JP4320495B2 - 数値制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は数値制御(Numerical Control;以下NCという)システムに関するもので、特に、数値制御演算を行なうNCユニットと、このNCユニットにデータの入出力を行なう操作ボードやこのNCユニットによって制御される工作機械等の外部機器との接続性に優れたNCシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のNCシステムの全体構成を表すシステムブロック図であり、図において、1は数値制御演算を行なうNCユニット、2、3および4は、それぞれ、例えば、工作機械に取り付けられたサーボモータ(図示せず)および主軸モータ(図示せず)をNCユニット1から送出されたデータに基いて駆動、制御するサーボアンプおよび主軸アンプ、5は手動パルス生成ダイヤル(図示せず)やXY軸移動ボタン(図示せず)等の外部入出力装置が接続され、NCユニット1との間でデータの入出力を行なうリモートI/O(Remote Input/Output;以下RIOという)、6はNCユニット1に加工データや各種加工指令を入力するキーボード、7はNCユニット1を含むこのNCシステム全体の状態やキーボード6から入力されたデータ等を表示する表示器であり、NCユニット1は、それぞれ、コネクタ25およびシリアルペアケーブル35を介してRIO5に、コネクタ26およびキースキャン信号ケーブル36を介してキーボード6に、コネクタ27および表示信号ケーブル37を介して表示器7と接続されている。また、サーボアンプ2、3および主軸アンプ4は、コネクタ24とシリアルペアケーブル32、シリアルペアケーブル33およびシリアルペアケーブル34を介して、NCユニット1にディジーチェーン接続されている。
【0003】
図10には、この従来のNCユニット1の詳細な内部構成図を示す。図において、10は数値演算を行なうCPU、11はCPU10に接続されたデータバスであり、このデータバス11を介して、NCシステムの制御ソフトウェアを内蔵するROM(Read Only Memory)12、CPU10のワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)13、サーボアンプ2、3および主軸アンプ4とのデータ通信を制御するサーボ通信インターフェース14、RIO5とのデータ通信を制御するRIOインターフェース15、キーボード6とのデータの入出力を制御するキーボードコントローラ16、表示器7とのデータの入出力を制御する表示器コントローラ17が、CPU10に接続されている。なお、上記したように、サーボ通信インターフェース14、RIOインターフェース15、キーボードコントローラ16および表示器コントローラ17には、各通信用ケーブルと接続するためのコネクタ24、25、26、27が接続されている。
【0004】
以下、この従来のNCシステムの動作について説明する。キーボード6からキースキャン信号ケーブル36およびキーボードコントローラ16を介して加工データや加工指令がNCユニット1に入力されると、NCユニット1のCPU10はこれらのデータおよび指令を演算処理し、所定の加工を行なうために必要な制御データを生成して、サーボ通信インターフェース14、コネクタ24、シリアルペアケーブル32、シリアルペアケーブル33およびシリアルペアケーブル34を介して、サーボアンプ2、3および主軸アンプ4に送出する。一方、ディジーチェーン接続されたサーボアンプ2、3および主軸アンプ4では、この制御データに基いてサーボモータおよび主軸モータが駆動、制御され、加工が行われる。また、この間、キーボード6から入力されたデータやサーボアンプ2、3および主軸アンプ4等から収集された工作機械の状態が、表示器コントローラ17、コネクタ27および表示信号ケーブル37を介して表示器7に送出、表示され、入力データやNCシステムの状態が確認される。さらに、RIO5に接続された各種外部入出力装置は、必要に応じてRIO5およびRIOインターフェース15を介してCPU10との間でデータの入出力を行う。なお、上記の各動作において、CPU10はRAM13をワークエリアとして使用しつつ、ROM12内に記憶された制御ソフトウェアに従って加工データや加工指令の演算処理を行なうとともに、データバス11を介して各インターフェースとの間でこれらのデータの入出力を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図9および図10に示した従来のNCシステムにおいては、NCユニット1を各機器間の通信のマスタとして設定し、サーボアンプ2、3と主軸アンプ4、RIO5、キーボード6および表示器7等の外部機器をこのNCユニット1に並列(NCユニット1を中心とする星型)に接続していたため、NCユニット1と外部機器との接続に必要なコネクタや通信ケーブルの数が、接続される機器の数に比例して増加し、コネクタの取り付けにスペースを取られる他、通信ケーブルの配線が複雑になるといった問題点があった。特に、近年はNCユニット1の小型化のため、コネクタを実装するスペースを確保するのが困難な状況にあり、コネクタ数およびケーブル配線数の削減が重要な課題となっていた。
【0006】
