JP4324288B2 - 検体搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、検体搬送装置に係り、特に、臨床検査分野において患者から採取した血液・尿等の検体の検査を自動的に行うために使用して好適な検体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
臨床検査分野においては、患者から採取した血液・尿等の検体を検査内容により振分け、前処理、分析、収納等の機能を有する装置に検体を搬送する必要がある。このため、検査システム全体は、前述した機能装置間を搬送ラインにより接続して、検体を必要な機能装置に搬送可能として検査の自動化が行われている。そして、検査システムを構成する前述の機能装置の配置は、納入先の施設により異なるのが普通である。この理由は、検査システムを設置する各施設により部屋の広さや柱、配管等の位置が異なる上に、接続される機能装置も異なり、機能装置へのアクセス方向までもが異なるためである。
【0003】
従来技術による搬送ラインは、機能装置に対するアクセス方向を変更可能にするために、検体を収納している試験管を乗せて搬送ラインに運ばれるラックの搬送方向を搬送ラインユニットの接続部で変更可能とするために、搬送ラインユニットの接続部にラック回転機構を設けて構成されている。
【0004】
なお、ラック回転機構に関する従来技術として、例えば、特開平9−43249号公報等に記載された技術が知られている。
【0005】
図13は従来技術による搬送ラインの構成を説明する斜視図、図14は従来技術による搬送ラインの構成を説明する正面図であり、以下、図13、図14を参照して従来技術による搬送ラインについて説明する。図13、図14において、6はラック回転機構、13はコンベア、15はラック、42はアジャスタ、44a〜44dは搬送ラインユニットである。
【0006】
従来技術による搬送ラインは、図13、図14に示すように、それぞれがアジャスタ42を持つ複数の搬送ラインユニット44a〜44dを適宜接続して構成されている。そして、必要に応じて、搬送ラインユニットの接続位置に、搬送されるラックの方向を変更するラック回転機構6が設けられる。各搬送ラインユニットには、検体を保持するラック15を搬送するコンベア13が設けられ、ラック15がコンベア13により搬送される。その際、ラック15は、その搬送方向を変更する必要がある場合、ラック回転機構6上で搬送方向が変更させられて、所定の方向に接続される他の搬送ラインユニット上に乗せられて搬送されていく。
【0007】
搬送ラインユニット44a〜44dのそれぞれは、コンベア、コンベア駆動部、電源部、制御部としてのシーケンサ等を含む搬送機構部が筐体の内部に備えられて構成されており、このため、各搬送ラインユニット44a〜44dは、その重量が大きなものとなっている。搬送ラインは、前述のような搬送ラインユニット44a〜44dを、図13に示すX、Y方向に連結することにより構築されるが、セットアップの際の調整を、X,Y,Zの全方向に対して行う必要がある。この調整における特にZ方向の調整は、ラックの受渡しに大きく影響する要因となるため重要である。しかし、床面に対して高い(離れた)位置にあるラック搬送面の高さ調整を筐体底部にあるアジャスタ42により行わなければならないため、作業性が悪く非常に時間がかかるものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術による検体搬送装置は、該装置を構成する搬送ラインユニットが、筐体の内部に前述した搬送機構部の全て格納されて構成されるため大重量となっており、セットアップ時に最も重要となる隣接する搬送ラインユニットとの高さ調整を両搬送ラインユニットのアジャスターにより行わなければならず、また、搬送ラインユニットの搬送路軸を合せなければならず、その調整作業が困難であり非常に時間がかかるという問題点を有している。
【0009】
また、前述した従来技術による検体搬送装置は、装置を設置する部屋の状況に応じて多種多様な長さの搬送ラインユニットが必要となるが、その都度前述の設置場所の状況に合わせて設計、製造を行わなければならず、大きなコストが発生するばかりでなく、納期が長くなってしまうという問題点を有している。
【0010】
さらに、前述した従来技術による検体搬送装置は、搬送ラインユニットを多数並べて構成されるため、長大な壁面を形成することになり、使用者の動線を妨げてしまうという問題点を有すると共に、各搬送ラインユニットの間に埃がたまってしまう、各搬送ラインユニット間に生じる隙間が見えるため精度感に欠ける等の問題点をも有している。
【0011】
