JP4317648B2 - 鳥類飛来防止装置及び防止方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物、橋梁、鉄塔等の建造物に取り付けて、これらの建造物への鳥類の飛来を防止する鳥類飛来防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高圧送電線の鉄塔、歩道橋や橋げたなど鉄骨構造物、駅舎、倉庫或いは住宅などの建築物、寺院、教会、堂塔などの種々の文化財などでは、ハト、カラス、ムクドリ、川鵜などの種々の鳥類が飛来し、これらの建造物に止まり、或いは巣を作って子育てを行なう等が広く見られる。しかし、このような建造物に鳥類が飛来して止まり、糞を落とすことによって周囲を汚染したり、糞によって建造物自体に損傷を与えることが従来から問題となっていた。また、多数の鳥が集まることによって、このような糞害のほかに泣き声等による騒音も問題となっていた。
【0003】
このような人間生活に有害な影響を及ぼすカラス、ハト等の鳥類の飛来と建造物への侵入を防止するために、従来から種々の方法が試みられてきた。例えば、これらの鳥類の天敵である鷹や梟の形状を模した工作物を設置したり、爆発音や超音波を使用して脅したり、視覚や聴覚による脅しを目的とした鳥類飛来防止具がいろいろ提案され、多数商品化されていて、一応の効果を上げている。しかし、これらの鳥類飛来防止具は、飛来防止の効果やその持続性が不十分であったり、爆発音などを利用するものでは騒音などの問題があり、未だ満足できるものがないのが現状である。
【0004】
例えば、実用新案第3012207号公報には、帯状の絶縁材の両側縁に沿って2本の導電線を埋設し、その導電線の一部を露出させて、この導電線に高電圧のパルス電流を通し、電流による電気ショックで鳥を追い払う方法を記載している。しかし、この方法では鳥は帯状の絶縁材をつかんで止まることになるが、この場合、電流は鳥の胴体の中心の心臓付近を通らず、片方の足の指の間を通るだけであるため大きな電撃効果を与えることができない。また、鳥の足指の裏側は電気抵抗が大きく、多量の電流を流し有効な電撃効果を得るためには1万ボルト以上の電圧を必要とする。
【0005】
特開平8-256666号公報には、絶縁体で形成された溝の中に高電圧導体と接地導体の二つの導体を設け、やはり鳥が止まった時に電気ショックによって鳥を追い払う方法を記載しているが、この方法も上記の方法と同様に十分な満足すべき効果を発揮しない。
また、断面が三角形の棒状の材料を使用し、この三角形の頂点の位置に長手方向に高電圧の導電体を取り付け、底辺の両端の位置に長手方向にアース電極を取り付けた構造の鳥類飛来防止具もあるが、この場合も電流の流れは片方の足の指と指の間で起こるため、実用的な程度の効果を上げることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来提案されている種々の鳥類の飛来防止装置又は方法は、いずれもその効果及びその持続性が十分でなく、或いは騒音等の問題を引き起こすものであった。本発明は、このような従来の装置又は方法を改良して、種々の鳥類に対して鳥類の飛来防止効果が十分大きい、高電圧パルスの電撃作用による鳥類の飛来防止装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、かかる目的で鋭意検討の結果、ハトやカラスなどの鳥の足の裏側の指の付け根のふくろ部(人の「手のひら」に相当する部分)が電気抵抗が非常に小さく、電極をこの部分に接触させれば比較的小さいで電圧で大きな電流を通すことができること、及び鳥の両足にまたがって電流が流れるようにすれば大きな電撃作用を与えることができることを見出し、これらの知見に基づいて本発明を完成した。
【0008】
即ち、本発明は、複数の、それぞれ電気的に絶縁され、独立した、凸型の形状の高電圧電極とアース電極とを、基台上に一つ又は二つを一組として交互に線状又は面状に配置し、これらの高電圧電極とアース電極とがそれぞれ並列に高電圧パルス発生源に接続するための導電性部材により連結されてなる鳥類の飛来防止装置である。
