JP3383645B2 - おどし機及びおどし機用裸電線 - Google Patents

おどし機及びおどし機用裸電線

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JP3383645B2 JP2000571752A JP2000571752A JP3383645B2 JP 3383645 B2 JP3383645 B2 JP 3383645B2 JP 2000571752 A JP2000571752 A JP 2000571752A JP 2000571752 A JP2000571752 A JP 2000571752A JP 3383645 B2 JP3383645 B2 JP 3383645B2
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    • A01M29/24Scaring or repelling devices, e.g. bird-scaring apparatus using electric or magnetic effects, e.g. electric shocks, magnetic fields or microwaves
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、害鳥や害獣を追い払うためのおどし機及び
それに用いられる電線に関し、特に、感電式のおどし機
及びその裸電線に関する。
背景技術 害鳥や害獣により、糞公害、鳴き声や飛ぶ時の騒音、
農作物への被害等が発生し、生活環境が脅かされること
がある。
その対策として、従来より、害鳥に対しては、キラキ
ラ光る銀色テープを張り巡らす、爆音をたてる、ネコや
猛禽等の絵や型紙、模型等をぶらさげておく、そのよう
な模型を電気的に動かす、その模型から鳴き声を発する
よう録音テープを再生する等の様々なおどし機が考案さ
れている。
また、害獣に対しては、金網、柵、有刺鉄線等で敷地
を囲う等の対策が講じられている。
しかしながら、これらの方策は、いずれも充分に功を
奏しているとは言えない。
猛禽類やネコの模型を動かす等の刺激を与える上記方
法では、害鳥や害獣は、時間の経過と共に、それらの刺
激が一定の法則に従って動いていることを見破り、その
ことに馴れてしまって平気となる。また、柵や金網等が
設置されても、害獣は、地下を掘ったりして敷地内に侵
入し、被害を与えたりする。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、より確実に害鳥や害獣を追い払うことが可能
なおどし機を提供することを目的とする。
発明の開示 上記目的を達成するために、本発明に係る裸電線は、
感電式おどし機に用いられる裸電線であって、絶縁テー
プと絶縁被覆されていない2本の導線とからなり、前記
2本の導線は、一定距離をおいて平行するように前記絶
縁テープの片面上に固着されていることを特徴とする。
このような裸電線を、適当な長さのケーブルや棒等の
芯に巻きつけたり、樹木の枝や建物の材木等に巻きつ
け、その裸電線の2本の導線に高電圧を印加しておくこ
とで、その裸電線に触れた害鳥や害獣は、突然に理由も
なく全身に走る感電ショックによる衝撃を受け、理由の
わからない恐怖のために馴れることができず、その場か
ら退散し、再びその場所に近づくことを止める。
ここで、前記絶縁テープは、前記2本の導線に挟まれ
た前記片面上の位置に、前記2本の導線と平行する突起
部を有する構造とすることができる。これによって、こ
の裸電線が野外に設置されて雨等がかかった場合であっ
ても、それら2本の導線は突起部によって離隔されてい
るので、導通状態になりにくく、漏電の発生が回避され
る。また、害獣が導線に触れた場合であっても、それら
2本の導線が絶縁テープから剥がれて接触してしまうと
いう不具合の発生も防止される。
また、前記絶縁テープはさらに、前記2本のうちの1
本の導線よりも縁側の前記片面上の位置に、前記2本の
導線と平行する突起部を有する構造とすることもでき
る。これによって、この絶縁テープを隙間なく、かつ、
重ねることなく、棒等に巻きつけて使用する場合であっ
ても、その絶縁テープの面上に形成された2つの突起部
によって、隣接する2本の導線が確実に離隔されるの
で、より短絡等の異常が発生しにくくなる。
また、上記裸電線を芯に巻きつけるときに、その芯の
長手方向に対して斜めとなるよう螺旋状に巻きつけてい
ってもよい。これによって、害鳥や害獣が、手や足で、
その裸電線が巻かれた棒等を掴んだときに、2本の導線
