JP4322371B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、1ページ分の印刷データが展開されるフレームメモリ手段を有する印刷装置および該印刷装置を用いた印刷方法に適用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
以前より、コンピュータから送られた印刷データを印刷装置内でフレームメモリと呼ばれるメモリ上に展開し、1ページ分の印刷可能なデータを作成した上で印刷処理を行う印刷装置が知られている。このような構成は、例えばコンピュータから送られる印刷データをコード化、コマンド化することでそのデータ容量を小さくすることを可能とし、データ転送にかかる時間を短縮したりコンピュータ側の処理負担を軽くしたりする。また、例えばレーザープリンタなど、1ページの印刷処理をライン毎でなく一度に行うタイプや、大量の印刷を高速に処理する装置においても上記1ページの印刷データをメモリ上に展開する構成は必須である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば、顔写真入りの社員証を社員数分作成して印刷する場合を考える。このような場合、図9に示すように、社名や社章および枠柄などの同一の共通印刷イメージImA〜ImCと、顔写真や氏名など特定の箇所のみ異なる固有印刷イメージImD,ImEとが合成された内容の印刷を大量に行うことになる。
【0004】
しかしながら、上記従来の印刷装置では、図9に示すように、共通印刷イメージと固有印刷イメージとからなるイメージIM1,IM2…IMNを印刷する場合でも、ユーザはその印刷面の全イメージImA〜ImC,ImD1,ImE1(又はImD2,ImE2,…,ImDN,ImEN)を含んだ印刷データIN1〜INNを作成して印刷装置に送信しなくてはならない。そのため、ユーザは印刷イメージ作成時に、イメージごとに同じ共通印刷イメージImA〜ImCを繰り返しコピー・ペイストして大量に作成するという煩雑な処理が必要となる。また、コンピュータから印刷装置に同じイメージImA〜ImCのデータが繰り返し送られ、印刷装置で同じイメージImA〜ImCの展開処理が繰り返し行われるなど、余分な処理が多大に行われることになり印刷時間が長くなるという問題があった。
【0005】
この発明の目的は、複数ページの印刷で印刷内容に同じイメージ部分がある場合に、この部分に係る処理を効率的に行い印刷所要時間を短縮することが出来る印刷装置ならびに印刷方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、1ページ分のイメージデータを記憶するフレームメモリ手段(例えばRAMなどのフレームメモリやハードディスクの一領域など)と、該フレームメモリ手段に記憶されたデータに従って1ページの印刷を行う印刷手段とを備えた印刷装置において、上記フレームメモリ手段に記憶された以前のデータを新たなページのデータ受信時まで保持するメモリデータ保持機能を備え、以前のデータを保持したまま、次の印刷データに基づいてイメージデータを部分的にフレームメモリ手段に上書きすることで、以前のページの印刷内容を部分的に残して以後のページを印刷可能な構成とする。
【0007】
上記のような手段によれば、複数ページの印刷内容に同じイメージ(文字イメージも含む)部分がある場合に、上記メモリデータ保持機能を利用することで同じイメージ部分を残したまま異なるイメージ部分のみ上書きして複数ページの印刷を行うことが出来る。それにより、同じイメージ部分の印刷データを繰り返し作成したり、同じ印刷データを繰り返しデータ転送・データ展開したりと云った無駄な処理を省くことができ、コンピュータや印刷装置の処理負担を軽くし印刷処理のスループットを向上することが出来る。
【0008】
また、上記メモリデータ保持機能のオン・オフを切り換える設定が印刷データと共にコンピュータから送信されるコマンドコードに基づいて行われるように構成する。このように構成することで、同一イメージを重ね合わせたり通常の印刷処理が混在する場合などに、コンピュータ側から逐一設定変更可能なので都合が良い。
【0009】
