JP3465078B2 - 非接触給電方法及び非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電方法及び非接触給電装置

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JP3465078B2 JP2000252921A JP2000252921A JP3465078B2 JP 3465078 B2 JP3465078 B2 JP 3465078B2 JP 2000252921 A JP2000252921 A JP 2000252921A JP 2000252921 A JP2000252921 A JP 2000252921A JP 3465078 B2 JP3465078 B2 JP 3465078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電流を給電線
に供給し、該給電線と物理的に非接触の状態であるピッ
クアップ部を介して給電を行う非接触給電方法及び非接
触給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モノレール方式の搬送設備は、工場内又
は倉庫内において広く用いられており、搬送車に搭載し
た走行用のモータへの駆動電力は、走行レールに沿って
敷設された給電線を介して供給される。
【0003】この給電方法の一つとして、搬送車側に設
けたピックアップ部を給電線から物理的に非接触の状態
で該給電線に近接させ、該給電線に流れる交流電流によ
り発生する誘導起電力を電力として得る非接触給電方法
がある。前記ピックアップ部を含む受電用の回路は、前
記給電線に流れる交流電流の周波数で共振する共振回路
を構成し、電力を得る効率を高めている。
【0004】ところで、前記共振回路の共振周波数が給
電用の交流電源の電源周波数に一致しない場合がある。
図15は、共振回路の共振周波数および得られる電力の
関係を示したグラフであり、破線にて電源周波数を示し
ている。得られる電力は、前記共振回路の共振周波数お
よび電源周波数が一致した場合に最大となり、両者の間
のズレが大きくなるに従って得られる電力は減少する。
周波数のズレが存在する場合、給電の効率を高めてより
大きい電力を得るためには、ピックアップ部を構成する
ピックアップコイルの巻数又は共振回路のコンデンサの
容量の調整を行って、共振周波数を調整する必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き非接触給電
装置の共振回路の共振周波数を調整する場合、ピックア
ップコイルの結線位置が構造上制限されるために、ピッ
クアップコイルの巻数は半ターン毎の調整しかできず、
また共振回路に用いるコンデンサは決まった容量の組合
せでしか調整できないため、任意の共振周波数に設定す
ることが難しいという問題があった。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、ピックアップ部の
インダクタンスを容易に変化させ、共振回路の共振周波
数を任意かつ容易に調整することができる非接触給電方
法および非接触給電装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の非
接触給電方法は、ピックアップコア及び該ピックアップ
コアに巻回したピックアップコイルで構成されるピック
アップ部を、給電線に近接させ、該給電線に交流電流を
流し、前記ピックアップ部を含んで構成される共振回路
に発生する誘導起電力を負荷へ供給する非接触給電方法
において、複数のピックアップコアを用いて前記ピック
アップ部を構成しておき、該複数のピックアップコアの
間隔を変化させることにより、ピックアップ部のインダ
クタンスを調整し、前記共振回路の共振周波数を調整す
ることを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明の非接触給電装置は、
ピックアップコア及び該ピックアップコアに巻回したピ
ックアップコイルで構成されるピックアップ部を介し、
給電線に流れる交流電流によって誘起される誘導起電力
を負荷へ供給する非接触給電装置において、前記ピック
アップ部は、複数のピックアップコアを備えており、該
複数のピックアップコアの間隔を変更可能に構成してあ
ることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明の非接触給電装置は、
前記複数のピックアップコアを並べて保持し、並べた方
向以外への前記複数のピックアップコアの移動を制限す