がその手や足と接触する確率が高くなる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るおど
し機は、感電式のおどし機であって、前記裸電線と、前
記裸電線の2本の導線間に高電圧を印加する高圧電源
と、雨が降っていることを検出する検出手段と、前記検
出手段により雨が降っていることが検出されると、前記
高圧電源から前記裸電線への高電圧の印加を遮断する遮
断手段とを備えるシステムとすることもできる。これに
よって、雨天でも使用可能なおどし機が実現され、その
管理が容易となる。
ここで、前記検出手段は、絶縁被覆されていない2本
の導線が棒状の芯に巻きつけられたセンサーと、前記セ
ンサーの2本の導線間の絶縁性の変化によって前記高電
圧を遮断する遮断部とを有する構成とすることもでき
る。これによって、簡易で、かつ、コストがかからな
い、雨天時でも使用可能なおどしシステムが実現され
る。
図面の簡単な説明 図1は、本発明に係る絶縁テープを示し、(a)は、
その斜視図であり、(b)は、その長手方向と直交する
横断面図である。
図2は、本発明に係るテープ状裸電線を示し、(a)は、
その斜視図であり、(b)は、その長手方向と直交する横
断面図である。
図3は、本発明に係る棒状裸電線を示し、(a)は、そ
の棒状裸電線を製作している様子を示す図であり、(b)
は、そのようにして完成された棒状裸電線の長手方向の
中心線に沿った断面図である。
図4は、本発明の感電式おどし機の構成を示すブロッ
ク図である。
図5は、同おどし機に使用される漏電防止器の具体的
な構成例を示す図である。
図6は、同おどき機の棒状裸電線に害鳥がとまったと
きの様子を示す図である。
図7は、同おどし機の棒状裸電線に害獣の前足や手が
触れたときの様子を示し、(a)はそのときの害獣と棒状
裸電線との位置関係、(b)は害獣の前足と棒状裸電線と
の位置関係を示す。
図8は、同おどし機の棒状裸電線に害獣の鼻が触れた
ときの様子を示し、(a)はそのときの害獣と棒状裸電線
との位置関係、(b)は害獣の鼻と棒状裸電線との位置関
係を示す。
図9は、本発明の変形例に係るテープ状裸電線を示
し、(a)は、その斜視図であり、(b)は、そのテープ状
裸電線を用いた棒状裸電線の長手方向の中心線に沿った
断面図である。
図10は、テープ状裸電線を樹木の枝に巻きつけたお
どし機を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳
細に説明する。
まず、図1〜図3を用いて、本発明に係る感電式おど
し機に用いられる裸電線の製法を説明する。この製法
は、テープ状の裸電線(以下、「テープ状裸電線」とい
う。)を製作する第1の工程と、そのようなテープ状裸
電線を棒状の芯に巻きつけて完成される棒状の裸電線
(以下、「棒状裸電線」という。)を製作する第2の工程
とからなる。
図1〜図2は、テープ状裸電線の製法を説明するため
の図である。
まず、図1に示されるような絶縁テープを準備する。
図1(a)は、その絶縁テープ10の斜視図であり、図
1(b)は、その長手方向と直交する横断面図である。
準備する絶縁テープ10は、プラスチックやビニール
等の弾力性に富む絶縁材料を使用したフィルムを素材と
し、リボンのような長尺物とする。その断面は、土台部
分である平板シート部10aの上面の中央と一端の2箇
所に三角状の突起部10b、10cが設けられた形状で
ある。
その大きさは、例えば、平板シート部10aの幅を1
cm、厚みを1mmとし、三角状の突起部10b、10
cの高さを2mmとする。具体的な製造方法としては、
高温に溶かされた絶縁体材料を上記図1(b)に示され
た断面の上辺を底とする型に流し込んでいく一体成型と
すればよい。
続いて、上記絶縁テープ10の上面に、レートを敷設
する如く、2本の銅線を平行に貼り付けていくことで、
図2に示されるようなテープ状裸電線20を完成させ
る。
図2(a)は、このようにして完成されるテープ状裸電
線20の斜視図であり、図2(b)は、その長手方向と
直交する横断面図である。
平板シート部10aの上面の2個所の平面部それぞれ
に、裸の銅線11a、11bが接着剤を用いて貼り付け
られている。銅線11a、11bは、絶縁テープ10に
貼り付け易い形状のもの、例えば、その断面が釣鐘形や
半円形となっているものを用いる。また、その大きさに
ついては、銅線11a、11bを絶縁テープ10に貼り
付けた状態において、その高さが突起部10b、10c
と略同じ高さ(面一)となるような太さ(径)の銅線1
1a、11bを用いる。
これら2本の銅線11a、11bは、高電圧を印加す
るための1対の電極として機能するものである。
次に、以上のようにして完成したテープ状裸電線20
