JP4317909B2 - Game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは、図柄の変動表示時間の短縮(以下、時短と略す)制御及び特定入球装置の入球口の拡大時間の延長制御を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
大当たり終了後に短期間に次の大当たりを発生させる技術として、特別図柄のうち、ある特定の図柄で大当たりするなど、必要な条件を満足することにより、大当たり終了後、次の大当たりまで、普通図柄の変動から停止までの時間を短縮する時短制御を行うとともに、普通電動役物の開放時間の延長制御も同時に行っている。この普通電動役物は入口が拡大しなくても遊技球が入る構成の物が多い。通常遊技中は、普通電動役物に遊技球が入賞することによって大当り決定乱数を抽出して、通常は、特別図柄が変動時間15秒〜90秒程度(平均変動時間が30秒程度)変動し停止する。また、始動ゲートに遊技球が通過すると普通図柄表示装置に平均変動時間15秒程度、普通図柄を変動表示させ、例えば小当たりのときは7の停止図柄を表示し、普通電動役物を開放し、これの開放中には遊技球が1個程度入るようになっている。普通図柄及び特別図柄の保留記憶はともに4個であり、大当り決定乱数で大当り乱数を抽出したときは、特別図柄表示装置に777等の大当り図柄を表示装置に表示し、大当り遊技が行われる。通常遊技では、特別図柄の変動時間が長く、普通電動役物が開放しても、保留ランプが4個点灯していれば、次の賞球が入って来ても、大当り乱数の抽選に関しては入賞が無効となる。
しかし、この大当り遊技が終了した後には時短機能が稼動し、普通図柄の平均変動時間を例えば0.5〜6秒に短縮する。そして普通図柄に7が揃った時の普通電動役物の開放時間も通常時は例えば、0・5秒程度であるのを、例えば2秒〜3秒等、延長する。特別図柄と普通図柄の変動時間が短かく、普通電動役物が頻繁に開放し且つ開放時間が長いので、図柄の変動停止の表示を次々に消化していくので、普通電動役物に球が入賞するときに保留分が既に消化されており、保留記憶が無効となることが少なく、図柄の変動停止のサイクルが短くなる。そのため、単位時間当たりの特別図柄を変動させる、乱数の抽選回数が多くなり、遊技球を減少させることなく、早期に次の大当り遊技を得られる。このような時短を行う機種として、大当りとなる特別図柄の全図柄で時短に突入するもの、特定の図柄で時短に突入するものなどが知られている。開示先行技術として以下の特許文献1、2が知られている。
【特許文献1】
特開平11−33178号
段落0072等に、確変図柄の場合、特別図柄表示装置の図柄の変動時間を短縮するとともに普通図柄表示装置の変動時間を短縮する旨の記載がある。
【特許文献2】
特開2000−14887号
段落0042等に大当たり後に大当たりの種類によって所定数の時短制御が付加されることもある。すなわち、特別図柄は変動時間の短縮がなされ、普通図柄表示装置60に表示される普通図柄も変動時間の短縮がなされ、さらに普通図柄が当たりの場合、始動入球口7の開放時間が例えば4秒延長される。時短回数は、一般的な種々の技術に従って設定することが可能であり、例えば時短回数を一定としたり、或は、条件に応じて変化させたりするとの記載がある。
【0003】
ところで、従来、パチンコ機等の弾球球技機において、いわゆる第3種電動役物付遊技機と呼ばれる機種が知られており、これは、遊技球が始動ゲートを通過すると図柄表示装置の図柄が変動し、その後の停止図柄が、予め定められた確率により所定図柄の組み合わせ(3桁同一の大当り図柄)が表示されるとき、特定入球装置を所定時間(例えば5〜6秒間)を経過するか又は所定個数(通常、4、5個)の遊技球が入賞するまで開放状態に作動させ、この特定入球装置の開状態中には複数の遊技球が入賞するが、そのうちの1つの遊技球が通称Vゾーンと呼ばれる特定領域に入賞すれば、大当り遊技(大当り権利)が発生する。そして、大当り遊技の発生中に盤面の右側に設けた回転する第3種始動口に遊技球が入賞すれば、普段は開放しない大入賞口が所定時間(例えば6秒間)又は所定個数入賞するまで開放され、第3種始動口に所定個数(例えば16個)入ったら、権利が終了するものである。
アレンジボール遊技機も基本的に権利発生の仕方としては前記した第3種遊技機と同様であり、所定図柄の組み合わせが特定図柄の組み合わせの場合には、特定入球装置が開放し、特定入球装置内の特定領域に遊技球が入ったら大当り遊技が発生する。アレンジボール遊技機の場合、14ゲームが大当り期間として有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、第3種遊技機やアレンジボール遊技機において、特定入球装置の特定領域を遊技球が通過するのか、しないのかによって遊技者に有利なゲームの発生を決定している遊技内容の場合には、従来の第1種に搭載されている図柄の変動停止の基本となる普通電動役物の動作とは、実質的になじまないものであって、第3種遊技機やアレンジボール遊技機への適用が困難である。即ち、第3種遊技機の場合は始動口に遊技球が入れば普通図柄が変動し、乱数を抽選し所定値であれば特定入賞装置の入口が開き、1個の遊技球が特定領域(俗称Vゾーン)へ誘導されると大当りになるのであって、普通電動役物が特定入球装置の入口を開かせるという第1種パチンコ機には無い特有の構造を有するものであるから、かりに第1種の時短機能というものを無理やり搭載するとしても、時短制御が特定入球装置の特定領域への遊技球の通過の決定過程に対して有効に機能しないおそれがある。第1種パチンコ機の時短機能は、始動ゲートに遊技球が入賞すると、普通電動役物を開放し遊技球が入れば特別図柄の抽選が行われて大当りの決定が行われ、開放延長機能を設けることによって抽選回数が多くなるのであり、そもそも、抽選の起因となるメカニズムが異なるのである。従って、従来の時短制御ではバリエーションに乏しく遊技内容が画一的であるという課題、さらに時短の終了のタイミングが遊技者に判定し難いという課題が考えられた。
【0005】
そこで、本発明の遊技機は、第3種遊技機やアレンジボール遊技機においても時短制御機能を搭載できるようにし、バリエーョンの豊富な制御を与え、時短の終了のタイミングを遊技者に判定し易くして、遊技の趣向を高めることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】
本発明者は、電動役物作動回数又は判定図柄作動回数の一方が所定回数に達すれば時短を終了させる遊技機において、電動役物作動回数及び判定図柄作動回数のカウント値及び設定値を表示し、いずれか一方が設定値に近くなれば遊技者に注意を促し、一方が設定値に達することにより両方を零クリアすることに着想し本願発明に至った。即ち、前記課題を解決するために為された請求項1に記載の遊技機は、遊技盤面上の入球口又は通過口に遊技球が入球することに起因して特定入球装置の入球幅を所定時間拡大し、該特定入球装置内の特定領域を遊技球が通過することに起因して遊技者に有利なゲームを生起せしめる遊技機において、前記特定入球装置に入球する遊技球を一時停留し、遊技球が入球することに起因して抽出される乱数値が所定値であれば前記特定領域に遊技球を誘導し、所定値でなければ前記特定領域外に誘導する誘導判定手段と、該誘導判定手段による判定結果を判定図柄により表示する誘導判定表示手段と、前記特定入球装置の拡大時間を前記所定時間より増大せしめる拡大時間延長手段と、前記誘導判定表示手段による変動表示時間を短縮する変動時間短縮手段と、を備えて前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段を作動させ、更に、前記拡大時間延長手段が作動したときの前記特定入球装置の拡大作動回数を予め定められた最大拡大回数と共に表示し、前記変動時間短縮手段が作動したときの前記誘導判定表示手段による判定図柄の短縮変動回数を予め定められた最大変動回数と共に表示する回数表示手段と、該回数表示手段により表示される前記拡大作動回数又は前記短縮変動回数のいずれか一方が早く前記最大拡大回数又は前記最大変動回数に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数及び短縮変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去する停止クリア手段と、を備えたことを特徴とする遊技機である。
【0007】
請求項1記載の遊技機によれば、特定入球装置内の特定領域を遊技球が通過することに起因して大当たり遊技を発生させる遊技機において、前記拡大時間延長手段又は前記変動時間短縮手段を作動させることで、特定入球装置の拡大時間を延長して多数の入球を促進させるとともに、特定入球装置に入球した遊技球が特定領域又は非特定領域へ誘導されるか否かを決定する判定図柄の時間が短縮でき(通常時は例えば30秒だったのを、例えば5秒にする等)、長期間の遊技球の特定入球装置内での滞留を防止し、大当り遊技を早期に決定できることで、従来困難であった時短制御機能を搭載することができるのである。また、最大拡大回数、短縮変動回数のいずれかの回数が設定された最大値に至れば拡大時間延長手段及び変動時間短縮手段の作動を停止させるので、大当たり遊技終了後の付加遊技価値が徒に高くなることを抑え遊技機の健全性を損なうことなく、遊技の面白さを高めることができる。また、各々の作動回数を最大値と共にインクリメント表示し、又は最大値からデクリメント表示すれば、遊技者には終了タイミングが明確に理解でき遊技の健全性を一層高めることができる。
【0008】
この遊技機は、実質的に、通常ゲームと、遊技者に有利なゲーム(大当り遊技状態ともいう)と、この有利なゲーム終了後に行う時短制御と拡大時間延長制御による時短遊技の3つの遊技状態から構成されることになる。通常ゲームにおいて、遊技盤面上の入球口又は通過口に遊技球が入球することにより可変表示する判定図柄の特定の表示態様に基づき、入球した遊技球が特定領域へ誘導されて遊技者に有利なゲームとなり、遊技者は有利な状態が得られる。そして、遊技者に有利なゲーム終了後は、拡大時間延長手段による前記特定入球装置の拡大時間を前記所定時間より増大させ、変動時間短縮手段により前記誘導判定表示手段による判定図柄の変動表示時間を短縮する。これにより、この誘導結果が短時間に確定するので、遊技者に対して高い遊技興趣を付与することが可能となり得る。
【0009】
ここでいう特定入球装置は、内部に特定領域と非特定領域とを有する。特定入球装置への入球により賞球が払い出される構成でも良く、アレンジボール遊技機のように入賞図柄の点灯があるものの直接的には賞球の払い出しのない構成でも良い。また、非特定領域を遊技球が通過しても大当り遊技は実行されない。但し、大当り遊技ほど遊技者に有利でない何等かの遊技価値を付与する構成としても何等問題ない。
特定入球装置は、その入口の巾が拡大又は開放しない場合でも入球する構造、拡大又は開放しない場合には入球しない構造(通常では閉鎖状態である)、いずれも含む。さらに、特定入球装置は、通過ゲートへの通過又は入球口への入球に起因して乱数を抽選して、図柄を変動表示させ、特定入球装置の入口を拡大するものが好ましい。
なお、特定入球装置は、遊技の健全化のため、入賞球が特定領域に誘導される確率は所定確率以下(1/3以下)を満足する構成を備えたものが好ましい。
【0010】
誘導判定手段は、前記特定入球装置に入球する遊技球を一時停留する停留装置を有し、入球するタイミング等の所定タイミングに起因して抽出される乱数値が所定値であれば前記特定領域に遊技球を誘導し、所定値でなければ前記特定入球装置の非特定領域に誘導する誘導装置を備えたものであればよい。
例えば、停留装置は、遊技球を一時的に保持可能な遊技球保持部を備え、この遊技球保持部は、単数、複数のいずれも含む。回転駆動装置の回転駆動により、遊技球を前記特定領域に誘導可能な1個の保持部を備え、この保持部が左右に揺動する等により、遊技球を特定領域又は非特定領域へ誘導することができる。遊技球を前記特定領域に誘導可能な第1保持部と、非特定領域に誘導可能な第2保持部とを備え、遊技球が第1保持部又は第2保持部のいずれに保持されるかによって、遊技者に有利なゲームが発生するか否かを決定するものでもよい。なお、誘導判定手段は遊技中において常に回転しているものでもよいし、少なくとも誘導判定手段への遊技球の入球の際に回転しているものでもよい。また、誘導判定手段は、誘導判定表示手段に確定表示される図柄の種類又は組合せにより、その誘導の態様が異なるものにできる。具体的には、上記回転の態様を異ならせることができ、例えば、回転速度を異ならせたり、回転方向を右回り又は左回りのいずれかに変化させたりすることができる。
また、入球した遊技球を検出する特定検出装置を備え、特定検出装置の検出に応答して、遊技球の誘導を行うことが好ましい。
【0011】
誘導判定表示手段は、1ないし複数の判定図柄を可変表示するものであり、具体的には判定図柄を可変表示する図柄可変表示装置である。また、特定入球装置の内部領域か外部領域のいずれに設けても構わない。
【0012】
拡大時間延長手段の拡大時間延長動作は、1回の作動により拡大時間を延長する動作(例えば0.5秒から2.5秒)、1回の作動時間は同じであるが、複数回拡大する動作(例えば0.5秒の拡大動作1回から0.5秒の拡大動作3回)のいずれの場合も含む。実質的に拡大時間を延長すればよいという趣旨である。
