JP2004243837A - ブレーキブースタ用負圧供給装置 - Google Patents

ブレーキブースタ用負圧供給装置 Download PDF

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順一 田上
Fujio Nakayama
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Abstract

【課題】エンジン吸入系の吸入管負圧が所定値より小さいときには空気エゼクタの作動により吸入管負圧を増大してブレーキブースタへ供給でき、吸入管負圧が所定値より大きいときには空気エゼクタの作動を停止させて吸入管負圧をそのままブレーキブースタに供給でき、しかも、簡単な付加構造により安価に実現できるブレーキブースタ用負圧供給装置を提供する。
【解決手段】吸入管負圧が50kpaより小さいとき、負圧応動バルブ22が空気流入通路7を開いて空気エゼクタ部21を作動状態とするため、空気エゼクタ部21により増大された吸入管負圧が第2チェックバルブ16を介してブレーキブースタ2に供給される。一方、吸入管負圧が50kpaより大きいときには、負圧応動バルブ22が空気流入通路7を閉じて空気エゼクタ部21の作動を停止するため、負圧供給部19によって吸入管負圧がそのまま第1チェックバルブ15を介してブレーキブースタ2に供給される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に装備されたブレーキブースタにエンジン吸入系の吸入管負圧を供給するブレーキブースタ用負圧供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のブレーキ系を構成するブレーキマスタシリンダには、倍力装置であるブレーキブースタが付設されている。このブレーキブースタは、エンジン吸入系の吸入管負圧で作動するように、通常、吸入管のスロットルバルブより下流側の個所にチェックバルブを介して連通されている。
【0003】
ところで、吸入管負圧はエンジンの運転状態に応じて変化し、アイドリング運転時や定常運転時にはブレーキブースタを作動させるのに十分な吸入管負圧が得られるが、暖機運転時やエアコンディショナの作動時など、スロットルバルブの開度がファーストアイドル開度であるときには、十分な吸入管負圧が得られなくなることもある。
【0004】
そこで、従来、吸入管負圧を空気エゼクタにより増大してブレーキブースタへ供給するように構成した負圧源装置が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。この負圧源装置は、空気エゼクタの空気入口が大気に連通され、空気出口が吸入管のスロットルバルブより下流側の個所に連通され、吸引口がブレーキブースタに連通されたものであり、エンジン運転中、空気エゼクタが常時作動可能な状態となっている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭59−50851号公報
【特許文献2】
特開昭60−29365号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した特許文献1または特許文献2に記載の負圧源装置においては、空気エゼクタが常時作動可能な状態にあるため、エンジンの運転中、空気エゼクタの空気入口から空気出口を介してスロットルバルブより下流側の吸入管に常時空気が流入する。従って、エンジンの空燃比制御における空気流量制御に際して、空気流量の精度が低下するという問題がある。
【0007】
もっとも、空気エゼクタの空気入口を開閉するソレノイドバルブを設け、吸入管負圧を増大する必要のないときにはソレノイドバルブにより空気入口を閉じて空気エゼクタの作動を停止するように構成すれば、空気流量制御における精度低下の問題も改善されるが、この場合には、ソレノイドバルブを始めとして、その配線や制御装置などが必要となり、製造コストが高くなるという新たな問題が発生する。
【0008】
そこで、本発明は、エンジン吸入系の吸入管負圧が所定値より小さいときには空気エゼクタの作動により吸入管負圧を増大してブレーキブースタへ供給でき、吸入管負圧が所定値より大きいときには空気エゼクタの作動を停止させて吸入管負圧をそのままブレーキブースタに供給でき、しかも、簡単な付加構造により安価に実現できるブレーキブースタ用負圧供給装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るブレーキブースタ用負圧供給装置は、車両に装備されたブレーキブースタにチェックバルブを介してエンジン吸入系の吸入管負圧を供給する負圧供給装置であって、吸入管負圧をそのままブレーキブースタに供給する負圧供給部と、吸入管負圧を増大してブレーキブースタに供給する空気エゼクタ部と、空気エゼクタ部の空気流入通路を開閉する負圧応動バルブとを備え、負圧応動バルブは、吸入管負圧が所定値より大きいときに空気流入通路を閉じるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
