JP4321438B2 - カード記録装置 - Google Patents

カード記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4321438B2
JP4321438B2 JP2004315879A JP2004315879A JP4321438B2 JP 4321438 B2 JP4321438 B2 JP 4321438B2 JP 2004315879 A JP2004315879 A JP 2004315879A JP 2004315879 A JP2004315879 A JP 2004315879A JP 4321438 B2 JP4321438 B2 JP 4321438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
card
pair
cover
cards
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004315879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006124114A (ja
Inventor
義高 鈴木
茂 加藤
慶二 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2004315879A priority Critical patent/JP4321438B2/ja
Priority to US11/192,185 priority patent/US7387257B2/en
Publication of JP2006124114A publication Critical patent/JP2006124114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4321438B2 publication Critical patent/JP4321438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K13/00Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
    • G06K13/02Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
    • G06K13/08Feeding or discharging cards
    • G06K13/10Feeding or discharging cards from magazine to conveying arrangement
    • G06K13/103Feeding or discharging cards from magazine to conveying arrangement using mechanical means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K1/00Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion
    • G06K1/12Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching
    • G06K1/121Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching by printing code marks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

本発明は、カードに文字,画像,磁気情報などの所望の情報を記録するためのカード記録装置に関するものである。
カード時代の到来と共に各種のカードが多用されており、例えば、カードの表面に顔写真などの画像を印刷したIDカード(カード型身分証明書)とか、ICメモリ付きのクレジットカードとか、バンクカードとか、各種のプリペイカードなどがある。
ところで、多数枚のカード上にそれぞれ所望の情報を記録して各カードを連続的に作製したり、あるいは、各種のカードを使用者に自動的に渡す場合に、カード面を略水平にして多数枚のカードが垂直方向に積層されて、最下層のカードが外部に設けたピックアップローラの回転により引き出し可能に構成されたカード収納カセットが用いられていると共に、このカード収納カセットを用いた印刷装置などが知られているが、この種のカード収納カセットの一例として垂直方向に2分割して箱状に組み立てたシート収納マガジン(カード収納カセットと等価)及びこのシート収納マガジンを用いた印刷装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−227953号公報(第5頁、第1図及び第2図)。
図11は従来の印刷装置及びシート収納マガジンの概略構成を示した構成図、
図12は図11に示した従来のシート収納マガジンを示した斜視図である。
図11に示した従来の印刷装置100及びシート収納マガジン200は、上記した特許文献1(特開平11−227953号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図11に示した印刷装置100では、外装を担う外装筐体101内でシート搬送経路102上の最上流位置にシート収納マガジン200が着脱自在に載置されている。
上記したシート収納マガジン200は、図12にも示したように、垂直方向に沿って縦割りに分離した本体201と蓋202とが不図示の取付部材によって一体的に箱状に組み立てられており、このシート収納マガジン200内で本体201の底板201a上にカード状の受像シートSが平坦なシート面を略水平にして垂直方向に多数枚積層されている。この際、シート収納マガジン200は、蓋202を開けて本体201内に受像シートSを装填した後に蓋202を閉じてからこの蓋202側がシート搬送経路102上の前方側に位置するように印刷装置100内に装着している。
また、シート収納マガジン200内に積層した多数枚の受像シートSのうちで最上層の受像シートSには、錘手段210が重力方向に移動自在に当接しており、この錘手段210によって最下層の受像シートSが下記するピックアップローラ103に押し当てられるようになっている。この際、錘手段210は、錘211が錘支持板212上に固着され、且つ、錘支持板212の両端部が本体201と蓋202とに沿って重力方向に移動自在に案内される構造となっている。
また、印刷装置100内では、シート収納マガジン200の下方にピックアップローラ103が回転可能に設けられており、このピックアップローラ103がシート収納マガジン200内に積層した多数枚の受像シートSのうちで最下層の受像シートSに添接することで、最下層の受像シートSが蓋202の下方部位に開口されたシート引き出し口202aから一枚づつシート搬送経路102上に引き出されて、一対のレジストローラ104A,104Bを経由して印刷部105に送り込まれている。