【0013】
変動時間短縮手段の短縮動作は、判定図柄の変動開始から停止までの時間を短縮するものであり、単位時間当りの変動停止表示回数の頻度を増大させることができる。
【0014】
判定図柄のほかに、特定入賞装置の拡大の起因となる報知図柄を有することが好ましい。各制御において、処理の途中で大当り図柄が表示されると処理は終了することが好ましい。拡大延長制御と時短制御を含む制御において、拡大延長制御と時短制御は終期が同一であることが好ましい。終期の判定には、拡大延長による拡大動作と、時短による判定図柄の変動表示回数を基準とすることが好ましい。ここでいう拡大時間、所定時間、変動表示時間は、瞬時値ではなく、平均値が好ましい。
【0015】
請求項2によれば、請求項1に記載の遊技機において、前記特定入球装置を拡大する場合には拡大報知図柄により報知する拡大報知手段を備え、前記回数表示手段が、前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大報知手段による拡大報知図柄の変動回数である報知変動回数を予め定められた報知最大回数と共に表示し、前記停止クリア手段が、前記回数表示手段により表示される前記拡大作動回数、前記短縮変動回数又は前記報知変動回数のいずれかが早く前記最大拡大回数、前記最大変動回数又は報知最大回数に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数、短縮変動回数及び報知変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去することを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項2により、請求項1と同様の効果を生じる。
【0016】
請求項3によれば、請求項1乃至請求項2に記載の遊技機において、前記回数表示手段により表示されるいずれか1つの表示回数が各々に対応する最大値に近くなれば遊技者に警告する警告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項3によれば、最大値に近くなれば警告されるので、遊技者には終了タイミングが近くなったことが明確に認識され、大当たり遊技終了後の付加遊技価値を有効または大事に使用しようとする意識を遊技者に与えることができる。これにより、突然に終了してしまったとの不快感を是正することができる。
【0017】
請求項4によれば、遊技盤面上の入球口又は通過口に遊技球が入球することに起因して特定入球装置の入球幅を所定時間拡大し、該特定入球装置内の特定領域を遊技球が通過することに起因して遊技者に有利なゲームを生起せしめる遊技機において、前記特定入球装置に入球する遊技球を一時停留し、入球するタイミングに起因して抽出される乱数値が所定値であれば前記特定領域に遊技球を誘導し、所定値でなければ前記特定領域外に誘導する誘導判定手段と、該誘導判定手段による判定結果を判定図柄により表示する誘導判定表示手段と、前記特定入球装置の拡大時間を前記所定時間より増大せしめる拡大時間延長手段と、前記誘導判定表示手段による変動表示時間を短縮する変動時間短縮手段と、を備えて前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段を作動させ、更に、前記拡大時間延長手段が作動したときの前記特定入球装置の拡大作動回数を予め定められた最大拡大回数からデクリメント表示し、前記変動時間短縮手段が作動したときの前記誘導判定表示手段による判定図柄の短縮変動回数を予め定められた最大変動回数からデクリメント表示する回数表示手段と、該回数表示手段によりデクリメント表示される前記拡大作動回数又は前記短縮変動回数のいずれか一方が早く零に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数及び短縮変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去する停止クリア手段と、を備えたことを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項4は、請求項1、2と同様の効果を生じる。
【0018】
請求項5によれば、請求項4に記載の遊技機において、前記特定入球装置を拡大する場合には拡大報知図柄により報知する拡大報知手段を備え、前記回数表示手段が、前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大報知手段による拡大報知図柄の変動回数である報知変動回数を予め定められた報知最大回数からデクリメント表示し、前記停止クリア手段が、前記回数表示手段により表示される前記拡大作動回数、前記短縮変動回数又は前記報知変動回数のいずれかが早く零に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数、短縮変動回数及び報知変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去することを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項5は、請求項4と同様の効果を奏する。
特定入球装置が拡大するとき、乱数を抽選してもよいし、遊技球が特定入球装置に入球すれば直接、入口を開放するものでもよい。いずれの場合でも、拡大することを図柄の組合わせにより報知するのである。
ここで拡大報知図柄とは、特定入球装置の開放の有無を報知する図柄である。例えば、拡大報知図柄は、遊技盤面上の入球口又は通過口に遊技球が入球することに起因して変動停止を行い、特定の図柄で停止表示することで特定入球装置が拡大することを遊技者に報知するものである。
【0019】
請求項6によれば、請求項4乃至請求項5に記載の遊技機において、前記回数表示手段により表示されるいずれか1つの表示回数が零に近くなれば遊技者に警告する警告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項6によれば、表示回数が零に近くなれば警告されるので、遊技者には終了タイミングが近くなったことが明確に認識され、大当たり遊技終了後の付加遊技価値を有効または大事に使用しようとする意識を遊技者に与えることができる。これにより、突然に終了してしまったとの不快感を是正することができる。
【0020】
請求項7によれば、遊技盤面上の入球口又は通過口に遊技球が入球することに起因して特定入球装置の入球幅を所定時間拡大し、該特定入球装置内の特定領域を遊技球が通過することに起因して遊技者に有利なゲームを生起せしめる遊技機において、前記特定入球装置に入球する遊技球を一時停留し、入球するタイミングに起因して抽出される乱数値が所定値であれば前記特定領域に遊技球を誘導し、所定値でなければ前記特定領域外に誘導する誘導判定手段と、該誘導判定手段による判定結果を判定図柄により表示する誘導判定表示手段と、前記特定入球装置の拡大時間を前記所定時間より増大せしめる拡大時間延長手段と、前記誘導判定表示手段による変動表示時間を短縮する変動時間短縮手段と、を備えて前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段を作動させ、更に、前記拡大時間延長手段を作動させる拡大作動回数及び前記変動時間短縮手段を作動させる最大変動回数を予め設定する最大作動回数設定手段と、該最大作動回数設定手段により設定された各々の回数が共に最大回数に至ったときに前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させる作動停止手段と、を備えたことを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項7によれば、各々の作動回数が最大値に至らなければ大当たり遊技終了後の付加遊技価値が停止しないので、いずれかが最大値に至った場合でも短期に大当たりを発生させる効果を持続させることができる。この結果、遊技者には大当たり遊技に対する期待感を持続させることができる。
【0021】
請求項8によれば、請求項7に記載の遊技機において、前記特定入球装置を拡大する場合には拡大報知図柄により報知する拡大報知手段を備え、前記最大作動回数設定手段が、前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大報知手段による拡大報知図柄の変動回数である報知変動回数の最大報知回数を設定し、前記作動停止手段が、前記拡大作動回数、前記短縮変動作動回数及び前記報知変動回数が共に最大回数に至ったときに前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させることを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項8は請求項7と同様の効果を生じる。
【0022】
請求項9によれば、請求項7乃至請求項8に記載の遊技機において、各々の最大回数を消化したときに警告報知する警告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機が好ましい。
請求項9によれば、いずれかの回数が最大値又は零に至れば(最大回数を消化すれば)警告されるので請求項3又は請求項6と同様の効果が発揮される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得る。
【0024】
図1に示すように、実施形態のパチンコ機10は、大きくは長方形の外枠11と前面枠12とからなり、外枠11の左隣に公知のプリペイドカードユニット13が設けられている。前面枠12は、左端上下のヒンジ14により外枠11に対し回動可能に取り付けられている。前面枠12の下方には上皿15が設けられ、この上皿15の前面に貸出釦16、精算釦17及び残高報知部18が設けられている。プリペイドカードユニット13のカード口19にプリペイドカードを挿入すると、記憶された残高が残高報知部18に報知され、貸出釦16を押下すると遊技球の貸出しが実行され上皿15の払い出し口より遊技球が排出される。前面枠12には、窓状の金枠20が前面枠12に対して開放可能に取り付けられている。この金枠20には板ガラス21が二重に嵌め込まれている。板ガラス21の奥には遊技盤22が収納されている。上皿15の前面枠12下部には、下皿23が設けられ、下皿23の右側には発射ハンドル24が取り付けられている。この発射ハンドル24の外周には、図示しない回動リングが擁され、これを時計方向に回動すれば遊技球を遊技盤22上に発射することができる。上皿15と下皿23とは連結されていて、上皿15が遊技球で満杯状態になれば下皿23に遊技球を誘導するよう構成されている。
【0025】
図2はパチンコ機10の裏面図であり、遊技盤22を脱着可能に取り付ける機構盤26が前述した外枠11に収納されている。この機構盤26には、上方から、球タンク27、誘導樋28及び払出し装置29が設けられている。この構成により、遊技盤22上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク27から誘導樋28を介して所定個数の遊技球を払出し装置29により前述した上皿15に排出することができる。
【0026】
また、機構盤26には主制御基板30及び賞球制御基板31が脱着可能に、前面枠12左下部には発射制御基板32と発射モータ33が、主制御基板30の上部に外部接続端子基板34が、各々取り付けられている。尚、機構盤26を中心とした遊技球の払い出し等に関する構造は従来の構成と同様なのでその詳細な説明は割愛する。
【0027】
前述した発射ハンドル24を回動すれば、発射制御基板32により駆動される発射モータ33(図2参照)が駆動されて上皿15上の遊技球がガイドレールに沿って遊技盤22上に発射される。発射された遊技球が各入賞口に入賞すれば遊技球は盤面裏面にセーフ球として取り込まれ、入賞しなければアウト口41を介してアウト球として同様に盤面裏面に取り込まれる。
【0028】
次に図3を用いて遊技盤22について説明する。
図3に示すように、中央部に、拡大又は開放しないとき1球毎に遊技球が入球可能であり、入口が拡大又は開放すると複数の遊技球を入球可能とする特定入球装置35、特定入球装置35の右側に第3種始動口36、その下に特別入賞装置37、特定入球装置35の下部に報知図柄表示装置38、この報知図柄表示装置38の左右には、報知図柄表示装置38の報知図柄の変動開始用の一対の始動入球装置39が配置されている。特定入球装置35の上部に天釘40を備えている。大当り遊技のときに作動するのは第3種始動口36及び特別入賞装置37である。特別入賞装置37は大当り遊技を実行するとき、開放及び閉鎖による連続作動が可能な構造である。報知図柄表示装置38は、左図柄表示領域38aと中図柄表示領域38bと右図柄表示領域38cとを備えている。各図柄表示部は複数種類の異なる図柄、例えば0〜9までの数字図柄等をLED(液晶でもよい)で表示するようになっている。最下部にアウト口41、その他、風車43及び遊技釘44等が備えられている。
【0029】
