JP4318480B2 - パワーアンドフリートロリコンベア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トロリコンベアの技術に係わり、更に詳しくは、パワーアンドフリートロリコンベアにおいて、フリートロリ牽引駆動用チェーンの磨耗と損傷を軽減するため、チェーンの張り力を低減させてもチェーンのリンク連結部の屈曲が起こりにくい構造を備えたパワーアンドフリートロリコンベアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパワーアンドフリートロリコンベア50は例えば図9に示す如く、それぞれ上方に1組のローラを備え上部レール51に走行可能に支持されたパワートロリ52、53のそれぞれの下端に連結支持された牽引用チェーン54と、チェーン54の下方にチェーン54に沿って架設したレール55に走行可能に支持されたフリートロリ(搬送台車)56と、パワートロリ52が連結されたセンターリンク54aの後端(牽引走行方向と反対側の端部)に連結されたサイドリンク54bのリンク片に下方に向けて限定的に傾動可能に支持されたドッグ57とを有し、フリートロリ56の上部に設けられ且つドッグ57の先端部の前後にそれぞれ係合するように前後に対向して設けた爪58,58aとを有して構成されている。フリートロリ56を前方(図9の左方)に向け押送する際は、ドッグ57の前側フック部をフリートロリ56の前側の爪58に係合させ、フリートロリ56をチェーンの牽引力で押送(牽引)する。また、レール55が下り傾斜にさしかかると、この図に示す如く、ドッグ57の後端にフリートロリ56の後方側の爪58aが当接し、フリートロリ56はチェーン54と同じ速度で前方へ移動するように構成されている。
【0003】
しかしながらこの従来のパワーアンドフリートロリコンベア50は、フリートロリ56を水平軌道上で進行方向前方に牽引する時はドッグ57に作用するフリートロリ56の慣性や抵抗によりドッグ57には後方に作用力を受け、サイドリンク54bの前端側が下方に傾き、センターリンク54aとの連結部が屈曲する。また、フリートロリ56がレール55の下り坂域に来た際に、図示の如く、ドッグ57の先端後方にフリートロリ56の後方爪58aが当接してドッグ57を前方に押すため、チェーン54のサイドリンク54bの前端が上方に押し上げられ、センターリンク54aとの連結部59が屈曲する。この屈曲現象は互いのリンク連結部の早期磨耗や損傷の原因となっている。従来はこのような現象を軽減するため、チェーン54の張り力を強くする方法が採られているが、チェーンの張り力を強くするとチェーンには牽引に必要な力と前記の大きな張り力の両方が作用するため、リンク連結ピンと連結ピン装着穴とが早期に磨耗して早期に交換や修理が必要となる。
【0004】
一方、この問題を軽減するため、例えば特許文献1に示す如く、隣接する1対のセンターリンクをそれぞれパワートロリで係合支持するとともに、該センターリンク同士を連結するサイドリンクに支持する押し爪(前述の従来例におけるドッグに相当)を該サイドリンクに固着した保持金具で支持し、該保持金具の後端部に先端が前記後方のパワートロリの下端に当接する当て板を一体的に固設した形態のトロリ機構が提案されている。しかしこの公知文献に示された屈曲防止機構は、一方向の屈曲に対してのみ有効で逆方向のサイドリンクの屈曲力に対してはこれを防止する機能はなく、フリートロリ支持レールに登りと下りの両方向の傾斜が混在する搬送ラインや、牽引チェーンで搬送台車の起動と停止の両方を制御するような搬送方法には有効な手段ではない。
【0005】
【特許文献1】
特公昭45−33016号公報(第2頁、第2〜3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の状況に鑑み本発明が解決しようとするところは、パワーアンドフリートロリコンベアにおいて、フリートロリを牽引するチェーンの張り力を低減させても、パワートロリで保持された前記チェーンのセンターリンクと該センターリンクに連結され下方にドッグを設けたサイドリンクとの上下の屈曲を防止できるパワーアンドフリートロリコンベアを提供する点にある。そして、フリートロリの支持レールに登りと下りの両方向の傾斜が混在する搬送ラインや、牽引チェーンでフリートロリの起動と停止の両方を制御するような搬送方法に対しても有効に作用して、センターリンクとサイドリンクとの屈曲を防止できるパワーアンドフリートロリコンベアを提供する点にある。