上記した印刷部105は、サーマルヘッド106と、昇華性インクを塗布したインクリボン107と、インクリボン107を供給する供給リール108と、インクリボン107を巻き取る巻取リール109と、受像シートSをサーマルヘッド106に押しつけるプラテンローラ110などからなり、サーマルヘッド106に供給した画像信号に応じてインクリボン107の昇華性インクを受像シートS上に熱転写して顔写真などの画像を印刷している。
そして、印刷が終了した受像シートSは、印刷した画像に対して一対の定着ローラ111A,111Bで定着処理を行った後に、一対の排出ローラ112A,112Bで外装筐体101外に排出している。
ところで、上記した従来の印刷装置100では、前述したように、外装筐体101内でシート搬送経路102上の最上流位置にシート収納マガジン200が着脱自在に載置されているものの、シート収納マガジン200内に積層した多数枚の受像シートSがピックアップローラ103の回転により一枚づつ引き出されて,残りの受像シートSが少量になつた時に、受像シートSを補給しなければならないが、この場合にシート収納マガジン200を印刷装置100内から取り出した後に、蓋202を開けて本体201内に受像シートSを補給しなければならない構造であるために、受像シートSの引き出し中に受像シートSを補給することができない。言い換えると、本体201には受像シートSが積層されているものの、受像シートSを引き出すためのシート引き出し口202aは蓋202の下方部位に開口されているために、受像シートSを引き出している最中に本体201と蓋202とを分離することができないので、受像シートSの引き出し中に受像シートSを補給することができない。従って、印刷装置100及びシート収納マガジン200の使用勝手が悪い。
そこで、カードに文字,画像,磁気情報などの所望の情報を記録するためのカード記録装置に対して、カード面を略水平にして複数枚のカードが垂直方向に積層されたカード収納カセットを着脱自在に装着する場合に、カード収納カセットから最下層のカードを引き出している最中でもカードの補給が可能なカード収納カセットを備えたカード記録装置が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、数枚のカードを一方向に積層して収納するカード収納カセットと、前記カード収納カセットに積層収納された前記複数枚のカードの内の一枚のカードを前記カード収納カセットに引き出しての情報を記録する記録手段とを有するカード記録装置において、
前記カード収納カセットは、
記複数枚のカードが積して載置される底板と、前記一枚のカードを外部に引き出すための開口部を有して前記積層された複数枚のカードの一端面側をガイドする第1の側板と、前記積層された複数枚のカードの前記一端面とは異なる互いに対向する端面側をそれぞれガイドする第2及び第3の側板と、を有するカセット本体と、
前記底板と対向する天板と前記開口部に対向する第4の側板とを有し前記カセット本体に対して着脱可能とされたカセットカバーと、を備える一方、
前記カセット本体側に設けられ前記一方向に沿って延在する溝部又は凸部と、前記カセットカバー側に設けられ前記溝部又は凸部に嵌合する凸部又は溝部と、を備え、
前記カセットカバーは、前記溝部と前記凸部との嵌合により前記複数枚のカードを収納する箱状に組み合わせ可能とされ且つその組み合わされた状態から前記カセットカバー前記カセット本体に対して前記一方向に取り外し自在とされていることを特徴とするカード記録装置である。
請求項1記載のカード記録装置によると、数枚のカードを一方向に積層して収納したカード収納カセットから一枚のカードを外部に引き出して、記録手段によりの情報を記録する際に、カード収納カセットは、カセット本体と、カセット本体に対して着脱可能とされたカセットカバーとを備える一方、カセット本体側に設けられ一方向に沿って延在する溝部又は凸部と、カセットカバー側に設けられ溝部又は凸部に嵌合する凸部又は溝部と、を備え、カセットカバーは、溝部と凸部との嵌合により複数枚のカードを収納する箱状に組み合わせ可能とされ且つその組み合わされた状態からカセットカバーをカセット本体に対して一方向に取り外し自在とされているので、一枚のカードを引き出している際中にカセット本体内にカードを補給することが可能となり、カード記録装置の使用勝手を向上させることができる。勿論、カードに所の情報を記録している最中でもカセットカバーの取り外しができ
以下に本発明に係るカード記録装置の一実施例を図1〜図10を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るカード記録装置にカード収納カセットを装着した状態を示した外観斜視図、
図2は本発明に係るカード記録装置からカード収納カセットを取り外した状態を示した外観斜視図、
図3は本発明に係るカード記録装置及びこのカード記録装置に適用されるカード収納カセットの構成を示した断面図である。
図1に示した如く、本発明に係るカード記録装置10に適用されるカード収納カセット30は、内部に平坦なカード面Caを略水平にして複数枚(多数枚)のカードCが重力方向と同じ方向である垂直方向に積層して収納されている。尚、本発明に係るカード記録装置10に適用されるカード収納カセット30の具体的な構成は後述する。
そして、上記したカード収納カセット30は、カード記録装置10の外装を担う外装筐体11の右側板11aの外側でこの右側板11aよりも内側に引っ込めて外部に台状に露出形成したカセット装着台11b上に装着されている。従って、このカード収納カセット30は、外装筐体11の内部を開けることなく、カセット装着台11b上に着脱自在に装着することが可能になっている。
また、カード記録装置10の外装筐体11の前方にはフロントパネル12が取り付けられており、このフロントパネル12の上方部位に設けた操作パネル部12aを操作することで、後述するようにカードCに文字,画像,磁気情報などの所望の情報を記録するための各種設定ができるようになっている。
また、図2に示した如く、カード記録装置10の外装筐体11の右側板11a側に露出形成したカセット装着台11bの内側に側板11cが右側板11aに対して略平行に設けられ、この側板11cの前後に左右一対の垂直ガイド壁11d,11eが互いに対向して対称に形成されており、且つ、一対の垂直ガイド壁11d,11eの端面の上下には長方形状の係止孔11d1,11e1が右側板11a側に向かって穿設されている。
一方、カード収納カセット30の左右上下には、逆L字状係止爪31e1,31f1{但し、31f1は図5(b)に図示}が下側に向かって逆L字状に形成されており、これらの逆L字状係止爪31e1,31f1を外装筐体11の左右一対の垂直ガイド壁11d,11eの端面の上下に形成した係止孔11d1,11e1内に僅かに傾けながら挿入して係止させた後に、カード収納カセット30を垂直に起立させて、このカード収納カセット30を外装筐体11の側板11cと左右一対の垂直ガイド壁11d,11eに沿わせてカセット装着台11b上に位置決めして載置している。
この際、外装筐体11のカセット装着台11bには、後述するピックアップローラ13の一部とカード有無検出レバー15の一部が上方に向かって突出されている。
