JP4323170B2 - 自動スキュー補償機能付き受信装置 - Google Patents

自動スキュー補償機能付き受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4323170B2
JP4323170B2 JP2002576341A JP2002576341A JP4323170B2 JP 4323170 B2 JP4323170 B2 JP 4323170B2 JP 2002576341 A JP2002576341 A JP 2002576341A JP 2002576341 A JP2002576341 A JP 2002576341A JP 4323170 B2 JP4323170 B2 JP 4323170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sampling
signal
data
ber
sampling circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002576341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004535092A (ja
Inventor
アナトリエヴィッチ アブロシモフ イーゴル
ロジャー ディアス アレクサンダー
Original Assignee
トップ ボックス アセッツ エル.エル.シー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0107692A external-priority patent/GB0107692D0/en
Priority claimed from GB0131100A external-priority patent/GB2375274A/en
Application filed by トップ ボックス アセッツ エル.エル.シー. filed Critical トップ ボックス アセッツ エル.エル.シー.
Publication of JP2004535092A publication Critical patent/JP2004535092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4323170B2 publication Critical patent/JP4323170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0054Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/14Channel dividing arrangements, i.e. in which a single bit stream is divided between several baseband channels and reassembled at the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0016Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors
    • H04L7/0033Correction by delay
    • H04L7/0037Delay of clock signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0016Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors
    • H04L7/0045Correction by a latch cascade
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0016Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors
    • H04L7/0033Correction by delay
    • H04L7/0041Delay of data signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は信号通信に関し、特にデジタル信号の送受信に関するものである。より詳しくは、本発明は高速通信チャネルまたはインタフェースにおける静的および動的スキュー補償に関するものである。
本発明は特に、動的なスキュー補償を必要とする高速通信における集積回路間のインタフェースに適用可能である。
通信システムの一つの共通する形態には、有線あるいはその他の通信媒体、いわゆる通信チャネルを介して送られるデータを表すデジタル信号が含まれる。送信装置と受信装置との距離は相対的に長いので、通信チャネルを介して運ばれるデジタル信号は「グリッチ」または「ノイズ」を捉えることがある。
現在、デジタル受信装置の最大データ速度を制限する様々な要因が知られているが、その中には次のようなものが含まれる:
−入力信号のタイミング不確実性
−受信レジスタ内の準安定性として知られる現象、これは実際のモデムCMOSシステムではレジスタ内部の位相ノイズ;
−クロックシンセサイザまたは回復システムの位相ノイズを含むチャネル内のノイズ;
−ビットエラーレベル要求。
従来、これらの問題に対しいくつかの方法で対処してきた。
その一つは、入力信号に条件をつけるアナログフィルタリング部を有するデジタルデータ受信装置を用いることである。このアナログフィルタリング部が、信号からのノイズと好ましくない周波数成分とを排除する。従来のデジタル受信装置では、フィルタリング回路は、入射信号の予期するボー速度を調整し、信号品質と受信データ品質を最適化するように設定された固定帯域幅を有している。
信号品質は、符号間干渉(ISI)と隣接チャネル干渉(ACI)のいずれによっても悪影響を受ける。アナログフィルタリング回路は一般には、ISI、ACI、またはデジタル信号送信に関するその他の電子ノイズを減少させるのに適用される。ISIはフィルタ帯域幅が広がると減少し、ACIは帯域幅が狭められると減少する。しかしながら、従来の固定帯域幅フィルタは本来、ACIを減少させるよう調整されるとISI量を増加し、あるいはISIを減少させるよう調整されるとACI量を増加する。そのため、デジタル受信装置における従来のアナログフィルタリング回路は、しばしば未知、すなわち仮定のISIとACIに対して最適帯域幅未満の帯域幅になるよう調整されることが多い。
従来の調整可能なアナログフィルタの帯域幅精度はわずか約10パーセントにすぎない。このような精度はデジタル受信装置が符号同期を確立できるようにするには十分であるが、この低い帯域幅精度により、ISIまたはACIを原因とする受容しがたいビットエラー率(BER)が生じかねない。いくつかの用途においてBERを最小限にするためには、帯域幅精度は5パーセント以下に保つ必要がある。しかしながら、従来の固定帯域幅フィルタは、BER、ISI、またはACIの変動に対応していない。
ここで、短時間、すなわち環境的な変化のない時間の間、観察したときの異なるノイズ源が信号に与える影響を詳細に検討する。説明を明瞭にして、理解しやすくするために、本分野を、これらの問題を技術的に管理するのに広く用いられている確率密度理論を用いて説明する。本理論は大学入学前に教えられることが多く、電子技術課程での1年次の入門的なトピックとして発展的に教えられるものであるので、当業者は非常にこの理論に精通しているだろう。
ガウス分布位相および振幅ノイズをもつチャネル内のデータエラーはノイズのない理想的なチャネルとみなすことができ、クロック信号に与えられるノイズは図3に示されるようなサンプリング点の確率分布を生じさせる。符号S0、S1、S2は、ガウス分布に従った、時間xを中心に対称的に分布する時間内の一点でのデータをサンプリングする受信装置の入力時の符号を示し、次の式で表される:
したがって、ここで、3つの連続する符号S0、S1、S2のチャネルが得られる。図3は、S1におけるサンプリング点の時間的な分布を示しているが、実際、各符号は同様な曲線を描くので、データストリームを連続する符号とみなすことができ、それぞれが連続する分布によりサンプリングされている。このことは図5に明確に示されている。
