JP4321116B2 - 負イオン発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レナード現象を利用して空気中に負イオンを発生させる負イオン発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の負イオン発生装置は、吸水管と軸流ファンおよび気水分離器等の各種部材を縦方向に積み重ねて設けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、その負イオン発生装置について図15を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、筒状の本体101の下部に設けた貯水槽102内の水に下端を挿入して回転により水を吸引する吸水管103と、この吸水管103で吸引した水を円周方向に飛散させるように縦軸により回転する回転板104と、この回転板104の吐出方向に面して設けた対向壁面105と、この対向壁面105への衝突で発生する負イオンを含む微細水滴を縦方向に搬送する軸流ファン106と、この軸流ファン106の下流となる上部に設けた気水分離器107とにより構成していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−119844号公報([0031]〜[0033]、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、吸水管103と軸流ファン106および気水分離器107が縦方向に積重ねられるように設けられていることにより、製品が大型化するとともに、メンテナンス性が悪いという課題があった。また、吸水管103の回転により水を吸い上げるために、高速で回転させる必要があり、軸流ファン106および気水分離器107も高速で回転し、大きな騒音を発生するという課題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、製品の薄形化とメンテナンス性の向上および騒音の低減化を図ることのできる負イオン発生装置を提供することを目的とする。
【0019】
前記従来の課題を解決するために、本発明の負イオン発生装置は、吸込口と吹出口を有した箱状の本体と、この本体内に設けられ、給水口から供給した水を回転する円盤状の水拡散板により飛散させ対向壁面に衝突させて微細水滴を発生させる微細水滴発生手段と、この微細水滴発生手段で発生した微細水滴を搬送する送風手段と、水滴を大きな水滴と微細水滴に分離する気水分離手段と、前記本体に着脱自在に装着される給水タンクと、この給水タンクの水を前記給水口に搬送する給水ポンプとを備え、前記水拡散板の駆動軸を水平方向に設け、前記水拡散板を、水受け凸部を頂点とした四周に拡がる略円錐形状の後板と、この後板の前方に隙間を介して一体に設けられる前板とにより形成し、前記水拡散板の前記前板と前記後板の間に放射線状に水ガイドリブを配設し、気水分離手段は、送風手段からの気流を微細水滴発生手段の上方から左右下方向に導き、さらにU ターンして上方に導く略U 字状の通路を左右に形成したものである。また、放射線状のガイドリブを水拡散板の周縁部に至る途中でカットした請求項1記載の負イオン発生装置としたものである。また、水拡散板の上方のみに金属メッシュフィルターを設けた請求項1または2に記載の負イオン発生装置としたものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、吸込口と吹出口を有した箱状の本体と、この本体内に設けられ、給水口から供給した水を回転する円盤状の水拡散板により飛散させ対向壁面に衝突させて微細水滴を発生させる微細水滴発生手段と、この微細水滴発生手段で発生した微細水滴を搬送する送風手段と、水滴を大きな水滴と微細水滴に分離する気水分離手段と、前記本体に着脱自在に装着される給水タンクと、この給水タンクの水を前記給水口に搬送する給水ポンプとを備え、前記水拡散板の駆動軸を水平方向に設け、前記水拡散板を、水受け凸部を頂点とした四周に拡がる略円錐形状の後板と、この後板の前方に隙間を介して一体に設けられる前板とにより形成し、前記水拡散板の前記前板と前記後板の間に放射線状に水ガイドリブを配設し、気水分離手段は、送風手段からの気流を微細水滴発生手段の上方から左右下方向に導き、さらにU