JP4318652B2 - 吸気案内装置を備える内燃機関 - Google Patents

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本発明は、消音室を形成する吸気案内装置を備える内燃機関に関し、該内燃機関は、例えば船外機に備えられる。
内燃機関の吸気騒音の低減には、消音室の容積を大きくすることが効果的である一方で、例えば内燃機関がエンジンカバー内に収納される場合、エンジンカバーにより形成されるエンジンルームの大きさには限りがある。そこで、そのような場合にも消音室の容積を充分に確保するために、例えば特許文献1に開示されたエンジンの吸気消音装置では、スロットル弁を有する気化器の上流端に接続されてクランクケースの側面に沿う空間に配置される第1吸気消音室に加えて、該第1吸気消音室の上流側に接続されてクランクケースの前面に沿う空間に配置される第2吸気消音室が設けられる。そして、別の例では、第2吸気消音室はダクト部分から分岐する共鳴室を備える。
特開平8−93581号公報
ところで、前記従来技術では、エンジンカバー内でのスペースの確保が優先されることから、消音室が、エンジン本体に対して気化器が配置される側の空間でもあるクランクケースの側面に沿う空間からクランクケースの前面に沿う空間に渡って配置される。このため、大気中から気化器まで空気を導く装置であって消音室を形成する吸気案内装置が大型化し、その重量が増加する。このため、吸気案内装置の小型軽量化の観点からは、吸気案内装置をスロットル弁装置(例えば気化器)にできる限り近接させて配置することが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜4記載の発明は、消音室を形成する吸気案内装置の小型軽量化および吸気騒音の低減を図ることを目的とする。そして、請求項2記載の発明は、さらに、空気に混入する異物が吸気入口を通じて吸気案内路に侵入することを抑制することを目的とし、請求項3記載の発明は、吸気装置の大型化を抑制しつつ吸気騒音の一層の低減を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、 吸気装置を備える内燃機関であって、前記吸気装置が、大気に開放する吸気入口と吸気出口とを有する吸気案内路を形成する吸気案内装置と、前記吸気案内路を通った吸気が通る吸気道を形成するボディおよび前記吸気道に配置されて吸気量を制御するスロットル弁を有するスロットル弁装置とを備える内燃機関において、前記吸気案内路は、前記吸気入口を有する第1消音室と、前記第1消音室の下流に位置して第1中間開口を通じて前記第1消音室に連通する第2消音室と、前記第2消音室の下流に位置して第2中間開口を通じて前記第2消音室に連通すると共に前記吸気道の上流端開口に接続される前記吸気出口を有する導出通路とを有し、前記導出通路、前記第2消音室および前記第1消音室は、この順で前記吸気道寄りから所定方向に積み重なる状態で配置され、前記ボディおよび前記第1消音室は、前記所定方向から見て重なる位置にある内燃機関である。
これによれば、吸気案内路を構成する第1,第2消音室および導出通路が所定方向に積み重なる状態で配置されると共に第1消音室が所定方向から見てスロットル弁装置のボディと重なる位置にあることから、第1,第2消音室を気化器の近くに配置することができるので、第1,第2消音室の配置がコンパクト化され、しかも第1消音室がボディの所定方向に形成される空間を利用して配置されるので、第1消音室の容積を大きくすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の内燃機関において、前記所定方向は上下方向であり、前記第1消音室は前記ボディの上方に位置し、前記吸気入口は、上下方向から見て前記ボディと重なる位置にあり、前記ボディに向かって開放しているものである。
これによれば、吸気入口は下方に向かって開放し、しかもボディに対向しているので、空気に混入している異物が吸気入口から吸気案内路に侵入し難くなる。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の内燃機関において、前記吸気案内路は、前記所定方向で前記吸気道と同じ位置で前記導出通路の上流端部から分岐する第3消音室を有し、前記第3消音室は、前記所定方向で前記ボディと少なくとも部分的に同じ位置にあるものである。
これによれば、吸気案内路には、第1,第2消音室に加えて第3消音室が設けられるので、吸気騒音が一層低減するうえ、第3消音室は吸気道を形成するスロットル弁装置のボディと所定方向で同じ位置にあることから、ボディがあることで形成される所定方向での空間を利用して第3消音室が設けられるので、第3消音室がスロットル弁装置に対して所定方向で突出することが防止または抑制される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の内燃機関において、前記第1消音室、前記第2消音室および前記導出通路は、前記所定方向に直交する1つの直交方向に長細く、前記第3消音室は前記直交方向に比べて前記所定方向に長細いものである。