更に、上記メモリデータ保持機能のオン・オフを切り換える設定が操作パネルの操作により行えるように構成する。このように構成することで、同一イメージを含む印刷を膨大な数行う場合などに、各ページ毎に設定データを付加することなく上記操作パネルの設定により、同一イメージを残した印刷処理が可能なので都合が良い。
【0010】
更に、複数種の言語体系の印刷データを展開する複数種言語展開機能を備え、第一の言語の印刷データの展開データを保持して第二の言語の印刷データを展開しフレームメモリ手段に上書きさせることで、複数種の言語体系の印刷データを1ページに合わせて印刷可能なように構成する。
このような手段によれば、例えば、図や写真などのイメージ部分には該イメージを扱うことが得意な言語を使用して印刷データを作成し、文字などのキャラクタを印刷する部分にはキャラクタを扱うことが得意な言語を使用して印刷データを作成し、これら両者の印刷データを印刷装置内で合わせて1ページの印刷を仕上げると云った処理が可能となる。すなわち、1ページ中に複数種類のイメージがある場合に、これら複数種類のイメージをそれぞれ得意な言語で扱って印刷処理することができ、コンピュータ側のイメージ作成処理の処理負担を軽くすることが出来る。
【0011】
また、コンピュータを使用してユーザにより作成された第1の印刷データ、並びに、第1の印刷データと異なるイメージ部分を含む第2以降の印刷データを順次印刷装置に送信する一方、印刷装置において第1の印刷データのイメージデータを保持したまま第2以降のイメージデータを上書きして順次印刷処理を行うと云った印刷方法により、例えば、大部分が同じイメージの印刷を膨大な数行う場合などにユーザは同一のイメージ部分を省いて印刷データを作成して良く、ユーザの処理負担を軽くすることが出来る。
【0012】
また、コンピュータが複数の印刷データを印刷装置に送信する際、前の印刷データと後の印刷データとを比較して同一のイメージ部分があった場合に該イメージ部分のデータを除去したデータを印刷装置に送信する一方、印刷装置は前の印刷データのイメージデータを保持したまま後のイメージデータをフレームメモリに上書きして印刷処理を行うと云った印刷方法を用いることが出来る。
【0013】
このような印刷方法によれば、ユーザは同一イメージのある無しを意識することなく、自動的に同一イメージのデータ転送やデータ展開と云った繰り返しの処理が省かれるので、ユーザの使用方法は従来のままで、コンピュータや印刷装置の処理負担を軽くし印刷処理のスループットを向上することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図1〜図8の図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用して好適な印刷装置1の一実施例を示すブロック図である。
この実施例の印刷装置1は、例えば、感光ドラムに1ページの像を描き該感光ドラムを介して用紙にトナー転写することで高速印刷を可能にしたレーザープリンタであり、その内部には、装置の中心的な制御を行うCPU(Central Processing Unit )10や、コンピュータ100とのデータのやり取りを行う通信インターフェース11、並びに、CPU10により実行される制御プログラムや制御データが記録されたプログラムROM(Read Only Memory)13、コンピュータ100から入力される印刷データを1時的に蓄えておく受信バッファ領域や1ページ分のラスタデータが展開されるフレームメモリ領域(フレームメモリ手段)を備えたメモリ14、メモリ14のフレームメモリ領域に書き込まれたラスタデータを適宜なタイミングで印刷部16に出力していく印刷制御部15、レーザーにより感光ドラムに像を描き用紙にトナー転写を行う印刷部16等が備わっている。また、印刷装置1のケースには用紙サイズや給紙方法の設定などを行う操作パネル等の設定手段12が設けられている。
【0015】
図2は、同一イメージが複数ページに亘って存在する印刷処理において、印刷装置1に転送される印刷データとその印刷結果を示す説明図である。同図において、左側にコンピュータから転送される印刷データIN1〜INNに含まれるイメージ図を、右側に印刷結果OUT1〜OUTNのイメージ図を示している。上から順に1ページ〜Nページのイメージ図である。
【0016】
