JP4326002B2 - 粉体の付着力測定方法及び装置、及び粉体の摩擦力測定方法及び装置 - Google Patents

粉体の付着力測定方法及び装置、及び粉体の摩擦力測定方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、粉体間の付着力測定方法及び装置、粉体間の摩擦力測定方法及び装置に関するものであり、電子写真分野等の粉体を取り扱う分野に適用できる。
粉体を取り扱う分野では、粉体の様々な特性値を把握することが重要であるが、粉体の重要な特性値の一つとして、粉体の付着力及び摩擦力がある。
粉体を取り扱う分野の一つとして、複写機やプリンターの画像形成に用いられている電子写真プロセスがある。電子写真プロセスでは、画像を形成する帯電粉体であるトナーが、キャリアや感光体等の画像形成部材間で付着・分離及び摩擦が繰り返されており、トナーと画像形成部材間の付着力、摩擦力は重要な特性値である。
また、画像形成部材上に形成されたトナー像は、トナー粒子が2層以上重なっている場合があり、トナー粒子間の付着力、摩擦力がプロセスの特性に重要な影響を及ぼしている。特に、感光体上のトナーを記録紙等に転写する転写プロセスにおいては、転写チリや中抜け画像等の画像品質を劣化させる現象の発生要因がトナー間の付着力、摩擦力と密接な関係にあり、トナー間の付着力、摩擦力の制御が重要な課題となっている。
粉体の付着力を測定する方法は、粉体の付着している物体から粉体を分離するのに必要な力を見積る方法が一般的である。粉体を分離させる方法としては、遠心力、振動、衝撃、空気圧、電界、磁界等を用いた方法が知られている。
例えば、非特許文献1では、トナー粒子をAFMのカンチレバー先端に付着させ、感光体表面との付着力を測定している。また、特許文献1では、遠心力を作用させて基板から粉体を分離する方法が、特許文献2では、基板を振動させて粉体を基板から分離する方法が、特許文献3では、基板と粉体捕集部材間に電界をかけて粉体を基板から分離する方法が、特許文献4では、粉体に超音波を作用させて粉体を基板から分離して基板と粉体間の付着力を測定する方法がそれぞれ開示されている。更に、特許文献5では、磁性粒子に付着した微粒子を機械的及び電界により磁性粒子から分離することにより、磁性粒子と微粒子間の付着力を測定する方法が開示されている。
前記従来の方法は、いずれも、粉体と粉体が付着している物体間との付着力を測定する方法であり、粉体間の付着力を測定するのは困難である。粉体間の付着力を測定する方法として一般的に良く知られている方法としては、粉体を分割可能な容器に充填し、この容器を分割する際の引張強度を測定する二分割セル法がある(非特許文献2)。しかし、通常の粉体には粒径や帯電量等の付着力に影響する特性に分布があり、その結果として粉体間付着力には分布がある。前述の二分割セル法では粉体間の付着力の分布を測定することができない。また、帯電した粉体間の付着力を測定する場合は、一度何らかの手段で帯電させた粉体を容器に充填させる必要があり、測定が困難である。
上記の方法はいずれも粉体と基板間の付着力を測定する方法であるが、粉体間の付着力を測定する方法としては、粉体層を形成した基板に遠心力を作用させる方法(特許文献6)及び針先端に付着させた粉体粒子を、基板に付着させた粉体に接触後に引き剥がす際の力を測定する方法(特許文献7)が開示されている。
しかし、遠心力を作用させる方法では、粉体層からの分離粒子数が非常に多いため、粒子同士が接触、又は積層してしまい、各粒子の粒径を計測することができないため、付着力の分布を測定することができない。また、遠心力が大きくなると、粉体が基板からも分離するため、粉体間の付着力と粉体と基板間の付着力の両方を測定してしまう可能性がある。また、針先端に付着させた粉体粒子を引き剥がす際の力を測定する方法は、粉体間の付着力を正確に測定することができるが、粉体間付着力の平均値及び分布を得るには、多数の粉体粒子について測定を実施する必要があり、手間と時間がかかるという問題点がある。
