JP4318792B2 - エレベーター用つり合おもり装置 - Google Patents

エレベーター用つり合おもり装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主索に連結されたかご及びつり合おもりが互いに反対方向へ昇降するトラクション式エレベーターに設けられるエレベーター用つり合おもり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9〜図11は、従来のエレベーター用つり合おもり装置を示す図で、図9はエレベーターを概念的に示す立面図、図10は図9のつり合おもり装置を拡大して示す正面図、図11は図10のA−A線断面を拡大して示す図で後述する案内具22は実線で示してある。図において、1は昇降路、2は昇降路1の所定経路を昇降するかごである。
【0003】
3は昇降路1に立設された案内レール4の相互間に配置されたつり合おもりで、上枠5、下枠6及び縦枠7が組立てられてロ字状をなす枠体8、枠体8内に積み重ね状態に載置されたおもり片9並びに枠体8の四隅にそれぞれ装着されて枠体8の上下方向の端面から上方又は下方に突出して配置された係合部10が案内レール4に移動可能に係合すると共に係合部10と一体的に構成された取付体11がボルトからなる締結具12によって対向した枠体8部材に着脱自在に締結された案内具13によって構成されている。
【0004】
14は昇降路1の上端部に装着された巻上機、15は滑車で、昇降路1の上端部に枢着されて巻上機14の側方であってつり合おもり3の直上位置に配置されている。16は一端がかご2に連結されて巻上機14及び滑車15に巻掛けられて下垂して配置された主索である。
【0005】
17は引き止め具で、上端が主索16の他端に連結されてつり合おもり3の上枠5に挿通された引き止め棒18、引き止め棒18の下端にねじ込まれたナット19及び引き止め棒18に嵌合されて上枠5とナット19の間に配置されて圧縮コイルばね20によって構成されている。21は昇降路1の底面に立設されてつり合おもり3の下面に対向して配置された緩衝器である。
【0006】
なお、22は案内具の装着状況を説明するために記載した他の案内具で、つり合おもり3の縦枠7の側面に配置されて溝を有する係合部23が案内レール4に移動可能に係合し、ボルト24によって縦枠7の側面に着脱自在に締結されている。
【0007】
また、図9及び図10において、Hはエレベーターの昇降行程、Iはつり合おもり3の高さ、Jは昇降路1のピット深さ、Kは枠体8の上下方向端面からの案内具13の突出寸法、Lは緩衝器21のばねの圧縮高さ、Mはおもり片9の上面と引き止め棒18の下端との空隙寸法である。
【0008】
従来のエレベーター用つり合おもり装置は上記のように構成され、図9に示すエレベーターにおいて巻上機14が付勢されると主索16を介してかご2及びつり合おもり3が互いに反対方向へ昇降する。また、つり合おもり3の案内具13が枠体8の上下方向端面から突出して設けられている。
【0009】
このため、つり合おもり3が上昇して最上昇位置に達したときの案内具13の上端位置に対応して、案内レール4の上端位置及び昇降路1の天井位置が設定される。また、つり合おもり3が下降して緩衝器21を圧縮した最下降位置に達したとき(図10に示す状態のとき)の案内具13の下端位置に対応して案内レール4の下端位置及びピット深さJが設定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーター用つり合おもり装置において、つり合おもり3の案内具13が枠体8の上下方向端面から突出して設けられているので、つり合おもり3の高さIが高くなる。また、主索16の経年伸び、複数本の主索16の張力調整のためにナット19をねじ込む必要があっておもり片9の上面と引き止め棒18の下端との空隙寸法Mが設定される。
【0011】
そして、この空隙寸法Mによってもつり合おもり3の高さIが増大する。これらのため、つり合おもり3が上昇して最上昇位置に達したときの案内具13の上端位置が高くなる。したがって、案内レール4の上端位置及び昇降路1の天井位置を高くする必要がある。
【0012】
また、つり合おもり3が下降して緩衝器21を圧縮した最下降位置に達したときの案内具13の下端位置が低くなる。したがって、案内レール4の下端位置の下方延長及びピット深さJを深くする必要がある。これらの理由によって高い昇降路1や長い案内レール4を要するため、昇降路1の設置費用やエレベーターの製作の費用が嵩むという問題点があった。
【0013】
なお、つり合おもり3の高さIを低くするために、図10に示すようにつり合おもり3の縦枠7の側面に案内具22をボルト24によって締結する構成が考えられる。しかし、縦枠7の側面に接近して案内レール4が配置されるので、ボルト24による締結が困難であり、また案内具22を交換することは不可能に近いという問題点がある。
