JP4322562B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォトダイオードを含むアクティブピクセル型の画素部がM行N列に2次元配列された固体撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固体撮像装置として、CMOS技術を用いたものが知られており、また、その中でもアクティブピクセル方式のものが知られている。アクティブピクセル方式の固体撮像装置は、入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードを含むアクティブピクセル型の画素部がM行N列に2次元配列されていて、各画素部において光入射に応じてフォトダイオードで発生した電荷を、トランジスタからなるソースフォロワ回路を経て電荷-電圧変換するものであり、低ノイズで撮像を行なうことができる。
【0003】
このようなアクティブピクセル方式の固体撮像装置は、近年では、FAなどの産業用途に用いられているだけでなく、携帯電話などの民生用途にも用いられており、用途範囲が拡大しつつある。ところで、固体撮像装置の用途として、多くの画素数で撮像することで高精細の画像を得たい場合と、画素数を少なくしてでも高速に画像を得たい場合とがある。特許文献1には、このような2つの用途それぞれに切り替えて用いることができる固体撮像装置が開示されている。
【0004】
図8は、特許文献1に開示された固体撮像装置の受光部の単位セルの構成図である。この図に示される単位セルSは、受光部において2次元配列された多数の画素のうちの2×2画素分に相当するものであって、4つのフォトダイオードa11,a12,a21およびa22、4つの転送用トランジスタMTX1,MTX2,MTX3およびMTX4、1つの増幅用トランジスタMSF、1つの放電用トランジスタMRES、ならびに、1つの選択用トランジスタMSELを含む。
【0005】
増幅用トランジスタMSFのゲート端子および放電用トランジスタMRESのドレイン端子それぞれには、転送用トランジスタMTX1を介してフォトダイオードa11のカソード端子が接続され、転送用トランジスタMTX2を介してフォトダイオードa12のカソード端子が接続され、転送用トランジスタMTX3を介してフォトダイオードa21のカソード端子が接続され、また、転送用トランジスタMTX4を介してフォトダイオードa22のカソード端子が接続されている。増幅用トランジスタMSFおよび選択用トランジスタMSELは、ソースフォロワ回路を構成しており、4つのフォトダイオードa11,a12,a21およびa22のうちから選択された1個または2個以上のフォトダイオードで発生した電荷を読み出して、その電荷の総量に応じた電圧値を出力する。
【0006】
電荷が読み出されるべきフォトダイオードの選択は、4つの転送用トランジスタMTX1〜MTX4それぞれのゲート端子への電圧印加により為される。例えば、この固体撮像装置は、4つのフォトダイオードa11,a12,a21およびa22それぞれが個々に選択される場合には、多くの画素数で撮像することができて、高精細の画像を得ることができる。また、この固体撮像装置は、4つのフォトダイオードa11,a12,a21およびa22の全てが同時に選択される場合には、画素数が少なくなるものの、高速に画像を得ることができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−59696号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特許文献1に開示された固体撮像装置は以下のような問題点を有している。すなわち、増幅用トランジスタMSFのゲート容量を含む寄生容量部の容量値の総和をCとし、単位セルS内で選択された各フォトダイオードで発生して寄生容量部に蓄積される電荷の総量をQとすると、電荷-電圧変換により得られる出力電圧値Vは「V=Q/C」なる式で表される。この式から判るように、撮像感度を高くするには、寄生容量部の容量値Cを小さくすることが必要である。一方、出力電圧値Vは、使用可能な電源電圧範囲および回路系の制約により、1V程度が上限である。
【0009】
このことから、寄生容量部に蓄積され得る電荷の量Qにも上限がある。しかし、その上限値(飽和電荷量)は、単位セルS内で選択されるフォトダイオードの個数に依らず一定値である。したがって、高速撮像時に単位セルS内で選択されるフォトダイオードの個数が多いと、それらのフォトダイオードで発生する電荷の総量Qが飽和電荷量を超える場合があり、その場合には、出力電圧値Vと電荷量Qとの間の関係が上記関係式「V=Q/C」から外れて、撮像により得られる画像は不鮮明なものとなる。
【0010】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、高精細撮像および高速撮像それぞれに切り替えて用いることが可能であって何れの場合であっても鮮明な画像を得ることができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る固体撮像装置は、(1) 入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと、ゲート端子に入力している電荷の量に応じた電圧値を出力する増幅用トランジスタと、フォトダイオードで発生した電荷を増幅用トランジスタのゲート端子へ転送する転送用トランジスタと、増幅用トランジスタのゲート端子の電荷を放電する放電用トランジスタと、増幅用トランジスタから出力される電圧値を選択的に出力する選択用トランジスタとを各々含み、M行N列に2次元配列されたM×N個の画素部Pm,nと、(2) M×N個の画素部Pm,nのうちから選択される何れかの画素部の選択用トランジスタから出力される電圧値を入力して保持するK×N個の電圧保持部Hk,nと、(3) K×N個の電圧保持部Hk,nのうちから選択される何れかの1または2以上の各電圧保持部から出力される電圧値を入力し、その入力した電圧値の総和に応じた電圧値を出力する電圧加算回路と、(4) M×N個の画素部Pm,nの各列について、該列にあるM個の画素部P1,n〜PM,nのうちから何れかのK個の画素部を選択して、その選択したK個の画素部それぞれの選択用トランジスタから出力される電圧値を、K×N個の電圧保持部Hk,nのうち該列に対応するK個の電圧保持部H1,n〜HK,nに入力させる第1選択手段と、(5) K×N個の電圧保持部Hk,nのうちから何れかの1または2以上の電圧保持部を選択して、その選択した各電圧保持部に保持されている電圧値を該電圧保持部から出力させて電圧加算回路に入力させる第2選択手段と、を備えることを特徴とする。ただし、MおよびNそれぞれは2以上の整数であり、Kは2以上M以下の整数であり、mは1以上M以下の各整数であり、nは1以上N以下の各整数であり、kは1以上K以下の各整数である。
