JP4319340B2 - 遊技球払出機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を遊技者に貸し出し、かつ賞球を遊技者に払い出す遊技球払出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技球払出機構としては、例えば、図1に概略が示される、CR(カードリーダ)式パチンコ機に適用された遊技球払出機構がある。
【0003】
カードユニット1は、プリペイドカードが挿入されて球貸要求を受けると、球貸指示信号leを賞球基板2へ出力し、また、売り上げ情報信号Pをホールコンピュータ3へ出力する。主基板4は、パチンコ機に入賞があると賞球払出指示を示す賞球指示信号prを賞球基板2へ出力する。賞球基板2は、カードユニット1より球貸指示信号leを入力すると、あるいは主基板4より賞球指示信号prを入力すると払出装置5を駆動する。駆動された払出装置5は、払出球タンク16に貯留された所定個数のパチンコ球を払出球通路12に払い出す。この払い出しにより、パチンコ機の上皿25または下皿26にパチンコ球が導かれる。なお、球抜装置15は払出球タンク16内のパチンコ球を球通路14を介してパチンコ島内部に排出させるものである。払出センサ6は、払出球通路12を通過するパチンコ球を検知し、この払出検知信号paを賞球基板2へ出力する。賞球基板2は、入力した払出検知信号paに基づいて得られる払出球数を払出信号pyとしてホールコンピュータ3へ出力する。
【0004】
このような従来の遊技球払出機構では、賞球基板2は、入力した払出検知信号paにより、球貸指示信号leまたは賞球指示信号prの内容通りにパチンコ球の払い出しが行われたことを認識すると、払出装置5を停止させて払出処理を完了する。従って、賞球基板2では、賞球指示信号prまたは球貸指示信号leと払出検知信号paとを比較することで、例えば払出指示内容とは異なる遊技球数が払い出されている場合に賞球または貸球の払い出しに関する異常が発生したことを認識できる。また、ホールコンピュータ3においては、売り上げ情報信号Pから換算した貸球数と、賞球基板2から入力した払出信号pyとを比較することで貸球の適正な払い出しが行われているかを認識できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技球払出機構においては、球貸指示信号leによる貸球の払い出しと、賞球指示信号prによる賞球の払い出しとはいずれも払出装置5によって行われている。このため、賞球指示信号pr及び払出検知信号paを入力し、実際に払出装置5を制御している賞球基板2では、賞球指示信号prに対応した賞球が実際に払い出されたか否かを認識できるが、主基板4ではこれを認識できない。よって、上記従来の遊技球払出機構においては、賞球系統の装置について故障や不正行為が発生した場合、これを主基板4で検出することは出来なかった。
【0006】
また、ホールコンピュータ3においては貸球の払い出しに関しては認識できるが、賞球の払い出しに関しては認識できない。よって、上記従来の遊技球払出機構においては、ホールコンピュータ3で、賞球の払出数の管理を行うことが出来ず、また、賞球系統の装置について故障や不正行為が発生したことを検出することが出来なかった。
【0007】
また、上記従来の遊技球払出機構においては、払出装置5より払い出されるパチンコ球の検知は、払出センサ6によってのみ行われている。従って、賞球指示信号prにより賞球の払い出しが行われる際、賞球指示信号prの通信系統に故障や不正行為といった何らかの異常が発生して賞球の払い出しが行われなくても、賞球指示信号prが出力された直後に球貸指示信号leが出力されると貸球が払い出されて払出センサ6に検知される。この場合、賞球基板2では、入力する払出検知信号paは賞球を検知したものなのか貸球を検知したものなのか区別できない。この結果、入力した払出検知信号paは賞球を検知したものだと賞球基板2が判断してしまえば、賞球指示信号prの通信系統に何らかの異常が発生したことは検出できない。逆に、球貸指示信号leの通信系統に異常が発生したため、球貸指示通りの貸球が払い出されていないと判断してしまう可能性がある。
【0008】
また、上記従来の遊技球払出機構においては、賞球指示信号prが出力されていないのにパチンコ球が払い出されたことを払出センサ6が検知したことをもって、異常が発生したものと判断することは出来ない。球貸指示信号leが出力されて払い出されたパチンコ球を払出センサ6が検知した場合もあるからである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、賞球基板を介する球貸機からの貸球払出命令および賞球基板を介する主基板からの賞球払出命令に応じて遊技球の払い出しを行う払出装置と、貸球および賞球の区別なくこの払出装置より払い出される遊技球を検知し,この検知信号を賞球基板へ出力する払出センサとを備えて構成される遊技球払出機構において、貸球払出命令を払出装置に与えている間賞球基板から出力され、賞球払出命令を払出装置に与えている間賞球基板から出力されない貸出中信号と払出センサから出力される検知信号との論理積を演算し、検知信号が貸球によるものか賞球によるものかを区別する出力信号を生成する論理積回路と、主基板内またはホールコンピュータ内に形成されこの論理積回路の出力信号と払出センサから出力される検知信号との差分から賞球の数を算出する算出手段とから構成される賞球払出検知手段を備え、算出手段は賞球基板内にも形成され、賞球基板は、論理積回路の出力信号により所定個数の貸球が払い出されたことを認識すると払出装置を停止させ、また、算出手段による算出の結果所定個数の賞球が払い出されたことを認識すると払出装置を停止させることを特徴とする。