なお、本明細書においては、チェーンがフリートロリを牽引する際の進行方向側を前方、その反対側を後方といい、前方側に向いた端部を前端、後方側に向いた端部を後端といい、左右方向は、前記の前方に向いた状態における左右方向をそれぞれ左右という。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の課題解決のため、本発明のパワーアンドフリートロリコンベアは、それぞれの前後端に垂直に貫通する連結ピン穴を有するセンターリンクと上下1対のリンク部材からなるサイドリンクとを交互に連結ピンで連結して構成された牽引用チェーンの上方に、左右両側に長手方向に平行溝を有するレールを配置するとともに、該チェーンの下方に該チェーンで牽引されるフリートロリを配置する一方、前記チェーンの適宜のサイドリンクの中間よりも前方に前記フリートロリ牽引用のドッグを設ける。そして、該ドッグを設けたサイドリンクの前後端に連結したそれぞれのセンターリンクのうち、前方側センターリンクは、前記レールの左右の溝にそれぞれ支持された前後2組のローラを有するパワートロリ( 即ち、左右1対のローラが前後2組で合計4個のローラを有するパワートロリで、以下、これを「複輪パワートロリ」ともいう) の下端部に相対的上下傾動を規制するように保持する一方、後方側センターリンクは、前記レールの左右の溝にそれぞれ支持された少なくとも1組のローラを有するパワートロリ( 以下、1組のローラを有するパワートロリを「単輪パワートロリ」ともいう) の下端部に相対的上下傾動を規制するように保持する。なお、チェーンは、ドッグ取り付け部以外においても適宜のセンターリンクを1組のローラを有する単輪パワートロリで支持する。
【0008】
即ち、フリートロリを牽引するドッグに対し前後いずれかの方向に荷重が作用すると、ドッグを設けたサイドリンクの該前後端に垂直方向の偶力が発生する。この偶力のうちサイドリンク前端の力は、そのサイドリンク前端に連結した前方側センターリンクを相対的上下傾動が規制されるように保持する複輪パワートロリの前後ローラがレールの溝の上下面に当接して支持し、前方側センターリンクを水平に保つ。一方、該サイドリンク後端側の力は、この後端に連結した後方側センターリンクに伝達され、該後方側センターリンクを相対的上下傾動が規制されるように保持した単輪パワートロリを介しレールの溝で支持する。前方側センターリンクが水平に支持され且つリンク同士の連結部における連結ピンとの隙間が少ないなどの作用で、後方側センターリンクを保持する単輪パワートロリはほぼ垂直状態で上下方向の荷重を支持する。従って、ドッグを設けたサイドリンクとその前後のセンターリンクとの連結部での屈曲現象は殆ど発生しない。つまり、屈曲防止対策としてチェーンの張り力を大きくする必要はない。
【0009】
なお、前後2組のローラを有する複輪パワートロリの後方ローラの支軸は、該複輪パワートロリが保持するセンターリンクの後端連結ピンの中心を通り前記複輪パワートロリのレールと直交する垂直面上またはそれよりも後方に位置し、且つ前方ローラの支軸は前記垂直面よりも前方に位置するような構成とする。これにより、ドッグを設けたサイドリンクに作用する偶力のサイドリンク前端の力が、前方側センターリンクを保持する複輪パワートロリの後方ローラの支軸内または前後ローラそれぞれの支軸の間に作用する関係となり、複輪パワートロリを前後に傾ける作用力が発生せず、前側センターリンクを安定的に水平に保つことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。図1は、本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアの実施例の面を、フリートロリ部分を省略して示す図である。そして、図2は図1の装置を前方からから見た状態の拡大図、図3は図1における1組のローラを有するパワートロリ部分の拡大図、図4は図3のパワートロリ部分を前方から見た状態の正面図をそれぞれ示している。図5は上記パワーアンドフリートロリコンベアの使用状態を下り傾斜時の作用状態で示す全体図、図6は図5の装置を前方から見た状態の正面図をそれぞれ示している。
【0011】