ターンして上方に導く略U 字状の通路を左右に形成した負イオン発生装置たことにより、縦方向に各種部材が積み重ねられることがなくなり、水拡散板の外径を大として、垂直方向に設置すること、および低速で回転させることが可能となり、製品の薄型化および騒音の低減を図ることができ、また、水拡散板は前方より取り外しが可能となり、メンテナンス性を向上することができ、また、水拡散板を水受け凸部を頂点とした四周に拡がる略円錐形状の後板と、後板の前方に隙間を介して一体に設けられる前板とにより形成したことにより、従来の吸水方向から放散方向へ90 度方向変更するのに比較して変換角度が緩やかとなり、水拡散板内での進路方向が外周方向に容易に変換できるとともに、給水口からの水供給方向のベクトルと水拡散板の遠心力のベクトルの合成により、周縁部での水放散速度の絶対値を大きくすることができ、また、水拡散板の前板と後板の間に放射線状に水ガイドリブを配設したことにより、回転中の水拡散板内で、給水された水を略均等に配分して外周方向に拡散でき、送風手段からの気流を微細水滴発生手段の上方から左右下方向に導き、さらにU ターンして上方に導く略U 字状の通路を左右に形成して気水分離手段を構成したことにより、気水分離手段を簡単で洗浄を容易にできるとともに、送風手段の吹出し口から放散される騒音を本体内で遮音することができるようになる。また、請求項2に記載の発明は、放射線状の水ガイドリブを水拡散板の周縁部に至る途中でカットしたことにより、水ガイドリブ毎に集められた水を水拡散板内の外周側で扇形状に拡げて周縁端から略均一に水を放散することができる。また、請求項3に記載の発明は、水拡散板の上方のみに金属メッシュフィルターを設けたことにより、風路内圧損を加味して、上半分での配設で、加湿機能および気水分離機能を大幅に向上することができる。
【0042】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0043】
【実施例】
(実施例1)
図1〜図10に示すように、箱状の本体4は側方に吸込口1を上面に吹出口2を設け、前面は部材を組み込めるように開口し、前面の開口には前面パネル3を着脱自在に設けている。本体4内には給水口5から供給した水を回転する円盤状の水拡散板6により飛散させ、対向壁面7に衝突させて微細水滴を発生させる微細水滴発生手段8と、微細水滴発生手段8で発生した微細水滴を搬送する送風手段9と、搬送される水滴を大きな水滴と微細水滴に分離する気水分離手段10と、本体4に着脱自在に装着される給水タンク11と、給水タンク11の水を給水口5に送り込むために給水タンク11に設けたインペラ12aと本体4側に設けたモータ12bによりなる給水ポンプ12を設けている。
【0044】
送風手段9は水拡散板6の上流側に設け、水拡散板6と送風手段9を気水混合風路13を介して本体4内で分離した構成を有している。
【0045】
また、送風手段9は回転軸14が水平方向のシロッコファン9aにより形成し、本体4の略中央に本体4の側方に設けられる吸込口1と遮音材15により形成される曲折通路を介して連通する空間部16を形成し、空間部16に面してシロッコファン9aの吸気口17を配設する。
【0046】
給水口5の対向位置に、水拡散板6を駆動軸18に固定する固定具20を配設し、この固定具20は先端にR形状をなす水受け凸部19を設けた袋ナット形状を有し、固定具20の外周には給水口5から給水された水を略均等に拡散する拡散リブ21を形成している。
【0047】
水拡散板6は水受け凸部19を頂点とした四周になだらかに傾斜して拡がる略円錐形状の後板22と、後板22の前方に略均一の隙間23を介して一体に設けられる前板24とで構成されている。水拡散板6の前板24と後板22の隙間23には放射線状に複数の水ガイドリブ25を設け、この水ガイドリブ25を水拡散板6の周縁部26に至る途中でカットした形状とする。