より具体的に図3を用いて説明すると、カード記録装置10の外装筐体11の右側板11a側に露出形成したカセット装着台11b上に着脱自在に載置されるカード収納カセット30は、垂直方向に沿って縦割りに分離したカセット本体31とカセットカバー32とが後述する垂直ガイド手段を介して箱状に枠組みされる一方、カセットカバー32が垂直ガイド手段に沿ってカセット本体31から取り外し自在になっている。
また、カード収納カセット30は、カセット本体31とカセットカバー32とで箱状に枠組みされた内部でカセット本体31の底板31a上に、平坦なカード面Caを略水平にして多数枚のカードCが垂直方向に積層されており、且つ、カセット本体31側がカードCの搬送方向に対して前方側に位置し、一方、カセットカバー32側がカードCの搬送方向に対して後方側に位置している。
また、カセット本体31の底板31a上に積層した多数枚のカードCのうちで最下層のカードCがカセット本体31の底板31aに貫通して開口した開口部31a1から臨んでいるピックアップローラ13に添接していると共に、最上層のカードCに後述する錘手段50の錘51が重力方向に移動自在に当接しており、最上層のカードCに当接した錘51の重量によって最下層のカードCがピックアップローラ13に押し当てられるようになっている。尚、カセット本体31の底板31aは、カードCを積層すると共に、ピックアップローラ13の進入を許容してこのピックアップローラ13が最下層のカードCに添接できる構造であれば良い。
この際、カードCは、カード搬送方向となる短辺方向のサイズが54mmであり、カード搬送方向に対して直交する長辺方向のサイズが85.6mmであり、厚みは0.76mmのものが使用されている。
尚、この実施例ではカード搬送方向をカードCの短辺方向に設定することで長辺方向よりもカードCの搬送距離が短くなり、カードCの搬送を短時間で行うことができるものの、これに限ることなく、カード搬送方向をカードCの長辺方向に設定することも可能である。
また、カード収納カセット30内の最下層のカードCには、軸14を中心に回動自在なカード有無検出レバー15の一端がバネ16の付勢力により当接しており、且つ、カード有無検出レバー15の他端側に光センサなどによるカード有無検出器17が設置されて、このカード有無検出器17でカード収納カセット30内のカードCの有無を検出している。
そして、ピックアップローラ13の反時計方向の回転により、最下層のカードCがカセット本体31の前側板31bの下方部位に貫通して開口したカード引き出し口31b1から一枚づつ引き出され、この後、引き出されたカードCは外装筐体11の側板11cの下方部位に貫通して開口したカード通過口11c1を通過して一対のクリーニングローラ18A,18Bに送られ、この一対のクリーニングローラ18A,18によって引き出されたカードCの上面がクリーニングされて、一対の搬送ローラ19A,19Bを介してエンコーダ部20に搬送されている。
上記したエンコーダ部20では、カードCの表面及び/又は裏面に設けられた磁気ストライブやICメモリに情報を書き込むものであり、このエンコーダ部20で処理されたカードCは一対の搬送ローラ21A,21Bを介してプリント部22に搬送されている。
上記したプリント部22では、カードCの表面に文字や顔写真などの画像を印刷するものであり、印刷の方式としては、例えば熱転写方式やインクジェット方式等があるが、その方式については特に限定されるものではない。
この後、プリント部22で印刷されたカードCは、一対の排出ローラ23A,23Bを経て、外装筐体11の左側板11fに開口したカード排出口11f1から外装筐体11外に排出されている。
尚、プリント部22と、一対の排出ローラ23A,23Bとの間に、プリント部22で印刷されたカードCの表面に対して透明な保護膜を加熱圧接着方式でラミネイトするラミネイト部(図示せず)を設ける場合もある。
次に、本発明に係るカード記録装置10に適用されるカード収納カセット30の具体的な構成について、図4〜図6を用いて説明する。
図4はカード収納カセットを分解して示した分解斜視図、
図5(a)はカード収納カセットを枠組みした状態を示した外観斜視図であり、(b)は(a)中のA−A線に沿って断面した矢視断面図、
図6はカード収納カセットを本発明に係るカード記録装置に装着した時に、カセット本体からカセットカバーを取り外した状態を示した外観斜視図である。
図4に示した如く、本発明に係るカード記録装置10に適用されるカード収納カセット30は、複数枚(多数枚)のカードにそれぞれ所望の情報を記録して連続的に作製したり、あるいは、各種のカードを使用者に自動的に渡す場合に適用可能に構成されているものであり、前述したカード記録装置10(図1〜図3)に限ることなく、上記した使用目的に合えばいかなる装置にも適用可能である。
上記したカード収納カセット30は、垂直方向に沿って縦割りに分離したカセット本体31とカセットカバー32とが後述する垂直ガイド手段を介して箱状に枠組みされる一方、カセットカバー32が垂直ガイド手段に沿ってカセット本体31から取り外し自在になっている点が特徴である。
より具体的に説明すると、カセット本体31は内部が目視できるような薄青色の樹脂材を用いて一体的に形成されている。
このカセット本体31は、底板31aと、底板31a上に垂設された前側板31bと、底板31a上に垂設され且つ前側板31bの両端と直交する左右一対の左側板31c,右側板31dと、左右一対の左側板31c,右側板31dに連接し且つ左側板31c,右側板31dよりもそれぞれ外側に向かって凸状に突出させた左右一対の凸状垂直ガイド壁31e,31fとからなり、底板31a及び前側板31b並びに左右一対の左側板31c,右側板31dに囲まれた内部に平坦なカード面Caを略水平にして複数枚(多数枚)のカードCが垂直方向に積層されるようになっている。この際、カセット本体31は、前側板31bと対向する後方部位側が開口されている。また、前側板31bは、底板31a上に積層された複数枚(多数枚)のカードCの前端面をガイドしており、一方、左右一対の左側板31c,右側板31dは、底板31a上に積層された複数枚(多数枚)のカードCの左右の端面をそれぞれガイドしている。
また、カセット本体31の底板31aには、外部に設けたピックアップローラ13(図2,図3)が進入するための開口部31a1が貫通して開口され、且つ、カードCの有無を検出するためのカード有無レバー15(図2,図3)が進入するための孔31a2が貫通して開口され、また、積層した多数枚のカードCのうちで最下層のカードCの搬送方向の後端を僅かに持ち上げるための突起31a3が上方に向かって僅かな高さで突出形成され、更に、後述するカセットカバー32の左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fの下部に突出形成した左右一対の位置決めピン32e1,32f1(32e1のみ図示)が嵌合して、カセットカバー32を底板31a上に位置決めする左右一対の位置決め孔31a4(右側のみ図示)が貫通して穿設されている。従って、カセット本体31の底板31aに載置される最下層のカードCは後端が突起31a3によって僅かな高さで持ち上げられているので、最下層のカードC及びこの上に積層された多数枚のカードCは平坦なカード面Caが略水平な姿勢となる。