図において、本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベア1は、左右に平行の溝9,9を有するレール8と、レール8の溝9,9に沿って走行可能に支持され且つそれぞれ左右1対のローラ13,13を上部の前後に各1組備えた複輪パワートロリ10と、レール8の溝9,9に沿って走行可能に支持され且つ左右1対のローラ18,18を上部中央に1組備えた単輪パワートロリ15と、それぞれの前後端に垂直に貫通する連結ピン穴5,5を有するセンターリンク3および上下1対のリンク部材からなるサイドリンク4を交互に連結ピン6で連結して構成され、前記複輪パワートロリ10および単輪パワートロリ15それぞれのブラケット11,16の下端に保持された牽引用チェーン2と、チェーン2の適宜のサイドリンク4aの下側リンク片に対し限定的に上下揺動可能に基端部を支持されたドッグ7と、チェーン2の下方にレール8と平行に架設されたフリートロリ支持レール21と、該フリートロリ支持レール21に沿って走行可能に支持され且つ上部にはドッグ7先端に設けられたフック部7aに係合可能な爪24を備えたフリートロリ20とを有して構成される。
【0012】
ドッグ7が設けられたサイドリンク4aの前端に連結した前方側センターリンク3aは、複輪パワートロリ10のブラケット11の下端に対し相対的上下揺動を規制するように保持するとともに、サイドリンク4aの後端に連結したセンターリンク3bは単輪パワートロリ15のブラケット16下端に対し相対的上下揺動を規制するように保持する。また、単輪パワートロリ15は、上記のように複輪パワートロリ10に隣接して配置するほか、複輪パワートロリの間に適宜の間隔で配置してチェーン2が弛まないように支持する。
【0013】
上記のパワーアンドフリートロリコンベア1は、例えば自動車の製造ラインに設置して自動車の車体などの搬送物を搬送する用途に用いられ、レール8とフリートロリ支持レール21とその間のチェーン2とは、図示は省略するが、自動車の製造ラインの各作業工程に応じて左右にカーブしたり或いは上り坂や下り坂も含まれる場合がある。
【0014】
つぎに上記構成からなるパワーアンドフリートロリコンベア1の更に詳細な構造を以下に説明する。レール8は、通常I型鋼を用いると都合がよい。このI型鋼の垂直のセンターウエブとその上下端の水平のフェースプレートにより左右に形成される平行の1対の溝9,9に対し複輪パワートロリ10および単輪パワートロリ15それぞれのローラ8,8が左右外側から嵌り込んでフェースプレートの対向面に接して転動し、ローラ8の直径は、溝9に対し上下方向に僅かな隙間を有するように設定されている。レール8は上記の例に限らず、H型鋼を用いたり、1対の溝型鋼を貼り合わせたり、或いは溶接構造などで形成してもよい。または、複輪パワートロリと単輪パワートロリの左右のローラを互いに外向けに設けた場合、レール8は溝9,9が互いに内向きに対向する形態にする。
【0015】
つぎに、チェーン2の構造を説明する。センターリンク3は、両端に垂直に貫通形成された連結ピン穴5,5と、連結ピン穴5,5の間に垂直に貫通形成され且つ左右内面が平行に対向する前後に長い長穴とを有する。一方、サイドリンク4は、両端に垂直に貫通形成された連結ピン穴5,5を有する上下1対のリンク片からなる。チェーン2は、このセンターリンク3の端部にサイドリンク4のリンク片の端部を上下に重ね、互いの連結ピン穴5,5,5に連結ピン6を装着して連結し、同様にしてセンターリンク3とサイドリンク4とを交互に順次連結して形成する。連結ピン穴5と連結ピン6とは僅かな隙間を介して嵌合し、センターリンク3とサイドリンク4とは左右方向には互いに自由に曲折可能であるが、嵌合部の隙間を少なくしているので互いの上下方向の曲折は僅かな角度域に規制されている。サイドリンク4の下側リンク片は、上側リンク片と同形状であるが、ドッグ7を取り付ける下側リンク片には下方に向け垂直に突出するドッグ取付部を有し、このドッグ取付部にはチェーン2の長手方向と直交方向に貫通孔が形成されている。この貫通孔にドッグ7の基端に形成した水平貫通孔を一致させピン7bまたはボルトで連結してドッグ7の先端が限定的に上下揺動可能に支持する。
【0016】