【0014】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、高さの低い昇降路に容易に設置できるエレベーター用つり合おもり装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター用つり合おもり装置においては、ロ字状をなしエレベーターの複数の主索に吊持され、エレベーターの昇降路に立設された案内レールの相互間に配置された枠体と、この枠体内に積み重ね状態に配置されたおもり片の最上段に配置されて、主索の各々に連結されて枠体の上枠に挿通された複数の引き止め具の各々の下端対応位置に複数の引退部が形成され、その上面が引き止め具の下端に下方から近接した上部おもり片とが設けられる。
【0016】
また、この発明に係るエレベーター用つり合おもり装置においては、枠体の四隅にそれぞれ装着されて枠体の側面に対向して配置された係合部が案内レールに移動可能に係合した案内具と、この案内具と一体的に構成されて枠体の上下方向の端面に着脱自在に締結された取付体とが設けられる。
【0017】
また、この発明に係るエレベーター用つり合おもり装置においては、係合部と、この係合部に直交して設けられた取付体と、係合部及び取付体とを連結して設けられた補強板とを有する案内具が設けられ、枠体の上側において上枠の両端部及び縦枠の上端部に設けられた溝状の切欠部に補強板を嵌合して案内具が装着され、枠体の下側において下枠の両端部及び縦枠の下端部に設けられた溝状の切欠部に補強板を嵌合して案内具が装着される。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は正面図、図2は図1の要部を拡大し、かつ分解して示す斜視図、図3は図1の下部おもり片の拡大斜視図である。なお、図1〜図3の他は前述の図9〜図11と同様にエレベーターが構成されている。図において、3は昇降路1に立設された案内レール4の相互間に配置されたつり合おもりで、次に述べるように構成されている。
【0019】
すなわち、上枠5、下枠6及び縦枠7が組立てられてロ字状をなす枠体8、下枠6内に載置されて長手両端の下面から端部側が上昇した斜面25が設けられた下部おもり片26及び下部おもり片26の上に積み重ね状態に載置されて枠体8内に配置されたおもり片9が設けられる。さらに、つり合おもり3には、枠体8の四隅にそれぞれ次に述べる案内具27が装着される。
【0020】
すなわち、案内具27は、つり合おもり3の枠体8の側面すなわち縦枠7の側面に対向して配置されて案内レール4に移動可能に係合した係合部28、この係合部28と一体的に構成されて枠体8の上下方向の端面すなわち上枠5の上面又は下枠6下面に重合して配置された取付体29、係合部28背面と取付体29とを連結して設けられた補強板30及び取付体29に挿通されて対向した枠体8部材にねじ込まれたボルトからなる締結具31とによって構成されている。
【0021】
32は上枠5の両端部上面及び下枠6の両端部下面に設けられて案内具27の補強板30が空隙を形成して嵌合する切欠部、33は縦枠7の上下方向の端部に設けられて案内具27の補強板30が空隙を形成して嵌合する切欠部、17は引き止め具で、上端が主索16の他端に連結されてつり合おもり3の上枠5に挿通された引き止め棒18、引き止め棒18の下端にねじ込まれたナット19及び引き止め棒18に嵌合されて上枠5とナット19の間に配置されて圧縮コイルばね20によって構成されている。
【0022】
上記のように構成されたエレベーター用つり合おもり装置において、前述の図9に示すエレベーターと同様にエレベーターが構成されて、巻上機14が付勢されると主索16を介してかご2及びつり合おもり3が互いに反対方向へ昇降する。また、つり合おもり3の案内具13が次に述べるようにして枠体8に装着される。
【0023】
すなわち、枠体8の四隅に設けられた案内具27のうち枠体8の下側に装着された案内具27において、補強板30が下枠6の切欠部32、縦枠7の切欠部33に嵌合されて、下部おもり片26の斜面25に対向して配置される。また、枠体8の上側に装着された案内具27において、補強板30が上枠5の切欠部32、縦枠7の切欠部33に嵌合されて配置される。
【0024】
これにより、案内レール4に移動可能に係合した案内具27の係合部28が枠体8の側面に対向して配置される。また、取付体29が上枠5の上面又は下枠6の下面、すなわち枠体8の上下方向端面に重合されて締結具31によって着脱自在に枠体8に締結される。
【0025】
このため、案内具27における枠体8の上下方向端面からの突出寸法が減少し、つり合おもり3の前述の高さIが低くなる。このため、つり合おもり3が上昇して最上昇位置に達したときの案内具13の上端位置が低くなり、案内レール4の上端位置及び昇降路1の天井位置を低くすることができる。
【0026】
また、つり合おもり3が下降して緩衝器21を圧縮した最下降位置に達したときの案内具27の下端位置が高くなる。したがって、案内レール4の下端位置の下方延長の必要がなく、またピット深さJを浅くすることができる。
これによって、高さの低い昇降路1に容易にエレベーターを設置することができ、昇降路1が低くなり、また案内レール4が短くなって昇降路1の設置費用、エレベーターの製作の費用を節減することができる。
【0027】
実施の形態2.
