JP4321621B2 - 負圧発生装置の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は負圧発生装置の制御装置に関し、特に吸気通路から取り出そうとする負圧の大きさに応じてエゼクタを機能させる負圧発生装置の制御装置に関する。
従来、車両において内燃機関の吸気系の吸気通路(例えばインテークマニホールドやサージタンク)から取り出そうとする負圧(以下、単に吸気管負圧とも称す)よりも、さらに大きな負圧をブレーキブースタなどの負圧作動装置に供給するためにエゼクタが利用されている。このエゼクタに関し、本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献1で提案されている。
特開2005−297654号公報
ここで、吸気管負圧は一般にアイドル時に最も大きな負圧となる。このため、負圧作動装置の負圧は一般にアイドル時に十分な大きさに確保される。また、エゼクタが機能していない場合には、負圧作動装置は吸気管負圧を取り出すことになる。一方、同じアイドル時であっても吸気管負圧は種々の条件のもとその大きさが変化する。すなわち、同じアイドル時であっても吸気管負圧の大きさが小さく、負圧作動装置の負圧の大きさとしては不十分な場合がある。
これに対してエゼクタを機能させれば、吸気管負圧よりも大きな負圧を負圧作動装置に供給できる。このため、エゼクタは例えば吸気管負圧が負の値で所定値よりも大きいときに機能させることが好適であるといえる。この点、アイドル時に負圧作動装置の負圧を十分な大きさに確保するにあたっては、さらに例えばスロットル弁が所定開度(アイドル時にスロットル弁が開かれる開度を閉じ側に含み、且つこの開度に近い値)よりも閉じられているときにエゼクタを機能させることで、アイドル時を含むようにして、すなわちアイドル時にエゼクタを機能させることができる。
しかしながら上記のようにエゼクタを機能させた場合、以下に示す課題が存在する。図4は車両走行時の様子を吸気管負圧、エゼクタの作動状態及びスロットル開度を用いて示す図である。また図4では、上述したように吸気管負圧が負の値で所定値よりも大きいときに、さらにスロットル弁が所定開度よりも閉じられているときに、エゼクタが機能するようになっている。
図4に示すように、スロットル弁が開かれると吸気管負圧が低下する。すなわち負の値としては大きくなる。その後、定常的な加速状態を経てスロットル弁が閉じられると、吸気管負圧は増大する。すなわち負の値としては小さくなる。このとき車両は減速状態にあるが、吸気管負圧の変化はスロットル開度の変化に対して応答遅れを有する。このため、スロットル開度が所定値よりも小さくなったときにも、吸気管負圧が所定値(ここでは図示の負圧判定値)よりも大きくなっている状態が発生する。
この状態は、吸気管負圧が負の値で所定値よりも大きいときに、さらにスロットル弁が所定開度よりも閉じられているときに該当する。したがってこのときエゼクタは機能するが、その後すぐに吸気管負圧が所定値以下になるため、機能したエゼクタは機能停止することになる。すなわち、係る場合にはその後すぐに吸気管負圧が所定値以下になるにも関わらず、エゼクタが瞬間的に作動(機能及び機能停止すること)してしまうことになる。このことから、吸気管負圧の変化がスロットル開度の変化に対して応答遅れを有している過渡的な減速状態では、エゼクタが無用に作動してしまう虞があることがわかった。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、車両減速時にエゼクタが無用に作動することを防止できる負圧発生装置の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は車両が備える内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧よりも大きな負圧を発生させるエゼクタと、該エゼクタを機能、或いは機能停止させる状態変更手段とを有して構成される負圧発生装置を制御するための負圧発生装置の制御装置であって、