これによれば、第1,第2消音室および導出通路の所定方向での幅が抑制され、第3消音室の直交方向での幅が抑制される。
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、吸気案内装置を小型軽量化することができ、しかも第1,第2消音室が設けられたうえで、第1消音室の容積を大きくすることができるので、吸気騒音が低減する。
請求項2記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、空気に混入する異物が吸気入口を通じて吸気案内路に侵入することが抑制される。
請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、吸気案内装置には、3つの消音室が設けられるので吸気騒音が一層低減されるうえ、第3消音室が設けられることによる吸気装置の所定方向での大型化が防止または抑制される。
請求項4記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、吸気案内装置の所定方向および直交方向での大型化が抑制される。
以下、本発明の実施形態を図1〜図10を参照して説明する。
図1,図2を参照すると、本発明が適用された内燃機関2を備える舶用推進装置としての船外機1は、内燃機関2と、該内燃機関2により駆動されて推力を発生する推進ユニット3と、船外機1を船体(図示されず)に支持するための支持装置4とを備える。
単気筒の空冷式4ストローク内燃機関である内燃機関2は、回転中心線が上下方向を指向するクランク軸10を備えるバーチカル機関であり、シリンダ軸線が水平になるように配置されると共にピストン9が往復運動可能に嵌合するシリンダブロック5と、シリンダブロック5の後部に一体成形されて結合されたシリンダヘッド6と、シリンダブロック5の前部に結合されるクランクケース7とから構成される機関本体8を備える。燃焼室43で発生する燃焼ガスの圧力により駆動されるピストン9は、機関本体8に回転可能に支持されるクランク軸10を、コンロッド11を介して回転駆動する。
なお、この明細書または特許請求の範囲において、上下、前後および左右は、船外機1が装備される物体である前記船体を基準にしたものであり、船外機1についてはクランク軸10の回転中心線が上下方向(または鉛直方向)に平行であるときを基準とする。また、上流および下流は、吸気の流れに関しての上流および下流を意味する。
機関本体8は、機関本体8の下部に結合される遠心クラッチのハウジング12を介してアンダケース13に結合される。アンダケース13は、その上端部の内側に機関本体8の下部を囲繞する内周壁13aを有する。機関本体8は、アンダケース13の内周壁13aと、該内周壁13aに結合されて機関本体8の上部を覆う内側カバーとしてのファンカバー14とにより形成される導風室15内に収納される。アンダケース13の上端部には、ファンカバー14とファンカバー14の前方に配置される燃料タンク18とを覆うエンジンカバー16が結合される。そして、アンダケース13およびエンジンカバー16により形成されるエンジンルーム17内に、機関本体8を含む内燃機関2の大部分、ファンカバー14、エンジンカバー16の外部に露出するキャップ18aを以外の燃料タンク18の大部分およびハウジング12が収納される。
アンダケース13の下端部には、駆動軸20を収納するエクステンションケース21が結合され、エクステンションケース21の下端部に、駆動軸20の回転をプロペラ25に伝達する伝達機構を収納するギヤケース22が結合される。
クランク軸10がアイドリング回転速度を越えて回転するときに接続状態になる前記遠心クラッチを介してクランク軸10に連結される駆動軸20は、エクステンションケース21内でクランク軸10と同軸に上下方向に延びてギヤケース22内に達し、ギヤケース22内で歯車機構23を介してプロペラ軸24に結合される。そして、内燃機関2の動力は、クランク軸10から遠心クラッチ、駆動軸20、歯車機構23およびプロペラ軸24を経由してプロペラ25に伝達され、内燃機関2によりプロペラ25が回転駆動される。ここで、遠心クラッチ、駆動軸20、歯車機構23、プロペラ軸24およびプロペラ25は推進ユニット3を構成する。
支持装置4は、前記船体に着脱可能に固定されるブラケット26と、ブラケット26にチルト軸27を介して上下方向に回動可能に支持されるスイベルケース28とから構成される。スイベルケース28は、エクステンションケース21を左右方向に回動可能に支持する。
操舵アーム29は、ハウジング12に、クランク軸10の回転中心線を含む平面に平行に回動可能に連結される。そして、操舵アーム29を操作することにより、船外機1がスイベルケース28を中心にして左右方向に回動させられて、転舵および前進・後進の切換が行われる。また、操舵アーム29の端部には、後述する気化器80のスロットル弁83を操作するためのスロットルグリップ91aが設けられ、スロットルグリップ91aを操作することにより、船外機1の出力が制御される。