また、全ての外部機器がNCユニット1を介して相互に接続され、NCユニット1のみをマスタとして通信を行なうよう構成されているため、外部機器がスレーブとしてしか動作せず、例えば、保守等でNCユニット1の電源を入れられない場合には、キーボード6からサーボアンプ2、3のパラメータを設定したり、確認あるいは変更することができないといった問題点があった。
【0007】
この発明は、従来装置の上記のような問題点を解消するためになされたもので、この発明の第1の目的は、外部機器との接続に必要なコネクタやケーブル配線の数を削減でき、NCユニットの小型化およびケーブル配線の簡素化が可能なNCシステムを得ることを目的とする。
【0008】
また、この発明の第2の目的は、NCユニットの電源がOFFの状態にあっても、キーボード6からサーボアンプ2、3等に対するパラメータの設定や確認あるいは変更が可能なNCシステムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
の発明に係るNCシステムは、データを入力するデータ入力装置このデータ入力装置によって入力されたデータを表示する表示装置、及び伝送路上に各機器間の通信の同期を取るための同期データを出力する同期信号出力手段を備えた操作ボードと、伝送路上に各機器間の通信の同期を取るための同期データを出力する同期信号出力手段を備えるとともに前記操作ボードによって入力されたデータに基いて数値演算を行ない制御データを生成するNCユニットと、前記NCユニットによって生成された制御データに基いて工作機械を制御する制御装置とを備えた数値制御システムにおいて、前記操作ボード、前記NCユニットおよび前記制御装置のそれぞれに通信インターフェースを設けるとともに、これらの通信インターフェースを伝送路によって直列に接続し、前記伝送路上に同一のデータを流すことにより、前記操作ボード、前記NCユニットおよび前記制御装置間でデータの送受信を行ない、前記操作ボードの起動後、所定時間内に前記NCユニットの同期信号出力手段から同期データの出力がない場合に、前記操作ボードの同期信号出力手段から同期データを出力するよう構成したものである。
【0011】
また、この発明に係るNCシステムは、前記操作ボードが、経過時間を計測するタイマーをさらに備え、前記タイマーで前記所定時間を計測するよう構成したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1であるNCシステムの全体構成を表すブロック構成図であり、図において、1は数値制御演算を行なうNCユニット、2、3および4は、それぞれ、例えば、工作機械に取り付けられたサーボモータ(図示せず)および主軸モータ(図示せず)をNCユニット1から送出されたデータに基いて駆動、制御するサーボアンプおよび主軸アンプ、5は外部入出力装置が接続され、この外部入出力装置とNCユニット1との間でデータの入出力を行なうリモートI/O(RIO)、8はNCユニット1に加工データや各種加工指令を入力するキーボード(KB)6とNCユニット1を含むこのNCシステム全体の状態やキーボード6から入力されたデータ等を表示する表示器7を備えた操作ボードである。
【0015】
また、NCユニット1は、加工データや加工指令の数値演算を行なうCPU10、CPU10に接続されたデータバス11、NCシステムの制御ソフトウェアを内蔵し、データバス11を介してCPU10に接続されたROM(Read Only Memory)12、データバス11を介してCPU10に接続され、CPU10のワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)13を備えるとともに、この実施の形態1の特徴的な構成要素として、外部機器との間でシリアル通信を行なうための高速HDLC通信インターフェース9を備えている。
【0016】
また、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5、操作ボード8の各々にも、この高速HDLC通信インターフェースに対応したシリアル通信インターフェース(図示せず)が備えられており、こうして、この高速HDLC通信インターフェース9の一方をデータバス11を介してCPU10に接続するとともに、他方には、単一のコネクタ29と伝送路である高速シリアル通信ペアケーブル41、42、43、44、45を介して、それぞれ、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5および操作ボード8をディジーチェーン形式でNCユニット1に順次直列に接続することにより、NCユニット1、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5および操作ボード8間で、同一のデータが送受信されるよう構成されている。
【0017】
