JP4324543B2 - シート処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、記録シートを整合するシート整合装置を備えたシート処理装置、及び前記シート整合装置あるいは前記シート処理装置を備えた画像形成装置に関する。
この種の発明として例えば特許文献1あるいは2に開示された発明が公知である。このうち特許文献1には、排出手段により排出されるシート状媒体を、前記排出の方向と直交するシフト方向に移動するトレイ上に、きれいに揃えられた状態で仕分けることができる簡単な構成のシート状媒体処理装置を提供するため、搬送されてくるシート状媒体を排出する排出手段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を積載するトレイと、このトレイ上に積載されたシート状媒体を仕分けるべく当該トレイを前記排出手段のシート状媒体排出方向と直交するシフト方向に所定量移動させて仕分け動作を行なうトレイ移動手段とを備えたシート状媒体処理装置において、前記トレイ上に積載されたシート状媒体を揃える揃え手段を具備し、この揃え手段は、前記排出手段から排出され前記トレイ上に積載されたシート状媒体を、前記排出方向と平行な当該シート状媒体の2つの端面を挟むようにして揃え部を接しさせて前記端面の位置を揃える揃え動作を行なう1対の揃え部材を有し、前記仕分け動作後に積載されたシート状媒体を、前記仕分け動作前に積載されたシート状媒体と異なる位置に揃えるように前記揃え動作を行なうようにした発明が記載されている。
また、特許文献2には、戻し手段による戻し動作、揃え手段による揃え動作、仕分け手段による仕分け動作のための時間をシート状媒体の搬送時間間隔内におさめることのできるシート状媒体整合装置を提供するため、搬送されてくるシート状媒体を排出する排出手段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を積載する積載手段と、この積載手段上に積載されたシート状媒体の前記排出手段によるシート状媒体の排出方向と平行な端面を挟むように接して揃える揃え手段と、前記積載手段又は前記揃え部材を前記排出手段のシート状媒体排出方向と直交するシフト方向に所定量移動させてシート状媒体を仕分ける仕分け手段と、整合位置に設けられた立壁にシート状媒体を突き当てることにより整合する回転体からなる戻し手段を具備したシート状媒体整合装置であって、前記仕分け手段、前記戻し手段及び前記揃え手段による処理を行なう動作時間分だけ用紙間隔(時間)を空けるために前記排出手段によるシート状媒体の排出速度を可変制御する発明が開示されている。
特開2001−240295公報 特開2002−211829公報
従来の用紙後処理装置では、例えば画像形成装置で画像形成され、用紙後処理装置に向けて送られてきた用紙は、用紙の通過を検知する排紙センサを経て排紙手段として一対の排紙コロに導かれる。排紙コロの下方にはトレイが位置している。排紙コロから搬送方向の延長上である排出方向(略水平面内で排紙コロの軸線と直行する方向)に排出された用紙は該用紙の後端部が排紙コロから離れた後、慣性と自重により斜め下向きに向けて落下してトレイ上に積載される。用紙がトレイ上にない場合にはトレイの上面から排紙コロのニップ部までの距離、用紙がトレイ面上に積載されている場合には、この積載された用紙の最上面から上記ニツプ部までの自由落下距離だけ用紙は自由落下して着地することとなる。
ところで、用紙後処理装置が仕分け機能を有している場合、トレイは水平面内で排出方向と直行するシフト方向に仕分けに必要なストロークで往復運動する。トレイはシフト方向に延びる台座に摺可能に保持されていて、駆動機構により台座上をシフト方向に往復移動する。このような仕分け機能を有する用紙後処理装置において、従来、排紙コロから排出された用紙は、ただ、自由落下距離の空間を自由落下してトレイに積載されるだけであった。すなわち、排紙コロから離れた用紙はトレイに積載されるまでフリーな状態であり、画像形成装置から受け取った用紙の横レジストがずれたり、あるいは、スキューしたりするとトレイ上に積載される用紙のシフト方向における用紙端面が用紙間で揃わず、横ずれ量Δの用紙の不揃えを生じてしまう。
よって、横ずれ量Δを見越して、トレイ12のシフト量を設定する必要があり、シフト時には大きくトレイを移動させなければならない。また、前述の特許文献2記載のように用紙の搬送速度の増減で確保できる用紙間時間にもいずれ限界がある。