さらに、本発明に係る固体撮像装置は、K×N個の電圧保持部H k,n のうちから第2選択手段が選択する電圧保持部の個数が可変であり、M×N個の画素部P m,n のうちから個々の画素部のデータを電圧加算回路の出力電圧値として読み出す動作と、M×N個の画素部P m,n のうちの行方向または列方向に隣接する複数個の画素部のデータを纏めたものを電圧加算回路の出力電圧値として読み出す動作と、を切り替えて行うことを特徴とする。

【0012】
この固体撮像装置によれば、M行×N列に2次元配列された画素部の何れかに光が入射すると、その画素部に含まれるフォトダイオードは入射光強度に応じた量の電荷を発生する。その電荷は転送用トランジスタを経て増幅用トランジスタのゲート端子に入力し、その電荷量に応じて増幅用トランジスタから出力される電圧値は選択用トランジスタを経て画素部から出力される。画素部から出力された電圧値は、その画素部と選択的に接続されている電圧保持部に入力して、その電圧保持部により保持される。そして、その電圧保持部により保持されている電圧は、その電圧保持部から出力されて電圧加算回路に入力する。電圧加算回路では、選択された何れかの1または2以上の各電圧保持部から出力される電圧値が入力され、その入力された電圧値の総和に応じた電圧値が出力される。画素部と電圧保持部との間の選択的な接続は第1選択手段により為され、電圧保持部と電圧加算回路との間の選択的な接続は第2選択手段により為される。これらの選択的な接続が適切に行なわれることにより、この固体撮像装置は、高精細撮像および高速撮像それぞれに切り替えて用いることが可能であり、また、高速撮像時においても鮮明な画像を得ることができる。
【0013】
本発明に係る固体撮像装置では、電圧保持部は、第1選択手段により選択された画素部の増幅用トランジスタのゲート端子の電荷が放電されて初期化状態にある増幅用トランジスタから選択用トランジスタを経て出力される電圧値を入力して保持する第1保持部と、該画素部のフォトダイオードで発生した電荷の量に応じて増幅用トランジスタから選択用トランジスタを経て出力される電圧値を入力して保持する第2保持部とを含み、電圧加算回路は、第2選択手段により選択された電圧保持部の第1保持部から出力される電圧値の総和と、該電圧保持部の第2保持部から出力される電圧値の総和と、の差に応じた電圧値を出力するのが好適である。この場合には、例えば、初期化直後に画素部から出力される電圧値(暗信号成分)が電圧保持部の第1保持部に保持され、フォトダイオードで発生した電荷が増幅用トランジスタのゲート端子に転送されているときに画素部から出力される電圧値(明信号成分)が電圧保持部の第2保持部に保持される。そして、電圧加算回路において、電圧保持部の第1保持部から出力される電圧値(暗信号成分)の総和と、電圧保持部の第2保持部から出力される電圧値(明信号成分)の総和と、の差に応じた電圧値が求められる。これにより、ノイズが低減された画像を得ることができる。
【0014】
本発明に係る固体撮像装置は、M×N個の画素部Pm,nの各列に対して電圧加算回路が1つずつ設けられているのが好適であり、この場合には、列方向について画素部のデータを纏め読みすることができる。また、本発明に係る固体撮像装置は、M×N個の画素部Pm,nの複数列に対して電圧加算回路が1つずつ設けられているのが好適であり、この場合には、行方向および列方向の双方または何れか一方について画素部のデータを纏め読みすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0016】
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置1の構成図である。この図に示される固体撮像装置1は、M×N個の画素部Pm,n、K×N個の電圧保持部Hk,nおよびN個の信号処理部Snを備える。ここで、MおよびNそれぞれは2以上の整数であり、Kは2以上M以下の整数であり、mは1以上M以下の各整数であり、nは1以上N以下の各整数であり、kは1以上K以下の各整数である。なお、図1では、K=2としている。また、Mは偶数である。
【0017】
M×N個の画素部Pm,nはM行N列に2次元配列されており、各画素部Pm,nは第m行第n列に位置する。各画素部Pm,nは、共通の構成を有しており、フォトダイオードを含むアクティブピクセル型のものであり、該フォトダイオードに入射した光の強度に応じた電圧値を出力する。
【0018】
各電圧保持部Hk,nは、共通の構成を有しており、M×N個の画素部Pm,nのうちの第n列にあるM個の画素部P1,n〜PM,nから選択される何れかの画素部から出力される電圧値を入力して保持することができ、また、その保持している電圧値を出力することができる。特に、第1行の電圧保持部H1,nは、M×N個の画素部Pm,nのうちの奇数行目にある画素部と配線で接続されており、第2行の電圧保持部H2,nは、M×N個の画素部Pm,nのうちの偶数行目にある画素部と配線で接続されている。
【0019】
各信号処理部Snは、共通の構成を有しており、2個の電圧保持部H1,nおよびH2,nそれぞれから出力される電圧値を入力し、これら電圧値を基に所定の信号処理を行なって、その処理結果を表す電圧値を出力する。
【0020】
図2は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる画素部Pm,nおよび電圧保持部Hk,nの回路図である。各画素部Pm,nは、入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードPD、ゲート端子に入力している電荷の量に応じた電圧値を出力する増幅用トランジスタT1、フォトダイオードPDで発生した電荷を増幅用トランジスタT1のゲート端子へ転送する為の転送用トランジスタT2、増幅用トランジスタT1のゲート端子の電荷を放電する為の放電用トランジスタT3、および、増幅用トランジスタT1から出力される電圧値を外部の配線Lnへ出力する為の選択用トランジスタT4を含む。
【0021】
フォトダイオードPDは、そのアノード端子が接地電位とされている。増幅用トランジスタT1は、そのドレイン端子がバイアス電位とされている。転送用トランジスタT2は、そのドレイン端子が増幅用トランジスタT1のゲート端子に接続され、そのソース端子がフォトダイオードPDのカソード端子に接続されている。放電用トランジスタT3は、そのソース端子が増幅用トランジスタT1のゲート端子に接続され、そのドレイン端子がバイアス電位とされている。選択用トランジスタT4は、そのソース端子が増幅用トランジスタT1のソース端子と接続され、そのドレイン端子が配線Lnと接続されている。
【0022】
転送用トランジスタT2は、そのゲート端子に転送制御信号Stransを入力し、その転送制御信号Stransがハイレベルであるときに、フォトダイオードPDで発生した電荷を増幅用トランジスタT1のゲート端子へ転送する。放電用トランジスタT3は、そのゲート端子に放電制御信号Sresetを入力し、その放電制御信号Sresetがハイレベルであるときに、増幅用トランジスタT1のゲート端子の電荷を放電する。選択用トランジスタT4は、そのゲート端子に第m行選択制御信号Sselect,mを入力し、その第m行選択制御信号Sselect,mがハイレベルであるときに、増幅用トランジスタT1から出力される電圧値を外部の配線Lnへ出力する。
【0023】