を適当な長さに切断された電線ケーブル、竿、棒切れ等
を芯として螺旋上に巻きつけていく。これによって、棒
状裸電線を完成させる。
図3(a)は、棒状裸電線30を製作している様子を
示す図であり、図3(b)は、そのようにして完成され
た棒状裸電線30の長手方向の中心線XX’に沿った断
面図である。
ここでは、物干し竿21を芯とし、そこにテープ状裸
電線20を巻きつけていく。具体的には、竿21に対し
て斜めにテープ状裸電線20を当て付け、竿21を回転
していくことで、隙間なく、かつ、重ねることなく、テ
ープ状裸電線20を螺旋状に巻きつけていく。このと
き、必要に応じて接着剤を用いればよい。その結果、図
3(b)の断面図に示されるように、銅線11a、11
bと三角状の突起部10b、10cとは交互に並ぶこと
となる。
次に、以上のようにして製作された棒状裸電線30を
用いた感電式おどし機を説明する。
図4は、その感電式おどし機40の構成を示すブロッ
ク図である。このおどし機40は、目的とする場所(野
外)に設置しておくだけで、無人で害鳥や害獣を追い払
うことが可能なシステムであり、高圧電源31と漏電防
止器32と棒状裸電線30とから構成される。
高圧電源31は、複数の高圧乾電池が直列接続された
ものであり、棒状裸電線30に巻かれた2本の銅線11
a、11b間に印加するための高圧、例えば、3000
V等の直流電圧を発生する。ただし、電気容量は小さく
てよく、その最大出力電流が1μA程度の弱電流とす
る。
漏電防止器32は、雨天時における棒状裸電線30で
の漏電を防止する機器であり、降雨を検出すると、高圧
電源3から棒状裸電線30への電圧印加を遮断する。
棒状裸電線30は、上述のようにして製作された約3
mの棒であり、目的とする場所、例えば、害鳥が集まる
軒下において竿のように架設されたり、害獣が出没する
場所の地上高5〜50cmの位置に支柱等を用いて地面
と平行に設置されたりする。なお、本図及び以下の図面
(図5〜図8)に示された棒状裸電線30は、図3に示
された工程によって完成された棒状裸電線30と同一物
であり、その外観が省略して図示されている。
このようなおどし機40の動作は次の通りである。
雨が降っていないときには、漏電防止機32は、内蔵
の遮断器をON状態に保持する。その結果、高圧電源3
からの高電圧が棒状裸電線30に巻かれた2本の銅線1
1a、11b間に印加されるが、その間は絶縁されてい
るので、電流は流れない。害鳥が棒状裸電線30にとま
ったり、害獣が棒状裸電線30に触れたときに、初め
て、その間だけ電流が流れる。棒状裸電線30に触れた
害鳥や害獣は、高電圧によってショックを受けるが、弱
電流しか流れないので、殺傷されることは回避される。
一方、雨が降っているときは、漏電防止器32は、内
蔵の遮断器をOFF状態に保持する。その結果、高圧電
源3からの高電圧は棒状裸電線30に印加されない。こ
れによって、棒状裸電線30が雨で濡れているために無
駄な電流が流れ続けるという漏電の発生が防止される。
図5は、漏電防止器32の具体的な構成例を示す図で
ある。漏電防止器32は、降水センサー32aと電池3
2bと電磁リレー32cとから構成される。
降水センサー32aは、雨が降っていることを検出す
るセンサーであり、2本の裸の銅線が、約5mmの距離
をおいて平行となるように、長さ約30cm直径約1c
mの電線ケーブルの外被に螺旋状に巻きつけられたもの
である。この降水センサー32aは、例えば、支柱等か
ら紐等を用いてぶらさげておくことで、雨がかかる野外
の空中に地面と平行して曝されている。
電池32bは、6V等の電池であり、直列に接続され
た電磁リレー32cの駆動端子を介して、降水センサー
32aの上記2本の銅線間に直流電圧を印加している。
電磁リレー32cは、ノーマリONの電磁誘導式リレ
ーであり、内蔵の駆動コイル用の駆動端子間に電流が流
れると、その間だけ、信号端子間をOFF(遮断)にす
る。なお、信号端子は、おどし機40の高圧電源31の
負極端子と棒状裸電線30の1本の銅線11aとの間に
直列に接続されている。
このような漏電防止器32の動作は次の通りである。
いま雨が降っているとすると、野外にさらされた降水
センサー32aに雨がかかり、その雨水33が降水セン
サー32aの下端部等に滞る。すると、電圧が印加され
ている降水センサー32aの2本の銅線間に電流が流
れ、電磁リレー32cの駆動コイルにも電流が流れて電
磁リレー32cの信号端子はOFFとなる。その結果、
高圧電源31から棒状裸電線30への高電圧の供給が遮
断され、棒状裸電線30での漏電が防止される。
そして、雨が止み、滞っていた雨水33が降水センサ
