JP4318742B1 - 非接触電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一次コイル、二次コイルの他に共振回路を形成する三次コイルを設け、一次コイルと二次コイルの間にある程度の隙間があっても、二次電流として、より大電流を得ることが可能な非接触電力供給装置を提供する。
【解決手段】高周波電源19に接続される一次コイル11〜14と、一次コイル11〜14に磁気的結合し負荷24に電力を供給する二次コイル21とを有する非接触電力供給装置10において、一次コイル11〜14と二次コイル21とは別に一次コイル11〜14のいずれか一つ及び二次コイル21に磁気的結合する三次コイル25を設け、三次コイル25には共振用コンデンサ26を接続した。更に、三次コイル25を第1コイル28と第2コイル29に分割し、同心上に配置された第1コイル28及び第2コイル29の間隔を変えて、三次コイル25のインダクタンスを変える。
【選択図】図1

Description

本発明は負荷(例えば、バッテリ、電球、機械装置の電源等)に非接触で電力を供給する非接触電力供給装置に関する。
例えば、工場等で電池で動く車両は、定期的に電池を充電する必要があり、所定の場所において充電器の近くに車両を止めて、接続コードを用いて車両の電池と充電器を接続し、電池への充電が行われていた。ところが、接続コードを用いて電池へ充電する場合、極めて手間であるので、例えば、特許文献1〜3に示すように、車両に非接触で電力を供給することが行われている。この特許文献1〜3においては、高周波電源に接続された一次コイルと、負荷に接続される二次コイルを有し、一次コイル側又は二次コイル側にL(リアクトル)とC(キャパシティ)からなる共振回路が設けられている。
特開2005−94862号公報 特開2006−325350号公報 WO2006/022365号公報
しかしながら、一次コイル側又は二次コイル側に共振回路を組み込むと、大きな負荷電流を得にくいという問題が発生した。この理由については、明確ではないが、回路に負荷が接続されているので、回路のキュー(Q)が下がることであると推定される。
そこで、本発明者は一次コイル及び二次コイルの他に、三次コイルを設け、三次コイルに共振回路を組み込む、即ち、並列に所定量のコンデンサを接続して、二次コイルの近傍に配置すると、二次コイルに十分に負荷電流を流せることを発見し、本発明を完成した。
更に、LCで共振回路を形成する場合、共振回路のLCの調整が困難となるという問題がある。市販のコンデンサには約1%程度の精度誤差がある。また、コイルも製作寸法に誤差があるので、LC回路で最適な共振回路を作ることは難しく、更には、全体のLC(リアクトルとキャパシティ)の共振周波数を高周波電源の周波数に一致させると、回路に過大な電流が流れて発熱が過大となるので、本発明者が繰り返し試作した結果、共振周波数をずらす調整手段があった方がよいということが分かった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、一次コイル、二次コイルの他に共振回路を形成する三次コイルを設け、一次コイルと二次コイルの間にある程度の隙間があっても、二次電流として、より大電流を得ることが可能な非接触電力供給装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る非接触電力供給装置は、20kHz〜100kHzの高周波電源に接続され移動車両が通過する床部に設けられている一次コイルと、前記移動車両の底部に設けられて前記一次コイルに磁気的結合し負荷に電力を供給する二次コイルとを有する非接触電力供給装置において、
前記一次コイルと前記二次コイルとは別に前記一次コイル及び前記二次コイルに磁気的結合する三次コイルを前記移動車両の底部に設けると共に、該三次コイルには共振用コンデンサを接続し、
前記三次コイルを、同心上に配置されて直列接続され、各巻線が渦巻平面形状となった第1コイルと第2コイルに分割して、前記第1コイル及び前記第2コイルの間隔を調整可能とし、前記三次コイルのインダクタンスを変えて、前記三次コイルの共振周波数を前記高周波電源の発振周波数からずらしており、