以上のように、粉体の付着力については様々な測定方法が報告されているが、粉体の摩擦力を測定する方法についてはあまり報告されていない。粉体の粒径が比較的大きな場合は、粉体の付着した基板を徐々に傾けていって、粉体が滑り出す角度から摩擦力を測定することができるが、重力に対する相対的な付着力が大きく、基板を傾けても滑らない粉体には適用できない。
特許文献8には、粉体が付着した基板に水平な方向に遠心力を作用させ、粉体が移動する遠心力から摩擦力を測定する方法が開示されており、大きな遠心力を作用させることにより、付着力の大きな粉体についても基板に対する摩擦力を測定することができる。
しかし、この方法を用いて粉体間の摩擦力を測定する場合は、基板上に粉体を積層し、基板に水平な方向に遠心力を作用させる必要があるが、基板に付着した粉体も移動してしまうため、粉体間の摩擦力を測定することができないという問題点がある。
特開平10−267772号公報 特開平11−153538号公報 特開2001−228075号公報 特開2002−71484号公報 特開2003−98065号公報 特開平11−258081号公報 特開2001−183289号公報 特開平11−64212号公報 M.L.Ott and H.Mizes, Colloids and Surfaces. A, 87, 244 (1994) 早川宗八郎編「粉体物性測定法」、朝倉書店(1955)、94
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、粉体間の付着力分布及び摩擦力を定量的に測定できる測定方法及び測定装置を提供することである。
上記課題は下記の本発明により解決することができる。
(1)試料基板上に粉体を接着させるための接着層を設け、粉体Aを該接着層に敷き詰めて接着させておき、粉体Bの粒子同士が接触しないように粉体A上に付着させ、該試料基板の粉体付着面と、該試料基板から分離した粉体を付着させる付着面を有する受け基板とが対面するようにスペーサを介して測定セルを構成し、次いで粉体付着面に対して垂直方向に遠心力が作用するように該測定セルを遠心分離装置に装着し、設定回転数ごとに遠心分離した後に、測定セルの受け基板を取り替え、設定回転数の低い方から高い方にかけて、複数の設定回転数について遠心分離をした後、前記各受け基板に付着した粉体Bの粒径dを計測し、計測した粉体B粒子について、(1)式により、回転数f(rpm)において粉体B粒子に作用した遠心力(Fc)を計算し、粉体Aと粉体Bとの間の付着力分布を求めることを特徴とする粉体付着力測定方法。
Fc=(π3/5400)×ρ×d3×r×f2 (1)
(但し、ρ:粉体Bの真比重(kg/m3)、d:粉体Bの粒径(m)、r:回転半径(m)を表す。)
(2)前記接着層に前記粉体Aを積層し、最上層の前記粉体Aの重心位置が前記接着層の外側にあるように、前記粉体Aを付着させることを特徴とする上記(1)の粉体付着力測定方法。
(3)前記遠心力の上限を、前記粉体Aが前記接着層から分離する遠心力よりも小さくすることを特徴とする上記(1)、(2)の粉体付着力測定方法。
(4)前記粉体Aの色を前記粉体Bの色とは異なる色にすることを特徴とする上記(1)〜(3)の粉体付着力測定方法。
(5)前記粉体A及び前記粉体Bとして電子写真用トナーを用いることを特徴とする上記(1)〜(4)の粉体付着力測定方法。
(6)上記(1)〜(5)の粉体付着力測定方法に用いる粉体付着力測定装置であって、粉体を表面に付着させるための接着層を有する試料基板と、該試料基板から遠心力により分離した粉体を付着させるための粉体付着面を有する受け基板とをスペーサを介して対面させてなる測定セルと、該測定セルを保持する保持部材であって、遠心分離装置に装着された時に粉体付着面に垂直な方向に遠心力が作用するように測定セルを保持する保持部材と、該保持部材が装着される遠心分離装置とを備えてなる粉体付着力測定装置。
(7)基板上に接着層を設け、粉体Aを該接着層に敷き詰めて付着させておき、粉体Bを該粉体A上に付着させ、該基板の粉体付着面に水平方向に遠心力を作用させ、粉体Bが移動する遠心力から粉体Aと粉体B間の摩擦力を求めることを特徴とする粉体摩擦力測定方法。
