に適切に設定されないならば、インターフェース装置100は、好ましくはエラー状態を示すものとする。
【0091】
PBX102(図1)がアナログ形式で音声信号を伝達すると仮定すると、インターフェース装置100(図1)は、結果的に自らを設定する。それで、状態316において、PBX102がアナログ形式で音声信号を伝達することを決められるならば、学習アルゴリズムは、状態316から状態332に移行する。状態332において、インターフェース装置100は、オフフック状態に似せて機能する。好ましい実施の形態において、このことは、PBX102が拡張線116を介して電流を検出するように、拡張線116に渡って適切な抵抗を配置することによって達成される。それから、学習アルゴリズムは、状態332から状態334に移行する。
【0092】
似せて機能されたオフフック状態に応えて、PBX102(図1)は、拡張線116(図1)にダイアルトーン信号を供給することを期待される。したがって、状態334において、インターフェース装置100は、ダイアルトーンが検出されるか否かを決定する。ダイアルトーンが検出されると仮定すると、学習アルゴリズムは、状態334から状態336に移行する。
【0093】
状態336及びダイアルトーン信号のレベルに基づいて、インターフェース装置100は、インターフェース装置100のTX/RXオーディオブロック206を通して、受信及び送信の両信号路のためにレベルの調整を実行する。受信路は、最初ダイアルトーンを利用して適切に設定される。それから、受信及び送信路とリンクするサイドトーン特性を用いて、送信路が、適切に設定される。送信路は、好ましくは、送信目的音量評価(TOLR)の感度レベルによって設定される。
【0094】
一度、送信及び受信路が適切に設定されると、学習アルゴリズムは、学習アルゴリズムが完全であることを示す状態338に移行する。また、状態338においても、プロトコルとシステム設定パラメーターは、好ましくは、それらが停電事故で喪失しないように、シリアルEEPROMのように、不揮発性メモリに格納される。
【0095】
本発明は、発明の構造と操作の原則の理解を容易にするために、特定の実施の形態に組み込まれる細部に関して記述された。特定の実施の形態とその細部へのここにある言及は、この明細書に添付された請求の範囲に限られるものではない。発明の精神と範囲から離れることなく、実例として選ばれた実施の形態に改変が加えられることは当業者には明白である。特に、本発明の方法が多くの異なる方法で実行され、上で開示をした装置が本発明の好ましい実施の形態の単なる実例であり、決して本発明を制限するものでないことは、その技術の通常の技術者にとって、明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるPBX、PBXと適合する電話セット、及び1以上のアナログ電話器につながれたインターフェース装置のブロック線図を示している。
【図2】 本発明におけるインターフェース装置のインターフェース制御部のブロック線図を示している。
【図3】 本発明における学習アルゴリズムのフローチャートを示している。
【図4】 本発明における拡張線の電源抵抗を測定するための回路図を示している。

Claims (32)

  1. アナログ電話器と、複数のターミナルラインを含む電話交換システムとを適合するようにインターフェースさせる方法であって、
    a)電話セットから電話交換システムへの第1の信号経路を与え、その電話セットは前記電話交換システムに適合性を有するように予め構成されている段階と、
    )前記複数のターミナルラインから前記アナログ電話機及び前記電話交換システムに第2の信号経路を与える段階と、
    )前記複数のターミナルラインの電気的測定値をポーリングするポーリング段階と、
    )前記電気的測定値から伝達プロトコルを識別する段階と、
    )前記伝達プロトコルに従って、前記第2の信号路を適合可能に形成する第2信号路形成段階とを含み、その第2の信号路を通じて前記アナログ電話器と前記電話交換システムとの間で通信信号が通信される方法。
  2. 請求項1の方法において、前記信号路形成段階の前に、ハイブリッド、アナログまたはデジタル電話交換システムのカテゴリーにより、前記電話交換システムを分類する段階を更に含む方法。
  3. 請求項2の方法において、前記ポーリング段階が、アクティブなターミナルラインを識別するために、ターミナルライン対の間の電圧を測定することを含む方法。
  4. 請求項3の方法において、ハイブリッド電話交換システムに適合性のある電話セットのオフフック状態をエミュレートして、前記電話交換システムからのダイアルトーンの応答を検知する段階を更に含む方法。
  5. 請求項4の方法において、前記伝達プロトコルは、ダイアルトーンの応答が検知されるときに、ハイブリッド電話交換システム製造業者のプロトコルのグループから選ばれる方法。
  6. 請求項5の方法において、前記第2信号路形成段階が、前記ダイアルトーンを用いる通信信号の受信及び前記製造業者のプロトコルを用いる通信信号の送信の信号レベルの調整を実行する段階を含む方法。
  7. 請求項4の方法において、前記ポーリング段階は、ダイアルトーンが検出されない場合には、前記電気的測定値から伝達プロトコルを識別することを繰り返し、この伝達プロトコルに応じて前記第2の信号路を形成することを更に含む方法。
  8. 請求項1の方法において、前記ポーリング段階が、アクティブなターミナルライン対の間で測った直流電源抵抗比を測定すると共に、この測定された直流電源抵抗比と、アナログ及びデジタル電話交換システムについて予期される直流電源抵抗比とを比較する方法。
  9. 請求項8の方法において、前記直流電源抵抗比の測定が、アンロード状態及びロード状態の下で実行される方法。
  10. 請求項8の方法において、前記直流電源抵抗比がアナログ電話交換システムであることを示す場合、アナログ電話交換システムに適合性のある電話セットのオフフック状態をエミュレートして、前記複数のターミナルラインを通じてダイアルトーンの応答を検知する段階を更に含む方法。