また、前述の特許文献1記載の発明では、用紙の整合については配慮されているものの、生産性までは配慮されていない。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、高シフト揃え精度と生産性の要求の両者を満たすシート処理装置及び画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、シート状記録媒体の排出時にシート搬送方向と直交する方向に移動してシート状記録媒体を仕分ける積載手段を有するシート処理装置において、シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときと搭載しないときとで、前記積載手段上に排紙された前記シート状記録媒体の仕分け位置を変更する手段を備え、前記仕分け位置を変更する手段は、前記シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を小さく、搭載しないときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を大きくすることを特徴とする。
第2の手段は、シート状記録媒体の搬送時に当該シート状記録媒体をシート搬送方向と直交する方向に移動させてシート状記録媒体を仕分けるシフトローラと、排出された前記シート状記録媒体を積載する積載手段と、を有するシート処理装置において、シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときと搭載しないときとで、前記積載手段上に排紙された前記シート状記録媒体の仕分け位置を変更する手段を備え、前記仕分け位置を変更する手段は、前記シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を小さく、搭載しないときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を大きくすることを特徴とする。
第3の手段は、第1または第2の手段において、前記シート整合装置の搭載の有無を検知する手段を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記シート整合装置は、前記積載手段上に排紙されたシート状記録媒体の搬送方向と平行な端面を挟みこんでシート整合を行う整合部材を備えていることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記仕分け位置を変更する手段は、前記シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときであって、前記シート整合装置による整合を行う場合には前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を小さくし、整合を行わない場合には前記移動量を大きくすることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段に係るシート処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記シート整合装置搭載時にシート状記録媒体の仕分け位置の変更を指示する手段をさらに備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、仕分け位置を変更する手段は用紙後処理装置5の図示しないCPUに、画像形成装置は符号5に、シート整合装置の搭載の有無を検知する手段は検知装置52に、シート整合装置は符号90に、シート状記録媒体は用紙Sにそれぞれ対応する。
本発明によれば、シート整合装置を積載手段上に搭載したときにはシート搬送方向と直交する方向の移動量を小さく、搭載しないときにはシート搬送方向と直交する方向の移動量を大きくするので、高シフト揃え精度と生産性の要求の両者を満たすことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムのシステム構成を示す図である。このシステムは、画像形成装置50と用紙後処理装置51と用紙整合装置90とからなり、画像形成装置50に接続した用紙後処理装置51に着脱可能に用紙整合装置90を取り付けたものである。なお、以下の実施形態においてはシート状記録媒体を用紙で代表して説明する。