(8)前記粉体付着面の一部の領域について前記粉体Bの粒子数を計測し、次に前記粉体付着面に水平方向に遠心力が作用するように前記基板を遠心分離装置に装着し、回転数を低回転数から高回転数へ段階的に上げて基板を回転し、各設定回転後に前記粉体付着面の前記領域について前記粉体Bの粒子数を計測し、前記粉体Bの粒子数が遠心力を作用する前に計測した前記粉体Bの粒子数の半数になる回転数f(rpm)を求め、下記の(1)式より粉体Aと粉体B間の摩擦力F(N)を求めることを特徴とする上記(7)の粉体摩擦力測定方法。
F=(π3/5400)×ρ×d3×r×f2 ……(1)
但し、
ρ:粉体Bの真比重(kg/m3
d:粉体Bの平均粒径(m)
r:回転中心軸と基板の中心間の距離(m)
(9)前記接着層に前記粉体Aを積層し、最上層の前記粉体Aの重心位置が前記接着層の外側にあるように、前記粉体Aを付着させることを特徴とする上記(7)、(8)の粉体摩擦力測定方法。
(10)前記粉体Aと前記粉体Bの色が異なることを特徴とする上記(7)〜(9)の粉体摩擦力測定方法。
(11)前記粉体A及び前記粉体Bとしてトナーを用いることを特徴とする上記(7)〜(10)の粉体摩擦力測定方法。
(12)上記(7)〜(11)の粉体摩擦力測定方法に用いる粉体摩擦力測定装置であって、粉体を表面に付着させるための接着層を有する基板と、該基板を保持する保持部材であって、遠心分離装置に装着された時に粉体付着面に水平な方向に遠心力が作用するように基板を保持する保持部材と、該保持部材が装着される遠心分離装置とを備えてなる粉体摩擦力測定装置。
本発明によれば、以下の粉体付着力測定方法、粉体摩擦力測定方法及び測定装置が提供される。
上記(1)の発明によれば、接着層に付着した粉体Aは遠心力で分離せず、粉体A上に付着した粉体Bのみが分離し、粉体Bを隣接する粉体同士が接触しないように付着させるため、分離して受け基板に付着した各粒子の粒径計測ができ、粉体間の付着力分布の測定が可能となる。
上記(2)の発明によれば、最上層の粉体Aの重心位置が接着層の外側にあるため、粉体Bが接着層に接触せず、粉体Bと接着剤間の付着力が関与しないため、粉体間の付着力のみを正確に測定できる。
上記(3)の発明によれば、粉体Aが分離しないため、粉体と接着層の付着力が関与せず、粉体間の付着力のみを正確に測定できる。
上記(4)の発明によれば、粉体Aの一部が分離した場合でも、粉体の粒径測定をする際に、粉体Bのみを選択的に測定できるため、粉体と接着層の付着力の関与を排除することができ、粉体間の付着力のみを正確に測定できる。
上記(5)の発明によれば、トナー間の付着力分布を測定することができ、電子写真プロセスやトナーの開発に寄与することができる。
上記(6)の発明によれば、接着層に付着した粉体Aは遠心力で移動せず、粉体A上に付着した粉体Bのみが移動するため、粉体間の付着力の測定が可能な測定装置を提供することができる。
上記(7)、(8)の発明によれば、接着層に付着した粉体Aは遠心力で移動せず、粉体A上に付着した粉体Bのみが移動するため、粉体間の摩擦力の測定が可能となる。
上記(9)の発明によれば、最上層の粉体Aの重心位置が接着層の外側にあるため、粉体Bが接着層に接触せず、粉体間の摩擦力のみを正確に測定できる。
上記(10)の発明によれば、粉体付着面上の粉体Bの粒子数を計測する際に、粉体Bのみを選択的に計測できるため、粉体間の摩擦力を正確に測定できる。
上記(11)の発明によれば、トナー間の摩擦力を測定することができ、電子写真プロセスやトナーの開発に寄与することができる。
上記(12)の発明によれば、接着層に付着した粉体Aは遠心力で移動せず、粉体A上に付着した粉体Bのみが移動するため、粉体間の摩擦力の測定が可能な測定装置を提供することができる。
以下、具体例に基づいて本発明の詳細を述べる。
まず、本発明の粉体間の付着力を測定する方法について説明する。
図1、図2は、本発明に係る粉体付着力測定装置の測定セル、遠心分離装置の一例を示す図である。