ビットエラー率(BER)は誤った符合をサンプリングする確率として算出することができ、S1のチャネル符号(図3のミシン掛け部分)以外をサンプルする場合の確率に符号S1が異なる値を持つ確率を掛けた値に等しく、これは等しく分布された0と1による二値符号化の場合では、BERは0.5に等しい。このことは次の式で表すことができる:
図3に示す分布の場合のBER関数を図4に示す。
このBER曲線は、1つの符号について、図4に示すように、ビット間隔の中間で極小点を取る。連続する符号の場合、本BER曲線は1ビット間隔に等しい周期を有する周期関数となる。これを図5に示す。
極小値は、分布幅σによって変化する。その結果得られる関数のグラフを図6に示す。
信号対ノイズ比は、ビット幅wとRMSジッタについて次の式に従って算出することができる、ただし単位はdB単位である:
単一のフリップフロップの場合、論理状態(a0からa1またはa1からa0)を収集する確率は、サンプリング点と入力信号が閾値に交差する点との時間差の関数となる。この関数は次のように近似することができる:
ここでP(x)は正確な論理状態を収集する確率、
xは入力信号が閾値に交差する時間とサンプリング点との時間差、
σはシステム内のノイズのRMS値であって、チャネル、駆動装置、および受信装置内のノイズの合計である。
図7は、SSTL16857レジスタを用いて搭載されるインタフェースから得られるこの確率関数を実線で示し、理論関数を点線で示したプロット図である。この場合、測定した、ノイズを有する信号を観察すると、σ値は21ピコ秒である。この分布はP(x)=1−P(−x)である。
信号のノイズ分布だけでなく、環境変化の影響も考慮しなければならない。環境を考慮するのに必要な時間は位相とチャネルノイズを考慮する場合に含まれる時間より次数が大きく長いので、環境変化を同一のBER分析で検討することができない。
通信チャネルでは、受信データの完全な状態を図2に示すような目視図を用いて観察することができる。その目のまさに中心が、データが安定してストロボ発信される領域でに当たる。目視図では、X領域は図2の場合ピコ秒単位の時間であり、Y領域は図2の場合mV単位の電圧または電流である。確実にデータを受信するには、切り換え閾値を目の中心にできるだけ近づけながらデータをサンプリングする(すなわち時間領域でゲートを閉める)必要がある。電圧または電流領域で目の中心を追跡する技術については米国特許出願60/315,907に記載されている。本発明は時間領域における目の追跡方法に関するものである。
この新しい発明が取り組む問題は、すでに検討してきたチャネルノイズによる移動だけでなく、各信号が環境の変化により時間的に移動できる非常に高速なシステムで生じる。例えば、信号が10GHzで切り換わると、信号がケーブルを下り、ケーブルが折り曲がると、信号の到着時間が増減するのと同様に、だれかが手を信号トラックの近くに置いたために信号がクロック周期以上の周期で時間的に移動する。低周波ノイズ、振動、温度の変動、荷重、電源電圧変化、ならびにその他の電源がすべて信号のスキューに影響を与える。このことは、目視図によって表される静的図は動的環境を表すものではないことを意味する。環境的変化はチャネルの全体確率分布の長期間のシフト、すなわち図5に示す一連の分布のシフトとみなすことができる。この分布がシフトすると、サンプリング点が絶対時間で固定されていれば、エラーが増加する。つまり、該信号はBER曲線の極小点でもはやサンプリングされないので、ビットエラーはシフトの関数として増加する。わずかなシフトであっても、チャネルがその最大データ速度であらゆるデータを伝達できる能力を完全に損なうことができる。
データサンプル位置を追跡して最適化するいくつかの技術が当該技術分野で知られている。
より長い期間にわたる目のパターン遷移を統合化する技術がその一つである。いくつかのクロックサンプリングスキームを用いて初期の遷移だけを参照し、クロックサンプル位置が目のパターンのより不利な部分に追跡されるのを防ぐようにする。
時間がたつにつれていくつかの信号サンプルを生成(オーバサンプリング)して、サンプルを多数決決定論理で合成して最尤結果を決定することは公知で、たとえば米国4,771,421、米国4,241,311、米国4,965,884、米国5,018,142および欧州0797,326、欧州0575,000で用いられている。
米国4,771,421には、シフトレジスタの出力に接続される入力を有し、シフトレジスタの所定数の出力より多い数の出力が1ビット値を示すとき、特定の2進値を示すサンプリング手段を備えるシステムが記載されている。BER分布についてはなんら考慮されていない。
米国4,241,311には、クロック信号時に信号をサンプリングして、サンプリングした信号ビットのストリームをデジタルシフトレジスタに与え、その後、多数決ゲートに与える手段を備えるシステムが記載されている。最適コピーの選択については開示されていない。
米国4,965,884には、サンプリング手段と、データサンプルの大多数を代表するデータサンプルを選択する手段とを備えるシステムが記載されている。
米国5,018,142には、入力信号をサンプリングして、多数決回路を用いてこの値を持つ複数の連続するサンプルの一部に含まれないサンプルの値を変化させるサンプリング回路を備えるシステムが記載されている。
米国6,127,864には、3つの異なる時間にデータをサンプリングし、また、第4の時間に多数決信号を出力するシステムが記載されている。BER推定はなされていない。
欧州0575,000には、ノイズのあるデータ信号からデータを推定する多数決論理構成を有し、シフトレジスタに対し入出力するデータサンプルと「1」状態と「0」状態との遷移をモニタリングするシステムが記載されている。
欧州0797,326には、信号を受信する工程と、信号を所定のサンプリング速度でサンプリングする工程と、第1のサンプルをシフトすることにより第2と第3のサンプルを生成する工程とを備え、サンプルを互いに比較して、訂正した信号値を示す多数決サンプル値を得る方法が記載されている。
欧州0 942 551に記載のオーバサンプリング式クロック回復回路は、位相差判定部と位相調整部とを有する。位相差判定部は、データ信号と複数のクロック信号との位相差を多数決判定を利用して判定し、位相調整信号を生成する。位相調整部は複数のクロック信号の位相を位相調整信号に基づき調整する。
上記の対処方法にはいくつかの信号をオーバサンプリングすることが含まれているが、上記技術のいずれも信号のBER分布関数についてはなんら考慮していない。また、高速通信においては、多数決信号が多数決により合成された別個の信号よりも品質に優れているといくことはまったく明らかではない。高速通信でより速いデータ速度が求められるため、チャネル帯域幅はデータによってほとんど占められることとなり、このため目視窓に対するサンプリング位置を正確に推定しなければ多数決決定に頼ることができなくなる。
別の対処方法によれば、ビットエラー率を、多数決によって最もBERが低いと判定された信号について測定し、それを繰り返し受信したパターンそれぞれと比較する。
欧州0193,332には、最もエラー率が低いある信号パターンを多数決論理により決定するデジタル信号処理装置が記載されている。信号パターンは繰り返し送信されて、多数決信号パターンを参照パターンとして等価的に用いながら、送信経路内でビットエラー率を測定することにより信号パターンが受信装置内で処理される。よって、信号コピーは送信装置が生成し、サンプリングシステムは生成していない。したがって、コピーは周波数、ノイズ特性などが異なる。
欧州1 061 691によれば、デジタルPLL回路は、多相クロック信号を用いて受信したバーストモードのデータをサンプリングするためのサンプリング回路を備えている。ビットパターンの先頭が、識別パターンを用いて検出され、連続するビットの列について目視窓の目を追跡してそれぞれのビットがそのビット窓の中心点でサンプリングされていると推定することによりビットがサンプリングされる。そのために、各ビットの中心点に近づく可能性が最も高くなるよう複数のクロックが選択される。しかし、欧州1 061 691で行われるBERの推定は全体としてビットパターンに関係し、各信号コピーについてのBERを判定することには関係しない。さらに、BER判定に基づくサンプリング点の選択もなされていない。