図1に示すように、用紙後処理装置51は用紙の積載手段として昇降可能なトレイ12を有していると共に、位置を固定されて移動しないルーフトレイ14を装置上部に有している。トレイ12は図示しない駆動手段により上下方向に移動制御される。また、トレイ12の高さを検知可能なセンサによりトレイ12の高さを検知し、トレイ12上面に積載された用紙の高さが一定になるように制御される。
画像形成装置50と用紙受け渡し部位の近傍には入口センサ36と入口ローラ対2aが設けられており、入口ローラ対2aにより取り込まれた用紙は、後処理モードに応じてそれぞれの搬送経路に搬送される。
ルーフモードを選択した場合には入口ローラ対2aによって画像形成装置50から受け渡された用紙を搬送ローラ2bに搬送し、図示しないソレノイドのオン/オフ制御により、位置を切り替え可能な分岐爪8aにより搬送ローラ5aを経由し、排紙ローラ5bによりルーフトレイ14に排出される。
スティプルモードを選択した場合には、入ロローラ対2aにて受け渡された用紙を搬送ローラ2bにて搬送し図示しないソレノイドのオン/オフ制御により、位置を切り替え可能な分岐爪8bにより搬送ローラ4a,4b,4cを経由し、排紙ローラ6によりステイブルトレイ7積載される。このとき、図示しない叩きローラにて用紙搬送方向への整合が行なわれ、ジョガーフェンス62により用紙の横幅方向(搬送方向に直交する方向)の整合が行なわれる。所定の枚数が整合されたところでスティプラ19により綴じ処理が施され、放出爪10aにより持ち上げられた用紙束は排紙ローラ3によりトレイ12に放出され、積載される。
また、シフトモードを選択した場合には入口ローラ対2aから搬送ローラ2a,2b,2cを経由して排紙ローラ3によりトレイ12に排出され、積載される。この実施形態は、前記トレイ12を用紙搬送方向(矢印a方向)と直交する方向に往復動させて用紙の仕分けを行う例である。すなわち、トレイ12上に積載された用紙(用紙束を含む)を仕分けるべく当該トレイ12を図3に示すシフト方向cに移動させて仕分け動作を行なう。トレイ移動機構は図2に示すようにトレイ12を台座8でスライド可能に支持しているトレイ支持機構とトレイ12をシフト方向cに往復動させるトレイ往復動機構からなる。図2によりトレイ支持機構60につい説明する。
図2において台座8の上部には紙面を貫くシフト方向cに長さを有し、左右方向に対向する2つの案内板30,31が一体的に設けられている。これらの案内板30,31のそれぞれの外側には軸が突出していて、その軸にローラ32,33が軸支されている。一方、トレイ12の底部には用紙搬送方向と平行な方向についてはローラ32,33の間隔より広く、シフト方向cにはトレイ12のシフト量を十分カバーし得る奥行きを有する平坦面からなる平坦部12aが形成されていて、この平坦部12aをローラ32,33上に乗せている。また、トレイ12の平坦部12aには、案内板30,31の内側に対応する位置に2本の軸が植設されていて、これら2本の軸にはそれぞれ、ローラ34,35が軸支されている。これらのローラ34,35は案内板30,31の各内側に接している。なお、トレイ12の上面には用紙搬送方向と直交する方向に整合部材102a,102bを案内する溝部80aが形成されている。
ローラ32,33,34,3および案内板30,31等が、トレイ12をシフト方向cに移動可能に支持するトレイ支持機構60を構成する。かかるトレイ支持機構60により、トレイ12の荷重はローラ32,33で支持され、案内板30,31に案内されてシフト方向cに移動することができる。そして、トレイ支持機構60によって支持されたトレイ12にトレイ往復動機構を組み合わせることによって、トレイ12に往復動の駆動力を与えてシフト方向cに往復動させることができる。
図4は揃え整合装置の概略構成を示す図、図5は用紙整合部材の取り付け部の構成を示す図である。同図において、用紙を整合するための用紙整合部材102a,102bは用紙整合部材を駆動する駆動モータ104a,104bを正逆転することによりタイミングベルト106a,106bを介して動作する。タイミングベルト106a,106bは受台ホルダ105a,105bに連結されており、受台ホルダ105a,105bと用紙整合部材102a,102bは嵌合により取り付けられ、一体に移動する。用紙整合部材102a,102bは軸108に取り付けられており、軸108の外周には図5に示すように断面D形のD形状部108aがあり、用紙整合部材102の突起部102cにより用紙整合部材102の位置(高さ)が保持されている。