つぎに、複輪パワートロリ10の構造を説明する。複輪パワートロリ10は、側面から見た状態で倒立した台形をなし且つ前後から見た状態で上方側がそれぞれ互いの外側に曲折して広げられた対向面を有する左右1対のブラケット11,11と、このブラケット11,11の左右に開いた上方対向面の前後端部にそれぞれ個別の支軸14で回転可能に支持した4個のローラ13と、上部の左右側面を左右からブラケット11,11の下方端部で挟持されて2本のピンを装着し且つ溶接してブラケット11に一体支持したリンク保持部材12と、そのリンク保持部材12の下端にボルト12cで下方から取り付ける水平の支持板12aとで構成される。リンク保持部材12に支持板12aを取り付けた状態でリンク保持部材12を前後から見ると、支持板12aの上部の左右側面に前後端間の全幅に亘る凹部12b,12bが形成されている。この凹部12b,12bは、前述のセンターリンク3aの長穴部の左右縁部が保持される寸法に形成されている。つまり、ブラケット11の下端部に一体的に取り付けたリンク支持部材12の下端部に、センターリンク3aの中央の長穴部を下方から装着し、支持板12aをリンク支持部材12の下端にボルト12cで水平に取り付けると、センターリンク3は上下揺動が規制されるように保持される。
【0017】
なお、この実施例の図では、複輪パワートロリ10のローラ13,13の支軸14,14は、複輪パワートロリ10のブラケット11の下端に保持したセンターリンク3aの前後の連結ピン6,6を上方に延長した延長上のピン6の直径領域に中心が位置するかまたはその領域よりも若干内方に位置するように設定している。本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアの複輪パワートロリにおいては、複輪パワートロリの前後ローラ13,13の位置は、この図に示す状態とは異なり、後方ローラ13の支軸14を複輪パワートロリ10に保持したセンターリンク3aの後端連結ピン6の中心を通り複輪パワートロリ10のレール8の水平下面と直交する垂直面上またはそれよりも後方に位置させ、且つ前方ローラ13の支軸14を前記垂直面よりも前方に位置させると、更に一層安定性が向上して好ましい。
【0018】
つぎに、単輪パワートロリ15の構造を説明する。単輪パワートロリ15は、側面から見た状態で縦長の台形をなし且つ前後から見た状態では上方側がそれぞれ互いの外側に曲折して広げられた対向面を有し且つ下端側には前後端間の全域に亘る水平の溝状凹部17b有する左右1対のブラケット16,16と、このブラケット16,16の左右に開いた上方対向面の上端部にそれぞれ個別の支軸19、19で回転可能に支持した2個のローラ18、18と、側面を左右からブラケット16,16の下方端部で挟持され且つ凹部17b近傍の上下で2本のボルト17a,17aで一体的に固定されるスペーサ17とで構成される。左右の凹部17b,17bは、前述のセンターリンク3bの長穴部の左右縁部が保持される寸法に形成されている。つまり、ブラケット16の下端側の凹部17bにセンターリンク3bの中央の長穴部を下方から装着し、ブラケット16,16の間に下方からスペーサ17を挿入してボルト17aで固定すると凹部17b,17bが左右に広がりセンターリンク3bは上下揺動が規制されるように保持される。
【0019】
自動車の組み立て作業工程の状況に応じ、レール8には水平方向にカーブを設ける場合があり、上記複輪パワートロリ10と単輪パワートロリ15はそのカーブに沿って走行できるよう、複輪パワートロリ10の左右のローラ13,13の間隔が単輪パワートロリ15の左右のローラ18,18の間隔よりも広くなるように設定する。また、レール8およびフリートロリ支持レール21には上下方向の緩やかな傾斜を設ける場合があり、その傾斜に沿ってフリートロリ20を牽引できるように、チェーン2のセンターリンク3,3a,3bとサイドリンク4,4aそれぞれの連結ピン穴5と連結ピン6とは、レール8の傾斜の起点と終点またはその中間部の曲率に相当する僅かな傾きが可能な程度の隙間を介して嵌合するように設定する。
【0020】
つぎに、フリートロリ20について説明する。フリートロリ20は、フレーム22と、フレーム22の上端前後部の左右にそれぞれ回転可能に軸支持された4個の車輪23と、フレームの上端から上方に突設された爪24と、以下符号は付けていないが、フレーム22の前後に設けた衝突時の緩衝受け部と、フレーム22の中央部に設けた搬送物懸架用枠体の支持部材と、逆進防止手段などを有して構成される。フリートロリ20は、前後左右の4個の車輪23を、1対の溝型鋼の溝部を互いに内側に向けて左右に対向配置したフリートロリ支持レール21、21の前記溝部に嵌め込んで、このレール21,21に沿って走行可能に支持されている。上記の爪24は、後方に向けたフック状の前方爪24aと、前方爪24aから後方に離隔して前方爪24aに対向する後方爪24bとを有してなる。そして、チェーン2のサイドリンク4aの下側リンク片に対し限定的に上下揺動可能に取り付けられ且つ前後の爪24a,24bの間にドッグ7の先端部が進退可能にそれぞれの部材同士の相対的関係を設定している。