図1は、粉体付着力測定装置の測定セルの説明図である。図1において、1は測定セルであり、測定セル1は、粉体を付着させた試料面2aを有する試料基板2と、試料基板2から分離した粉体を付着させる付着面3aを有する受け基板3と、試料基板2の試料面2aと受け基板3の付着面3aの間に設けられたスペーサ4から構成される。
図2は、遠心分離装置の一部断面図である。図2において、5は遠心分離装置であり、遠心分離装置5は、測定セル1を回転させるロータ6と、保持手段7を備えている。ロータ6は、自身の回転中心軸9に対して垂直な断面で穴形状であり保持手段7を設置する試料設置部8を有している。保持手段7は、棒状部7aと、棒状部7aに設けられ測定セル1を保持するセル保持部7b、測定セル1をセル保持部7bから押し出すための穴部7c、棒状部7aを試料設置部8に固定する設置固定部7dを備えている。セル保持部7bは、測定セル1を設置したときに、測定セル1の垂直方向がロータの回転中心軸9に垂直となるように構成される。
上記の装置を用いて粉体間付着力を測定する方法を図3、図4に基づいて説明する。
まず、試料基板2上に接着層11を形成する。接着層11は、粉体Aを敷き詰めやすくするために、μmまたは10μmオーダーの均一な薄膜にする必要がある。薄膜の形成方法としては、試料基板2上に接着剤を付け、平板により接着剤を押し広げる等の方法があげられる。なお、接着層11の領域が大きすぎると、スペーサ4が接着されてしまうので、接着層11の領域は、スペーサ4の穴部の内側になるように設定する必要がある。
次に、粉体Aを接着層11に敷き詰める。図3に、試料基板2に粉体を付着させた状態の一例を示す。図3のように、試料基板2上に接着層11が設けられ、接着層11には粉体Aが敷き詰められ、粉体A上に粉体粒子同士が接触しないように粉体Bが付着している(粉体Bの付着方法については後述する。)。粉体Aを敷き詰めるのは、粉体Bが粉体Aの間に入り込んで、接着層11に付着するのを避けるためである。図3のように、粉体Aの粒径が接着層11の層厚に較べて十分大きい場合、粉体Aは一層で良い。
図4に、試料基板2に粉体を付着させた状態の別の例を示す。トナー等のように粉体Aの粒径が数μmの場合は、接着層11中に粉体Aが埋没してしまうため、図4のように粉体Aを積層する必要がある。粉体Bが接着層に接触しないようにするために、図5に示すように、最上層の粉体Aは、その重心位置Pが接着層11の外側になるように付着させる必要がある。
粉体Aを付着する方法としては、接着層11上に粉体Aを多量に付着させ、次に接着層に付着していない粉体を取り除く等の方法が挙げられる。また、帯電した粉体間の付着力を測定する場合は、接着層11に付着させる前に、予め粉体Aを帯電しておくか、付着後に帯電させる必要がある。
次に、粉体A上に粉体Bを付着する。なお、粉体Aと粉体Bが同じ場合は、同一粉体間の付着力分布を求めることができる。粉体A上に粉体Bを多量に付着させると、遠心分離した粉体B同士が接触、又は積層してしまうため、各粒子の粒径を計測することができない。このため、粉体Bの付着量を制御する必要があり、隣接する粉体同士が接触しないように付着させることにより、遠心分離した粉体Bは粉体同士の接触、又は積層が無く、粉体Bの粒径を容易に計測できる。粉体Bの付着方法としては、圧縮空気等を利用して粉体Bを粉体A上に散布する等の方法が挙げられる。帯電した粉体間の付着力を測定する場合は、予め粉体Bを帯電しておくか、付着後に帯電させる必要がある。
次に、図1のように、試料基板2、受け基板3及びスペーサ4を用いて測定セル1を構成する。測定セル1を、保持手段7をロータ6の試料設置部8に設置したときに、試料基板2が受け基板3とロータ6の回転中心軸9の間になるように、保持手段7のセル保持部7bに設置する。保持手段7を、測定セル1の垂直方向がロータの回転中心軸9に垂直となるように、ロータ6の試料設置部8に設置する。遠心分離装置5を稼働してロータ6を一定の回転数で回転させる。試料基板2に付着した粉体Bは回転数に応じた遠心力を受け、粉体Bの受ける遠心力が粉体Bと粉体A間の付着力よりも大きい場合は、粉体Bが粉体Aから分離し、付着面3aに付着する。