【0009】
また、本発明は、複数の、それぞれ電気的に絶縁され、独立した、凸型の形状の高電圧電極とアース電極とを、基台上に一つ又は二つを一組として交互に線状又は面状に配置し、これらの高電圧電極とアース電極との間に高電圧パルス発生源から高電圧のパルス電流を流し、電極に止まる鳥類に電気ショックを与えることを特徴とする鳥類飛来防止方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を図を用いて更に詳しく説明する。
図1は、高電圧パルス発生源20に接続した、本発明の鳥類の飛来防止装置1の一実施例の部分斜視図であり、図2はその分解斜視図である。
複数の高電圧電極2、2’と複数のアース電極3、3’がそれぞれ電気的に絶縁された状態で、交互に基台4に取り付けられ、これらの複数の高電圧電極2、2’と複数のアース電極3、3’は並列結合で高電圧パルス発生源20に、高電圧導線9及びアース導線10を介して接続される。高電圧電極2、2’とアース電極3、3’は、鳥がここにつかまって止まる部分であるが、鳥の足の裏のふくろ部がこれらの電極に接触するように上向きに凸型の形状をしていることが必要である。具体的には、電極の中心部が高いきのこ型、半球型、かまぼこ型、サイコロ型、円錐型、三角錐型等の形状が好ましい。図3は、このような本発明に使用する半球状の形状の電極部分の部品の断面図を示す。
【0011】
電極2と2'の間隔、電極2’と3の間隔は、ここに止まる鳥の大きさによって決定される。鳥がその両足を高電圧電極とアース電極とに乗せて止まると、高電圧パルスを通した時に電流が片方の足から胴体の心臓付近を通って他方の足に流れるため大きな電気ショックが発生する。従って、電極間の間隔は鳥が二つの電極をまたいで止まるような寸法が好ましい。一方、中型の鳥類であるカラス及びハトの両足の間の距離はそれぞれ約80mm及び約50mmであり、ヒヨドリ、ムクドリ等の小型鳥類では両足の間の距離は約30mmである。従って、このような種々の大きさの鳥の全てに対して有効な効果を発揮するものでなければならない。このような観点から、電極2と2'の間隔、電極2と3の間隔は20〜50mmが好ましく、25〜35mmが更に好ましい。このような間隔であると、カラスやハトのような中型の鳥類は一つおきの電極に止まることとなり、例えば電極2と3にそれぞれ片足を乗せて止まり、必ず片方の足の高電圧電極から他方の足のアース電極へ電流が流れて大きな電気ショックを与えることができる。また、ヒヨドリやムクドリのような小型鳥類は隣り合う電極にそれぞれ片足を乗せて止まることとなり、例えば電極2と2’にそれぞれ片足を乗せて止まった場合には両方とも高電圧電極であるので、鳥の体内には電流が流れず電気ショックを与えることはできない。しかし、これらの小型鳥類はその習性から1ケ所に長時間動かずに止まっていることはなく、常に動いているため、別の位置に移動し、他の電極、例えば電極2’と3にそれぞれ片足を乗せて止まった時に体内を電流が流れて大きな電気ショックを与えることができ、結果としてこれらの鳥を追い払うことができる。
【0012】
また、電極の大きさは、きのこ型又は半球型の場合には、中型の鳥類としてカラスやハトが止まる場合を考慮して、これらの鳥の足指の大きさから電極の直径が30mm〜50mmが好ましく、35mm〜40mmが更に好ましく、ムクドリやヒヨドリ等の小型の鳥類が止まる場合を考慮して電極の直径が20mm〜40mmが更に好ましく、25mm〜35mmが最も好ましい。かまぼこ型又はサイコロ型では、一辺の長さが30mm以下、5mm以上が好ましく、20mm以下、10mm以上が更に好ましい。高さは50mm以下、30mm以上が好ましい。円錐型又は三角錐型では、一辺の長さが30mm以下、5mm以上が好ましく、傾斜角度が45度以上が好ましい。
【0013】