特定入球装置35は、いわゆる大当り遊技の権利発生を司るものであり、遊技盤22の遊技領域の略中央上方に配置され、報知図柄表示装置38に確定表示される結果に基づいて作動する一対の羽根部材35a及び35bよりなる電動役物(特定入球口)、羽根部材35a,35b基部に設ける入球検出スイッチ35cと、入口35dとを備えている。入球検出スイッチ35cと羽根部材35a,35bの駆動状態とで、入球した遊技球が入口が拡大しないときに入球したものであるのか、入口が拡大したときに入球したものであるのかを検出できる。この一対の羽根部材35a,35bの作動に基づき、特定入球装置35は遊技者にとって入球有利な開放状態となる。また、特定入球装置35は、図4(a)〜(d)に示す通り、特定入球装置35に入球した遊技球を誘導判定装置47へ誘導するための回転羽根を備える誘導円滑装置46を備えている。誘導円滑装置46は無くとも良い。誘導判定装置47は、いわゆる振分装置と呼ばれる回転体を備えている。
【0030】
誘導判定装置47への通路上部には、図4(a)〜(d)に示す通り、入球検出スイッチ48が設けられ、この検出に基づき乱数を抽出し、抽出された乱数値が所定値であれば特定領域50に誘導し、所定値以外であれば、非特定領域51へ誘導する。当否決定乱数(0〜9)による当否確率は1/10となっており、誘導判定表示装置49の判定図柄決定乱数0〜9により決定される判定図柄は0〜9の10種類であり、該判定図柄が変動を開始してから、所定時間後に静止する。誘導判定装置47は、遊技盤22に向かって左右両方向に回転可能とされており、誘導円滑装置46から落下した遊技球が、誘導判定装置47に設けられている凹部47aに入り、遊技球は図柄の変動停止が終了するまで待機し、誘導判定表示装置49の判定図柄の静止表示結果が大当り図柄00、11、22、33、44、55、66、77、88,99であれば、左回りで回転し、特定領域50へ遊技球を誘導し、一方、判定図柄の静止表示結果が大当り図柄以外であれば、右回りで回転し、非特定領域51へ遊技球を誘導する。また、誘導判定装置47は、非作動時、すなわち誘導判定表示装置49が可変開始待ち状態又は可変表示状態中は、遊技球受入状態又は誘導待機状態とされている。本具体例では、当否決定乱数(0〜9)の抽選された値が1であれば、そのときに抽出された判定図柄決定乱数0〜9により決定された数字に対応する2桁同一の00〜99の大当り図柄を表示し、抽選された値が1以外であれば、周知の外れ図柄決定乱数により2桁同一でない図柄を表示する。
【0031】
誘導円滑装置46には図4(a)〜(d)に示す通り、入球検出スイッチ48が設けられ、この検出に基づき乱数を抽出し、抽出された乱数値が所定値であれば特定領域50に誘導し、所定値以外であれば、非特定領域51へ誘導する。乱数(0〜9)による当否確率は1/10となっており、誘導判定表示装置49の判定図柄決定乱数0〜9により決定される判定図柄は0〜9の10種類であり、該判定図柄が変動を開始し、所定時間後に静止する。誘導判定装置47は、遊技盤22に向かって左右両方向に回転可能とされており、誘導円滑装置46から落下した遊技球が、誘導判定装置47に設けられている凹部47aに入り、遊技球は図柄の変動停止が終了するまで待機し、誘導判定表示装置49の判定図柄の静止表示結果が大当り図柄00、11、22、33、44、55、66、77、88,99であれば、左回りで回転し、特定領域50へ遊技球を誘導し、一方、判定図柄の静止表示結果が大当り図柄以外であれば、右回りで回転し、非特定領域51へ遊技球を誘導する。また、誘導判定装置47は、非作動時、すなわち誘導判定表示装置49が可変開始待ち状態又は可変表示状態中は、遊技球受入状態又は誘導待機状態とされている。本具体例では、当否乱数(0〜9)の抽選された値が1であれば、判定図柄決定乱数0〜9により決定された数字に対応する2桁同一の00〜99の大当り図柄を表示し、抽選された値が1以外であれば、2桁同一でない図柄を表示する。
【0032】
誘導判定表示装置49は、2つの表示領域を有し、特定入球装置検出スイッチ48の検出結果に基づき、判定図柄が可変表示を開始する。図4(a),(b),(c)に示す通り、判定図柄が「7、7」などの2桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、大当りとなって、誘導判定装置47が左回りに回転し、凹部47aに入っている遊技球が誘導判定装置47の左下方に設けられている特定領域50へ誘導される。また、図4(a),(b),(d)に示す通り、上記大当りとなる場合の図柄表示態様以外の態様(外れ表示態様)で確定表示されると、誘導判定装置47が右回りに回転し、遊技球が誘導判定装置47の右下方に設けられている非特定領域51へ誘導される。誘導判定表示装置49は、例えば7セグメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表示とすることが可能である。このように、誘導円滑装置46にて誘導される遊技球は、誘導判定装置47により特定領域50又は非特定領域51のいずれかへ誘導される。
【0033】
大当り終了後における、羽根部材35a,35bの拡大時間延長動作は、1回の作動により拡大時間を延長する動作(例えば0.5秒から2.5秒に延長する)、1回の作動につき同じ時間だけ複数回拡大する動作(例えば0.5秒の拡大動作1回から0.5秒の拡大動作3回)のいずれの場合でもよい。
【0034】
特別入賞装置37は、いわゆる大当り遊技用であって、特定入球装置35の特定領域50に遊技球が入り、且つ、特別入賞装置37の上方に設けた第3種始動口36に遊技球が入賞すれば、所定時間だけ開閉板が開状態に作動する動作を行なう。
【0035】
報知図柄表示装置38は、始動入球装置39への遊技球通過の記憶を表示するための図柄始動記憶表示装置52が4つ設けられている。
【0036】
始動入球装置39は、内部に図柄始動スイッチ55を備えている。この検出スイッチ55において遊技球が検出されると、報知図柄表示装置38が作動し図柄の可変表示を開始する。
【0037】
パチンコ機10の電気的構成を図5のブロック図を用いて説明する。パチンコ機10の電気回路は、図示するように、主として、主制御基板30、賞球制御基板31、発射制御基板32、図柄制御基板80、ランプ制御基板81及び音制御基板82等から構成されている。尚、この回路図には、信号の受け渡しを行うための所謂中継基板及び電源回路等は記載していない。
【0038】
主制御基板30は、遊技制御プログラムを記憶したROM、演算等を行うCPU、演算等の作業領域として働くRAM等を内蔵した8ビットワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成され、この他各基板又は各種スイッチ類及び各種アクチュエータ類との入出力を行うための外部入出力回路も設けられている。主制御基板30の入力側には、タッチスイッチ24a、賞球払出しスイッチ29a、入球検出スイッチ35c、入球検出スイッチ48、図柄始動スイッチ55、満タンスイッチ83、補給スイッチ84、カウントスイッチ85、第3種始動口検出スイッチ86、特定領域通過検出スイッチ(以下、Vスイッチと呼ぶ)90、非特定領域通過検出スイッチ91(以下、Nスイッチと呼ぶ)等が接続されている。また、主制御基板30の出力側には、外部接続端子基板34、特別入賞装置ソレノイド93、ソレノイド94、駆動装置95〜97、賞球制御基板31、発射制御基板32、図柄制御基板80、ランプ制御基板81、音制御基板82等が接続されている。
【0039】
タッチスイッチ24aは発射ハンドル24、賞球払出しスイッチ29aは払出し装置29内の球切りモータ29b(図5参照)の下方、入球検出スイッチ35cは特定入球装置35内、入球検出スイッチ48は誘導判定装置47の上方、図柄始動スイッチ55は始動入球装置39内、満タンスイッチ83は下皿23内、補給スイッチ84は球タンク27内、カウントスイッチ85は特別入賞装置37内、第3種始動口検出スイッチ86は第3種始動口36内、Vスイッチ90は特定領域50内に、Nスイッチ91は非特定領域51内に、各々取り付けられている。
【0040】
ここでタッチスイッチ24aは発射ハンドル24に内蔵され遊技者が発射ハンドル24に触れていることを、賞球払出しスイッチ29aは球切りモータ29bにより上皿15に排出される遊技球を、入球検出スイッチ35cは特定入球装置35に遊技球が入球したことを、入球検出スイッチ48は誘導判定装置47に遊技球が誘導されたことを、図柄始動スイッチ55は始動入球装置39に入賞したことを、満タンスイッチ83は下皿23内に遊技球が満タン状態になったことを、補給スイッチ84は球タンク27内に遊技球が存在することを、カウントスイッチ85は特別入賞装置37内に入賞する全ての遊技球を、第3種始動口検出スイッチ86は第3種始動口36に遊技球が入球したことを、Vスイッチ90は特定入球装置35内に入球した遊技球が特定領域50を通過したことを、Nスイッチ91は特定入球装置35内に入球した遊技球が非特定領域51を通過したことを、各々検出するためのものである。
【0041】
また、主制御基板30の出力側に接続された特別入賞装置ソレノイド93は特別入賞装置37の開閉、ソレノイド94は羽根部材35a,35bの開閉駆動、駆動装置95は第3種始動口36の回転駆動、駆動装置96は誘導判定装置47の駆動を行うものである。
【0042】
賞球制御基板31は、主制御基板30からの指令コマンドに従って球切りモータ29bを駆動制御して入賞があった場合に遊技者に賞球としての遊技球を払い出すと共に、前述したプリペイドカードユニット13及びCR精算表示基板101等も制御するものであり、マイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成しても良いし、ディスクリートな回路として構成しても良い。CR精算表示基板101は、前述した上皿15の貸出釦16、精算釦17及び残高報知部18等と接続されたものである。
【0043】
賞球制御基板31は主制御基板30からの指令に従って遊技球を払い出すが、入賞に対応した遊技球が払い出されているか否かの検出は主制御基板30で行われる。この遊技球が払い出されているか否かの検出は、主制御基板30及び賞球制御基板31の双方で行っても良い。
【0044】
発射制御基板32は、遊技者が操作する発射ハンドル24の回動量に応じて発射モータ33を駆動制御するものであり、その他遊技者が発射停止スイッチ24bを押下したとき発射を停止させたり、発射ハンドル24に内蔵された前記タッチスイッチ24aがオン状態のときタッチランプ102を点灯させるためのものである。
【0045】
図柄制御基板80は、32ビットワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成され、報知図柄表示装置38及び誘導判定表示装置49に対してそれぞれ画像の制御信号を出力する。
【0046】
ランプ制御基板81は主としてトランジスタ等の駆動素子から構成されており、主制御基板30からの指令を受けて、大当り遊技ランプやエラーランプ等の各種ランプ103及び各種LED104等の各種ランプ類を点灯報知させるためのものである。また、音制御基板82は音源IC及びアンプ等から構成されており、主制御基板30の指令を受けてスピーカ105を駆動制御するためのものである。
【0047】
前述した、賞球制御基板31、発射制御基板32、図柄制御基板80、ランプ制御基板81及び音制御基板82への送信は、主制御基板30からのみ送信することができるよう一方向通信の回路として構成されているが、双方向の通信も可能であるように構成できる。
【0048】
以上説明した回路構成を有するパチンコ機10の主制御基板30内の8ビットワンチップマイコン(以下、単に「マイコン」と呼ぶ。)が実行する処理を図7に示すフロチャートに従って説明することにする。
【0049】
図6に示すフロチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。ステップS100〜S140(以下、ステップを単にSのように略す。)までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS150の処理を「残余処理」と称する。
【0050】
マイコンによるハードウェア割り込みが実行されると、スタックポインタの設定が行われた後、正常割り込みであるか否かが判定される(S100)。この判定処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判定することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判定するためのものである。電源投入時には、RAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
【0051】
正常割り込みでないと判定されると(S100:NO)、各種のパラメータ等、メモリの作業領域への各初期値の書込み、即ち初期設定が為される(S110)。
【0052】