【0010】
このような構成においては、主基板またはホールコンピュータは、賞球払出命令に応じて実際に払い出される賞球を賞球払出検知手段により検知する。このため、主基板は賞球払出命令と実際に払い出される賞球とを比較することにより、賞球系統の装置について発生する異常を検出することが出来る。また、ホールコンピュータは検知した賞球の管理を行える。
【0012】
また、算出手段が賞球基板内にも形成されることから、賞球が賞球基板にも検知させられる。賞球基板は、貸球払出命令に応じて払出センサから入力される検知信号および賞球払出検知手段によって検知された賞球に基づき、検知した遊技球が球貸指示によるものか賞球指示によるものかを区別することが出来る。
【0013】
また、本発明は、主基板が賞球払出命令の内容をホールコンピュータに出力することを特徴とする。
【0014】
このような構成においては、ホールコンピュータは、賞球払出命令の内容と実際に払い出される賞球とを比較することにより、賞球系統の装置について発生する異常を検出することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による遊技球払出機構をCR式パチンコ機に適用した第1の実施形態について説明する。
【0016】
図2は、本発明の第1の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機21の正面斜視図である。
【0017】
パチンコ機21にはカードユニット1が対になって設けられており、このカードユニット1の前面にはカード挿排口31および球貸可能表示ランプ32が設けられている。また、パチンコ機21のフロントドア23の内部には遊技盤24が設けられており、その盤面には、入賞すると所定数の賞球を得られる一般入賞口33,入賞すると可変表示ゲームが開始する始動口34,可変表示ゲームの表示を行う可変表示装置35,及びアタッカ36等が設けられている。アタッカ36は、可変表示ゲームにおいて特別遊技状態が発生すると開放して多数のパチンコ球を入賞させる変動入賞装置である。この遊技盤24の下方には上皿25及び下皿26が設けられており、下皿26の右方にはハンドル27が設けられている。上皿25には、球貸スイッチ28、カード排出スイッチ29及びカード残高表示器30から成る球貸操作部が構成されている。
【0018】
図3はパチンコ機21の背面図である。
【0019】
パチンコ機21の背面上部に設けられた払出球タンク16には図示しない樋から供給されたパチンコ球が貯留されている。後述する球貸指示信号leにより払出装置5が駆動されると、払出球タンク16に貯留されているパチンコ球が払出球通路12を介して払い出される。払出装置5には後述する払出センサ6が設けられており、この払出センサ6によって払出球通路12を通じて払い出されるパチンコ球が検知される。払出装置5から払い出されたパチンコ球は、払出球通路12から矢印Aの方向へ進み上皿25へ払い出される。また、後述する賞球指示信号prにより第2の払出装置7が駆動されると、払出球タンク16に貯留されているパチンコ球が第2の払出球通路13を介して払い出される。第2の払出装置7には後述する第2の払出センサ8が設けられており、この第2の払出センサ8によって第2の払出球通路13を通じて払い出されるパチンコ球が検知される。第2の払出装置7から払い出されたパチンコ球も、払出球通路13から矢印Aの方向へ進み、上皿25へ払い出される。上皿25が満杯になると、パチンコ球は矢印Bの方向より下皿26へ払い出されるようになる。なお、球抜装置15は、樋や払出球通路12,13の清掃時などに、払出球タンク16に貯留しているパチンコ球を球通路14よりパチンコ島内部へ排出させる装置である。
【0020】
図4は、パチンコ機21に構成された遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。なお、同図において図3と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0021】
カードユニット1は、賞球基板2及びホールコンピュータ3へ接続されており、それぞれに対して球貸指示信号le及び売り上げ情報信号Pを出力する。球貸指示信号leは、カードユニット1のカード挿排口31にプリペイドカードが挿入され、球貸スイッチ28が操作されて球貸要求を受けると、賞球基板2へ出力される。売り上げ情報信号Pは、遊技者の球貸スイッチ28の操作によって指定された金額そのものを示す信号である。
【0022】
賞球基板2は、カードユニット1の他に、主基板4,払出装置5,第2の払出装置7,払出センサ6,及び第2の払出センサ8に接続されている。賞球基板2は、カードユニット1より球貸指示信号leを入力すると、払出装置5を駆動させ、所定個数の貸球を払い出させる。また、賞球基板2は、主基板4より賞球指示信号prを入力すると、第2の払出装置7を駆動させ、所定個数の賞球を払い出させる。
【0023】