この実施例の印刷装置1は、前ページの印刷で使用したイメージを次ページの印刷時に残すフレームメモリ保存機能(メモリデータ保持機能)を有している。そして、この機能により、図2に示すように、同一の印刷イメージImA〜ImCが複数ページに亘って存在する内容の印刷を行う場合に、例えば、1ページ目だけに同一の印刷イメージImA〜ImCを含む印刷データIN1を転送し、2ページ目以降は異なる印刷イメージImD2,ImE2〜ImDN,ImDNのみの印刷データIN2…を転送することで、結果として同一の印刷イメージImA〜ImCを全ページに印刷させ且つ異なる印刷イメージImD2,ImE2〜ImDN,ImDNのみ各ページ毎に異なる印刷結果OUT1〜OUTNを得ることが出来る。
【0017】
上記フレームメモリ保存機能は、メモリ14中に記憶される所定のフラグデータ(設定手段)により作用又は非作用の設定に切り換え可能に構成されている。そして、このフラグデータは、1ページの印刷データに付加されるフレームメモリ保存設定データ(印刷時に展開・記憶したフレームメモリの内容を次の印刷で保存するか否かを指示するコマンドコード)により切り換え可能に構成されている。このフレームメモリ保存設定データは、印刷データとともにコンピュータから印刷装置へ送られる。
【0018】
また、フレームメモリ保存機能の設定は、設定手段12のパネル操作により行うことも可能に構成される。具体的には、操作パネルに専用のキーを設けて、このキーが操作されたときにフレームメモリ保存設定のフラグを設定し、このフラグデータに基づいてフレームメモリ保存機能をオン・オフさせる。印刷データに付加されたフレームメモリ保存設定データと設定手段12による設定との両者が行われていた場合には、設定手段12の設定を優先させたり、逆にフレームメモリ保存設定データの設定を優先させたりすると良い。
【0019】
次に、図2の印刷処理を可能とする印刷装置1の内部処理について説明する。
図3と図4は、実施例の印刷装置1の印刷処理の流れを示す機能ブロック図である。同図において、100は印刷要求を行うコンピュータ、20はCPU10とROM13中の解析処理プログラム等から構成されるデータ解析部20、14Aはメモリ14中のフレームメモリ領域である。
【0020】
図3は1ページ目の印刷処理を示すものである。この1ページ目の印刷処理では、印刷装置1はフレームメモリ14Aの内容がリセットされている状態で、コンピュータ100からは印刷するイメージを全て含む印刷データIN1が印刷装置1に送られる。そして、印刷データIN1がデータ解析部20で解析されラスタデータに展開されてフレームメモリ14A上に記憶されていく。
【0021】
展開が完了すると、印刷制御部16にこのラスタデータが送られて実際の印刷が行われる。そして、コンピュータから送信された印刷データIN1が表わすイメージと同じ印刷結果OUT1がプリントアウトされる。
図4は2ページ目以降の印刷処理を示すものである。2ページ目以降の処理では、フレームメモリ保存設定がオンに設定される。コンピュータ100からは共通印刷イメージを省略して異なる固有イメージ部分のみを表す印刷データIN2…が印刷装置1に送られる。印刷装置側では受信した印刷データIN2…が展開される前に通常行われるフレームメモリ14Aの消去が実行されずに、前ページのデータがフレームメモリ14A上に残されたままとなる。
【0022】
そして、印刷データIN2のフレームメモリ14Aへの展開が行われる。印刷データIN2…の展開は、印刷データIN2…内に含まれるイメージの範囲や指定されたイメージ枠の範囲のみ行われ、その範囲のラスタデータのみがフレームメモリ14A上に上書きされる。このような展開方法は、HPGL(Hewlett-Packard Graphics Language)言語やPostScript言語などのデータフォーマットにおいて従来行われているものと同じであり、従来の展開アルゴリズムをそのまま使用することが出来る。
【0023】
このように、2ページ目以降の印刷データが固有イメージの部分は上書きされ、固有イメージ以外の部分には1ページ目のデータ(共通イメージ)が残され、固有イメージと共通イメージとが合成された新たなラスタデータがフレームメモリ14Aに記憶される。そして、印刷部16にこのラスタデータが送られて実際の印刷が行われ、前後ページで同一のイメージが残され、異なるイメージが書き換えられた印刷結果OUT2…がプリントアウトされる。