【0021】
ドッグ7は、チェーン2の適宜のサイドリンク4aの下側リンク部材に対し、チェーン2と直交する水平のピン7bにより先端を斜め後方に向け且つ限定的に上下揺動可能に基端側を支持するとともに、ドッグ7の先端には、前方にフリートロリ20の爪24の前方爪24aに係合してフリートロリ20を前方へ牽引するフック部7aを有し、且つ後方に前記爪24の後方爪24bに当接してフリートロリ20の前方への自由な移動を規制する当接部を有している。ドッグ7の基端部には、支持ピンの後方にチェーン2の進行方向に向けて延出する延出部を有し、該延出部上面がサイドリンク4aの下側リンク片の下面に当接する平坦面となり、これによりドッグ7は上方に自由に揺動し且つ下方揺動は限定的範囲規制される。
【0022】
レール8またはフリートロリ支持レール21のいずれかには、ドッグ7を上下に揺動制御するためのカム機構(図示しない)が設けられ、ドッグ7が通過する際にこのカム機構の作動によりドッグ7が上方に跳ね上げられてフリートロリ20の爪24との係合を回避して通過させたり、係合を切り離したり、或いは、係合させてフリートロリ20を前方に押送させたりすることができるようにしてある。
【0023】
つぎに上記構成からなるパワーアンドフリートロリコンベア1の、牽引用チェーン2のドッグ7を支持したサイドリンク4aとその前後に連結したセンターリンク3a,3bとの曲折防止機能について説明する。ドッグ7に対し、フリートロリ20の押送と停止および押送中に作用する走行抵抗や慣性力、フリートロリ支持レール21の下り傾斜に伴う前方作用力など、前後いずれかの方向に荷重が作用すると、ドッグを設けたサイドリンク4aには上下に傾斜させようとする偶力が発生する。代表的な荷重を例にすると、水平起動を前方に押送する際や上り傾斜時はサイドリンク4aの前端が下方に押されて下方傾斜し、下り傾斜時はサイドリンク4aの前端が上方に押されて上方傾斜する。
【0024】
上記偶力のうち、サイドリンク4aの前端の力は、サイドリンク4a前端に連結した前方側センターリンク3aを相対的上下傾動を規制するように保持した複輪パワートロリ10の前後ローラ13,13の支軸14,14の間または後方ローラ13の支軸14の領域に向く力となって、複輪パワートロリ10を介しレール8の溝9で支持され、且つレール8の溝9とローラ13、13との上下隙間がごく僅かであるため、前方側センターリンク3aを前後に傾斜させることは殆どない。一方、サイドリンク4a後端の力は、サイドリンク4aの後端に連結した後方側センターリンク3bを保持する単輪パワートロリ15を介しレール8の溝9で支持される。複輪パワートロリ10は、前後2組のローラ13,13がレールの溝に支持され、センターリンク3aを上下方向に傾かせようとする力が作用しても前後のローラ13,13がこの傾きに対抗する作用をする。単輪パワートロリ15は、複輪パワートロリ10と同様にセンターリンク3bを相対的上下方向の傾斜を規制する様に保持し且つそのローラ18はレール8の溝9で僅かな隙間を介して支持されているので、ほぼ垂直の荷重に対しては上下方向の荷重を安定姿勢で支持しセンターリンク3aはほぼ水平に保たれる。またサイドリンク4aは、前後のセンターリンク3a,3bとの連結部における連結ピン穴5と連結ピン6との嵌合隙間が少ないため、両部材の相対的な大きな屈曲が規制される。
【0025】
以上の関係から、サイドリンク4aに作用する偶力は、前後のトロリ10,15を介しそれぞれレール8の溝9で支持され、サイドリンク4aはほぼ水平姿勢を保つ。つまり、センターリンク3a,3bとサイドリンク4aとの屈曲現象は殆ど発生せず、屈曲防止対策としてチェーン2の張り力を大きくする必要はない。このことは、以下に記載する実験でも確認された(実験3、実験4参照)。
【0026】