主基板4は、賞球基板2の他に、払出センサ6,第2の払出センサ8及びホールコンピュータ3に接続されている。この主基板4は、賞球基板2へ賞球指示信号prを出力する際、賞球指示信号prの内容を示す指示内容伝達信号pRをホールコンピュータ3へ出力する。また、払出装置5,第2の払出装置7より払い出されたパチンコ球は、それぞれ払出センサ6,第2の払出センサ8によって検知され、検知結果は貸球払出検知信号pa1,賞球払出検知信号pa2として賞球基板2および主基板4へ出力される。主基板4は、入力した貸球払出検知信号pa1および賞球払出検知信号pa2に基づき、実際に払い出された貸球数を示す貸出信号ps1および実際に払い出された賞球数を示す賞球信号ps2をホールコンピュータ3へ出力する。
【0024】
本第1の実施形態では、第2の払出装置7及び第2の払出センサ8が賞球基板2を介する主基板4からの賞球指示信号prに応じて払い出される賞球を主基板4及びホールコンピュータ3に検知させる賞球払出検知手段を構成している。この賞球払出検知手段は賞球を賞球基板2にも検知させている。
【0025】
このような構成において、遊技の開始に先立ち、カード挿排口31にプリペイドカードが挿入され、球貸スイッチ28が押圧されると、指定金額に応じた分のパチンコ球を払い出すようにカードユニット1から賞球基板2へ球貸指示信号leが出力される。球貸指示信号leを入力した賞球基板2は払出装置5を駆動し、払出装置5は払出球タンク16内の遊技球を払出球通路12を介して上皿25へ払い出す。この際、払出センサ6は、払出球通路12を通過する貸球を検知し、この貸球払出検知信号pa1を賞球基板2及び主基板4へ出力する。賞球基板2は、この貸球払出検知信号pa1により所定個数の貸球が払い出されたことを認識すると、払出装置5を停止させ、払出処理を完了する。
【0026】
上皿25に貸し出されたパチンコ球をハンドル27を回して発射させれば、遊技盤24の盤面内にパチンコ球が送り込まれて遊技が開始する。遊技盤24の盤面内に送り込まれたパチンコ球は、盤面に植設された障害釘に弾かれながら流下する。この際、一般入賞口33にパチンコ球が入賞すると、主基板4より賞球基板2へ所定個数の賞球を払い出すように賞球指示信号prが出力される。賞球指示信号prを入力した賞球基板2は第2の払出装置7を駆動し、第2の払出装置7は払出球タンク16内の遊技球を第2の払出球通路13を介して払い出す。この際、第2の払出センサ8は、第2の払出球通路13を通過する賞球を検知し、この賞球払出検知信号pa2を賞球基板2及び主基板4へ出力する。賞球基板2は、この賞球払出検知信号pa2により所定個数の賞球が払い出されたことを認識すると、第2の払出装置7を停止させ、払出処理を完了する。
【0027】
また、パチンコ球が始動口34に入賞したときにも、同様な作用動作で、所定個数の賞球が払い出される。その後、遊技盤24の中央に設けられた可変表示装置35が回転を始め、可変表示ゲームが開始する。この可変表示は一定時間経過後に停止し、停止時の表示シンボルが所定のシンボル組み合わせに一致すると、遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生する。この特別遊技状態では、アタッカ36が長時間にわたって開放し、このアタッカ36に多数のパチンコ球が入賞することによって遊技者は多数の賞球を獲得することが可能となる。この際の賞球の払い出しも、主基板4から賞球基板2へ出力される賞球指示信号prによって行われ、所定個数の賞球がアタッカ36への入賞個数分だけ払い出される。
【0028】
このように第1の実施形態による遊技球払出機構では、主基板4は賞球指示信号prに応じて実際に払い出される賞球を検知している。従って、主基板4は、自らが出力している賞球指示信号prと入力した賞球払出検知信号pa2とを比較することによって、賞球の払い出しに関して生じる異常、例えば賞球指示以上の賞球数が払い出されているといった異常を検出できる。この際、主基板4が、賞球の払い出しに関して異常を認識した時点でランプを点灯させる手段等を備えれば、発生した異常を外部に知らせることができる。また、異常を認識した時点で第2の払出装置7を停止させるような手段を主基板4に備えれば、不適切な賞球の払い出しを防止できる。
【0029】
また、ホールコンピュータ3は主基板4から賞球指示の内容を示す指示内容伝達信号pRを入力しているため、ホールコンピュータ3においても賞球系統の装置について発生する異常を検出できる。つまり、ホールコンピュータ3でも、指示内容伝達信号pRと賞球信号ps2とを比較することにより、賞球指示以上の賞球数が払い出されるといった異常を検出できる。また、ホールコンピュータ3は主基板4から入力した賞球信号ps2に基づき、賞球の管理が行えるようになる。また、ホールコンピュータ3に直接賞球払出検知信号pa2を検知させるようにしても、ホールコンピュータ3は賞球の管理が行えるようになる。
【0030】
また、払出センサ6,第2の払出センサ8から出力される貸球払出検知信号pa1,賞球払出検知信号pa2を主基板4を介さないで直接ホールコンピュータ3へ入力させて全ての信号をホールコンピュータ3において認識するような構成にすれば、ホール側で払い出し全般に関する管理が行える。
【0031】
また、この第1の実施形態による遊技球払出機構では、賞球基板2は、払出装置5及び第2の払出装置7から払い出されたパチンコ球の検知を、それぞれ払出センサ6及び第2の払出センサ8によって別々に行っている。従って、賞球基板2は、球貸指示信号leに応じて払出センサ6より入力される貸球払出検知信号pa1及び賞球指示信号prに応じて第2の払出センサ8より入力される賞球払出検知信号pa2に基づき、検知したパチンコ球が球貸指示によるものか、賞球指示によるものかを区別することが出来る。このため、球貸系統の装置についての異常と、賞球系統の装置についての異常とを適確に区別して検出することが可能になる。