【0024】
なお、上記の印刷データの展開方法は、従来の言語をそのまま利用して行うのでなく、例えば、展開される範囲と展開されない範囲をコンピュータ側で別途指定可能な新たな言語体系を作り、該言語体系を用いた方法としても良い。このようなアルゴリズムを用いることで、前ページに上書きされる範囲と、上書きされずに前ページのイメージが残る部分とがユーザにとって明確に区別可能なものとなり好ましい。
【0025】
また、この実施例では、データ解析部20の展開機能として、HPGL言語とPostScript言語との複数の言語の印刷データに対応した複数種言語対応の展開機能を採用している。この機能は、それぞれの言語を識別した上で、それぞれの言語体系に則って印刷データをラスタデータに展開していくものである。
この機能を本発明のフレームメモリ保存機能に併用させることで、イメージをつぎ合わせる前ページと後ページとにそれぞれ異種のイメージ(例えば図や写真のイメージとフォントイメージなど)を分けて作成し、且つ、夫々のイメージ種に得意な言語を使用して印刷データを作成し、その後、両者を合わせて印刷するようなことが可能となる。すなわち、前後のページをフレームメモリ保存設定により1ページに合わせることで、それぞれ得意な言語で作成した多種のイメージを効率良く1ページに集約してプリントアウトすることが可能となる。
【0026】
図5には、印刷装置1のCPU10により行われる印刷処理のフローチャートを示す。
この処理は、電源投入からイニシャル処理を経て印刷可能な状態にされた後、コンピュータ側から印刷データの送信があった場合に開始される処理である。すなわち、コンピュータ側から印刷データの送信があると、先ず、これら印刷データが一旦メモリ14上の受信バッファ領域に蓄えられ、その後、ステップS1において受信バッファから1ページ分の印刷データを読み出す処理が開始される。
【0027】
次に、ステップS2において1ページの印刷データ中に含まれるフレームメモリ保存機能の設定データに基づいて、フレームメモリ14Aのデータを保持するか否かの判断を行い、該設定データが「0」で保持しないのであればステップS3に移行してフレームメモリ14Aの内容をクリアするが、該設定データが「1」で保持するのであればステップS3のクリア処理を飛ばしてステップS4にジャンプする。
【0028】
つまり、この1ページの印刷データの処理開始時に通常行われるフレームメモリ14Aのクリア処理を飛ばすことで、前ページのイメージの一部又は全部を次ページに残すことが可能となる。
ステップS4では、1ページの印刷データを先頭から解析していく処理を行う。ステップS5では、解析した印刷データのコマンドに従って作図処理を行いラスタデータに展開してフレームメモリ14Aに上書きする処理をする。そしてステップS6に移行する。
【0029】
ステップS6では、1ページの印刷データの解析が終了したか否かを判別して、終了ならステップS7に移行し、終了してなければステップS4に戻って再びデータ解析とフレームメモリ14Aへの書込み処理を繰り返す。
つまり、これらステップS4〜S6の繰返し処理により、ステップS1で入力された印刷データに含まれるイメージ(又はイメージ枠)範囲のみが書き換えられ、その他の範囲はフレームメモリ14A上に残されたイメージが複数ページ間に亘って保持される。
【0030】
ステップS7では、フレームメモリ14Aに記憶されたラスタデータを印刷制御部15に送って実際に印刷を行う処理が行われ、1ページの印刷結果がプリントアウトされる。そして、これらステップS1〜S7の印刷処理を終了する。
その後、次ページの印刷データが受信バッファから入力されることで、再びステップS1からの処理が繰り返され、複数ページの印刷処理が順次実行されていく。更に、コンピュータ側から送られた全ページの印刷が完了した場合には、再びコンピュータから印刷データが送られるまで待機される。
【0031】
図6と図7には、コンピュータ100側の処理の一例を説明する図を示す。
以下に示すコンピュータ100側の処理は、コンピュータ100に組み込まれたプリンタ制御プログラム(プリンタドライバ)により、コンピュータ100のCPUにより実行されるものである。このプリンタ制御プログラムには、ユーザによりフレームメモリ保存機能の設定を行うユーザ設定モードと、自動でフレームメモリ保存機能の設定を行う自動設定モードの2種類のモードがあり、ユーザの選択操作により何れかのモードが選択されるようになっている。