【0048】
そして、水拡散板6の上半分を覆う対向壁面7を連続する櫛歯27の形状とし、櫛歯27の内面端部に連続する水逃しリブ28を一体に形成し、水拡散板6の上方のみに金属メッシュフィルター29を設ける。
【0049】
また、気水分離手段10は送風手段9からの気流を微細水滴発生手段8の上方から左右下方向に導き、さらにUターンして上方に導く略U字状の通路30を左右に形成している。
【0050】
また、本体4側に設けられる給水口5に連通する受パイプ31と、給水タンク11に設けられ本体4側の受パイプ31に着脱自在に連結される給水パイプ32と、給水パイプ32に設けられるパッキン33とを設け、給水タンク11の着脱操作により受パイプ31にパッキン33を介して給水パイプ32が嵌合し連結するように設けている。
【0051】
水平風路34を設けた気水混合風路13を給水タンク11の上部に設け、水平風路34の下部に凹形状の水溜め部35と水溜め部35の側部に排水口36を設ける。排水口36は給水ポンプ12の給水量より大気圧下での排水量を少量とした形状を有し、運転時は送風手段9により風圧が高まり水溜め部35に一定の水位を確保できるように構成している。
【0052】
上記構成において、負イオン発生装置を運転すると、シロッコファン9aよりなる送風手段9と水拡散板6およびインペラ12aからなる給水ポンプ12が駆動し、水拡散板6が回転を開始する。給水タンク11の水は給水ポンプ12により給水パイプ32を介して受パイプ31に送られ、受パイプ31に連結されている給水口5より給水口5の対向位置に配設されている水拡散板6を固定している固定具20に給水される。固定具20の先端に設けた水受け凸部19に供給された水は、固定具20の外周に形成された拡散リブ21により略均等に分散されて略円錐形状の水拡散板6へと送られる。水拡散板6に設けた水ガイドリブ25に沿って放射線状に水が拡がり、カット部25aより外側では水拡散板6の周縁部26に向かって扇形状に拡がり、周縁部26では略均等に水が放散される。放散された水は対向壁面7を形成する櫛歯27に衝突して微細水滴を含む大小の水滴が生成される。微細水滴発生手段8により生成された水滴の中で、大きい水滴の大部分は落下するか水逃しリブ28により下方に導かれて気水混合風路13に至る。
【0053】
ここで微細水滴を搬送する気流について説明すると、送風手段9となるシロッコファン9aにより本体4の側方に設けた吸込口1から取り込まれた搬送風は遮音材15を介して空間部16に送られ、吸気口17より吸気された空気は気水混合風路13を通るときにUターンして水拡散板6の前面を上昇する。このとき微細水滴発生手段8で生成された水滴を運び、上方に設けた金属メッシュフィルター29を通るときに、大きな水滴は金属メッシュフィルター29に捕捉されるが、微細水滴はそのまま通過し、同時に搬送気流の湿度も上昇する。金属メッシュフィルター29を通過した気流は、微細水滴発生手段8の上方から左右方向に導かれ、さらにUターンして上方に導く略U字状の通路30を通る気水分離手段10により選別され、負イオンを含む微細水滴のみが気流に乗って吹出口2より装置外に吹き出される。
【0054】
気水分離手段10で分離された大きな水滴は流下して気水混合風路13の水平風路34に設けた凹形状の水溜め部35に集まり、排水口36を通り給水タンク11に回収される。排水口36は水溜め部35の側方に突設するとともに、開口面積を絞り気味にして排水量を少なめにしている。
【0055】
すなわち給水ポンプ12の給水量より、大気圧下での排水量が少量となるように排水口36の開口面積を設定し、送風手段9を運転すると気水混合風路13内の気圧が高まり排水口36の排水量がやや増加し、水溜め部35は一定の水位が確保されることとなる。
【0056】
気水混合風路13を通る気流は水溜め部35に溜る水の表面を通過するときに、湿度が高められることになる。