図2には、この実施の形態1における操作ボード8の詳細な構成を表すブロック図を示す。上記したように、この実施の形態1では、NCユニット1に加工データや各種加工指令を入力するキーボード6とこのキーボード6を制御するキーボードコントローラ16、および、NCシステム全体の状態やキーボード6から入力されたデータ等を表示する表示器7とこの表示器7を制御する表示器コントローラ17が操作ボード8内に収納されている。また、キーボード6および表示器7は、それぞれ、シリアル通信インターフェースとして高速HDLC通信インターフェースである表示器用HDLC通信インタフェース18およびキーボード用HDLC通信インターフェース19を介して、サーボアンプ2、3やRIO5、NCユニット1の高速HDLC通信インターフェースに直列に接続されており、こうして、キーボード6および表示器7が、NCユニット1を介しないでサーボアンプ2、3等の各機器と通信を行なうことができ、NCユニット1の電源OFF時にも、この操作ボード8が各外部機器との通信のマスタとして動作することにより、操作ボード8と各機器との間で互いにデータの送受信が可能となるよう構成されている。
【0018】
また、この実施の形態1では、手動パルス生成ダイヤル20とこの手動パルス生成ダイヤル20を制御するパルスダイヤルコントローラ21、および、XY軸移動ボタン22とこのXY軸移動ボタン22を制御する移動ボタンコントローラ23も操作ボード8内に収納されており、キーボード用HDLC通信インターフェース19を介して、サーボアンプ2、3やRIO5、NCユニット1との間でデータの入出力が可能となるよう構成されている。なお、キーボードコントローラ16、パルスダイアルコントローラ21、移動ボタンコントローラ23およびキーボード用HDLC通信インターフェース19は、全体として、これらの外部入出力装置とNCユニット1等との間で高速HDLC通信を行なう機械入出力インターフェースコントローラ24を構成している。
【0019】
図3には、この実施の形態1において、高速シリアル通信ペアケーブル41、42、43、44、45により、NCユニット1とサーボアンプ2、3や操作ボード8等の外部機器間で送受信されるデータの構成例を示す。図に示すように、高速シリアル通信ペアケーブル41、42、43、44、45は、外部機器からNCユニット1へ入力される方向(以下、上り方向と呼ぶ)とNCユニット1から外部機器に出力される方向(以下、下り方向と呼ぶ)の2本の伝送路を有しており、それぞれの伝送路で異なったデータが送られる。また、この高速シリアル通信ペアケーブル41、42、43、44、45を用いた通信の基本周期は、111μsであり、上り方向、下り方向とも、基本周期内のデータ構成が異なる2種類の転送パターンを交互に繰り返すことにより、通信が行われる。
【0020】
まず、下り方向の基本周期のデータ構成は次の2種類である。すなわち、第1のパターンでは、まず、NCシステムに接続された各機器の通信の同期を取るため、NCユニット1から各機器に対して同期データ70が送出され、この同期データ70の立ち上がり時間によって基本周期の基準点が決定される。こうして、同期データ70によって各機器の同期が取られると、次に、NCユニット1からサーボアンプ2、3および主軸アンプ4に対してデータ71が基本周期の1μs〜35μsに期間に送出され、続いて、NCユニット1からRIO5へデータ72が35μs〜69μsに、さらに、NCユニット1から操作ボード8へデータ73が69μs〜111μsの期間に送出される。
【0021】
また、第2のパターンは、まず、NCユニット1から同期データ74(1μs)が送出された後、NCユニット1からサーボアンプ2、3(主軸アンプ4を含む)へのデータ75(1μs〜35μs)が、続いてNCユニット1からRIO50へデータ76(35μs〜69μs)が、さらに、サーボアンプ2、3(主軸アンプ4を含む)から操作ボード8へのデータ77(69μs〜111μs)が送出される。なお、上記したように、これらの2つのデータ構成のパターンは交互に生成され、また、アイドル状態ではアイドル状態を示すデータパターンがNCユニット1から出力される。
【0022】
一方、上り方向の基本周期のデータ構成は次の2種類となる。すなわち、第1のパターンでは、まず、同期データ用の待機時間(1μs)が確保される。ここで、NCユニット1が稼動している場合には、この待機時間中にNCユニット1から各機器に対して前述した同期データ70が送出されることにより、各機器の同期が取られる。また、NCユニット1が稼動しておらず、同期データ70が出力されない場合は、NCシステムに接続された各機器の通信の同期を取るため操作ボード8が通信のマスタとなってこの上り方向の同期データ80を伝送路に送出する。なお、その動作の詳細は後述する。こうして、同期データ70または80によって各機器の同期が取られると、次に、サーボアンプ2、3および主軸アンプ4からNCユニット1に対してデータ81が基本周期の1μs〜35μsの期間に送出され、続いて、RIO5からNCユニット1へデータ82が35μs〜69μsに、さらに、操作ボード8からNCユニット1へデータ83が69μs〜111μsの期間に送出される。
【0023】
また、第2のパターンは、同期データ84に続いてサーボアンプ2、3および主軸アンプ4からNCユニット1へのデータ85が1μs〜35μsに、次にRIO5からNCユニット1へのデータ86が35μs〜69μsに、さらに、操作ボード8からサーボアンプ2、3(主軸アンプ4を含む)へのデータ87が69μs〜111μsの期間に送出される。なお、下り方向と同様に、これらの2つのデータ構成のパターンは交互に生成され、また、基本周期中にこれらのデータが送出されていない時にはアイドル状態を表すデータパターンが操作ボード8から出力される。
【0024】