ファンカバー14内で機関本体8から上方に突出するクランク軸10の上端部には、冷却ファン30と、一方向クラッチ31を介してリコイルスタータ32とが結合される。また、エンジンカバー16には、その上部に、後面から左側面および右側面にかけて後方に向かって開放する空気取入口33が形成され、ファンカバー14には、その上部に、空気取入口33からエンジンルーム17に流入した空気を、機関本体8を冷却する冷却風としてファンカバー14内に導入する多数の放射状の孔からなる導入口34が形成される。そして、空気取入口33からエンジンルーム17内に流入した空気の一部は、回転する冷却ファン30により吸引されて導入口34から導風室15に流入し、機関本体8および排気管42を冷却した後、アンダケース13の下部に形成された排風口35から船外機1の外部に流出する。
図2を参照すると、内燃機関2には、吸気としての空気または空気と燃料との混合気をシリンダヘッド6に形成された燃焼室43に導く吸気装置40と、シリンダヘッド6に取り付けられた点火プラグ(図2には点火プラグに接続されて点火電流を供給するプラグキャップ41が示されている。)により着火される燃焼室43の混合気が燃焼して発生した燃焼ガスを排気ガスとして船外機1の外部に導く排気管42を備える排気装置とが備えられる。
より具体的には、シリンダヘッド6には、クランク軸10の回転に同期して作動する動弁装置(図示されず)により駆動されて開閉作動する吸気弁44および排気弁45が設けられ、さらに、吸気弁44により開閉されると共に吸気装置40からの吸気を燃焼室43に導く吸気ポート46と、排気弁45により開閉されると共に排気ガスを排気管42に導く排気ポート47が形成される。
併せて図3〜図5を参照すると、空気取入口33からエンジンルーム17に流入した空気の一部を燃焼用空気として吸入する吸気装置40は、エンジンルーム17内の空気である大気に開放する吸気入口52と吸気出口53とを有する吸気案内路51を形成する吸気案内装置50と、吸気案内路51を通った吸気が通る吸気道82を形成するボディ81および吸気道82に配置されて吸気量を制御するスロットル弁83およびチョーク弁84を有する弁装置またはスロットル弁装置としての1つの気化器80と、スロットル弁83およびチョーク弁84に接続されてそれら弁を開閉するための操作機構91,92とを備える。
気化器80のボディ81は、その下流端部81bで接続プレート85およびインシュレータ86を介してシリンダヘッド6に、その上流端部81aで吸気案内装置50の下流端部50b(図5参照)に、1対の挿通孔81cに挿通される1対の通しボルトB1(図3参照)により結合される。これにより、吸気道82の下流端開口82bが吸気ポート46の入口に接続され、吸気道82の上流端開口82aが、吸気案内路51の吸気出口53に接続される。そして、吸気案内路51および吸気道82により、吸気を吸気ポート46を経て燃焼室43に導く吸気通路が構成される。
スロットル弁83は、混合気量としての吸気量を制御することにより内燃機関2の出力を制御し、チョーク弁84は、空気量としての吸気量を制御することにより混合気の空燃比を制御する。操作機構91,92は、スロットル弁83を開閉作動させるスロットル操作機構91と、チョーク弁84を開閉作動させるチョーク操作機構92とから構成される。
スロットル弁83は、その弁軸に結合されると共にボディ81の上面81eに配置されるレバー83aを有し、接続部としてのレバー83aにスロットル操作機構91が接続される。また、スロットル弁83とボディ81との間には、スロットル弁83の開度を調整する調整手段としての調整ネジ87が設けられる。調整ネジ87はレバー83aに位置調整可能に螺合し、この調整ネジ87を調整することにより、調整ネジ87の先端部が当接するボディ81のストッパ部81sとの間隔が調整されて、スロットル弁83のアイドル時の開度が調整される。
スロットル操作機構91は、スロットルグリップ91a(図1参照)と、スロットル弁83とスロットルグリップ91aとに連結されてスロットルグリップ91aに加えられる操作力をスロットル弁83に伝達する操作力伝達機構とを備える。該操作力伝達機構は、ボディ81の真上に配置されると共にスロットル弁83のレバー83aに接続されるリンク91bと、スロットルグリップ91aの操作力をリンク91bに伝達するケーブル91cとを備える。エンジンルーム17内でファンカバー14とエンジンカバー16との間に配置されるケーブル91cは、リンク91bに接続されるインナケーブル(図示されず)と、該インナケーブルが挿入されるアウタケーブル91c1とから構成され、該アウタケーブル91c1は、ファンカバー14にクランプ93により固定される。
チョーク弁84は、その弁軸に結合されると共にボディ81の上面81eに配置されるレバー84aを有し、接続部としてのレバー84aにチョーク操作機構92が接続される。チョーク操作機構92は、チョークノブ92a(図2参照)と、チョーク弁84とチョークノブ92aとに連結されてノブ92aに加えられる操作力をチョーク弁84に伝達する操作力伝達機構とを備える。該操作力伝達機構は、ボディ81の真上に配置される一端部92b1でレバー84aに接続される他端部でノブ92aに接続されるロッド92bを備える。