この発明に係るブレーキブースタ用負圧供給装置では、エンジン吸入系の吸入管負圧が所定値より小さいとき、負圧応動バルブが空気エゼクタ部の空気流入通路を開くため、空気エゼクタ部が作動状態となり、空気エゼクタ部により増大された吸入管負圧がチェックバルブを介してブレーキブースタに供給される。
【0011】
一方、エンジン吸入系の吸入管負圧が所定値より大きいときには、負圧応動バルブが空気エゼクタ部の空気流入通路を閉じるため、空気エゼクタ部が作動停止状態となり、負圧供給部によって吸入管負圧がそのままチェックバルブを介してブレーキブースタに供給される。
【0012】
また、本発明に係るブレーキブースタ用負圧供給装置は、車両に装備されたブレーキブースタにチェックバルブを介してエンジン吸入系の吸入管負圧を供給する負圧供給装置であって、吸入管負圧をそのままブレーキブースタに供給する負圧供給部と、吸入管負圧を増大してブレーキブースタに供給する空気エゼクタ部とを備え、空気エゼクタ部の空気流入通路は、エンジン吸入系のスロットルバルブまたはサブスロットルバルブのアイドリング開度位置より下流側で、かつ、ファーストアイドル開度位置より上流側となる個所にて吸入管に連通されていることを特徴とする。
【0013】
この発明に係るブレーキブースタ用負圧供給装置では、エンジン吸入系のスロットルバルブまたはサブスロットルバルブがアイドリング開度位置にあって吸入管負圧が大きいとき、スロットルバルブまたはサブスロットルバルブの直下流側の大きな吸入管負圧が空気エゼクタ部の空気流入通路および空気流出通路に作用するため、空気エゼクタ部が作動停止状態となり、大きな吸入管負圧が負圧供給部によってそのままチェックバルブを介してブレーキブースタに供給される。
【0014】
一方、エンジン吸入系のスロットルバルブまたはサブスロットルバルブがファーストアイドル開度位置にあって吸入管負圧が小さいときには、スロットルバルブまたはサブスロットルバルブの直上流側の大気が空気エゼクタ部の空気流入通路に流入するため、空気エゼクタ部が作動状態となり、空気エゼクタ部により増大された吸入管負圧がチェックバルブを介してブレーキブースタに供給される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るブレーキブースタ用負圧供給装置の実施の形態を説明する。参照する図面において、図1は第1実施形態に係るブレーキブースタ用負圧供給装置の構造を示す断面図、図2は第1実施形態に係るブレーキブースタ用負圧供給装置の変形例を示す断面図である。
【0016】
図1に示す第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置は、車両に装備されたブレーキマスタシリンダ1に付設されているブレーキブースタ2にエンジン吸入系の吸入管負圧を供給する装置である。このブレーキブースタ用負圧供給装置は、エンジン吸入系を構成する吸入管3のエアクリーナ4とスロットルバルブ5との間の個所に空気導入パイプ6を介して連通された空気流入通路7と、吸入管3のスロットルバルブ5より下流側の個所に空気導出パイプ8を介して連通された空気流出通路9と、ブレーキブースタ2に空気吸引パイプ10を介して連通された空気吸引通路11とをハウジング12内に備えている。
【0017】
空気流入通路7はハウジング12内に組み込まれた円筒状ブロック13を直径方向に貫通して形成され、空気流出通路9はハウジング12自体に形成され、空気吸引通路11はハウジング12内に組み込まれた弁座ブロック14に形成されている。
【0018】
弁座ブロック14には、空気吸引通路11と反対側に開く第1、第2の2つのチェックバルブ15,16が装着されている。また、この弁座ブロック14には、第1チェックバルブ15と第2チェックバルブ16との間から空気流出通路9側へ突出してハウジング12内に2つの通路17,18を形成する仕切り部14Aが一体に形成されている。
【0019】
弁座ブロック14の仕切り部14Aによってハウジング12内に形成される第1通路17は、流路抵抗の小さい断面形状に形成されており、この第1通路17が第1チェックバルブ15の開状態で空気流出通路9と空気吸引通路11とを連通することにより、空気流出通路9と空気吸引通路11との間には、スロットルバルブ5より下流側の吸入管3内の吸入管負圧をそのままブレーキブースタ2に供給する負圧供給部19が構成されている。
【0020】
また、弁座ブロック14の仕切り部14Aによってハウジング12内に形成される第2通路18の途中には、テーパ状の内壁面によって通路断面積が漸次減少する絞部18Aが形成されており、この絞部18A内には、先端部外周がテーパ状に形成された筒状のノズル20が介設されている。そして、このノズル20の外周側の第2通路18の途中が円筒状ブロック13に形成された空気流入通路7に連通すると共に、ノズル20の内周に連通する第2通路18の端部が第2チェックバルブ16の開状態で空気吸引通路11に連通するように構成されている。
【0021】