前記吸気通路から取り出そうとする負圧が負の値で所定値よりも大きく、且つ前記吸気通路に配設されたスロットル弁が所定開度よりも閉じられているときに、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させる制御において、前記車両が吸気管負圧の変化がスロットル開度の変化に対して応答遅れを有している過渡的な減速状態にあるときに、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止する特定禁止制御手段を備え、
前記所定開度が、アイドル時に前記スロットル弁が開かれる開度を閉じ側に含み、且つ当該開度に近い値であるとともに、アイドル時に前記エゼクタを機能させるために用いられる値であることを特徴とする
本発明によれば、車両が過渡的な減速状態にあるときにエゼクタの作動を禁止できることから、車両減速時にエゼクタが無用に作動することを防止できる。このため本発明によれば、状態変更手段の耐久性の低下を抑制できるとともに、負圧発生装置へ異物が混入する可能性を低減できる。またエゼクタは一般にスロットル弁を迂回するバイパス路に配設されており、エゼクタが機能したときには、エゼクタを流通する分だけ内燃機関の吸入空気量が増大することになる。これに対して本発明によれば、エゼクタが無用に作動することによって内燃機関の吸入空気量が変化し、車両のドライバビリティに悪影響が及ぶことも防止できる。
アイドル時にエゼクタを機能させると、吸入空気量が増大する結果、アイドル回転数の目標回転数への制御が困難になり、アイドル回転数が不安定になることもある。この点、エゼクタはさらに「アイドル時に」スロットル弁がある所定開度よりも開かれた状態で機能するように制御されることが好適であるといえるが、この状態は、上述したスロットル弁が所定開度よりも閉じられているときに含まれるものである。また、吸気通路に配設されたスロットル弁が所定開度よりも閉じられているときに、という条件は、アイドル時にと換言してもよく、このように換言した場合も本発明に含まれるものである。
本発明によれば、車両減速時にエゼクタが無用に作動することを防止できる負圧発生装置の制御装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1はECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)40で実現されている本実施例に係る負圧発生装置の制御装置を、負圧発生装置100とともに模式的に示す図である。内燃機関50を始めとした図1に示す各構成は車両(図示省略)に搭載されている。内燃機関50の吸気系10は、エアクリーナ11と、エアフロメータ12と、電動スロットル13と、インテークマニホールド14と、内燃機関50の各気筒(図示省略)に連通する図示しない吸気ポートと、これらの構成の間に適宜配設される例えば吸気管15a、15bなどを有して構成されている。エアクリーナ11は内燃機関50の各気筒に供給される吸気を濾過するための構成であり、図示しないエアダクトを介して大気に連通している。エアフロメータ12は吸入空気量を計測するための構成であり吸入空気量に応じた信号を出力する。
電動スロットル13は、スロットル弁13aと、スロットルボディ13bと、弁軸13cと、電動モータ13dとを有して構成されている。スロットル弁13aは、内燃機関50に供給する吸入空気量を開度変化により調整するための構成である。スロットルボディ13bは、吸気通路が形成された筒状部材からなる構成であり、この吸気通路に配設されたスロットル弁13aの弁軸13cを支持する。電動モータ13dは、ECU40の制御の基、スロットル弁13aの開度を変更するための構成であり、この電動モータ13dにはステップモータが採用されている。電動モータ13dはスロットルボディ13bに固定されており、その出力軸(図示省略)は弁軸13cに連結されている。スロットル弁13aの開度は、電動スロットル13に内蔵された図示しないスロットル開度センサからの出力信号に基づき、ECU40で検出される。
なお、スロットル機構には電動スロットル13のようなスロットル弁13aをアクチュエータで駆動するスロットルバイワイヤ方式のほか、例えば電動スロットル13の代わりにワイヤなどを介してアクセルペダル(図示省略)と連動し、スロットル弁13aの開度が変更されるような機械式スロットル機構が適用されてもよい。インテークマニホールド14は、上流側で一つの吸気通路を下流側で内燃機関50の各気筒に対応させて分岐するための構成であり、吸気を内燃機関50の各気筒に分配する。