ー32aの表面から乾燥して無くなると、降水センサー
32aの2本の銅線間に電流が流れなくなり、電磁リレ
ー32cの信号端子はON状態に復帰する。その結果、
高圧電源31から棒状裸電線30への高電圧の供給が再
開され、おどし機40が機能し始める。
なお、棒状裸電線30は、2本の裸銅線が一定間隔で
棒等に巻きつけられている点で降水センサー32aと共
通するが、隣接する銅線間に三角状の突起部10b、1
0cが設けられているので、同じ雨天下であっても、降
水センサー32aよりも短絡しにくい構造となってい
る。
図6は、おどし機40の棒状裸電線30に害鳥がとま
ったときの様子を示す図である。棒状裸電線30には、
裸の銅線11a、11bが棒状裸電線30の長手方向に
対して斜めに巻かれているので、害鳥が棒状裸電線30
を鷲づかみにして止まったた場合には、多くの銅線11
a、11bが害鳥の脚41a、41bに接触し易くなっ
ている。害鳥は感電によるショックを受けてビックリ
し、その場所から飛び立つ。
図7は、おどし機40の棒状裸電線30に害獣42の
前足や手が触れたときの様子を示す図である。図7
(a)はそのときの害獣42と棒状裸電線30との位置
関係、図7(b)は害獣の前足や手42a、42bと棒
状裸電線30との位置関係を示す。ネズミやウサギ等の
小動物、熊や猿等は、前足や手で物を掴む習性があるの
で、高圧が印加された棒状裸電線30に対しても同様に
して前足や手で掴む。そのときに感電ショックを受け、
動物たちは、驚いてその場を立ち去る。
図8は、おどし機40の棒状裸電線30に害獣43の
鼻43aが触れたときの様子を示す図である。図8
(a)はそのときの害獣43と棒状裸電線30との位置
関係、図8(b)は害獣43の鼻43aと棒状裸電線3
0との位置関係を示す。鹿や猪等は、物に鼻をくっつけ
て匂いを嗅ぐ習性があるので、高圧が印加された棒状裸
電線30に対しても同様にして鼻をつける。そのときに
感電ショックを受け、それら動物は、驚いてその場を立
ち去る。
以上、本発明の感電式おどし機及びその裸電線につい
て実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれら実
施の形態に限られないことは勿論である。
例えば、本実施の形態では、テープ状裸電線20は、
平板シート部10aに三角状の突起部10b、10cが
設けられた形状であったが、図9に示される変形例のよ
うな形状であってもよい。
図9(a)は変形例に係るテープ状裸電線60の斜視
図であり、図9(b)はそのテープ状裸電線60を竿等
の棒61に巻きつけることで完成される棒状裸電線65
の長手方向の中心線に沿った断面図である。
この変形例のテープ状裸電線60は、その断面が、土
台部分である平板シート部60aの上面の中央と両端の
3箇所に台形状の突起部60b〜dが設けられた形状で
ある。また、そこに埋設して接着されている裸銅線61
a、61bは、その断面が矩形である。このような形状
のテープ状裸電線60であっても、本実施の形態のテー
プ状裸電線20と同様の効果が得られることは言うまで
もない。
また、本実施の形態では、テープ状裸電線20は棒等
を芯として巻きつけられたが、図10に示されるよう
に、害鳥が集まり易い樹木の枝や、垣根・塀を構成する
材木等に対して直接に巻きつけてもよい。そのときに、
テープ状裸電線20を隙間なく密着させて巻きつけるの
ではなく、枝や棒等に寝かせるように、例えば、それら
のなす鋭角を30度ぐらいにして、大きく隙間を設けな
がら巻きつけてもよい。これによって、同じ量のテープ
状裸電線の消費であっても、より長い距離にわたって感
電させ得る箇所を設けることができる。
また、本実施の形態では、1本の棒状裸電線30だけ
が張り巡らされたが、本発明のおどし機はこのような形
態だけに限られず、ネズミやウサギ等の小型動物の害獣
に対しては、棒状裸電線30を地上高数センチの位置
に、1〜数本、地面と平行に張っておき、また、猿、
熊、鹿、猪等の大型動物の害獣に対しては、彼等の身体
に合った高さに、1〜数本、地面と平行に張っておけば
よい。これによって、対象とする害獣に対して、より高
い確率で威嚇効果を発揮し得る。
また、テープ状裸電線の製造過程において平板シート
部の底面に粘着材を付けておき、さらに、その面を紙シ
ール等で保護しておくことで、好みの場所に巻きつけて
使用できる汎用性の高い実用的な部品としてのテープ状
裸電線が完成される。
また、本実施の形態では、高圧電源31は、複数の乾
電池を内蔵していたが、これに換えて、太陽電池とした
り、商用のAC100Vの供給を受けて高電圧を発生す
る構造としてもよい。これら電源の種類は、必要とされ