この際、カセット本体31の底板31a上に積層されるカードCの向きは、カードCの短辺側がカード搬送方向になるように載置されている。
また、カセット本体31の前側板31bは、底板31a上に積層されたカードCの搬送方向の前方側に位置しており、この前側板31bの下方部位に最下層CのカードCが外部に設けたピックアップローラ13(図3)の回転によって一枚づつ引き出されるカード引き出し口31b1が貫通して開口されており、このカード引き出し口31b1の高さ寸法は最下層のカードCが一枚づつ引き出しできる値に設定されていることが望ましいが、カードCを一枚づつ厳密に分離する機能はカード記録装置10(図1〜図3)側に設けても良く、この場合に、カセット本体31の前側板31bの下方部位に貫通して開口したカード引き出し口31b1の機能は少なくとも最下層のカードCが外部前方に引き出し可能であれば良い。
更に、カセット本体31の前側板31bの上方部位に、後述するカセットカバー32をカセット本体31に対してロックするための係止孔31b2が貫通して穿設されているが、この係止孔31b2の形状については後で述べる。
また、カセット本体31の前側板31bの左右端に直交して設けられた左右一対の左側板31c,右側板31dは互いに対向して左右対称に設けられており、左右一対の左側板31c,右側板31d間の内側の幅寸法は、カードCの長辺寸法より僅かに大きく設定されている。
また、カセット本体31の左右一対の左側板31c,右側板31dの後方部位に連接し且つ左側板31c,右側板31dよりもそれぞれ外側に向かって凸状に突出させた左右一対の凸状垂直ガイド壁31e,31fは、互いに対向して左右対称に形成されていると共に、左右一対の凸状垂直ガイド壁31e,31fの各前サイドに下側に向かって逆L字状の逆L字状係止爪31e1,31f1{但し、31f1は図5(b)にみ図示}が上下に2個づつ形成されている。この際、カセット本体31の前側板31bと左右一対の凸状垂直ガイド壁31e,31fとを、先に図2を用いて説明したカード記録装置10の外装筐体11に形成したカセット装着台11b上の側板11cと左右一対の垂直ガイド壁11d,11eとに沿わせてカセット装着台11b上に位置決めして載置していると共に、逆L字状係止爪31e1,31f1を一対の垂直ガイド壁11d,11eの上下に穿設した長方形状の係止孔11d1,11e1に係止させている。
また、カセット本体31の左右一対の凸状垂直ガイド壁31e,31fの各内側には、左右一対の凹状垂直ガイド溝31g,31hが左右一対の凸状垂直ガイド壁31e,31fに沿いながら凹溝状に凹んで互いに対向して左右対称に形成されており、左右一対の凹状垂直ガイド溝31g,31h間の間隔は、後述するカセットカバー32に形成した左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fが嵌まり込める寸法に形成されている。
次に、カセットカバー32もカセット本体31と同様に内部が目視できるような薄青色の樹脂材を用いて一体的に形成されている。
このカセットカバー32は、カセット本体31の底板31aと対向する上方部位を覆う天板32aと、天板32aに垂下されてカセット本体31の前側板31bの後方部位を覆う後側板32bと、天板32aに垂下され且つ後側板32bの両端と直交する左右一対の左側板32c,右側板32dと、左右一対の左側板32c,右側板33dに連接し且つ左側板32c,右側板32dよりもそれぞれ外側に向かって凸状に突出させた左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fとからなっている。
また、カセットカバー32の天板32aの中央部位には、凹状有底開口孔32a1が形成されており、この凹状有底開口孔32a1内にカセットカバー32をカセット本体31に対してロックしたり、ロック解除するためのロック手段兼ロック解除手段40のスライド部材(ロック兼ロック解除部材)41が矢印X1,X2方向(カードCの短辺方向)にスライド自在に嵌め込まれており、このスライド部材41は凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1の裏面に当接させた押さえ板42に底板部32a1−1を介してネジ43で挟み込むことによりスライド自在になっているが、ロック手段兼ロック解除手段40については後で詳述する。
また、カセットカバー32の後側板32bの左右端に直交して設けられた左右一対の左側板32c,右側板32dは互いに対向して左右対称に設けられており、左右一対の左側板32c,右側板32d間の内側の幅寸法は、カードCの長辺寸法より僅かに大きく形成されている。
また、カセットカバー32の左右一対の左側板32c,右側板32dの前方部位に連接し且つ左側板32c,右側板32dよりもそれぞれ外側に向かって凸状に突出させた左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fは、互いに対向して左右対称に形成されている。
そして、先に説明したカセット本体31の左右一対の凹状垂直ガイド溝31g,31h内に、上方からカセットカバー32の左右一対の一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fを垂直移動自在に嵌め込むことで、カセット本体31に対してカセットカバー32が前後左右に位置規制された状態で箱状に枠組みされる。
一方、カセット本体31の左右一対の凹状垂直ガイド溝31g,31h内に、カセットカバー32の左右一対の一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fが垂直移動自在に嵌め込まれた状態から、カセットカバー32を上方に向かって持ち上げれば、カセットカバー32がカセット本体31から取り外し自在になる。
この際、カセット本体31の左右一対の左側板31c,右側板31d側に形成した左右一対の凹状垂直ガイド溝31g,31hと、カセットカバー32の左右一対の左側板32c,右側板32d側に形成した左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fとが、カセット本体31に対してカセットカバー32の前後左右の位置を規制しつつカセットカバー32の垂直移動を許容する垂直ガイド手段となっている。尚、上記した垂直ガイド手段は、カセット本体31に対してカセットカバー32の前後左右の位置を規制しつつカセットカバー32の垂直移動を許容する機能を備えていればいかなる構造でも良い。
これにより、カセット本体31内に積層した多数枚のカードCのうちで、最下層のカードCが外部に設けたピックアップローラ13(図13)によって一枚づつ引き出される途中でもカセットカバー32をカセット本体31から取り外すことが可能になるので、カセット本体31内にカードCを補給することが可能となり、カード収納カセット30の使用勝手を向上させることができる。