電極と電極の間の隙間は、上記の電極の間隔と電極の大きさとの関係によって決まるが、隙間部分に鳥が止まることを避けるためにできるだけ少なくすることが好ましく、具体的には5mm〜20mm、好ましくは8mm〜12mmの隙間となるように電極を配置する。
【0014】
また、本発明の鳥類飛来防止装置は屋外で使用することが多く、風雨に曝されることになるので、このような状況下でも安全に、且つ有効に使用できなければならない。従って、本発明の高電圧電極とアース電極とはいずれも、きのこ型、半球型、かまぼこ型、サイコロ型、円錐型、三角錐型等のどのような形状であっても、電極部の電気的な絶縁性を確実にするために、電極2、3等と基台4との間に空間を有し、その間を絶縁性のスリーブ7、8を介して接続・固定した、いわゆる傘状の形状の構造とする必要がある。このような構造とすることによって、電極部に当たった雨の水滴は電極に滞留することなく容易に流れ落ち、基台と電極とが電気的に導通することがない。
【0015】
電極2、2’、3、3’は導電性の材料であれば使用することができ、例えば鉄、鋼、ステンレス、銅、アルミニウム、導電塗料を塗布した合成樹脂等の材料等の材料が使用することができるが、一般的にはステンレス製又は鋼製の板状材料を前述のような形状に成形したものを使用する。電極部を取り付ける基台4は、内部に高電圧導電部材11とアース導電部材12とが絶縁板13によって互いに絶縁された状態で組み入れられた構造であり、鉄塔の鉄骨等の長尺部材に取り付ける場合には電極を1列に並べた細長い棒状の形状とする。また、ある程度の面積を有する平面に取り付ける場合には、電極を複数列で平面状に並べて取り付けた平板状の形状とすることができる。基台を構成する材料は、ステンレス又は鋼等の導電性の材料も使用することができるが、十分な強度を有し、電気絶縁性に優れ、かつ風雨等に曝されても腐食等の恐れがない等の点から、硬質塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン等の合成樹脂製の材料を使用することが好ましい。
【0016】
電極2、2’、3、3’と基台4との間には電気絶縁性のスリーブ7,8を設ける。電極2、2’、3、3’は、このスリーブを介して、金属などの導電性のボルト、止めネジ、リベットなどの固定具14によって高電圧電極2,2’とアース電極3,3’を基台4に固定すると同時に、それぞれ高電圧導電部材11とアース導電部材12に絶縁板13で互いに絶縁されて電気的に接続する。このスリーブは、軟質塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン等の合成樹脂製又はゴム製の電気絶縁性の材料であり、電極及び固定具14が基台やその他の部材に直接接触することなく、互いに電気的に絶縁する。図4には、このような電極を2個一組で高電圧導電部材11とアース導電部材12に取り付ける場合の一例として、絶縁板13の代わりに基台上蓋5内部に隔壁16を設けた場合の、基台上蓋と導電部材の部分分解図を示す。
【0017】
このようにして構成された本発明の鳥類飛来防止装置を、高電圧導線9とアース導線10を通して高電圧パルス発生源20に接続し、電極部に高電圧パルスを通じることによって鳥類を追い払うことができる。鳥類を追い払うに有効な高電圧パルスは、鳥の種類にかかわらず、パルス間隔が、一般的に毎秒0.2〜10回、好ましくは毎秒0.5〜2回であり、通電時間が0.00002秒〜0.01秒、好ましくは0.0001秒〜0.002秒である。電気ショックを与えるための通電時の電流、及び電圧は、鳥の種類によって若干相違する。例えば、カラス及びハトが忌避反応を示す電流は、それぞれ2.2〜3.2mA及び0.5〜1.3mAであり、最も電気抵抗の低い足の裏のふくろ部に電極が接触した場合には、それぞれの電気抵抗値から必要な最少の電圧は、カラスの場合に1150V、ハトの場合に660Vとなる。ヒヨドリ、ムクドリ等の小型鳥類は足裏の抵抗が小さいためこれより小さい電圧でよい。従って、ハトより小さい鳥の飛来防止が目的であれば約700Vのパルス電圧を、カラスをも対象にする場合は約1200Vのパルス電圧をかければよい。従って、ハトより小さい鳥の飛来防止を目的とする場合は、パルス電圧は700V〜2300V、好ましくは700V〜1400Vであり、カラスより小さい鳥の飛来防止を目的とする場合は、パルス電圧は1200V〜4000V、好ましくは1200V〜2500Vである。