米国5,140,620に記載の対処方法によれば、最適サンプリング点が「ビットエラー率」(BER)が最小となる点であると統計的手段により判定される。これは受信した1データビット当たりの誤って受信したビット数の平均を示す。公称サンプリング点(レジスタ出力)はクロックランインから判定され、データの多くの線についてのビットエラー率は公称サンプリング点を用いて判定される。その後、サンプリング点(選択されたレジスタ出力)は、ビットエラー率に改善が見られなくなるまで第1の方向に増加する。この結果ビットエラー率が改善しないと、サンプリング点は、改善がまったく見られなくなるまで反対方向に増加する。いずれの方向でも改善がない場合は、公称サンプリング点が最適点である。この方法はBER判定に基づくものであるが、局所的な極値が得られるのはデータチャネル全体のBERが完全に分布していない場合に限られ、このため完全な画像を受信することができなくなり、したがって、もしBER分布の極小点が移動していると、データは誤った位置でサンプリングされる。
米国4,891,812には、少なくとも3つの信号から多数決信号を生成する工程と、多数決信号とビットごとに比較して各信号におけるBERを判定する工程と、信号と多数決信号のいずれか一方を選択する工程とを備える方法が記載されている。ここでも同様に、信号は別々のチャネルから到来し、送信装置によって生成され、サンプリングシステムによって生成されない。したがって、システムは、受信信号の品質を改善しないが、いくつかの信号の中からより品質の優れた信号を選択する。BERは多数決信号に関して異なるチャネル間で推定され、サンプリングクロックの位相関数として別のチャネル内のBER分布には反映しない。
米国4,432,094によれば、方法は異なる時間に信号をサンプリングする工程と、情報エラー率の最も低い信号を多数決によって決定する工程とを備える。しかし、情報クロック周波数がこの特定の技術において取得可能な最大値に近い値であるときに複数の周波数を生成することができないので、サンプルは高速インタフェースではこの技術を利用できない情報クロック周波数の倍数で取り出される。
米国特許6,111,911によれば、高度なチップ符号同期を用いてデータビット判定を測定する。送信機がチップ符号パターンに同期してデータビットを送信するので、チップ位置を、関連するデータビット位置に対する手がかりとして用いることが可能となる。データビットをサンプリングするための最適位置が既知であるので、ビットエラー率損失部分が排除される。この技術からの経験にもとづく結果は、検出可能な信号が最小の場合の搬送波対ノイズ比に対してエラー率が実質的に改善されることを示している。本技術は、データがチップ符号クロックに同期して送信される場合、高度な同期が基本的に得られるあらゆる直接拡散に適用可能である。
しかしながら、特に高速通信では、ビットエラー率が現在のアプリケーションシステム要求によって定義されながら、こうした同期化が有効ではない場合がしばしば生じる。これらの要求が厳しければ厳しいほど、求められるビットエラーレベルを与えるデータ速度が低下する。この特殊な場合というのは、通信チャネルがクロック回復を用いる場合、すなわちクロックが信号から回復してこのクロックを用いて受信データをラッチする場合に当たる。この対処方法は限られた範囲ではあるが、低減する。しかし、この方法の問題点は、クロック回復システムあるいは位相検出器のエラー全体がチャネル内のノイズに追加されて、非常に高い周波数で用いる場合にはこの精度の低さが深刻な問題となるということである。
したがって、本発明の主要な目的はノイズを有するチャネル内でデジタルデータを伝達させるための改善されたシステムを提供することである。
本発明の別の主要な目的は、チャネルノイズ、生産許容誤差、およびチャネル長さの変動によって生じるスキューを静的、動的に補償することである。
本発明のさらに別の目的は、チップ対チップおよび高速デジタル通信で求められる高速ビット速度でデータを送受信するために改善された、低コストの装置を提供することである。
発明のさらに別の目的は、通信システムにおけるデジタル信号の処理に好適な高速の改善された、高精度かつ信頼性の高いデータの読み出しを提供することである。
発明のさらに別の目的は、半導体集積回路に低コストで搭載可能な、低タイミング不確実性で、改善された非常にコンパクトな受信回路を提供することである。
発明のさらに別の目的は、低ビットエラーレベルの信号送信速度で受信装置を介してデータの流れを与えるデジタル受信装置のための出力インタフェースを提供することである。
発明のさらに別の目的は、チャネルが、作動環境に適応したシステムによってチャネルを与えるのに必要な生産許容誤差を減少させることである。
本発明のさらに別の目的は、シリアル通信リンクにおけるクロック回復過程でタイミングエラーを減少させることである。
本発明のこれらの目的ならびにその他の目的は、複数の比較器に接続される複数のサンプリング回路を用いて、これによりチャネル特性を信号のタイミング特性を変化させることでチャネル内のスキューを補償するのに利用する受信装置によって達成される。
補償器とは、ある入力のその他の入力またはその補数に対する相似に比例する出力を生成する論理機能を意味する。ここで考慮する補償器は多数決状態にある入力と適合しない入力数の値を生成する。その中の最も単純な補償器は、2入力XOR(排他的OR)機能で、3入力素子の場合、論理機能(E)は図11に示すとおりである。
本発明の独特な形態は、高速IO(登録商標)、3GIO、Infiniband(登録商標)、ギガビットイーサネット、その他の高速通信標準でデジタルデータを送信するのに好適である。
本発明は、受信装置内の位相ノイズ特性を用いて、チャネル特性を測定し、信号のタイミング特性を変化させることによってチャネル内のスキューを補償する装置と方法に関するものである。本発明にはこの革新的技術のさまざまな応用、すなわち、複数のレジスタを組み合わせることによりタイミングエラーを減少させ、内部ノイズのレベルが低下した複合レジスタを製造することが含まれる。
最も基本的な形態では、本発明は、確率分布が合成され、全ての分布が単独で作用するレジスタのどの1つの分布より狭くなるように複数のレジスタを適用する。この文脈でのレジスタは一般にはデータサンプリング回路であるが、必ずしもデータサンプリング回路である必要はなく、動的フリップフロップまたは記憶ゲートなどの遷移的なレジスタ特性のみを有しているものであればよい。
本発明は、それぞれが時間的にわずかにずれている、例えば図8にあるようにレジスタ間の可変遅延か図9にあるように静的遅延を持つ、データをサンプリングする連続したレジスタを備える。最も簡単な実施例では、一組のレジスタを時間的に同一の瞬間でトリガすると、内部位相ノイズによってレジスタは図3に示される分布の関数として時間的に異なる時点でラッチするので、時間をあけた遅延素子は必要ない。
より高度な実施例では、本発明は、遅延素子か固有の遅延を持つ有線を用いて複数のレジスタを時間をあけて、これらのレジスタの出力を論理ネットワークに与えてどのレジスタのビットエラー率が最も低いかを判定する。この一組の遅延素子はレジスタ間の空間を均等にする多相クロック生成器を用いて与えることができる。
よって、本発明の一つの側面によれば、データをサンプリングし、それぞれが所定の時間間隔だけシフトしている一連の信号コピーを与える、一組の遅延装置と接続した複数のサンプリング回路と、前記サンプリング回路にラッチされる信号を比較する少なくとも1つの手段と、最小BERを持つ信号コピーを選択する、たとえばマルチプレクサのような手段と、最小BERを持つ信号コピーの数を判定する、たとえば状態マシンのような手段とを備え、さらに任意でレイテンシー調整のためのパイプラインを備える受信装置が提供される。
本発明の別の側面によれば、受信装置は、データをサンプリングして、連続する同時信号コピーを与える複数のサンプリング回路と、前記サンプリング回路にラッチされる信号を比較する少なくとも1つの手段と、最小BERを持つ信号コピーを選択する手段と、最小BERを持つ信号コピーの数を判定する手段とを備え、さらに任意でレイテンシー(待ち時間)調整のためのパイプラインを備える。