【0032】
本第1の実施形態においては、図3に示したように、第1,第2の払出装置5,7を盤面に対して平行に平置きする構成としている。しかし、遊技盤24は、前面に可変表示装置35,背面に裏機構24aが設けられており、奥行き方向に寸法があって裏機構24aは背後に張り出している。従って、図3のように第1の払出装置5を裏機構24aの背後に設置することは難しい状況が考えられる。このような場合を考慮して、図10(a),(b)に示すように、平置きにしていた第1,第2の払出装置5,7をそれぞれ起こして縦置きにし、裏機構24aにかからない位置で互いを接近させて配置する構成としてもよい。なお、同図(b)は同図(a)の払出装置5,7を矢示A方向から視た一部破断側面図である。同図(a),(b)において図3と同一部分または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0033】
また、図10に示す状態から、図11に示すように払出装置5,7をパチンコ機21の高さ方向にずらし、払出装置7の下方に払出装置5の一部を重ねて配置してもよい。なお、同図において図10と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。このように配置することにより、各払出球通路12,13の間隔はより狭まり、払出装置5,7および払出球通路12,13がパチンコ機21の背面に占める面積はより縮小する。
【0034】
また、図10に示す状態から、図12(a),(b)に示すように払出装置5,7をパチンコ機21の奥行き方向にずらし、払出装置7の手前に払出装置5の一部を重ねて配置してもよい。なお、同図(b)は同図(a)の払出装置5,7を矢示Bの方向から視た一部破断側面図である。同図(a),(b)において図10と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。このような配置によっても、各払出球通路12,13の間隔はより狭まり、払出装置5,7および払出球通路12,13がパチンコ機21の背面に占める面積はより縮小する。
【0035】
図13は、図12に示す状態から払出装置5が払出装置7の手前に完全に重なった状態を示している。なお、同図において図12と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。このように配置することにより、払出装置5,7および払出球通路12,13は奥行き方向に完全に重なり、払出装置5,7および払出球通路12,13がパチンコ機21の背面に占める面積はさらに縮小する。
【0036】
このように払出装置5,7を配置することにより、遊技盤24の背後のスペース状況に応じて球払出機構を構成することが出来ると共に、上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
【0037】
図5は、本発明の第2の実施形態による遊技球払出機構の概略構成を示すブロック図である。なお、同図において図4と同一又は相当する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0038】
この第2の実施形態では、一の払出装置5より払い出されるパチンコ球が貸球と賞球とで払出球通路が振り分けられる。払出球通路の振り分けは、払出装置5の下方に設けられた払出通路切換装置11によって行われ、貸球用の払出球通路12または賞球用の払出球通路13のいずれかに振り分けられる。払出通路切換装置11は、例えばフラップ弁のような構造の装置であり、球貸指示信号leにより貸球の払い出しが行われるときには駆動されず、払出装置5より払い出されるパチンコ球を払出球通路12へ導く位置にある。
【0039】
一方、賞球指示信号prにより賞球の払い出しが行われるときに、賞球基板2より制御信号coが出力されて払出通路切換装置11は駆動され、払出装置5から払い出されるパチンコ球を払出球通路13へ導く位置に切り換えられる。振り分けられた貸球の検知及び賞球の検知は、それぞれの払出球通路12及び13において払出センサ6及び第2の払出センサ8によって行われる。ここで、払出通路切換装置11と第2の払出センサ8とは、賞球基板2を介する主基板4からの賞球指示信号prに応じて払い出される賞球を主基板4及びホールコンピュータ3に検知させる賞球払出検知手段を構成している。
【0040】
払出装置5は賞球基板2に接続されており、払出通路切換装置11は賞球基板2に接続されている。払出球通路12,13に設けられた払出センサ6,第2の払出センサ8は、賞球基板2,主基板4にそれぞれ接続されている。本実施形態におけるパチンコ機21の盤面構成やその他の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。
【0041】
このような構成において、賞球基板2は、カードユニット1からの球貸指示信号leを入力すると、払出装置5にパチンコ球を払い出させる。この時、払出通路切換装置11は、払い出されるパチンコ球を払出球通路12へ導く位置にある。また、賞球基板2は、主基板4からの賞球指示信号prを入力した場合にも、払出装置5にパチンコ球を払い出させる。この時、払出通路切換装置11は、賞球基板2からの制御信号coによって駆動され、払出球通路13へパチンコ球を導く位置に切り換えられる。主基板4は、賞球基板2へ賞球指示信号pr出力する際、賞球指示信号prの内容を示す指示内容伝達信号pRをホールコンピュータ3へ同時に出力する。