【0018】
これらのパルス電圧の値は、従来の高電圧パルス方式による鳥類飛来防止装置の場合に必要としたパルス電圧が7000V〜9000Vであったのに比べると著しく低い電圧で、これらの鳥類を効果的に追い払うことができる。
【0019】
高電圧パルスは、一般に市販されている交流100V又は200Vの電源を使用する高電圧パルス発生装置を使用することができる。この他にも、太陽光発電装置と組み合せた高電圧パルス発生装置が、特に山中の送電線鉄塔などに設置する場合のように一般の交流電源の利用が困難な場合に特に有用である。このような高電圧パルス発生装置を本発明の鳥類飛来防止装置に接続し、パルス電圧、パルス周期等を防除したい鳥の特性に合わせて設定すればよい。また、電源としては、この外にもバッテリーやエンジン式の発電機等を使用することができる。
【0020】
本発明の鳥類飛来防止装置は、これを鳥が止まって糞害その他の被害を引き起こしやすい場所に取り付けて使用する。例えば、送電線鉄塔、橋梁、歩道橋、工場、倉庫、駐車場、広告塔や駅のプラットホーム、屋根裏等の鉄骨構造物の水平の角型鋼(アングル)などの鉄骨部材の平面部分、信号機、街路灯、電柱等の水平部分、住宅などのベランダの手すり、ひさし、空調室外機等に、適当な固定具を使用して固定し、これを高電圧パルス発生装置に接続して高電圧パルスを発生させて使用する。図5及び図6には、本発明の鳥類飛来防止装置をこのような角型鋼の取り付けた場合の固定方法の実施例を示す。
【0021】
また、鉄骨や橋梁などでは構造物の隅の部分に補強材として一定の面積のある平面状の部材が取り付けられることがあり、このような場所も多数の鳥が止まって被害を発生させることが多い。このような場所には、第7図に示すように、第1図と同様の形状の高電圧電極とアース電極を一つ又は二つを一組にして、基台上に交互に平面状に配置した平板状の鳥類飛来防止装置を取り付けて使用することができる。
【0022】
【実施例】
カラス及びハトについて、それらの両足の間の電気抵抗値を左右の足の裏の指の部分の間と、左右の足の裏の指のふくろ部の間で測定したところ、前者の場合はカラスで1000MΩ以上、ハトで200MΩ以上であり、後者の場合はカラスで平均0.36MΩ、ハトで0.51MΩであった。従って、両足のふくろ部に電極が接触するようにして電圧をかければ、足の指裏の場合に比べて数百分の一から千分の一の電圧で十分な電流を通すことが可能であることが分かった。
【0023】
ついで、カラス、ハト等の足の指の寸法の測定を行ない、これらの知見にもとずき、鳥が指でつかんで止まった場合に足裏のふくろ部が接触するような構造として、第3図に示すような、傘部の直径が40mm、高さ10mmの略半球状の電極を作製した。
【0024】
一方、カラス、ハト、ヒヨドリ、ムクドリの両足の間の間隔を測定したところ、それぞれ平均値として、カラスで80mm、ハトで50mm、ヒヨドリで30mm、ムクドリで25mmであった。これらの鳥が二つ又は三つの電極にまたがって止まるように、これらの知見をもとに二つの電極の間隔を25mmとした。第1図、第2図に示すような、内部に高電圧導電部材11とアース導電部材12と絶縁板13とを有する長尺の箱状の基台4の上に、上記の略半球状の電極を25mmの間隔で直線状に取り付け、これらの電極の2個を高電圧導電部材11と、次の2個をアース導電部材12と接続し、以後同様に交互に2個ずつ1組で高電圧電極2、2’、アース電極3、3’となるように全体で40個取り付けた。それぞれの電極は電気絶縁性のスリーブ7又は8に挿入した固定具14で基台4に固定され、固定具14は、基台4及びそれが絶縁されるべき高電圧導電部材11又はアース導電部材12と電気的に絶縁されている。