【0057】
また、給水タンク11に水を補給するときには、本体4より給水タンク11を引き出すと、インペラ12aよりなる給水ポンプ12に接続されている給水パイプ32が本体4側に設けた受パイプ31より抜き去られて給水パイプ32と受パイプ31の連結が外れ、給水タンク11を本体4より分離して給水場所まで持ち運ぶことができる。
【0058】
そして、給水タンク11を本体4に装着するときに、給水タンク11側に設けた給水パイプ32と本体4側に設けた受けパイプ31がパッキン33を介して自動的に連結することができ、給水タンク11の装着操作において水封を保つ形でパイプを接続することができる。
【0059】
このように本発明の実施例1の負イオン発生装置によれば、給水口5から供給した水を円盤状の水拡散板6により飛散させ対向壁面7に衝突させて微細水滴を発生させる微細水滴発生手段8と、微細水滴発生手段8で発生した微細水滴を搬送する送風手段9と、水滴を大きな水滴と微細水滴に分離する気水分離手段10と、給水タンク11の水を給水口5に搬送する給水ポンプ12とを備え、水拡散板6の駆動軸18を水平方向に設けることにより、水拡散板6を大型にて垂直方向に設置すること、および低速で回転することが可能となり、製品の薄型化および騒音の低減を図ることができ、また水拡散板6は前方より取り外しが可能となり、分離点検などのメンテナンス性を向上することができる。
【0060】
また、送風手段9を水拡散板6の上流側に設け、水拡散板6と送風手段9を気水混合風路13を介して本体4内で分離したことにより、水滴がかかる水濡れ部分と送風部を明確に分離することができ、水で汚れる部材が少なくなり、清掃作業が容易になるとともに長寿命化を図ることができる。
【0061】
また、送風手段9を回転軸14が水平方向のシロッコファン9aにより形成することにより、シロッコファン9aの水平方向の幅を小さくすることができ、本体4を薄形化できるとともにシロッコファン9aの外径を大きくすることにより回転数を下げて送風性能を確保でき、シロッコファン9aで発生する騒音を低減することができる。
【0062】
また、本体4の略中央に側方の吸込口1と連通する空間部16を形成し、空間部16に面して送風手段9の吸気口17を配設したことにより、吸込口1より吸い込まれた空気は空間部16を介して送風手段9の吸気口17に吸気されることとなり、空気流れの円滑化が図れるとともに、送風手段9で発生した騒音は空間部16で緩和され低騒音化された状態で放散されることとなり、送風手段9の吸気口17を通して発生する騒音を低く抑えることができる。
【0063】
また、給水口5の対向位置に水拡散板6を駆動軸18に固定する固定具20を配設し、固定具20の先端にR形状をなす水受け凸部19を設けたことにより、給水口5から吐出された水が跳ね返ることなく水拡散板6の内部にスムーズに導入され、回転する水拡散板の表面に沿うように滑らかに拡散させることができる。
【0064】
また、固定具20の外周に給水口5から給水された水を略均等に拡散する拡散リブ21を設けたことにより、給水口5から吐出された水が水拡散板6の内部にスムーズに導かれ、より均等に給水された水を分散することができ、また、駆動軸へ固定具をねじ締め固定するときに拡散リブ21が滑り止めの役目を果たし、固定具20の着脱が容易となりメンテナンス作業が楽になる。
【0065】
また、水拡散板6を水受け凸部19を頂点とした四周に拡がる略円錐形状の後板22と、後板22の前方に隙間23を介して一体に設けられる前板24とにより形成したことにより、従来の吸水方向から放散方向へ90度方向変換するのに比較して変換角度が緩やかとなり、水拡散板6内での進路方向が外周方向に容易に変換できるとともに給水口からの水供給方向のベクトルと水拡散板の遠心力のベクトルの合成により、周縁部での水放散速度の絶対値を大きくすることができる。
【0066】
また、水拡散板6の前板24と後板22の間に放射線状に水ガイドリブ25を配設したことにより、回転中の水拡散板6内で給水された水を略均等に配分して外周方向に拡散できるようにする。