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、搬送ラインユニットを軽量化し、精度のよい高さの調整と軸の調整を容易に行うことができ、また、搬送されるラックの状況を目視により監視することがでる検体搬送装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の目的は、視界を遮られる領域が少なく、全体的に軽快で圧迫感のない、検査室を広く見せることを可能にし、しかも、埃等が侵入する隙間のない見た目のよい検体搬送装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、血液、尿などの検体を搬送する検体搬送装置において、前記検体を保持するラックと、複数の搬送ラインユニットと、予め特定の間隔で設置された支柱とを備えると共に、前記複数の搬送ラインユニットの一端を前記支柱の上部に形成された搬送ラインユニット支持面で位置合わせ可能に支持して検体搬送ラインを構成し、前記検体搬送ラインにより搬送される前記ラックの行き先を制御する制御部を備え、前記複数の搬送ラインユニットのそれぞれは、前記ラックを搬送するコンベアと、前記コンベアを駆動するコンベア駆動装置とを備え、前記支柱は、その内部に前記コンベアを制御するシーケンサと、前記コンベア駆動装置を駆動する電源部とを備え、前記コンベア駆動装置と、前記シーケンサと、前記電源部とは、前記制御部により制御されることにより達成される。
【0014】
また、前記目的は、前記検体搬送ラインが、前記複数の搬送ラインユニットのラック搬送面の高さが同一となるように前記複数の搬送ラインユニットが前記支柱で支持された検体搬送ラインと、前記複数の搬送ラインユニットの前記ラック搬送面の高さが異なるように前記複数の搬送ラインユニットが前記支柱で支持された検体搬送ラインとを含んで構成され、前記支柱が、前記検体搬送ライン上で前記ラックの搬送方向を変更するラック回転機構と、前記搬送面の高さが異なる搬送ラインユニットに前記検体を乗せるために前記ラック回転機構を上下方向に昇降させる昇降機構とを備えていることにより達成される。
【0015】
また、前記目的は、前記支柱は、その上面に前記ラック回転機構を目視することができるような透明カバーを備え、前記透明カバーが、取り外し可能に設けられていることにより、また、 前記搬送ラインユニットは、搬送中の前記ラックを目視することができるような透明カバーを備え、前記透明カバーは、取り外し可能に設けられていることにより達成される。
【0016】
また、前記目的は、前記複数の搬送ラインユニットの前記ラック搬送面の高さが異なるように前記支柱により支持されている搬送ラインユニットの高い方の位置で支柱に支持されている搬送ラインユニットは、その下面と床面との間が開放されていることにより達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による検体搬送装置の一実施形態を図面により詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明による検体搬送装置を使用した検体検査システムの構成例を示す図であり、以下、図1を参照して、検体検査システムの全体の構成と動作の概要を説明する。図1において、1はラック、2は振り分け装置、2aは振分け装置ラック投入部、2b、2cは振分け装置内のラック、2d、2eは振り分け後のラック、3はID読み取り手段、4は中央制御部、5、34は搬送ライン、6a〜6cはラック回転機構、7は血液検査装置、8は前処理装置、9、10は分析装置内部の収納部、11は搬送装置の収納部、12は分析装置、43a〜43dは通信ケーブルである。
【0020】
図1に示す構成例のように、血液、尿などの検体を検査する検体検査システムは、血液検査装置7、前処理装置8、分析装置12等の検査分析装置を本発明による検体搬送装置を構成する搬送ライン5、31、32と、ラック回転機構6a〜6cとにより接続して構成されている。また、検体を保持するラック1の行き先等を制御する中央制御部4が備えられ、中央制御部4は、通信ケーブル43a〜43dによりラックの行き先を制御するラックの振り分け装置2、各ラック回転機構6a〜6cに接続されており、検体情報を受け取ると共に、検体の行き先を制御している。
【0021】
前述したシステムにおいて、採取された検体が収納された試験管等の容器を複数本保持するラック1は、まず、振り分け装置2の投入部2aに架設される。ラック1の搬送ライン5への投入が開始されると、ID読み取り手段3により検体に貼りつけられた検体識別コードである検体バーコード、及び、ラックに貼りつけられたラック識別コードであるラックバーコードの読み取りが行われ、そのラックのどの位置にどの検体が架設されているかが中央制御部4に通信ケーブル43aを通して登録される。