つぎに本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアの作用効果の確認のため、図7,8に示す装置を用いて実験を行ったので、その概要を以下に説明する。実験装置30は、1対の垂直支持部材の間に上下平行の上部レール32と下部レール33とを固定し且つ一方の支持部材の上方に逆L字状アーム34を取り付けた床置き型の架台31に対し、図示のように、フリートロリ牽引用のチェーン36の両端をターンバックルを介して張り渡し、チェーン36の中間のサイドリンク37にドッグ40を取り付け、該サイドリンク37の前後端に連結したセンターリンクのうち、前方側センターリンク38は複輪パワートロリ41で保持し、後方側リンク39は単輪パワートロリ42で保持し、両トロリ41,42のローラ部は上部レール32にそれぞれ移動可能に支持する一方、下部レール33にはフリートロリ43の車輪を移動可能に支持して構成した。なお、フリートロリ43の上部には、ドッグ40の先端が係合可能な前方爪44aと後方爪44bとを有する爪44を上方に向け突設している。そしてチェーン36に負荷を作用させる手段として、架台31のアーム34に吊り下げたチェーンブロック47に荷重計48を吊り下げるとともに、フリートロリ43の本体フレームに一端を係止したワイヤーロープ45の他端を架台31の一方の支持部材に取り付けた滑車46を介して荷重計48に係止し、チェーンブロック47を操作すると、フリートロリ43を引き寄せてフリートロリ43の爪44に係合したドッグ40の先端に対し下部レール33に沿う方向の水平力を作用させる事ができるようにした。ドッグ40対し後方からの押し力を作用させる実験(即ち牽引前進方向と逆方向の負荷で例えば下り坂の時の負荷を作用させる実験)は、図示は省略するが、複輪パワートロリトロリ41、単輪パワートロリ42、チェーン36、ドッグ40、フリートロリ43をすべて図示と逆向きに取り付けて実験を行った。この正負荷の実験は図7,8の左方を前方とし、逆負荷の実験は図7,8の右方を前方とする。この実験装置に取り付けたチェーン36、複輪パワートロリ41、単輪パワートロリ42,41a、上下レール32,33、ドッグ40はすべて前述の実施例の図に示すものと同形態のもので、且つ、実用部材を用いて実験を行った。
【0027】
まず、従来方式の確認実験は図8に示す構成で行い、図7における複輪パワートロリ41を単輪パワートロリ41aに付け替えて実験を行った。
(実験1) ドッグに対し正方向の作用力(つまり上り坂と同じ負荷)約6.2kN(630kgf)から約9.8kN(1000kgf)まで3段階に分けて作用させた場合、単輪パワートロリ42が上方に押されサイドリンク37は後端側が上方に傾斜したが、その前方側と後方側の各センターリンク38,39はともに水平状態を維持し、9.8kN(1000kg)の作用力に対しても極度な曲折は生じなかった。このときのサイドリンク37前端と前方側センターリンク38との相対曲折角度、およびサイドリンク37後端と後方側センターリンク39との相対曲折角度はともに約5°であった。また複輪パワートロリ41aと単輪パワートロリ42はともに傾きがほぼゼロ、つまりほぼ垂直であった。
(実験2) ドッグに対し逆方向の作用力(つまり下り坂と同じ負荷)約1.2N(125kgf)から約9.8kN(1000kgf)まで5段階に分けて作用させた場合、作用力が1.96kN(200kgf)のごく低い段階でサイドリンク37が前端側が上方に押し上げられるように傾斜するとともに、その前方側と後方側の各センターリンク38,39は、ドッグ40を設けたサイドリンク37との連結側がそれぞれ上方に押し上げられて傾斜し、前方側センターリンク38の傾斜がとくに大きく極めて危険な曲折状態を呈した。そして、トロリ41a,42のそれぞれのブラケット部の下端側が互いにサイドリンク37に向け引き寄せ方向に傾斜(即ちトロリ41a、42のローラが互いに前後外側に広がる方向に傾斜)した。この傾斜に伴うサイドリンク37前端と前方側センターリンク38との相対曲折角度は約17°であり、サイドリンク37後端と後方側センターリンク39との相対曲折角度は約0°であった。また複輪パワートロリ41aの傾きは後方へ約11°単輪パワートロリ42の傾きは前方へ約6°であった。
【0028】
つぎに、本発明の方式の確認実験は図7に示す状態で行い、ドッグ40を設けたサイドリンク37の前端に連結する前方側センターリンク38は、前後2組のローラを有する複輪パワートロリ41で保持して実験を行った。
(実験3) ドッグに対し正方向の作用力(つまり上り坂と同じ負荷)をゼロから約9.8kN(1000kgf)まで3段階に分けて作用させた場合、作用力が約7.8kN(800kgf)の段階でサイドリンク37の前端側が僅かに下方傾斜したが、その前方側と後方側の各センターリンク38,39はともに水平状態を維持し、9.8kN(1000kg)の作用力に対しても前記のサイドリンク37の後端が単輪パワートロリ42を上方に押し上げたが、サイドリンク37には僅かな傾斜があるだけで前方側と後方側のセンターリンク38,39はともに水平状態を維持し、リンク連結部での曲折は実用上まったく問題とならない程度に留まった。このときのサイドリンク37前端と前方側センターリンク38との相対曲折角度は、サイドリンク37後端と後方側センターリンク39との相対曲折角度とほぼ等しく約3°であった。また複輪パワートロリ41および単輪パワートロリ42の傾きはともにほぼゼロで垂直を維持した。