正常割り込みとの肯定判定が為されると(S100:YES)、各入力処理(S120)ではパチンコ機10に設けられ主制御基板30に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。前述したタッチスイッチ24a、賞球払出しスイッチ29a、入球検出スイッチ35c,48、図柄始動スイッチ55、満タンスイッチ83、補給スイッチ84、カウントスイッチ85、第3種始動口検出スイッチ86、Vスイッチ90、Nスイッチ91、その他の入賞口に設けられた図示しない各入賞検出スイッチ等の各スイッチの作動状況をチェックする処理が実行される。
【0053】
次に当否判定処理(S130)を行う。これは特定領域50を遊技球が通過したか否か、即ち、Vスイッチ90がオンしたか否かを検出する処理である。
【0054】
各出力処理(S140)において、主制御基板30は、遊技の進行に応じて、賞球制御基板31、発射制御基板32、図柄制御基板80、ランプ制御基板81、音制御基板82、特別入賞装置ソレノイド93、ソレノイド94、駆動装置95〜97等の各種ソレノイドに対して各々出力処理を実行する。即ち、前記各入力処理(S120)により遊技盤22上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検出されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく賞球制御基板31に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータを音制御基板82に出力する処理を、パチンコ機10に異常があるときにはエラー中であることを報知すべくエラー信号を出力する処理を、更には、大当り遊技発生時には大当り遊技処理等を、各々実行する。
【0055】
大当り遊技処理については次の出力処理が行われる。第3種始動口36への入球を検出して、特別入賞装置37を開放すること、大当り遊技の旨、特別入賞装置37が閉鎖した後再び開放すること、特別入賞装置37の開放回数、大当り遊技が終了したことを遊技者に図柄、音声又はランプで報知する等の処理が行われる。
【0056】
前述した本処理に続く所定の残余処理(S150)が行われる。また、正常割り込みとの肯定判定が為されないとき(S100:NO)、初期設定を行い(S110)、残余処理が行われる(S150)。この残余処理とは、このS100〜S140を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行される処理であり、前述した判定図柄決定乱数や外れ図柄決定乱数の更新処理が時間の許す限り繰り返される。
【0057】
図7に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される判定図柄表示処理であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。まず、S200において、特定入球装置35の入球検出スイッチ48を遊技球が通過かしたか否かを判定し、通過を検出しない場合にはリターンに抜け、通過の場合には、S210において、乱数の抽選を行い、S220において、得られた乱数に従って誘導判定表示装置49において各図柄(この場合2桁の当否判定図柄とする)の可変表示を開始させる。次いで、S230において、上記当否判定処理で得られた当否結果を読み出し、S240にて当否を決定し、当り判定の場合は(S240:YES)、S250に進み、大当り図柄を読み出し、S255で右図柄と左図柄を同一図柄に揃えて停止表示させて確定させ、リターンに抜ける。
【0058】
一方、外れ判定の場合は(S240:NO)、S260に進み、上記乱数により決定された外れ各図柄を読み出し、S270に進んで、各判定図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確定させる。なお、外れ判定の場合、1つの図柄のみ可変表示時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に変化させることも可能である。
【0059】
このような図柄表示処理にて決定された表示態様は、対応するコマンドデータ(指令信号)として主制御基板30から図柄制御基板80へ所定の時間間隔をおいて出力され、図柄制御基板80は、そのコマンドデータに基づいて任された範囲で制御態様を選択して表示制御を行うことができる。上記図柄制御基板80に上記コマンドデータに対応して複数の表示パターンからなる表示パターン群を記憶させておき、指令信号として送信されたコマンドデータに対応する表示パターンを表示パターン群の中から選択して(乱数取得等により選択することができる)、誘導判定表示装置49における表示制御を、図柄制御基板80において行うことができる。
【0060】
報知図柄表示装置38における誘導図柄の表示処理は、上記判定図柄表示処理とほぼ同様に行われるが、表示桁数が3桁であり、報知図柄表示装置38においてはリーチ表示等もあるため、付加的な処理がなされる。
【0061】
図8に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される時短/拡大延長制御処理であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。
まず、S300において、大当り遊技が終了したか否かを判定し、否定判定ならリターンに抜け、肯定判定ならS310において大当り発生時の判定図柄の確定図柄が77であるか否かを判定し、肯定判定ならS320において拡大延長制御及び時短制御(S320)を行い、リターンに抜ける。S310の趣旨は、大当り発生時の大当りの判定図柄を大当り終了後に判断するものであり、同じ大当りでも判定図柄の種類により大当り終了後の付加価値が異なる。大当り時の判定図柄はメモリに記憶する。
S310において否定判定ならS330において大当りか否かを判定し、肯定判定なら、各制御を終了し、リターン抜け、否定判定ならそのままリターンに抜ける。
拡大延長制御及び時短制御は図9に示す通り、時短回数と同期した拡大延長制御とし、判定図柄の短縮変動する回数が50回、拡大延長の作動回数(例えば羽根部材35a,35bの開放回数)が50回と設定されているとき、一方の回数が上限に至れば、他方も途中の回数で強制的に終了するか、または、一方の回数が上限に至っても、他方が途中であれば、他方が上限に至ったときに強制的に終了するか、である。判定図柄が「77」以外の判定図柄では拡大延長制御及び時短制御はないが、これに限定されることなく、判定図柄が当り図柄であれば全て実行するようにしても良い。
時短制御とは、判定図柄の1回の平均変動時間を通常時よりも短くする制御である。拡大延長制御とは、羽根部材35a,35bの1回の拡大時間を通常時よりも長くする制御である。
【0062】
この制御は時短制御と拡大延長制御の終期を統一する制御である。例えば、(1)拡大延長による拡大動作50回、時短による変動回数50回、(2)拡大延長による拡大動作70回であって、時短による変動回数30回等の場合があるが、終期が統一されるのであれば何ら問題ない。尚、点線に示すように、図9のタイミングチャートにおいて、期間の途中で大当り図柄が誘導判定表示装置49に表示されると、期間の途中であっても、拡大延長と時短は終了する。
【0063】
図10(a)に示す通り、上記時短制御と拡大延長制御が実行されている間、報知図柄表示装置38に、報知図柄とともに、所定領域に、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3、短縮変動最大回数MX1、拡大作動最大回数MX2、報知変動最大回数MX3が表示され、遊技者に便宜を与える。短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3はインクリメント表示である。報知図柄表示装置38に代えて誘導判定表示装置49に表示してもよい。短縮変動回数CT1は判定図柄の短縮された変動停止回数である。拡大作動回数CT2は羽根部材35a,35bの拡大作動回数である。報知変動回数CT3は報知図柄の変動回数である。短縮変動最大回数MX1、拡大作動最大回数MX2、報知変動最大回数MX3は同一値でも異なる値でも良い。
【0064】
図10(b)に示す通り、報知図柄表示装置38に、報知図柄とともに、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3がデクリメント表示されることでもよい。初期表示値に、短縮変動最大回数MX1、拡大作動最大回数MX2、報知変動最大回数MX3が表示され、デクリメント表示される。
【0065】
図11に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される停止クリア処理1であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。
まず、S400において、短縮変動、拡大作動、報知変動が生じる毎に、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3のインクリメント及び表示を行う。S410において、いずれかの回数が短縮変動最大回数MX1、拡大作動最大回数MX2、報知変動最大回数MX3に至ったか否かを判定する。否定判定ならリターンに抜け、肯定判定なら、S420にて拡大時間延長及び時短制御を停止する。S430にて短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3を零に戻す、又は短縮変動最大回数MX1、拡大作動最大回数MX2、報知変動最大回数MX3の表示を消去し、リターンに抜ける。この各回数を零に戻すことは、それらの記憶をリセットすることである。
停止クリア処理1により、時短制御と、拡大延長制御とを同期させて終了することができる。両制御は、同じ時間に終了するが、先に最大回数に至った制御を優先させるので、制御処理を効率化できるのである。例えば、拡大延長制御の拡大作動回数CT2が拡大作動最大回数MX2まで先に到達する場合、短縮変動回数CT1が短縮変動最大回数MX1まで先に到達する場合、報知変動回数CT3が報知変動最大回数MX3に到達する場合とがある。いずれか一方の回数が最大値に到達すると、他方の回数が残存していても処理は終了する。また、報知図柄表示装置38に各回数を表示することで、遊技者にいつ制御が揃って終了するのかを報知することができる。報知変動回数CT3は必須の要素でなくてもよい。
これにより、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3のいずれかの回数が設定された最大値に至れば拡大時間延長制御び変動時間短縮制御の作動を停止させるので、大当たり遊技終了後の付加遊技価値が徒に高くなることを抑え遊技機の健全性を損なうことなく、遊技の面白さを高めることができる。また、各々の作動回数を最大値と共にインクリメント表示しているので、遊技者には終了タイミングが明確に理解でき遊技の健全性を一層高めることができる。
【0066】
図12に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される警告報知処理1であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。まず、S500において、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3の各回数のいずれかが最大値近くになったか否かを判定する。否定判定ならリターンに抜け、肯定判定ならS510において、表示回数を緑色から赤色に変更し、点滅制御をするとともに、音声でも報知し、インクリメント及び表示を行い、リターンに抜ける。
最大値近くの例として、最大値の90%程度の値が好ましいが限定されるわけではない。例えば、短縮変動最大回数MX1が100回に設定されているとき、短縮変動回数CT1が90回になれば遊技者に警告をする。適切な時期に警告をすることで、遊技者に、せっかくの時短機能が残り少なくなり、早く大当たり発生させなさいと時短機能が終わってしまう旨を警告する。警告は段階的に報知してもよい。例えば、警告を最大値の残りが50%、30%、10%、5%となるときに、段階的に行ってもよい。
このように各回数が最大値に近くなれば警告されるので、遊技者には終了タイミングが近くなったことが明確に認識され、大当たり遊技終了後の付加遊技価値を有効または大事に使用しようとする意識を遊技者に与えることができる。これにより、突然に終了してしまったとの不快感を是正することができる。
【0067】
図13に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される停止クリア処理2であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。
まず、S600において、短縮変動、拡大作動、報知変動が生じる毎に、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3のデクリメント及び表示を行う。S610において、いずれかの回数が零に至ったか否かを判定する。否定判定ならリターンに抜け、肯定判定なら、S620にて拡大時間延長及び時短制御を停止する。S630にて短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3を最大値に戻す、回数表示を消去し、記憶値をリセットし、リターンに抜ける。