【0022】
振り分け装置2は、血液検査、生化学検査等行き先が異なる検体を振り分け装置2内にある別のラック2b、2cに乗せ替えた後、乗せ替え後のラックを搬送ライン5に送り出す。その後、ラックは、ラック回転機構6a、6b、6cで検体識別コードあるいはラック識別コードが読み取られる。ラック回転機構6a〜6cのそれぞれは、その情報を通信ケーブル43b、43c、43dを介して中央制御部4に伝達し、ラックの行き先の指示を受けて回転方向を決定し、検査のための各装置へラックを搬送する。図1に示す例では、ラック2dは、血液検査装置7に、ラック2eは、遠心処理、開栓等の前処理装置8に搬送される。それぞれのラックは、最終的には検査装置7、分析装置12内部の収納部9、10あるいは検体搬送装置の収納部11に収納される。
【0023】
図2は本発明の一実施形態による搬送ラインの構成を説明する斜視図、図3は本発明の実施形態による搬送ラインの構成を説明する正面図であり、以下、図2、図3を参照して本発明の実施形態による搬送ラインについて説明する。図2、図3において、40、40’は支柱であり、他の符号は図13、図14の場合と同一である。
【0024】
本発明の実施形態による搬送ラインは、図2、図3に示すように、複数の搬送ラインユニット44a〜44dと、これらの搬送ラインユニットをその一端で支持する支柱40、40’とにより構成される。本発明の実施形態による搬送ラインユニットは、その高さがコンベアとその駆動装置とを設けることができるだけの高さを持つものであり、図2に示すように、支柱40、40’の搬送ラインユニット支持面41に搬送ラインユニット44a〜44dの一端を乗せるように構成されている。これにより、搬送ラインユニット相互間の支柱上での接続部は、同一の搬送ライン支持面41に乗せられることになり、ラック搬送面に対する高さの基準が同一となって、各搬送ラインユニットの断面が同一の寸法で製造されている限り接続部のZ方向調整を全く不要とすることができる。
【0025】
この結果、セットアップ時の作業性が改善され大幅な作業時間の短縮が可能となる。また、X、Y方向に関しては、図示しないがライン支持面41にピン等の突起、搬送ラインユニット44〜44dに穴を設け、勘合による接続を行うことにより、わずかな調整でX、Y方向の位置合わせを行うことができる。搬送ラインユニット44a〜44dと、これらの搬送ラインユニットをその一端で支持する支柱40、40’とは、これら調整が終了した時点で接続金具等により固定すればよい。
【0026】
搬送ラインユニット44a〜44dのそれぞれは、図3にその概略を示すように、ラック15を搬送するベルトを用い、あるいは、多数の回転体を用いて構成されたコンベア13と、このコンベア13を駆動するコンベア駆動装置14と、ここでは図示しない支柱間を接続する電源ケーブル、信号用の配線とが格納されて構成され、その高さ寸法、幅寸法共にこれらを収容するに必要充分な最小の大きさに構成されている。また、支柱40、40’は、コンベア13の制御のためのシーケンサ及び、コンベア13の駆動のための電源装置がその内部に格納されて構成され、さらに、ラック15の搬送方向の変更が必要な位置に設けられる支柱40には、その上部にラック回転機構6が設けられる。
【0027】
前述したような本発明の実施形態による検体搬送装置は、予め特定の間隔に支柱40、40’を設置し、そこに搬送ラインユニットを乗せて、支柱40、40’の上部にカバー61を被せるだけて設置することができる。
【0028】
前述した本発明の実施形態による検体搬送装置は、搬送ラインユニットを小型軽量に構成することができ、制度のよい軸の調整を容易に行うことが可能となり、また、設置場所の形態に合わせて多種多様な長さの搬送ラインを構成する場合にも、搬送ラインユニットを製造すればよい。また、前述した本発明の実施形態は、搬送ラインユニットを支持する同一形状の支柱により、搬送ラインを直結したり、分岐したり、あるいは、回転させることができるので、検体搬送装置全体の部品点数を低減して構成することができる。
【0029】
また、前述した本発明の実施形態は、支柱による搬送ラインユニットの連結部が、支柱に被せられるカバー内に収められるため、連結部に埃が入らず、見た目にもうるさくなく、すっきりとした外観とすることができ、さらに、装置全体が構成されたとき、視界が遮られる領域を少なくすることができ、全体として軽快で圧迫感のない、検査室を広々した感じを与えるようにすることができる。
【0030】