本発明のさらに別の側面によれば、受信装置は、一組の遅延または1つの可変遅延と接続して、データをサンプリングし、時間をあけて連続する信号コピーを与える少なくとも1つのサンプリング回路と、信号コピーを比較する手段と、最小BERを持つ信号コピーを選択する手段と、このコピーに対応する遅延を判定する手段と、データサンプリング時に得られた遅延を他のサンプリング回路に与える手段とを備える。
ここで提案する受信装置は、データを高速で送信し、送信されたデータは信号の安定性が極大となる瞬間にラッチされる。
このサンプリング回路は、レジスタ、フリップフロップ、ラッチ、追跡およびホールド、サンプルホールド装置などとして設けられるのが好ましい。
比較器は、図10にあるようなXORか多数決素子として設けられるか、あるいは図11に示されるような回路構成を用いて、図11では3個の入力として示されているが、入力ビットの大多数とは異なるビットの数であるエラー出力(E)を生成するのが好ましい。
別の側面によれば、受信レジスタ内のレジスタ内部の位相ノイズである準安定性の特性を用いて、チャネル特性を計測し、信号のタイミング特性を変化させることによってチャネル内の生産許容誤差を補償する高速通信方法が提供される。
さらに別の側面によれば、本発明の受信装置を用いた通信チャネルが提供される。
本発明とその効果をより理解しやすくして、発明がどのように実施されるかを示すために、一例として、ただし一般性を失うことなく、添付の図面を参照する。
例示としての実施例と添付の図面に従って、ただし本発明の一般性を制限することなく本発明を詳細に説明する。
本発明の最も簡単な実施例は、多数決論理が出力に設けられ、並列に用いられたいくつかのサンプリング回路を備える。このことは、BER確率分布を組み合わせるという効果があるので、サンプリング回路が同様な種類のものである場合、得られるBER分布は個々のサンプリング回路のいずれにおいても狭くなる。この例でのサンプリング回路は通常、レジスタの中の簡単な種類であるフリップフロップであってよい。これらのレジスタを組み合わせるための論理を3つのフリップフロップについて図11に示す。必要なフリップフロップ数を増やすことの効果はより高度な実施例において後で説明するが、本発明のすべての実施例では同一の原理が適用される。
本発明の第2の実施例は、同一の原理を用いて図8で与えられるような単一のビット自己校正受信装置を設けるものである。この単一ビット自己校正受信装置は、3個の単調遅延バーニア61、62、63と、遷移検出器66と、2個のパイプラインアジャスタ付きサンプリング回路67、68と、コントローラ69と、出力マルチプレクサ70とを備える。
この場合のコントローラは、遷移検出器の入力においてバーニアを連続して走査し、その関数の極小点に対応する値を測定し、保存するという比較的単純な状態マシンである。これらのバーニアの好ましい範囲は、1つの局所極小点以上の極小点が得られるよう2つのチャネル間隔以上でなければならない。走査が必要なのは、20kHzなどの低周波数のみであって、遷移検出器信号から受信データを容易にフィルタリングすることができる。
遷移検出器の入力でバーニアを走査する各周期の終わりに、中間極小点に最も近い値の座標がサンプリング回路においてバーニアの1つに与えられる。サンプリング回路はいずれも連続的に作動する。走査が終了して、極小点位置の新たな値が決定されると、スペアのバーニアが対応する位置に配置され、出力マルチプレクサがそのチャネルに切り換る。極小点の新しい位置が異なるビットに属する場合、適切なパイプライン調整を行わなければならない。パイプラインアジャスタは可能なすべてのスキュー値を包含できるのに十分な深さを有していなければならない。電源投入またはリセット後の初期位置は中間位置でなければならない。
入力を連続的にモニタリングすることにより、入力における、環境変化による変動や低周波ノイズが原因となるものを含むタイミング不確実性を補償することができる。
サンプリング回路はさまざまなやりかたで設けることが可能である。最も簡単なものは単一のフリップフロップであるが、性能を改善するまたはビットエラー率を低下させるためには、入力の半数以上が1に等しい場合、出力において1に等しい多数決論理を有するいくつかのフリップフロップを並列して用いることができる。総量が2n+1の場合であれば奇数のフリップフロップを用いればよい。その結果得られるビットエラー関数は次のように表される:
異なるビットエラー関数によるプロットを図13と14に示す。サンプリング回路数の選択は、特に図15に示されるようなプロットの場合、BER曲線から決定する。ここで、BERは様々な量のノイズについてサンプリング回路数に対してプロットされるもので、図15の各曲線は特定のビット間隔対RMSノイズ比についてのものである。これは、16個のサンプリング回路は、10psRMSジッタと80psビット間隔のチャネルの場合のように、ビット間隔対RMSノイズ比が8で作動するのに十分な数であることを示している。この値を図15の曲線に従って16サンプリング回路数未満まで減らすと、チャネルのビットエラー率を増加させる
本発明にかかるチャネルから得られるロービットエラー率がデータエラーなく効果的に用いられるためには、ヴィタビまたはブロッキング符号などのエラー訂正符号を用いて、ビットエラーが起こった場合にデータのエラー訂正をするかデータの再送信をする必要がある。図17と18に示すようなチャネルペイロード曲線を用いて、これらのエラー検出または訂正技術を取り入れたチャネルの有効データ容量を決定する。
上記複数のユニットを、広い並列バスを設ける際に用いることもできる。この場合、電源投入後、ビットごとにパイプラインアジャスタの深さを訂正して、同一のレイテンシーとなるようにさらに別の手順を用いる。インフィニバンドなどの標準プロトコルに記載されているようにビット整合をするためには様々な方法がある。簡単な方法としては、すべてのパターン1に対して0を用いるものであるが、ただし同一発明人による別の特許に記載されているパターン依存調整などの複雑なスキュー調整については、本発明のゲーチング関数を用いてデータストリーム内の個々のビットを選択すればよい。
さらに安定させるために、符号化を用いて、状態変化またはトグル間の空間を制限するのが好ましい。そのための適切な手段として、符号化技術を用いてデータ極性を変化させることにより、限られた周波数帯域幅のDC平衡符号を得るために当該業界で広く用いられている8b/10b符号化を用いるものがある。
図1は、本発明にかかる受信装置の第3の改善された実施例のブロック図を示している。受信装置は、サンプリング回路2と、多数決素子および遷移検出器3、4、5と、データセレクタ6と、コントローラ7と、FIFOとして作動するパイプラインレイテンシー調整素子8とを備えているのが好ましい。
サンプリング回路2は、図9でより詳細に示されているデータラッチのための一組のレジスタとして設けられるのが好ましい。図9に示すように、レジスタ31、32、33、34は一組の遅延装置35、36、37と接続し、各々が所定の時間間隔だけシフトした連続する信号コピーを出力する。これらのレジスタによって、図5に示す連続BER関数にしたがって異なる時点での信号が与えられる。
サンプリング回路を別のやりかたで設けることもできる。最も単純なものは単一フリップフロップであるが、性能を向上させるまたはビットエラー率を低下させるためには、本発明の最も基本的な実施例に従って多数決論理を出力に設けたいくつかのフリップフロップを並列に用いるのがよい。つまり、本発明は入れ子式に適用することができる。
サンプリング回路2の出力は、多数決素子3、4、5の入力に接続される。ここでは、入力の半数以上が「1」に等しければ、多数決素子のそれぞれの出力は、「1」に等しく、入力の半数以上が「0」に等しければ、多数決素子のそれぞれの出力は、「0」に等しくなる。総量が2n+1になる各多数決素子とともに奇数のサンプリング回路を用いればよい。
本発明にかかる、図1に示す受信装置は、その入力(D0、D1、D2)の大多数での値に対応する値Qと、入力の大多数の値とは異なる値を持つ入力数Eとを得るための一組の論理素子3、4、5を備える。