このように構成される各画素部Pm,nは、転送制御信号Stransがローレベルであって放電制御信号Sresetがハイレベルとなることで、増幅用トランジスタT1のゲート端子の電荷が放電され、第m行選択制御信号Sselect,mがハイレベルであれば、その初期化状態にある増幅用トランジスタT1から出力される電圧値(暗信号成分)が選択用トランジスタT4を経て配線Lnに出力される。一方、放電制御信号Sresetがローレベルであって、転送制御信号Stransおよび第m行選択制御信号Sselect,mそれぞれがハイレベルであれば、フォトダイオードPDで発生した電荷は増幅用トランジスタT1のゲート端子に入力して、その電荷の量に応じて増幅用トランジスタT1から出力される電圧値(明信号成分)が選択用トランジスタT4を経て配線Lnに出力される。
【0024】
各電圧保持部Hk,nは、共通の構成を有しており、第1保持部Hk,n,1および第2保持部Hk,n,2を含む。第1保持部Hk,n,1および第2保持部Hk,n,2それぞれは、互いに同様の構成であり、第n列にあるM個の画素部P1,n〜PM,nのうちから選択される何れかの画素部の選択用トランジスタT4から出力される電圧値を入力して保持することができ、また、その保持している電圧値を出力することができる。
【0025】
第1保持部Hk,n,1は、トランジスタT11、トランジスタT12およびコンデンサC1を含む。コンデンサC1の一端は接地電位とされ、コンデンサC1の他端は、トランジスタT11のドレイン端子およびトランジスタT12のソース端子それぞれと接続されている。トランジスタT11のソース端子は、配線Lnを介して画素部Pm,nの選択用トランジスタT4と接続されている。トランジスタT12のドレイン端子は、信号処理部Snの入力端と接続されている。このように構成される第1保持部Hk,n,1は、トランジスタT11のゲート端子に入力する第1入力制御信号Sinput,k,1がハイレベルであるときに、配線Lnを介して接続されている画素部Pm,nから出力される電圧値をコンデンサC1に保持させ、トランジスタT12のゲート端子に入力する出力制御信号Soutput,kがハイレベルであるときに、コンデンサC1に保持されている電圧値Vk,n,1を信号処理部Snへ出力する。
【0026】
第2保持部Hk,n,2は、トランジスタT21、トランジスタT22およびコンデンサC2を含む。コンデンサC2の一端は接地電位とされ、コンデンサC2の他端は、トランジスタT21のドレイン端子およびトランジスタT22のソース端子それぞれと接続されている。トランジスタT21のソース端子は、配線Lnを介して画素部Pm,nの選択用トランジスタT4と接続されている。トランジスタT22のドレイン端子は、信号処理部Snの入力端と接続されている。このように構成される第2保持部Hk,n,2は、トランジスタT21のゲート端子に入力する第2入力制御信号Sinput,k,2がハイレベルであるときに、配線Lnを介して接続されている画素部Pm,nから出力される電圧値をコンデンサC2に保持させ、トランジスタT22のゲート端子に入力する出力制御信号Soutput,kがハイレベルであるときに、コンデンサC2に保持されている電圧値Vk,n,2を信号処理部Snへ出力する。
【0027】
第1保持部Hk,n,1および第2保持部Hk,n,2それぞれは、互いに異なるタイミングで動作する。例えば、第1保持部Hk,n,1は、配線Lnを介して接続されている画素部Pm,nにおいて転送制御信号Stransがローレベルであって放電制御信号Sresetおよび第m行選択制御信号Sselect,mそれぞれがハイレベルであるときに増幅用トランジスタT1から出力される電圧値(暗信号成分)Vk,n,1を入力して保持する。一方、第2保持部Hk,n,2は、配線Lnを介して接続されている画素部Pm,nにおいて放電制御信号Sresetがローレベルであって転送制御信号Stransおよび第m行選択制御信号Sselect,mそれぞれがハイレベルであるときに増幅用トランジスタT1から出力される電圧値(明信号成分)Vk,n,2を入力して保持する。
【0028】
なお、各列について、M個の画素部P1,n〜PM,nそれぞれの選択用トランジスタT4、ならびに、K個の電圧保持部H1,n〜HK,nそれぞれのトランジスタT11およびT21は、M個の画素部P1,n〜PM,nのうちから何れかのK個の画素部を選択して、その選択したK個の画素部それぞれの選択用トランジスタT4から出力される電圧値を、K個の電圧保持部H1,n〜HK,nに入力させるものである。また、各電圧保持部Hk,nのトランジスタT12およびT22は、何れかの1または2以上の電圧保持部を選択して、その選択した電圧保持部に保持されている電圧値を該電圧保持部から出力させて電圧加算回路Snに入力させるものである。
【0029】
図3は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる信号処理部Snの回路図である。各信号処理部Snは、共通の構成を有しており、電圧フォロワ回路F1〜F4および電圧加算回路Aを含む。信号処理部Snは、2個の電圧保持部H1,nおよびH2,nと接続されている。
【0030】
電圧フォロワ回路F1〜F4それぞれは、共通の構成を有しており、アンプの反転入力端子と出力端子とが互いに直接に接続されており、高入力インピーダンスおよび低出力インピーダンスを有し、理想的には増幅率1の増幅回路である。電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1のトランジスタT12から出力される電圧値V1,n,1は、電圧フォロワ回路F1のアンプの非反転入力端子に入力する。電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2のトランジスタT22から出力される電圧値V1,n,2は、電圧フォロワ回路F3のアンプの非反転入力端子に入力する。電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1のトランジスタT12から出力される電圧値V2,n,1は、電圧フォロワ回路F2のアンプの非反転入力端子に入力する。電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2のトランジスタT22から出力される電圧値V2,n,2は、電圧フォロワ回路F4のアンプの非反転入力端子に入力する。
【0031】
電圧フォロワ回路F1の入力端子には、制御信号Srst1により開閉が制御されるスイッチが接続されており、このスイッチが閉じることにより、電圧フォロワ回路F1の入力端子にリセット電圧Vresetが入力する。電圧フォロワ回路F2の入力端子には、制御信号Srst2により開閉が制御されるスイッチが接続されており、このスイッチが閉じることにより、電圧フォロワ回路F2の入力端子にリセット電圧Vresetが入力する。電圧フォロワ回路F3の入力端子には、制御信号Srst3により開閉が制御されるスイッチが接続されており、このスイッチが閉じることにより、電圧フォロワ回路F3の入力端子にリセット電圧Vresetが入力する。また、電圧フォロワ回路F4の入力端子には、制御信号Srst4により開閉が制御されるスイッチが接続されており、このスイッチが閉じることにより、電圧フォロワ回路F4の入力端子にリセット電圧Vresetが入力する。