【0025】
この鳥類飛来防止装置を川鵜が飛来して糞公害が発生している送電線鉄塔の1本の水平鉄骨の平面部分の上に取り付け、これを太陽光発電機を有する高電圧発生装置につないだ。パルス電圧2400V、パルス間隔1.2秒、通電時間0.0001秒で高電圧パルスを通じ、この状態で3ヶ月間観察した。
通電直後から、川鵜の飛来がなくなり、川鵜が他の鉄塔に移動した。3ケ月経過しても川鵜の飛来が見られず、長期間の使用による慣れも起こらないことが分かった。
【0026】
同じ装置を、ヒヨドリによる糞公害が発生している鉄塔に取り付け、パルス電圧2400V、パルス間隔1.2秒、通電時間0.00005秒で高電圧パルスを通じ、この状態で3ヶ月間観察した。この場合も、ヒヨドリの飛来が防止でき、その効果が持続し、糞公害等を防止することができた。
【0027】
【発明の効果】
本発明の鳥類飛来防止装置では、鳥がその両足を高電圧電極とアース電極にそれぞれ足を乗せて止まることが多く、かつこの電極をつかんだ時に電極部が鳥の足裏のふくろ部に接触する構造となっているため、比較的低い電圧で鳥の体内に電流が通じ、しかも高電圧電極とアース電極とにそれぞれ足を乗せるため電流が鳥の体内の心臓付近を通るため、少ない電流で鳥に十分な電気ショックを与えることができる。従って、従来の電気ショックによる飛来防止装置に比較して低い電圧で十分に効果的な鳥類の飛来防止が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、高電圧パルス発生源に接続した、本発明の鳥類防止装置の部分斜視図である。
【図2】 図2は、図1の本発明の鳥類防止装置を分解した部分斜視図である。
【図3】 図3は、一つの電極の断面図である。
【図4】 図4は、電極を2個一組で高電圧電極とアース電極につなぐ場合の一実施例の、基台上蓋と導電部材部分を分解した部分斜視図である。
【図5】 図5は、角型鋼への取り付けの一例を示す部分斜視図である。
【図6】 図6は、角型鋼への取り付けの一例を示す部分斜視図である。
【図7】 図7は、電極を平面状に配置した、本発明の鳥類防止装置の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 鳥類防止装置
2 高電圧電極
3 アース電極
4 基台
5 基台上蓋
6 基台底板
7 高電圧電極用スリーブ
8 アース電極用スリーブ
9 高電圧電極導線
10 アース電極導線
11 高電圧導電部材
12 アース導電部材
13 絶縁板
14 固定具
15 側板
16 隔壁
20 高電圧パルス発生装置
Claims (6)
- 複数の、それぞれ電気的に絶縁され、独立した、きのこ型、半球型又はかまぼこ型何れかの形状である高電圧電極とアース電極とを、基台上に一つ又は二つを一組として交互に面状に配置し、これらの高電圧電極とアース電極とがそれぞれ並列に高電圧パルス発生源に接続するための導電性部材により連結されてなる鳥類飛来防止装置。
- 電極の間隔が20mm〜50mmである請求項1に記載の鳥類飛来防止装置。
- 二個の電極を一組として、交互に高電圧電極及びアース電極として基台上に線状又は面状に配置した請求項1又は請求項2に記載の鳥類飛来防止装置。
- 複数の、それぞれ電気的に絶縁され、独立した、きのこ型、半球型又はかまぼこ型何れかの形状である高電圧電極とアース電極とを、基台上に一つ又は二つを一組として交互に面状に配置し、これらの高電圧電極とアース電極との間に高電圧パルス発生源から高電圧のパルス電流を流し、電極に止まる鳥類に電気ショックを与えることを特徴とする鳥類飛来防止方法。
- 高電圧電極とアース電極との間のパルス電圧が700ボルト〜2400ボルトである請求項4に記載の鳥類飛来防止方法。
- パルス電流のパルス間隔が毎秒0.2回から10回であり、通電時間が0.00002秒〜0.01秒である請求項4又は請求項5に記載の鳥類飛来防止方法。
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