このように各回数をデクリメント表示し、いずれかが0になれば拡大時間延長および時短制御を停止し、各回数を初期値に戻して消去する。
この処理では、前述のインクリメント表示をデクリメント表示に変更し、大当たり終了後に最大値からデクリメント表示していく。例えば、大当たり終了直後には短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3の各回数を例えば100回、150回、200回等に表示する。
【0068】
図14に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される警告報知処理2であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。まず、S700において、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3の各回数のいずれかが零に近くなったか否かを判定する。否定判定ならリターンに抜け、肯定判定ならS710において、表示回数を緑色から赤色に変更し、点滅制御を行うとともに、音声でも報知し、リターンに抜ける。
この処理は前述のデクリメント処理した場合の警告報知処理である。各回数のいずれかが0に近くなったか判定して、警告処理をする。段階的に警告してもよく、例えば、初期値が100回であるとき、30回、20回、10回、5回と段階を踏んで表示することもできる。
これにより各回数が零に近くなれば警告されるので、遊技者には終了タイミングが近くなったことが明確に認識され、大当たり遊技終了後の付加遊技価値を有効または大事に使用しようとする意識を遊技者に与えることができる。これにより、突然に終了してしまったとの不快感を是正することができる。
【0069】
図15に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される停止クリア処理3であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。
まず、S800において、短縮変動、拡大作動、報知変動が生じる毎に、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3をカウントし、インクリメント又はデクリメント表示を行う。S810において、すべての回数が各々最大値に至ったか又は零に至ったか否かを判定する。否定判定ならリターンに抜け、肯定判定なら、S820にて初期表示とするか、又は表示を消去し、リターンに抜ける。
前述した処理は、各回数のどれかが予め定めた設定最大回数に至れば、時短制御と拡大延長制御を終了させるものであるが、本処理は、各回数の全部が最大値に到達しないと、停止のクリアとしないAND条件の処理である。全部の回数が設定された回数を消化しないと、機能は停止しないわけであり、すべての回数はそれぞれの最大値になったか、又は表示しているものが、0となったか否か判定する。全部が設定された設定値の回数に至った時には、時短と拡大延長の機能は停止させる。全ての回数がそれぞれの設定値を消化しなければ、設定値を超えた機能は維持させるのが好ましい。例えば、短縮変動の回数表示が早く終わったとしても、他の機能がまだ最大値になっていないので、これはそのまま維持する。例えば、拡大作動制御が早く最大値に到達し、最後に短縮変動が終わるとすると、拡大作動制御は、その最大値を解除して制御を継続させる措置を取ることが好ましく、通常は最大設定値を超えても機能している。なお、インクリメント表示、デクリメント表示の場合を共通して記載してある。問題がなければ報知図柄の変動は止めてもよい。報知図柄は時短と拡大延長の機能には直接関係してこないからである。
これにより、各々の作動回数が最大値に至らなければ大当たり遊技終了後の付加遊技価値が停止しないので、いずれかが最大値に至った場合でも短期に大当たりを発生させる効果を持続させることができる。この結果、遊技者には大当たり遊技に対する期待感を持続させることができる。
【0070】
図16に示すフローチャートは、主制御基板30のマイコンにより実行される警告報知処理3であり、以下に説明する。この処理は、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的に実行される処理である。まず、S900において、短縮変動回数CT1、拡大作動回数CT2、報知変動回数CT3の各回数のいずれかが最大値又は零に近くになったか否かを判定する。否定判定ならリターンに抜け、肯定判定ならS910において、表示回数を緑色から赤色に変更し、点滅制御を行うとともに、音声でも報知し、リターンに抜ける。
この処理により、いずれかの回数が最大値又はゼロになる毎に警告する。この場合、3種類の回数が、各回数を消化しなければ時短及び延長拡大は停止しないので、どれかの回数が最大数に達するごとに警告する。
【0071】
以上説明したパチンコ機10の遊技態様について、主に図3を参照して説明する。まず、普通遊技状態の遊技態様について説明する。遊技球が始動入球装置39を通過すると、報知図柄表示装置38が作動し可変表示を開始する。報知図柄表示装置38が作動中に遊技球が各始動入球装置39を通過すると、最高4個まで記憶可能とされており、その記憶に応じて1ないし4つの図柄始動記憶表示装置52が点灯表示する。
【0072】
報知図柄表示装置38において、予め定められた特定の表示態様(例えば「7」「7」等の左右同一図柄)で図柄が確定表示されると、特定入球装置35の入口である羽根部材35a,35bが、0.5秒間開放する。遊技球は羽根部材35a,35bの開放の有無にかかわらず、特定入球装置35へ入球可能であるが、拡大しない場合は入球確率が低い。特定入球装置35へ入球した遊技球は、入球検出スイッチ35cで検出された後、一旦、誘導円滑装置46に貯留され、1個ずつ落下して入球検出スイッチ48に検出されるとともに、誘導判定装置47の凹部47aに入る(図4(c)参照)。
【0073】
入球検出スイッチ48が遊技球を検出することにより、誘導判定表示装置49が可変表示を開始する。誘導判定表示装置49において、図柄が特定の表示態様(当り表示態様)で確定表示された場合には、誘導判定装置47が遊技球を特定領域50に誘導し、Vスイッチ90において遊技球が検出されると、大当り遊技状態が発生する。誘導判定表示装置49において図柄が外れ表示態様で確定表示された場合には、誘導判定装置47が遊技球を非特定領域51に誘導する。
【0074】
大当り遊技の詳細は以下の通りである。即ち、大当り遊技は遊技球が特定領域50に入賞し、右打ちを行って、第3種始動口36に遊技球を入球させたときに開始する。特別入賞装置37は大当り遊技実行時、所定回数(16回)の開放及び閉鎖による連続作動が可能な構造で、第3種始動口36への入球に起因して開放を始める。特別入賞装置37の作動中に第3種始動口36への入球が確認されると、1回の特別入賞装置37の開閉が行われる。特別入賞装置37が約10秒間又は遊技球が10個入賞したことがカウントスイッチ85により検出されるまでのいずれか早く経過するときまで開放される。特別入賞装置37は、第3種始動口36に16個の遊技球が入賞すると作動を終了する。遊技球の入球1個に対して15個の遊技球を賞球として払い出すので1回の大当り遊技状態が発生すると大当り遊技の賞球数、例えば、約2400個(10×15×16)を獲得することができる。
【0075】
また、大当り終了後、判定図柄が特定の図柄33,55,77であれば、時短制御と拡大延長制御を適宜組み合わせた制御を行う。また、拡大報知図柄が特定の奇数、特定の偶数であるか否かによって時短制御と拡大延長制御を適宜組み合わせた制御を行う。さらに、特定入球装置35が拡大していないときに入球した遊技球が非特定領域51を通過しても、時短制御又は拡大延長制御を行う。
【0076】
以上の構成によって得られるパチンコ機10の効果は次の通りである。
特定入球装置35内の特定領域50を遊技球が通過することに起因して大当たり遊技を発生させる遊技機に時短制御を搭載することができる。時短制御又は拡大延長制御の選択にバリエーションをもたせ、遊技内容が画一的でなくなる。
表示回数が零又は最大値に近くなれば警告されるので、遊技者には終了タイミングが近くなったことが明確に認識され、大当たり遊技終了後の付加遊技価値を有効または大事に使用しようとする意識を遊技者に与えることができる。これにより、突然に終了してしまったとの不快感を是正することができる。
各作動回数のいずれか1つが最大値に至るか、又は、各々の作動回数が最大値に至らなければ大当たり遊技終了後の付加遊技価値が停止しないので、そのような場合でも短期に大当たりを発生させる効果を持続させることができる。この結果、遊技者には大当たり遊技に対する期待感を持続させることができる。
【0077】
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。例えば、本実施形態のフローチャート等における特定入球装置の羽根部材35a,35bの開放拡大回数、判定図柄の時短回数、判定図柄の種類等の条件は、実施形態に限定されるものではなく、適宜に設定可能である。具体的には、図8に示した「時短/拡大延長制御処理」は、大当り発生時の判定図柄の種類により時短/拡大延長制御を選択する制御を行なったが、大当り遊技終了後に最初に変動表示される判定図柄の外れ図柄の種類により時短/拡大延長制御を選択するよう構成しても良い。また、図8に示した「時短/拡大延長制御処理」は、判定図柄によったが、報知図柄によってもよい。例えば、大当り遊技終了後に最初に変動表示される報知図柄の種類により時短/拡大延長制御処理を選択するよう構成してもよいし、大当り発生時に表示されていた図柄の種類としても何等問題ない。本実施形態の特定入球装置、電動役物、始動ゲート、第3種始動口等の構造も実施形態記載以外の形態も包含する。始動入球装置39を通過ゲート(通過装置)とすることが可能である。また、報知図柄表示装置38と誘導判定表示装置49は7セグメントLEDのほか、液晶(LCD)等による表示が可能で、誘導判定装置47も回転体に限らず、左右に移動する板状の振分装置等の遊技球を2以上の領域に誘導可能な装置であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した実施形態のパチンコ機10を示す外観斜視図である。
【図2】実施形態のパチンコ機10の裏面図である。
【図3】同パチンコ機10の遊技盤22の構成を示す正面図である。
【図4】(a)〜(d)は誘導判定装置及び誘導判定表示装置の動作を示す説明図である。
【図5】同パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】主制御基板30で実行される「メイン処理」の処理を示すフロチャートである。
【図7】主制御基板30で実行される「判定図柄表示処理」を示すフロチャートである。
【図8】主制御基板30で実行される「制御処理」を示すフローチャートである。
【図9】図8の制御のタイミングチャートである。
【図10】報知図柄表示装置38における短縮変動回数、拡大作動回数、報知変動回数の表示を示すものである。
【図11】主制御基板30で実行される「停止クリア処理1」を示すフローチャートである。
【図12】主制御基板30で実行される「警告報知処理1」を示すフローチャートである。
【図13】主制御基板30で実行される「停止クリア処理2」を示すフローチャートである。
【図14】主制御基板30で実行される「警告報知処理2」を示すフローチャートである。
【図15】主制御基板30で実行される「停止クリア処理3」を示すフローチャートである。
【図16】主制御基板30で実行される「警告報知処理3」を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…パチンコ機 22…遊技盤 30…主制御基板 31…賞球制御基板
32…発射制御基板 35…特定入賞装置 35a,35b…羽根部材
35c…入球検出スイッチ 35d…入口 36…第3種始動口
37…特別入賞装置 38…報知図柄表示装置
38a,38b,38c…図柄表示部 39…始動入球装置 40…天釘
46…誘導円滑装置 47…誘導判定装置 47a…凹部
48…入球検出スイッチ 49…誘導判定表示装置 50…特定領域
51…非特定領域 52…図柄始動記憶表示装置
55…図柄始動スイッチ 80…図柄制御基板
86…第3種始動口検出スイッチ 87…入球検出スイッチ
88…図柄始動スイッチ 90…Vスイッチ 91…Nスイッチ
92…Nスイッチ 93…特別入賞装置ソレノイド 94…ソレノイド
95〜96…駆動装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko machine, and more particularly, to a gaming machine having control for shortening the display time of symbol variation (hereinafter abbreviated as “shortening time”) and control for extending the entrance time of a specific entrance device.