【0032】
電圧加算回路Aは、アンプおよび6個の抵抗器R1〜R6を有している。アンプの反転入力端子は、抵抗器R1を介して電圧フォロワ回路F1の出力端子と接続され、抵抗器R2を介して電圧フォロワ回路F2の出力端子と接続され、抵抗器R5を介して自己の出力端子と接続されている。アンプの非反転入力端子は、抵抗器R3を介して電圧フォロワ回路F3の出力端子と接続され、抵抗器R4を介して電圧フォロワ回路F4の出力端子と接続され、抵抗器R6を介して接地電位と接続されている。
【0033】
電圧フォロワ回路F1〜F4それぞれの増幅率を1として、6個の抵抗器R1〜R6それぞれの抵抗値が互いに等しいとすると、電圧加算回路Aの出力端子から出力される電圧値Voutは、
【0034】
【数1】
Figure 0004322562
【0035】
なる式で表される。
【0036】
すなわち、電圧保持部H1,nおよびH2,nの双方から有意の電圧値が出力されている場合には、電圧加算回路Aは、各電圧保持部Hk,nの第1保持部Hk,n,1から出力される電圧値の総和(V1,n,1+V2,n,1)と、各電圧保持部Hk,nの第2保持部Hk,n,2から出力される電圧値の総和(V1,n,2+V2,n,2)と、の差に応じた電圧値Voutを出力することができる。つまり、この場合には、M行N列に2次元配列されている画素部Pm,nのうちから列方向に隣接する2個の画素部Pm,nおよびPm+1,nそれぞれのデータを纏めて読み出すことができる。
【0037】
ただし、電圧フォロワ回路F1〜F4のうちの何れかの電圧フォロワ回路の入力端子に接続するスイッチが閉じることにより、その電圧フォロワ回路にはリセット電圧Vresetが入力するので、それに応じて上記(1)式の右辺の4項のうち何れかの項がVresetに置き換えられることになる。
【0038】
例えば、電圧保持部H1,nのみから有意の電圧値が出力されている場合には、制御信号Srst2,Srst4がハイレベルとなって電圧フォロワ回路F2,F4にリセット電圧Vresetが入力して、電圧加算回路Aは、電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1から出力される電圧値V1,n,1と、電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2から出力される電圧値V1,n,2と、の差に応じた電圧値Voutを出力することができる。また、電圧保持部H2,nのみから有意の電圧値が出力されている場合には、制御信号Srst1,Srst3がハイレベルとなって電圧フォロワ回路F1,F3にリセット電圧Vresetが入力して、電圧加算回路Aは、電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1から出力される電圧値V2,n,1と、電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2から出力される電圧値V2,n,2と、の差に応じた電圧値Voutを出力することができる。つまり、これらの場合には、M行N列に2次元配列されている画素部Pm,nのうちから個々の画素部のデータを順次に読み出すことができる。
【0039】
なお、上述した画素部Pm,nに入力する転送制御信号Strans、放電制御信号Sresetおよび第m行選択制御信号Sselect,m、電圧保持部Hk,nに入力する第1入力制御信号Sinput,k,1、第2入力制御信号Sinput,k,2および出力制御信号Soutput,k、ならびに、信号処理部Snに入力する制御信号Srst1〜Srst4 それぞれは、この固体撮像装置1の全体の動作のタイミングを制御する制御部(不図示)から出力される。
【0040】
次に、本実施形態に係る固体撮像装置1の動作例について説明する。以下に説明する第1動作例は、M×N個の画素数で撮像して高精細の画像を得る場合の動作例である。また、第2動作例は、画素数を少なくして高速に画像を得る場合の動作例である。
【0041】
図4は、本実施形態に係る固体撮像装置1の第1動作例を説明するタイミングチャートである。この図は、第1行の各画素部P1,nおよび第2行の各画素部P2,nそれぞれのデータを読み出す場合を示している。
【0042】
この図には、上から順に、画素部Pm,nの放電用トランジスタT3のゲート端子に入力する放電制御信号Sreset、画素部Pm,nの転送用トランジスタT2のゲート端子に入力する転送制御信号Strans、第1行の画素部P1,nの選択用トランジスタT4のゲート端子に入力する第1行選択制御信号Sselect,1、および、第2行の画素部P2,nの選択用トランジスタT4のゲート端子に入力する第2行選択制御信号Sselect,2、それぞれの波形が示されている。
【0043】
続いて、第1行の電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1のトランジスタT11のゲート端子に入力する第1入力制御信号Sinput,1,1、第2行の電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1のトランジスタT11のゲート端子に入力する第1入力制御信号Sinput,2,1、第1行の電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2のトランジスタT21のゲート端子に入力する第2入力制御信号Sinput,1,2、第2行の電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2のトランジスタT21のゲート端子に入力する第2入力制御信号Sinput,2,2、第1行の電圧保持部H1,nのトランジスタT12およびT22それぞれのゲート端子に入力する出力制御信号Soutput,1、および、第2行の電圧保持部H2,nのトランジスタT12およびT22それぞれのゲート端子に入力する出力制御信号Soutput,2、それぞれの波形が示されている。
【0044】
更に続いて、第1行の電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1により保持されている電圧値(暗信号成分)V1,n,1、第1行の電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2により保持されている電圧値(明信号成分)V1,n,2、第2行の電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1により保持されている電圧値(暗信号成分)V2,n,1、第2行の電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2により保持されている電圧値(明信号成分)V2,n,2、電圧フォロワ回路F1〜F4それぞれの入力端子に接続されているスイッチの開閉を制御する制御信号Srst1〜Srst4、および、信号処理部Snの電圧加算回路Aから出力される電圧値Vout、それぞれの波形が示されている。