すなわち、空気流入通路7と空気流出通路9との間には、ノズル20の先端部の外周と絞部18Aとの間のベンチュリを通過する空気流によって負圧を発生することによりスロットルバルブ5より下流側の吸入管3内の吸入管負圧を増大する空気エゼクタ部21が構成されている。この空気エゼクタ部21は、増大した吸入管負圧をノズル20の内周側から第2チェックバルブ16に作用させて第2チェックバルブ16を開くことにより、増大した吸入管負圧を空気吸引通路11から空気吸引パイプ10を介してブレーキブースタ2に供給するように構成されている。
【0022】
ここで、一実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置には、空気流入通路7を開閉して空気エゼクタ部21の作動をオン・オフ制御する負圧応動バルブ22が設けられている。この負圧応動バルブ22は、空気流入通路7を開閉できるように円筒状ブロック13の内周に摺動自在に嵌合されたプランジャ23と、このプランジャ23にロッド24を介して連結されたダイヤフラム25と、このダイヤフラム25をプランジャ23側へ押圧してプランジャ23が空気流入通路7を開くようにさせるリターンスプリング26とを備えている。
【0023】
ダイヤフラム25およびリターンスプリング26は、ハウジング12と円筒状ブロック13との間に形成された負圧室27内に収容されている。この負圧室27は、ハウジング12に形成された負圧導入通路28を介して第2通路18の絞部18Aの下流側部分に連通されており、空気流出通路9から空気導出パイプ8を介してスロットルバルブ5より下流側の吸入管3に連通されている。
【0024】
このような負圧応動バルブ22は、図示しないエンジンのアイドリング運転時や定常運転時において空気エゼクタ部21の作動を停止させるように、スロットルバルブ5より下流側の吸入管3内の吸入管負圧が所定値より大きいとき、例えば大気圧より50kpa低く設定された所定値より大きいとき、ダイヤフラム25がリターンスプリング26に抗して撓み、プランジャ23が空気流入通路7を閉じるように構成されている。
【0025】
以上のように構成された第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置においては、図示しないエンジンの暖機運転時やエアコンディショナの作動時など、スロットルバルブ5がファーストアイドル開度位置にあってスロットルバルブ5の下流側の吸入管3内の吸入管負圧が50kpa未満の例えば30kpa程度であるとき、負圧応動バルブ22のプランジャ23が空気エゼクタ部21の空気流入通路7を開いているため、空気エゼクタ部21が作動状態となる。
【0026】
そして、空気エゼクタ部21が作動状態となると、エアクリーナ4からスロットルバルブ5に向かって吸入管3内を流れる大気の一部が空気導入パイプ6から空気流入通路7、第2通路18、空気流出通路9、および空気導出パイプ8を経由してスロットルバルブ5より下流側の吸入管3内に流通する。その結果、第2通路18内のノズル20の先端部と絞部18Aとの間のベンチュリを通過する空気流によって負圧が発生し、この負圧によって50kpa程度に増大された吸入管負圧がノズル20の内周側から第2チェックバルブ16に作用する。そして、この増大された吸入管負圧により第2チェックバルブ16が開かれることで、50kpa程度に増大された吸入管負圧が空気吸引通路11、空気吸引パイプ10を介してブレーキブースタ2にそのまま供給される。
【0027】
なお、図示しないアクセルのオン時など、スロットルバルブ5が開いてその下流側の吸入管3内の吸入管負圧が50kpa未満となったときにも、同様に空気エゼクタ部21が作動状態となる。そして、このように空気エゼクタ部21が作動状態となる条件下では、吸入管負圧が50kpa未満であるため、負圧供給部19の第1チェックバルブ15は閉じたままに保持される。
【0028】
一方、図示しないエンジンのアイドリング運転時や定常運転時など、スロットルバルブ5の下流側の吸入管3内の吸入管負圧が50kpa以上となると、負圧応動バルブ22のダイヤフラム25がリターンスプリング26に抗して撓み、プランジャ23が空気流入通路7を閉じるため、空気エゼクタ部21が作動停止状態となる。そして、この場合には、50kpa以上の吸入管負圧がそのまま空気導出パイプ8、負圧供給部19の空気流出通路9、第1通路17を介して第1チェックバルブ15に作用し、この第1チェックバルブ15が開かれることで、50kpa以上の吸入管負圧がそのまま空気吸引通路11、空気吸引パイプ10を介してブレーキブースタ2に供給される。
【0029】
このように、第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置によれば、エンジンのアイドリング運転時や定常運転時など、スロットルバルブ5の下流側の吸入管3内の吸入管負圧が例えば50kpa以上と大きいときに、空気エゼクタ部21を作動停止状態とすることができるため、エンジン吸入系への余分な空気の流入を阻止してエンジンの空燃比制御における空気流量制御の精度低下を解消することができる。
【0030】
ここで、第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置は、図2に示すように変形することができる。このブレーキブースタ用負圧供給装置は、図1に示した空気導入パイプ6を廃止したものであり、空気流入通路7は、ハウジング12に嵌め込まれた空気導入フィルタ29を介して大気に開放されている。