なお、NCユニット1とサーボアンプ2、3および主軸アンプ4間で送受信されるデータ71、75、81、85の具体的な例としては、工具やワークの座標、目的とする移動速度などの制御情報、アラーム等のステータス情報およびサーボアンプ2、3および主軸アンプ4のパラメータなどがある。また、NCユニット1と操作ボード8およびRIO5との間で送受信されるデータ72、73、76、82、83、86としては、機械接点情報等がある。さらに、操作ボード8とサーボアンプ2、3および主軸アンプ4間では、サーボアンプ2、3および主軸アンプ4のパラメータやアラーム等のステータス情報がデータ77、87により送受信される。
【0025】
また、NCユニット1、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5および操作ボード8間のデータの送受信は、基本的に、HDLC手順による通信を用いており、例えば、キーボード6からキーボード用HDLC通信インターフェース19を介してNCユニット1へ、「現在実行中の加工プログラムを表示せよ」といった表示指令をパケット83で送ると、この要求に対するデータ(加工プログラム)がパケット73によって一定バイトづつNCユニット1から操作ボード8に送られ、表示器用HDLC通信インターフェース18を介して表示器7によって表示される。また、例えば、操作ボード8からサーボアンプ2、3や主軸アンプ4に対して、パラメータ等を要求する指令をパケット87で送ると、その要求を満たすデータ77がサーボアンプ2、3および主軸アンプ4から操作ボード8へと出力される。
【0026】
図4には、NCユニット1と各外部機器間で送受信される同期データ以外のデータ(71、72、73、75、76、77、81、82、83、85、86、87)のデータ構造を示す。図に示すように、各データは、開始フラグ91、局アドレス92、送信データ93、CRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)94、終了フラグ95の順番でデータが構成されており、受信側の高速HDLC通信インタフェースは、局アドレス92を読み取ってそれが自分に一致している場合に、自分宛てのデータと判断して続きの送信データ93、CRC94および終了フラグ95を受信し、一致しない場合は、自分宛てではないものと判断し、次の開始フラグ91を受信するまで待機する。例えば、サーボアンプ2の局アドレスがFF00で、データ中の局アドレス92がFF00であれば、サーボアンプ2は局アドレス92に続くデータ93〜95を受信した後メモリに取り込み、局アドレス92がFF00以外であれば次の開始フラグ91を待つ。なお、それぞれの機器には、予め固有の局アドレスを設定しておく。
【0027】
以下では、上記図3、図4および図5を用いてこの実施の形態1の動作について説明する。なお、図5は、NCユニット1、操作ボード8、サーボアンプ2、3(主軸アンプ4を含む)およびRIO5の動作の流れを示したフローチャートであり、上記図3に示したデータ構成の第1のパターンと第2のパターンは送受信されるデータ内容が異なるのみで、動作としては同一であるため、以下では最初の基本周期(111μs)間の動作を中心に説明する。
【0028】
まず、NCユニット1の動作について説明する。ステップS101において、NCユニット1の電源がONされると、ステップS102およびステップS103で高速HDLC通信インターフェース9に内蔵された基本周期をカウントするタイマーがONおよびリセットされ、ステップS104でNCユニット1の高速HDLC通信インターフェース9から操作ボード8、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4およびRIO5に対して同期データ70が生成、出力される。こうして、同期データ70がタイマーのリセット後1μs内に出力され、NCユニット1、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5および操作ボード8の同期が取られると、ステップS105で各機器に内蔵されたタイマーによって経過時間が監視され、1μs後にステップS106に移行してNCユニット1とサーボアンプ2、3(主軸アンプ4を含む)間でデータ71、81(第1のパターンの場合)または75、85(第2のパターンの場合)が送受信される。
【0029】
次に、このNCユニット1とサーボアンプ2、3間のデータの送受信が1μs〜35μsの間に完了すると、ステップS107で経過時間が監視され、35μs後にステップS108に移行して、35μs〜69μs間にNCユニット1とRIO5間でデータ72、82または76、86が送受信される。同様に、ステップS109で経過時間が監視され69μsが経過すると、ステップS110では、NCユニット1と操作ボード8間でデータ73、83が送受信され、ステップS111でタイマーの経過時間が基本周期である111μsを経過した時点で、基本周期の開始点であるステップS103に戻ることにより、次の基本周期に移行し、以下同様に、この基本周期の動作が繰り返される。なお、このNCユニット1と操作ボード8間でのデータ73、83の送受信は図3に示したように、2基本周期毎に1回だけ通信される。
【0030】