【0045】
第1動作例では、時刻t10前において、各画素部Pm,nに入力している放電制御信号Sreset、転送制御信号Strans、第1行選択制御信号Sselect,1および第2行選択制御信号Sselect,2それぞれはローレベルである。また、電圧保持部H1,nに入力している第1入力制御信号Sinput,1,1,第2入力制御信号Sinput,1,2および出力制御信号Soutput,1、ならびに、電圧保持部H2,nに入力している第1入力制御信号Sinput,2,1,第2入力制御信号Sinput,2,2および出力制御信号Soutput,2それぞれもローレベルである。
【0046】
時刻t10から時刻t20までの間に第1行の各画素部P1,nのデータの読み出しが行なわれる。画素部P1,nにおいて、放電制御信号Sresetは、時刻t10にハイレベルに転じて、時刻t10より後の時刻t11にローレベルに転じる。転送制御信号Stransは、時刻t11より後の時刻t12にハイレベルに転じて、時刻t12より後の時刻t13にローレベルに転じる。第1行選択制御信号Sselect,1は、時刻t10にハイレベルに転じる。
【0047】
電圧保持部H1,nにおいて、第1入力制御信号Sinput,1,1は、放電制御信号Sresetがローレベルに転じる時刻t11から、転送制御信号Stransがハイレベルに転じる時刻t12までの、間にある一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P1,nから出力される電圧値(暗信号成分)V1,n,1は、電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1により保持される。
【0048】
また、電圧保持部H1,nにおいて、第2入力制御信号Sinput,1,2は、転送制御信号Stransがハイレベルである時刻t12から時刻t13までの間の一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P1,nから出力される電圧値(明信号成分)V1,n,2は、電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2により保持される。
【0049】
そして、電圧保持部H1,nにおいて、出力制御信号Soutput,1は、時刻t13より後の時刻t14にハイレベルに転じて、時刻t14より後の時刻t15にローレベルに転じる。これにより、第1保持部H1,n,1から電圧値(暗信号成分)V1,n,1が出力され、第2保持部H1,n,2から電圧値(明信号成分)V1,n,2が出力されて、これらの電圧値は信号処理部Snに入力する。その後、第1行選択制御信号Sselect,1はローレベルに転じる。以上により、第1行の各画素部P1,nのデータの読み出しが終了する。
【0050】
続いて、時刻t20から時刻t30までの間に第2行の各画素部P2,nのデータの読み出しが行なわれる。画素部P2,nにおいて、放電制御信号Sresetは、時刻t20にハイレベルに転じて、時刻t20より後の時刻t21にローレベルに転じる。転送制御信号Stransは、時刻t21より後の時刻t22にハイレベルに転じて、時刻t22より後の時刻t23にローレベルに転じる。第2行選択制御信号Sselect,2は、時刻t20にハイレベルに転じる。
【0051】
電圧保持部H2,nにおいて、第1入力制御信号Sinput,2,1は、放電制御信号Sresetがローレベルに転じる時刻t21から、転送制御信号Stransがハイレベルに転じる時刻t22までの、間にある一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P2,nから出力される電圧値(暗信号成分)V2,n,1は、電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1により保持される。
【0052】
また、電圧保持部H2,nにおいて、第2入力制御信号Sinput,2,2は、転送制御信号Stransがハイレベルである時刻t22から時刻t23までの間の一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P2,nから出力される電圧値(明信号成分)V2,n,2は、電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2により保持される。
【0053】
そして、電圧保持部H2,nにおいて、出力制御信号Soutput,2は、時刻t23より後の時刻t24にハイレベルに転じて、時刻t24より後の時刻t25にローレベルに転じる。これにより、第1保持部H2,n,1から電圧値(暗信号成分)V2,n,1が出力され、第2保持部H2,n,2から電圧値(明信号成分)V2,n,2が出力されて、これらの電圧値は信号処理部Snに入力する。その後、第2行選択制御信号Ssel ect,2はローレベルに転じる。以上により、第2行の各画素部P2,nのデータの読み出しが終了する。
【0054】
以降も同様にして順次に各行の画素部Pm,nのデータが読み出されていく。このとき、奇数行目の画素部Pm,nのデータが電圧保持部H1,nを経て読み出され、偶数行目の画素部Pm,nのデータが電圧保持部H2,nを経て読み出さる。これとともに、電圧フォロワ回路F1〜F4それぞれの入力端子に接続されているスイッチが所定のタイミングで開閉制御される。
【0055】
すなわち、信号処理部Snにおいて、時刻t14前に制御信号Srst2,Srst4が一端ハイレベルになった後にローレベルに転じ、時刻t14以降では、電圧フォロワ回路F1に第1行の画素部P1,nの暗信号成分が入力し、電圧フォロワ回路F2にリセット電圧Vresetが入力し、電圧フォロワ回路F3に第1行の画素部P1,nの明信号成分が入力し、電圧フォロワ回路F4にリセット電圧Vresetが入力する。したがって、時刻t14以降に電圧加算回路Aから出力される電圧値Voutは、第1行の画素部P1,nの明信号成分からの暗信号成分を差し引いた値に応じたものとなる。
【0056】
時刻t24前に制御信号Srst1,Srst3が一端ハイレベルになった後にローレベルに転じ、時刻t24以降では、電圧フォロワ回路F1にリセット電圧Vresetが入力し、電圧フォロワ回路F2に第2行の画素部P2,nの暗信号成分が入力し、電圧フォロワ回路F3にリセット電圧Vresetが入力し、電圧フォロワ回路F4に第2行の画素部P2,nの明信号成分が入力する。したがって、時刻t24以降に電圧加算回路Aから出力される電圧値Voutは、第2行の画素部P2,nの明信号成分からの暗信号成分を差し引いた値に応じたものとなる。
【0057】
その後の或る時刻t34前に制御信号Srst2,Srst4が一端ハイレベルになった後にローレベルに転じ、時刻t34以降では、電圧フォロワ回路F1に第3行の画素部P3,nの暗信号成分が入力し、電圧フォロワ回路F2にリセット電圧Vresetが入力し、電圧フォロワ回路F3に第3行の画素部P3,nの明信号成分が入力し、電圧フォロワ回路F4にリセット電圧Vresetが入力する。したがって、時刻t34以降に電圧加算回路Aから出力される電圧値Voutは、第3行の画素部P3,nの明信号成分からの暗信号成分を差し引いた値に応じたものとなる。