図4は支柱と搬送ラインユニットとの結合状態及び支柱の寸法について説明する図、図5は支柱と搬送ラインユニットとの結合のバリエーションを説明する図、図6は支柱と搬送ラインユニットとの結合及び支柱の構造を説明する図、図7は搬送ラインユニットを通常より高い位置に通す場合の支柱と搬送ラインユニットとの結合状態を説明する図、図8は搬送ラインユニットの構成を説明する図であり、以下、図4〜図8を参照して、支柱と搬送ラインユニットとの結合、支柱の構造、搬送ラインユニットの構造について説明する。図4〜図8において、60は搬送ラインユニット本体部、61は支柱カバー、62は透明窓、63はラインカバー、64は支柱側面カバー、65は不使用ライン孔カバー、66は架体、81は検体容器、82はスリット、83は配線であり、他の符号は図1〜図3の場合と同一である。
【0031】
図4に示す支柱と搬送ラインユニットとの結合の例は、支柱40(40’)と分岐または方向が変更される搬送ラインユニットを持たない場合の例であり、図4(a)、図4(b)に示す上面図、正面図のように支柱40の左右側に搬送ラインユニット44a、44cが結合されている。後述で詳細に説明するが、支柱40の上部には、透明窓62を有する支柱カバー61が被せられている。また、図4(c)に示す側面図には、搬送ラインユニットの断面が支柱の外形と共に示されている。この図4(c)において、斜線を施して示す搬送ラインユニット本体部60に描かれている溝の底部がコンベア13の上面であり、床面からコンベア13の上面までの高さ寸法が、本発明の実施形態による検体搬送装置の基準となる寸法であり、791mmに設定されている。この寸法は、検体検査システムを構成する際に、各種の検査装置を検体搬送装置により連結して使用する場合に、各検査装置と検体搬送装置に備えられたコンベアの高さ寸法の調整を少なくするための標準として定められたものである。
【0032】
本発明の実施形態を構成する支柱は、300mm幅の四角柱状の形状で、その高さ寸法がおよそ974mmに構成されている。また、その詳細を後述するが、搬送ラインユニット自身は、その高さ寸法322mm、幅寸法160mmに構成され、搬送ラインユニットの搬送ラインユニット本体部60の上面までの床面からの高さ寸法は826mm、搬送ラインユニット本体部60の上に被せられる透明なラインカバー63の上面までの床面からの高さ寸法は930mmである。
【0033】
図4により説明した例は、搬送ラインユニットを支柱を介して同一方向に連結するものであったが、支柱を介する搬送ラインユニットの結合は、搬送ラインユニットの分岐、方向の回転等が可能なように行うことができる。図5にそれらの例を示しており、図5(a)、図5(b)に示す例は、1つの搬送ラインユニットから搬送されるラックを、90度づつ方向の異なる2方路のいずれか1つ、あるいは、3方路のいずれか1つの方路に向いた搬送ラインユニットに搬送することができるようにした結合の例である。また、図5(c)に示す例は、1つの搬送ラインユニットから搬送されるラックを予め定められた90度方向の異なる1つの方路に向いた搬送ラインユニットに搬送することができるようにした結合の例である。
【0034】
前述のように、本発明の実施形態は、支柱を設ける位置から搬送ラインユニットを任意の方向に延ばして、ラックを搬送することが可能に構成されているので、検体検査システムを構築する際の自由度を大きく向上させることができる。
【0035】
次に、図6を参照して、支柱と搬送ラインユニットとの結合及び支柱の構造の詳細を説明する。
【0036】
支柱40は、L字状の金属枠等により形成される架体66と、この架体66を覆う支柱側面カバー64とにより構成されその上部には、ラック回転機構6が設けられている。ラック回転機構の詳細については後述するが、ラック回転機構6は、図6から判るように、支柱40に結合される搬送ラインユニット44a、44cに設けられるコンベアと係合するコンベアが設けられ、分岐、回転の方向に設けられる搬送ラインユニットのコンベアに係合するように回転可能に構成されている。また、架体66の内部には、すでに説明したように、図示しないコンベア13の制御のためのシーケンサ、及び、コンベア13の駆動のための電源装置が設置される。なお、シーケンサ、電源装置は、搬送ラインユニットを介して隣接して設けられる支柱との関係で、設けられることがなくてもよい。また、単に、2本の搬送ラインユニットを同一方向に結合する支柱、例えば、図2、図3に示す支柱40’には、ラック回転機構6が設けられなくてもよく、この場合、搬送ラインユニットの端部を、支柱の中央で突き合わせるように支柱と搬送ラインユニットとを結合すればよい。
【0037】
図6に示す例は、2本の搬送ラインユニット44a、44cを同一方向に結合する場合の例を示しているが、本発明の実施形態による支柱は、支柱の側面の4方向に搬送ラインユニットを結合することができるように構成されており、使用されない面には、不使用ライン孔カバー65が設けられて、埃等の侵入がないようにされている。また、搬送ラインユニットが結合された支柱には、その上部に透明窓62が設けられた支柱カバー61が被せられる。