粉体Bの受ける遠心力Fcは、粉体Bの重量m、ロータの回転数f(rpm)、ロータの中心軸から試料基板の粉体B付着面までの距離rを用いて、式(2)より求められる。
Fc=m×r×(2πf/60) (2)
粉体Bの重量mは、粉体Bの真比重ρ、円相当径dを用いて、式(3)より求められる。
m=(π/6)×ρ×d (3)
式(2)と式(3)より、粉体Bの受ける遠心力Fcは、式(1)から求められる。
Fc=(π/5400)×ρ×d×r×f (1)
遠心分離終了後、保持手段7をロータ6の試料設置部8から取り出し、保持手段7のセル保持部7bから測定セル1を取り出す。受け基板3を交換し、測定セル1を保持手段7に設置し、保持手段7をロータ6に設置し、ロータ6を前回よりも高回転数で回転させる。粉体Bの受ける遠心力が前回よりも大きくなり、付着力の大きな粉体Bが粉体Aから分離して付着面3aに付着する。遠心分離装置の設定回転数を低回転数から高回転数へ変えて同様の操作を実施することにより、各回転数で受ける遠心力と付着力の大小関係に応じて、粉体Bが付着面3aに移動する。
複数の設定回転数について遠心分離を実施後、各回転数の受け基板3の付着面3aに付着した粉体Bの粒径を計測する。粉体の粒径測定は、光学顕微鏡で付着面3a上の粉体を観察し、CCDカメラを通して付着面の画像を画像処理装置に入力し、画像処理装置を用いて各粉体の粒径測定をおこなうことができる。なお、受け基板上の全ての粉体について粒径を測定するのは、非常に時間と手間がかかるので、各受け基板の一定面積の領域について粒径測定を実施するだけで十分である。ある回転数で分離した粉体Bの付着力は、粉体Bが分離した回転数における遠心力よりも小さく、分離する前の回転数における遠心力よりも大きいので、(1)式により両者の遠心力を計算し、その平均値を付着力とする。粒径を測定した全ての粉体についての付着力から、粉体Bと粉体A間の付着力分布を求めることができる。
粉体Bを遠心分離する際には、粉体Aにも遠心力が作用しているが、粉体Aは接着層に固定されているので分離し難い。しかし、粉体Aに作用する遠心力が粉体Aと接着層の付着力よりも大きくなると、粉体Aが分離してしまい、粉体Aと粉体B間以外の付着力も測定されてしまう。このため、粉体Bと粉体A間の付着力を測定する前に、粉体Aが接着層から分離する遠心力を測定し、粉体Bを分離する遠心力の上限を粉体Aが接着層から分離する遠心力よりも小さくする必要がある。
上記のように遠心力の上限を制限しても、接着層との付着力が小さい一部の粉体Aは遠心分離してしまう場合がある。このような場合でも、粉体Aと粉体Bとして異なる色の粉体を用いることにより、受け基板上の粉体の粒径測定をする際に、粉体Bのみを選択的に測定できるため、粉体と接着層の付着力の関与を排除することができる。異なる色の粉体を用いる例としては、電子写真プロセスで用いるカラートナーが挙げられる。電子写真プロセスでは、カラー画像を形成する際に、転写ベルト上又は紙上に色の異なるトナーを積層するため、異なる色のトナー間付着力を定量化する必要がある。
次に本発明の粉体間の摩擦力を測定する方法について説明する。
図6は、本発明に係る一実施例の遠心分離装置の一部断面図を示す図である。
図6において、ロータ65は、図示しない遠心分離装置内で回転軸64のまわりに回転するが、試料設置部65aが回転軸64に対して傾斜しているアングルロータである。ロータ65の試料設置部65a内には、粉体が付着した基板62が保持された、保持部材66が設置される。保持部材66は、基板62の粉体付着面62aが鉛直上方を向くとともに、回転軸64に対して垂直となるように基板2を保持する。
保持部材66は、棒状部67と基板62を保持する基板保持部68を備えている。保持部材66の棒状部67は、先端に設けられた配置調節部67aと、ロータ65の試料設置部65aに嵌合したとき試料設置部65aの内周面に当接する配置固定部67bを有している。配置調節部67aは、何等かの治具で保持部材の向きを調整することができる突起を有する凸部あるいはドライバーの先端に対応する形状である凹みを有する凹部から構成される。配置固定部7bは、ゴム等の弾力性を有する部材から構成される。