更に、前記二次コイル及び前記三次コイルの上部にはフェライトコアからなる磁気シールド材が配置されている
前記第1コイル及び前記第2コイルは、各巻線が平面状のスパイラル巻(渦巻)となっているので、これによって、機器をより薄く形成できると共に、放熱性を確保でき、更にその間隔を変えることによってインダクタンクを変えることができる。
の発明に係る非接触電力供給装置は、第の発明に係る非接触電力供給装置において、前記第1、第2コイルは放熱性を有する樹脂又はセメントでモールドされて板状に形成され、板状となった前記第1、第2コイルを中間部にスプリングを有するねじで連結し、前記三次コイルのインダクタンスを変える。これによって、平面状に螺旋巻した第1、第2コイルの形状及び絶縁性を確保できると共に、放熱性も向上する。
の発明に係る非接触電力供給装置は、第、第の発明に係る非接触電力供給装置において、前記第1、第2コイルの巻回数は±20%(より好ましくは、±5%)の誤差で等しい。これによって、より幅広く三次コイルのインダクタンスを調整できる。
の発明に係る非接触電力供給装置は、第1〜第の発明に係る非接触電力供給装置において、前記共振用コンデンサは複数に分割され、前記複数のコンデンサの一部には直列に有接点又は無接点のスイッチが設けられている。これによって、市販のコンデンサを使用し、大容量及び高電圧の共振用コンデンサを構成できる。また、スイッチを設けることによって、コンデンサの値を可変とすることができる。
の発明に係る非接触電力供給装置は、第1〜第の発明に係る非接触電力供給装置において、前記二次コイルにはマッチングトランスが接続されて、該マッチングトランスを介して前記負荷に電力を供給している。これによって負荷に応じて電圧を変えることができる。
の発明に係る非接触電力供給装置は、第の発明に係る非接触電力供給装置において、前記マッチングトランスの一次側と二次側は分離可能となって、該マッチングトランスの二次側は前記負荷に応じて交換可能となっている。これによって、同一部分の標準化を行うことができ、更に負荷に応じた非接触電力供給装置を提供できる。そして、途中で負荷が変わった場合でも、マッチングトランスの片側を変えて対応できる。
また、第の発明に係る非接触電力供給装置は、前記二次コイル及び前記三次コイルは移動車両の底部に設けられ、前記一次コイルは前記移動車両が通過する床部に設けられている。これによって、移動車両と供給電源の間に接続用のコード等を介することなく、給電できる。ここで、移動車両は、荷物を運ぶ台車、トラックの他に、人を運ぶ自動車を含む。
の発明に係る非接触電力供給装置は、第1〜第6の発明に係る非接触電力供給装置において、前記負荷は前記移動車両の電源となるバッテリである。これによって、移動車両のバッテリに無接触で外部から電源を送って充電できる。
そして、第の発明に係る非接触電力供給装置は、第1〜第7の発明に係る非接触電力供給装置において、前記一次コイルは角形形状となって、複数の前記一次コイルが前記床部に並べて配置され、前記移動車両の検知を行って前記二次コイル及び前記三次コイルの直下にある前記一次コイルへの電力の供給を行う。
本発明に係る非接触電力供給装置は、一次コイルと二次コイルとは別に一次コイル及び二次コイルに磁気的結合する三次コイルとコンデンサを含む共振回路を設け、この共振回路の大電流による磁束によって、二次コイルに大電流を流すことができる。
特に、三次コイルを独立で設けることによって、三次コイルのインダクタンスを比較的簡単に変えることができる。これによって、二次側回路の共振周波数を、例えば、一次側の高周波電源の周波数に一致させることや、少しの範囲でずらして、共振回路(即ち、三次コイル)に流れる電流を制限することもできる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る非接触電力供給装置の説明図、図2は同装置に使用する三次コイルの概略構成を示す斜視図、図3(A)〜(C)は同装置に使用する三次コイルの正面図、平面図、側面図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る非接触電力供給装置の説明図、図5は同装置を用いた場合の各部の電圧又は電流波形図