また、それぞれの用紙整合部材102a,102bはそれぞれホームセンサ107a,107bが設けられており、用紙整合部材102a,102bのそれぞれのホーム位置を検出するようになっている。
用紙整合部材102は用紙排出の邪魔にならないようにトレイ12の上方に退避する。図6はその退避機構を示す要部斜視図である。用紙整合部材102a,102bは軸108のD形状で連棒されているため、用紙整合部材102a,102bは軸108と同期して回転する。図6に示すように退避駆動モータ110はギヤ部110aを介してギヤ111と噛合し、ギヤ111は軸108とD形状にて嵌合されている。よって退避駆動モータ110を回転させることにより用紙整台部材102a,102bを上方へ退避させることが可能となる。
この実施形態では、シフト方向cの移動量が用紙整合装置を搭載した時と搭載しない時とで異なるように制御されている。以下にトレイ往復動機構の具体例をトレイの位置判別手段とともに説明する。
において、トレイ12はエンドフェンス40の凹凸部に入り込んでいてエンドフェ
ンス40がシフト方向cに動作することによってトレイ12も同方向に動作する。エンド
フェンス40のシフト方向cの中央部には長孔41aが明けられたブラケット41が装着
されていて、この長孔41aにピン42が挿入されている。
図2においてピン42は図示しない本体部に軸支されたプーリ43に押入固定されている。この挿入固定位置はプーリ43の回転中心から偏心している。プーリ43はモータ44からタイミングベルト45を介して回転させられるようになっており、プーリ43の回転運動によりピン42が回転し、偏心量に応じてトレイ12はシフト方向cへ直線往復運動をするように運動方向が変換される。これら偏心回転するピン42と長孔41aまわりの構成がトレイ往復動機構の主要部を構成する。
図7に示すようにーリ43の外周部にはセンサを遮蔽するための凸部(検知片)43aが設けられており、ホームセンサ48a,48bの光路を遮蔽することによりホーム位置を検知する。用紙整合装置90が非搭載時の第1のホームセンサ48aと用紙整合装置90が搭載されたときの第2のホームセンサ48bがブラケット41(図3)に取り付けられており、図7に示すように用紙整合装置90非搭載時は回転軸からピン42a1までの距離α分の対称位置42a2まで回転、さらにホーム位置まで逆回転し仕分けを行なう。よって、用紙整合装置90非搭載時の用紙Sのシフト量は2αとなる。図8に示すように用紙整合装置90の搭載時も同様に第2のホームセンサ48bから用紙Sのシフト量は2β(ピン42b1,42b2間の距離分)でシフト動作を行なう。このとき
α>β
の位置関係となる。すなわち、用紙整合装置90を搭載しない場合にはシフト量を多く、
搭載した場合にはシフト量を少なくしている。このときのトレイ12上の用紙積載状態を
図9及び図10に示す。図9が用紙整合装置90を搭載しない場合の用紙Sのシフト量2
αの仕分け状態を示し、図10が用紙整合装置90を搭載し、用紙の仕分けと整合を行う
場合の用紙Sのシフト量2βの仕分け状態を示す。
また、用紙整合装置90を搭載していた場合においても、シフト量の選択あるいは整合の是非をユーザ自身で設定することもできる。この場合には、用紙整合装置90の用紙後処理装置51への搭載時に画像形成装置50の図示しないオペレーションパネル上でソート時に揃え動作を行うか否かを選択し、用紙の揃え精度が必要な場合には、シフト量2βとして図10の状態で仕分けと整合を行い、揃え精度が必要ない通常時は、図9に示すようにシフト量2αとして仕分けの区別が付く程度の揃え精度でトレイにスタックさせるる。
図11はユーザが仕分け精度を選択する場合の制御手順を示すフローチャートである。この処理では、まず、シフトモードか否かをチェックし(ステップS101)、シフトモードであり、用紙(シート)整合装置90を搭載していれば(ステップS102)、さらに、用紙の整合を行うかどうかをチェックする(ステップS103)。このチェックで用紙整合を行うのであれば、用紙整合装置90を用紙整合装置搭載時のトレイホーム位置(図8−シフト量2βの位置)に移動させ(ステップS104)、排紙と整合とシフト(2β)をジョブ終了まで繰り返す(ステップS105,S106,S107,S108)。
一方、ステップS102で用紙整合装置90を搭載していない場合、及びステップS1
03で用紙の整合を行わない場合には用紙整合装置非搭載時のトレイホーム位置(図7−
シフト量2αの位置)に移動させ(ステップS109)、排紙、シフト(2α)をジョブ
終了まで繰り返す(ステップS110,S111,S112,S113)