る保持具を備え、保持された前記複数のピックアップコ
アの中間に、前記複数のピックアップコアのそれぞれの
移動を連動させるリンク機構を設けてあることを特徴と
する。
【0010】請求項1及び2に係る発明にあっては、ピ
ックアップ部を構成する複数のピックアップコアの間隔
を任意に変更可能な構成としたため、前記間隔を変更す
ることによってピックアップ部のインダクタンスを変化
させ、受電用の共振回路の共振周波数を任意に調整し
て、所要の電力が得られる非接触給電装置を得ることが
可能となる。
【0011】請求項3に係る発明にあっては、複数のピ
ックアップコアを並べ、並べた方向へ前記複数のピック
アップコアが移動可能なように、しかも他の方向の移動
を制限するように前記複数のピックアップコアを保持具
により保持し、保持された複数のピックアップコアの中
間に、前記複数のピックアップコアの移動を連動させる
リンク機構を設けたため、該リンク機構の働きにより、
前記複数のピックアップコアの間隔を容易に調整するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。 (実施の形態1)図1はモノレール方式の搬送設備に本
発明に係る非接触給電装置を用いた場合の構成を示すブ
ロック図である。図中4は、搬送車であり、交流電源1
が接続されている給電線2を介して電力の供給を受け、
給電線2が敷設されているレール3に沿って走行する。
搬送車4には、受電用のピックアップ部5が給電線2に
近接させて備えられている。ピックアップ部5にはコン
デンサ回路6が接続され、ピックアップ部5及びコンデ
ンサ回路6で受電用の共振回路7を構成している。給電
線2に交流電流が流れるとき、共振回路7に誘導起電力
が発生し、搬送車4のモータ8及び該モータ8の駆動を
制御する制御回路9への電力の供給が行われる。
【0013】図2は、本発明の実施の形態1におけるピ
ックアップ部5の構成を示した平面図である。ピックア
ップ部5は、二つのピックアップコア10A及び10B
と、ピックアップコア10A及び10Bに巻回されたピ
ックアップコイル11A及び11Bとで構成されてい
る。
【0014】図3、図4及び図5は、ピックアップコア
10A及びピックアップコイル11Aを給電線2ととも
に示した斜視図、正面図および背面図である。ピックア
ップコア10Aは、正面視でC字形に形成された2個の
磁性材を、その開放された側を同方向に向けて配置し、
接着剤などを用いて一体の略E字形に組み立てて構成さ
れている。E字の非開放側脚部には、ピックアップコイ
ル11Aが図に示す如く一連に巻回されている。そして
ピックアップコア10Aは、前記E字形の内側に給電線
2,2を囲うように配置されている。ピックアップコア
10B及びピックアップコイル11Bもまた同様に構成
されている。
【0015】前述の如く給電線2,2を囲うように配置
されたピックアップコア10A及び10Bを給電線2,
2に沿って並べ、各々に巻回されたピックアップコイル
11A及び11Bを直列に接続して、ピックアップ部5
が構成されている。ピックアップコイル11A及び11
Bを直列に接続した回路の両端は、コンデンサ回路6を
介在させて負荷に接続されている。
【0016】図6は、保持具12にて保持されたピック
アップ部5を示す正面図であり、図7及び図8は同じく
側面図および平面図である。ピックアップ部5は、非磁
性材を用いてなる保持具12を用いて保持され、搬送車
4の給電線2,2に面した側に設置されている。図7及
び図8においては、保持具12を二点鎖線にて示した。
保持具12は、正面視で略コの字状、側面視および平面
視で矩形に形成され、ピックアップコイル11A及び1
1Bを巻回したピックアップコア10A及び10Bが正
面方向および背面方向へのみ摺動可能なように、ピック
アップコア10A及び10Bの上面および側面を囲み、
該側面を支持してピックアップコア10A及び10Bを
保持している。
【0017】保持具12の中心には、鉛直軸13が上面
に固定されて設けられており、さらに、鉛直軸13の回
りに回動可能な円盤14が、鉛直軸13に支持されて設
けられている。また、ピックアップコア10A及び10
Bは円盤14の両側に配置されている。ピックアップコ
ア10Aにはロッド15Aの一端が揺動可能に接続さ
れ、さらに、ロッド15Aのもう一端が円盤14の中心
以外の点に揺動可能に接続されている。同様に、円盤1
4の中心に対して前記点に対称な点にロッド15Bの一
端が揺動可能に接続され、ロッド15Bのもう一端がピ
ックアップコア10Bに揺動可能に接続されている。全