図4は、この発明の他の実施の形態の一例を示す前述の図3相当図である。なお、図4の他は前述の図1〜図3と同様にエレベーターが構成されている。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、34は下部おもり片で、下枠6内に載置されて長手両端の下面から端部側が上昇した溝状斜面35が設けられている。
【0028】
上記のように構成されたエレベーター用つり合おもり装置においても、案内具27の補強板30が上枠5及び下枠6の切欠部32、縦枠7の切欠部33並びに下部おもり片34の溝状斜面35に嵌合されて、案内レール4に移動可能に係合した係合部28が枠体8の側面に対向して配置される。したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用を得ることができる。
【0029】
実施の形態3.
図5も、この発明の他の実施の形態の一例を示す前述の図3相当図である。なお、図5の他は前述の図1〜図3と同様にエレベーターが構成されている。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、36は下部おもり片で、下枠6内に載置されて長手両端の端面から引退して設けられて上下方向に配置された嵌合溝37が設けられている。
【0030】
上記のように構成されたエレベーター用つり合おもり装置においても、案内具27の補強板30が上枠5及び下枠6の切欠部32、縦枠7の切欠部33並びに下部おもり片36の嵌合溝37に嵌合されて、案内レール4に移動可能に係合した係合部28が枠体8の側面に対向して配置される。したがって、詳細な説明を省略するが図5の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用を得ることができる。
【0031】
実施の形態4.
図6及び図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図6は正面図、図7は図6の最上段に載置された上部おもり片の拡大斜視図である。なお、図6及び図7の他は前述の図9〜図11と同様にエレベーターが構成されている。図において、図9〜図11と同符号は相当部分を示し、38はおもり片9の最上段に載置された上部おもり片で、引き止め具17の引き止め棒18の下端対応位置に配置された貫通孔からなる引退部39が設けられている。
【0032】
上記のように構成されたエレベーター用つり合おもり装置において、上部おもり片38に引退部39が設けられているので、主索16の経年伸び等によってナット19をねじ込んだときに、下降する引き止め棒18の下端を引退部39に収容することができる。これにより、上部おもり片38の上面と引き止め棒18の下端との図6に示す空隙寸法Nを短くしても、おもり片9の上面と引き止め棒18の下端との図6に示す空隙寸法Mを確保することができる。
【0033】
このため、つり合おもり3の図6に示す高さIを低くすることができ、高さの低い昇降路1に容易にエレベーターを設置することができる。したがって、詳細な説明を省略するが図6及び図7の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用を得ることができる。
【0034】
実施の形態5.
図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示す前述の図7相当図である。なお、図8の他は前述の図9〜図11と同様にエレベーターが構成されている。図において、図6及び図7と同符号は相当部分を示し、40はおもり片9の最上段に載置された上部おもり片で、複数本の引き止め具17の引き止め棒18の下端位置に対応して配置された凹所からなる引退部41が設けられている。
【0035】
上記のように構成されたエレベーター用つり合おもり装置において、上部おもり片40に引退部41が設けられているので、主索16の経年伸び等によってナット19をねじ込んだときに下降する引き止め棒18の下端を引退部41に収容することができる。これにより、つり合おもり3の図6に示す高さIを低くすることができるので、詳細な説明を省略するが図8の実施の形態においても図6及び図7の実施の形態と同様な作用を得ることができる。なお、引退部41は貫通穴であっても良い。
【0036】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、ロ字状をなしエレベーターの複数の主索に吊持され、エレベーターの昇降路に立設された案内レールの相互間に配置された枠体と、この枠体内に積み重ね状態に配置されたおもり片の最上段に配置されて、主索の各々に連結されて枠体の上枠に挿通された複数の引き止め具の各々の下端対応位置に複数の引退部が形成され、その上面が引き止め具の下端に下方から近接した上部おもり片とを設けたものである。
【0037】
これによって、主索の経年伸び等を引き止め具を引き込んで調整する場合に、引き止め具の下端側を上部おもり片の引退部に収容することができる。これにより、上部おもり片の上面と引き止め具の下端側との空隙を少なくしても、引き止め具の下端の下降用空隙を確保することができる。したがって、つり合おもりの高さ低くすることができ、つり合おもりが上昇して最上昇位置に達したときの案内具の上端位置が低くなり、案内レールの上端位置及び昇降路の天井位置を低くすることができる。また、つり合おもりが下降して緩衝器を圧縮した最下降位置に達したときの案内具の下端位置が高くなる。したがって、案内レールの下端位置の下方延長の必要がなく、また昇降路のピットを浅くすることができ、高さの低い昇降路に容易にエレベーターを設置することができる。これにより、昇降路を低くでき、また案内レールを短くすることができて昇降路の設置費用、エレベーターの製作費用を節減する効果がある。