これにより、図9及び図10に示したような状態で用紙の仕分けが行われる。
なお、前記図11のフローチャートに示した処理は、用紙後処理装置51のCPUによって実行され、当該CPUに用紙整合装置90の各センサからの検出出力が入力され、用紙整合装置90の各モータを制御する。また、CPUは図示しないROMに格納されたプログラムを図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行し、各部を制御する。
このように本実施形態によれば、着脱可能な用紙整合装置90をトレイ12上に搭載したときには、用紙の揃え精度を要求するユーザに対して、トレイ12の移動時間を短くすることにより、最大限生産性を確保することができる。また、高揃え精度が必要でないユーザには、用紙整合装置を搭載しないようにすることによって安価に用紙後処理装置50を提供することができ、且つ、仕分けに必要なシフト量も十分に確保することができる。
また、用紙整合装置90を使用した用紙整合の是非をユーザが選択することが可能となり、用紙に対して高揃え精度が必要なときのみ用紙整合装置を使用するように選択することができる。これにより、騒音や消費電力を抑えることができる。
<第2の実施形態>
この実施形態は、第1の実施形態における用紙後処理装置51の搬送ローラ2cをシフトローラとして機能させ、トレイ12によるシフト機能は備えていない例である。用紙後処理装置51自体は図1に示したものと前記機能部分を除き同等なので、第1の実施形態と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図12はシフトローラ2cと用紙Sとの関係を示す平面図で、シフトローラ2cが基準位置(ホームポジション)に位置している状態を示している。
シフトローラ2はローラ部277とローラ軸280とからなり、このローラ軸280は軸受278,279によって回転可能に支持されている。ローラ軸280の一端側には、シフトモータ262が配され、シフトモータ262の回転軸にはギア264が設けられ、シフトギア263と噛合している。これによりシフトギア263はシフトモータ262の駆動力を得て回転する。シフトギア263の外周部にはシフトの基準位置を検出するためのフィラー263bが突設されており、シフト基準センサS3が前記フィラー263bを検出した位置がシフト基準位置となる。
シフトローラ2cのローラ軸80の前記シフトモータ262設置側の端部にはリンク252が接続されており、シフトギア263の突起263aがリンク252の溝に位置するように構成されている。シフトギア263が回転すると、シフトギア263の突起263aとリンク252によりローラ軸280が用紙搬送方向と直交する方向に移動し、ローラ部277も一体に移動する。これによりシフトローラ2cに接触している用紙が用紙搬送方向と直交する方向に移動し、仕分けが行われる。
用紙の仕分け方向は、図13及び図14に示すようにポジションAとポジションBに設定されている。すなわち、シフト基準センサS3の位置からシフトモータ262が回転する方向により、前記ポジションA,Bの状態となる。ポジションAによるシフト移動量をαとすると、ポジションBへの移動量も逆方向に移動することからαとなり、仕分けによる用紙Sの相対移動量は2αとなる。この場合、ポジションAは基準位置から図示左方向にα、ポジションBは基準位置から図示右方向にαに設定されている。この移動量αは、シフト基準センサS3による検知位置(基準位置)からのシフトモータ262の回転量により変更可能である。このときのシフト後の用紙位置を図13ではSaで、図14ではSbで示す。
本実施形態では、このようなシフトローラ2cを使用してシフト動作を行う場合に、シフト方向の移動量は、用紙整合装置90の搭載(装着)時と非搭載(装着)時とで前述の第1の実施形態において図9及び図10に示したものと同様に異なるようにしている。すなわち、用紙整合装置90の搭載(装着)時と非搭載(装着)時とでシフトモータ262の回転量を変更するように制御する。用紙整合装置90を搭載していない場合には、仕分けを確実に行わせるためにシフトモータ262の回転量を多くし、そのときの仕分け量は2αである(図9)。一方、用紙整合装置90を搭載した場合には、用紙整合装置90によりトレイ12に排出された用紙を整合するのでシフト量を少なくしても仕分けは確実に行える。そこで、この場合には、シフトモータ262の回転量を少なくし、移動量をβに設定し、仕分け量を2βとしている(図10)。この場合も、第1の実施形態と同様に、