【0058】
更に後の或る時刻t44前に制御信号Srst1,Srst3が一端ハイレベルになった後にローレベルに転じ、時刻t44以降では、電圧フォロワ回路F1にリセット電圧Vresetが入力し、電圧フォロワ回路F2に第4行の画素部P4,nの暗信号成分が入力し、電圧フォロワ回路F3にリセット電圧Vresetが入力し、電圧フォロワ回路F4に第4行の画素部P4,nの明信号成分が入力する。したがって、時刻t44以降に電圧加算回路Aから出力される電圧値Voutは、第4行の画素部P4,nの明信号成分からの暗信号成分を差し引いた値に応じたものとなる。以降、このような動作を繰り返す。
【0059】
つまり、この第1動作例では、図中で時刻t10から時刻t20までの時間を単位時間とすると、或る単位時間に第1行の画素部P1,nに入射した光の強度の和に応じた電圧値Voutが電圧加算回路Aから出力され、次の単位時間に第2行の画素部P2,nに入射した光の強度の和に応じた電圧値Voutが電圧加算回路Aから出力され、更に次の単位時間に第3行の画素部P3,nに入射した光の強度の和に応じた電圧値Voutが電圧加算回路Aから出力されていく。
【0060】
図5は、本実施形態に係る固体撮像装置1の第2動作例を説明するタイミングチャートである。この図も、図4と同様に、第1行の各画素部P1,nおよび第2行の各画素部P2,nそれぞれのデータを読み出す場合を示しており、順に各制御信号および各電圧値それぞれの波形を示している。なお、第2動作例では、信号処理部Snに入力する制御信号Srst1〜Srst4それぞれは常にローレベルであり、電圧フォロワ回路F1〜F4それぞれの入力端子に接続されているスイッチは常に開いている。
【0061】
第2動作例では、時刻t10前において、各画素部Pm,nに入力している放電制御信号Sreset、転送制御信号Strans、第1行選択制御信号Sselect,1および第2行選択制御信号Sselect,2それぞれはローレベルである。また、電圧保持部H1,nに入力している第1入力制御信号Sinput,1,1,第2入力制御信号Sinput,1,2および出力制御信号Soutput,1、ならびに、電圧保持部H2,nに入力している第1入力制御信号Sinput,2,1,第2入力制御信号Sinput,2,2および出力制御信号Soutput,2それぞれもローレベルである。
【0062】
時刻t10から時刻t30までの間に第1行の各画素部P1,nおよび第2行の各画素部P2,nそれぞれのデータの読み出しが行なわれる。画素部P1,nおよび画素部P2,nそれぞれにおいて、放電制御信号Sresetは、時刻t10にハイレベルに転じて、時刻t10より後の時刻t11にローレベルに転じる。転送制御信号Stransは、時刻t11より後の時刻t12にハイレベルに転じて、時刻t12より後の時刻t13にローレベルに転じる。第1行選択制御信号Sselect,1および第2行選択制御信号Sselect,2それぞれは、時刻t10にハイレベルに転じる。
【0063】
電圧保持部H1,nにおいて、第1入力制御信号Sinput,1,1は、放電制御信号Sresetがローレベルに転じる時刻t11から、転送制御信号Stransがハイレベルに転じる時刻t12までの、間にある一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P1,nから出力される電圧値(暗信号成分)V1,n,1は、電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1により保持される。同時に、電圧保持部H2,nにおいても、第1入力制御信号Sinput,2,1は、放電制御信号Sresetがローレベルに転じる時刻t11から、転送制御信号Stransがハイレベルに転じる時刻t12までの、間にある一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P2,nから出力される電圧値(暗信号成分)V2,n,1は、電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1により保持される。
【0064】
また、電圧保持部H1,nにおいて、第2入力制御信号Sinput,1,2は、転送制御信号Stransがハイレベルである時刻t12から時刻t13までの間の一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P1,nから出力される電圧値(明信号成分)V1,n,2は、電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2により保持される。同時に、電圧保持部H2,nにおいて、第2入力制御信号Sinput,2,2は、転送制御信号Stransがハイレベルである時刻t12から時刻t13までの間の一定期間だけハイレベルとなり、これにより、この間に画素部P2,nから出力される電圧値(明信号成分)V2,n,2は、電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2により保持される。
【0065】
そして、電圧保持部H1,nにおいて、出力制御信号Soutput,1は、時刻t13より後の時刻t14にハイレベルに転じて、時刻t14より後の時刻t15にローレベルに転じる。同時に、電圧保持部H2,nにおいて、出力制御信号Soutput,2は、時刻t14にハイレベルに転じて、時刻t15にローレベルに転じる。これにより、電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1から電圧値(暗信号成分)V1,n,1が出力され、電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2から電圧値(明信号成分)V1,n,2が出力され、電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1から電圧値(暗信号成分)V2,n,1が出力され、電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2から電圧値(明信号成分)V2,n,2が出力されて、これらの電圧値は信号処理部Snに入力する。信号処理部Snでは上記(1)式で表される演算が行なわれて、第1行の画素部P1,nおよび第2行の画素部P2,nそれぞれに入射した光の強度の和に応じた電圧値Voutが電圧加算回路Aから出力される。その後、第1行選択制御信号Sselect,1および第2行選択制御信号Sselect,2それぞれはローレベルに転じる。以上のようにして、第1行の各画素部P1,nおよび第2行の各画素部P2,nそれぞれのデータが纏めて読み出される。
【0066】