【0042】
払出球通路12へ払い出される貸球は払出センサ6によって検知され、払出センサ6は貸球払出検知信号pa1を賞球基板2及び主基板4へ出力する。賞球基板2は、入力した貸球払出検知信号pa1により所定個数の貸球が払い出されたことを認識すると、払出装置5を停止させ、払い出し処理を完了する。主基板4は、入力した貸球払出検知信号pa1により払い出された貸球数を認識し、貸球数を示す貸出信号ps1をホールコンピュータ3へ出力する。
【0043】
また、払出球通路13へ払い出される賞球は第2の払出センサ8によって検知される。第2の払出センサ8は、賞球払出検知信号pa2を賞球基板2及び主基板4へ出力する。賞球基板2は、賞球払出検知信号pa2により所定個数の賞球が払い出されたをされたことを認識すると、払出装置5を停止させ、払出処理を完了する。主基板4は、賞球払出検知信号pa2により払い出された賞球数を認識し、賞球数を示す賞球信号ps2をホールコンピュータ3へ出力する。
【0044】
このような第2の実施形態による遊技球払出機構においても、主基板4は、自らが出力している賞球指示信号prと入力した賞球払出検知信号pa2とを比較することによって、賞球の払い出しに関して生じる異常を検出でき、第1の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0045】
また、本実施形態でも、ホールコンピュータ3は主基板4から賞球指示の内容を示す指示内容伝達信号pR及び賞球信号ps2を入力しているため、ホールコンピュータ3においても賞球系統の装置について発生する異常を検出できる。また、賞球信号ps2に基づき、または、ホールコンピュータ3に賞球払出検知信号pa2を検知させると、ホールコンピュータ3は賞球の管理が行えるようになる。
【0046】
また、払出センサ6,第2の払出センサ8から出力される貸球払出検知信号pa1,賞球払出検知信号pa2を、主基板4を介さないで直接ホールコンピュータ3へ入力させて全ての信号をホールコンピュータ3において認識するような構成にすれば、ホール側で払い出しに関する管理が直接行える。
【0047】
また、この第2の実施形態による遊技球払出機構においても、賞球基板2は、払出球通路12ならびに払出球通路13のそれぞれの通路において払出センサ6ならびに第2の払出センサ8によって貸球ならびに賞球を検知している。従って、賞球基板2は、貸球払出検知信号pa1及び賞球払出検知信号pa2に基づき、検知したパチンコ球が球貸指示によるものか、賞球指示によるものかを区別することが出来、この点においても、第1の実施形態と同様な作用効果が奏される。
【0048】
さらに、この第2の実施形態の構成では、必要な払出装置は払出装置5の1個であり、また払出通路切換装置11として例えばフラップ弁のような簡単な構造の装置で十分機能するので、第1の実施形態の機構と比較して比較的安価に遊技球払出機構を構成できる。
【0049】
図6は、本発明の第3の実施形態による遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。なお、同図において図4と同一又は相当する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0050】
本実施形態は、第1の実施形態における第2の払出センサ8の代わりに第3の払出センサ17が、払出球通路12および払出球通路13が合流した払出球通路18上に設けられている点が第1の実施形態と相違している。この第3の払出センサ17は、賞球基板2および主基板4に接続されている。ここで、第2の払出装置7と第3の払出センサ17とは、賞球基板2を介する主基板4からの賞球指示信号prに応じて払い出される賞球を主基板4及びホールコンピュータ3に検知させる賞球払出検知手段を構成している。
【0051】
第3の払出センサ17は、第2の払出装置7より払出球通路12を介して払い出される貸球と払出装置5より払出球通路13を介して払い出される賞球とのいずれをも検知し、これらの払出検知信号pa3を賞球基板2及び主基板4へ出力する。賞球基板2および主基板4は、入力した払出検知信号pa3と貸球払出検知信号pa1との減算処理(pa3の計数値−pa1の計数値)を行って賞球で払い出したパチンコ球の球数を算出する算出手段を備えている。本実施形態におけるパチンコ機21の盤面構成やその他の構成は、前述した第1の実施形態と同様である。
【0052】
このような構成において、カードユニット1からの球貸指示信号leを入力した賞球基板2は、払出装置5に貸球を払出球通路12を介して払い出させる。この際、払出センサ6ならびに払出センサ17はそれぞれ、払出球通路12ならびに払出球通路18を通る貸球を検知し、貸球払出検知信号pa1ならびに払出検知信号pa3を賞球基板2及び主基板4へ出力する。賞球基板2は、貸球払出検知信号pa1により所定個数の貸球が払い出されたことを認識すると、払出装置5を停止させ、払出処理を完了する。
【0053】