また、カセットカバー32の左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fの各内側には、左右一対の凹状垂直ガイド溝32g1,32h1と、左右一対の垂直ガイド溝32g2,32h2とが左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fに沿いながら上下にそれぞれ止め部を有して互いに対向して左右対称に長尺に形成されており、左右一対の凹状垂直ガイド溝32g1,32h1は左右一対の垂直ガイド溝32g2,32h2よりもそれぞれ外側に位置し且つ左右一対の垂直ガイド溝32g2,32h2よりも溝幅が広く形成されている。
そして、カセットカバー32の左右一対の凹状垂直ガイド溝32g1,32h1と、左右一対の垂直ガイド溝32g2,32h2とに、下記する錘51が重力方向に移動自在に嵌め込まれて、錘手段50を構成している。
上記した錘手段50の錘51は、重量のあるステンレス丸棒を用いて切削加工されており、太径軸部51aがカードCの長辺と対応して長尺に形成され、且つ、太径軸部51aの両端に太径軸部51aより細径な細径軸部51b,51bが短尺に形成され、これらの細径軸部51b,51bが左右一対の垂直ガイド溝32g2,32h2内に垂直移動自在に嵌合し、且つ、細径軸部51b,51bにEワッシャ52を嵌めて抜け防止を図った状態でEワッシャ52側を左右一対の凹状垂直ガイド溝32g1,32h1内に挿入している。この際、左右一対の凹状垂直ガイド溝32g1,32h1及び左右一対の垂直ガイド溝32g2,32h2は、上述したように上下にそれぞれ止め部を有しているので、錘51を嵌め込んでもこの錘51が抜けることはない。
これにより、錘51は重力方向に移動してカセット本体31に積層した最上層のカードCに当接し、この錘51の重量で最下層のカードCがピックアップローラ13(図3)に押し当てられるので、最下層のカードCが外部に設けたピックアップローラ13(図3)によって一枚づつ確実に引き出すことができる。
更に、カセット本体31に対してカセットカバー32を取り外す時に、錘51もカセットカバー32に支持された状態で取り出せるので、カードCの補給を何等の支障もなく行うことができる。
上記のように構成したカセット本体31とカセットカバー32とで箱状に枠組みすると、図5(A),(b)に示したようにカード収納カセット30が得られる。
そして、図6に示した如く、カード収納カセット30を外装筐体11の右側板11aよりも内側に引っ込めて外部に露出形成したカセット装着台11b上に装着した時に、カセット本体31内に多数枚のカードCを積層したまま、カセットカバー32に形成した左右一対の凸状垂直ガイド壁32e,32fをカセット本体31に形成した左右一対の凹状垂直ガイド溝31g,31hに沿わせて上動させると、カセット本体31からカセットカバー32が取り外されるので、この後、カセット本体31内にカードCを補給すれば良い。この際、カセット本体31及びカセットカバー32は共に内部が目視できる薄青色の樹脂材を用いて形成されているので、積層されたカードCの減少量を目視で確認できる。
次に、カード収納カセット30において、カセット本体31にカセットカバー32をロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段40の構成及び動作について、図7〜図10を用いて順に説明する。
図7はカード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の構成を説明すると共に、ロック手段兼ロック解除手段の第1動作態様を示した縦断面図、
図8はカード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の第2動作態様を示した縦断面図、
図9はカード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の第3動作態様を示した縦断面図、
図10はカード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の第4動作態様を示した縦断面図である。
図7に示した状態は、カード収納カセット30のカセット本体31に対してカセットカバー32が錘手段50の錘51を支持したまま上動している状態である。
ここで、カセット本体31にカセットカバー32をロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段40は、カセット本体31側とカセットカバー32側とに別れて設けられている。
まず、カセット本体31側に設けたロック手段兼ロック解除手段40は、カセット本体31の前側板31bの上方部位に貫通して穿設した係止孔31b2であり、この係止孔31b2は前側板31bの外側で係止孔31b2の下部を基準として上部の高さが高い第1係止孔部31b2−1と、前側板31bの内側で係止孔31b2の下部を基準として上部の高さが第1係止孔部31b2−1よりも低い第2係止孔部31b2−2とで係止孔31b2の上部が段付きに形成されている。
次に、カセットカバー32側に設けたロック手段兼ロック解除手段40は、樹脂材を用いて一体的に形成したスライド部材(ロック兼ロック解除部材)41であり、このスライド部材41はカセットカバー32の天板32aの中央部位に形成した凹状有底開口孔32a1内に嵌め込まれて、矢印X1,X2方向(カードCの短辺方向)に対してスライド量を確保した上で矢印X1,X2方向にスライド自在になっている。
ここで、スライド部材41は、上方に長方形状に形成したフランジ部41aがカセットカバー32の凹状有底開口孔32a1の外周サイズよりひとまわり大きく形成されて、このフランジ部41aの裏面がカセットカバー32の天板32a上に当接しながらスライド自在になっていると共に、下方に形成した底部41bが凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1上に当接しながらスライド自在になっている。
また、カセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1には、スライド用逃げ孔32a1−1aが貫通して穿設されており、このスライド用逃げ孔32a1−1a内にスライド部材41の下方側に形成したボス部41cが進入し、このボス部41cに凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1の裏面に当接させた押さえ板42をネジ43で固定することで、凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1を介してスライド部材41と押さえ板42とが一体となって矢印X1,X2方向にスライド自在になっている。
また、スライド部材41の上方側に形成したフランジ部41aの中央部位には、矢印X1,X2方向に沿って2個の凹状有底指挿入孔41dが形成されており、これらの2個の凹状有底指挿入孔41dにそれぞれ指を挿入することで、スライド部材41と押さえ板42とが一体となって手動で矢印X1方向又は矢印X2方向に押すことができるようになっている。