  11. 請求項10の方法において、前記伝達プロトコルは、ダイアルトーンの応答が検出されたときに、アナログ電話交換システム製造業者のプロトコルのグループから選択される方法。
  12. 請求項11の方法において、前記第2の信号路形成段階が、ダイアルトーンを用いる通信信号の受信と送信目的音量評価を用いる通信信号の送信とのレベル調整を実行する段階を含む方法。
  13. 請求項10の方法において、前記ポーリング段階は、ダイアルトーンが検出されない場合には、前記電気的測定値から伝達プロトコルを識別することを繰り返し、伝達プロトコルに応じて前記第2の信号路を形成することを更に含む方法。
  14. 請求項8の方法において、前記直流電源抵抗比がデジタル電話交換システムであることを示す場合に、前記電話交換システムとこの電話交換システムに適合性のある前記電話セットとの間の前記第1の信号路を切り離すことにより、前記電話交換システムに信号初期化シーケンスを実行させる段階を更に含む方法。
  15. 請求項14の方法において、前記電話交換システムと電話セットの間で第1の信号路を切り離す前記段階が、信号路スイッチによって実行される方法。
  16. 請求項15の方法において、前記信号初期化シーケンスを監視して、この信号初期化シーケンスに矛盾しないプロトコルをデジタル電話交換システム製造業者の更なる伝達プロトコルのグループから選択する段階を更に含む方法。
  17. 請求項16の方法において、前記更なる伝達プロトコルに従って前記第1の信号経路を形成すると共に、デジタル電話交換システムに適合性のある電話セットについてのオフフック状態をエミュレートすることにより、前記形成された第1の信号路をテストして、ダイアルトーンを検出し、検出されたダイアルトーンによって、前記第1の信号路が適切に形成されていることが示される方法。
  18. 請求項1の方法において、前記ポーリング段階は、ダイアルトーンが検出されない場合、或いは前記信号初期化シーケンスが認識されない場合には、前記電気的測定値から伝達プロトコルを識別することを繰り返し、前記更なる伝達プロトコルによって前記第1の信号路を形成することを更に含む方法。
  19. アナログ電話器を電話交換システムヘインターフェースする適合インターフェース装置であって、
    a)前記装置を前記電話交換システムのターミナルラインヘ接続するように構成された第1のポートを備え、その電話交換システムは内部交換システムであり、前記装置は更に、
    b)前記装置を電話セットヘ接続するように構成された第2のポートを備え、その電話セットは、前記電話交換システムに適合性を有するように予め構成されており、
    前記装置は更に、
    c)前記装置と前記アナログ電話器を接続するように構成された第3のポートと
    d)第1のポート、第2のポート、及び第3のポートと伝達するための制御回路であり、第1のポートにおいてターミナルラインからポーリングされた電気的測定値から前記電話交換システムと前記アナログ電話機との間の交信を与えるように伝達プロトコルを識別する学習回路を含み、その伝達プロトコルに従って前記装置を構成する制御回路とを備える装置。
  20. 請求項19の装置において、前記制御回路は、前記アナログ電話器のオフフック状態を検出する本部エミュレーターを更に含む装置。
  21. 請求項20の装置において、前記制御回路が、電話交換システムと適合性のある電話セットのオフフック状態をエミュレートするフックスイッチブロックを更に含む装置。
  22. 請求項19の装置において、第3のポートが、2線アナログ電話器に接続するように構成された2線ポートである装置。
  23. 請求項22の装置において、前記2線ポートから受信した双方向信号を別々の送信信号と受信信号とに変換するように、前記2線ポートに接続された2−4線コンバーターを更に備える装置。
  24. 請求項23の装置において、4線アナログ電話器に接続するように構成された第4のポートを備える装置。
  25. 請求項24の装置において、前記電話交換システムと前記アナログ電話器との間で受信された信号の信号レベルを調整するように、第3及び第4のポートと交信するTX/RXオーディオブロックを更に備える装置。
  26. 請求項19の装置において、第1のポート及び第2のポートを選択的に接続するスイッチを更に備えると共に、前記制御回路が、前記電話交換システムと前記電話セットとの問の交信を開始するために、第2のポートから第1のポートを瞬間的に切断するように前記スイッチを制御する装置。
  27. 請求項19の装置において、前記電話交換システムと前記アナログ電話器との間の信号のアナログ/デジタル変換及びデジタル/アナログ変換を実行するデジタルライントランシーバーを更に備える装置。
  28. 請求項19の装置において、電話を開始するためのキーパッドを更に備える装置。
  29. 請求項19の装置において、前記制御回路が、製造業者のプロトコルセットを格納するためのプロトコル保管ユニットを更に備え、その製造業者のプロトコルセットは、前記プロトコル伝達が識別される前記学習回路によってアクセス可能である装置。
  30. 請求項29の装置において、前記製造業者のプロトコルを更新するように、前記プロトコル保管ユニットと交信するFSKモデムを更に備える装置。
  31. 請求項19の装置において、前記学習回路が、学習アルゴリズムに従って作動する論理回路であり、その学習アルゴリズムは、前記電話交換システムに適合性のある電話セットに似せたオフフック状態を生じさせ、且つダイアルトーンの応答を検知し、検知されたダイアルトーンは、前記電話交換システムがハイブリッド、デジタル、或いはアナログ電話交換システムの何れであるかを示す段階を含む装置。
  32. 請求項19の装置において、前記学習回路が、マイクロプロセッサを含む装置。
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