また、入賞が発生すると、主基板4は賞球基板2へ賞球を払い出すように賞球指示信号prを出力すると共に、ホールコンピュータ3へ賞球指示信号prの内容を示す指示内容伝達信号pRを出力する。賞球指示信号prを入力した賞球基板2は、第2の払出装置7に賞球を払出球通路13を介して払い出させる。この際、第3の払出センサ17は、払い出される賞球を検知し、払出検知信号pa3を賞球基板2及び主基板4へ出力する。賞球基板2は払出検知信号pa3と貸球払出検知信号pa1との減算処理を行って払い出された賞球数を求め、所定個数の賞球が払い出されたことを認識すると、第2の払出装置7を停止させ、払出処理を完了する。
【0054】
主基板4は、貸球払出検知信号pa1により払い出された貸球数を認識し、貸球数を示す貸出信号ps1をホールコンピュータ3へ出力する。また、主基板4は、払出検知信号pa3と貸球払出検知信号pa1との減算処理を行い、払い出された賞球数を求め、求めた賞球数を賞球信号ps3としてホールコンピュータ3へ出力する。
【0055】
このような第3の実施形態による遊技球払出機構においても、主基板4は、入力した払出検知信号pa3と貸球払出検知信号pa1とを減算処理して求めた賞球数と、自らが出力している賞球指示信号prとを比較することによって、賞球の払い出しに関して生じる異常を検出でき、第1の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0056】
また、本実施形態でも、ホールコンピュータ3は主基板4から賞球指示の内容を示す指示内容伝達信号pR及び賞球信号ps3を入力しているため、ホールコンピュータ3においても賞球系統の装置について発生する異常を検出できる。また、賞球信号ps3に基づき、または、ホールコンピュータ3に払出検知信号pa3と貸球払出検知信号pa1とを検知させ、これらの減算処理を行わせると、ホールコンピュータ3は賞球の管理が行えるようになる。
【0057】
また、払出センサ6,第3の払出センサ17から出力される貸球払出検知信号pa1,払出検知信号pa3を、主基板4を介さないで直接ホールコンピュータ3へ入力させて全ての信号をホールコンピュータ3において認識するような構成にすれば、ホール側で払い出しに関する管理が直接行える。
【0058】
また、この第3の実施形態による遊技球払出機構においても、賞球基板2は、払出センサ6ならびに第3の払出センサ17によって貸球および賞球を検知している。従って、賞球基板2は、貸球払出検知信号pa1及び払出検知信号pa3に基づき、検知したパチンコ球が球貸指示によるものか、賞球指示によるものかを区別することが出来、この点においても、第1の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0059】
また、この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1,第2の払出装置5,7を図10,図11,図12または図13に示すように配置することで、遊技盤24の背後のスペースに応じて第1,第2の払出装置5,7を無理なく設けることが出来る。
【0060】
図7は、本発明の第4の実施形態による遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。なお、同図において図4と同一又は相当する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0061】
本実施形態は、備えられた払出装置5及び払出センサ9がそれぞれ1個である点が第1の実施形態と相違している。払出センサ9は、賞球基板2、主基板4及び論理積回路10に接続されており、払出装置5より払い出される貸球及び賞球のいずれをも検知し、払出検知信号paを出力する。賞球基板2は、貸球払出命令を払出装置5に与えている間、貸出中信号lgを論理積回路10へ出力する。論理積回路10は、この貸出中信号lg及び払出検知信号paを入力し、これらの信号の論理積を賞球基板2及び主基板4へ出力する。また、賞球基板2および主基板4は、払出検知信号paと論理積とから得られる2つの計数値を減算する算出手段を備えている。論理積回路10およびこの算出手段は、賞球基板2を介する主基板4からの賞球指示信号prに応じて払い出される賞球を主基板4及びホールコンピュータ3に検知させる賞球払出検知手段を構成している。
【0062】
図8はこの第4の実施形態による遊技球払出機構を備えたパチンコ機21の背面図である。パチンコ球の払い出しを行う払出装置5、払出球通路12および図示しない払出センサ9がいずれも1個で構成されている点が、図3に示すパチンコ機21の背面構成と相違している。本実施形態におけるパチンコ機21正面の盤面構成といったその他の構成は、前述した第1の実施形態と同様である。
【0063】
このような構成において、球貸指示信号leを入力した賞球基板2は、貸出中信号lgを貸出期間中連続して論理積回路10へ出力すると共に、払出装置5に貸球を払い出させる。また、賞球基板2は、主基板4からの賞球指示信号prを入力して賞球の払い出しを行う際には、論理積回路10への貸出中信号lgの出力は行わず、払出装置5に賞球を払い出させる。払出センサ9は、貸球および賞球の区別なく、払出装置5より払い出されるパチンコ球全てを検知し、この検知信号として払出球数信号paを賞球基板2、主基板4及び論理積回路10へ出力する。論理積回路10は、賞球基板2より入力した貸出中信号lgと払出センサ9より入力した払出球数信号paとの論理積を求める。この論理積は、貸出球数に相当する貸出球数信号lcになる。このように算出された貸出球数信号lcは賞球基板2および主基板4へ出力される。
【0064】