また、スライド部材41の下方側で矢印X1方向の先端に、フック部41eが矢印X1方向に向かって突出形成されており、且つ、フック部41eの上面に凹部41fが僅かな深さで形成されていると共に、フック部41eの先端下方にカセット本体31の前側板31bの上方部位に貫通して穿設した係止孔31b2内に挿入し易いようにテーパ部41gが形成されている。そして、スライド部材41の矢印X1方向へのスライドに伴って、スライド部材41のフック部41eは、カセット本体31の前側板31bに穿設した係止孔31b2内に挿入されるようになっている。
また、スライド部材41の下方側で略中央部位には樹脂材の弾性力を利用して垂直方向が短尺で矢印X1,X2方向と対応する水平方向を長尺に形成したL字状アーム片41hが上下方向に弾性変位自在に設けられており、このL字状アーム片41hの水平方向の先端に半円弧状凸部41iが下方に向かって突出形成されて、半円弧状凸部41iがカセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1の上面に沿ってスライド可能になっている。これに伴って、カセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1の上面に半円弧状凹部32a1−1bが上方に向かって凹状に形成されている。
そして、スライド部材41の矢印X1方向へのスライドに伴って、スライド部材41のL字状アーム片41hの先端に形成した半円弧状凸部41iが、カセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1の上面に形成した半円弧状凹部32a1−1bに接離自在になっている。この際、後述するように、半円弧状凸部41iが半円弧状凹部32a1−1b内に嵌合した時のクリック感により、カセットカバー32側に設けたスライド部材41がカセット本体31に対してロック位置に至ったことを知ることができる。
上記のようにロック手段兼ロック解除手段40を構成して、図7に示した状態でカセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内に嵌合したスライド部材41に対して、このスライド部材41に形成した2個の凹状有底指挿入孔41dにそれぞれ指を挿入して、スライド部材41を手動により矢印X2方向に予めスライドさせておき、この後、カセットカバー32を錘手段50の錘51と一体に下動させて、このカセットカバー32をカセット本体31内に納めると、図8に示した状態に至る。
この図8に示した状態は、上記したように、スライド部材41を矢印X2方向に予めスライドさせているので、スライド部材41のフック部41eがカセット本体31の前側板31bに穿設した係止孔31b2内に挿入されることなく待機している。この時、スライド部材41のL字状アーム片41hの先端に形成した半円弧状凸部41iもカセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1の上面に形成した半円弧状凹部32a1−1bから離れている。
次に、図9に示した如く、カセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内に嵌合したスライド部材41に対して、このスライド部材41に形成した2個の凹状有底指挿入孔41dにそれぞれ指を挿入して、スライド部材41を手動により上記とは反対に矢印X1方向にスライドさせると、スライド部材41のフック部41eがカセット本体31の前側板31bの上方部位に貫通して穿設した係止孔31b2内に挿入される。
この時、スライド部材41のフック部41eが、カセット本体31の前側板31bに穿設した係止孔31b2のうちで上部の高さが高い第1係止孔部31b2−1に挿入されて、ここでスライド部材41がロック位置に至る。このロック位置でカセット本体31に対してカセットカバー32を上方向に外そうとしてもフック部41eが第1係止孔部31b2−1に引かかり、カセットカバー32を取り外すことができない。従って、このようなロック状態でカセットカバー32を上方向に持ち上げると、カード収納カセット30全体を持ち上げることができるので、カード収納カセット30のカード記録装置10(図1〜図3)への着脱が容易になる。
また、上記と同時に、スライド部材41のフック部41eの上面に形成した凹部41fが、カセット本体31の前側板31bに穿設した係止孔31b2のうちで上部の高さが低い第2係止孔部31b2−2に挿入され、第2係止孔部31b2−2と凹部41fとの間に僅かな隙間Sが発生しているものの、この状態で僅かな隙間Sを持たせた理由については後で述べる。
更に、スライド部材41の矢印X1方向へのスライドに伴って、スライド部材41のL字状アーム片41hの先端に形成した半円弧状凸部41iが、カセットカバー32の凹状有底開口孔32a1内の底板部32a1−1の上面に形成した半円弧状凹部32a1−1b内に嵌合するので、半円弧状凸部41iが半円弧状凹部32a1−1b内に嵌合した時のクリック感により、カセットカバー32側に設けたスライド部材41がカセット本体31に対してロック位置に至ったことを知ることができる。
次に、図9に示した状態、即ち、カセットカバー32側に設けたスライド部材41がカセット本体31に対してロック位置に至っている時に、カセットカバー32側を上方に持ち上げると図10に示した状態に至る。
ここで、カセットカバー32側を上方(矢印Y1方向)に持ち上げると、カセット本体31が自重で下方に移動するために、スライド部材41のフック部41eの上面に形成した凹部41f内に、カセット本体31の前側板31bに穿設した係止孔31b2のうちで上部の高さが低い第2係止孔部31b2−2が嵌合して当接する結果、図9で説明した僅かな隙間Sが無くなり、スライド部材41を矢印X2方向に押してロック解除しようとしても、スライド部材41は矢印X2方向にスライドすることができないので、ロック解除されない。
即ち、スライド部材41がロック位置に至って、カセット本体31の前側板31bに穿設した係止孔31b2のうちで上部の高さが低い第2係止孔部31b2−2と、スライド部材41のフック部41eの上面に形成した凹部41fとで凹凸関係で嵌合し、両者31b2−2,41fの間に前記した隙間Sが無くなることにより、カセットカバー32側を上方に持ち上げた時にスライド部材41へのロック解除を規制するロック解除規制手段を構成している。
このことは、カード収納カセット30を持ち運びする際に、スライド部材41が不用意にロック解除されないので、カード収納カセット30の持ち運びを安全で且つ確実に行うことができる。
この後、スライド部材41のフック部41eをカセット本体31の前側板31bに穿設した係止孔31b2からロック解除する場合には、図9に示した状態から図8に示した状態に移行するように、スライド部材41を手動で矢印X2方向にスライドさせれば良い。