ブレーキ装置20はブレーキペダル21と、ブレーキブースタ(負圧作動装置)22と、マスターシリンダ23と、ホイルシリンダ(図示省略)とを有して構成されている。運転者が車輪の回転を制動するために操作するブレーキペダル21は、ブレーキブースタ22の入力ロッド(図示省略)と連結されている。ブレーキブースタ22は、ペダル踏力に対して所定の倍力比でアシスト力を発生させるための構成であり、内部でマスターリシンダ23側に区画された負圧室(図示省略)が、エゼクタ30を介してインテークマニホールド14の吸気通路に接続されている。ブレーキブースタ22は、さらにその出力ロッド(図示省略)がマスターシリンダ23の入力軸(図示省略)と連結されており、マスターシリンダ23は、ペダル踏力に加えてアシスト力を得たブレーキブースタ22からの作用力に応じて油圧を発生させる。マスターシリンダ23は、油圧回路を介して各車輪のディスクブレーキ機構(図示省略)に設けられたホイルシリンダ夫々に接続されており、ホイルシリンダはマスターシリンダ23から供給された油圧で制動力を発生させる。なお、ブレーキブースタ22は気圧式のものであれば特に限定されるものではなく、一般的なものであってよい。
エゼクタ30は、吸気系10、より具体的にはスロットル弁13aよりも下流側にあるインテークマニホールド14から取り出そうとする負圧(吸気管負圧)よりもさらに大きな負圧を発生させてブレーキブースタ22の負圧室に供給するための構成である。エゼクタ30は、流入ポート31aと流出ポート31bと負圧供給ポート31cとを有している。これらのうち、負圧供給ポート31cがエアホース5cでブレーキブースタ22の負圧室に接続されている。また、流入ポート31aは吸気管15aの吸気通路にエアホース5aで、流出ポート31bはインテークマニホールド14の吸気通路にエアホース5bで、電動スロットル13、より具体的にはスロットル弁13aを挟むようにして夫々接続されている。これによって、電動スロットル13を迂回するバイパス路Bが、エゼクタ30を含んでエアホース5aと5bとで形成される。なお、エゼクタ30が機能していない場合、ブレーキブースタ22の負圧室には、インテークマニホールド14の吸気通路から、エアホース5b、エゼクタ30の流出ポート31b及び負圧供給ポート31c、エアホース5c夫々を介して負圧が供給される。
エアホース5aには、VSV(バキュームスイッチングバルブ)1を介在させている。VSV1は、ECU40の制御の基、バイパス路Bを連通、遮断するための構成であり、本実施例では2ポジション2ポートのノーマルクローズドソレノイドバルブを採用している。但し、これに限られず、VSV1は他の適宜の電磁弁などであってよく、さらに例えば流路の遮蔽度合いを制御可能な流量調整弁などであってもよい。また、このVSV1はバイパス路Bを連通、遮断することで、エゼクタ30を機能、或いは機能停止させるための構成となっている。本実施例では、VSV1で状態変更手段を実現している。
図2はエゼクタ30の内部構成を模式的に示す図である。エゼクタ30は内部にディフューザ32を備えている。ディフューザ32は、先細テーパ部32aと、末広テーパ部32bと、これらを連通する通路にあたる負圧取出部32cとで構成されている。先細テーパ部32aは、流入ポート31aに対向するようにして開口しており、末広テーパ部32bは、流出ポート31bに対向するようにして開口している。また、負圧取出部32cは、負圧供給ポート31cに連通している。流入ポート31aには、流入してきた吸気を先細テーパ部32aに向けて噴射するノズル33が配設されており、ノズル33から噴射された吸気はディフューザ32を流通し、さらに流出ポート31bからエアホース5bに流出する。この際、ディフューザ32で高速噴流が生起されることにより、ベンチュリー効果で負圧取出部32cに大きな負圧が発生し、さらにこの負圧は負圧供給ポート31cからエアホース5cを介して負圧室に供給される。このようなエゼクタ30の機能により、ブレーキブースタ22は、インテークマニホールド14から取り出す場合よりも大きな負圧を得ることができる。