賞球基板2および主基板4は、入力した払出球数信号paの計数値と貸出球数信号lcの計数値との減算処理(paの計数値−lcの計数値)を行い、払い出された賞球数を求める。賞球基板2は、貸出球数信号lcにより所定個数の貸球が払い出されたことを認識すると、払出装置5を停止させて貸球払出処理を完了する。また、減算処理によって求めた賞球数により所定個数の賞球が払い出されたことを認識すると払出装置5を停止させ、賞球払出処理を完了する。主基板4は、貸出球数信号lcにより払い出された貸球数を認識し、貸球数を示す貸出信号ps1をホールコンピュータ3へ出力する。また、主基板4は、減算処理によって求めた賞球数を示す賞球信号ps2をホールコンピュータ3へ出力する。また、主基板4は、賞球基板2へ賞球指示信号prを出力する際、ホールコンピュータ3へ賞球指示信号prの内容を示す指示内容伝達信号pRを出力する。
【0065】
このような第4の実施形態による遊技球払出機構においても、主基板4は、入力した払出検知信号paと貸出球数信号lcとを減算処理して求めた賞球数と、自らが出力している賞球指示信号prとを比較することによって、賞球の払い出しに関して生じる異常を検出でき、第1の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0066】
また、本実施形態でも、ホールコンピュータ3は主基板4から賞球指示の内容を示す指示内容伝達信号pR及び賞球信号ps2を入力しているため、ホールコンピュータ3においても賞球系統の装置について発生する異常を検出できる。また、賞球信号ps2に基づき、または、ホールコンピュータ3に払出検知信号paと貸出球数信号lcとを検知させ、これらの減算処理を行わせると、ホールコンピュータ3は賞球の管理が行えるようになる。
【0067】
また、払出センサ9から出力される払出検知信号paと論理積回路10から出力される貸出球数信号lcとを、主基板4を介さないで直接ホールコンピュータ3へ入力させて全ての信号をホールコンピュータ3において認識するような構成にすれば、ホール側で払い出しに関する管理が直接行える。
【0068】
また、この第4の実施形態による遊技球払出機構においても、賞球基板2は、払出検知信号pa及び貸出球数信号lcに基づき、検知したパチンコ球が球貸指示によるものか、賞球指示によるものかを区別することが出来、この点においても、第1の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0069】
さらに、この第4の実施形態の構成では、必要な払出装置は単一であり、また払出センサも単一である。このため、第1の実施形態の機構と比較して比較的安価に遊技球払出機構を構成できる。
【0070】
また、本発明による遊技球払出機構の信号通信系統の構成は、上記第1〜第4の実施形態に示した構成に限定されるものではなく、様々なパターンが考えられる。例えば、図9のブロック図に示すように第2の実施形態における信号通信系統の構成を変形させてもよい。なお、同図において図5と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。同図に示す構成は、払出センサ6,賞球基板2,主基板4およびホールコンピュータ3間の信号通信系統の構成が前述した第2の実施形態と異なり、その他の構成は第2の実施形態と同じである。
【0071】
つまり、払出センサ6より出力される貸球払出検知信号pa1は、主基板4へは入力されず、賞球基板2のみに入力される。また、主基板4からホールコンピュータ3へは信号が出力されず、賞球基板2からホールコンピュータ3へ賞球払出完了信号Fが出力される。主基板4からは賞球基板2へ賞球指示信号prおよび賞球払出完了信号Fの送信命令pfが出力される。
【0072】
このような構成においても、賞球基板2は、カードユニット1からの球貸指示信号leを入力すると、払出装置5にパチンコ球を払い出させる。払出通路切換装置11によって払出球通路12へ払い出される貸球は払出センサ6によって検知され、払出センサ6は貸球払出検知信号pa1を賞球基板2だけへ出力する。賞球基板2は、入力した貸球払出検知信号pa1により所定個数の貸球が払い出されたことを認識すると、払出装置5を停止させ、払い出し処理を完了する。この際、主基板4は、払い出された貸球数を認識することが出来ない。
【0073】
また、賞球基板2は、主基板4からの賞球指示信号prを入力した場合にも、払出装置5にパチンコ球を払い出させる。この時、払出通路切換装置11は、払出球通路13へパチンコ球を導く位置に切り換えられる。第2の払出センサ8は賞球の払い出しを検知すると、賞球基板2および主基板4へ賞球払出検知信号pa2を出力する。賞球基板2は、賞球払出検知信号pa2により所定個数の賞球が払い出されたことを認識すると、払出装置5を停止させ、払い出し処理を完了する。主基板4は、賞球指示信号prに応じる払い出しが完了したことを賞球払出検知信号pa2により認識すると、賞球基板2へ送信命令pfを出力する。この命令を受けた賞球基板2は、何個の賞球が払い出されたかを伝える賞球払出完了信号Fをホールコンピュータ3へ出力する。
【0074】
このような構成の信号通信系統においても、主基板4は、自らが出力している賞球指示信号prと入力した賞球払出検知信号pa2とを比較することによって、賞球の払い出しに関して生じる異常を検出できる。
【0075】