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る非接触電力供給装置10は、床下又は床(即ち、床部)に配置された一次コイル11〜14にスイッチ手段15〜18を介して高周波電力を供給する高周波電源19と、移動車両20の下部に配置された二次コイル21と、二次コイル21にマッチングトランス22及び整流回路23を介して接続されている負荷の一例であるバッテリ24と、二次コイル21に磁気的結合された三次コイル25と、三次コイル25に接続された共振用コンデンサの一例であるコンデンサ群26とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。ここで、図は一次コイル11〜14を床部に配置しているが、天井、壁面又は単独で垂直に配置することもできる。
高周波電源19は、商用電源(100〜400V)を整流して直流電源とし、この直流電源を例えば20kHz〜100kHz(この実施の形態では25KHz)の高周波に変換するインバータを備えている。この高周波は方形波であるが、正弦波としてもよい。
一次コイル11〜14は平面視して横600〜1200mm、縦が80〜200mmの角形形状となって、巻数は10回となっている。なお、この実施の形態においては、一次コイル11〜14は平面視して矩形としたが、円形、楕円形、角部を丸くした長方形のいずれであってもよい。
この実施の形態においては、複数の並べて配置された一次コイル11〜14が設けられ、それぞれスイッチ手段(切り換えスイッチ)15〜18によって切り換えられるようになっている。このスイッチ手段15〜18は、各一次コイル11〜14の上に移動車両20があることを、リミットスイッチ、近接センサー等で検知して、所定の範囲に移動車両20がある場合、一次コイル11〜14に接続されるスイッチ手段15〜18をオンにしている。
なお、一次コイル11〜14に別回路で微弱な電流を流しておき、三次コイル25(又は二次コイル21)を電磁気的に検知して、移動車両20の位置を検知することもできる。この場合、一次コイル11〜14に別回路で流す微弱な電流は、各一次コイル11〜14をスキャンするように切り換えてもよいし、常時接続であってもよい。またそれぞれ一次コイル11〜14に並列に又は一次コイル11〜14とは別置きしてサーチコイルを配置し、移動車両20の位置(詳細には、二次コイル21、三次コイル25)を検知することもできる。
二次コイル21の直下に設けられている三次コイル25は、一次コイル11〜14の上面とは10〜40mmの垂直隙間dを有し、図2に示すように、それぞれ同一平面で螺旋巻(スパイラル巻、渦巻状)の第1、第2コイル28、29を有している。これらは同一寸法となって、同心上に配置され、この第1、第2コイル28、29の寸法は、内径が40〜80mm、外径が85〜150mmとなって、内側から外側にかけて隙間を有してそれぞれ3〜10ターン(この実施の形態では5ターン)の巻線が施されている。なお、直列に接続されている第1、第2コイル28、29の巻数は±20%の範囲で同一であることが好ましいが、異なる巻数であってもよい。
図3(A)〜(C)に示すように、第1、第2コイル28、29はそれぞれ樹脂又はセメントでモールドされて、正方形の板状に形成され、厚みbが5〜15mmで一辺aが120〜270mmの板状体30、31となっている。なお、放熱性を有する樹脂又はセメントのモールドに加えて、非磁性かつ絶縁性を有する材料(例えば、耐熱性樹脂、セラミック)からなる補強板を内部又は片側に備えてもよい。
そして、板状体30、31の四隅内側は、板状体30、31の中間位置にスプリングの一例である圧縮コイルバネ32を有するねじを構成するボルト33及びナット34で連結され、板状体30、31の隙間cが、例えば5〜25mmの範囲で調整できるようになっている。なお、図3(B)において、34aはボルト33を挿通する貫通孔を示す。
板状体30、31の角側及び中央には、通風孔35、36がそれぞれ形成され、第1、第2コイル28、29から発生する熱の放散を促進している。
三次コイル25は、移動台車20の底部に露出状態で取付けられている。三次コイル25の移動台車20の取付けにあっては、第1、第2コイル28、29の4隅を止めているボルト33を長尺なものとして兼用させることもできる。