α>β
である。
前記制御のためには、用紙整合装置90が搭載(装着)されているか否かを認識する必
要がある。そこで、この実施形態では、図15あるいは図16に示す検知装置52を設け
ている。これらの検知装置52では、接続判定の信号レベルが用紙整合装置90の搭載時
と非搭載時で異なるようにしている。図15の例では、コネクタ501を用紙後処理装置
51に搭載すると、コネクタ501に取り付けられているハーネス502によって接続判
定の信号レベルがGNDレベルとなるようになっており(ステップS201,S202)
、非搭載時には接続判定の信号レベルは5Vとなる(ステップS201,S203)。図
15(a)は搭載時の状態を示し、図15(b)は非搭載時の状態を示す。また、図15
(c)のフローチャートは、この時の判定手順を示す。このように接続判定の信号レベル
をチェックすることにより、用紙整合装置90が搭載(装着)されているか否かが簡単に
認識できる。なお、この判定は、用紙後処理装置5のCPUが実行する。
図16は図15とは接続判定の信号レベルが逆になるように構成した例である。この場合には、搭載時に前記信号レベルが5Vとなり(ステップS301,S302)、非搭載時に信号レベルがGNDとなる(ステップS301,S303)。なお、この実施形態では、検知電圧を5Vとしているが、必ずしも5Vである必要はなく、GNDレベルと異なる電圧レベルに設定されていればよい。
このようにして用紙整合装置90の搭載、非搭載が検知されると、前述のように搭載時と非搭載時に応じて仕分け量2α,2βを変更することができる。
また、用紙整合装置90を搭載していても、用紙整合装置90を使用するか否かに応じて前記仕分け量を変更することも可能である。この場合には、用紙整合装置90の搭載時に画像形成装置50の図示しない操作パネル上で揃え動作を行うか否かを選択し、用紙の揃え精度が必要な場合には、仕分け量を2βとして揃え動作を行わせ、揃え精度が不要な場合には、仕分け量を2αとして仕分けの区別が付く程度の揃え精度で高速に排紙され、トレイ12上に積載される。このときの処理手順を図17のフローチャートに示す。
この処理手順では、まず、用紙整合装置90がトレイ12上に搭載(装着)されているかどうかをチェックし(ステップS401)、搭載されていなければ、仕分け量を2αに設定して前述の図9の仕分けを行う(ステップS404)。用紙整合装置90が搭載されていれば、画像形成装置51側からの指示が用紙を整合するものか、用紙整合を行わないものかをチェックし(ステップS402)、用紙整合を行わなければ仕分け量を2αに設定して前述の図9の仕分けを行う(ステップS404)。一方、用紙整合を行う場合には、仕分け量を2βに設定して仕分けと用紙整合を実行する(ステップS403)。
このように本実施形態では、用紙整合装置90が搭載され、用紙整合が行われる場合のみ仕分け量を2βとし、用紙整合装置90が搭載されていない場合、及び用紙整合装置90が搭載されていても用紙整合を行わない場合には仕分け量を2αに設定して仕分けを行うようになっている。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
このように本実施形態によれば、着脱可能な用紙整合装置90を搭載したときには、用紙の揃え精度を要求するユーザに対して、シフトローラ2cの移動時間を短くすることにより、最大限生産性を確保することができる。また、高揃え精度が必要でないユーザには、用紙整合装置12を搭載しないようにすることによって安価に用紙後処理装置5を提供することができ、且つ、仕分けに必要なシフト量も十分に確保することができる。
また、用紙後処理装置5が用紙整合装置90の搭載(装着)の有無を判断してシフト
量を変更するので、ユーザが用紙整合装置90の搭載の有無を入力したり、シフト量を変
更するための入力操作を行う必要がなくなり、操作性の向上を図ることができる。