k=3のときのこれらの論理素子の詳細な例を図11に示す。多数決機能を用いて任意の入力数を包含するようにこれを拡張することは簡単なことである。論理機能を拡張するための技術は広く普及している。入力数が奇数の場合、機能は単純にXORとなる。論理機能はつぎのようになる。すべての入力が0かすべての入力が1のとき、出力は0である。一つの入力のみが0か一つの入力のみが1のとき、出力は1である。二つの入力だけが1か二つの入力だけが0であって入力数が3より大きいとき、出力は2、などである。本論理を標準のツール、たとえばシノプシスやその他のEDAベンダなどで合成することもできるし、手動で簡単に導出することもできる。
図11の論理素子は、AND素子41、42、43の大多数の入力での値に対応する値Qを与える1個のOR素子47に接続した3個のAND素子41、42、43と、大多数の入力の値とは異なる入力値を有するAND素子の量Eを与えるAND素子46に接続したNAND素子44とOR素子45とからなる。
図1の受信装置はさらに、最小BERをもつ信号のコピーを選択するためのデータセレクタまたはマルチプレクサ6と、最小BERを持つコピー数を判定する状態マシン7と、レイテンシー調整用パイプライン8とを備える。
本発明によれば、通信チャネルの性能をさらに向上させるために、ビット間隔は時間をあけたいくつかのサンプリング回路によってカバーされ、好ましくはBER関数の極小点に最も近いサンプリング回路をデータ受信用に用いるサンプリング回路として選択するのがよい。
時間内にサンプリング回路を行き渡らせるための特に効果的な方法は、多相クロックを用いるものである。クロックツリーは、その遅延によって多相クロックを生成することができるか、クロックを、各クロック相が発振器の各インバータ段階から得られるリング発振器を用いて与えることもできる。より高い細分性を得るためにいくつかの追加の位相スプリッタを用いることも可能である。多相クロックを用いることによって、レジスタがわずかに異なる時点ごとに計時されるので各レジスタのサンプリング点が時間全体に行き渡る。
本発明の別の効果的な側面は、サンプリング回路それ自身からの出力が多くの周期にわたる信号内のDCバイアスを示しているということである。この情報は、目視図内の電圧または電流閾値を追跡するために、米国特許出願60/315,907に記載の発明を用いて適用することができる。
サンプリング回路出力をこの目的を達成するために適用することは信号処理技術の当事者には明らかであるが、要すれば、ビットストリームが位相変調符号などのDC平衡符号で8b/10bまたは16b/20b符号化すれば、サンプリング回路それぞれの値は50パーセントが1または50パーセントが0となる。1となる平均量が50パーセントを超えると、終端電圧を下げるか別の段階で参照電圧を制御するなどして、閾値を増加させる必要がある。1となる平均量が50パーセント未満であれば、閾値は高すぎるので参照電圧を下げる必要がある。電流モードシステムの場合でも同様に補償をすることができる。1つのレジスタを用いて、複数の周期にわたって平均化するだけで、ノイズの周期よりも長いループ応答が得られる。特に、たとえば電源ノイズなどのノイズがその他の論理が原因で引き起こされる現実のシステム、現在使われている低電圧DC−DCコンバータでは、これはすでに約10MHzの周波数で作動しているので、閾値の即時調整が必要となる。本発明は、各単一クロックから入力データを得て、この調整を行う。すなわち、サンプリング回路が時間的に行き渡っていると、出力は各データ遷移にガウス関数、つまり、図7の0.5レベルなどの閾値近くの対称関数の積分に近似される関数によって分布される。目視図内の閾値が移動する傾向はどんなものでも、これらサンプルの分布の不均衡からすぐに理解でき、目視図の目をチャネルの通常動作と並列に周期ごとにY領域内で追跡することができる。
動作
本発明の最も基本的な形態の動作は、当業者に容易に理解でき、MathCAD(登録商標)などのツールを使って行うことができる。より複雑な実施例の動作は、図1に示す受信装置の機能を考慮することで理解できる。次にこの受信装置の動作について、ただし一般性を損なうことなく、説明する。
BER関数が極小となる時間の位置を特定するために、いくつかの方法を用いることができる。サンプリング回路を時間内に行き渡らせることにより、時間的に信号が移動する方向についての情報を判定でき、コントローラがこの情報を用いてパイプライン遅延を導入し、複数のクロック周期にわたり目視図の目を追跡することができる。ただし、1ビット周期以上の周期あるいは1ビット周期においても時間内にこれらのサンプリング回路を行き渡らせることは必須条件ではない。
最も低いビットエラー率を持つサンプリング回路が上境界部に移動して、第1のサンプリング回路に包み込まれ、最小ビットエラー率を持つサンプリング回路まで移動し続けると、1周期内で2ビットを捉えることが必要になる。第1のサンプリング回路からと、最後のサンプリング回路からそれぞれ1ビットを捕らえる必要があり、次のクロック周期で第1のサンプリング回路からデータを取り出す。
最小ビットエラー率のサンプリング回路が下境界部まで移動すると、上記と反対の動作が行われて、次の2回のクロック周期で第1のサンプリング回路から最後のサンプリング回路までジャンプすることにより1つのサンプルが落とされる。
しかし、サンプリング回路間の時間遅延が十分に定義されていない場合、次のビット間隔で重なり合うようにさらにサンプリング回路を追加することもできる。
本発明の一つの対処方法は、1つの入力線ごとにサンプリング回路への入力の遅延が異なるいくつかのサンプリング回路を用いるというものである。これらの遅延素子をデータ経路内、クロック信号経路内、あるいはその両方の経路内に設けることができる。
図9に示す実施例によれば、各フリップフロップ31、32、33、34は、1つのビット符号間隔より広い間隔をカバーする時間のうち異なる瞬間に独自のサンプルを入力する。
各フリップフロップは、図3に示すように関数P(x+xn)で定義できる。ただし、xnは第1のサンプリング回路とサンプリング回路nとのサンプリング点の差であり、次の式で表される:
次の各k個の入力は論理素子3、4、5に送られる。各論理素子のE個の出力は、最小エラーレベルで論理素子を判定する状態マシン7に送られる。この素子の数が出力マルチプレクサ6に送られ、出力マルチプレクサ6がその素子からのデータ信号Qを出力に送る。状態マシン7は、ある時間内で論理素子3、4、5などのそれぞれから送られた1の数をカウントする。状態マシン7はその後、そのカウント値を比較して、数が最も小さいチャネルを見つけだす。このチャネル数が符号化されて、データセレクタ6に送られるので、データがそのサンプリング回路から選択され、FIFO8として用いられる出力パイプラインアジャスタに送られる。好ましい実施例において、このFIFOは1周期中符号をまったく捉えない、1つの符号を捉える、あるいは2つの符号を捉えることができるので、最も低いBERを有するサンプリング回路がビットフレーム境界部を横切る場合について説明したように、サンプリング回路を包み込むことが可能となる。
この状態マシン7はさらに、新たに選択された多数決素子がその前に用いた素子より1ビット間隔だけ離れているとき、受信装置の出力においてパイプラインの深さを調節するよう機能する。これにより、状態マシンが入力を連続してモニタリングして、受信装置の入力でのタイミング不確実性や環境変化による変動あるいは低周波ノイズが補償される。
k=3の場合の本発明にかかる受信装置の単一のビットチャネルを図5に示す。複数の受信装置を並列バスについて用いることができる。この場合、初期のパイプライン値は初期化手順中に更新されて、各ビットに同一ラテンシーを与える。
集団的なサンプリング回路ノイズはすべてのサンプリングノイズについて独立しているとみなしてもよい。このノイズはサンプリング回路自身が引き起こすものである。クロック生成器、信号送信機、チャネル媒体が生成するノイズがすべてのサンプリング回路に同時に与えられるのに対し、このノイズの関数は互いに独立している。
多数決素子を用いることによって達成される技術的効果を分析するために、サンプリング回路ノイズの比率が100パーセントと0パーセントのときの2つの究極の二者択一について検討する。
サンプリング回路固有のノイズが100パーセントであるとき、多数決素子の出力におけるBER値は、k=1,3,5の場合、図6に示すように、その素子で用いられるサンプリング回路の数に大きく依存する。図6では、曲線上部は多数決素子1個につき1個のサンプリング回路を用いて得られ、曲線中間部は多数決素子1個につき3個のサンプリング回路を用いて得られ、曲線下部は5個のサンプリング回路を用いて得られる。