るコストやメンテナンス等とを考慮して選択すればよ
い。同様に、漏電防止器32についても、内蔵されてい
た電池に換えて、高圧電源31からの電力供給によって
充電可能な二次電池としてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明に係るおどし
機は、以下のような効果を奏する。
本発明のおどし機は音も立てないし、猛禽の模型や型
紙等の特別な形態をしている物ではないので、害鳥は、
羽休め等のために本発明の裸電線に止まろうとするが、
止まった瞬間に、全身に感電ショックが襲うため、その
ショックの原因がわからず、その事態に馴れることがで
きないで、その場所から退散する。
同様に、害獣は、人の姿も見えず、その上、本発明の
おどし機の裸電線等が何処にでもあるツル草のように見
え、その体躯で押して通ろうとする習性を有するので、
あるものは、手で、また、あるものは足で、鼻で、押す
ため、それらが裸電線に接した瞬間に、全身を襲う電気
ショックに驚愕し、理由がわからないまま、その恐怖の
ためにその場所から逃げ去る。
ここで、裸電線に印加する電圧や最大電流を適切に選
択しておくことにより、それに触れた害鳥や害獣に感電
ショックを与えるだけに止め、殺傷してしまうことを避
けることができる。つまり、人畜無害とすることもでき
る。
また、裸電線に高電圧が印加されているものの、電流
は流れないので、その消費電力はゼロに等しく、従来の
ように猛禽等の模型を動かしておく方式に比べ、極めて
省エネルギーであり、運用コストは低く、管理も楽であ
る。
このように、本発明によれば、省エネルギーで、か
つ、害鳥や害獣を殺傷することなく目的の場所から確実
に追い払うことができ、これによって、農作物の被害が
少なくなり、糞公害による汚染から重要な建造物が守ら
れ、公園や街路の美観や平穏が維持され、地域の生活環
境が守られ、その実用的効果は極めて大きい。
産業上の利用の可能性 本発明の裸電線及び感電式おどし機は、害鳥や害獣を
追い払うためのおどし機として有用であり、特に、害鳥
や害獣を殺傷することなく低い運用コストで目的の場所
から追い払うためのおどし機として適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 29/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感電式おどし機に用いられる裸電線であ
    って、 絶縁テープと絶縁被覆されていない2本の導線とからな
    り、 前記2本の導線は、一定距離をおいて平行するように前
    記絶縁テープの片面上に固着され、 前記絶縁テープは、前記2本の導線に挟まれた前記片面
    上の位置に、前記2本の導線と平行する第1突起部を有
    し、 前記2本の導線と前記第1突起部とは、前記絶縁テープ
    の片面から略同じ高さだけ突起していることを特徴とす
    る裸電線。
  2. 【請求項2】 前記絶縁テープはさらに、前記2本のう
    ちの1本の導線よりも縁側の前記片面上の位置に、前記
    2本の導線と平行する第2突起部を有し、 前記第2突起部は、前記絶縁テープの片面から前記高さ
    だけ突起していることを特徴とする請求項1記載の裸電
    線。
  3. 【請求項3】 感電式おどし機に用いられる棒状の裸電
    線であって、 請求項2記載の裸電線と棒状の芯とからなり、 請求項2記載の裸電線が前記芯に螺旋状に巻きつけられ
    ていることを特徴とする裸電線。
  4. 【請求項4】 感電式のおどし機であって、 請求項3記載の裸電線と、 前記裸電線の2本の導線間に高電圧を印加する高圧電源
    と、 雨が降っていることを検出する検出手段と、 前記検出手段により雨が降っていることが検出される
    と、前記高圧電源から前記裸電線への高電圧の印加を遮
    断する遮断手段と を備えることを特徴とするおどし機。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、 絶縁被覆されていない2本の導線が棒状の芯に巻きつけ
    られたセンサーと、 前記センサーの2本の導線間の絶縁性の変化によって前
    記高電圧を遮断する遮断部とを有することを特徴とする
    請求項4記載のおどし機。
JP2000571752A 1999-12-13 1999-12-13 おどし機及びおどし機用裸電線 Expired - Fee Related JP3383645B2 (ja)

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