[0002]
[Prior art]
As a technology to generate the next jackpot in a short period of time after the jackpot ends, by satisfying the necessary conditions such as hitting a special symbol among the special symbols, after the jackpot ends, until the next jackpot, In addition to performing time-shortening control to shorten the time from fluctuation to stopping, the extension control of the opening time of the ordinary electric accessory is also performed at the same time. Many of these ordinary electric accessories have a structure in which a game ball can enter even if the entrance is not enlarged. During a normal game, a big hit decision random number is extracted by winning a game ball in a normal electric game, and the special symbol usually fluctuates from 15 to 90 seconds (average fluctuation time is about 30 seconds). Stop. When a game ball passes through the start gate, the normal symbol display device displays the normal symbol in an average fluctuation time of about 15 seconds. For example, when a small hit is made, a stop symbol of 7 is displayed and the normal electric accessory is released. During the opening, about one game ball can enter. The normal symbol and the special symbol hold memory are both four, and when the big hit random number is extracted by the big hit decision random number, the big hit symbol such as 777 is displayed on the special symbol display device and the big hit game is performed. In normal games, the special symbols vary for a long time, and even if the regular electric equipment is released, if the four holding lamps are lit, the next prize ball will come in. Winning is invalid.
However, after the jackpot game is over, the time reduction function is activated, and the average fluctuation time of the normal symbol is shortened to, for example, 0.5 to 6 seconds. When the
[Patent Document 1]
JP-A-11-33178
In paragraph 0072 and the like, there is a description that in the case of a probability variation symbol, the variation time of the symbol of the special symbol display device is shortened and the variation time of the normal symbol display device is shortened.
[Patent Document 2]
JP 2000-14887
A predetermined number of time reduction controls may be added to the paragraph 0042 or the like depending on the type of jackpot after the jackpot. That is, the special symbol is shortened in the variation time, the regular symbol displayed on the normal symbol display device 60 is also shortened in the variation time, and when the normal symbol is hit, the opening time of the
[0003]
By the way, hitherto, ballistic ball machines such as pachinko machines are known as a so-called
Arrangeball game machines are basically the same as the above-mentioned
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of a game content in which the generation of a game advantageous to the player is determined depending on whether or not the game ball passes through a specific area of the specific pitching device in the third type gaming machine or the arrangement ball gaming machine. Is essentially unfamiliar with the operation of the ordinary electric accessory, which is the basis for the variable suspension of the symbols mounted on the
[0005]
Therefore, the gaming machine of the present invention can be equipped with a time-shortening control function even in the third type gaming machine and the arrangement ball gaming machine, gives abundant control of variations, and makes it easy for the player to determine the timing of the time-shortening end. It is to increase the taste of the game.
[0006]
[Means and effects for solving the problems]
The inventor displays a count value and a set value of the number of times that the electric agent is actuated and the number of times that the judgment symbol is actuated in a gaming machine that ends the time reduction if one of the number of times that the number of times that the electric symbol is actuated or the number of times of judgment symbol is reached. When one of the two approaches the set value, the player is alerted, and when one reaches the set value, the idea of clearing both to zero has led to the present invention. That is, the gaming machine according to
[0007]
According to the gaming machine according to
[0008]
This gaming machine is substantially divided into three game states: a normal game, a game advantageous to the player (also referred to as a jackpot game state), and a time-short game performed after the advantageous game ends and an extended time extension control. It will consist of In a normal game, based on a specific display mode of a judgment pattern variably displayed when a game ball enters the entrance or passage entrance on the game board surface, the entered game ball is guided to a specific area and the player The game is advantageous to the player, and the player can obtain an advantageous state. After the game advantageous to the player, the expansion time of the specific pitching device by the expansion time extension means is increased from the predetermined time, and the variation display time of the determination symbol by the guidance determination display means by the variation time reduction means To shorten. Thereby, since this guidance result is settled in a short time, it can be possible to give a high game interest to a player.
[0009]
The specific pitching device here has a specific area and a non-specific area inside. A configuration in which a prize ball is paid out by entering a specific pitching device may be used, or a structure in which a winning symbol is lit up, but the prize ball is not paid out directly, as in an arrangement ball game machine, may be used. Even if the game ball passes through the non-specific area, the big hit game is not executed. However, there is no problem even if it is configured to give some game value that is not as advantageous to the player as the big hit game.
The specific ball entry device includes both a structure that enters even when the width of the entrance is not enlarged or opened, and a structure that does not enter when the width is not enlarged or opened (usually in a closed state). Furthermore, it is preferable that the specific pitching device expands the entrance of the specific pitching device by drawing a random number due to the passage to the passing gate or the pitching into the pitching entrance, and variably displaying the symbols.
In addition, it is preferable that the specific pitching device has a configuration in which the probability that the winning ball is guided to the specific area satisfies a predetermined probability or less (1/3 or less) in order to make the game sound.
[0010]
The guidance determination means has a stopping device for temporarily stopping a game ball entering the specific entering device, and if the random number extracted due to a predetermined timing such as the timing of entering is a predetermined value, What is necessary is just to provide the guidance device which guides the game ball to the specific area and guides it to the non-specific area of the specific entrance device if it is not a predetermined value.
For example, the stopping device includes a game ball holding unit capable of temporarily holding a game ball, and the game ball holding unit includes both a single ball and a plurality of game balls. One holding part capable of guiding the game ball to the specific area by rotation drive of the rotary drive device is provided, and the game ball is guided to the specific area or the non-specific area by swinging the holding part to the left and right. be able to. A first holding part capable of guiding the game ball to the specific area and a second holding part capable of guiding the game ball to the non-specific area, and whether the game ball is held by the first holding part or the second holding part It may be determined whether or not a game advantageous to the player is generated. The guidance determining means may be always rotating during the game, or at least when a game ball enters the guidance determining means. Further, the guidance determination means can have a different mode of guidance depending on the type or combination of symbols that are fixedly displayed on the guidance determination display means. Specifically, the mode of rotation can be varied, for example, the rotation speed can be varied, or the rotation direction can be changed to either clockwise or counterclockwise.
In addition, it is preferable to provide a specific detection device that detects a game ball that has entered and to guide the game ball in response to detection by the specific detection device.
[0011]
The guidance determination display means variably displays one or more determination symbols, and more specifically, is a symbol variable display device that variably displays the determination symbols. Moreover, you may provide in either an internal area | region or an external area | region of a specific pitching apparatus.
[0012]
The expansion time extending operation of the expansion time extending means is an operation for extending the expansion time by one operation (for example, 0.5 seconds to 2.5 seconds). Any of the operations (for example, one 0.5 second expansion operation to 0.5 second expansion operation three times) is included. This means that the enlargement time should be substantially extended.
[0013]
The shortening operation of the variation time shortening means shortens the time from the start to stop of the determination symbol variation, and can increase the frequency of the variation stop display count per unit time.
[0014]
In addition to the determination symbol, it is preferable to have a notification symbol that causes the expansion of the specific winning device. In each control, it is preferable that the process is terminated when a big hit symbol is displayed during the process. In the control including the expansion / extension control and the time reduction control, it is preferable that the expansion / extension control and the time reduction control have the same end. It is preferable that the determination at the end is based on the enlargement operation by enlargement / extension and the number of times of display change of the judgment symbol by time reduction. The enlargement time, the predetermined time, and the variable display time here are preferably not average values but average values.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, in the gaming machine according to the first aspect of the present invention, the game apparatus according to the first aspect further comprises an expansion notification means for notifying the player with an expansion notification pattern when expanding the specific pitching device, and the number-of-times display means After the advantageous game is over, the number of notification changes, which is the number of changes in the enlarged notification pattern by the expansion notification means, is displayed together with a predetermined maximum number of notifications, and the stop clear means is displayed by the number display means. If any one of the number of times, the shortened variation number, or the notification variation number reaches the maximum expansion number, the maximum variation number, or the maximum notification number, the operation of the expansion time extending unit and the variation time shortening unit is stopped. The gaming machine is preferably characterized in that the displayed expansion operation count, shortening variation count, and notification variation count are reset to initial values or the count display is deleted.
According to claim 2, the same effect as that of
[0016]
According to
According to
[0017]
According to
The fourth aspect produces the same effect as the first and second aspects.
[0018]
According to claim 5, in the gaming machine according to
The fifth aspect has the same effect as the fourth aspect.
When the specific pitching device expands, a random number may be drawn, or if the game ball enters the specific pitching device, the entrance may be opened directly. In either case, the enlargement is notified by a combination of symbols.
Here, the enlarged notification symbol is a symbol for notifying whether or not the specific pitching device is opened. For example, the expansion notification symbol is caused to stop changing due to the game ball entering the entrance or passage entrance on the game board surface, and the specific entry device is expanded by stopping and displaying the specific symbol. This is notified to the player.
[0019]
According to claim 6, in the gaming machine according to
According to claim 6, since the warning is given if the number of display times is close to zero, it is clearly recognized by the player that the end timing has come close, and the additional game value after the end of the jackpot game is effective or important. It is possible to give the player a sense of use. As a result, it is possible to correct the unpleasant sensation of having ended suddenly.
[0020]
According to
According to the seventh aspect, since the additional game value after the end of the jackpot game does not stop unless the number of times of each operation reaches the maximum value, the effect of generating the jackpot in a short time is maintained even when any of them reaches the maximum value. Can be made. As a result, the player can maintain a sense of expectation for the jackpot game.
[0021]
According to an eighth aspect of the present invention, in the gaming machine according to the seventh aspect of the present invention, the game machine according to the seventh aspect further comprises an expansion notification means for notifying with an expansion notification pattern when the specific pitching device is expanded, wherein the maximum operation number setting means is the game After the game advantageous to the user, a maximum notification frequency of the notification variation frequency that is the number of variations of the expanded notification symbol by the expansion notification unit is set, and the operation stopping unit is configured to perform the expansion operation number, the shortened variation operation number, and the notification. Preferably, the game machine is characterized in that the operation of the expansion time extension means and the fluctuation time reduction means is stopped when the number of changes reaches the maximum number.
The eighth aspect produces the same effect as the seventh aspect.
[0022]
According to a ninth aspect of the present invention, the gaming machine according to any one of the seventh to eighth aspects is preferably a gaming machine provided with a warning notification means for notifying each of the maximum number of times.
According to the ninth aspect, since the warning is given if any number of times reaches the maximum value or zero (if the maximum number is digested), the same effect as in the third or sixth aspect is exhibited.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The embodiment of the present invention is not limited to the following embodiment, and can take various forms as long as it belongs to the technical scope of the present invention.
[0024]
As shown in FIG. 1, the
[0025]
FIG. 2 is a rear view of the
[0026]
In addition, the
[0027]
When the above-described launch handle 24 is rotated, the launch motor 33 (see FIG. 2) driven by the
[0028]
Next, the
As shown in FIG. 3, a
[0029]
The
[0030]
As shown in FIGS. 4A to 4D, an
[0031]
As shown in FIGS. 4A to 4D, the
[0032]
The guidance
[0033]
The operation for extending the expansion time of the
[0034]
The
[0035]
The notification
[0036]
The start
[0037]
The electrical configuration of the
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
Here, the
[0041]
The special
[0042]
The prize
[0043]
The award
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The above-described transmission to the prize
[0048]
Processing executed by the 8-bit one-chip microcomputer (hereinafter simply referred to as “microcomputer”) in the
[0049]
The flowchart shown in FIG. 6 represents a main process executed by the microcomputer of the
[0050]
When a hardware interrupt is executed by the microcomputer, it is determined whether the interrupt is a normal interrupt after setting the stack pointer (S100). This determination process is performed by determining whether or not the value of a predetermined area of the RAM as a memory is a predetermined value. When the process executed by the microcomputer shifts to this process, the normal process is executed. It is for judging whether or not it is okay. When the power is turned on, the value in the predetermined area of the RAM is different from the predetermined value.