図2〜図6を参照すると、気化器80と共に、導風室15の外側、すなわち内周壁13aおよびファンカバー14の外側で、エンジンルーム17内に配置される吸気案内装置50は、上流側案内部G1と、上流側案内部G1が結合手段としての1対のボルトB2により着脱可能に結合される下流側案内部G2とから構成される。ボルトB2によりボディ81に結合される下流側案内部G2と、上流側案内部G1とは、この順で吸気道82寄りから所定方向としての上下方向での一方向である上方に積み重なる状態で配置される。
吸気案内装置50は、ファンカバー14および下流側案内部G2と共同して吸気入口52を囲むべく上下方向に延びると共にボディ81との間にエンジンルーム17内の空気が吸気入口52に向かって通る隙間H(図4参照)を気化器80との間に形成する覆い部Dと、吸気の流動音および前記吸気通路を通じて漏れる内燃機関2の作動音を含む吸気騒音を低減する消音室54,55,56を形成する消音部S1,S2,S3と、消音部S1,S2,S3を経た空気を気化器80に導く導出通路57を形成する導出部Eと、気化器80からの逆火が吸気入口52に達するのを防止すべく消炎機能を有するフレームアレスタFと、機関本体8内で発生するブローバイガスを吸気に混入させるブローバイガスの導入部Rとを備える。
図3〜図6を参照すると、消音部S1,S2,S3は、吸気入口52を有する第1消音室54を形成する第1消音部S1と、第1消音室54の下流に位置して第1中間開口58を通じて第1消音室54に連通する第2消音室55を形成する第2消音部S2と、上下方向で吸気出口53または吸気道82とほぼ同じ位置で導出通路57の上流端部57aから分岐する第3消音室56とから構成される。第1〜第3消音室54〜56は、いずれも拡大室からなる消音室である。また、導出通路57は、第2消音室55の下流に位置して第2中間開口59を通じて第2消音室55に連通すると共に吸気道82の上流端開口82aに接続される吸気出口53を有する。そして、吸気案内路51は、第1〜第3消音室54,55,56、導出通路57および第1,第2中間開口58,59を有する。
導出部E、第2消音部S2および第1消音部S1は、したがって導出通路57、第2消音室55および第1消音室54は、この順で吸気道82または吸気出口53寄りから上下方向で上方に積み重なる状態で配置され、上下方向から見て(以下、「平面視」という。)、互いに重なる位置にある。また、第1消音部S1は、ボディ81の上方に位置して、平面視でボディ81と重なる位置にある。
上流側案内部G1は、覆い部Dと第1消音部S1とを有し、下流側案内部G2は、第2,第3消音部S2,S3と、導出部Eと、フレームアレスタFと、導入部Rとを有する。
上流側案内部G1は、上下方向に直交する平面に平行な合わせ面C1b,C2bを有する周縁部C1a,C2aにおいて互いに溶着されて一体にかつ気密に結合された合成樹脂製の第1,第2ケースC1,C2により構成される。第1ケースC1により、覆い部Dと第1消音部S1の底壁61とが形成され、第2ケースC2により、第1消音部S1の天井壁62が形成される。そして、第1消音室54は、上下方向での幅に比べて、吸気道82に沿って延びる方向であると共に上下方向に直交する方向である第1側方での幅、および平面視で第1側方に直交する方向である第2側方での幅が大きく、したがって上下方向に対して直交する方向である側方での幅を大きくすることにより、第1消音室54の容積が大きくされる一方で、上下方向での第1消音室54の幅が小さく抑えられている。
第1消音部S1に設けられる覆い部Dは、第1側方でファンカバー14と第2消音部S2との間に設けられる。これにより、覆い部Dは、第2側方での一方向側である空気取入口33側で吸気入口52を覆う。なお、覆い部Dには、気化器80の一部であるエアベント88およびボディ81との干渉を回避するための切欠きD1,D2が形成されて、覆い部Dがボディ81に近接して配置されることを可能にして、覆い部D、ひいては上流側案内部G1が小型軽量化される。
底壁61に形成された貫通孔からなる吸気入口52は、その全体が平面視でボディ81と重なる位置にある。そして、上下方向でボディ81および第1消音部S1により覆われると共に、上下方向に直交する方向である側方で、覆い部D、ファンカバー14および第2消音部S2により囲まれる空間P1において、吸気入口52が、ボディ81の上面81eに向かって開放している。
また、覆い部Dには、ボディ81の上流端部81a側に設けられるボス66に対して下流端部81b側に、接続プレート85の連結部85aに弾性部材からなる緩衝部材63を介して連結される連結部D3が設けられる。この連結部D3により、上流側案内部G1が、ボス66および連結部D3の3点で支持されることになるので、内燃機関2の運転に起因して発生する上流側案内部G1の振動が低減される。
天井壁62は、平面視で吸気入口52の半分以上と重なる低部62aと、低部62aから立ち上がった隆起部62bとを有する。隆起部62bの低部62aからの立上り部62b1は、平面視で、空気取入口33との間に吸気入口52を挟む位置にあり(図2参照)、空気取入口33から流入して導入口34の方向に向かう空気の一部を、その下方に位置する覆い部D、ひいては隙間Hに向けて偏向させる。