また、本構成では賞球払出完了信号Fに基づき、ホールコンピュータ3は賞球の管理が行える。また、カードユニット1からの売上情報Pを換算して得た貸球数から、賞球払出完了信号Fが示す賞球数を減算することでホールコンピュータ3において差球数を認識することが出来る。
【0076】
また、本構成においても、賞球基板2は、払出球通路12ならびに払出球通路13のそれぞれの通路において払出センサ6ならびに第2の払出センサ8によって貸球ならびに賞球を検知している。従って、賞球基板2は、貸球払出検知信号pa1および賞球払出検知信号pa2に基づき、検知したパチンコ球が球貸指示によるものか、賞球指示によるものかを区別することが出来る。
【0077】
また、このような信号通信系統の構成は、ここで説明した第2の実施形態に限らず、前述した第1の実施形態、第3の実施形態および第4の実施形態にも適用可能であり、同様な効果が得られる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、主基板またはホールコンピュータは、賞球払出検知手段により検知される実際に払い出される賞球と賞球払出命令とを比較することにより、賞球系統の装置について発生する異常を検出することが出来る。また、ホールコンピュータは検知した賞球の管理を行えるようになる。また、算出手段が賞球基板内にも形成されることから、賞球が賞球基板にも検知させられるので、賞球基板は、検知した遊技球が貸球指示によるものか、賞球指示によるものかを区別することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機の正面斜視図である。
【図3】第1の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機の背面図である。
【図4】第1の実施形態による遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態による遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施形態による遊技球払出機構の概略を示すブロック図である。
【図8】第4の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機の背面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態による遊技球払出機構の変形例の概略を示すブロック図である。
【図10】(a)は本発明の第1の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機における払出装置の配置の第1の変形例を示す背面図であり、(b)はその矢視A方向一部破断側面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機における払出装置の配置の第2の変形例を示す背面図である。
【図12】(a)は本発明の第1の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機における払出装置の配置の第3の変形例を示す背面図であり、(b)はその矢視B方向一部破断側面図である。
【図13】本発明の第1の実施形態による遊技球払出機構を備えたCR式パチンコ機における払出装置の配置の第4の変形例を示す背面図である。
【符号の説明】
1…カードユニット
2…賞球基板
3…ホールコンピュータ
4…主基板
5…払出装置
7…第2の払出装置
6、9…払出センサ
8…第2の払出センサ
17…第3の払出センサ
10…論理積回路
11…払出通路切換装置
12、18…払出球通路
13…第2の払出球通路

Claims (3)

  1. 賞球基板を介する球貸機からの貸球払出命令および前記賞球基板を介する主基板からの賞球払出命令に応じて遊技球の払い出しを行う払出装置と、貸球および賞球の区別なくこの払出装置より払い出される遊技球を検知し,この検知信号を前記賞球基板へ出力する払出センサとを備えて構成される遊技球払出機構において、
    前記貸球払出命令を前記払出装置に与えている間前記賞球基板から出力され、前記賞球払出命令を前記払出装置に与えている間前記賞球基板から出力されない貸出中信号と前記払出センサから出力される前記検知信号との論理積を演算し、前記検知信号が貸球によるものか賞球によるものかを区別する出力信号を生成する論理積回路と、前記主基板内またはホールコンピュータ内に形成されこの論理積回路の出力信号と前記払出センサから出力される前記検知信号との差分から賞球の数を算出する算出手段とから構成される賞球払出検知手段を備え
    前記算出手段は前記賞球基板内にも形成され、前記賞球基板は、前記論理積回路の出力信号により所定個数の貸球が払い出されたことを認識すると前記払出装置を停止させ、また、前記算出手段による算出の結果所定個数の賞球が払い出されたことを認識すると前記払出装置を停止させることを特徴とする遊技球払出機構。
  2. 前記主基板は前記賞球払出命令の内容を前記ホールコンピュータに出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技球払出機構。
  3. 前記球貸機は、遊技者がプリペイドカードを挿入し、所定の操作を行うことで前記貸球払出命令を出力するカードユニットであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技球払出機構。
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