[0051]
If it is determined that the interrupt is not normal (S100: NO), various initial values such as various parameters are written to the work area of the memory, that is, initial settings are made (S110).
[0052]
When an affirmative determination is made with a normal interrupt (S100: YES), in each input process (S120), an input process of each switch provided in the
[0053]
Next, the validity determination process (S130) is performed. This is a process of detecting whether or not the game ball has passed through the
[0054]
In each output process (S140), the
[0055]
The following output process is performed for the big hit game process. Detecting a ball entering the third
[0056]
A predetermined residual process (S150) following the above-described process is performed. Further, when an affirmative determination with a normal interrupt is not made (S100: NO), initialization is performed (S110), and residual processing is performed (S150). This residual process is a process that is repeatedly executed as long as time permits within the time remaining after executing S100 to S140, and as long as the above-described update process of the determination symbol determination random number and outlier symbol determination random number allows time. Repeated.
[0057]
The flowchart shown in FIG. 7 is a determination symbol display process executed by the microcomputer of the
[0058]
On the other hand, in the case of detachment determination (S240: NO), the process proceeds to S260, the detachment symbols determined by the random numbers are read, and the process proceeds to S270, where each determination symbol is stopped and displayed at a timing deviated from each other and confirmed. . In the case of the determination of detachment, the display mode can be changed to various modes, such as delaying the variable display time for only one symbol.
[0059]
The display mode determined in such a symbol display process is output as a corresponding command data (command signal) from the
[0060]
The guidance symbol display processing in the notification
[0061]
The flowchart shown in FIG. 8 is a time reduction / enlargement extension control process executed by the microcomputer of the
First, in S300, it is determined whether or not the big hit game has ended. If a negative determination is made, the process returns to the return. If an affirmative determination is made, it is determined in S310 whether or not the determined symbol of the big hit is determined is 77. If it is determined, the enlargement / extension control and the time reduction control (S320) are performed in S320, and the process returns. The purpose of S310 is to determine the jackpot determination symbol at the time of jackpot occurrence after the jackpot ends, and the added value after the jackpot ends differs depending on the type of determination symbol even for the same jackpot. The determination symbol at the time of big hit is stored in the memory.
If a negative determination is made in S310, it is determined whether or not it is a big hit in S330. If an affirmative determination is made, each control is terminated.
As shown in FIG. 9, the extension / extension control and the time reduction control are the extension extension control synchronized with the number of time reductions. Is set to 50 times, if one number reaches the upper limit, the other is also forcibly terminated in the middle number, or if one number reaches the upper limit, if the other is in the middle, Whether the process is forcibly terminated when the other reaches the upper limit. There are no enlargement / extension control and time-shortening control for determination symbols other than “77”, but the present invention is not limited to this, and all determination symbols may be executed if the determination symbol is a winning symbol.
Time-shortening control is control in which the average variation time for one determination symbol is made shorter than normal. The enlargement / extension control is a control for making the one enlargement time of the
[0062]
This control is a control that unifies the end of time-shortening control and expansion / extension control. For example, (1) 50 times of enlargement operation due to enlargement / extension, 50 times of fluctuation due to time reduction, (2) 70 times of enlargement operation due to enlargement / extension, 30 times of fluctuation due to time reduction, etc. There is no problem if it is done. As shown by the dotted line, in the timing chart of FIG. 9, when the big hit symbol is displayed on the guidance
[0063]
As shown in FIG. 10 (a), while the time-shortening control and the expansion / extension control are being executed, the notification
[0064]
As shown in FIG. 10 (b), the shortened variation count CT1, the expansion operation count CT2, and the notification variation count CT3 may be decremented and displayed on the notification
[0065]
The flowchart shown in FIG. 11 is the stop
First, in S400, every time the shortening variation, the expansion operation, and the notification variation occur, the shortening variation number CT1, the expansion operation number CT2, and the notification variation number CT3 are incremented and displayed. In S410, it is determined whether or not any of the number of times has reached the maximum shortening variation number MX1, the maximum expansion operation number MX2, and the maximum notification variation number MX3. If the determination is negative, the process returns to the return. If the determination is affirmative, the extension time extension and time reduction control are stopped in S420. In S430, the shortened fluctuation count CT1, the expansion operation count CT2, and the notification fluctuation count CT3 are reset to zero, or the display of the shortening fluctuation maximum count MX1, the expansion actuation maximum count MX2, and the notification fluctuation maximum count MX3 is erased, and the process returns. Returning each count to zero is resetting their memory.
By the stop
As a result, the operation of the extended time extension control and the fluctuation time reduction control is stopped when any one of the shortened fluctuation count CT1, the expanded actuation count CT2, and the notification fluctuation count CT3 reaches the set maximum value, so that the big hit game ends It is possible to increase the fun of the game without hindering the subsequent added game value from increasing and without sacrificing the soundness of the gaming machine. In addition, since the number of times of each operation is incremented and displayed together with the maximum value, the player can clearly understand the end timing, and the game soundness can be further enhanced.
[0066]
The flowchart shown in FIG. 12 is the
As an example near the maximum value, a value of about 90% of the maximum value is preferable but not limited. For example, when the maximum shortening variation number MX1 is set to 100 times, the player is warned if the shortening variation number CT1 reaches 90 times. By giving a warning at an appropriate time, the player is warned that there will be little remaining time-saving function and that the time-saving function will end if the jackpot is generated early. The warning may be notified step by step. For example, the warning may be performed step by step when the remaining maximum value is 50%, 30%, 10%, or 5%.
In this way, when each number of times approaches the maximum value, a warning is given, so that the player can clearly recognize that the end timing is close, and try to use the additional game value after the big hit game effectively or carefully To give players a sense of As a result, it is possible to correct the unpleasant sensation of having ended suddenly.
[0067]
The flowchart shown in FIG. 13 is the stop clear process 2 executed by the microcomputer of the
First, in S600, every time a shortening variation, an expansion operation, and a notification variation occur, the shortening variation number CT1, the expansion operation number CT2, and the notification variation number CT3 are decremented and displayed. In S610, it is determined whether or not any number of times has reached zero. If the determination is negative, the process returns to the return. If the determination is affirmative, the extension time extension and time reduction control are stopped in S620. In S630, the shortened fluctuation count CT1, the expansion operation count CT2, and the notification fluctuation count CT3 are returned to the maximum values, the count display is erased, the stored value is reset, and the process returns.
In this way, each number of times is decremented, and if any of them becomes 0, extension time extension and time-shortening control are stopped, each number is returned to the initial value and erased.
In this process, the above-mentioned increment display is changed to a decrement display, and the decrement display is performed from the maximum value after the jackpot is completed. For example, immediately after the end of the jackpot, the number of times of shortening variation CT1, expansion operation number CT2, and notification variation number CT3 is displayed as, for example, 100 times, 150 times, 200 times, and the like.
[0068]
The flowchart shown in FIG. 14 is the warning notification process 2 executed by the microcomputer of the
This process is a warning notification process when the decrement process is performed. It is determined whether any of the number of times is close to 0, and warning processing is performed. For example, when the initial value is 100 times, it may be displayed in steps of 30 times, 20 times, 10 times, and 5 times.
This warns you when the number of times is close to zero, so the player is clearly aware that the end timing is near and is conscious of trying to use the additional game value after the jackpot game is effective or important Can be given to the player. As a result, it is possible to correct the unpleasant sensation of having ended suddenly.
[0069]
The flowchart shown in FIG. 15 is the stop
First, in S800, every time a shortening variation, an expansion operation, or a notification variation occurs, the shortening variation number CT1, the expansion operation number CT2, and the notification variation number CT3 are counted, and increment or decrement display is performed. In step S810, it is determined whether all the times have reached the maximum value or zero. If the determination is negative, the process returns to the return. If the determination is affirmative, the initial display is made in S820, or the display is erased and the process returns to the return.
The above-described processing ends the time reduction control and the expansion / extension control when any one of the number of times reaches a preset maximum number of times, but this processing requires that all the number of times does not reach the maximum value. This is an AND condition process that does not clear the stop. If the total number of times is not exhausted, the function does not stop, and it is determined whether all the numbers have reached their maximum values or the displayed values have become zero. When all the set values have been reached, the time reduction and enlargement / extension functions are stopped. If the total number of times does not digest each set value, it is preferable to maintain the function exceeding the set value. For example, even if the display of the number of times of the shortening variation ends early, other functions have not yet reached the maximum value, so this is maintained as it is. For example, when the expansion operation control reaches the maximum value early and the shortening variation ends at the end, it is preferable that the expansion operation control take a measure to cancel the maximum value and continue the control, and usually the maximum setting value. It is functioning even beyond. In addition, the case of increment display and decrement display is described in common. If there is no problem, the change of the notification pattern may be stopped. This is because the notification pattern is not directly related to the function of time reduction and expansion / extension.
As a result, if the number of operations does not reach the maximum value, the additional game value after the end of the jackpot game does not stop, so even if any of them reaches the maximum value, the effect of generating the jackpot in a short time can be maintained. . As a result, the player can maintain a sense of expectation for the jackpot game.
[0070]
The flowchart shown in FIG. 16 is the
By this processing, a warning is given every time any number reaches the maximum value or zero. In this case, if the number of times of the three types does not digest each number of times, the time shortening and the extension / expansion will not be stopped, so a warning is given each time the number reaches the maximum number.
[0071]
The gaming mode of the
[0072]
When the symbol is fixedly displayed in a predetermined specific display mode (for example, “7”, “7”, etc.) in the notification
[0073]
When the
[0074]
The details of the jackpot game are as follows. That is, the big hit game is started when the game ball wins the
[0075]
Further, after the big hit, if the determination symbol is a
[0076]
The effects of the
Time-shortening control can be mounted on a gaming machine that generates a jackpot game due to a game ball passing through a
Since the player is warned if the number of times of display is close to zero or the maximum value, the player clearly recognizes that the end timing has come close, and tries to use the additional game value after the jackpot game is valid or important Awareness can be given to the player. As a result, it is possible to correct the unpleasant sensation of having ended suddenly.
If any one of the number of operations reaches the maximum value or each operation number does not reach the maximum value, the additional game value after the end of the jackpot game will not stop, so even in such a case, a jackpot will be generated in a short time The effect to make it last can be maintained. As a result, the player can maintain a sense of expectation for the jackpot game.
[0077]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications and the like can be made without departing from the technical idea of the present invention. Etc. are also included in the technical scope of the present invention. For example, conditions such as the number of times the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view showing a
FIG. 2 is a rear view of the
3 is a front view showing a configuration of a
FIGS. 4A to 4D are explanatory diagrams showing operations of the guidance determination device and the guidance determination display device. FIG.
FIG. 5 is a block diagram showing an electrical configuration of the
FIG. 6 is a flowchart showing a “main process” process executed by the
FIG. 7 is a flowchart showing a “determination symbol display process” executed on the
FIG. 8 is a flowchart showing a “control process” executed by the
9 is a timing chart of the control of FIG.
10 shows the display of the number of shortening fluctuations, the number of expansion operations, and the number of notice fluctuations in the notice
FIG. 11 is a flowchart showing a “stop
FIG. 12 is a flowchart showing a “
13 is a flowchart showing a “stop clear process 2” executed by the
14 is a flowchart showing a “warning notification process 2” executed by the
FIG. 15 is a flowchart showing a “stop
FIG. 16 is a flowchart showing a “
[Explanation of symbols]
10 ...