下流側案内部G2は、上下方向に平行であると共に第1側方に直交する平面に平行な合わせ面C3b,C4bを有する周縁部C3a,C4aにおいて互いに溶着されて一体にかつ気密に結合された合成樹脂製の第1,第2ケースC3,C4により構成される。そして、第1ケースC3により、第2,第3消音部S2,S3、導出部E、第1,第2中間開口58,59の第1側壁63が形成され、第2ケースC4により、第2,第3消音部S2,S3、導出部E、第1,第2中間開口58,59の第2側壁64が形成され、さらに第2側壁64により吸気出口53が形成される。
吸気道82の上流端開口82aが開放する方向でもある第1側方での一方向において、第2側壁64は、第1側壁63よりもボディ81寄りに位置する内側側壁であり、第1側壁63はボディ81から遠方に位置する外側側壁である。また、第2側壁64の上部には、上流側案内部G1の両ケースC1,C2の周縁部C1a,C2aに接する1対のボス66にそれぞれ挿通されるボルトB2がねじ込まれる1対のボス67が形成される。
第1,第2消音室54,55(または第1,第2消音部S1,S2)はボディ81に対して上流端開口82a側に配置されると共に、第2消音室55(または第2消音部S2)は、平面視で、導出通路57の下流端部57b以外の部分で導出通路57(または導出部E)と殆ど重なる。図7を併せて参照すると、第2消音室55および導出通路57は、上下方向および第1側方で近似した幅をそれぞれ有し、さらに、上下方向での最大幅は、第1消音室54の上下方向での最大幅よりも小さい。
第1消音部S1の底壁61と第2消音部S2の天井壁68とは、第1消音部S1と第2消音部S2とを区画する隔壁を構成し、しかも上下方向に直交する1つの仮想平面と交差するように、または該仮想平面に可及的に近接するように配置される。そして、吸気入口52、第1中間開口58は該仮想平面上にある。
図3,図4,図6,図8を参照すると、第1中間開口58は、平面視で吸気入口52と重なることがないように、かつ第2中間開口59および上流端部57aと部分的に重なる位置にあり、底壁61に形成された貫通孔からなる開口69と、第1,第2側壁63,64の切欠きが合わせられて形成された下流側案内部G2の開口70とが合わせられることにより形成される。開口70を規定する第1,第2側壁63,64の周縁部63a,64aには、シール部材71を収容するシール溝63b,64bが形成され、開口69を規定する凸条の周縁部61aがシール部材71を押圧する状態でシール溝63b,64bに嵌合することにより、第1中間開口58,59の気密が保持される。
図4,図8を参照すると、導出通路57の上流端部57aには、上下方向で第2消音室55寄りの位置に第2中間開口59が、また第2側方で吸気出口53とは反対方向の位置に第3消音室56の開口60が設けられる。図5を併せて参照すると、開口60よりも下方に延びている第3消音部S3および第3消音室56は、上下方向でボディ81と少なくとも部分的に同じ位置にあり、この実施形態では、ボディ81の最下部81dよりも上方に配置される。そして、第3消音室56は、第2側方の他方向で第1消音室54および第2消音室55よりも突出する。これにより、第2側方での空間を利用して、第3消音室56の容積を拡大することが可能になる。さらに、第3消音部S3の最底部には、吸気と共に吸気案内路51に流入して第3消音室56に達した水を吸気案内装置50の外部に排出する貫通孔からなる排水孔72が形成される。
導出通路57(または導出部E)の底壁73は、吸気出口53側から第3消音室56の開口60に向かって下方に徐々に傾斜する傾斜部73aを有する。
また、第1消音室54、第2消音室55および導出通路57は第2側方に長細く、第3消音室56は上下方向に長細い。
そして、図3,図5に示されるように、気化器80に対して、第1消音室54が真上に配置され、第2,第3消音室55,56が第1側方の一方向側に配置されることにより、複数の消音室54〜56が、気化器80に対して、平面視で重なる位置と、上下方向に直交する方向とに振り分けられて配置される。
図3〜図5を参照すると、両レバー83a,84a、リンク91b、ロッド92bの端部92b1および調整ネジ87は、ボディ81において上下方向での第1消音部S1との対向面である上面81eに配置され、それぞれ平面視で第1消音部S1と重なる位置にあり、吸気案内装置50がボディ81に結合された状態で、第1消音部S1により上方から覆われる。また、ケーブル91cおよびロッド92bは、空間P1の前部において、第1側方でファンカバー14と第2消音部S2との間、および第3消音部S3の上方に位置する隙間から前方に向かって延びている(図3参照)。
そして、上面81eの上方空間は、空間P1を含めてレバー83a,84aと、リンク91bおよびロッド92bを接続するための、またスロットル弁83の開度を調整すべく調整ネジ87を調整するための作業用空間Pとなる。したがって、吸気案内装置50がボディ81に結合された状態で、第1消音部S1が作業用空間Pに配置されることにより、吸気道82と、両レバー83a,84aおよび調整ネジ87と、第1消音部S1がこの順で並ぶ上下方向において、第1消音部S1は、レバー83a,84a、リンク91b、ロッド92bの端部92b1および調整ネジ87を覆う第1形態をとる。