保持部材66の基板保持部68は、基板62を保持部材66に対して固定する固定部材70を備えるとともにガイド69を備えている。ガイド69は、基板保持部68に保持された基板62の粉体付着面62aが、基板保持部68の内周面に接触することがないように、粉体付着面62aの周辺部に対応する基板保持部68の内周面部分に設けられている。ガイド69と基板62との間には隙間が形成されるようになっている。前記固定部材70はねじから構成されている。基板保持部68に試料面62aを鉛直上方に向けて基板62を挿入した後、固定部材70で基板62を保持部材66に固定して保持させるようになっている。
基板62は、保持部材66の基板保持部68に保持されたとき設置方向が一定となるような形状の部材から構成され、図6の例では四角形である。基板62および保持部材66は、遠心分離装置の大きな遠心力に耐えられる強度があり、ロータ655が最大回転数で回転可能な重量以下の軽量の部材から構成される。
上記の装置を用いて粉体間の摩擦力を測定する方法を説明する。
まず、図3に示すように、基板2上に接着層11を形成する。接着層11は、粉体Aを敷き詰めやすくするために、μmまたは10μmオーダーの均一な薄膜にする必要がある。薄膜の形成方法としては、試料基板2上に接着剤を付け、平板により接着剤を押し広げる等の方法が挙げられる。
次に、粉体Aを接着層11に敷き詰める。図3に、基板2に粉体を付着させた状態の一例を示す。図のように、試料基板2上に接着層11が設けられ、接着層11には粉体Aが敷き詰められ、粉体A上に粉体Bが付着している。粉体Aを敷き詰めるのは、粉体Bが粉体Aの間に入り込んで、接着層11に付着するのを避けるためである。図3のように、粉体Aの粒径が接着層11の層厚に較べて十分大きい場合、粉体Aは一層で良い。
図4に、基板2に粉体を付着させた状態の別の例を示す。トナー等のように粉体Aの粒径が数μmの場合は、接着層11中に粉体Aが埋没してしまうため、図4のように粉体Aを積層する必要がある。粉体Bが接着層に接触しないようにするために、図5に示すように、最上層の粉体Aは、その重心位置Pが接着層11の外側になるように付着させる必要がある。粉体Aを付着する方法としては、接着層11上に粉体Aを多量に付着させ、次に接着層に付着していない粉体を取り除く等の方法が挙げられる。
次に、粉体A上に粉体Bを付着する。粉体Bの付着方法としては、圧縮空気等を利用して粉体Bを粉体A上に散布する等の方法が挙げられる。
次に、粉体付着面2aに付着した粉体Bの粒子数Nを計測する。光学顕微鏡で付着面2a上の粉体を観察し、CCDカメラを通して付着面の画像を画像処理装置に入力し、画像処理装置を用いて粉体Bの粒子数計測を行うことができる。なお、付着面2a上の粉体Bの全粒子数を計測するのは、非常に時間と手間がかかるので、付着面2aの1ヶ所以上の領域について計測を実施する。
次いで、粉体の付着した基板2を、粉体付着面2aが上向きとなるように、保持部材7の基板保持部8に設置し、固定部材10によって固定する。基板2が設置された保持部材7を、ロータ5の試料設置部8に設置し、基板2の粉体付着面2aが鉛直上方を向くとともに、回転軸4に対して垂直となるように、保持部材7の向きを調節する。遠心分離装置を稼働してロータ5を一定の回転数fで回転させる。基板2に付着した粉体Bの各粒子は、粉体付着面2aに水平な方向に、粒子の重量と回転数に応じた遠心力を受ける。遠心力が粉体Aとの摩擦力よりも大きい粒子は、粉体A上を移動する。遠心分離後、ロータ5から保持部材7を取り出し、保持部材7から基板2を取り出し、粉体付着面2aに付着した粉体Bの粒子数Nを計測する。なお、粒子数計測は、遠心分離前と同じ領域について実施する。
粒子数の計測が終了した基板2を保持部材7に設置し、保持部材7をロータ5に設置し、ロータ6を前回よりも高回転数fで回転させる。各粒子の受ける遠心力が前回よりも大きくなり、より摩擦力が大きな粒子が粉体A上を移動する。前回と同様にして遠心分離後の粒子数Nを計測する。遠心分離の回転数を低回転数から高回転数へ段階的に上げて同様の操作を実施することにより、各回転数で受ける遠心力と摩擦力の大小関係に応じて粒子が付着A上を移動し、各回転数fにおける粉体Bの粒子数Nが計測される。