【0032】
図6(a)は、上記ユーザ設定モードの印刷処理を示すフローチャートである。
この印刷処理は、コンピュータ100により任意のイメージが作成された後、印刷実行の操作に基づき開始される。この処理が開始されると、先ず、ステップS11においてユーザにより印刷形式(例えば用紙サイズ、印刷ページ、部数など)の設定入力が行われて、ステップS12に移行する。
【0033】
ステップS12では、ステップS11と同様にユーザによりフレームメモリ保存機能の設定入力が行われる。このフレームメモリ保存設定は、コンピュータ画面に表示された設定入力画面に従って、フレームメモリ保存設定をオンにするページとオフにするページとが、印刷書類の各ページ毎に設定可能な形式になっている。そして、設定が済んだらステップS13に移行する。
【0034】
ステップS13では、1ページ毎に作成されたイメージをHPGL言語やPostScript言語のコマンド体系に変換して印刷データを作成し、ステップS14に移行する。
ステップS14では、1ページの印刷データ毎に付加されるフレームメモリ保存設定データや形式データ等を前ステップで作成した印刷データに付加して転送データを作成しステップS15に移行する。
【0035】
ステップS15では、ステップS14で作成した転送データを印刷装置1に転送し、全ての転送が完了したらこの印刷処理を終了する。
図6(b)は上記印刷処理のステップS15により印刷装置1に送られる転送データの一例を示すデータチャートである。
転送データ200は、用紙サイズや印刷部数等の形式データを含むヘッダー部201と、HPGL言語やPostScript言語のコマンドによりイメージ内容やその配置が1ページ毎に示された印刷データ部202a〜202zとから構成される。そして、各ページの印刷データの最後の列に、上記フレームメモリ(FM)保存機能の設定データ203a〜203zが記録されるようになっている。
【0036】
つまり、この設定データ201aが「1」の場合に、次ページ又は次文書の先頭ページの印刷データの展開前に通常行われるフレームメモリ14Aのクリア処理が省かれ、設定オンとされた本ページのイメージが残されることとなる。一方、フレームメモリ保存設定データ201aが「0」の場合には、次ページ又は次文書の先頭ページの印刷データの展開前にフレームメモリ14Aのクリア処理が行われて、本ページのイメージが次ページ以降払拭されることになる。
【0037】
従って、図6(a)の印刷処理によれば、例えば、同じイメージを含む印刷を膨大な数行う場合などに、ユーザが同一のイメージ部分を1ページ目に作成する一方、その他のページをこのイメージ部分を省いて作成し、更に、2ページ目以降のフレームメモリ保存機能の設定をオンにすることで、同一イメージのデータを繰り返し転送したり、同一イメージの印刷データの展開を繰り返し行ったりといった無駄な処理が省かれ、コンピュータ100や印刷装置1の処理負担が軽くなり、印刷処理のスループットを向上することが出来る。更に、ユーザの処理負担も軽くすることが出来る。
【0038】
図7は、コンピュータにより実行される自動設定モードの印刷処理を示すフローチャートである。
この処理が開始されると、先ず、ステップS21において、ユーザにより印刷形式(用紙サイズ、印刷ページ、部数など)の設定入力が行われてステップS22に移行する。
【0039】
ステップS22では、コンピュータ100で作成された複数ページの印刷内容を1ページ目から前後のページで比較する処理を行い、次いで、ステップS23において同じイメージ部分があったか否かの判別処理が行われる。
その結果、同じイメージがあってステップS24に移行した場合には、順次、該ステップにおいて後のページからこのイメージを削除し、ステップS25において前ページの印刷データに付加されるフレームメモリ保存設定をオンする処理を行いステップS27に移行する。
【0040】
一方、同じイメージがなくてステップS26に移行した場合は、該ステップにおいて前ページの印刷データに付加されるフレームメモリ保存設定をオフする処理を行いステップS27に移行する。