サンプリング回路固有のノイズが無視できるほど小さければ、多数決機能で用いられるサンプリング回路の数は図7に示すようにその結果得られるBERになんら大きな変化を与えない。
多数決素子の平均化、標準化されたE個の出力もまた、図8に示すように多数決素子の数に大きく依存するものではない。
ノイズが最大になる部分が駆動装置、チャネル媒体、およびクロック生成器に属するという予想から、多数決素子の入力として最小の数、すなわち3個の入力を用いるのが好ましいことは明らかである。
その結果得られるBER値は、ビット間隔にわたり等しく分布されたサンプルの数が異なるごとに異なり、しかもビット間隔対RMSノイズ値の比が異なるごとに異なる。これらの機能を図9に示す。図9では、サンプリング回路の数が水平軸上にあり、ビット間隔とσとの比はBER関数の指数となる。この図から明らかなように、1ビット当たりの最適なサンプリング回路数は16近くになる。
図8は単純化した代替案としての構成を示している。この実施例によれば、単一のビット受信装置が3個の単調遅延バーニア61、62、63と、遷移66と、パイプラインアジャスタ67、68付き2個のサンプリング回路64、65と、コントローラ69と、出力マルチプレクサ70とを備える。
フィードバックループあるいは検出器66は、サンプリング点の最適な位置を制御するのに用いられる。たとえば、この検出器は図11に示すように設けることができる。2個の独立したフリップフロップ11、12は同時にその入力のサンプリングを行う。各フリップフロップは上記のP(x)関数により定義される。
状態マシン69は、遷移検出器66の入力において連続的にバーニア63を走査して、その関数の極小点に対応する値を測定し、保存する。これらのバーニアの好ましい範囲は、1つの局所極小点以上の極小点が得られるよう2つのチャネル間隔以上でなければならない。走査が必要なのは20kHzなどの低周波のみであるので、遷移検出器から受信データを容易にフィルタリングすることができる。遷移検出器の入力でバーニアを操作する各周期の終わりに、中間極小点に最も近い値の座標がサンプリング回路においてバーニアの1つに与えられる。サンプリング回路64と65はいずれも連続的に作動する。走査が終了して極小点位置の新たな値が決定されると、スペアのバーニアが対応する位置に配置され、出力マルチプレクサ70がそのチャネルに切り換る。極小点の新しい位置が異なるビットに属する場合、適切なパイプライン調整を行わなければならない。パイプラインアジャスタ67と68は可能なすべてのスキュー値を包含できるのに十分な深さを有していなければならない。電源投入またはリセット後の初期位置は中間位置でなければならない。
入力を連続的にモニタリングすることにより、入力における、環境変化による変動または低周波ノイズが原因のタイミング不確実性を含めたタイミング不確実性を補償することができる。
よって、本発明はチャネルと固有のレジスタノイズに対するビットエラー率を改善する。この改善は、回路素子の知的配置と、準安定性の特性を利用した結果得られるもので(準安定性とは1つのレジスタ内部の遷移位相ノイズの確率分布を意味する)、受信レジスタ内においてチャネル特性を測定し、信号のタイミング特性を変化させることでチャネル内部の生産許容誤差を補償する。
本発明の効果は、データビットを最適位置でサンプリングすることにより、あるビットエラー率について、最小のビット間隔を有するシステムを提供することが可能となり、そのシステムにおいて、データ速度を4σなどの1ビット当たり数σまで増加させられる。なお、σとは、チャネル、駆動装置、受信装置におけるノイズの合計であるシステム内のノイズRMS値である。
別の実施例では、サンプリング回路とそれに関連する論理回路を、FIFO内において、あるいはデータ経路によりパイプライン接続することができる。
最も基本的レベルでは、本発明はデータをサンプリングし、その後論理回路が完全な後知恵によりそのデータをサンプリングした最適時間を判定する。これは、本発明の高度な実施例の基本的側面である。これは、いくつかの追加の検出器をチャネル上で接続するか、過去のデータの関数としてチャネルの将来の変化を補償するために受信装置に検出器を追加するような現在行われている方法とはまったく逆の方法である。本発明においては、まずデータをサンプリングして、その後補償を行う。
本発明の別の効果は、閾値の訂正を、それらのサンプリング回路のコピーではなく、実際のデータをサンプリングするために同一のサンプリング回路を用いて決定する点にある。これは、適用される訂正が要求どおりに正確なものであることを意味する。
ここで記載した補償はすべて、チャージポンプとなりうる閾値調整となっても専用デジタル回路を用いて行うことが好ましい。
本発明を適用により得られる経験的な結果は、集合ノイズに対するエラー率を実質的に大きく改善し、タイミング不確実性を大きく低下させる。
論理ファミリの中には、準安定状態がレジスタの振動を引き起こすものもある。準安定性は数学的には時間における漸近点であるとみなされる。漸近点に近づくにつれ、レジスタの出力には指数関数的に長い時間がかかり、既知の状態に落ち着く。このことは、レジスタの出力が多くのサンプルにわたる合計であるとみなされる位相ノイズの場合でも同様である。別の現象が、レジスタ内の有線遅延がゲート切り替え速度に比較して短い論理ファミリにおいて見られる。この場合、正のフィードバック状態が存在する。このような状況では、準安定点に近づくにつれ、レジスタが振動する。これはより適切にレイアウトすることによって訂正できるので、ここで用いるレジスタは平均遷移点における最大移送ノイズ点を示し、自続式振動を引き起こすことはない。
受信装置を形成するための本発明の発展した実施例のブロック図である。 目の開口振幅が20mVと55psである場合、12.5Gbpsで動作するチャネルの目視図である。 シリアルデータストリームにおけるビットS1に関するサンプリング点分布を示す図である。 実際のサンプル位置のビットフレーム内での時間の点に従ったビットエラー率分布を示す図である。 シリアルデータストリームにおける連続するビットエラー率分布を示す図である。 サンプリング点がビットエラー率分布の極小点上にある場合のビットエラー率のレベルをRMSチャネルノイズに対するビット間隔の比の関数として示す図である。 サンプリング回路をSSTL16857レジスタを用いて搭載した場合の、サンプリング点と入力信号が閾値を交差する場合の点との時間差の関数としたときの0から1に移動する論理状態を捉える理論上の確率(点線)と実験上の確率(実線)の図である。 サンプリング回路間の可変遅延を用いた本発明の一実施例のブロック図である。 図1のブロック図に示されるサンプリング回路2の図である。 本発明の実施例の一つにかかる遷移検出器を示す図である。 大多数の入力ビットとは異なるビット数であるエラー出力(E)と、多数決素子出力であるQとを、ただしEはQの直交関数である、形成するための3入力論理ブロックを示す図である。 すべてのノイズがサンプリング回路の外部にある場合の多数決素子の異なる幅についての多数決素子の出力に関する連続するビットにおけるビットエラー率分布の関数ファミリを示す図である。 すべてのノイズがサンプリング回路の内部にある場合の多数決素子の異なる幅についての多数決素子の出力に関する連続するビットにおけるビットエラー率分布の関数ファミリを示す図である。この重要性は、図14でより明確に理解される。 スケーリングを用いて、ログ目盛ではなく線形目盛で同一の曲線を示す図である。 ビット間隔対RMSノイズ比の関数としてビット間隔に等しく分布した1ビット当たりのサンプリング回路数に対するBERを示す図である。 16個のクロック位相を用いてサンプリング回路間の時間間隔を制御する場合の、出力遷移センサ出力の確率が1であるときの曲線ファミリを示す図である。この図の各曲線は特定のビット間隔対RMSノイズ比についてのものである。 10psRMSノイズを有するチャネルの例における(各曲線のビット単位での)パケットサイズの関数としての本発明にかかるチャネルの有効ボー速度を示す図である。 10psRMSノイズという同一条件下でプロトコルを除いた実際のデータ速度を示す曲線ファミリを得るための図17と同様の情報を示すが、プロトコルオーバーヘッドの64ビットが各パケットから取り除かれた点が図17とは異なっている図である。