次に、操作ボード8の動作について説明する。ステップS201において電源がONされると、操作ボード8は、ステップS202およびステップS203において、各高速HDLC通信インターフェースに内蔵されたタイマーをONおよびリセットし、ステップS204でタイマーの経過時間が計測される。そして、経過時間が1μs以下の場合には、ステップS205に移行し、NCユニット1からの同期データ70の受信待機状態となり、同期データ70が下り方向の伝送路において受信されるとステップS206に移行してNCユニット1から出力された同期データ70によって各タイマーがリセットされ、NCユニット1と操作ボード8の同期が取られる。また、ステップS205で同期データ70が受信されない場合、ステップS204に戻り、ステップS204とステップS205を繰り返すことにより経過時間が1μsになるまでNCユニット1から同期データ70が出力された否かが監視される。
【0031】
ここで、例えば、NCユニット1の電源がOFF状態にある場合等で、NCユニット1から同期データ70が出力されない場合、ステップ205の判定結果は常に「N」となるため、この結果、経過時間が1μsになった時点でステップS204の判定結果が「Y」となって、ステップS207に移行する。この場合、NCユニット1からは同期データ70が出力されないため、操作ボード8がマスタとなって、通信の同期を取る必要があり、操作ボード8は、ステップS207において、例えば、キーボード用HDLC通信インターフェース19のタイマーをリセットするとともに、ステップS208において各機器を同期させるための同期データ80をキーボード用HDLC通信インターフェース19から上り方向の伝送路に出力する。
【0032】
こうして、NCユニット1が動作している場合には、ステップS206によってNCユニット1のタイマーと操作ボード8のタイマーが同期され、NCユニット1が動作していない場合には、ステップ208において操作ボード8が同期データ80を出力することにより、ステップS207によってリセットされた操作ボード8のタイマーと各機器のタイマーが同期される。すなわち、NCユニット1の通信機能が動作している場合には、NCユニット1の同期データ70によって、また、NCユニット1の通信機能が動作していない場合には、操作ボード8から出力された同期データ80を基準として全機器の同期が取られる。
【0033】
上記ステップS206またはステップS208において、NCユニット1と操作ボード8の同期が取られると、ステップS209では、この基準時間に基いてタイマーの経過時間が計測され、69μsとなった時点でステップS210に移行して、NCユニット1と操作ボード8間でデータ73、83(第1のパターンの場合)が、また、操作ボード8とサーボアンプ2、3および主軸アンプ4間でデータ77、87(第2のパターンの場合)が送受信される。そして、これらのデータの送受信が完了すると、ステップS211で基本周期の完了が監視され、111μs経過した時点でステップS203に戻ることにより、新しい基本周期に移行する。
【0034】
次に、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4およびRIO5の動作について説明する。ステップS301において電源がONされると、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4およびRIO5は、ステップS302において、それぞれ、内蔵されたタイマーをONする。そして、ステップS303で同期データの受信が上り方向および下り方向の両伝送路上で監視され、NCユニット1が稼動している場合はNCユニット1からの同期データ70(下り方向の伝送路)を、また、NCユニット1が動作していない場合は操作ボード8から出力される同期データ80(上り方向の伝送路)を受信した段階で、ステップS304に移行し、各機器内、例えば、各高速HDLC通信インターフェース内のタイマーをリセットすることによりNCユニット1および操作ボード8の動作と同期が取られる。
【0035】
また、ステップS305ではタイマーによって経過時間が監視され、1μs経過した時点でステップS306に移行し、1μs〜35μsの間にサーボアンプ2、3とNCユニット1間でデータ71、81、75、85が送受信される。次に、ステップS307で経過時間が35μs経過するとステップS308に移行し、35μs〜69μs間にRIO5とNCユニット1間でデータ72、82、76、86が送受信され、さらに、ステップS309で経過時間が69μsになるとステップS310に移行し、サーボアンプ2、3と操作ボード8間でデータ77、87が送受信される。なお、このサーボアンプ2、3とRIO5に内蔵されたタイマーは、基本周期111μsまでカウントアップするとステップS303で同期データを受信し、ステップS304でリセットされるまでその値を保持する。また、データ77、87の送受信は、図3に示したように、第2のパターンにおいてのみ行われる。
【0036】
図6および図7には、それぞれ、NCユニット1の通信機能が停止している場合の、この実施の形態1の動作を表すフローチャートと送受信されるデータの構成を示す。図において、破線部はそのような動作やデータの送受信が行われないことを表している。図6に示すようにNCユニット1の通信機能が停止している場合、NCデータ1から同期データ70が出力されないため、操作ボード8は、ステップS204においてNCユニット1のOFF状態を検知すると、ステップS207およびステップS208に移行し、各機器に同期データ80を出力することにより、NCユニット1に替ってマスタとして機能するようになる。
【0037】
また、図7に示すように、NCユニット1の通信機能が停止している場合、下り方向のデータ70〜76はNCユニット1から各機器に向けて出力されず、サーボアンプ2、3から操作ボード8に出力されるデータ77のみが下り方向の伝送路を使用して送信される。
【0038】
以上、この実施の形態1によれば、NCユニット1、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5および操作ボード8にシリアル通信インターフェースを設けるとともに、これらのシリアル通信インターフェースを高速シリアル通信ペアケーブル41、42、43、44、45によってディジーチェーン形式で直列に接続することにより各機器間のデータの送受信を行なうよう構成したため、周辺装置とのデータの伝送路を単一の通信配線にまとめることができ、NCユニット1に接続される配線の数およびコネクタ数を削減することが可能となって、NCユニット1の小型化と省配線を実現することができる。
【0039】
また、NCユニット1、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5、キーボード6および表示器7の各機器間で送受信されるデータが、高速シリアル通信ペアケーブル41、42、43、44、45によって伝送されるデータの基本周期内に時分割的に含まれるよう構成したため、1つの伝送路により、複数の機器間でのデータの送受信が可能となる効果がある。
【0040】
また、NCユニット1、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4、RIO5および操作ボード8を、高速シリアル通信ペアケーブル41、42、43、44、45によってディジーチェーン形式で直列に接続するとともに、操作ボード8内に、NCユニット1の通信機能の停止を検知し、この停止時に同期データ80を出力して、NCシステムを構成する各機器の通信の同期を取るよう構成したキーボード用HDLC通信インターフェース19(同期信号出力手段)を備えたため、この操作ボード8が通信動作のマスタとして機能することができ、NCユニット1の停止時にも、操作ボード8とサーボアンプ2、3や主軸アンプ4、RIO5間でデータの送受信が可能となる効果がある。
【0041】
また、操作ボード8にデータを入力するキーボード6およびデータを表示する表示器7を収納したため、例えば、保守等でNCユニット1の電源を入れられない場合にも、操作ボード8からサーボアンプ2、3等のパラメータの設定や、サーボアンプ2、3等の各種状態データの表示が可能となる効果がある。
【0042】
また、NCユニット1および操作ボード8に、同期信号出力手段を備えるとともに、操作ボード8に経過時間を計測するタイマーを備え、操作ボード8の起動後、所定時間内にNCユニット1から同期データの出力がない場合に、操作ボード8の同期信号出力手段から同期データを出力するよう構成したため、NCユニット1の非稼動時に自動的に操作ボード8が通信のマスタとして動作することができ、操作ボード8の通信機能の立ち上げが容易になる効果がある。
【0043】
なお、上記実施の形態1では、操作ボード8のキーボード用HDLC通信インターフェース19が同期データ80を出力するよう構成した例を示したが、表示器用HDLC通信インターフェース18に同期データ80の出力機能(同期信号出力手段)を与えてもよく、また、手動パルス生成ダイアル20およびXY軸移動ボタン22のそれぞれに独立したHDLC通信インターフェースを設け、キーボード用HDLC通信インターフェース19を介さずに、直接他の高速HDLC通信インタフェースに直列に接続するよう構成してもよい。さらに、表示器コントローラ17をキーボード用HDLC通信インターフェース19に接続し、機械入出力インターフェースコントローラ24を操作ボード8の統合されたHDLC通信インターフェースとして使用するよう構成することも可能である。
【0044】
また、上記実施の形態1では、NCユニット1および操作ボード8の両方が同期データを出力するよう構成し、NCユニット1の通信機能が停止している場合に操作ボード8が同期データを出力し、通信のマスタ機能を動作させるよう構成した例を示したが、同期信号出力手段を操作ボード8のみに設け、操作ボード8のみによって通信の同期を取るよう構成してもよい。
【0045】
また、操作ボード8以外の、例えば、RIO5等の機器に同期信号出力手段を設けてもよく、この場合も、NCユニット1の通信機能停止時にこの機器が通信動作のマスタとなることにより、各機器間でのデータの送受信が可能となる。さらに、複数の機器に同期信号出力手段を設け、予め設定された優先順位に従って、順次各機器が同期データの出力の適否を判断し、動作している機器の中で最も優先順位の高い機器が同期データを出力するよう構成してもよい。
【0046】
さらに、上記実施の形態1では、キーボード6と表示器7を操作ボード8内に収納した例を示したが、キーボード6および表示器7とこれに対応したコントローラ16、17およびHDLC通信インタフェース19、18を、それぞれ別々に、NCユニット1やサーボアンプ2、3等にディジーチェーン形式で接続してもよい。
【0047】
実施の形態2.
図8には、この発明の実施の形態2であるNCシステムの動作を表すフローチャートを示す。図において、NCユニット1のステップS121〜ステップS131のステップは、それぞれ、図5のステップS101〜ステップS111のステップと全く同様であり、説明を省略する。また、操作ボード8、サーボアンプ2、3およびRIO5のステップS228以降およびステップS328以降は、それぞれ、図5のステップS209以降およびステップS305以降と同様の動作であり、説明を省略する。
【0048】
この実施の形態2においては、操作ボード8の電源がステップS221でONされると、ステップS222およびステップS223で操作ボード8内のタイマーがONおよびリセットされ、NCユニット1からの下り方向の同期データ70の受信を待機することなく、ステップS224に移行して上り方向の同期データ80を生成し、NCシステム内の各機器に出力する。その後、ステップS225で、NCユニット1からの下り方向の同期データ70の受信が監視され、ステップS225においてNCユニット1からの同期データ70が受信されない場合、ステップS226に移行して、タイマーが1μs経過するまで、ステップS225での同期データ70の受信確認が繰り返される。そして、タイマーが1μs経過しても同期データ70が受信されない場合、NCユニット1が稼動していないものと判断し、操作ボード8内のタイマーを基準時間として設定して、ステップS228以降のデータ通信を行なう。
【0049】
一方、ステップS225において、1μs以内に同期データ70が受信された場合、NCユニット1が稼動状態にあるため、ステップS227に移行してこの同期データ70によってタイマーをリセットすることにより、操作ボード8のタイマーがNCユニット1のタイマーに同期され、ステップS228以降において、NCユニット1のタイマーを基準として各機器間のデータ通信が実施される。
【0050】
また、サーボアンプ2、3や主軸アンプ4およびRIO5は、ステップS321で電源がONされると、ステップS322で各タイマーがONされ、ステップS323でNCユニット1からの下りの同期データ70の受信待機状態となる。そして、ステップS323で同期データ70が受信されない場合、サーボアンプ2、3等は、ステップS324に移行して操作ボード8からの上りの同期データ80が受信されていないか確認し、いずれの同期データ70、80とも受信されていない場合は、ステップS323に戻る。ステップS324において、上りの同期データ80の受信が確認された場合は、操作ボード8が稼動していることを意味しており、ステップS325でこの同期データ80によってタイマーをリセットすることにより、一旦、各機器のタイマーを操作ボード8のタイマーに同期させる。
【0051】
一方、NCシステムの構成によっては、ステップS324で上りの同期データ80を受信した後に、NCユニット1からの下りの同期データ70を受信する可能性があるため、サーボアンプ2、3等は、ステップS325で、一旦各機器のタイマーを操作ボード8のタイマーに同期させた後も、ステップS326で経過時間を監視しつつ、1μsだけステップS323に戻って下りの同期データ70の受信が監視される。そして、この間に、下りの同期データ70が受信されない場合、NCユニット1が稼動していないものと判断され、ステップS326からステップS328に移行して、以後、操作ボード8からの上りの同期データ80を基準としてデータ通信が行われる。なお、ステップS323からステップS326の繰り返し動作の中で、一旦ステップS325においてタイマーが同期された後は、タイマーが再度リセットされないようステップS325は迂回して動作される。
【0052】
また、この1μsの間に、ステップS323でNCユニット1からの下りの同期データ70が受信された場合には、NCユニット1が稼動状態にあるため、ステップS323からステップS327に移行して、一旦、操作ボード8に同期させたタイマーをこの同期データ70によってリセットすることにより、サーボアンプ2、3等のタイマーがNCユニット1のタイマーに同期され、以後、この基準時間がステップS328以降の処理において利用される。
【0053】
なお、上記したように、サーボアンプ2、3、主軸アンプ4およびRIO5に内蔵されたタイマーは、マスタとして機能しないため、同期データ70または80を受信した段階でリセットされ、時間経過とともにカウントアップし、111μsになるとその値を保持し、再度、同期データ70または80によってリセットされるまでその値を保持する。
【0054】
以上説明したように、この実施の形態2のような動作手順によっても、実施の形態1と同様に動作させることが可能であり、この他、全く同様の効果を奏する種々の制御手順を採用することができる。
【0055】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0057】
ータを入力するデータ入力装置およびこのデータ入力装置によって入力されたデータを表示する表示装置を備えた操作ボードと、前記操作ボードによって入力されたデータに基いて数値演算を行ない制御データを生成するNCユニットと、前記NCユニットによって生成された制御データに基いて工作機械を制御する制御装置とを備えた数値制御システムにおいて、前記操作ボード、前記NCユニットおよび前記制御装置のそれぞれに通信インターフェースを設けるとともに、これらの通信インターフェースを伝送路によって直列に接続し、前記伝送路上に同一のデータを流すことにより、前記操作ボード、前記NCユニットおよび前記制御装置間でデータの送受信を行なうよう構成したため、前記NCユニットの非動作時に前記操作ボードが通信動作のマスタとして自動的に機能するため、前記操作ボードの立ち上げが容易となる効果がある。
【0058】
また、この発明に係るNCシステムは、前記操作ボードは経過時間を計測するタイマーをさらに備え、前記タイマーで前記所定時間を計測するようにしたため、前記NCユニットの非動作時に前記操作ボードが通信動作のマスタとして自動的に機能するため、前記操作ボードの立ち上げが容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるNCシステムのシステム構成を表すブロック図。
【図2】 この発明の実施の形態1である操作ボードの内部構成を示すブロック図。
【図3】 この発明の実施の形態1であるNCシステムの伝送路上を送受信されるデータの構成図。
【図4】 この発明の実施の形態1であるNCシステムのデータ構成図。
【図5】 この発明の実施の形態1であるNCシステムの動作を表すフローチャート。
【図6】 この発明の実施の形態1であるNCシステムの、NCユニット非動作時の動作を表すフローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態1であるNCシステムの、NCユニット非動作時の伝送路上を送受信されるデータの構成図。
【図8】 この発明の実施の形態2であるNCシステムの動作を表すフローチャート。
【図9】 従来のNCシステムのシステム構成を表すブロック図。
【図10】 従来のNCユニットの内部構成を表すブロック図。
【符号の説明】
1 NCユニット
2 サーボアンプ(制御装置)
3 サーボアンプ(制御装置)
4 主軸アンプ(制御装置)
5 RIO
6 キーボード(データ入力装置)
7 表示器(表示装置)
8 操作ボード
9 高速HDLC通信インターフェース(通信インターフェース、同期信号出力手段)
10 CPU
11 データバス
12 ROM
13 RAM
16 キーボードコントローラ
17 表示器コントローラ
18 表示器用HDLC通信インターフェース(通信インターフェース)
19 キーボード用HDLC通信インターフェース(通信インターフェース、同期信号出力手段)
20 手動パルス生成ダイアル
21 パルスダイアル用コントローラ
22 XY軸移動ボタン
23 移動ボタン用コントローラ
24 機械入出力インターフェースコントローラ
29 コネクタ
41、42、43、44、45 高速シリアル通信ペアケーブル(伝送路)
70、74 NCユニットが出力する同期データ
71、75 NCユニットからサーボアンプへ送信されるデータ(制御データ)
72、76 NCユニットからRIOへ送信されるデータ
73 NCユニットから操作ボードへ送信されるデータ
77 サーボアンプから操作ボードへ送信されるデータ
80、84 操作ボードが出力する同期データ
81、85 サーボアンプからNCユニットへ送信されるデータ
82、86 RIOからNCユニットへ送信されるデータ
83 操作ボードからNCユニットへ送信されるデータ
87 操作ボードからサーボアンプへ送信されるデータ

Claims (2)

  1. データを入力するデータ入力装置このデータ入力装置によって入力されたデータを表示する表示装置、及び伝送路上に各機器間の通信の同期を取るための同期データを出力する同期信号出力手段を備えた操作ボードと、
    伝送路上に各機器間の通信の同期を取るための同期データを出力する同期信号出力手段を備えるとともに前記操作ボードによって入力されたデータに基いて数値演算を行ない制御データを生成するNCユニットと、
    前記NCユニットによって生成された制御データに基いて工作機械を制御する制御装置とを備えた数値制御システムにおいて、
    前記操作ボード、前記NCユニットおよび前記制御装置のそれぞれに通信インターフェースを設けるとともに、これらの通信インターフェースを伝送路によって直列に接続し、前記伝送路上に同一のデータを流すことにより、前記操作ボード、前記NCユニットおよび前記制御装置間でデータの送受信を行ない、前記操作ボードの起動後、所定時間内に前記NCユニットの同期信号出力手段から同期データの出力がない場合に、前記操作ボードの同期信号出力手段から同期データを出力するよう構成したことを特徴とする数値制御システム。
  2. 前記操作ボードは経過時間を計測するタイマーをさらに備え、前記タイマーで前記所定時間を計測することを特徴とする請求項1に記載の数値制御システム。
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