(実験4) ドッグに対し逆方向の作用力(つまり下り坂と同じ負荷)約2.95kN(300kgf)から約9.8kN(1000kgf)まで4段階に分けて作用させた場合、負荷が9.8kN(1000kgf)となってもサイドリンク37が前端側が複輪パワートロリ41を押し上げごく僅かに上方に押し上げられるように傾斜しただけで、その前方側と後方側の各センターリンク38,39はともにほぼ水平状態を維持し、リンク連結部での曲折は殆ど無いといえる程度に留まった。またドッグの後ろ側の単輪パワートロリ42には力がまったく作用せず手で押すと容易に動く状態であった。このときのサイドリンク37前端と前方側センターリンク38との相対曲折角度は約3°、サイドリンク37後端と後方側センターリンク39との相対曲折角度はほぼゼロであった。また、複輪パワートロリは下端を後方に約3°傾斜し、単輪パワートロリは下端を前方に約2°傾斜した。
【0029】
以上の実験1〜実験4から、本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアは、フリートロリを正負荷(上り坂)の牽引時は、牽引力が大きくなるとドッグを設けたサイドリンクに僅かな傾きがみられるが、前後に連結する各センターリンクは水平に維持され且つ曲折は実用上問題になるようなものではない。また逆負荷(下り坂)の搬送時は、複輪パワートロリーの前後のローラがレールの溝の上下面に支持されてサイドリンクと前方側センターリンクとを曲折する現象は見られずまたサイドリンク後端側に連結するセンターリンクには上下方向の荷重が殆ど作用しない。従って、本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアは、チェーンには曲折防止用の張り力を作用させる必要はまったく無いといえ、チェーンの磨耗が軽減され効果的に耐久性を向上させることができると言える。
【0030】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1 に係る発明のパワーアンドフリートロリコンベアは、牽引用チェーンのフリートロリ牽引用ドッグを中間よりも前方に設けたサイドリンクの前後端に連結されるそれぞれのセンターリンクのうち、前方側センターリンクには、前後2 組のローラを有する複輪パワートロリを相対的上下傾動を規制するように保持させる一方、後方側センターリンクには1 組のローラを有する単輪パワートロリを相対的上下傾動を規制するように保持させたので、フリートロリを牽引するドッグに対し前後いずれかの方向に荷重が作用すると、ドッグを設けたサイドリンクの該前後端に垂直方向の偶力が発生する。この偶力のうちサイドリンク前端の力は、そのサイドリンク前端に連結した前方側センターリンクを相対的上下傾動が規制されるように保持する複輪パワートロリの前後ローラがレールの溝の上下面に当接して支持し、前方側センターリンクを水平に保つ。一方、該サイドリンク後端側の力は、この後端に連結した後方側センターリンクに伝達され、該後方側センターリンクを相対的上下傾動が規制されるように保持したフートロリを介しレールの溝で支持する。前方側センターリンクが水平に支持され且つリンク同士の連結部の連結ピンとの隙間が少ないなどの作用で、後方側センターリンクを保持する単輪パワートロリはほぼ垂直状態で上下方向の荷重を支持する。従って、ドッグを設けたサイドリンクとその前後のセンターリンクとの連結部での屈曲現象は殆ど発生しない。つまり、従来のパワーアンドフリートロリコンベアのように、屈曲防止対策としてチェーンの張り力を大きくするといった必要はなくなり、チェーンの負荷が軽減されることと、サイドリンクとセンターリンクの連結部における上下方向の屈曲が回避されることなどにより、チェーンの磨耗が低減し早期の損傷も解消され耐久性が向上し、且つ修理維持費が低減するなどの作用効果がある。
【0031】