【0067】
また、放射線状の水ガイドリブ25を水拡散板6の周縁部26に至る途中でカットしたことにより、水ガイドリブ毎に集められた水を水拡散板内の外周側で扇形状に拡げて周縁部から略均一に水を放散することができる。
【0068】
また、水拡散板6の上半分を覆う対向壁面7を連続する櫛歯27形状とし、櫛歯27の内面端部に連結する水逃しリブ28を一体に形成したことにより、櫛歯27から滴下する水滴が回転体に当って発生する異常音を未然に防止するとともに、櫛歯間の距離を適正に保ち、負イオン発生量を維持することができる。
【0069】
また、水拡散板6の上方のみに金属メッシュフィルター29を設けたことにより、風路内圧損を加味して上半分での配設で、加湿機能および気水分離機能を大幅に向上することができる。
【0070】
また、送風手段9からの気流を微細水滴発生手段8の上方から左右下方向に導き、さらにUターンして上方に導く略U字状の通路30を左右に形成して気水分離手段10を構成したことにより、気水分離手段10を簡単で洗浄を容易にできるとともに、吹出口2から放散される騒音を本体4内で遮音することができる。
【0071】
また、本体4側に設けられる給水口5に連通する受パイプ31と、給水タンク11に設けられ、本体4側の受パイプ31に着脱自在に連結される給水パイプ32と、給水パイプ32に設けられるパッキン33とを備え、給水タンク11の着脱操作により、受パイプ31にパッキン33を介して給水パイプ32を連結させる構成としたことにより、給水タンク11の出し入れ時の水漏れを未然に防止するとともに、給水タンク11の着脱操作時に同時に給水パイプ32の結合分離を行うことができる。
【0072】
また、水平風路34を設けた気水混合風路13を給水タンク11の上部に設け、水平風路34の下部に凹形状の水溜め部35と排水口36を設けたことにより、気水混合風路13においては、送風手段9から送風される空気と微細水滴発生手段8で発生した水滴の一部が混合することとなり、気水分離と水溜め部35に溜った水分により加湿される補助効果をもたらすことができる。
【0073】
また、給水ポンプ12の給水量より大気圧下での排水量を少量とした排水口36を設け、運転時は風圧の作用により水溜め部に一定の水位を確保できる構成としたことにより、気水混合風路13から、給水タンク11への流路構成の中で排水口36からの風の漏れをなくすとともに、貯水機能を確保し、水溜め部35に常に略一定水位を確保することができる。
【0074】
参考例1
図11および図12に示すように、電源37と並列に、給水ポンプ12Aを駆動するポンプ駆動部38と、送風手段9Aを駆動する送風手段駆動部39と、微細水滴発生手段8Aを駆動する微細水滴発生手段駆動部40と、ポンプ駆動部38と送風手段駆動部39および微細水滴発生手段40を駆動制御する制御部41とを設け、制御部41には給水ポンプ12Aが完全に停止する時間Tをカウントする運転開始タイマー42を内蔵し、制御部41には、スイッチ入力部43および制御部用電源44を設けている。制御部41は、運転開始時に運転開始タイマー42を駆動して給水ポンプ12Aを送風手段9Aと微細水滴発生手段8Aの運転開始より遅らせて運転させるように構成する。
【0075】
上記構成において、負イオン発生装置を運転するとき、ステップ45でスイッチ入力部43によりスイッチONし、ステップ46で送風手段駆動部39がONするとともに、運転開始タイマー42のカウントがスタートされ、ステップ47で運転開始タイマー42が所定以上カウントアップされると、ステップ48でポンプ駆動部38と微細水滴発生手段駆動部40がONされる。ステップ47で運転開始タイマー42のカウントアップが所定以下であれば、所定以上になるまで繰返し運転開始タイマー42のカウントは続行され、遅延は5秒程度行なわれる。
【0076】