次に、遠心分離の回転数fと粉体Bの粒子数Nの関係から、粉体Bの粒子数Nが遠心力を作用する前に計測した粒子数の半数(N/2)になる回転数fを求める。
回転数fは、N>N/2>Ni+1となるf、N、fi+1、Ni+1から、下記の(2)式により求めることができる。
f=(fi+1−f)×(N/2−N)/(Ni+1−N)+f …… (2)
本発明では、粉体Bの平均粒径dの粒子が回転数fにおいて受ける遠心力Fを、粉体Aと粉体B間の摩擦力の平均値として用いる。遠心力Fは、粉体Bの平均重量m(kg)、回転数f(rpm)、ロータ5の中心軸4から粉体付着面2aの中心までの距離r(m)を用いて、以下の(3)式より求められる。なお、各粒子とロータ5の中心軸4との距離は粒子毎に異なるが、粒子の回転半径の平均値としてrを用いる。
F= m×r×(2πf/60) …… (3)
粉体Bの平均重量mは、粉体Bの真比重ρ(Kg/m)及び平均粒径d(m)を用いて、以下の(4)式より求められる。
m=(π/6)×ρ×d …… (4)
(3)式と(4)式より、遠心力Fは以下の(1)式から求められる。
F=(π/5400)×ρ×d×r×f …… (1)
粒子数の計測では、粉体付着面2aの画像を画像処理して粒子数を計測するが、粉体付着面2aの画像には、粉体Bだけではなく粉体Aの画像も含まれる。このため、粉体Aと粉体Bの粒径及び形状が似ている場合、粉体Aと粉体Bを区別するのが困難となる。そこで、粉体Aと粉体Bとして異なる色の粉体を用いることにより、粉体Bのみを選択的に計測できるため、粉体間の摩擦力を正確に測定できる。
異なる色の粉体を用いる例としては、電子写真プロセスで用いるカラートナーが挙げられる。電子写真プロセスでは、カラー画像を形成する際に、転写ベルト上又は紙上に色の異なるトナーを積層するため、異なる色のトナー間付着力を定量化する必要がある。
本発明により、従来測定が極めて困難であった、粒子間の付着力及び摩擦力を精度よくかつ効率的に測定することができる。さらに本発明を電子写真トナーの測定に用いることによりトナー間の付着力及び摩擦力を測定することができ、電子写真プロセスやトナーの開発に大きく寄与することができる。
本発明の粉体付着力測定方法で用いる測定セルの説明図である。 本発明の粉体付着力測定方法で用いる遠心分離装置の一部断面である。 本発明における粉体A及び粉体Bの付着状態を模式的に示した図である。 本発明における粉体A及び粉体Bの付着状態を模式的に示した図である。 本発明における粉体A最上層の付着状態を模式的に示した図である。 本発明おける粉体摩擦力測定方法で用いる遠心分離装置の一部断面である。
符号の説明
1 測定セル
2 試料基板
2a 試料面
3 受け基板
3a 付着面
4 スペーサ
5 遠心分離装置
6 ロータ
7 保持手段
7a 棒状部
7b セル保持部
7c 穴部
7d 設置固定部
8 試料設置部
9 回転中心軸
11 接着層
A 粉体A
B 粉体B
P 粉体Aの重心
62 基板
62a 粉体付着面
64 回転中心軸
65 ロータ
65a 試料設置部
66 保持部材
67 棒状部
67a 配置調節部
67b 配置固定部
68 基板保持部
69 ガイド
70 固定部材

Claims (12)

  1. 試料基板上に粉体を接着させるための接着層を設け、粉体Aを該接着層に敷き詰めて接着させておき、粉体Bを、粉体Bの粒子同士が接触しないように該粉体A上に付着させ、該試料基板の粉体付着面と、該試料基板から分離した粉体を付着させる付着面を有する受け基板とを、スペーサを介して対面させて測定セルを構成し、次いで粉体付着面に対して垂直方向に遠心力が作用するように該測定セルを遠心分離装置に装着し、設定回転数ごとに、遠心分離した後に測定セルの受け基板を取り替え、設定回転数の低い方から高い方にかけて、複数の設定回転数について遠心分離をした後、前記各受け基板に付着した粉体Bの粒径dを計測し、計測した粉体B粒子について、下記の(1)式により、回転数f(rpm)において粉体B粒子に作用した遠心力(Fc)を計算し、粉体Aと粉体Bとの間の付着力分布を求めることを特徴とする粉体付着力測定方法。