体として、円盤14の回動を通じてピックアップコア1
0A及びピックアップコア10Bの摺動が連動するリン
ク機構が構成されている。
【0018】該リンク機構の働きにより、ピックアップ
コア10A及び10Bの間隔dを自由に変更することが
できる。間隔dを所要の大きさに変更した後で、円盤1
4をボルトにて保持具12の上面に固定するなどして、
円盤14を固定することにより、ピックアップ部5全体
のインダクタンスLを調整する。
【0019】ピックアップ部5全体のインダクタンスL
は、ピックアップコイル11A及び11Bのそれぞれの
インダクタンスと、ピックアップコイル11A及び11
Bの間の相互インダクタンスとの和より得られる。ピッ
クアップコア10A及び10Bの間隔dを変更したと
き、前記相互インダクタンスが変化する。図9は、ピッ
クアップコアの間隔d、前記インダクタンスL及び共振
回路7の共振周波数fの関係を示したグラフであり、イ
ンダクタンスLを実線で示し(左縦軸を参照)、共振回
路7の共振周波数fを破線で示し(右縦軸を参照)た。
相互インダクタンスはインダクタンスLを減少させるた
め、ピックアップコアの間隔dを小さくする場合、相互
インダクタンスは増大し、インダクタンスLは減少す
る。逆に、ピックアップコアの間隔dを大きくする場合
は、インダクタンスLは増大する。
【0020】共振回路7の共振周波数fは、ピックアッ
プ部5全体のインダクタンスL及びコンデンサ回路のキ
ャパシタンスCを用いて、f=1/2π√(LC)で求
められる。故に、ピックアップコアの間隔dを大きくす
る場合は、インダクタンスLが増大し、共振回路7の共
振周波数fは減少する。また、逆にピックアップコアの
間隔dを小さくする場合は、共振周波数fは増大する。
【0021】以上の如き実施の形態1にあっては、ピッ
クアップコアの間隔dを変化させることでピックアップ
部5のインダクタンスLを調整し、共振回路7の共振周
波数fを任意かつ容易に調整することができる。そし
て、搬送車4において所要の電力が得られる非接触給電
装置を得ることができる。
【0022】レール3にカーブが存在する場合、カーブ
を曲がる際にバランスを崩さないように、搬送車4の重
心の位置を決めておく必要がある。本実施の形態1にあ
っては、ピックアップコア10A及び10Bが保持具1
2の中心に対して対称に移動するため、ピックアップコ
アの間隔dの調整の前後でピックアップ部5の重心が移
動しない。従って、鉛直軸13と搬送車4の回転中心と
を一致させておいた場合には、ピックアップコアの間隔
dの調整の前後で搬送車4の重心が移動しない。このた
め、カーブの曲がり易さを犠牲にすることなく共振周波
数の調整を行うことができる。
【0023】本実施の形態においては、ピックアップコ
ア10A及び10Bの形状を、正面視でC字形を2個並
べる形状としたが、この形状に限るものではなく、他の
形状としてもよい。例えば、正面視でH字形に成形して
給電線2,2を囲う形状としてもよい。また、ピックア
ップコイル11A及び11Bは、ピックアップコア10
A及び10Bの非開放側脚部に巻回する形態を示した
が、この形態に限定するものではなく、ピックアップコ
ア10A及び10Bの側部など他の位置に巻回する形態
としてもよい。また、リンク機構を円盤14を用いて構
成する形態を示したが、円盤14の代わりに多角形また
はロッド状などの他の形状の部材を用いる形態としても
よい。ロッド状の部材を用いた場合は、該部材の中心を
鉛直軸13にて支持し、該部材の一方の端にロッド15
Aを揺動可能に連結し、もう一方の端にロッド15Bを
連結することで、同様の効果を奏するリンク機構を構成
することができる。
【0024】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2におけるピックアップ部5の構成を示す平面図
である。この実施の形態2にあっては、ピックアップ部
5において、二つのピックアップコア10A及び10B
を用い、それぞれに巻回したピックアップコイル11A
及び11Bが並列に接続されている。並列接続されたピ
ックアップコイル11A及び11Bの両端は、図示しな
いコンデンサ回路を介在させて負荷に接続されている。
ピックアップ部5以外の構成は前述の実施の形態1と同
様であり、その説明を省略する。
【0025】ピックアップコア10A及び10Bの間隔
dを変化させた場合、実施の形態1と同様に、ピックア
ップコイル11A及び11Bの間の相互インダクタンス
が変化し、全体のインダクタンスが変化する。故に、ピ
ックアップコイル11A及び11Bを並列に接続した実
施の形態2にあっても、ピックアップコアの間隔dを変