このように本発明の実施例2の負イオン発生装置によれば、送風手段9Aと微細水滴発生手段8Aおよび給水ポンプ12Aを駆動する制御部41を有し、制御部41は運転開始時に給水ポンプ12Aを送風手段9Aと微細水滴発生手段8Aの運転開始より遅らせて運転する運転開始タイマーを備えたことにより、給水ポンプ12Aは惰性で回転していても、完全に停止してからの運転となり、常に正常に動作することができる。
【0077】
参考例2
図2 、図13および図14に示すように、着脱可能に設けられる前面パネル5の着脱状態を検知するパネル検知手段49と、パネル検知手段49が前面パネル5を取り外したことを検知したときに、送風手段9Bを駆動する送風手段駆動部39Aおよび微細水滴発生手段8Bの微細水滴発生手段駆動部40Aに制御部41Aを介して送る駆動信号より給水ポンプ12Bの給水ポンプ駆動部38Aに対する駆動信号を遅らせて給水ポンプ12Bを停止させる遅延停止タイマー50を設け構成する。
【0078】
上記構成において、負イオン発生装置の掃除を行うためにスイッチ入力部43で電気回路をOFFしたのち、前面パネル5を外したときには、ステップ51でパネル検知手段49により前面パネル5が取り外されたことが検知される。
【0079】
同時に遅延停止タイマー50のカウントがスタートし、ステップ52で制御部41Aにより送風手段9Bの送風手段駆動部39Aおよび微細水滴発生手段8Bの微細水滴発生手段駆動部40Aに対する通電が停止されて送風手段9Bおよび微細水滴発生手段8Bの運転が停止される。ステップ53で遅延運転タイマー50が所定以上カウントアップされると、ステップ54で給水ポンプ駆動部38Aの通電がOFFされ、給水ポンプ12Bの運転は停止され、ステップ53で遅延運転タイマー50のカウントが所定以下であれば所定以上になるまで繰返し遅延運転タイマー50のカウントは続行されることとなる。
【0080】
このように本発明の参考例2の負イオン発生装置によれば、着脱可能に設けられる前面パネル5の着脱状態を検知するパネル検知手段49を設け、パネル検知手段49が前面パネル5が外れたことを検知したときには、微細水滴発生手段8Bおよび送風手段9Bより給水ポンプ12Bを遅らせて停止させるように制御部41Bに遅延停止タイマー50を備えた構成としたことにより、給水ポンプ12Bから給水される水が負荷となり微細水滴発生手段8Bの惰性回転が早く止まり、使用者が内部を掃除しようとしたとき、可動部に触れる危険性を未然に防止することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上のように本発明の負イオン発生装置によれば、吸込口と吹出口を有した箱状の本体と、この本体内に設けられ、給水口から供給した水を回転する円盤状の水拡散板により飛散させ対向壁面に衝突させて微細水滴を発生させる微細水滴発生手段と、この微細水滴発生手段で発生した微細水滴を搬送する送風手段と、水滴を大きな水滴と微細水滴に分離する気水分離手段と、前記本体に着脱自在に装着される給水タンクと、この給水タンクの水を前記給水口に搬送する給水ポンプとを備え、前記水拡散板の駆動軸を水平方向に設け、前記水拡散板を、水受け凸部を頂点とした四周に拡がる略円錐形状の後板と、この後板の前方に隙間を介して一体に設けられる前板とにより形成し、前記水拡散板の前記前板と前記後板の間に放射線状に水ガイドリブを配設し、気水分離手段は、送風手段からの気流を微細水滴発生手段の上方から左右下方向に導き、さらにU ターンして上方に導く略U 字状の通路を左右に形成した負イオン発生装置としたことにより、製品の薄型化と、騒音の低減およびメンテナンス性の向上を図ることのできる負イオン発生装置を提供でき、また、水拡散板を水受け凸部を頂点とした四周に拡がる円錐形状の後板と、この後板の前方に隙間を介して一体に設けられる前板とにより形成したことにより、水拡散板内での水の進路方向が容易に変換でき、速度ベクトルの合成により、周縁部での水の放散速度の絶対値が大きくなり、水破砕効果を上げることができ、また、水拡散板の前板と後板の間に放射線状の水ガイドリブを配設したことにより、給水された水を水拡散板上で放射方向に均等に配分することができ、また、気水分離手段は、送風手段からの気流を微細水滴発生手段の上方から左右下方向に導き、さらにU ターンして上方に導く略U 字状の通路を左右に形成したことにより、洗浄容易な気水分離構造が得られるとともに、吹出口への騒音の拡がりを緩和することができる。