なお、負圧取出部32cと負圧供給ポート31cとの間の内部流路と、流出ポート31bと負圧供給ポート31cとの間の内部流路と、ブレーキブースタ22のエアホース5c接続部とに設けられた逆止弁34は、夫々逆流を防止するためのものである。また、エゼクタ30は図2に示す内部構造を備えるものに限られず、その他の異なる内部構造を備えるエゼクタをエゼクタ30の代わりに適用してよい。本実施例では負圧発生装置100はVSV1とエゼクタ30とを有して実現されており、この負圧発生装置100はさらに具体的にはエアホース5a、5b及び5cと逆止弁34とを有して構成されている。
ECU40は、図示しないCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを有して構成されるマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す)や入出力回路などを有して構成されている。ECU40は主として内燃機関50を制御するための構成であり、本実施例ではVSV1や電動スロットル13なども制御している。ECU40にはVSV1や電動スロットル13のほか、各種の制御対象が接続されている。また、ECU40にはスロットル開度センサや、車速を検出するための車速センサ71や、内燃機関50の水温を検出するための水温センサ72や、内燃機関50の回転数NEを検出するためのクランク角センサ73などの各種のセンサが接続されている。
ROMはCPUが実行する種々の処理が記述されたプログラムを格納するための構成であり、本実施例では内燃機関50制御用のプログラムのほかに、種々の条件のもと、エゼクタ30を機能、或いは機能停止させるようにVSV1を制御する(以下、単にVSV1を開く、或いは閉じるとも称す)ためのVSV1制御用のプログラムなども格納している。なお、これらのプログラムは一体として組み合わされていてもよい。VSV1制御用プログラムは、インマニ負圧が負の値で所定値Pよりも大きいときに、VSV1を開くように制御するための負圧確保制御用プログラムを有して構成されている。この負圧確保制御用プログラムは、さらにスロットル弁13aが所定開度αよりも閉じられているときに、VSV1を開くように制御するよう作成されている。
またVSV1制御用プログラムは、車両が過渡的な減速状態にあるときに、VSV1が開かれることを禁止する特定禁止制御用プログラムを有して構成されている。この特定禁止制御用プログラムは、本実施例では具体的には車両が過渡的な減速状態にあるときに、負圧確保制御用プログラムに基づいてVSV1が開かれる場合に、VSV1が開かれることを禁止するように作成されている。またこの特定禁止制御用プログラムは、車両が過渡的な減速状態にあるときとして、吸入空気量の変化が負の値で所定値βよりも小さいときに、VSV1が開かれることを禁止するように作成されている。このため、VSV1制御用プログラムは、車両が過渡的な減速状態にあるか否かを判定するための減速過渡時判定用プログラムも有して構成されており、本実施例ではこの減速過渡時判定用プログラムが、吸入空気量の変化が負の値で所定値βよりも大きいか否かを判定するように作成されている。本実施例ではマイコンと上述の各種のプログラムとで各種の制御手段や検出手段や判定手段などが実現されており、特にマイコンと特定禁止制御用プログラムとで特定禁止制御手段が実現されている。
次にECU40で行われる処理を図3に示すフローチャートを用いて詳述する。ECU40は、ROMに格納された前述の各種のプログラムに基づき、CPUがフローチャートに示す処理を極短い時間で繰り返し実行することで、車両が過渡的な減速状態にあるときにVSV1が開かれることを禁止する。CPUはスロットル開度が所定値αよりも小さいか否かを判定する処理を実行する(ステップS11)。否定判定であれば、CPUはVSV1を閉じるための処理を実行する(ステップS16)。一方、ステップS11で肯定判定であれば、CPUは吸気管負圧が負の値で所定値Pよりも大きいか否かを判定する処理を実行する(ステップS12)。否定判定であればステップS16に進む。
一方、ステップS12で肯定判定であれば、CPUは吸入空気量の変化を算出する処理を実行する(ステップS13)。吸入空気量の変化は、内燃機関50の運転状態(例えば回転数NE及びスロットル開度)に基づいて吸入空気量を算出するとともに、エアフロメータ12の出力に基づいて現在の吸入空気量を検出し、算出した吸入空気量と、検出した吸入空気量との差(式:算出した吸入空気量−検出した吸入空気量)を算出することによって算出できる。ここで、エアフロメータ12で検出される吸入空気量はスロットル開度の変化に対して応答遅れを有しているため、上記の差は車両が過渡的な減速状態にある場合には負の値となる。