また、気化器80のメンテナンス時などには、ボルトB2を外すことにより、上流側案内部G1が、ボディ81に結合されている下流側案内部G2から分離されることにより、第1消音部S1は、作業用空間Pに配置されない、すなわち上下方向でレバー83a,84a、リンク91b、端部92b1および調整ネジ87を覆わない第2形態をとる。したがって、この第2形態では、各レバー83a,84aとリンク91bまたはロッド92bとを接続するため、および調整ネジ87を調整するための作業用空間Pが確保される。
図4,図9を参照すると、第1,第2消音室54,55の下流に位置する導出通路57の上流端部57aにおいて、上端部Faが第2中間開口59側に、そして下端部Fbが開口60側から第3消音室56に突出するように配置されるフレームアレスタFは、金属製の網状の部材からなるスクリーン95と、スクリーン95の外周縁を固定する環状の枠96とを備える。併せて図8,図10を参照すると、フレームアレスタFは、第1,第2側壁63,64の切欠きの共同により形成される上流端部27aの、第1,第2側壁63,64により構成される通路壁に形成されたホルダ部74に形成された溝75に枠96が嵌められ、上流端部27aにおいて導出通路57の天井壁76から第3消音室56に向かって斜め下方に傾斜した状態で保持される。
フレームアレスタFは、フレームアレスタFによる導出通路57の通路面積の減少を補償するように通路面積が大きく設定された拡大部57a1に設けられる。この拡大部57a1は底壁73のうち傾斜部73aを含む部分73bにより形成され、フレームアレスタFが、平面視で傾斜部73aおよび第2中間開口59と重なるように配置される。また、フレームアレスタFが傾斜していることに対応して、拡大部57a1は、連続的に通路面積が変化する通路を形成し、これにより吸気の圧力損失が小さくなって、吸気流量の低下が抑制される。
図3,図4,図8,図10を参照すると下流側案内部G2において、第1側方で機関本体8寄りの第2側壁64に設けられるブローバイガスの導入部Rは、第2側壁64において凹部を形成する部分である本体部77と、本体部77に溶着される合成樹脂製のカバー78とを備える。本体部77とカバー78とは、本体部77に設けられた仕切壁77aにより迷路状となる気液分離室79を形成する。カバー78には、気液分離室79の入口79aが、本体部77に形成される気液分離室79の出口79bよりも下方となる位置に形成され、シリンダブロック5およびクランクケース7(図1参照)により形成されるクランク室に連通するパイプ98(図2,3も参照)が、入口79aに接続される。また、導出通路57に開放する出口79bからは、気液分離室79内でオイルが分離された後のブローバイガスが導出通路57に流出し、吸気と共に燃焼室43に導かれる。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
吸気案内装置50の第1消音部S1は、スロットル弁83およびチョーク弁84のレバー83a,84aと、それぞれ操作機構91,92のリンク91bおよびロッド92bとを接続するため、および調整ネジ87を調整するための作業用空間Pに配置されることにより、吸気道82とレバー83a,84aおよび調整ネジ87と第1消音部S1とがこの順で並ぶ上下方向においてレバー83a,84aおよび調整ネジ87を覆う第1形態と、作業用空間Pに配置されない第2形態とをとり得る。これにより、吸気装置40において、レバー83a,84aに操作機構91,92を接続したり調整ネジ87を調整するための作業用空間Pを利用して第1消音室54を形成する第1消音部S1が配置されるので、その分、第1消音室54の容積を増加させることができて、吸気騒音の低減ができる。そして、第1消音部S1が気化器80に対してレバー83a,84aおよび調整ネジ87を覆わない第2形態とされることにより、作業用空間Pが確保されて、スロットル弁83およびチョーク弁84のレバー83a,84aと操作機構91,92との接続作業および調整ネジ87の調整作業が可能になる。
吸気案内装置50は、吸気入口52を有する第1消音室54を形成する第1消音部S1を有する上流側案内部G1と、第2消音室55を形成する第2消音部S2を有すると共にボディ81に結合される下流側案内部G2とを有し、上流側案内部G1は、第1形態および第2形態をとり得るように下流側案内部G2に着脱可能に結合されることにより、作業用空間Pを確保するためには、吸気案内装置50において下流側案内部G2に対して上流側案内部G1のみを分離して作業用空間P外に移動させればよい。この結果、吸気案内装置50のうち、その一部である上流側案内部G1のみを作業用空間P外に移動させればよいので、作業用空間Pを確保するための作業が容易になる。