さらに、用紙整合装置90を使用した用紙整合の是非をユーザが選択することが可能となり、用紙に対して高揃え精度が必要なときのみ用紙整合装置を使用するように選択することができる。これにより、騒音や消費電力を抑えることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムのシステム構成を示す図である。 トレイ移動機構を示す要部断面図である。 トレイ移動機構を示す要部斜視図である。 用紙整合機構を示す図である。 図4のD形形状を示す要部断面図である。 整合部材の退避機構を示す図である。 用紙整合装置非搭載時のシフト機構の要部を示す図である。 用紙整合装置搭載時のシフト機構の要部を示す図である。 用紙整合装置非搭載時の仕分けと整合の状態を示す図である。 用紙整合装置搭載時の仕分けとの整合の状態を示す図である。 ユーザが仕分け精度を選択する場合の制御手順を示すフローチャートである。 シフトローラと用紙との関係を示す平面図で、シフトローラが基準位置(ホームポジション)に位置している状態である。 図12の基準位置からポジションAにシフトした状態を示す平面図である。 図12の基準位置からポジションBにシフトした状態を示す平面図である。 用紙整合装置の搭載の有無を検知する検知装置と認識手順を示す図である。 用紙整合装置の搭載の有無を検知する検知装置と認識手順の他の例を示す図である。 用紙整合装置を搭載していても、用紙整合装置を使用するか否かに応じて仕分け量を変更する場合の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2c 搬送ローラ、シフトローラ
12 トレイ
30,31 案内板
32,33 ローラ
34,35 ローラ
40 エンドフェンス
41 ブラケット
41a 長孔
42a1,42a2,42b1,42b2 ピン
43 プーリ
43a 凸部
44 モータ
45 プーリ
48a,48b ホームセンサ
50 画像形成装置
51 用紙後処理装置
52 検知装置
60 支持機構
90 用紙(シート)整合装置
S 用紙(シート状記録媒体)

Claims (7)

  1. シート状記録媒体の排出時にシート搬送方向と直交する方向に移動してシート状記録媒体を仕分ける積載手段を有するシート処理装置において、
    シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときと搭載しないときとで、前記積載手段上に排紙された前記シート状記録媒体の仕分け位置を変更する手段を備え
    前記仕分け位置を変更する手段は、前記シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を小さく、搭載しないときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を大きくすることを特徴とするシート処理装置。
  2. シート状記録媒体の搬送時に当該シート状記録媒体をシート搬送方向と直交する方向に移動させてシート状記録媒体を仕分けるシフトローラと、排出された前記シート状記録媒体を積載する積載手段と、を有するシート処理装置において、
    シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときと搭載しないときとで、前記積載手段上に排紙された前記シート状記録媒体の仕分け位置を変更する手段を備え、
    前記仕分け位置を変更する手段は、前記シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を小さく、搭載しないときには前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を大きくすることを特徴とするシート処理装置。
  3. 前記シート整合装置の搭載の有無を検知する手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載のシート処理装置。
  4. 前記シート整合装置は、前記積載手段上に排紙されたシート状記録媒体の搬送方向と平行な端面を挟みこんでシート整合を行う整合部材を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記仕分け位置を変更する手段は、前記シート整合装置を前記積載手段上に搭載したときであって、前記シート整合装置による整合を行う場合には前記シート搬送方向と直交する方向の移動量を小さくし、整合を行わない場合には前記移動量を大きくすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記シート整合装置搭載時にシート状記録媒体の仕分け位置の変更を指示する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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