Claims (25)

  1. 高速データ相互接続用受信装置であって、
    デジタル信号を受信して、受信信号の連続した信号コピーを与えるための複数のサンプリング回路を備えるサンプリングシステムと;
    各ビット間隔がいくつかのサンプリング回路にカバーされるようにサンプリング回路を時間内に行き渡らせるためのクロックを生成するクロック生成器と;
    入力信号が閾値に交差する時間的な点を検出する遷移検出器と;
    サンプリング回路を制御し、遷移検出器によって得られるデータを用いて受信信号の目視図の目を追跡するコントローラとを備え、
    受信装置は最小ビットエラー率を有する信号を生成するサンプリング回路を、複数のサンプリング回路におけるBER値を用いて判定されるBER分布に基づき選択するよう形成され、前記BER分布内の極小点に最も近いサンプリング回路をデータ受信で用いるサンプリング回路と定義することを特徴とする受信装置。
  2. サンプリングシステムは、時間をあけて連続する信号コピーを与える、一組の遅延または1つの可変遅延に接続する少なくとも1つのサンプリング回路を備えることを特徴とする、請求項1に記載の受信装置。
  3. クロック生成器は、時間をあけて連続する信号コピーを与えるための、複数のクロック位相を生成する多相クロック生成器であることを特徴とする、請求項1に記載の受信装置。
  4. サンプリングシステムは、時間をあけて連続する信号コピーを与える、複数のサンプリング回路に接続された一組の遅延を備えることを特徴とする、請求項1に記載の受信装置。
  5. 各信号コピーに対するビットエラー値を比較して、最小ビットエラー率を有する信号コピーを選択する論理ネットワークをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の受信装置。
  6. 信号コピーは時間間隔が均一であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受信装置。
  7. BER分布はRMSチャネルノイズに対して決定されることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の受信装置。
  8. BER分布が一続きのデータストリーム内において複数のクロック周期にわたって定義されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の受信装置。
  9. 二つ以上の複数のサンプリング回路は、出力に多数決論理を設けて並列に配置されることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の受信装置。
  10. BERは次のように決定されることを特徴とする請求項9に記載の受信装置であり、
    nはサンプリング回路数であって:
    xは入力信号が閾値に交差する時間とサンプリング点との時間差であって;
    Cは2項係数であって;
    kは指数であって、1<k<nであり;
    P(x)は正確な論理状態を収集する確率である。
  11. 遅延に対するビットエラーを判定する手段と;
    最小ビットエラーを持つコピーに対応する遅延を判定する手段と;
    これにより判定された遅延を他のサンプリング回路に適用する手段とをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の受信装置。
  12. サンプリング回路は、レジスタ、フリップフロップ、ラッチ、サンプルホールド、または追跡およびホールド装置として与えられることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の受信装置。
  13. レイテンシー調整素子のパイプラインをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の受信装置。
  14. 上記遅延素子は、データ経路、クロック信号経路、あるいはデータ経路とクロック信号経路の両方に組み込まれることを特徴とする、請求項2乃至13のいずれか1項に記載の受信装置。
  15. BER関数はビット間隔対RMSチャネルノイズ比に対して決定されることを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の受信装置。
  16. 必要な数のサンプリング回路はチャネルノイズ量に応じて決定されることを特徴とする、請求項15に記載の受信装置。
  17. 1ビット当たりのサンプリング回路の数は14から20であることを特徴とする、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の受信装置。
  18. 受信装置は、選択されたサンプリング回路からの少なくとも1つの信号コピーをフィードバックし、閾値電圧源を制御し、信号コピーにおける1と0の値の数を釣り合わせるように形成されることを特徴とする、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の受信装置。
  19. 複数の並列バス上に配置される、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の複数の受信装置。
  20. 高速データ相互接続のための方法であって、
    1組の遅延または1つの可変遅延に接続する、データをサンプリングする少なくとも1つのサンプリング回路を与え;
    所定の時間間隔でサンプリング回路を計時して、少なくとも1ビット間隔をカバーする時間をあけて連続する信号コピーを与えるためのクロックを生成し;
    ンプリングされた信号の目視図の目を追跡し、
    最小ビットエラー率を有する信号コピーを生成するサンプリング回路を、異なるサンプリング回路におけるBER値を用いて判定されるBER分布に基づき選択し、前記BER分布内の極小点に最も近いサンプリング回路を定義することを特徴とする方法。
  21. 複数のサンプリング回路は、多相クロックが生成する複数のクロック位相によって計時されることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
  22. データがまずサンプリングされ、その後、そのデータをサンプリングした最適時間をBER関数が極小を取る点と判定することを特徴とする、請求項20乃至21のいずれかに記載の方法。
  23. 時間をあけた信号コピーが、一組の遅延または1つの可変遅延を用いて生成され、信号コピーを合成する工程は、遅延に対するビットエラーを判定し、最小ビットエラーを有するコピーに対応する遅延を判定する工程を備え、これによってデータをサンプリングする工程は判定された遅延に対応する時間に行われることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
  24. さらに、BER関数はビット間隔対RMSチャネルノイズ比に対して決定されて、1ビット当たりのサンプリング回路数を定義することを特徴とする、請求項20乃至23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 請求項1乃至19のいずれか1項に記載の1つの受信装置または複数の受信装置を用いる通信チャネル。
JP2002576341A 2001-03-27 2002-03-26 自動スキュー補償機能付き受信装置 Expired - Fee Related JP4323170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0107692A GB0107692D0 (en) 2001-03-27 2001-03-27 Receiver with optimised bit error rate
US31721601P 2001-09-06 2001-09-06
GB0131100A GB2375274A (en) 2001-03-27 2001-12-31 Receiver with automatic skew compensation