尚、カセット本体31に対してカセットカバー32をロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段40は、これに限定されるものではなく、カセット本体31側にフック部、カセットカバー32側に係止孔をそれぞれ設けるようにしても良いし、カセットカバー32を上方向に持ち上げた時に、スライド部材がロック解除方向に移動できない構造であれば良いものである。
更に、この実施例では、カセット本体31からカセットカバー32を取り外す時に、カセットカバー32に支持した錘手段50の錘51もカセットカバー32と一体に取り外すことができるものの、カード収納カセット30内に錘手段50の錘51を設けない構成も可能である。
従って、カード収納カセット30内に錘手段50の錘51を設けない場合には、カセット本体31は、底板31aと、前側板31bと、左右一対の左側板31c,右側板31dとを有し、一方、カセットカバー32は、天板32aと、後側板32bとを少なくとも有し、且つ、カセット本体31に対してカセットカバー32の前後左右の位置を規制しつつカセットカバー32の垂直移動を許容する垂直ガイド手段が、カセット本体31の左右一対の左側板31c,右側板31d側と、カセットカバー32の後側板32b側との間に設けられて、カセット本体31とカセットカバー32とが垂直ガイド手段を介して箱状に枠組みされる一方、カセットカバー32が垂直ガイド手段に沿ってカセット本体31から取り外し自在に構成されれば良いものである。尚、上記した垂直ガイド手段は、カセット本体31に対してカセットカバー32の前後左右の位置を規制しつつカセットカバー32の垂直移動を許容する機能を備えていればいかなる構造でも良い。
本発明に係るカード記録装置にカード収納カセットを装着した状態を示した外観斜視図である。 本発明に係るカード記録装置からカード収納カセットを取り外した状態を示した外観斜視図である。 本発明に係るカード記録装置及びこのカード記録装置に適用されるカード収納カセットの構成を示した断面図である。 ード収納カセットを分解して示した分解斜視図である。 (a)はカード収納カセットを枠組みした状態を示した外観斜視図であり、(b)は(a)中のA−A線に沿って断面した矢視断面図である。 ード収納カセットを本発明に係るカード記録装置に装着した時に、カセット本体からカセットカバーを取り外した状態を示した外観斜視図である。 ード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の構成を説明すると共に、ロック手段兼ロック解除手段の第1動作態様を示した縦断面図である。 ード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の第2動作態様を示した縦断面図である。 ード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の第3動作態様を示した縦断面図である。 ード収納カセットにおいて、カセット本体にカセットカバーをロックしたり、ロック解除するロック手段兼ロック解除手段の第4動作態様を示した縦断面図である。 従来の印刷装置及びシート収納マガジンの概略構成を示した構成図である。 図11に示した従来のシート収納マガジンを示した斜視図である。
符号の説明
10…カード記録装置、
11…外装筐体、11a…右側板、
11b…カセット装着台、11c…側板、
11d,11e…左右一対の垂直ガイド壁、
13…ピックアップローラ、
20…エンコーダ部、22…プリント部、
30…カード収納カセット、
31…カセット本体、
31a…底板、31a1…開口部、
31b…前側板、31b1…カード引き出し口、31b2…係止孔、
31c,31d…左右一対の左側板,右側板
31e,31f…左右一対の凸状垂直ガイド壁、
31g,31h…垂直ガイド手段(左右一対の凹状垂直ガイド溝)、
32…カセットカバー、
32a…天板、32a1…凹状有底開口孔、
32b…後側板、
32c,32d…左右一対の左側板,右側板、
32e,32f…垂直ガイド手段(左右一対の凸状垂直ガイド壁)、
32g1,32h1…左右一対の凹状垂直ガイド溝、
32g2,32h2…左右一対の垂直ガイド溝、
40…ロック手段兼ロック解除手段、41…スライド部材(ロック兼ロック解除部材)、
50…錘手段、51…錘、
C…カード、Ca…カード面。

Claims (1)

  1. 複数枚のカードを一方向に積層して収納するカード収納カセットと、前記カード収納カセットに積層収納された前記複数枚のカードの内の一枚のカードを前記カード収納カセットの外部に引き出して所定の情報を記録する記録手段と、を有するカード記録装置において、
    前記カード収納カセットは、
    前記複数枚のカードが積層して載置される底板と、前記一枚のカードを外部に引き出すための開口部を有して前記積層された複数枚のカードの一端面側をガイドする第1の側板と、前記積層された複数枚のカードの前記一端面とは異なる互いに対向する端面側をそれぞれガイドする第2及び第3の側板と、を有するカセット本体と、
    前記底板と対向する天板と前記開口部に対向する第4の側板とを有し前記カセット本体に対して着脱可能とされたカセットカバーと、を備える一方、
    前記カセット本体側に設けられ前記一方向に沿って延在する溝部又は凸部と、前記カセットカバー側に設けられ前記溝部又は凸部に嵌合する凸部又は溝部と、を備え、
    前記カセットカバーは、前記溝部と前記凸部との嵌合により前記複数枚のカードを収納する箱状に組み合わせ可能とされ且つその組み合わされた状態から前記カセットカバーを前記カセット本体に対して前記一方向に取り外し自在とされていることを特徴とするカード記録装置。
JP2004315879A 2004-10-29 2004-10-29 カード記録装置 Active JP4321438B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004315879A JP4321438B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 カード記録装置
US11/192,185 US7387257B2 (en) 2004-10-29 2005-07-29 Card recording apparatus and a card storage cassette

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004315879A JP4321438B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 カード記録装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009085019A Division JP4359904B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 カード記録装置及びカード収納カセット
