JP4322498B2 - 牛乳中の体細胞を低減させる方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、オレガノを有効成分として牛に与えることからなる牛乳中の体細胞数を低減させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
近年、食品の品質に対する消費者の関心と要求は、ますます厳しくなっている。
このような消費者の動向を反映し、動物から得た生乳をほぼそのまま用いて食品とされる牛乳は、さらに厳格な品質管理が課題となっている。
他方、乳牛に最も頻繁にみられる乳房炎は、依然として大きな問題である。 これは、乳中の体細胞数を増して、食品としての品質に悪影響を及ぼすだけでなく、乳量を低下させる疾患であり、飼育環境、搾乳方法および搾乳機の整備不良など、種々の理由による細菌感染が原因と考えられている。
このため、搾乳機の改良・点検、乳頭のディッピング、抗菌剤による細菌感染治療など、様々な対策が講じられている。
【0003】
しかし、細菌感染を完全に防除することは非常に難しい。また、乳房炎に罹患した牛に対する抗菌剤による治療は、生産された牛乳を廃棄する必要があるため酪農家の経済的な損失が大きいだけでなく、抗菌剤の投与による牛乳中の薬剤残留にも注意を払う必要がある。さらに、抗菌剤での治療によっても、体細胞数が減少しない場合も多く認められている。
近年では、β-カロチンを緑色植物と特定割合で組合わせることにより、乳中の体細胞数が減少し、乳房炎の予防や治療に優れた効果が得られることも知られている(特許文献1)。
しかしながら、この場合に使用されるのは生植物又は乾燥粉末形態の植物で、植物種としてはアルファルファやチモシーが例示されているにすぎず、オレガノ、例えばオレガノの抽出物または粉砕物、特にオレガノの精油を用いて乳中の体細胞数を低減させ得ることは、いまだ知られていない。
【0004】
【特許文献1】
特開平6-98692号公報
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、オレガノ精油で代表されるオレガノの抽出物や粉砕物が、乳中の体細胞数を低減させて乳質を改善できることを見出し、本発明を完成するに至った。
したがって、本発明によれば、オレガノを有効成分として牛に与えることからなる牛乳中の体細胞数を低減させる方法が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の方法においては、オレガノを用いる。
オレガノは、茎、葉及び花が用いられる。
【0007】
この発明で使用されるオレガノは、オレガノの抽出物またはその粉砕物であることが好ましく、その混合物であってもよい。
例えば、オレガノの粉砕物には、当該分野で公知の方法により、適当な大きさに切断もしくは粉砕したもの、あるいはこれらの乾燥物が含まれる。
また、オレガノの抽出物は、自然な形態のオレガノ、または上記のようなオレガノの粉砕物を用いて水蒸気蒸留法、溶剤抽出法など当該分野で公知の方法を行うことにより得ることができる。
【0008】
具体的には、水蒸気蒸留法では、水蒸気をオレガノに吹き込み、水蒸気と共沸する成分を分取し、冷却後、油層を分画することにより油状のハーブ抽出物とすることができる。
また、溶剤抽出法では、水、エタノール、ヘキサンなどの溶剤をオレガノに加え、抽出後、溶剤を除去して、オレガノ抽出物とすることができる。
これらの抽出物を精製する場合には、さらに遠心分離やろ過、減圧濃縮、蒸留などに付してもよく、オレガノ抽出物を効率的に得るには、例えば1〜2cm程度に細断した未乾燥のオレガノを用いることが好ましい。また、オレガノ抽出物を精油として得る場合には、水蒸気蒸留法による抽出処理が好ましい。
【0009】
しかし、オレガノ抽出物は、上記のようにして天然に得られるもののみならず、当該分野で公知の方法により得られる合成品であってもよい。また、オレガノの粉砕物は、オレガノを主成分とするものであれば、オレガノ以外の植物などの粉砕物を含んでいてもよい。
【0010】
本発明者の行った試験によれば、オレガノは動物の乳質を改善する。具体的には、オレガノの抽出物を10〜20日間ほど与えることによって、乳中の体細胞数が著しく低下する。
また、体細胞数が乳汁1ml当たり50〜100万個であれば乳房炎の疑いがあり、100万個以上であれば乳房炎であるとの一般的な判断に基づけば、乳房炎に罹患していた乳牛4頭がオレガノの投与後に0頭となることから、オレガノは、乳房炎の予防又は治療に使用できる。
【0011】
したがって、オレガノは、それ自体で、または当該分野で公知の固体又は液体の賦形剤とともに用いて、動物用乳質改善剤とすることができる。
固体の賦形剤としては、例えば、米ぬか油かす、乳糖、ショ糖、ブドウ糖、コーンスターチ、ゼラチン、澱粉などが挙げられる。また、液体の賦形剤としては、例えば水、グリセリン、植物油、ソルビトールなどが挙げられる。
【0012】