続いてCPUは、吸入空気量の変化が負の値で所定値βよりも大きいか否かを判定する処理を実行する(ステップS14)。この所定値βは、過渡的な減速状態を判定すべく、実験等により求めた適宜の値に設定できる。肯定判定であれば、車両は過渡的な減速状態にない、と判定され、CPUはVSV1を開くための処理を実行する(ステップS15)。これにより、吸気管負圧が低下しているときでも、エゼクタ30を利用してブレーキブースタ22により大きな負圧を供給できる。一方、ステップS14で否定判定であれば、車両が過渡的な減速状態にある、と判定され、CPUはVSV1を閉じるための処理を実行する(ステップS16)。これにより、車両減速時にVSV1が無用に開かれることを防止できる。
なお、車両が過渡的な減速状態にあるか否かは、吸入空気量の変化に限られず、例えば車速の変化や、回転数NEの変化や、スロットル開度が所定値αよりも小さくなってからの経過時間などを判定要素として判定することもできる。このとき車速の変化を判定要素とする場合には、例えば所定の時間間隔で車速を検出するとともに、検出した車速の前後差(式:後に検出した車速−前に検出した車速)が負の値で所定値よりも小さいか否かを判定し、小さい場合に、車両が過渡的な減速状態にある、と判定することができる。また回転数NEの変化を判定要素とする場合にも同様に判定することができる。
またスロットル開度が所定値αよりも小さくなってからの経過時間を判定要素とする場合には、この経過時間を計測するとともに、計測した経過時間が所定時間よりも短いか否かを判定し、短い場合に、車両が減速状態にある、と判定することができる。これらは、減速過渡時判定用プログラムを上述のような判定を行うように作成することで実現でき、このとき特定禁止制御用プログラムは、減速過渡時判定用プログラムに基づき、車両が過渡的な減速状態にある、と判定されたとき(例えば車速の前後差が負の値で所定値よりも小さいとき)を車両が過渡的な減速状態にあるときとすることができる。以上により、車両減速時にエゼクタ30が無用に作動することを防止できるECU40を実現できる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
ECU40を負圧発生装置100とともに模式的に示す図である。 エゼクタ30の内部構成を模式的に示す図である。 ECU40で行われる処理をフローチャートで示す図である。 車両走行時の様子を吸気管負圧、エゼクタの作動状態及びスロットル開度を用いて示す図である。
符号の説明
1 VSV
10 吸気系
13 電動スロットル
14 エキゾーストマニホールド
20 ブレーキ装置
22 ブレーキブースタ
30 エゼクタ
40 ECU
50 内燃機関
71 車速センサ
72 水温センサ
73 クランク角センサ
100 負圧発生装置

Claims (1)

  1. 車両が備える内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧よりも大きな負圧を発生させるエゼクタと、該エゼクタを機能、或いは機能停止させる状態変更手段とを有して構成される負圧発生装置を制御するための負圧発生装置の制御装置であって、
    前記吸気通路から取り出そうとする負圧が負の値で所定値よりも大きく、且つ前記吸気通路に配設されたスロットル弁が所定開度よりも閉じられているときに、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させる制御において、前記車両が吸気管負圧の変化がスロットル開度の変化に対して応答遅れを有している過渡的な減速状態にあるときに、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止する特定禁止制御手段を備え、
    前記所定開度が、アイドル時に前記スロットル弁が開かれる開度を閉じ側に含み、且つ当該開度に近い値であるとともに、アイドル時に前記エゼクタを機能させるために用いられる値である負圧発生装置の制御装置。
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