同様にして、時刻t30以降、第3行の各画素部P3,nおよび第4行の各画素部P4,nそれぞれのデータが纏めて読み出される。更に以降も、画素部Pm,nのデータが順次に2行分ずつ纏めて読み出されていく。つまり、この第2動作例では、図中で時刻t10から時刻t30までの時間を単位時間とすると、或る単位時間に第1行の画素部P1,nおよび第2行の画素部P2,nそれぞれに入射した光の強度の和に応じた電圧値Voutが電圧加算回路Aから出力され、次の単位時間に第3行の画素部P3,nおよび第4行の画素部P4,nそれぞれに入射した光の強度の和に応じた電圧値Voutが電圧加算回路Aから出力され、更に次の単位時間に第5行の画素部P5,nおよび第6行の画素部P6,nそれぞれに入射した光の強度の和に応じた電圧値Voutが電圧加算回路Aから出力されていく。
【0067】
以上のように、本実施形態に係る固体撮像装置1は、M行N列に2次元配列された画素部Pm,nを有していて、第1動作例ではM行N列の画素数を有する高精細の画像を得ることができ、第2動作例では(M/2)行N列の画素数を有する画像を得ることができる。第1動作例と比較すると、第2動作例では、1画像の画素数が半減するものの、1画像を取得するのに要する時間も半減して、高速な撮像が可能である。また、第2動作例において、2個の画素部のデータを纏め読みする際に、2個の画素部それぞれに含まれるフォトダイオードで発生する電荷を1個の寄生容量部で纏めて蓄積するのでは無く、2個の画素部それぞれに含まれるフォトダイオードで発生する電荷を個別の寄生容量部に個々に蓄積して、その後に、その個々に蓄積した電荷の量に応じた電圧値を加算するようにしたので、鮮明な画像を得ることができる。
【0068】
以上の実施形態の固体撮像装置1では、M行N列に2次元配列された画素部Pm,nの各列に対して信号処理部が1つずつ設けられていた。しかし、M行N列に2次元配列された画素部Pm,nの複数の列に対して信号処理部が1つずつ設けられていてもよい。以下では、後者の構成の固体撮像装置について説明する。
【0069】
図6は、他の実施形態に係る固体撮像装置の一部構成図である。図7は、他の実施形態に係る固体撮像装置に含まれる信号処理部Snの回路図である。この実施形態に係る固体撮像装置は、M×N個の画素部Pm,n、K×N個の電圧保持部Hk,n、および、N/2個の信号処理部S1,S3,S5,…,SN-1 を備える。ただし、M,Nは偶数である。M行N列に2次元配列された画素部Pm,nは、図1に示されたものと同様であるので、図6では図示が省略されている。K×N個の電圧保持部Hk,nは、図1および図2に示されたものと同様の構成であるが、信号処理部Snとの接続の態様が図1と相違する。
【0070】
信号処理部Snは、8個の電圧フォロワ回路F1〜F8および電圧加算回路Aを含み、4個の電圧保持部H1,n,H2,n,H1,n+1およびH2,n+1と接続されている。電圧保持部H1,nの第1保持部H1,n,1から出力される電圧値V1,n,1は、電圧フォロワ回路F1の入力端子に入力する。電圧保持部H1,nの第2保持部H1,n,2から出力される電圧値V1,n,2は、電圧フォロワ回路F5の入力端子に入力する。電圧保持部H2,nの第1保持部H2,n,1から出力される電圧値V2,n,1は、電圧フォロワ回路F2の入力端子に入力する。電圧保持部H2,nの第2保持部H2,n,2から出力される電圧値V2,n,2は、電圧フォロワ回路F6の入力端子に入力する。電圧保持部H1,n+1の第1保持部H1,n+1,1から出力される電圧値V1,n+1,1は、電圧フォロワ回路F3の入力端子に入力する。電圧保持部H1,n+1の第2保持部H1,n+1,2から出力される電圧値V1,n+1,2は、電圧フォロワ回路F7の入力端子に入力する。電圧保持部H2,n+1の第1保持部H2,n+1,1から出力される電圧値V2,n+1,1は、電圧フォロワ回路F4の入力端子に入力する。電圧保持部H2,n+1の第2保持部H2,n+1,2から出力される電圧値V2,n+1,2は、電圧フォロワ回路F8の入力端子に入力する。
【0071】
そして、図7に示されるような回路構成において、電圧フォロワ回路F1〜F8それぞれの増幅率を1として、電圧加算回路Aに含まれる10個の抵抗器それぞれの抵抗値が互いに等しいとすると、電圧加算回路Aから出力される電圧値Voutは、
【0072】
【数2】
Figure 0004322562
【0073】
なる式で表される。
【0074】
すなわち、2×2に配置されている電圧保持部H1,n,H2,n,H1,n+1およびH2,n+1の全てから有意の電圧値が出力されている場合には、電圧加算回路Aは、これらの電圧保持部Hk,nの第1保持部Hk,n,1から出力される電圧値の総和(V1,n,1+V2,n,1+V1,n+1,1+V2,n+1,1)と、これらの電圧保持部Hk,nの第2保持部Hk,n,2から出力される電圧値の総和(V1,n,2+V2,n,2+V1,n+1,2+V2,n+1,2)と、の差に応じた電圧値Voutを出力することができる。つまり、この場合には、M行N列に2次元配列されている画素部Pm,nのうちから隣接する2行2列分の画素部Pm,n,Pm+1,n,Pm,n+1,Pm+1,n+1それぞれのデータを纏めて読み出すことができる。
【0075】
一方、電圧保持部H1,nおよびH1,n+1の2個のみから有意の電圧値が出力されている場合には、電圧フォロワ回路F2,F4,F6およびF8それぞれの入力端子に接続されているスイッチが閉じて、電圧フォロワ回路F2,F4,F6およびF8それぞれの入力端子にはリセット電圧Vresetが入力する。そして、電圧加算回路Aは、これら2個の電圧保持部H1,nおよびH1,n+1それぞれの第1保持部から出力される電圧値の総和(V1,n,1+V1,n+1,1)と、これら2個の電圧保持部H1,nおよびH1,n+1それぞれの第2保持部から出力される電圧値の総和(V1,n,2+V1,n+1,2)と、の差に応じた電圧値Voutを出力することができる。つまり、この場合には、M行N列に2次元配列されている画素部Pm,nのうちから行方向に隣接する2個の画素部Pm,nおよびPm,n+1それぞれのデータを纏めて読み出すことができる。
【0076】
また、電圧保持部H1,nおよびH2,nの2個のみから有意の電圧値が出力されている場合には、電圧フォロワ回路F3,F4,F7およびF8それぞれの入力端子に接続されているスイッチが閉じて、電圧フォロワ回路F3,F4,F7およびF8それぞれの入力端子にはリセット電圧Vresetが入力する。電圧加算回路Aは、これら2個の電圧保持部H1,nおよびH2,nそれぞれの第1保持部から出力される電圧値の総和(V1,n,1+V2,n,1)と、これら2個の電圧保持部H1,nおよびH2,nそれぞれの第2保持部から出力される電圧値の総和(V1,n,2+V2,n,2)と、の差に応じた電圧値Voutを出力することができる。つまり、この場合には、M行N列に2次元配列されている画素部Pm,nのうちから列方向に隣接する2個の画素部Pm,nおよびPm+1,nそれぞれのデータを纏めて読み出すことができる。
【0077】