【0038】
搬送ラインユニット44a、44cは、図6、図8に示すように、本体部60と透明なラインカバー63とにより構成され、本体部60の内部に、コンベア13と、図示しないコンベア13を駆動するコンベア駆動装置と、支柱間を接続する電源線、信号線等の配線83とが格納されている。図示搬送ラインユニットは、図8に示すように、コンベア上部の本体部60にラック15を案内すると共に、ラック15がコンベア13により搬送される際に転倒しないように支持するスリットが設けられて構成される。ラック15の高さ寸法は、図2に示すように70mmであり、また、スリット82の高さ寸法は35mmである。これにより、本体部60に被せる透明なラインカバー63を介して外部からラック15の移動の状態を目視により監視することができる。
【0039】
ラック15に試験管等による検体容器81を保持させたときのラック底面からの全高寸法は130mmであり、コンベア13の上面からラインカバー63の下面までの寸法は、130mmより僅かに大きい値に設定される。また、ラック15の幅寸法は通常20mmであり、従って、スリット82の幅はこれより僅かに広ければよく、2本のコンベア13を搬送ラインユニット内に構成する場合、コンベア相互間の間隔をある程度とることを考慮すると、搬送ラインユニットの断面寸法は、幅160mm、高さ331mm程度となる。この外形寸法は、前述したコンベア13の上面からラインカバー63の下面までの寸法と、コンベア13の下部に収納されるコンベア駆動装置、配線83の収納空間、2本のコンベア13を搬送ラインユニット内に構成可能な幅寸法が確保できさえすれば重要な寸法ではなく、できるだけ小さいことが望ましい。
【0040】
図6に示すように搬送ラインユニットと支柱とを結合することにより、本発明の実施形態による検体搬送装置は、全体として圧迫感のないスッキリした形状に構成することができ、しかも、搬送ラインユニットと床面と間に、図6、図8示す寸法例の場合、高さ599mmの空間を確保することができ、搬送ラインユニットと床面と間が大きく開かれた形状となるので、開放間のあるものに構成することができる。
【0041】
前述した図6に示す例は、支柱を介して結合される搬送ラインユニットが全て同一の高さで相互に結合されるとして説明したが、本発明は、支柱を介して結合される搬送ラインユニットを相互に異なる高さとして支柱により結合することができる。以下、図7を参照して、搬送ラインユニットを通常より高い位置に通す場合の支柱と搬送ラインユニットとの結合状態を説明する。
【0042】
図7に示す例は、前述までに説明した支柱を高さ方向に2段積み重ね、1または複数の搬送ラインユニットを、下側となった支柱に前述までに説明したと同一の高さの位置で結合させ、1または複数の他の搬送ラインユニットを上側となった支柱に結合させたものである。この場合、当然ではあるが、上側となった支柱に結合させた搬送ラインユニットを他端で結合する支柱も同様に構成される。図7に示すような構成とすると、上段の支柱に結合される搬送ラインユニットの下面と床面との距離を2000mm以上とすることが可能となり、作業者等がその下を通ることが可能となる。これにより、検体検査システムが狭い部屋等に設置された場合にも、作業者の動線を容易に確保することが可能となる。
【0043】
そして、ラック回転機構6は、図示していないが、上下に重ねられた2つの支柱の中に設けられた上下方向に昇降する昇降機構により、下側の支柱に結合させられた搬送ラインユニットのコンベア位置と、上側の支柱に結合させられた搬送ラインユニットのコンベア位置との間で移動されられて、高さの異なる2つの搬送ラインユニット相互間での検体を載せたラックの受け渡しを行うことが可能である。
【0044】
また、この場合、通常より高い位置に通される搬送ラインユニットは、その下面側を透明部材で覆って内部を見ことが可能に構成するとよい。これにより、作業者等は、見上げることにより、充分ではないとしても、コンベアの動き、その上に搬送されるラック15の動きを目視により監視することができる。
【0045】
図9はラックの構造を説明する斜視図、図10はラック回転機構の詳細を説明する平面図であり、以下、図9、図10を参照して、ラックの構造とラック回転機構の詳細とについて説明する。図9、図10において、16、17はバーコードラベル、20、21a、22aはモータ、21は往路、22は復路、21b、22bはラックストッパ、23a〜23dは検知器、24は識別コード読み取り手段、25は検知板である。
【0046】