三次コイル25の上には二次コイル21が載っている。この二次コイル21は三次コイル25の上に重ねて固定してもよいが、隙間eを設けて独立配置してもよい。また、二次コイル21を止めるねじに前記したボルト33を使用してもよい。
二次コイル21の上には、鉄損の少ない(例えば20w/kg以下)磁性材料(例えば、フェライトコア)38を配置するのが好ましい。これが磁気シールド材の働きをし、二次コイル21、三次コイル25で発生する交番磁束によって、三次コイル25及び二次コイル21の上部にある導体が加熱されるのを防止できる。磁性材料38は板状であっても並べて配置される棒状体であってもよい。磁性材料38と二次コイル21との隙間はゼロであってもよいし、0を超え20mm以内の隙間であってもよい。
この実施の形態において、一次コイル11〜14はそれぞれ10ターン(8〜16ターンが好ましい)、二次コイル21は5ターン(3〜10ターンがよい)、三次コイル25は全部で10ターン(8〜16ターンがよい)であった。各コイル11〜14、21、25は断面積6〜12mm2(又は2〜8mm2)の銅線を使用した。
三次コイル25には直列に(直接)コンデンサ群26を接続した。コンデンサ群26は、複数のコンデンサを直並列に繋いで耐圧と容量を得た第1、第2コンデンサ41、42を並列に接続して構成され、第1コンデンサ41にはスイッチ43が直列に接続されて、コンデンサ群26の容量を切り換えられるようになっている。なお、この実施の形態においては、コンデンサ群26を2つのコンデンサ41、42に分けたが、3以上の複数に分割することもできる。なお、このスイッチ43は有接点又は無接点のスイッチを用いる。
このコンデンサ群26は、三次コイル25に直列に接続され、一次コイル11〜14のいずれか一つと、二次コイル21とを含む磁気回路Mを形成し、全体の回路を高周波電源19の発振周波数に共振若しくは共振周波数近くにするために設けるものである。なお、コンデンサ群26を構成する直並列に接続されたコンデンサ41、42を切り換えるだけでは、容量が段階的であるので、細かい調整は、三次コイル25を構成する第1コイル28、第2コイル29の距離を調整することによって行う。この三次コイル25のインダクタンスの調整はボルト33に螺合しているナット34を回すことによって行う。
磁気回路Mの共振周波数と、高周波電源19の発振周波数を一定の範囲で合わせるため、かつこの実施の形態では三次コイル25を、全体のリアクタンスを調整可能にするため、2つのコイル28、29に分離し、その距離を機械的に調整可能としているが、場合によっては、三次コイルのリアクタンス、及びこの三次コイルに並列接続されるコンデンサ群の容量を一定とし、高周波電源の周波数を、例えば少しの範囲で変えるようにすることもできる。
二次コイル21には、図1に示すように、マッチングトランス22を介して、ダイオードブリッジからなる整流回路23と、平滑用のリアクトル44(省略することも可能)を介して負荷となるバッテリ24が接続されている。このバッテリ24は移動車両20の電源として使用される。なお、マッチングトランス22は二次コイル21に負荷をマッチングさせる場合は省略することができる。
続いて、この非接触電力供給装置10の使用方法及び作用について説明する。
各一次コイル11〜14に微弱な電流を流して、一次コイル11〜14を一次側からみたインピーダンスを測定する。三次コイル25が近づくとインピーダンスが変化するので、移動車両20の位置を測定できる。なお、近接センサー等を用いて、移動車両20が適正位置にあることを検知してもよい。ここで、適正位置とは、いずれかの一次コイル11〜14の内側に、三次コイル25の中心が位置することをいう。
今、図1に示すように、一次コイル12の上に三次コイル25があるとして説明すると、一次コイル12に接続されているスイッチ手段16をオンにし、高周波電源19から高周波電力を一次コイル12に供給する。なお、他のスイッチ手段15、17、18はオフにしておく。これによって、一次コイル12と、三次コイル25及び二次コイル21とが磁気的結合することになる。