ステップS27では、処理ページの印刷データを作成してステップS28に移行する。
【0041】
ステップS28では、全ページの処理が完了したか否かの判別を行い、まだ未処理ページがあればステップS22に戻って、未処理ページについてステップS22〜S27の処理を繰り返す一方、全ページ処理したのであれば、順次ステップS29で転送データの作成、ステップS30で印刷装置1への転送処理を行って、この印刷処理を終了する。
【0042】
つまり、この図7の印刷処理によれば、ユーザは前後ページのイメージの重複等を意識することなく、コンピュータにおけるイメージ作成を通常どおり行い、通常どおり印刷処理を実行操作するだけで、同イメージの削除とフレームメモリ保存機能のオン設定とが自動的に行われるようになっている。それにより、共通イメージ部分の印刷データを繰り返し転送したり、共通イメージの展開を繰り返し行ったりと云う無駄な処理を省くことが出来る。つまり、ユーザの使用方法は従来のままで、コンピュータや印刷装置の処理負担を軽くし印刷処理のスループットを向上することが出来る。
【0043】
図8には、コンピュータ側で作成される印刷データと設定データの一例を示す。
印刷データは、各ページ毎に区切られて構成される。ページ区切りは各ページの印刷データの先頭に付加される「% file」で識別される。その後に、画像データの印刷位置を示す始点座標「x1 y1」と画像データが添付される。イメージが複数ブロックある場合は、上記始点座標と画像データとが複数個連続して付加される。
【0044】
そして、各ページの印刷データの終わりに、印刷データの展開を指示する「showpage」のコマンドと、更に、本発明のフレームメモリ保存機能をオンする場合には「true setsaveframememory」のコマンドが付加される。
図8の印刷データでは、3ページ分の印刷データが含まれている。1ページ目の印刷データでは、イメージブロック1〜イメージブロックnまでの複数の画像データが添付され、且つ、フレームメモリ保存設定がオンとなっている。2ページ目と3ページ目の印刷データには、変更するイメージブロックmとnの画像データのみ添付され、フレームメモリ保存機能はオフにされている。
【0045】
このような印刷データにより、図2に示す印刷処理と同等の処理が行われる。
以上のように、この実施例の印刷装置1によれば、複数ページの印刷内容に同じイメージ(文字イメージも含む)部分がある場合に、上記フレームメモリ保存設定を利用して同じイメージ部分を残したまま異なるイメージ部分のみ上書きさせて印刷を行うことで、繰り返し同じイメージ部分の印刷データを作成したり、同じ印刷データを繰り返しデータ転送したりデータ展開したりと云った無駄な処理を省いて、印刷処理のスループットを向上することが出来る。
【0046】
また、上記のフレームメモリ保存設定の切り換えが操作パネルの操作により行えるので、例えば、大部分が同じイメージの印刷を膨大な数行う場合などに、印刷装置のパネル設定であたかも大部分の同一イメージが常に印刷される装置として扱うことが出来て都合が良い。
また、フレームメモリ保存設定の切り換えがコンピュータ100からの印刷データの送信時にデータ転送により行えるので、同一イメージを重ね合わせる印刷処理や通常の印刷処理が混在する場合などに、コンピュータ側から逐一設定変更可能なので都合が良い。
【0047】
また、複数言語対応の展開機能と上記フレームメモリ保存設定とを併用して、複数種の言語体系の印刷データを1ページに合わせることが可能なので、1ページ中に複数種類のイメージがある場合に、これら複数種類のイメージをそれぞれ得意な言語で扱って印刷処理することが出来る。これによりイメージ作成中のコンピュータ100側の処理負担を軽くすることが出来る。
【0048】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、印刷装置は、レーザープリンタに限られず、インクジェットプリンタやサーマルラインプリンタなど、種々の印刷装置に適用することが出来る。
【0049】
また、フレームメモリ手段は、例えば長大な印刷紙に印刷を行う装置において1ページ分の展開データが膨大なデータ容量になることからハードディスク等の大規模記憶装置が用いられることもある。その他、不揮発性半導体記憶装置、光記憶媒体や光磁気記憶媒体を用いた記憶装置など、種々の記憶装置を用いても良いことは言うまでもない。