JP2009085018A Division JP4359903B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 カード記録装置及びカード収納カセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006124114A JP2006124114A (ja) 2006-05-18
JP4321438B2 true JP4321438B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=36385212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004315879A Active JP4321438B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 カード記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7387257B2 (ja)
JP (1) JP4321438B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8167211B2 (en) * 2005-09-26 2012-05-01 Nidec Sankyo Corporation Card carrying and pushing out device
US20120160861A1 (en) * 2010-12-28 2012-06-28 Lisbeth Moreira Fletcher System for writing to and dispensing solid-state storage devices
US9460370B2 (en) * 2014-09-05 2016-10-04 Nidec Sankyo Corporation Card storage and ejection module
JP7048222B2 (ja) * 2017-07-04 2022-04-05 日本電産サンキョー株式会社 カード発行装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726276Y2 (ja) * 1988-05-09 1995-06-14 旭精工株式会社 カード自動販売機のカード送出装置
US5753897A (en) * 1995-01-24 1998-05-19 Algonquin Industries, Inc. Apparatus for dispensing cards having an integrated circuit chip
JP3366791B2 (ja) * 1995-11-09 2003-01-14 ニスカ株式会社 情報記録装置
EP0774732B1 (en) * 1995-11-17 2006-01-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Card processing apparatus
JP3734124B2 (ja) 1998-02-16 2006-01-11 株式会社リコー シート収納マガジン
JP3744719B2 (ja) * 1999-04-15 2006-02-15 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 媒体発行装置及びカード発行装置
JP3330355B2 (ja) * 1999-08-31 2002-09-30 ニスカ株式会社 カード類の記録装置
DE10002837C2 (de) * 2000-01-24 2003-11-27 Wincor Nixdorf Int Gmbh Vorrichtung zum Bearbeiten von Datenträgerkarten
JP3667617B2 (ja) * 2000-09-28 2005-07-06 ニスカ株式会社 カード処理装置
DE60318397D1 (de) * 2002-02-15 2008-02-14 Coinstar Inc Vorrichtung und verfahren zum ausgeben von karten
US7111790B2 (en) * 2003-12-10 2006-09-26 Greenwald Industries, Incorporated Card dispensing unit and method for dispensing cards

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006124114A (ja) 2006-05-18
US20060102720A1 (en) 2006-05-18
US7387257B2 (en) 2008-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4671062B2 (ja) 印字装置
JP4572846B2 (ja) プリンタ装置
JP6468229B2 (ja) シート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置
EP2371564B1 (en) Recording apparatus
KR100857408B1 (ko) 프린터
JP4321438B2 (ja) カード記録装置
JP4359903B2 (ja) カード記録装置及びカード収納カセット
JP4359904B2 (ja) カード記録装置及びカード収納カセット
US6285387B1 (en) Recording device
JP2010093561A (ja) 画像読取装置及び画像読取記録装置
JP7182939B2 (ja) 記録装置
JP3714241B2 (ja) プリンタ装置
JP4556406B2 (ja) 印刷装置
US10868932B2 (en) Image reading device
JP2003154693A (ja) プリンタ装置
JP4324003B2 (ja) シート材供給装置および記録装置
JP3856111B2 (ja) プリンタ装置のクリーニング方法及びそれに用いるクリーニングシート
JPH11227957A (ja) 用紙カートリッジおよびプリンター
JP2004216660A (ja) キャリッジ及びインクジェット式記録装置
JPH1135166A (ja) シートカセット用ケース
JP2005028621A (ja) プリンタ装置
JP2005028622A (ja) プリンタ装置
JP2021080031A (ja) カード供給装置及び記録装置
JP2005028596A (ja) プリンタ装置
JP2007030484A (ja) 装着物保護装置及び記録装置と電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090525

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4321438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250