化させることにより、ピックアップ部5のインダクタン
スを変化させ、共振回路の共振周波数を調整することが
できる。
【0026】(実施の形態3)図11は本発明の実施の
形態3におけるピックアップ部5の構成を示す側面図で
あり、保持具12を二点鎖線にて示している。この実施
の形態3にあっては、保持具12にピックアップコア1
0A,10B及び10Cが保持され、ピックアップコア
10A,10B及び10Cが互いの接離方向へ摺動可能
に構成されている。夫々のピックアップコア10A,1
0B及び10Cに巻回されたピックアップコイル11
A,11B及び11Cは、互いに直列又は並列に接続さ
れ、図示しないコンデンサ回路を介在させて負荷に接続
されている。ピックアップ部5以外の構成は前述の実施
の形態1と同様であり、その説明を省略する。
【0027】本実施の形態3においても、ピックアップ
コアの間隔d1及びd2を変化させることにより、ピッ
クアップ部5のインダクタンスを任意に調整し、共振回
路の共振周波数を調整することができる。なお、図11
には三個のピックアップコアを用いてピックアップ部5
を構成した場合を示しているが、より多くの任意の数の
ピックアップコアを用いた場合においても同様の効果を
奏することは勿論である。
【0028】(実施の形態4)図12は本発明の実施の
形態4のピックアップ部5の構成を示す平面図であり、
保持具12を二点鎖線にて示している。保持具12は前
述の実施の形態1と同様のものであり、ピックアップコ
ア10A及び10Bが接離方向へ摺動可能な構成となっ
ている。本実施の形態にあっては、ピックアップコイル
11が、ピックアップコア10A及び10Bの間に掛け
渡され、さらにピックアップコアの間隔dが最大である
ときの内径を有して巻回され、合成樹脂でモールドされ
て保持具12の上面に固定されている。ピックアップコ
イル11の両端は、図示しないコンデンサ回路を介在さ
せて負荷に接続されている。ピックアップ部5以外の構
成は前述の実施の形態1と同様であり、その説明を省略
する。本実施の形態4にあっても、ピックアップコアの
間隔dを変化させることによって、ピックアップ部5の
インダクタンスを変化させ、共振回路の共振周波数を調
整することが可能である。なお、図12には二個のピッ
クアップコアを用いた場合を示しているが、より多くの
任意の数のピックアップコアを用いた場合でも同様の効
果を奏することは勿論である。
【0029】(実施の形態5)図13及び図14は、本
発明の実施の形態5のピックアップ部5の構成を示す平
面図および側面図であり、保持具12を二点鎖線にて示
している。ピックアップコア10A及び10Bは保持具
12によって外側から保持され、ピックアップコイル1
1A及び11Bは夫々ピックアップコア10A及び10
Bに巻回されている。ピックアップコイル11A及び1
1Bは直列に接続され、間をつなぐコイル線が、保持具
12の中心に設置された非磁性材製のボビン16に巻回
されている。ボビン16は、円筒形状に形成され、内側
にはネジが形成されており、磁性材製のネジ状のコア1
7をねじ込む構成となっている。ピックアップコイル1
1A及び11Bを直列に接続した回路の両端は、図示し
ないコンデンサ回路を介在させて負荷に接続されてい
る。ピックアップ部5以外の構成は前述の実施の形態1
と同様であり、その説明を省略する。
【0030】本実施の形態5にあっては、ボビン16に
巻回するコイル線の巻数を増やすか、又はコア17をド
ライバ等でねじ込むことにより、任意にピックアップ部
5のインダクタンスを増大させることができる。また、
コイル線の巻回を図と逆巻にするときには、同様の操作
でインダクタンスを減少させることができる。なお、本
実施の形態においてはボビン16を円筒形状としたが、
円筒形状に限定するものではなく、例えば多角柱状とし
てもよい。この場合は、コア17を適宜の深さだけ挿入
して接着剤等で固定することにより、同様の効果を得る
ことができる。以上のように、本実施の形態5にあって
は、ピックアップコアの間隔dを変更できる量に制限が
ある場合においても、任意にピックアップ部5のインダ
クタンスを調整し、共振回路の共振周波数を自由に調整
することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明にあっては、
非接触給電装置のピックアップ部に用いる複数のピック
アップコアの間隔を任意に変更可能な構成としたため、
前記ピックアップ部のインダクタンスを任意に調整する
ことが可能となる。これにより、受電用の共振回路の共
振周波数を任意に設定でき、所要の電力が得られる非接