    Fc=(π3/5400)×ρ×d3×r×f2 (1)
    (但し、ρ:粉体Bの真比重(kg/m3)、d:粉体Bの粒径(m)、r:回転半径(m)を表す。)
  2. 前記接着層に前記粉体Aを積層し、最上層の前記粉体Aの重心位置が前記接着層の外側にあるように、前記粉体Aを付着させることを特徴とする請求項1に記載の粉体付着力測定方法。
  3. 前記遠心力の上限を、前記粉体Aが前記接着層から分離する遠心力よりも小さくすることを特徴とする請求項1または2に記載の粉体付着力測定方法。
  4. 前記粉体Aの色を前記粉体Bの色とは異なる色にすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粉体付着力測定方法。
  5. 前記粉体A及び前記粉体Bとして電子写真用トナーを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の粉体付着力測定方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の粉体付着力測定方法に用いる粉体付着力測定装置であって、粉体を表面に付着させるための接着層を有する試料基板と、該試料基板から遠心力により分離した粉体を付着させるための粉体付着面を有する受け基板とをスペーサを介して対面させてなる測定セルと、該測定セルを保持する保持部材であって、遠心分離装置に装着された時に粉体付着面に垂直な方向に遠心力が作用するように測定セルを保持する保持部材と、該保持部材が装着される遠心分離装置とを備えてなる粉体付着力測定装置。
  7. 基板上に接着層を設け、粉体Aを該接着層に敷き詰めて付着させておき、粉体Bを該粉体A上に付着させ、該基板の粉体付着面に水平方向に遠心力を作用させ、粉体Bが移動する遠心力から粉体Aと粉体B間の摩擦力を求めることを特徴とする粉体摩擦力測定方法。
  8. 前記粉体付着面の一部の領域について前記粉体Bの粒子数を計測し、次に前記粉体付着面に水平方向に遠心力が作用するように前記基板を遠心分離装置に装着し、回転数を低回転数から高回転数へ段階的に上げて基板を回転し、各設定回転後に前記粉体付着面の前記領域について前記粉体Bの粒子数を計測し、前記粉体Bの粒子数が遠心力を作用する前に計測した前記粉体Bの粒子数の半数になる回転数f(rpm)を求め、下記の(1)式より粉体Aと粉体B間の摩擦力F(N)を求めることを特徴とする請求項7記載の粉体摩擦力測定方法。
    F=(π3/5400)×ρ×d3×r×f2 ……(1)
    但し、
    ρ:粉体Bの真比重(kg/m3
    d:粉体Bの平均粒径(m)
    r:回転中心軸と基板の中心間の距離(m)
  9. 前記接着層に前記粉体Aを積層し、最上層の前記粉体Aの重心位置が前記接着層の外側にあるように、前記粉体Aを付着させることを特徴とする請求項7又は8記載の粉体摩擦力測定方法。
  10. 前記粉体Aと前記粉体Bの色が異なることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の粉体摩擦力測定方法。
  11. 前記粉体A及び前記粉体Bとしてトナーを用いることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の粉体摩擦力測定方法。
  12. 請求項7〜11のいずれかに記載の粉体摩擦力測定方法に用いる粉体摩擦力測定装置であって、粉体を表面に付着させるための接着層を有する基板と、該基板を保持する保持部材であって、遠心分離装置に装着された時に粉体付着面に水平な方向に遠心力が作用するように基板を保持する保持部材と、該保持部材が装着される遠心分離装置とを備えてなる粉体摩擦力測定装置。
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