高周波電源19の発振周波数と、一次コイル12、三次コイル25、及び二次コイル21によって構成される磁気回路Mの共振周波数は略同一であるので、三次コイル25及びコンデンサ群26に共振電流が流れ、電流に見合う磁束が一次コイル12と三次コイル25に発生し、これによって、二次コイル21が磁気誘導を受けて電圧(及び電力)が発生し、マッチングトランス22、整流回路23、及びリアクトル44を通じてバッテリ24に電力が供給される。
ここで、三次コイル25を調整して、磁気回路Mの共振周波数と、高周波電源19の発振周波数を完全に一致させると、三次コイル25に大電流が流れるので、磁気回路Mの共振周波数を僅少の範囲(例えば、1〜20Hz)ずらすと三次コイル25の発熱を減少し、電力を一次コイル12から二次コイル21に供給することができる。これによって、二次コイル21が負荷に供給する電力を制御できる。
移動車両20が移動する場合には、順次移動車両20の位置を検知して、対応する一次コイル11〜14を探して、バッテリ24の充電を行うことができる。充電が完了すると、スイッチ43をオンすることによって、磁気回路Mの共振周波数を大きくずらし二次コイル21の出力を下げるか、高周波電源19をオフにする。
次に、図4に示す本発明の第2の実施の形態に係る非接触電力供給装置47について説明する。この非接触電力供給装置47は基本的には第1の実施の形態に係る非接触電力供給装置10と同一であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
この非接触電力供給装置47は、高周波電源19と、高周波電源19から電力の供給を受ける一次コイル48と、一次コイル48の直上に5〜40mmの隙間を有して配置される三次コイル25及びその直上にある二次コイル21と、二次コイル21に接続されるマッチングトランス49と、マッチングトランス49の二次側に接続される負荷である電球群50と、三次コイル25に直列に接続される共振用コンデンサの一例であるコンデンサ群51とを有している。
この実施の形態においては、一次コイル48は長さが700mm、幅が130mmとなって、高さが15mm程度となっている。コンデンサ群51はこの実施の形態においては例えば最大2μFであり、図示してないがスイッチによってコンデンサ群51のトータル容量が変更できるようになっている。
マッチングトランス49は、一次コイル及び二次コイルともに同一寸法の一次側E形コア及び二次側E形コアに巻かれ、一次側E形コア及び二次側E形コアを当接させることによって、トランスが形成される構造となっている。従って、二次側E形コアを複数用意し、それぞれの巻線数を変えることによって、複数の電圧の電力を得ることができる。
なお、E形コアの変わりにU字状のコア(特に、カットコア)をマッチングトランスのコアとすることもできる。
一次コイル48、三次コイル25、及び二次コイル21によって構成される磁気回路M2の共振周波数の調整は、まずはコンデンサ群51の容量の調整を行い、磁気回路M2の共振周波数は高周波電源19の発振周波数近くにしておき、細かい調整は、三次コイル25を構成する第1コイル28及び第2コイル29の間隔を調整することによって行う(図3参照)。この場合、磁気回路M2の共振周波数と高周波電源19の発振周波数を完全に一致させると、三次コイル25に過大な共振電流が流れるので、第1の実施の形態に係る非接触電力供給装置10と同様、磁気回路M2の共振周波数と高周波電源19の発振周波数を少しずらすようにするのが好ましい。
図5には、非接触電力供給装置47の各部分の波形を示す。図5において、波形Pは一次コイル48にかかる電圧、波形Tは三次コイル25を流れる電流、波形Rは三次コイル25の出力電圧、波形Sは二次コイル21の電圧である。
前記実施の形態においては、具体的数字を用いて説明したが、本発明はこの数字に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲(即ち、技術的特徴を具備する)での変形例にも本発明は適用される。
また、第1、第2の実施の形態に係る非接触電力供給装置10、47を組み合わせて非接触電力供給装置を構成する場合も本発明は適用される。