【0050】
また、コンピュータ100から印刷装置1に送信される印刷データの種類として、HPGL言語やポストスクリプト言語のデータを例示したが、その他の形式の印刷データも同様に取り扱うことが出来る。
また、フレームメモリ手段に展開されて上書き処理される展開データの種類としてラスタデータを挙げたが、ラスタデータになる前の中間コードデータを用いても、該中間コードデータがイメージの印刷位置とメモリ上の記憶位置とが連係されているデータであれば、前記実施例と同様の取り扱いで同様の作用効果を得ることが出来る。
【0051】
【発明の効果】
本発明に従うと、複数ページの印刷内容に同じイメージ(文字イメージも含む)部分がある場合に、繰り返し同じイメージ部分の印刷データを作成したり、同じ印刷データを繰り返しデータ転送したりデータ展開したりと云った無駄な処理を省くことが出来る。それにより、コンピュータや印刷装置の処理負担を軽くし印刷処理のスループットを向上することが出来るという効果が得られる。
【0052】
また、メモリデータ保持機能の設定を印刷データの送信時にデータ転送により行うことで、同一の共通イメージを含む複数印刷処理と通常の印刷処理とが混在する場合などに、各処理に応じてコンピュータ側から設定変更できるという効果が得られる。また、メモリデータ保持機能の設定をパネル操作により行えるようにすることで、共通イメージを含む印刷を多数行う場合などに、コンピュータはいちいち各ページ毎に設定データを付加せずに印刷データを送信することが可能なので、従来の送信データフォーマットを変える必要がない。
【0053】
また、複数種の言語体系の印刷データを1ページに合わせることが可能なので、1ページ中に複数種類のイメージがある場合に、これら複数種類のイメージをそれぞれ得意な言語で扱って印刷処理することが出来る。これによりイメージ作成中のコンピュータ側の処理負担を軽くできるという効果がある。
また、コンピュータにより自動的に前後のページが比較されてメモリデータ保持機能の設定を行わせる印刷方法により、ユーザの使用方法は従来のままで、コンピュータや印刷装置の処理負担を軽くし印刷処理のスループットを向上することが出来る。
【0054】
また、ユーザがメモリデータ保持機能の設定を行って前後ページの継ぎ合せ印刷を行う印刷方法により、例えば、大部分が同じイメージの印刷を膨大な数行う場合などにユーザは同一のイメージ部分を省いて印刷データを作成して良く、ユーザの処理負担を軽くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な印刷装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】同一イメージが複数ページに亘って存在する印刷処理において、実施例の印刷装置に転送される印刷データとその印刷結果を示す説明図である。
【図3】フレームメモリ保存設定がオフの場合における印刷処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図4】フレームメモリ保存設定がオンの場合における印刷処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図5】実施例の印刷装置の印刷処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】コンピュータ側の処理を示すもので、(a)はその印刷処理の一例を示すフローチャート、(b)は転送データの一例を示すデータチャートである。
【図7】コンピュータにより実行される印刷処理のその他の例を示すフローチャートである。
【図8】コンピュータ側で作成され印刷装置に転送される印刷データの一例を示す図である。
【図9】同一イメージが複数ページに亘って存在する印刷処理において、従来の印刷装置に転送する必要がある印刷データとその印刷結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 印刷装置
10 CPU
11 通信インターフェース
12 操作パネル
13 プログラムROM
14 RAM
14A フレームメモリ