本発明の実施形態による検体搬送装置により搬送されるラック15は、図9にその一例を示すように5本の試験管等の検体容器81を架設することができるように構成されている。そして、その大きさは、長さ125mm、幅20mm、高さ70mmであり、ラック15には、ラック識別コードとしてバーコードラベル16がラックの側面から後面にかけて貼り付けられている。また、検体容器には検体識別コードとして同じくバーコードラベル17が貼り付けられている。なお、図示実施形態のラックは、検体容器を最大5個架設できる構造であるが、10個架設できるものであってもよい。
【0047】
次に、図10を参照してラック回転機構の詳細を説明するが、ここでは往路と復路とを有するラック回転機構について説明する。
【0048】
ラック回転機構6は、回転駆動用のモータ20、往路21のラック搬送用のコンベア駆動用のモータ21a、復路22のラック搬送用のコンベア駆動用のモータ22aを備えて構成され、これらにより、回転、ラックの搬送が行われる。また、ラック回転機構6は、ラックストッパ21b(往路)、22b(復路)と、検知板25と、検知器23a〜23dとを備えており、ラックストッパ21b、22bがラック停止のために使用され、回転の位置がどこであるのかを、検知板25が検知器23a〜23dを遮光する位置により判断する。図示例では、検知板25が検知器23aを遮光している状態を回転していない状態と決めて説明を進める。
【0049】
ラック回転機構6には、検体識別コードあるいはラック識別コードであるバーコードを読み取るバーコードリーダによる識別コード読み取り手段24が取り付けられている。この識別コード読み取り手段24は、図示例の場合、回転機構部とは別の固定位置に取付けられているが、回転機構部に取付けられ一緒に回転するものであってもよい。また、図示実施形態において搬送されるラック15は、図9入力示す形状のラック15を仮定したため、識別コード読み取り手段24は、ラック15の斜め後方に取り付けられているが、ラック15のバーコード16貼り付け位置が異なれば識別コード読み取り手段24の取り付け位置も異なる。
【0050】
ラック回転機構は、搬送ラインユニットからラック15受け取ると、ラックストッパ21bをライン上に突出させてラックを停止させ、識別コード読み取り手段24により検体バーコード17あるいはラックバーコード16の読み取りを行う。そして、中央制御部4に読取ったバーコード情報の問い合わせを行う。中央制御部4は、ラックの行き先(分岐・合流方向)の指示をラック回転機構に与える。ラック回転機構は、この指示に基づいて回転を制御し、コンベアを駆動することにより、よりラックを次のラインへ搬出する。これにより、リセット等によりラックの行き先の情報が失われた場合も含め、確実に目的方向へラックを搬送することが可能となる。
【0051】
前述までに説明した本発明の実施形態は、搬送ラインとラック回転機構とが往復2本のコンベアを備え、コンベア間の相互距離が全て同一であるとして説明したが、本発明は、支柱により接続される搬送ラインユニットのコンベアの数がさらに多い場合、一方の搬送ラインにおけるコンベア相互間の幅が他方と相違する場合等にも、ラック回転機構を工夫することにより対応することができる。
【0052】
図11は支柱により接続される搬送ラインユニットのコンベアの数が4本の場合、及び、一方の搬送ラインにおけるコンベア相互間の幅が他方と相違する場合のラック回転機構について説明する図、図12は平面上に移動可能に構成したラック回転機構について説明する図であり、以下、これらについて説明する。なお、図11における矢印は、ラックの移動方向とラック回転機構の回転方向とを示している。
【0053】
図11(a)、図11(b)は、前述までに説明した搬送ラインとラック回転機構とが往復2本のコンベアを備え、コンベア間の相互距離が全て同一である場合におけるラックの方向転換を示している。図11(a)に示す状態において、ラック回転機構は、左方向の搬送ラインユニットからのラックの受け取りと、この状態になる前に受け取っていたラックを左方向の搬送ラインユニットに送り出すことができ、また、図11(b)に示す状態において、図の下側方向の搬送ラインユニットからのラックの受け取りと、この状態になる前に受け取っていたラックを下側方向の搬送ラインユニットに送り出すことができる。これにより、ラック回転機構は、図11(a)、図11(b)の状態に往復する回転、あるいは、1方向への回転を行うことにより、往復2経路の搬送路の方向転換を行うことができる。
【0054】