さらに、電圧保持部H1,n,H2,n,H1,n+1およびH2,n+1のうちの1個の電圧保持部のみから有意の電圧値が出力されている場合には、その1個の電圧保持部から出力される電圧値が入力する電圧フォロワ回路以外の電圧フォロワ回路にはリセット電圧Vresetが入力する。電圧加算回路Aは、その1個の電圧保持部の第1保持部から出力される電圧値と、その1個の電圧保持部の第2保持部から出力される電圧値と、の差に応じた電圧値Voutを出力することができる。つまり、この場合には、M行N列に2次元配列されている画素部Pm,nのうちから個々の画素部のデータを順次に読み出すことができる。
【0078】
以上のように、図6および図7に示された実施形態に係る固体撮像装置は、M行N列に2次元配列された画素部Pm,nを有していて、M行N列の画素数を有する高精細の画像の獲得(以下「第1動作例」という。)、(M/2)行N列の画素数を有する画像の獲得(以下「第2動作例」という。)、M行(N/2)列の画素数を有する画像の獲得(以下「第3動作例」という。)、および、(M/2)行(N/2)列の画素数を有する画像の獲得(以下「第4動作例」という。)、の何れかの動作が選択的に可能である。第1動作例と比較すると、第2動作例および第3動作例それぞれでは、1画像の画素数が半減するものの、1画像を取得するのに要する時間も半減して、高速な撮像が可能である。また、第1動作例と比較すると、第4動作例では、1画像の画素数が1/4に減少するものの、1画像を取得するのに要する時間も1/4に短縮されて、更に高速な撮像が可能である。また、第2動作例〜第4動作例それぞれにおいて、2個または4個の画素部のデータを纏め読みする際に、各画素部に含まれるフォトダイオードで発生する電荷を1個の寄生容量部で纏めて蓄積するのでは無く、各画素部に含まれるフォトダイオードで発生する電荷を個別の寄生容量部に個々に蓄積して、その後に、その個々に蓄積した電荷の量に応じた電圧値を加算するようにしたので、鮮明な画像を得ることができる。
【0079】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態では列方向または行方向に纏め読みする画素部の個数を2としたが、その個数は3以上であってもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したとおり、本発明によれば、高精細撮像および高速撮像それぞれに切り替えて用いることが可能であり、何れの場合であっても鮮明な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る固体撮像装置1の構成図である。
【図2】本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる画素部Pm,nおよび電圧保持部Hk,nの回路図である。
【図3】本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる信号処理部Snの回路図である。
【図4】本実施形態に係る固体撮像装置1の第1動作例を説明するタイミングチャートである。
【図5】本実施形態に係る固体撮像装置1の第2動作例を説明するタイミングチャートである。
【図6】他の実施形態に係る固体撮像装置の一部構成図である。
【図7】他の実施形態に係る固体撮像装置に含まれる信号処理部Snの回路図である。
【図8】従来の固体撮像装置の受光部の単位セルの構成図である。
【符号の説明】
1…固体撮像装置、Pm,n…画素部、Hk,n…電圧保持部、Sn…信号処理部、F1〜F4…電圧フォロワ回路、A…電圧加算回路。

Claims (4)

  1. 入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと、ゲート端子に入力している電荷の量に応じた電圧値を出力する増幅用トランジスタと、前記フォトダイオードで発生した電荷を前記増幅用トランジスタのゲート端子へ転送する転送用トランジスタと、前記増幅用トランジスタのゲート端子の電荷を放電する放電用トランジスタと、前記増幅用トランジスタから出力される電圧値を選択的に出力する選択用トランジスタとを各々含み、M行N列に2次元配列されたM×N個の画素部Pm,nと(ただし、MおよびNそれぞれは2以上の整数、mは1以上M以下の各整数、nは1以上N以下の各整数)、
    前記M×N個の画素部Pm,nのうちから選択される何れかの画素部の前記選択用トランジスタから出力される電圧値を入力して保持するK×N個の電圧保持部Hk,nと(ただし、Kは2以上M以下の整数、kは1以上K以下の各整数)、
    前記K×N個の電圧保持部Hk,nのうちから選択される何れかの1または2以上の各電圧保持部から出力される電圧値を入力し、その入力した電圧値の総和に応じた電圧値を出力する電圧加算回路と、
    前記M×N個の画素部Pm,nの各列について、該列にあるM個の画素部P1,n〜PM,nのうちから何れかのK個の画素部を選択して、その選択したK個の画素部それぞれの前記選択用トランジスタから出力される電圧値を、前記K×N個の電圧保持部Hk,nのうち該列に対応するK個の電圧保持部H1,n〜HK,nに入力させる第1選択手段と、
    前記K×N個の電圧保持部Hk,nのうちから何れかの1または2以上の電圧保持部を選択して、その選択した各電圧保持部に保持されている電圧値を該電圧保持部から出力させて前記電圧加算回路に入力させる第2選択手段と、
    を備え、
    前記K×N個の電圧保持部H k,n のうちから前記第2選択手段が選択する電圧保持部の個数が可変であり、
    前記M×N個の画素部P m,n のうちから個々の画素部のデータを前記電圧加算回路の出力電圧値として読み出す動作と、前記M×N個の画素部P m,n のうちの行方向または列方向に隣接する複数個の画素部のデータを纏めたものを前記電圧加算回路の出力電圧値として読み出す動作と、を切り替えて行う、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記電圧保持部が、前記第1選択手段により選択された画素部の前記増幅用トランジスタのゲート端子の電荷が放電されて初期化状態にある前記増幅用トランジスタから前記選択用トランジスタを経て出力される電圧値を入力して保持する第1保持部と、該画素部の前記フォトダイオードで発生した電荷の量に応じて前記増幅用トランジスタから前記選択用トランジスタを経て出力される電圧値を入力して保持する第2保持部とを含み、
    前記電圧加算回路が、前記第2選択手段により選択された電圧保持部の前記第1保持部から出力される電圧値の総和と、該電圧保持部の前記第2保持部から出力される電圧値の総和と、の差に応じた電圧値を出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記M×N個の画素部Pm,nの各列に対して前記電圧加算回路が1つずつ設けられていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記M×N個の画素部Pm,nの複数列に対して前記電圧加算回路が1つずつ設けられていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
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