吸気案内路51は、吸気入口52を有する第1消音室54と、第1中間開口58を通じて第1消音室54に連通する第2消音室55と、第2中間開口59を通じて第2消音室55に連通すると共に吸気道82の上流端開口82aに接続される吸気出口53を有する導出通路57とを有し、導出通路57、第2消音室55および第1消音室54は、この順で吸気道82寄りから上下方向での上方に積み重なる状態で配置され、ボディ81および第1消音室54は、上下方向から見て重なる位置にあることにより、第1,第2消音室54,55を気化器80の近くに配置することができるので、第1,第2消音室54,55の配置がコンパクト化されて、吸気案内装置50を小型軽量化することができる。しかも、第1消音室54がボディ81の上下方向で上方に形成される作業用空間Pを利用して配置されるので、第1,第2消音室54,55が設けられたうえで、第1消音室54の容積を大きくすることができるので、吸気騒音が低減する。
第1消音室54はボディ81の上方に位置し、吸気入口52は、上下方向から見てボディ81と重なる位置にあり、ボディ81に向かって開放していることにより、吸気入口52は下方に向かって開放し、しかもボディ81に対向しているので、空気に混入している異物、例えば海水の飛沫や雨などの水や塵埃が吸気入口52から吸気案内路51に侵入し難くなる。この結果、空気に混入する水などが吸気入口52を通じて吸気案内路51に侵入することが抑制される。
吸気案内路51は、上下方向で吸気道82と同じ位置で導出通路57の上流端部57aから分岐する第3消音室56を有し、第3消音室56は、上下方向でボディ81と少なくとも部分的に同じ位置にあることにより、吸気案内路51には、第1,第2消音室54,55に加えて第3消音室56が設けられることから、3つの消音室54,55,56が設けられるので吸気騒音が一層低減するうえ、第3消音室56は吸気道82を形成する気化器80のボディ81と上下方向で同じ位置にあるため、ボディ81があることで形成される上下方向での空間を利用して第3消音室56が設けられるので、第3消音室56が気化器80に対して上下方向で突出することが防止または抑制されて、第3消音室56が設けられることによる吸気装置40の上下方向での大型化が防止または抑制される。
第1消音室54、第2消音室55および導出通路57は、第2側方に長細く、第3消音室56は第2側方に比べて上下方向に長細いことにより、第1,第2消音室54,55および導出通路57の上下方向での幅が抑制され、第3消音室56の第2側方での幅が抑制されるので、吸気案内装置50の上下方向および第2側方での大型化が抑制される。
吸気入口52の側方が、覆い部D、ファンカバー14および第2消音部S2により覆われることにより、吸気入口52を通じてエンジンルーム17に漏れる吸気騒音が低減し、さらに、吸気入口52の上方に位置する空気取入口33に対して、隙間Hが吸気入口52よりも下方に位置することにより、隙間Hが吸気入口52よりも遠方に位置することになるので、空気取入口33から船外機1の外部に漏れる吸気騒音が低減する。
第1消音部S1の天井壁62の立上がり部62b1により、空気取入口33からエンジンルーム17に流入する空気に混入している海水の飛沫や雨などの水が、隙間Hを経て吸気入口52に達する空気と一緒に第1消音室54に侵入すること抑制される。そして、天井壁62の低部62aが、平面視で吸気入口52の半分以上でほぼ全体で重なることにより、吸気入口52から流入した水が、低部62aに衝突したり、付着するなどして、第1消音室54のさらに奥に侵入することが抑制される。
第1消音部S1と第2消音部S2とを区画する隔壁を構成する第1消音部S1の底壁61と第2消音部S2の天井壁68とは、上下方向に直交する前記仮想平面と交差するように、または該仮想平面に可及的に近接するように配置され、吸気入口52、第1中間開口58が該仮想平面上にあるように配置されることにより、吸気入口52を有する第1消音室54と第2消音室54,55,56とが近接して配置されるので、吸気案内装置50が上下方向で小型化される。
導出通路57の底壁73は、吸気出口53側から第3消音室56の開口60に向かって下方に傾斜する傾斜部73aを有することにより、傾斜部73aに付着した水は、傾斜部73aにそって流下して第3消音室56に流入し、排水孔72から外部に排出される。
フレームアレスタFが傾斜した状態で平面視で傾斜部73aと重なるように配置されることにより、空気と共に吸気案内路51に侵入してフレームアレスタFに付着した水は、傾斜部73aを含む部分73bに落下して、傾斜部73a上を第3消音室56に向かって流下し、第3消音室56から排水孔72を通じて外部に排出される。
フレームアレスタFは、フレームアレスタFによる導出通路57の通路面積の減少を補償するように通路面積が大きく設定された拡大部57a1に設けられることにより、通路面積の減少による吸気抵抗の増加が抑制されて、吸気量の低下が抑制される。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
内燃機関は多気筒であってもよく、また吸気装置40は気化器80とシリンダヘッド6を連通させる吸気管を備えていてもよい。各消音室55,56は、共鳴室により構成されてもよい。所定方向は、上下方向以外の方向であってもよい。
吸気案内装置50において、上流側案内部G1が、部分的に下流側案内部G2に結合された状態で作業用空間Pから退避することにより、上流側案内部G1が作業用空間Pに配置されないようにすることが可能な結合構造で、下流側案内部G2に結合されてもよい。