図11(c)、図11(d)は、搬送ラインとラック回転機構とが往復4本のコンベアを備え、コンベア間の相互距離が全て同一である場合におけるラックの方向転換を示している。この例における4本のコンベアは、2本づつが対となって往路と復路とを構成しているもので、この場合におけるラックの回転と乗せ変えの動作は、図11(a)、図11(b)に示した場合と同様に行われる。但し、この場合には、2個のラックを同時に搬送ラインとラック回転機構と間で受け渡すことが可能になる。
【0055】
前述では、ラックの回転を90度の回転として説明したが、逆方向の90度の回転であってもよく、あるいは、さらに異なる回転、例えば、45度の整数倍の回転であってもよい。また、図11(c)、図11(d)の例において、コンベアを4本としたが、さらに多数のコンベアが備えられてもよく、また往復のコンベアが対となる必要もなく、往復路の数が一致している必要もない。
【0056】
図11(e)、図11(f)は、一方の搬送ラインにおけるコンベア相互間の幅が他方と相違する場合におけるラックの方向転換を示している。この例において、図の右側方向の搬送ラインユニットのコンベア幅は、左側方向の搬送ラインユニットのコンベア幅より広く、例えば、前述で説明した4本の場合の外側の2本のコンベア幅と同一とされているもとのする。
【0057】
図11(e)に示す状態において、ラック回転機構の図の下側のコンベアが左右側の搬送ラインユニットの下側のコンベアの位置に一致しており、ラック回転機構は、左方向の搬送ラインユニットからのラックの受け取り、そのまま、右方向の搬送ラインユニットに送り出すことができ、また、この状態になる前に受け取っていたラックを左方向の搬送ラインユニットに送り出すことができる。また、この状態で回転のみを行えば、図11(b)に示す状態と同一となり、図の下側方向の搬送ラインユニットからのラックの受け取りと、この状態になる前に受け取っていたラックを下側方向の搬送ラインユニットに送り出すことができる。
【0058】
また、図11(f)に示す状態は、図11(e)に示す状態からラック回転機構を回転させることなく、平面的に図の上方に移動させ、図の右側に結合される搬送ラインユニットの図の上側のコンベアの位置とラック回転機構の上側のコンベアの位置とが一致させられた状態である。この状態において、ラック回転機構は、図の右側に結合される搬送ラインユニットからのラックを受け取ることができ、前述した平面での移動により図11(e)に示す状態とされた後、前述で受け取ったラックを左側方向の搬送ラインユニットに送り出すことができる。
【0059】
図11(e)、図11(f)により説明したラック回転機構の動作は、図の上下方向の動作だけであったが、左右方向に移動させるようにすることもでき、これに回転を組み合わせると、極めて自由度の高いラックの移動を行わせることができる。
【0060】
図11(e)、図11(f)により説明したような動作を行うラック回転機構の簡単な構成を図12に示しており、図示ラック回転機構は、図10により前述したように構成されるラック回転機構6の下部に、ラック回転機構全体をX、Yの2軸に駆動する駆動機構121を設けて構成されればよい。この機構は、公知の機構により構成することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、検体搬送装置を構成する複数の搬送ラインユニットと、搬送ラインユニットを相互に結合する支柱とを別の構造体として構成しているので、セットアップ時の位置調整の手間と時間とを大幅に低減することができ、また、レイアウト変更時に設計・製造が必要となっても、搬送ラインユニットのみに対して変更を行えばよいので納期の短縮を図り、価格を低減することが可能となる。
【0062】
また、本発明によれば、検体を架設しているラックの搬送の状況を目視により監視することができ、障害等に対する対処を素早く行うことができ、検体検査システムの信頼性の向上を図ることができる。
【0063】
また、本発明によれば、視界を遮られる領域の少ない、全体的に軽快で圧迫感のない、検査室を広く見せることを可能にした、しかも、埃等が侵入する隙間のない見た目のよい検体搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検体搬送装置を使用した検体検査システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による搬送ラインの構成を説明する斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による搬送ラインの構成を説明する正面図である。
【図4】支柱と搬送ラインユニットとの結合状態及び支柱の寸法について説明する図である。
【図5】支柱と搬送ラインユニットとの結合のバリエーションを説明する図である。
【図6】支柱と搬送ラインユニットとの結合及び支柱の構造を説明する図である。