【0031】
この変形例においては、空気エゼクタ部21が作動状態となると、空気導入フィルタ29を介して大気が空気流入通路7内に流入するのであり、その他は、図1に示した第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置と同様の作用効果を奏する。
【0032】
次に、図3および図4を参照して本発明の第2実施形態に係るブレーキブースタ用負圧供給装置を説明する。
【0033】
図3に示す第2実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置は、図1に示した負圧応動バルブ22を備えていない点で第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置と大きく相違し、その他の構成部分は第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置と略同様に構成されている。そこで、第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置と同様の構成部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0034】
第2実施形態にブレーキブースタ用負圧供給装置において、ハウジング12には、空気エゼクタ部21のノズル20の外周側の第2通路18に連通する空気流入通路30が形成されている。そして、この空気流入通路30が空気導入パイプ31を介して吸入管3のスロットルバルブ5の近傍の個所に通されている。すなわち、空気導入パイプ31は、図4に実線で示すスロットルバルブ5のアイドリング開度位置の下流側で、かつ、2点鎖線で示すファーストアイドル開度位置の上流側となる個所にて吸入管3に連通されている。
【0035】
以上のように構成された第2実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置においては、図示しないエンジンの暖機運転時やエアコンディショナの作動時など、スロットルバルブ5が図4に2点鎖線で示すファーストアイドル開度位置にあってスロットルバルブ5の下流側の吸入管3内の吸入管負圧が50kpa未満の例えば30kpa程度であるとき、空気導入パイプ31がスロットルバルブ5の直上流側に開口する。このため、エアクリーナ4からスロットルバルブ5に向かって吸入管3内を流れる大気の一部が空気導入パイプ31から空気流入通路30、第2通路18、空気流出通路9、および空気導出パイプ8を経由してスロットルバルブ5より下流側の吸入管3内に流通し、空気エゼクタ部21が作動状態となる。その結果、第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置と同様に、空気エゼクタ部21によって50kpa程度に増大された吸入管負圧により第2チェックバルブ16が開かれ、この50kpa程度に増大された吸入管負圧が空気吸引通路11、空気吸引パイプ10を介してブレーキブースタ2に供給される。
【0036】
一方、図示しないエンジンのアイドリング運転時のように、スロットルバルブ5が図4に実線で示すアイドリング開度位置にあってスロットルバルブ5の下流側の吸入管3内の吸入管負圧が50kpa以上となると、空気導入パイプ31がスロットルバルブ5の直下流側に開口する。このため、50kpa以上の吸入管負圧が空気導入パイプ31を介して空気流入通路30に作用し、同時に空気導出パイプ8を介して空気流出通路9にも作用するようになり、空気エゼクタ部21が作動停止状態となる。その結果、第1実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置と同様に、50kpa以上の吸入管負圧がそのまま空気導出パイプ8、負圧供給部19の空気流出通路9、第1通路17を介して第1チェックバルブ15に作用し、この第1チェックバルブ15が開かれることで、50kpa以上の吸入管負圧がそのまま空気吸引通路11、空気吸引パイプ10を介してブレーキブースタ2に供給される。
【0037】
このように、第2実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置によれば、エンジンのアイドリング運転時において、空気エゼクタ部21を作動停止状態とすることができるため、エンジン吸入系への余分な空気の流入を阻止してエンジンの空燃比制御における空気流量制御の精度低下を解消することができる。
【0038】
ここで、図5に示すように、エンジン吸入系にメインスロットルバルブ32とサブスロットルバルブ33とを有する車両においては、第2実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置における空気導入パイプ31は、図5に実線で示すサブスロットルバルブ33のアイドリング開度位置の下流側で、かつ、2点鎖線で示すファーストアイドル開度位置の上流側となる個所にて吸入管3に連通してもよい。