32 ...
35c ...
37 ... Special winning
38a, 38b, 38c ...
46 ...
48 ...
51 ...
55 ... Symbol start
86 ...
88 ... Symbol start
92 ... N switch 93 ... Special winning
95-96 ... Drive device
Claims (9)
前記特定入球装置に入球する遊技球を一時停留し、遊技球が入球することに起因して抽出される乱数値が所定値であれば前記特定領域に遊技球を誘導し、所定値でなければ前記特定領域外に誘導する誘導判定手段と、
該誘導判定手段による判定結果を判定図柄により表示する誘導判定表示手段と、
前記特定入球装置の拡大時間を前記所定時間より増大せしめる拡大時間延長手段と、
前記誘導判定表示手段による変動表示時間を短縮する変動時間短縮手段と、
を備えて前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段を作動させ、更に、
前記拡大時間延長手段が作動したときの前記特定入球装置の拡大作動回数を予め定められた最大拡大回数と共に表示し、前記変動時間短縮手段が作動したときの前記誘導判定表示手段による判定図柄の短縮変動回数を予め定められた最大変動回数と共に表示する回数表示手段と、
該回数表示手段により表示される前記拡大作動回数又は前記短縮変動回数のいずれか一方が早く前記最大拡大回数又は前記最大変動回数に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数及び短縮変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去する停止クリア手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。Due to the game ball entering the entrance or passage entrance on the game board surface, the entrance width of the specific entrance device is expanded for a predetermined time, and the game ball passes through a specific area in the specific entrance device. In a gaming machine that causes a game advantageous to the player due to
The game ball entering the specific ball entry device is temporarily stopped, and if the random value extracted due to the game ball entering is a predetermined value, the game ball is guided to the specific area, and the predetermined value Otherwise, guidance determination means for guiding outside the specific area,
Guidance determination display means for displaying a determination result by the guidance determination means by a determination symbol;
An expansion time extending means for increasing the expansion time of the specific entry device from the predetermined time;
Fluctuation time shortening means for shortening the fluctuation display time by the guidance determination display means,
The expansion time extending means and the fluctuation time shortening means are operated after the end of the game advantageous to the player, and
The number of expansion operations of the specific pitching device when the expansion time extension means is activated is displayed together with a predetermined maximum expansion number, and the determination symbol by the guidance determination display means when the variation time reduction means is activated. Number of times display means for displaying the shortened variation number together with a predetermined maximum variation number;
If either one of the expansion operation number or the shortened variation number displayed by the number display means reaches the maximum expansion number or the maximum variation number earlier, the expansion time extending unit and the variation time shortening unit are activated. A stop clear means for stopping and returning the displayed expansion operation count and shortening variation count to an initial value or erasing the count display;
A gaming machine characterized by comprising:
前記特定入球装置を拡大する場合には拡大報知図柄により報知する拡大報知手段を備え、前記回数表示手段が、前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大報知手段による拡大報知図柄の変動回数である報知変動回数を予め定められた報知最大回数と共に表示し、
前記停止クリア手段が、前記回数表示手段により表示される前記拡大作動回数、前記短縮変動回数又は前記報知変動回数のいずれかが早く前記最大拡大回数、前記最大変動回数又は報知最大回数に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数、短縮変動回数及び報知変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去することを特徴とする遊技機。In the gaming machine according to claim 1,
In the case of enlarging the specific pitching device, it is provided with an enlargement notification means for notifying with an enlargement notification symbol, and the number display means is the number of fluctuations of the enlargement notification symbol by the enlargement notification means after the game advantageous to the player. Display a certain number of notification fluctuations with a predetermined maximum number of notifications,
If the stop clear means is one of the enlargement operation number, the shortened variation number or the notification variation number displayed by the number display means, the maximum enlargement number, the maximum variation number or the notification maximum number of times, The operation of the expansion time extension means and the fluctuation time shortening means is stopped, and the displayed expansion operation count, shortening variation count, and notification variation count are reset to initial values, or the count display is deleted. Gaming machine.
前記回数表示手段により表示されるいずれか1つの表示回数が各々に対応する最大値に近くなれば遊技者に警告する警告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。In the gaming machine according to claim 1 or 2,
A gaming machine comprising warning notification means for warning a player when any one of the display times displayed by the number display means approaches a maximum value corresponding to each display number.
前記特定入球装置に入球する遊技球を一時停留し、入球するタイミングに起因して抽出される乱数値が所定値であれば前記特定領域に遊技球を誘導し、所定値でなければ前記特定領域外に誘導する誘導判定手段と、
該誘導判定手段による判定結果を判定図柄により表示する誘導判定表示手段と、
前記特定入球装置の拡大時間を前記所定時間より増大せしめる拡大時間延長手段と、
前記誘導判定表示手段による変動表示時間を短縮する変動時間短縮手段と、
を備えて前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段を作動させ、更に、
前記拡大時間延長手段が作動したときの前記特定入球装置の拡大作動回数を予め定められた最大拡大回数からデクリメント表示し、前記変動時間短縮手段が作動したときの前記誘導判定表示手段による判定図柄の短縮変動回数を予め定められた最大変動回数からデクリメント表示する回数表示手段と、
該回数表示手段によりデクリメント表示される前記拡大作動回数又は前記短縮変動回数のいずれか一方が早く零に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数及び短縮変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去する停止クリア手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。Due to the game ball entering the entrance or passage entrance on the game board surface, the entrance width of the specific entrance device is expanded for a predetermined time, and the game ball passes through a specific area in the specific entrance device. In a gaming machine that causes a game advantageous to the player due to
The game ball entering the specific ball entry device is temporarily stopped, and if the random number extracted due to the timing of entering the ball is a predetermined value, the game ball is guided to the specific area, and if it is not the predetermined value Guidance determination means for guiding outside the specific area;
Guidance determination display means for displaying a determination result by the guidance determination means by a determination symbol;
An expansion time extending means for increasing the expansion time of the specific entry device from the predetermined time;
Fluctuation time shortening means for shortening the fluctuation display time by the guidance determination display means,
The expansion time extending means and the fluctuation time shortening means are operated after the end of the game advantageous to the player, and
Decrement display of the number of expansion operations of the specific pitching device when the expansion time extension unit is activated from a predetermined maximum number of expansions, and a determination pattern by the guidance determination display unit when the variation time reduction unit is operated A number display means for decrementing the number of shortened fluctuations from a predetermined maximum number of fluctuations;
If any one of the expansion operation number or the shortened variation number that is decremented by the number display unit quickly reaches zero, the expansion time extension unit and the variation time shortening unit are stopped and the display is performed. Stop clearing means for returning the number of expansion operations and shortening fluctuations to the initial values or erasing the number display;
A gaming machine characterized by comprising:
前記特定入球装置を拡大する場合には拡大報知図柄により報知する拡大報知手段を備え、前記回数表示手段が、前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大報知手段による拡大報知図柄の変動回数である報知変動回数を予め定められた報知最大回数からデクリメント表示し、
前記停止クリア手段が、前記回数表示手段により表示される前記拡大作動回数、前記短縮変動回数又は前記報知変動回数のいずれかが早く零に至れば、前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させると共に、前記表示される拡大作動回数、短縮変動回数及び報知変動回数を初期値に戻すか又は回数表示を消去することを特徴とする遊技機。In the gaming machine according to claim 4,
In the case of enlarging the specific pitching device, it is provided with an enlargement notification means for notifying with an enlargement notification symbol, and the number display means is the number of fluctuations of the enlargement notification symbol by the enlargement notification means after the game advantageous to the player. Decrement display of a certain number of notification fluctuations from a predetermined maximum number of notifications,
If any one of the expansion operation number, the shortened variation number, or the notification variation number displayed by the number display unit reaches zero as soon as the stop clear unit reaches zero, the expansion time extending unit and the variation time shortening unit A game machine characterized by stopping the operation and returning the displayed number of times of expansion operation, number of shortening fluctuations and number of notification fluctuations to an initial value or deleting the number of times display.
前記回数表示手段により表示されるいずれか1つの表示回数が零に近くなれば遊技者に警告する警告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。The gaming machine according to any one of claims 4 to 5,
A gaming machine comprising warning notifying means for warning a player if any one of the number of times displayed by the number display means is close to zero.
前記特定入球装置に入球する遊技球を一時停留し、入球するタイミングに起因して抽出される乱数値が所定値であれば前記特定領域に遊技球を誘導し、所定値でなければ前記特定領域外に誘導する誘導判定手段と、
該誘導判定手段による判定結果を判定図柄により表示する誘導判定表示手段と、
前記特定入球装置の拡大時間を前記所定時間より増大せしめる拡大時間延長手段と、
前記誘導判定表示手段による変動表示時間を短縮する変動時間短縮手段と、
を備えて前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段を作動させ、更に、
前記拡大時間延長手段を作動させる拡大作動回数及び前記変動時間短縮手段を作動させる最大変動回数を予め設定する最大作動回数設定手段と、
該最大作動回数設定手段により設定された各々の回数が共に最大回数に至ったときに前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させる作動停止手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。Due to the game ball entering the entrance or passage entrance on the game board surface, the entrance width of the specific entrance device is expanded for a predetermined time, and the game ball passes through a specific area in the specific entrance device. In a gaming machine that causes a game advantageous to the player due to
The game ball entering the specific ball entry device is temporarily stopped, and if the random number extracted due to the timing of entering the ball is a predetermined value, the game ball is guided to the specific area, and if it is not the predetermined value Guidance determination means for guiding outside the specific area;
Guidance determination display means for displaying a determination result by the guidance determination means by a determination symbol;
An expansion time extending means for increasing the expansion time of the specific entry device from the predetermined time;
Fluctuation time shortening means for shortening the fluctuation display time by the guidance determination display means,
The expansion time extending means and the fluctuation time shortening means are operated after the end of the game advantageous to the player, and
Maximum operation number setting means for presetting the expansion operation number for operating the expansion time extension means and the maximum fluctuation number for operating the fluctuation time shortening means;
An operation stopping means for stopping the operation of the expansion time extending means and the fluctuation time shortening means when both of the numbers set by the maximum operation number setting means reach the maximum number;
A gaming machine characterized by comprising:
前記特定入球装置を拡大する場合には拡大報知図柄により報知する拡大報知手段を備え、前記最大作動回数設定手段が、前記遊技者に有利なゲーム終了後に前記拡大報知手段による拡大報知図柄の変動回数である報知変動回数の最大報知回数を設定し、
前記作動停止手段が、前記拡大作動回数、前記短縮変動作動回数及び前記報知変動回数が共に最大回数に至ったときに前記拡大時間延長手段及び前記変動時間短縮手段の作動を停止させることを特徴とする遊技機。The gaming machine according to claim 7,
In the case of expanding the specific pitching device, it is provided with an expansion notification means for notifying with an expansion notification symbol, and the maximum operation number setting means changes the expansion notification symbol by the expansion notification means after the game advantageous to the player. Set the maximum number of notifications for the number of notification fluctuations,
The operation stop means stops the operation of the expansion time extension means and the fluctuation time shortening means when the expansion operation count, the shortening variation operation count, and the notification variation count all reach the maximum count. To play.
各々の最大回数を消化したときに警告報知する警告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。The gaming machine according to claim 7 to claim 8,
A gaming machine comprising a warning notification means for notifying each of the maximum number of times.
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