【図7】搬送ラインユニットを通常より高い位置に通す場合の支柱と搬送ラインユニットとの結合状態を説明する図である。
【図8】搬送ラインユニットの構成を説明する図である。
【図9】ラックの構造を説明する斜視図である。
【図10】ラック回転機構の詳細を説明する平面図である。
【図11】支柱により接続される搬送ラインユニットのコンベアの数が4本の場合、及び、一方の搬送ラインにおけるコンベア相互間の幅が他方と相違する場合のラック回転機構について説明する図である。
【図12】平面上に移動可能に構成したラック回転機構について説明する図である。
【図13】従来技術による搬送ラインの構成を説明する斜視図である。
【図14】従来技術による搬送ラインの構成を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 ラック
2 振り分け装置
2a 振分け装置ラック投入部
2b、2c 振分け装置内のラック
2d、2e 振り分け後のラック
3 ID読み取り手段
4 中央制御部
5、34 搬送ライン
6、6a〜6c ラック回転機構
7 血液検査装置
8 前処理装置
9、10 分析装置内部の収納部
11 搬送装置の収納部
12 分析装置
13 コンベア
15 ラック
16、17 バーコードラベル
20、21a、22a モータ
21 往路、22 復路
21b、22b ラックストッパ
23a〜23d 検知器
24 識別コード読み取り手段
25 検知板
40、40’ 支柱
42 アジャスタ
43a〜43d 通信ケーブル
44a〜44d 搬送ラインユニット
60 搬送ラインユニット本体部
61 支柱カバー
62 透明窓
63 ラインカバー
64 支柱側面カバー
65 不使用ライン孔カバー
66 架体
81 検体容器
82 スリット
83 配線
Claims (6)
- 血液、尿などの検体を搬送する検体搬送装置において、
前記検体を保持するラックと、複数の搬送ラインユニットと、予め特定の間隔で設置された支柱とを備えると共に、前記複数の搬送ラインユニットの一端を前記支柱の上部に形成された搬送ラインユニット支持面で位置合わせ可能に支持して検体搬送ラインを構成し、前記検体搬送ラインにより搬送される前記ラックの行き先を制御する制御部を備え、
前記複数の搬送ラインユニットのそれぞれは、前記ラックを搬送するコンベアと、前記コンベアを駆動するコンベア駆動装置とを備え、
前記支柱は、その内部に前記コンベアを制御するシーケンサと、前記コンベア駆動装置を駆動する電源部とを備え、
前記コンベア駆動装置と、前記シーケンサと、前記電源部とは、前記制御部により制御されることを特徴とする検体搬送装置。 - 前記検体搬送ラインは、前記複数の搬送ラインユニットのラック搬送面の高さが同一となるように前記複数の搬送ラインユニットが前記支柱で支持された検体搬送ラインと、前記複数の搬送ラインユニットの前記ラック搬送面の高さが異なるように前記複数の搬送ラインユニットが前記支柱で支持された検体搬送ラインとを含んで構成され、
前記支柱は、前記検体搬送ライン上で前記ラックの搬送方向を変更するラック回転機構と、前記搬送面の高さが異なる搬送ラインユニットに前記検体を乗せるために前記ラック回転機構を上下方向に昇降させる昇降機構とを備えていることを特徴とする請求項1記載の検体搬送装置。 - 前記複数の搬送ラインユニットの前記ラック搬送面の高さが異なるように前記支柱により支持されている搬送ラインユニットの高い方の位置で支柱に支持されている搬送ラインユニットは、その下面と床面との間が開放されていることを特徴とする請求項2記載の検体搬送装置。
- 前記支柱は、その上面に前記ラック回転機構を目視することができるような透明カバーを備え、
前記透明カバーは、取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1、2または3記載の検体搬送装置。 - 前記ラック搬送面は、前記コンベアを複数本備えて構成され、
前記複数本のコンベアは、1または複数の往路と1または複数の復路とを構成することを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1記載の検体搬送装置。 - 前記搬送ラインユニットは、搬送中の前記ラックを目視することができるような透明カバーを備え、
前記透明カバーは、取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1記載の検体搬送装置。
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-
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