また、放射線状の水ガイドリブを水拡散板の周縁部に至る途中でカットしたことにより、水ガイドリブ毎に集められた水を水拡散板内の外周側で扇形状に拡げて周縁部より略均等に水放散することができる。また、水拡散板の上方のみに金属メッシュフィルターを設けたことにより、風路内の圧損を上げることなく加湿機能および気水分離機能が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の負イオン発生装置の断面図
【図2】本発明の実施例1および実施例3の負イオン発生装置の斜視図
【図3】本発明の実施例1の負イオン発生装置の前面パネルを取り外した状態の斜視図
【図4】同負イオン発生装置の給水口と水拡散板の関係を示す断面図
【図5】(イ)同負イオン発生装置の水拡散板と対向壁面の関係を示す正面図
(ロ)同負イオン発生装置の水拡散板の水ガイドリブ付近の水の拡散を示す平面図
【図6】同負イオン発生装置の微細水滴発生手段と、気水分離手段の関係を示す断面図
【図7】同負イオン発生装置の前面パネルを取り外した状態の斜視図
【図8】同負イオン発生装置の給水パイプと受パイプの関係を示す断面図
【図9】同負イオン発生装置の水溜め部を示す断面図
【図10】同負イオン発生装置の吸込口に対向する遮音材を示す斜視図
【図11】参考例1の負イオン発生装置のブロック図
【図12】同負イオン発生装置のチャート
【図13】参考例2の負イオン発生装置のブロック図
【図14】同負イオン発生装置のチャート
【図15】従来の負イオン発生装置の断面図
【符号の説明】
1 吸込口
2 吹出口
4 本体
5 給水口
6 水拡散板
7 対向壁面
8 微細水滴発生手段
8A 微細水滴発生手段
8B 微細水滴発生手段
9 送風手段
9A 送風手段
9B 送風手段
9a シロッコファン
10 気水分離手段
11 給水タンク
12 給水ポンプ
12A 給水ポンプ
12B 給水ポンプ
13 気水混合風路
14 回転軸
16 空間部
17 吸気口
18 駆動軸
19 水受け凸部
20 固定具
21 拡散リブ
22 後板
23 隙間
24 前板
25 水ガイドリブ
26 周縁部
27 櫛歯
28 水逃しリブ
29 金属メッシュフィルター
30 通路
31 受パイプ
32 給水パイプ
33 パッキン
34 水平風路
35 水溜め部
36 排水口
41 制御部
41A 制御部
42 運転開始タイマー
49 パネル検知手段
50 遅延停止タイマー

Claims (3)

  1. 吸込口と吹出口を有した箱状の本体と、この本体内に設けられ、給水口から供給した水を回転する円盤状の水拡散板により飛散させ対向壁面に衝突させて微細水滴を発生させる微細水滴発生手段と、この微細水滴発生手段で発生した微細水滴を搬送する送風手段と、水滴を大きな水滴と微細水滴に分離する気水分離手段と、前記本体に着脱自在に装着される給水タンクと、この給水タンクの水を前記給水口に搬送する給水ポンプとを備え、前記水拡散板の駆動軸を水平方向に設け、前記水拡散板を、水受け凸部を頂点とした四周に拡がる略円錐形状の後板と、この後板の前方に隙間を介して一体に設けられる前板とにより形成し、前記水拡散板の前記前板と前記後板の間に放射線状に水ガイドリブを配設し、気水分離手段は、送風手段からの気流を微細水滴発生手段の上方から左右下方向に導き、さらにU ターンして上方に導く略U 字状の通路を左右に形成した負イオン発生装置。
  2. 放射線状の水ガイドリブを水拡散板の周縁部に至る途中でカットした請求項1記載の負イオン発生装置。
  3. 水拡散板の上方のみに金属メッシュフィルターを設けた請求項1または2に記載の負イオン発生装置。
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