弁装置またはスロットル弁装置は、スロットル弁とスロットルボディとを有するものであってもよく、その場合、混合気形成手段は、気化器の代わりに燃料噴射弁により構成される。
上下方向でボディ81と少なくとも部分的に同じ位置にある3消音部S3および第3消音室56は、その最下部が、ボディ81の最下部81dよりもやや下方となるように配置されてもよい。
吸気案内装置50において、上流側案内部G1および下流側案内部G2は、例えば一体成形により、互いに着脱不能に一体化されてもよく、その場合には、底壁61および天井壁68が一体化された1つの隔壁で構成されてもよい。
本発明が適用された内燃機関を備える船外機全体の右側面図である。 図1の船外機において、エンジンカバーを外したときの要部平面図である。 図2の要部拡大図である。 図1の内燃機関の吸気装置における吸気案内装置の断面図であり、上流側案内部については図6のIVa−IVa線面図であり、下流側案内部については図6のIVb−IVb線断面図である。 図2のV矢視での内燃機関の吸気装置の側面図である。 吸気案内装置において、(A)は、図4のVIa−VIa矢視図であり、(B)は、図4のVIb−VIb矢視図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 図4のIX−IX線断面図である。 図4のX−X線断面図である。
符号の説明
1…船外機、2…内燃機関、3…推進ユニット、4…支持装置、5…シリンダブロック、6…シリンダヘッド、7…クランクケース、8…機関本体、9…ピストン、10…クランク軸、11…コンロッド、12…ハウジング、13…アンダケース、14…ファンカバー、15…導風室、16…エンジンカバー、17…エンジンルーム、18…燃料タンク、20…駆動軸、21…エクステンションケース、22…ギヤケース、23…歯車機構、24…プロペラ軸、25…プロペラ、26…ブラケット、27…チルト軸、28…スイベルケース、29…操舵アーム、30…冷却ファン、31…一方向クラッチ、32…リコイルスタータ、33…空気取入口、34…導入口、35…排風口、40…吸気装置、41…プラグキャップ、42…排気管、43…燃焼室、44…吸気弁、45…排気弁、46…吸気ポート、47…排気ポート、50…吸気案内装置、51…吸気案内路、52…吸気入口、53…吸気出口、54,55,56…消音室、57…導出通路、58,59,60…開口、61…底壁、62,68…天井壁、63,64…側壁、65…緩衝部材、66,67…ボス、69,70…開口、71…シール部材、72…排水孔、73…底壁、74…ホルダ部、75…溝、76…天井壁、77…本体部、78…カバー、79…気液分離室、80…気化器、81…ボディ、82…吸気道、83…スロットル弁、84…チョーク弁、85…接続プレート、86…インシュレータ、87…調整ネジ、88…エアベント、91,92…操作機構、93…クランプ、95 …スクリーン、96…枠、98…パイプ、
B1,B2…ボルト、G1…上流側案内部、G2…下流側案内部、D…覆い部、H…隙間、S1,S2,S3…消音部、E…導出部、F…フレームアレスタ、R…導入部、C1,C2,C3,C4…ケース、P…作業用空間。

Claims (4)

  1. 吸気装置を備える内燃機関であって、前記吸気装置が、大気に開放する吸気入口と吸気出口とを有する吸気案内路を形成する吸気案内装置と、前記吸気案内路を通った吸気が通る吸気道を形成するボディおよび前記吸気道に配置されて吸気量を制御するスロットル弁を有するスロットル弁装置とを備える内燃機関において、
    前記吸気案内路は、前記吸気入口を有する第1消音室と、前記第1消音室の下流に位置して第1中間開口を通じて前記第1消音室に連通する第2消音室と、前記第2消音室の下流に位置して第2中間開口を通じて前記第2消音室に連通すると共に前記吸気道の上流端開口に接続される前記吸気出口を有する導出通路とを有し、前記導出通路、前記第2消音室および前記第1消音室は、この順で前記吸気道寄りから所定方向に積み重なる状態で配置され、前記ボディおよび前記第1消音室は、前記所定方向から見て重なる位置にあることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記所定方向は上下方向であり、前記第1消音室は前記ボディの上方に位置し、前記吸気入口は、上下方向から見て前記ボディと重なる位置にあり、前記ボディに向かって開放していることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 前記吸気案内路は、前記所定方向で前記吸気道と同じ位置で前記導出通路の上流端部から分岐する第3消音室を有し、前記第3消音室は、前記所定方向で前記ボディと少なくとも部分的に同じ位置にあることを特徴とする請求項1または請求項2記載の内燃機関。
  4. 前記第1消音室、前記第2消音室および前記導出通路は、前記所定方向に直交する1つの直交方向に長細く、前記第3消音室は前記直交方向に比べて前記所定方向に長細いことを特徴とする請求項3記載の内燃機関。

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