【0039】
この場合、サブスロットルバルブ33が図5に2点鎖線で示すファーストアイドル開度位置にあるとき、空気エゼクタ部21が作動状態となり、サブスロットルバルブ33が図5に実践で示すアイドリング開度位置にあるとき、空気エゼクタ部21が作動停止状態となるのであり、第2実施形態のブレーキブースタ用負圧供給装置と同様の作用効果を奏する。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るブレーキブースタ用負圧供給装置によれば、エンジン吸入系の吸入管負圧が所定値より小さいとき、負圧応動バルブが空気エゼクタ部の空気流入通路を開いて空気エゼクタ部を作動状態とするため、空気エゼクタ部により吸入管負圧を増大してブレーキブースタへ供給することができる。一方、エンジン吸入系の吸入管負圧が所定値より大きいときには、負圧応動バルブが空気エゼクタ部の空気流入通路を閉じて空気エゼクタ部を作動停止状態とするため、エンジン吸入系への余分な空気の流入を阻止してエンジンの空燃比制御における空気流量制御の精度低下を解消することができる。そして、この場合には、負圧供給部によって吸入管負圧をそのままチェックバルブを介してブレーキブースタに供給することができる。
【0041】
また、本発明に係るブレーキブースタ用負圧供給装置によれば、エンジン吸入系のスロットルバルブまたはサブスロットルバルブがアイドリング開度位置にあって吸入管負圧が所定値より大きいとき、スロットルバルブまたはサブスロットルバルブの直下流側の吸入管負圧が空気エゼクタ部の空気流入通路に作用して空気エゼクタ部を作動停止状態とするため、エンジン吸入系への余分な空気の流入を阻止してエンジンの空燃比制御における空気流量制御の精度低下を解消することができる。そして、この場合には、負圧供給部によって吸入管負圧をそのままチェックバルブを介してブレーキブースタに供給することができる。一方、エンジン吸入系のスロットルバルブまたはサブスロットルバルブがファーストアイドル開度位置にあって吸入管負圧が所定値より小さいときには、スロットルバルブまたはサブスロットルバルブの直上流側の大気が空気エゼクタ部の空気流入通路に流入して、空気エゼクタ部を作動状態とするため、空気エゼクタ部により吸入管負圧を増大してブレーキブースタへ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレーキブースタ用負圧供給装置の構造を示す断面図である。
【図2】第1実施形態に係るブレーキブースタ用負圧供給装置の変形例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るブレーキブースタ用負圧供給装置の構造を示す断面図である。
【図4】図3に示したスロットルバルブの近傍の吸入管の部分拡大断面図である。
【図5】第2実施形態に係るブレーキブースタ用負圧供給装置の変形例を示す図3に対応した部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ブレーキマスタシリンダ、2…ブレーキブースタ、3…吸入管、4…エアクリーナ、5…スロットルバルブ、6…空気導入パイプ、7…空気流入通路、8…空気導出パイプ、9…空気流出通路、10…空気吸引パイプ、11…空気吸引通路、12…ハウジング、13…円筒状ブロック、14…弁座ブロック、15…第1チェックバルブ、16…第2チェックバルブ、17…第1通路、18…第2通路、18A…絞部、19…負圧供給部、20…ノズル、21…空気エゼクタ部、22…負圧応動バルブ、23…プランジャ、24…ロッド、25…ダイヤフラム、26…リターンスプリング、27…負圧室、28…負圧導入通路、29…空気導入フィルタ、30…空気流入通路、31…空気導入パイプ、32…メインスロットルバルブ、33…サブスロットルバルブ。

Claims (2)

  1. 車両に装備されたブレーキブースタにチェックバルブを介してエンジン吸入系の吸入管負圧を供給する負圧供給装置であって、
    吸入管負圧をそのままブレーキブースタに供給する負圧供給部と、
    吸入管負圧を増大してブレーキブースタに供給する空気エゼクタ部と、
    前記空気エゼクタ部の空気流入通路を開閉する負圧応動バルブとを備え、
    前記負圧応動バルブは、吸入管負圧が所定値より大きいときに前記空気流入通路を閉じるように構成されていることを特徴とするブレーキブースタ用負圧供給装置。
  2. 車両に装備されたブレーキブースタにチェックバルブを介してエンジン吸入系の吸入管負圧を供給する負圧供給装置であって、
    吸入管負圧をそのままブレーキブースタに供給する負圧供給部と、
    吸入管負圧を増大してブレーキブースタに供給する空気エゼクタ部とを備え、
    前記空気エゼクタ部の空気流入通路は、エンジン吸入系のスロットルバルブまたはサブスロットルバルブのアイドリング開度位置より下流側で、かつ、ファーストアイドル開度位置より上流側となる個所にて吸入管に連通されていることを特徴とするブレーキブースタ用負圧供給装置。
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