PCT/RU2002/000120 WO2002078228A2 (en) 2001-03-27 2002-03-26 Receiver with recovery circuit using oversampling and majority decision

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004535092A JP2004535092A (ja) 2004-11-18
JP4323170B2 true JP4323170B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=27256126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002576341A Expired - Fee Related JP4323170B2 (ja) 2001-03-27 2002-03-26 自動スキュー補償機能付き受信装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1386441B1 (ja)
JP (1) JP4323170B2 (ja)
AU (1) AU2002311704A1 (ja)
DE (1) DE60201030T2 (ja)
WO (1) WO2002078228A2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088890A1 (en) * 2004-03-15 2005-09-22 Igor Anatolievich Abrosimov Eye tracking and expansion using oversampled signals
WO2005099164A1 (en) * 2004-04-01 2005-10-20 Igor Anatolievich Abrosimov Clock recovery in an oversampled serial communications system
JP7255790B2 (ja) 2018-06-15 2023-04-11 三菱重工業株式会社 半導体装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5140620A (en) * 1989-09-20 1992-08-18 Data Broadcasting Corporation Method and apparatus for recovering data, such as teletext data encoded into television signals
JP3109587B2 (ja) * 1998-03-12 2000-11-20 日本電気株式会社 オーバーサンプリング型クロックリカバリ回路
EP1061691A3 (en) * 1999-06-15 2005-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital pll circuit for burst-mode data and optical receiving circuit using the same

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002078228A2 (en) 2002-10-03
DE60201030D1 (de) 2004-09-23
EP1386441B1 (en) 2004-08-18
JP2004535092A (ja) 2004-11-18
AU2002311704A1 (en) 2002-10-08
AU2002311704A8 (en) 2002-10-08
WO2002078228A3 (en) 2003-07-31
DE60201030T2 (de) 2005-08-18
EP1386441A2 (en) 2004-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10432389B2 (en) Receiver with enhanced clock and data recovery
Horowitz et al. High-speed electrical signaling: Overview and limitations
US7961823B2 (en) System and method for adjusting multiple control loops using common criteria
US5903605A (en) Jitter detection method and apparatus
US8396105B2 (en) Data communication circuit with equalization control
US8837656B2 (en) Phase detection method and circuit
CN113676309B (zh) 使用三个反馈路径的二阶时钟恢复
US6760389B1 (en) Data recovery for non-uniformly spaced edges
EP1672829B1 (en) Method and apparatus for reception of data over digital transmission link
JP5954160B2 (ja) クロック・データリカバリィ方法および回路
KR102384609B1 (ko) 멀티 레인 데이터 수신기의 클럭 데이터 복구
US6546063B1 (en) Asynchronous clock for adaptive equalization
US7173993B2 (en) Method for sampling phase control
CN113728552B (zh) 无时钟恢复情况下的可变增益放大器与采样器偏移校准
US8249199B2 (en) Low jitter and high bandwidth clock data recovery
US8761325B2 (en) Digital receivers
CN110612500A (zh) 多线路时偏的测量和校正方法
US20030014683A1 (en) Receiver with automatic skew compensation
JP4323170B2 (ja) 自動スキュー補償機能付き受信装置
US7113560B1 (en) Serial link scheme based on delay lock loop
Choi et al. A 0.99-pJ/b 15-Gb/s counter-based adaptive equalizer using single comparator in 28-nm CMOS
US7242739B2 (en) Method and apparatus for multiphase, fast-locking clock and data recovery
CN116054990B (zh) 参数自适应的高速SerDes相位跟踪方法及其系统
US20240187204A1 (en) Clock recovery with loop delay cancellation

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080321

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080321

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080430

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080507

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080516

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080606

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080708

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees