JP4319379B2 - ラビリンスシールを切削する方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に原子炉に関し、より具体的には、ジェットポンプすべり継手のラビリンスシールを取り付けるための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
沸騰水型原子炉(BWR)の原子炉圧力容器(RPV)は、一般的にほぼ円筒形状を有し、その両端部において、例えば底部ヘッド及び頂部ヘッドにより閉じられる。頂部案内部材は一般的にRPV内で炉心プレートの上方に間隔を置いて配置されている。炉心シュラウドは一般的に炉心を取り囲み、シュラウド支持構造部材によって支えられる。具体的には、シュラウドは、ほぼ円筒形状を有し、炉心プレートと頂部案内部材の両方を取り囲む。円筒形状の原子炉圧力容器と円筒形状のシュラウドとの間には、空間即ち環状空間が存在する。
【0003】
BWRにおいては、シュラウドの環状空間内に配置された中空の管状ジェットポンプが、必要な炉心水流を供給する。入口ミキサとして知られるジェットポンプの上方部分は、横方向に配置され、保持ブラケット内の対向する2つの固定接触面により支持される。保持ブラケットは、隣接するジェットポンプの上昇管に取り付けることにより、入口ミキサを支持する。ディフューザとして知られるジェットポンプの下方部分は、すべり継手により入口ミキサに結合される。ジェットポンプ入口ミキサとジェットポンプディフューザとの間のすべり継手は、ジェットポンプの上方部分と下方部分との間の相対的な軸方向の熱膨張運動を吸収すると共に、ポンプ内の圧送圧力による漏れ流を許す約0.15インチの直径作動間隙を有する。
【特許文献1】
特開平11−326586号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
過度な漏れ流は、ジェットポンプ組立体における有害な振動励起の原因となる振動運動を、すべり継手内に引き起こすおそれがある。すべり継手の漏れ流量は、単一ループ動作、炉心流の増大、又はジェットポンプへの水垢付着により増大する可能性がある。その結果生じる振動レベルの増大及びこれに対応した配管や支持部材に加わる負荷は、磨耗及び疲労によるジェットポンプ部材の劣化を引き起こすおそれがある。
【0005】
高レベルの流れによって引き起こされる振動(FIV)は、漏れ流量が増大する一部の異常な作動条件下で起る。すべり継手を通しての漏れ流を減らすことにより、振動運動及びFIVは減少される。米国特許第4,285,770号に記載されたようなジェットポンプ組立体内のラビリンスシール即ちラビリンス溝は、すべり継手を通過する漏れ流を減らすのを助ける。ラビリンス溝形状の流れ面積の膨張及び収縮損失により生じる流れ抵抗の増大によって、漏れは減少される。
【0006】
原子炉圧力容器(RPV)内のジェットポンプ組立体及びその他の構成部品は、放射線の照射を受け、しかも炉心に最も近い構成部品は高い照射を受ける。これらの構成部品は放射性となるため、原子炉構成部品の近くに居る作業者を放射線から遮蔽するために、それら構成部品は水中に保たれる。放射性崩壊時に2種類の高エネルギーガンマ線を放射するコバルト60は、一般に非炉心構成部品の放射能に対して最も強い影響をもつ同位元素である。コバルト60は、原子炉構成部品の製造において及び一部の構成部品の表面硬化又は表面処理において使用される大半のオーステナイト系ステンレス鋼中に存在するコバルトとの中性子活性化反応によって生み出される。炉内で使用されて照射を受けたジェットポンプ組立体にラビリンスシールを設けることは、漏れ流とFIVを減少させることになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
1つの態様においては、原子炉のジェットポンプ組立体内にラビリンスシールを切削するための方法が記載される。この方法は、照射を受けたジェットポンプ入口ミキサをジェットポンプ組立体から取り外す段階と、ジェットポンプ入口ミキサを水中に置く段階と、照射を受けた入口ミキサ外表面に少なくとも1つの円周溝を切削する段階とを含む。
【0008】
別つの態様においては、原子炉のジェットポンプ組立体にラビリンスシールを切削するための方法が記載される。この方法は、照射を受けたジェットポンプ入口ミキサをジェットポンプ組立体から取り外す段階と、切削装置の少なくとも一部をジェットポンプディフューザ内に配置する段階と、ジェットポンプディフューザ内表面に少なくとも1つの円周溝を切削する段階とを含む。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器(RPV)20の一部を切り欠いて示した概略部分断面図である。RPV20はほぼ円筒形状を有しており、一方の端部を底部ヘッド(図示せず)によって、他方の端部を取外し可能な頂部ヘッド(図示せず)によって閉じられる。頂部ガイド(図示せず)が、RPV20の内部で炉心プレート22の上方に間隔を置いて配置される。シュラウド24が炉心プレート22を取り囲み、シュラウド支持構造部材26により支持される。シュラウド24とRPV20の側壁30との間には、環状空間28が形成される。
【0010】
入口ノズル32が、RPV20の側壁30を貫通して延び、ジェットポンプ組立体34に結合されている。ジェットポンプ組立体34は、上昇管38と、複数の移行部品組立体44により複数の上昇管38に接続された複数の照射を受けた入口ミキサ42と、ディフューザ46とを含む。上昇管38は、シュラウド24とRPV側壁30との間で、実質的にこれらと平行に延びる。すべり継手48は、それぞれの照射を受けた入口ミキサ42を対応するディフューザ46に結合する。
【0011】
図2は、すべり継手48の一部を切り欠いて示した概略部分側面図である。入口ミキサ42はほぼ円筒形状であって、外表面50を含む。入口ミキサ42はディフューザ46内に受け入れられている。ディフューザ46は、入口ミキサ外表面50に隣接して配置された内表面52を含む。入口ミキサ外表面50とディフューザ内表面52との間の境界面56には、作動間隙54が存在する。間隙54は、すべり継手48からの漏れ流を許す。少なくとも1つの公知のすべり継手48においては、照射を受けた入口ミキサ外表面50は、境界面56上に広がる表面硬化コバルト合金を有するステンレス鋼である。ディフューザ内表面52もまたステンレス鋼であるが、境界面56中に延びる表面硬化コバルト合金を局部区域に有するに過ぎない。
【0012】
図3は、入口ミキサ外表面50に切削されてラビリンスシール72を形成する複数のラビリンス溝70を有するすべり継手48を、一部を切り欠いて示した概略部分側面図である。少なくとも1つの公知の原子炉においては、照射を受けた入口ミキサ42は、定期的なメインテナンスのための運転停止中に、保守又は整備のために取外し可能である。かかるメインテナンスは、照射を受けた入口ミキサ42から放射される放射線によって複雑となる。更に、ラビリンス溝70の切削によって生じる切削屑は放射能汚染物質である。メインテナンスのために取り外された原子炉構成部品は、他の原子炉メインテナンス作業の妨げにならないように、隣接する機材プール深くに貯蔵することができる。照射を受けた入口ミキサ42を覆う水は、付近に居る人にとって放射線遮蔽物となる。
【0013】
図4は、機材プール99内に置かれた工作囲い98内で、照射を受けた入口ミキサ42に溝70を切削することができる水中切削装置100の概略図である。水中切削装置100は、超高圧(UHP)ポンプ104と、研摩水噴射切削ノズル106と、研摩材供給ホッパ108とを含む。
【0014】
具体的には、給水管110がポンプ104の入口112に接続されている。超高圧給水管114が、ポンプ104から切削ノズル106へ高圧の水を供給する。高圧給水管114内の水の圧力を監視するために、ポンプ104と切削ノズル106との間の給水管114内には圧力計116が配置される。超高圧ポンプ104は、一般的には約40,000から80,000psiで給水できるが、これより低い水圧又は高い水圧でも使用可能である。研摩材供給ホッパ108は、研摩材供給管118により切削ノズル106に結合される。研摩材供給ホッパ108と研摩材供給管118とは、切削ノズル106へ研摩材粒子を供給するように構成されている。
【0015】
研摩水噴射切削ノズル106はノズル口122を含む。高圧水が給水管114を介して切削ノズル106に入り、ノズル口122から噴出されて、超高圧切削水流120を形成する。研摩材供給管118を通って流れる研摩材が、水流120に混入される。研摩材粒子を含む超高圧切削水流120の衝突は、高速度にて局所侵食を行い、照射を受けた入口ミキサ42に溝70を切削する。
【0016】
一実施形態においては、切削屑回収装置126が工作囲い98からの水を濾過して切削屑74を回収する。切削屑74は放射能を有するから特別な処理を要する。切削屑回収装置126は、回収管128と、沈殿槽130と、回収ポンプ132と、フィルタ容器134と、放出管136とを含む。切削屑74を含む水は、回収管128を介して工作囲い98から吸引されて沈殿槽130へ送られる。一実施形態においては、回収ポンプ132による回収に先立って、サイクロン分離器(図示せず)が切削屑74を回収する。沈殿槽130からの水は、切削屑74を更に除去するために、フィルタ容器134を通される。別の実施形態においては、沈殿槽130からの水が回収ポンプ132を通るよりも前に、フィルタ容器134が切削屑74を回収する。濾過された水は工作囲い98へ戻すことができる。別の実施形態においては、濾過された水は、更に処理するために、プラントの処理装置(図示せず)へ送られる。
【0017】
機材プール99は、放射能汚染された切削屑74を収容するための工作囲い98を含み、この工作囲い98は切削屑回収装置126と協働して、他の区域へ汚染を拡散させることなく放射性切削屑74を廃棄することを可能にする。一実施形態においては、工作囲い98は、切削装置100に対して入口ミキサ42を固定するための位置決め固定具(図示せず)を含む。
【0018】
中央制御装置(CCS)148が、照射を受けた入口ミキサ42に対して切削装置100を制御し、位置決めする。CCS148は、オペレータ制御盤150と切削ノズル操作装置152とを含む。一実施形態においては、CCS148は更にコンピュータ制御装置154を含む。切削ノズル106は操作装置152に結合される。操作装置152はオペレータ制御盤150から操作されて、照射を受けた入口ミキサ42への溝70の切削を行うために、切削ノズル106を位置決めする。一実施形態においては、操作装置152は照射を受けた入口ミキサ42に対して支持され、第1のサーボ制御式位置決め駆動装置156と、第2のサーボ制御式位置決め駆動装置158と、回転駆動装置160とを含む。操作装置152は、マンドレル161により入口ミキサ42に対して正確に位置決めされる。マンドレル161と入口ミキサ42とは、工作囲い98内に支持された空気圧又は油圧固定装置(図示せず)により固定連結される。第1の駆動装置156は、切削ノズル106を照射を受けた入口ミキサ42に対して軸方向に位置決めし、第2の駆動装置158は、切削ノズル106を照射を受けた入口ミキサ42から半径方向に位置決めする。回転駆動装置160は、照射を受けた入口ミキサ42の周りの円周方向における切削ノズル106の移動を制御する。別の実施形態においては、照射を受けた入口ミキサ42は、該入口ミキサ42を切削ノズル106に対して移動させるように構成された回転テーブル(図示せず)上に置かれる。
【0019】
CCS148は切削装置100を作動させるが、それには超高圧ポンプ104及び研摩材供給量の作動と制御が含まれる。一実施形態においては、オペレータ制御盤150はまた、切削屑回収装置126の動作を制御する。
【0020】
作動時には、照射を受けた入口ミキサ42はRPV20から取り出され、工作囲い98内で水中に置かれ、水中切削装置100を使用してラビリンス溝70(図3に示す)が切削される。具体的には、超高圧水が切削ノズル106に供給される。研摩材供給管118を介して研摩材供給ホッパ108から供給される研摩材が、切削ノズル106において超高圧水に加えられる。切削ノズル106は、マンドレル161を用いて、溝70を切削するために必要とされる位置に応じた所定位置に、照射を受けた入口ミキサの外表面50に近接して位置決めされる。一実施形態においては、切削ノズル106は、コンピュータ制御装置154を用いてサーボ制御式位置決め駆動装置156、158及び回転駆動装置160を作動させて位置決めされる。超高圧水流120は、切削ノズル106から噴出されて、照射を受けた入口ミキサの外表面50に向けられる。研摩材粒子を混入した超高圧切削水流120の衝突は、照射を受けた入口ミキサ外表面50に溝70を切削する。超高圧切削水流120を切削ノズル106から噴出させながら、切削ノズル106は、コンピュータ制御装置154により作動されるサーボ制御式位置決め駆動装置156と160により、照射を受けた入口ミキサ外表面50に対して円周方向に、指定され制御された速度で、指定され制御された距離だけ移動される。超高圧切削水流120が円周方向へ通過する度に、CCS148内に設定されたパラメータに基づきオペレータによって制御された溝70の寸法形状を有する細い溝70が形成される。CCS148のパラメータは品質検査によって確立されている。駆動装置156によって割出しながら、切削ノズル106を複数回円周方向に通過させることにより、所望量の材料が除去されて、各溝70の所望の寸法形状が得られ、かつ隣り合う溝70の所望の寸法形状が順次得られる。切削過程を監視するために、ビデオカメラを含む遠隔監視装置(図示せず)を用いることができる。水中の工作囲い98内で溝70を切削することは、人が放射線に曝されるのを防ぎ、かつ放射性切削屑74の拡散を抑止するのを可能にする。切削屑74は、切削屑回収装置126によって、切削区域から取り除かれる。
【0021】
図5は、工作囲い98内で、照射を受けた入口ミキサ42に溝70を切削することができる水中放電加工(EDM)装置200の概略図である。放電加工(EDM)装置200は、制御盤204と、EDM電極ヘッド206と、EDM電源装置208と、低インダクタンス電力線210とを含む。
【0022】
具体的には、制御盤204は、EDM電源装置208から電力線210を介してEDM電極ヘッド206へ送られる電力を調整する。一実施形態においては、EDM電極ヘッド206は、一度の動作で複数の溝70を切削するのを可能にするように、1つ以上のEDM電極212を含む。
【0023】
一実施形態においては、切削屑回収装置226が、工作囲い98からの水を濾過して切削屑74を回収し留めておく。切削屑74は放射能を有するから特別な処理を必要とする。切削屑回収装置226は、回収管228と、沈殿槽230と、回収ポンプ232と、フィルタ容器234と、放出管236とを含む。切削屑74を含む水は、回収管228を介して工作囲い98から吸引されて沈殿槽230へ送られる。一実施形態においては、回収ポンプ232による回収に先立って、サイクロン分離器(図示せず)が切削屑74を回収する。沈殿槽230からの水は、切削屑74を更に除去するために、フィルタ容器234を通される。フィルタ容器234は、沈殿槽230からの水が回収ポンプ232を通るよりも前に、切削屑74を回収するようにしてもよい。一実施形態においては、濾過された水は工作囲い98へ戻すことができる。別の実施形態においては、濾過された水は、更に処理するために、処理装置(図示せず)へ送られる。
【0024】
中央制御装置(CCS)248は、EDM装置100と照射を受けた入口ミキサ42とを制御する。CCS248は、制御盤204とEDM電極ヘッド操作装置252とを含む。一実施形態においては、CCS248は更にコンピュータ制御装置254を含む。EDM電極ヘッド206は操作装置252に結合される。操作装置252はコンピュータ制御装置254から操作されて、照射を受けた入口ミキサ42への溝70の切削を行うために、EDM電極ヘッド206を位置決めする。一実施形態においては、操作装置252は照射を受けた入口ミキサ42に対して支持され、第1のサーボ制御式位置決め駆動装置256と、回転駆動装置260とを含む。操作装置252は、マンドレル261により入口ミキサ42に対して正確に位置決めされる。マンドレル261と入口ミキサ42とは、工作囲い98内に支持された空気圧又は油圧固定装置(図示せず)により固定連結される。第1の駆動装置256は、EDM電極ヘッド206を照射を受けた入口ミキサ42に対して半径方向に位置決めする。電極212は、一度の通過で所望の溝70を作り出すように構成することができる。回転駆動装置260は、照射を受けた入口ミキサ42の周りの円周方向におけるEDM電極ヘッド206の移動を制御する。別の実施形態においては、照射を受けた入口ミキサ42に対して、3つ又はそれ以上のEDM電極ヘッド206を半径方向に位置決めするために、1つ又はそれ以上のサーボ制御式位置決め駆動装置256が使用される。従って、円周方向へ移動させることなく、一度の通過でラビリンス溝70を加工することができる。別の実施形態においては、照射を受けた入口ミキサ42は、該入口ミキサ42をEDM電極ヘッド206に対して移動させるように構成された回転テーブル(図示せず)上に置かれる。一実施形態においては、コンピュータ制御装置254はまた、切削屑回収装置226の動作を制御する。
【0025】
作動時には、照射を受けた入口ミキサ42はRPV20から取り出され、工作囲い98内で水中に置かれ、EDM装置200を使用してラビリンス溝70(図3に示す)が切削される。具体的には、EDM電極ヘッド206は、マンドレル161を用いて、溝70を切削するために必要とされる位置に応じた所定位置に、照射を受けた入口ミキサ外表面50に近接して位置決めされる。一実施形態においては、EDM電極212は、電源装置208から電力線210を介して送られる電力によって作動する。EDM電極212への電力は、照射を受けた入口ミキサ外表面50に対して高周波系の放電アークを形成して、照射を受けた入口ミキサ外表面50に溝70を侵食する。電極212に通電しながら、EDM電極ヘッド206は、コンピュータ制御装置254を用いてサーボ制御式位置決め駆動装置256及び260を作動させて、照射を受けた入口ミキサ外表面50に対して円周方向に、指定され制御された速度で、指定され制御された距離だけ移動される。EDM電極212が円周方向へ通過する度に、CCS248内に設定されたパラメータに基づきオペレータによって制御された溝70の寸法形状を有する細い溝70が形成される。CCS248のパラメータは品質検査によって確立されている。駆動装置256によって割出しながら、EDM電極212を複数回円周方向に通過させることにより、所望量の材料が除去されて、各溝70の所望の寸法形状が得られ、かつ隣り合う溝70の所望の寸法形状が順次得られる。切削過程を監視するために、ビデオカメラを含む遠隔監視装置(図示せず)を用いることができる。水中の工作囲い98内で溝70を切削することは、人が放射線に曝されるのを防ぎ、かつ放射性切削屑74が拡散するのを抑止するのを可能にする。切削屑74は、切削屑回収装置226によって、切削区域から取り除かれる。
【0026】
図6は、工作囲い98内で、照射を受けた入口ミキサ42に溝70を切削することができる水中研摩ディスク装置300の概略図である。研摩ディスク装置300は、油圧ポンプ302と、制御盤304と、少なくとも1つの研摩ディスク306と、油圧モータ308と、油圧流体供給管310と、油圧流体戻し管312とを含む。
【0027】
具体的には、制御盤304は、油圧ポンプ302から油圧流体供給管310及び油圧流体戻し管312を介して、研摩ディスク306を回転させるために油圧モータ308へ送られる油圧力を調整する。研摩ディスク306は、照射を受けた入口ミキサ外表面50に溝70を切削する。複数の研摩ディスク306は、一度の動作で複数の溝70を切削することを可能にする。
【0028】
一実施形態においては、切削屑回収装置326は、工作囲い98からの水を濾過して切削屑74を回収し留めておく。切削屑74は放射能を有するから特別な処理を必要とする。切削屑回収装置326は、回収管328と、沈殿槽330と、回収ポンプ332と、フィルタ容器334と、放出管336とを含む。切削屑74を含む水は、回収管328を介して工作囲い98から吸引されて沈殿槽330へ送られる。一実施形態においては、回収ポンプ332での回収に先立って、サイクロン分離器(図示せず)が切削屑74を回収する。沈殿槽330からの水は、切削屑74を更に除去するために、フィルタ容器334を通される。フィルタ容器334は、沈殿槽330からの水が回収ポンプ332を通るよりも前に、切削屑74を回収するようにしてもよい。一実施形態においては、濾過された水は工作囲い98へ戻すことができる。別の実施形態においては、濾過された水は、更に処理するために、処理装置(図示せず)へ送られる。
【0029】
中央制御装置(CCS)348は、研摩ディスク装置300と照射を受けた入口ミキサ42とを制御する。CCS348は、制御盤304と研摩ディスク操作装置352とを含む。一実施形態においては、CCS348は更にコンピュータ制御装置354を含む。油圧モータ308は操作装置352に結合される。操作装置352はコンピュータ制御装置354から操作されて、研摩ディスク306の照射を受けた入口ミキサ42への溝70の切削を行うために、油圧モータ308を位置決めする。一実施形態においては、操作装置352は照射を受けた入口ミキサ42に対して支持され、第1のサーボ制御式位置決め駆動装置356と、回転駆動装置360とを含む。操作装置352は、マンドレル361により入口ミキサ42に対して正確に位置決めされる。マンドレル361と入口ミキサ42とは、工作囲い98内に支持された空気圧又は油圧固定装置(図示せず)により固定連結される。第1の駆動装置356は、研摩ディスク306が照射を受けた入口ミキサ42に対して半径方向に位置決めされるように、油圧モータ308を位置決めする。回転駆動装置360は、油圧モータ308の移動を、従って照射を受けた入口ミキサ42の周りの円周方向における研摩ディスク306の移動を制御する。別の実施形態においては、照射を受けた入口ミキサ42は、該入口ミキサ42を研摩ディスク306に対して移動させるように構成された回転テーブル(図示せず)上に置かれる。コンピュータ制御装置354はまた、切削屑回収装置326の動作を制御することができる。
【0030】
作動時には、照射を受けた入口ミキサ42はRPV20から取り出され、工作囲い98内で水中に置かれ、研摩ディスク装置300を使用してラビリンス溝70(図3に示す)が切削される。具体的には、研摩ディスク306は、溝70を切削するために必要とされる位置に応じた所定位置に、照射を受けた入口ミキサ外表面50に近接して位置決めされる。一実施形態においては、研摩ディスク306は、コンピュータ制御装置354により作動されるサーボ制御式位置決め駆動装置356によって位置決めされる。研摩ディスク306は、CCS348により制御される油圧モータ308によって回転されて、照射を受けた入口ミキサ外表面50に溝70を切削する。研摩ディスク306を回転させながら、研摩ディスク306は、コンピュータ制御装置354を用いてサーボ制御式位置決め回転駆動装置360を作動させて、照射を受けた入口ミキサ外表面50に対して円周方向に移動される。研摩ディスク306が円周方向へ通過する度に、CCS248内に設定されたパラメータに基づきオペレータによって制御された溝70の寸法形状を有する溝70が形成される。CCS348のパラメータは品質検査によって確立されている。駆動装置556によって割出しながら、研摩ディスク306を複数回円周方向に通過させることにより、所望量の材料が除去されて、各溝70の所望の寸法形状が得られ、かつ隣り合う溝70の所望の寸法形状が順次得られる。切削過程を監視するために、ビデオカメラを含む遠隔監視装置(図示せず)を用いることができる。水中の工作囲い98内で溝70を切削することは、人が放射線に曝されるのを防ぎ、かつ放射性切削屑74が拡散するのを抑止するのを可能にする。切削屑74は、切削屑回収装置226によって、切削区域から取り除かれる。
【0031】
照射を受けた入口ミキサ外表面50へのラビリンス溝70の切削が完了した時、照射を受けた入口ミキサ42は、必要に応じて、検査され、清掃され、整備される。照射を受けた入口ミキサ42は、承認されたメインテナンス手順に従ってRPV20内へ再び取り付けられて、ディフューザ46との間にラビリンスシール72を形成する。
【0032】
上述したように、少なくとも1つの公知のジェットポンプすべり継手48において、照射を受けた入口ミキサ外表面50は、表面硬化コバルト合金を有するステンレス鋼である。照射を受けた入口ミキサ外表面50の切削は、この外表面50の放射性コバルトの故に、かなりの量の放射性切削屑74を生じる。ディフューザ内表面52は、ステンレス鋼であるが、境界面56内に延びる表面硬化コバルト合金を含まない(図3に示す)。
【0033】
図7は、照射を受けたディフューザをRPV20内に装着したままで(図1に示す)、その内表面52にラビリンス溝402を切削することができる水中切削装置400の概略図である。照射を受けたディフューザ内表面52は、コバルトを殆ど含んでいないから、切削屑403の放射能は低い。しかしながら、ディフューザ内表面52はRPV20から取り外すことができない。
【0034】
切削屑403による他の原子炉構成部品の汚染を最小限に抑えるために、底部密閉栓404と頂部密閉栓406とがディフューザ46からの流れを制限する。切削装置400は、ディフューザ46の内側で、かつ底部密閉栓404と頂部密閉栓406との間に切削ヘッド408を含む。切削ヘッド408は、照射を受けたディフューザ内表面52に溝402を切削する。密閉栓404及び密閉栓406のうちの少なくとも1つは、切削ヘッド408の作動を容易にするための少なくとも1つの制限された開口412を含む。一実施形態においては、制限された開口412は、電力線と制御線と切削屑回収管とを通す。
【0035】
一実施形態においては、切削屑回収装置426は、ディフューザ46からの水を濾過して切削屑403を回収し溜めておく。切削屑403は放射能を有するから特別な処理を要する。切削屑回収装置426は、回収管428と、沈殿槽430と、回収ポンプ432と、フィルタ容器434と、放出管436とを含む。切削屑403を含む水は、回収管428を介してディフューザ46から吸引されて沈殿槽430へ送られる。一実施形態においては、回収ポンプ432での回収に先立って、サイクロン分離器(図示せず)が切削屑403を回収する。沈殿槽430からの水は、切削屑403を更に除去するために、フィルタ容器434を通される。一実施形態においては、沈殿槽430からの水が回収ポンプ432を通るよりも前に、フィルタ容器434が切削屑403を回収する。一実施形態においては、濾過された水はディフューザ46へ戻すことができる。別の実施形態においては、濾過された水は、更に処理するために、処理装置(図示せず)へ送られる。
【0036】
中央制御装置(CCS)448は、切削装置400を制御する。CCS448は、制御盤450と操作装置452とを含む。一実施形態においては、CCS448は更にコンピュータ制御装置454を含む。切削ヘッド408は操作装置452に結合される。操作装置452はコンピュータ制御装置454によって操作され、切削ヘッド408が照射を受けたディフューザ内表面52に溝402を切削するのを助ける。一実施形態においては、操作装置452は、第1のサーボ制御式位置決め駆動装置456と、回転駆動装置458とを含む。第1の駆動装置456は、切削ヘッド408を照射を受けたディフューザ内表面52に対して半径方向に位置決めする。回転駆動装置458は、照射を受けたディフューザ内表面52に近接させて円周方向への切削ヘッド408の移動を制御する。コンピュータ制御装置454はまた、切削屑回収装置426の動作を制御することができる。
【0037】
一実施形態においては、切削装置400はEDM装置460を含む。EDM装置460は、EDM電源装置462と、低インダクタンス電力線464と、EDM電極ヘッド466と、制御盤468と、制御線480とを含む。切削ヘッド408は、ディフューザ46の内側で、かつ底部密閉栓404と頂部密閉栓406との間に、EDM電極ヘッド466を含む。電力線464と制御線480と切削屑回収管428とは、制限された開口412を介して頂部密閉栓406を貫通して延びる。
【0038】
別の実施形態においては、切削装置400は、超高圧(UHP)ポンプと、研摩水噴射切削ノズルと、研摩材供給ホッパとを含む。切削ヘッド408は、ディフューザ46の内側で、かつ底部密閉栓404と頂部密閉栓406との間に、研摩水噴射切削ノズルを含む。
【0039】
別の実施形態においては、切削装置400は研摩ディスク装置を含む。切削ヘッド408は、ディフューザ46の内側で、かつ底部密閉栓404と頂部密閉栓406との間に、研摩ディスクを含む。
【0040】
作動時には、照射を受けた入口ミキサ42はRPV20から取り出され、工作囲い98内で水中に置かれる。当技術分野において知られているように、放射性物質を取り扱うためには特別な注意が払われなくてはならない。RPV20内での作業中には、更に特殊な制御が要求される。切削装置400は、ディフューザ46内にその内表面52に近接させて取り付けられる。具体的には、頂部密閉栓406と切削装置400とはディフューザ46内に配置される。切削ヘッド408は、溝402を切削するために必要とされる位置に応じた所定位置に、照射を受けたディフューザ内表面52に近接させて位置決めされる。一実施形態においては、切削ヘッド408は、コンピュータ制御装置454により作動されるサーボ制御式位置決め駆動装置456によって位置決めされる。切削装置400は、CCS448により制御されて、照射を受けたディフューザ内表面52に溝402を切削する。切削ヘッド408に通電しながら、切削ヘッド408は、コンピュータ制御装置454を用いてサーボ制御式位置決め回転駆動装置458を作動させて、照射を受けたディフューザ内表面52に対して円周方向に移動される。切削ヘッド408が円周方向へ通過する度に、CCS448内に設定されたパラメータに基づきオペレータによって制御された溝402の寸法形状を有する溝402が形成される。CCS448のパラメータは品質検査によって確立されている。駆動装置456によって割出しながら、切削ヘッド408を複数回円周方向に通過させることにより、所望量の材料が除去されて、各溝402の所望の寸法形状が得られ、かつ隣り合う溝402の所望の寸法形状が順次得られる。溝402を水中で切削することは、放射性切削屑403が拡散するのを抑止することを可能にする。切削過程を監視するために、ビデオカメラを含む遠隔監視装置(図示せず)を用いることができる。切削屑403は、切削屑回収装置426によって、切削区域から取り除かれる。
【0041】
照射を受けたディフューザ内表面52へのラビリンス溝402の切削が完了した時、切削装置400と切削屑回収装置426とが除去される。照射を受けたディフューザ46は、必要に応じて、検査され、清掃され、整備される。照射を受けた入口ミキサ42は、承認されたメインテナンス手順に従ってRPV20内へ再び取り付けられて、ディフューザ46との間にラビリンスシール72を形成する。
【0042】
本発明を様々な特定の実施形態について説明してきたが、本発明は特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変更で実施できることは、当業者には分かるであろう。特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器の一部を切り欠いて示した概略部分断面図。
【図2】 ジェットポンプすべり継手の一部を切り欠いて示した概略部分側面図。
【図3】 ラビリンス溝を備えたジェットポンプすべり継手の一部を切り欠いて示した概略部分側面図。
【図4】 照射を受けた入口ミキサ外表面を切削する超高圧装置の概略図。
【図5】 照射を受けた入口ミキサ外表面を切削する放電加工装置の概略図。
【図6】 照射を受けた入口ミキサ外表面を切削する研摩ディスク装置の概略図。
【図7】 RPV内に取り付けられた照射を受けたディフューザ内表面にラビリンス溝を切削することができる切削装置の概略図。
【符号の説明】
42 照射を受けた入口ミキサ
50 入口ミキサ外表面
74 切削屑
98 工作囲い
99 機材プール
100 水中切削装置
104 超高圧(UHP)ポンプ
106 水噴射研削ノズル
108 研摩材供給ホッパ
114 超高圧給水管
118 研摩材供給管
126 切削屑回収装置
128 回収管
148 中央制御装置(CCS)
150 オペレータ制御盤
152 切削ノズル操作装置
154 コンピュータ制御装置
156 第1のサーボ制御式位置決め駆動装置
158 第2のサーボ制御式位置決め駆動装置
160 回転駆動装置
161 マンドレル

Claims (10)

  1. すべり継手(48)により結合された入口ミキサー(42)とディフューザ(46)とを有するジェットポンプ組立体(34)であって、稼動した原子炉で使用された前記ジェットポンプ組立体(34)にラビリンスシール(72)を形成してこのジェットポンプ組立体(34)を再生する方法であって、
    前記照射を受けたジェットポンプ入口ミキサ(42)を前記ジェットポンプ組立体から取り外す段階と、
    前記ジェットポンプ入口ミキサを水中に置く段階と、
    研摩水噴射切削ノズルと放電加工装置と研摩ディスク装置のうちの少なくとも1つの切削装置を前記滑り継手に対応する位置に位置決めする位置決め段階と、
    前記滑り継ぎ手位置に位置決めされた前記少なくとも1つの切削装置により、照射を受けた入口ミキサ外表面(50)に少なくとも1つの円周溝(70)を切削する切削段階と、
    切削屑(74)を含む水を回収装置(126)内に吸引する段階階と
    を更に含むことを特徴とする方法。
  2. 前記位置決め段階は、前記照射を受けた入口ミキサ外表面(50)に近接させて水中に配置された研摩水噴射切削ノズル(106)を使用する段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 研摩水噴射切削ノズル(106)を使用する前記段階は、
    超高圧水を前記切削ノズルに供給する段階と、
    該切削ノズルにおいて、前記超高圧水に研摩材を加える段階と、
    研摩材を含む超高圧水の流れ(120)を前記切削ノズルから噴出させる段階と、
    前記研摩材を含む超高圧水流を前記照射を受けた入口ミキサ外表面に向ける段階と、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記位置決め段階は、前記照射を受けた入口ミキサ外表面(50)に近接させて水中に配置された放電加工(EDM)装置(200)を位置決めすることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記位置決め段階は、その一部を前記照射を受けた入口ミキサ外表面(50)に近接させて水中に配置された研摩ディスク装置(300)を使用する段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. すべり継手(48)により結合された入口ミキサー(42)とディフューザ(46)とを有するジェットポンプ組立体(34)であって、稼動した原子炉で使用された前記ジェットポンプ組立体(34)にラビリンスシール(72)を形成してこのジェットポンプ組立体(34)を再生する方法であって、
    前記照射を受けたジェットポンプの前記入口ミキサ(42)を前記ジェットポンプ組立体から取り外す段階と、
    切削装置(100)の少なくとも一部を、前記入口ミキサ(42)が取り外された前記ディフューザ組立体の上部から挿入して、ジェットポンプの前記ディフューザ(46)内に配置する配置段階と、
    ジェットポンプディフューザの内側の表面(52)に少なくとも1つの円周溝(70)を切削する切削段階と、
    切削屑(74)を回収する回収段階を含むことを特徴とする方法。
  7. 切削屑(74)を回収する前記段階は、
    前記ジェットポンプディフューザ内表面(52)を隔離する段階と、
    前記切削屑を含む水を回収装置(126)内に吸引する段階と、を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記切削段階は、前記ジェットポンプディフューザ内表面(52)に近接させて水中に配置された研摩水噴射切削ノズル(106)を使用する段階を含むことを特徴とする、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記切削段階は、その一部を前記ジェットポンプディフューザ内表面(52)に近接させて水中に配置された放電加工(EDM)装置(200)を使用する段階を含むことを特徴とする、請求項6乃至8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記切削段階は、その一部を前記ジェットポンプディフューザ内表面(52)に近接させて水中に配置された研摩ディスク装置(300)を使用する段階を含むことを特徴とする、請求項6乃至9のいずれかに記載の方法。
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