動物用乳質改善剤は、所望により抗菌剤、防カビ剤、駆虫剤、抗酸化剤、色素、着香料、呈味料、酵素のような通常の添加剤と混合されていてもよく、常法により、粉剤、顆粒剤、液剤、錠剤等の形態に製剤化することができる。
これらの剤は、それ自体を動物に投与するか、または動物の摂取する飼料または飲料水に添加して用いることができるが、好ましくは動物用の飼料または飲料水に添加して用いられる。
【0013】
飼料または飲料水は一般に使用されているものであればよく、特に限定されない。これらの一例としては、とうもろこし、小麦粉、ふすま、大豆、コーングルテンフィード、植物性油かす類、アルファルファミール、糖蜜、炭酸カルシウム、リン酸三カルシウム、塩化ナトリウム、塩化コリン、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD3、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ニコチン酸アミド、葉酸等)、アミノ酸類、微量無機塩類、生菌剤などを適宜混合して調製した飼料が挙げられる。
【0014】
オレガノは、対象とする動物の種類および体重などにもよるが、例えばオレガノ精油では通常一日当たり0.01〜100mg/kg B.W.、好ましくは0.1〜10.0mg/kg B.W.で用いることにより、乳中の体細胞数を低下させることができる。
この発明は、さらに前記の動物用乳質改善剤および該剤を添加した動物用飼料または飲料水を動物に与えることからなる動物の飼育方法を提供する。
【0015】
この方法が適用される動物は、その乳が食品などに利用される通常の飼育動物であり、牛、山羊、らくだ、水牛、羊のような哺乳動物が挙げられ、特に牛が好ましい。この発明の動物用乳質改善剤および該剤を添加した動物用飼料または飲料水は、これらの動物それぞれに一般的な方法で与えることができる。
本発明にかかる動物用乳質改善剤は、食品などとして古くから利用されているオレガノを有効成分とするので、投与する動物、その動物から得られる乳、さらには環境などに悪影響を及ぼすことなく、効果的に乳中の体細胞数を低下させ得る点で特筆される。
【0016】
【実施例】
以下、実施例および試験例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例および試験例に限定されるものではない。
実施例:
下記の成分を混合し、オレガノ精油を含有する乳質改善剤を製造した。
オレガノ精油(ロパファルム社製) 100g
大豆油 10g
軽質流動パラフィン 10g
米ぬか油かす 880g
計 1,000g
【0017】
試験例1:
乳牛(29頭)に、実施例の乳質改善剤を、一般に市販されている乳牛飼育用配合飼料(とうもろこし、マイロ、大豆油かす、ふすまなどを主成分として含む)に混合して1日1頭当たりオレガノ精油として1.25gとなるように11日間連続して与え、投与前後に搾乳した全牛乳中の体細胞数を測定した。
体細胞数は、蛍光光学式体細胞数測定法(生乳取扱技術必携、北海道酪農検定検査協会編、131〜132頁;家畜共済の診療指針(II)、全国農業共済協会、178〜180頁参照)にしたがって測定し、牛群検定成績により、その平均を求めた。
【0018】
その結果、全乳牛から得た合乳中の体細胞数は、乳質改善剤の投与により、投与前の342.0×103個/mlから84.7×103個/mlに低下した。
また、個体別の体細胞数を比較したところ、乳質改善剤の投与後には、体細胞を乳汁ml当たり100万個以上含む個体は見られなかった(表1)。
【0019】
【表1】
【0020】
試験例2:
試験例1と同様にして実施例の乳質改善剤を、3農場の乳牛各10頭に1日1頭当たりオレガノ精油として0.25gとなるように20日間連続して与え、投与前後に搾乳した合乳中の体細胞数を測定し、表2の結果を得た。
【0021】
【表2】
【0022】
試験例3:
試験例1と同様にして実施例の乳質改善剤を、乳牛15頭に1日1頭当たりオレガノ精油として1.25gとなるように10日間連続して与えたところ、投与前の体細胞数1317×103個/mlは、乳質改善剤の投与により、992×103個/mlに低下した。
これらの結果が示唆するように、動物にオレガノ精油を投与することにより乳中の体細胞数を著しく低下させ得ることが認められた。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、オレガノを有効成分として含有することからなる動物用乳質改善剤、ならびに動物用乳質改善剤を添加してなる動物用の飼料等およびそれらを使用することからなる動物の飼育方法が提供される。
かかる乳質改善剤等を使用することにより、対象動物やその動物から得られる乳に悪影響を及ぼさずに、動物の乳中の体細胞数を有意に低減できる。
Claims (2)
- オレガノを有効成分として、オレガノ精油として0.25〜1.25g/日/頭の量で牛に与えることからなる、牛乳中の体細胞数を低減させる方法。
- オレガノが、オレガノの精油、抽出物又は粉砕物である請求項1に記載の方法。
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