本発明の第1の実施の形態に係る非接触電力供給装置の説明図である。 同装置に使用する三次コイルの概略構成を示す斜視図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ同装置に使用する三次コイルの正面図、平面図、側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る非接触電力供給装置の説明図である。 同装置を用いた場合の各部の電圧又は電流波形図である。
10:非接触電力供給装置、11〜14:一次コイル、15〜18:スイッチ手段、19:高周波電源、20:移動車両、21:二次コイル、22:マッチングトランス、23:整流回路、24:バッテリ、25:三次コイル、26:コンデンサ群、28:第1コイル、29:第2コイル、30、31:板状体、32:圧縮コイルバネ、33:ボルト、34:ナット、34a:貫通孔、35、36:通風孔、38:磁性材料、41:第1コンデンサ、42:第2コンデンサ、43:スイッチ、44:リアクトル、47:非接触電力供給装置、48:一次コイル、49:マッチングトランス、50:電球群、51:コンデンサ群

Claims (8)

  1. 20kHz〜100kHzの高周波電源に接続され移動車両が通過する床部に設けられている一次コイルと、前記移動車両の底部に設けられて前記一次コイルに磁気的結合し負荷に電力を供給する二次コイルとを有する非接触電力供給装置において、
    前記一次コイルと前記二次コイルとは別に前記一次コイル及び前記二次コイルに磁気的結合する三次コイルを前記移動車両の底部に設けると共に、該三次コイルには共振用コンデンサを接続し
    前記三次コイルを、同心上に配置されて直列接続され、各巻線が渦巻平面形状となった第1コイルと第2コイルに分割して、前記第1コイル及び前記第2コイルの間隔を調整可能とし、前記三次コイルのインダクタンスを変えて、前記三次コイルの共振周波数を前記高周波電源の発振周波数からずらしており、
    更に、前記二次コイル及び前記三次コイルの上部にはフェライトコアからなる磁気シールド材が配置されていることを特徴とする非接触電力供給装置。
  2. 請求項記載の非接触電力供給装置において、前記第1、第2コイルは放熱性を有する樹脂又はセメントでモールドされて板状に形成され、板状となった前記第1、第2コイルを中間部にスプリングを有するねじで連結し、前記三次コイルのインダクタンスを変えることを特徴とする非接触電力供給装置。
  3. 請求項1及び2のいずれか1記載の非接触電力供給装置において、前記第1、第2コイルの巻回数は±20%の誤差で等しいことを特徴とする非接触電力供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1記載の非接触電力供給装置において、前記共振用コンデンサは複数に分割され、前記複数のコンデンサの一部には直列に有接点又は無接点のスイッチが設けられていることを特徴とする非接触電力供給装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1記載の非接触電力供給装置において、前記二次コイルにはマッチングトランスが接続されて、該マッチングトランスを介して前記負荷に電力を供給していることを特徴とする非接触電力供給装置。
  6. 請求項記載の非接触電力供給装置において、前記マッチングトランスの一次側と二次側は分離可能となって、該マッチングトランスの二次側は前記負荷に応じて交換可能となっていることを特徴とする非接触電力供給装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1記載の非接触電力供給装置において、前記負荷は前記移動車両の電源となるバッテリであることを特徴とする非接触電力供給装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1記載の非接触電力供給装置において、前記一次コイルは角形形状となって、複数の前記一次コイルが前記床部に並べて配置され、前記移動車両の検知を行って前記二次コイル及び前記三次コイルの直下にある前記一次コイルへの電力の供給を行うことを特徴とする非接触電力供給装置。
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