【0038】
また、この発明は以上説明したように、枠体の四隅にそれぞれ装着されて枠体の側面に対向して配置された係合部が案内レールに移動可能に係合した案内具と、この案内具と一体的に構成されて枠体の上下方向の端面に着脱自在に締結された取付体とを設けたものである。
【0039】
これによって、案内具における枠体の上下方向端面からの突出寸法が減少してつり合おもりの高さが低くなる。このため、つり合おもりが上昇して最上昇位置に達したときの案内具の上端位置が低くなり、案内レールの上端位置及び昇降路の天井位置を低くすることができる。また、つり合おもりが下降して緩衝器を圧縮した最下降位置に達したときの案内具の下端位置が高くなる。したがって、案内レールの下端位置の下方延長の必要がなく、また昇降路のピットを浅くすることができ、高さの低い昇降路に容易にエレベーターを設置することができる。これにより、昇降路を低くでき、また案内レールを短くすることができて昇降路の設置費用、エレベーターの製作費用を節減する効果がある。
【0040】
また、この発明は以上説明したように、案内具を、係合部と、この係合部に直交して設けられた取付体と、係合部及び取付体とを連結して設けられた補強板とを有するものとし、枠体の上側において上枠の両端部及び縦枠の上端部に設けられた溝状の切欠部に補強板を嵌合して案内具を装着し、枠体の下側において下枠の両端部及び縦枠の下端部に設けられた溝状の切欠部に補強板を嵌合して案内具を装着したものである。
【0041】
これによって、案内具における枠体の上下方向端面からの突出寸法が減少してつり合おもりの高さ低くなる。このため、つり合おもりが上昇して最上昇位置に達したときの案内具の上端位置が低くなり、案内レールの上端位置及び昇降路の天井位置を低くすることができる。また、つり合おもりが下降して緩衝器を圧縮した最下降位置に達したときの案内具の下端位置が高くなる。したがって、案内レールの下端位置の下方延長の必要がなく、また昇降路のピットを浅くすることができ、高さの低い昇降路に容易にエレベーターを設置することができる。これにより、昇降路を低くでき、また案内レールを短くすることができて昇降路の設置費用、エレベーターの製作費用を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す正面図。
【図2】 図1の要部を拡大し、かつ分解して示す斜視図。
【図3】 図1の下部おもり片の拡大斜視図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す前述の図3相当図。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す前述の図3相当図。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す正面図。
【図7】 図6の最上段に載置された上部おもり片の拡大斜視図。
【図8】 この発明の実施の形態5を示す前述の図7相当図。
【図9】 従来のエレベーター用つり合おもり装置を示す図で、エレベーターを概念的に示す立面図。
【図10】 図9のつり合おもり装置を拡大して示す正面図。
【図11】 図10のA−A線断面を拡大して示す図。
【符号の説明】
1 昇降路、4 案内レール、5 上枠、6 下枠、7 縦枠、8 枠体、9おもり片、16 主索、17 引き止め具、27 案内具、28 係合部、29 取付体、30 補強板、32 切欠部、33 切欠部、38 上部おもり片、39 引退部。

Claims (3)

  1. ロ字状をなしエレベーターの複数の主索に吊持され、上記エレベーターの昇降路に立設された案内レールの相互間に配置された枠体と、
    この枠体内に積み重ね状態に配置されたおもり片の最上段に配置されて、上記主索の各々に連結されて上記枠体の上枠に挿通された複数の引き止め具の各々の下端対応位置に複数の引退部が形成され、その上面が上記引き止め具の下端に下方から近接した上部おもり片と
    を備えたエレベーター用つり合おもり装置。
  2. 上記枠体の四隅にそれぞれ装着されて上記枠体の側面に対向して配置された係合部が上記案内レールに移動可能に係合した案内具と、この案内具と一体的に構成されて上記枠体の上下方向の端面に着脱自在に締結された取付体とを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター用つり合おもり装置。
  3. 案内具を、係合部と、この係合部に直交して設けられた取付体と、上記係合部及び取付体とを連結して設けられた補強板とを有するものとし、枠体の上側において上枠の両端部及び縦枠の上端部に設けられた溝状の切欠部に上記補強板を嵌合して上記案内具を装着し、上記枠体の下側において下枠の両端部及び上記縦枠の下端部に設けられた溝状の切欠部に上記補強板を嵌合して上記案内具を装着したことを特徴とする請求項2記載のエレベーター用つり合おもり装置。
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