触給電装置を得ることができる。
【0032】請求項3に係る発明にあっては、複数のピ
ックアップコアを保持する保持具の中心に、該複数のピ
ックアップコアのそれぞれの移動を連動させるリンク機
構を設置したため、該リンク機構を操作して固定するこ
とにより、容易に前記複数のピックアップコアの間隔を
調整することが可能となる。また、調整の際に、本発明
に係る非接触給電装置を用いる搬送車の重心の位置を保
つことができるなど、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】モノレール方式の搬送設備に本発明に係る非接
触給電装置を用いた場合の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】実施の形態1におけるピックアップ部の構成を
示した平面図である。
【図3】ピックアップコア及びピックアップコイルを給
電線と共に示した斜視図である。
【図4】ピックアップコア及びピックアップコイルを給
電線と共に示した正面図である。
【図5】ピックアップコア及びピックアップコイルを給
電線と共に示した背面図である。
【図6】保持具にて保持されたピックアップ部を示す正
面図である。
【図7】保持具にて保持されたピックアップ部を示す側
面図である。
【図8】保持具にて保持されたピックアップ部を示す平
面図である。
【図9】ピックアップコアの間隔、ピックアップ部のイ
ンダクタンス及び共振回路の共振周波数の関係を示すグ
ラフである。
【図10】実施の形態2におけるピックアップ部の構成
を示す平面図である。
【図11】実施の形態3におけるピックアップ部の構成
を示す側面図である。
【図12】実施の形態4におけるピックアップ部の構成
を示す平面図である。
【図13】実施の形態5におけるピックアップ部の構成
を示す平面図である。
【図14】実施の形態5におけるピックアップ部の構成
を示す側面図である。
【図15】共振回路の共振周波数および得られる電力の
関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1 交流電源 2 給電線 3 レール 4 搬送車 5 ピックアップ部 6 コンデンサ回路 7 共振回路 8 モータ 9 制御回路 10A,10B,10C ピックアップコア 11,11A,11B,11C ピックアップコイル 12 保持具 13 鉛直軸 14 円盤 15A,15B ロッド 16 ボビン 17 コア
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−38378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 17/00 H01F 38/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップコア及び該ピックアップコ
    アに巻回したピックアップコイルで構成されるピックア
    ップ部を、給電線に近接させ、該給電線に交流電流を流
    し、前記ピックアップ部を含んで構成される共振回路に
    発生する誘導起電力を負荷へ供給する非接触給電方法に
    おいて、 複数のピックアップコアを用いて前記ピックアップ部を
    構成しておき、該複数のピックアップコアの間隔を変化
    させることにより、ピックアップ部のインダクタンスを
    調整し、前記共振回路の共振周波数を調整することを特
    徴とする非接触給電方法。
  2. 【請求項2】 ピックアップコア及び該ピックアップコ
    アに巻回したピックアップコイルで構成されるピックア
    ップ部を介し、給電線に流れる交流電流によって誘起さ
    れる誘導起電力を負荷へ供給する非接触給電装置におい
    て、 前記ピックアップ部は、複数のピックアップコアを備え
    ており、該複数のピックアップコアの間隔を変更可能に
    構成してあることを特徴とする非接触給電装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のピックアップコアを並べて保
    持し、並べた方向以外への前記複数のピックアップコア
    の移動を制限する保持具を備え、保持された前記複数の
    ピックアップコアの中間に、前記複数のピックアップコ
    アのそれぞれの移動を連動させるリンク機構を設けてあ
    ることを特徴とする請求項2に記載の非接触給電装置。
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