16 印刷部
20 データ解析部(展開手段)
201a フレームメモリ保存設定データ
ImA〜ImC 同一のイメージ
ImD1,ImE1〜ImDN,ImEN ページ毎に異なるイメージ
IN1〜INN 印刷データ
OUT1〜OUTN 印刷結果
Claims (6)
- 1ページ分のイメージデータを記憶するフレームメモリ手段と、該フレームメモリ手段に記憶されたデータに従って1ページの印刷を行う印刷手段とを備えた印刷装置において、
コンピュータから入力される印刷データを蓄える受信バッファと、
前記受信バッファに蓄えられた前記印刷データを解析するデータ解析部を含み、前記データ解析部の解析に基づいて前記印刷データを前記イメージデータに展開して前記フレームメモリ手段に記憶し、前記フレームメモリ手段に記憶された前記イメージデータを前記印刷手段に送信する制御をする印刷処理部と、
前記イメージデータを前記フレームメモリ手段から消去するか消去せずに保持するかを指示する設定データを保持するフレームメモリ保存設定メモリと、
を有し、
前記印刷データは前記イメージデータの印刷位置の範囲を示すデータと前記設定データを変更するフレームメモリ保存設定データを含み、
前記印刷処理部は、前記受信バッファに蓄えられた印刷データを前記解析手段によって解析し、前記フレームメモリ保存設定データに基づいて前記設定データを変更し、前記設定データが消去の指示の場合は、既に記憶されているイメージデータを前記フレームメモリ手段から消去し、展開したイメージデータを前記印刷位置の範囲を示すデータに基づいて前記フレームメモリ手段に上書き記憶し、前記設定データが消去しないの指示の場合は、既に記憶されているイメージデータを前記フレームメモリ手段から消去せずに保持したまま、展開したイメージデータを前記印刷位置の範囲を示すデータに基づいて前記フレームメモリ手段に上書き記憶することを特徴とする印刷装置。 - 入力パネルを更に有し、前記入力パネルの操作によって前記フレームメモリ保存設定メモリの前記設定データを切り換える場合は、前記印刷データに基ずく前記設定データの切り換えより優先して切り換わることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 入力パネルを更に有し、前記入力パネルの操作によって前記フレームメモリ保存設定メモリの前記設定データを切り換える場合は、前記印刷データに基づく前記設定データの切り換えのほうを優先することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記印刷処理部は、前記印刷データが前後のページが夫々異なる言語で記載されている場合に、前記フレームメモリ手段に前記前のページのイメージデータを記憶させた後に、前記後のページのイメージデータを上書き記憶させてイメージデータを合成し、前記フレームメモリ手段に記憶されたイメージデータを前記印刷手段に送信することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 請求項1〜4の何れかに記載の印刷装置にコンピュータから印刷データを送信することで該印刷データの印刷処理を行う印刷方法であって、
前記コンピュータは、前記印刷データに前記設定データを変更する前記フレームメモリ保存設定データを付加する工程と、
前記印刷データと異なるイメージ部分を含む後のページの印刷データに前記フレームメモリ保存設定データを加える工程と、
前記印刷データと前記後のページの印刷データを前記印刷装置に送信する工程と、
を有することを特徴とする印刷方法。 - 請求項1〜4の何れかに記載の印刷装置にコンピュータから印刷データを送信することで該印刷データの印刷処理を行う印刷方法であって、
上記コンピュータは、前の印刷データと後の印刷データとを比較して、前記後の印刷データに前記前の印刷データと同一のイメージ部分があった場合に該イメージ部分のデータを除去する工程と、
前記後の印刷データに前記フレームメモリ手段を消去しない指示をするフレームメモリ保存設定データを加える工程と、
前記前の印刷データと前記後の印刷データを前記印刷装置に送信する工程と、
を有することを特徴とする印刷方法。
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