請求項2に係る発明のパワーアンドフリートロリコンベアは、複輪パワートロリの後方ローラの支軸を、該複輪パワートロリが保持する前方側センターリンクの後端連結ピンの中心を通り前記複輪パワートロリのレールと直交する垂直面上またはそれよりも後方に位置させ、且つ前方ローラの支軸を前記垂直面よりも前方に位置させたので、ドッグを設けたサイドリンクに作用する偶力のサイドリンク前端の力が、前方側センターリンクを保持する複輪パワートロリの後方側ローラの支軸内または前後ローラそれぞれの支軸の間に作用する関係となり、複輪パワートロリを前後に傾ける作用力が発生せず、前側センターリンクを安定的に水平に保つことができ、ドッグを設けたサイドリンクとその前端に連結した前方側センターリンクとの連結部には両部材を上下方向に曲折させる力が作用しなくなり、サイドリンクをより安定的に水平支持できるといった作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアの実施例を、フリートロリ部分を省略して示す図である。
【図2】図1の装置を前方からから見た状態で拡大して示す図である。
【図3】図1における1組のローラを有する単輪パワートロリ部分を拡大して示す図である。
【図4】図3の単輪パワートロリ部分を前方から見た状態で示す図である。
【図5】本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアの使用状態を下り傾斜時の作用状態で示す全体図である。
【図6】図5の装置を前方から見た状態で示す図である。
【図7】実験に用いた装置の説明図で、本発明に係るパワーアンドフリートロリコンベアの作用実験を行った際の状態を示している。
【図8】図7の実験装置を用いて、従来方式のパワーアンドフリートロリコンベアの作用実験を行った際の状態を示している。
【図9】従来のパワーアンドフリートロリコンベアを示す参考図である。
【符号の説明】
1 パワーアンドフリートロリコンベア
2 チェーン
3 センターリンク
3a 前方側センターリンク(センターリンク)
3b 後方側センターリンク(センターリンク)
4,4a サイドリンク
5 連結ピン穴
6 連結ピン
7 ドッグ
7a フック部
7b ピン
8 レール
9 溝
10 複輪パワートロリ
11 ブラケット
12 リンク保持部材
12a 支持板
12b 凹部
12c ボルト
13 ローラ
14 支軸
15 単輪パワートロリ
16 ブラケット
17 スペーサ
17a ボルト
17b 凹部
18 ローラ
19 支軸
20 フリートロリ
21 フリートロリ支持レール
22 フレーム
23 車輪
24 爪
24a 前方爪
24b 後方爪
30 実験装置
31 架台
32 上部レール
33 下部レール
34 アーム
36 チェーン
37 サイドリンク
38 前方側センターリンク
39 後方側センターリンク
40 ドッグ
41 複輪パワートロリ
41a,42 単輪パワートロリ
43 フリートロリ
44 爪
44a 前方爪
44b 後方爪
45 ワイヤロープ
46 滑車
47 チェーンブロック
48 荷重計
50 従来のパワーアンドフリートロリコンベア
51 上部レール
52,53 単輪パワートロリ
54 チェーン
54a センターリンク
54b サイドリンク
55 レール
56 フリートロリ
57 ドッグ
58 爪
59 連結部

Claims (2)

  1. それぞれの前後端に垂直に貫通する連結ピン穴を有するセンターリンクと上下1対のリンク部材からなるサイドリンクとを交互に連結ピンで連結して構成された牽引用チェーンの上方に、左右両側に長手方向に平行溝を有するレールを配置するとともに、該チェーンの下方に該チェーンで牽引されるフリートロリを配置する一方、前記チェーンの適宜のサイドリンクの中間よりも前方に前記フリートロリ牽引用のドッグを設け、該ドッグを設けたサイドリンクの前後端に連結したそれぞれのセンターリンクのうち、前方側センターリンクは、前記レールの左右の溝にそれぞれ支持された前後2組のローラを有するパワートロリの下端部に相対的上下傾動を規制するように保持する一方、後方側センターリンクは、前記レールの左右の溝にそれぞれ支持された少なくとも1組のローラを有するパワートロリの下端部に相対的上下傾動を規制するように保持してなるパワーアンドフリートロリコンベア。
  2. 前後2組のローラを有するパワートロリの後方ローラの支軸は、該パワートロリに保持したセンターリンクの後端連結ピンの中心を通り前記パワートロリのレールと直交する垂直面上またはそれよりも後方に位置し、且つ前方ローラの支軸は前記垂直面よりも前方に位置するように構成してなる請求項1記載のパワーアンドフリートロリコンベア。
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