JPH05123092A - 電気式害虫駆除器 - Google Patents

電気式害虫駆除器

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JPH05123092A
JPH05123092A JP35060091A JP35060091A JPH05123092A JP H05123092 A JPH05123092 A JP H05123092A JP 35060091 A JP35060091 A JP 35060091A JP 35060091 A JP35060091 A JP 35060091A JP H05123092 A JPH05123092 A JP H05123092A
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JP
Japan
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small animal
voltage
small
electrodes
insect pest
Prior art date
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Pending
Application number
JP35060091A
Other languages
English (en)
Inventor
Akikazu Nogami
暁一 野上
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ナメクジやムカデのような害虫や小動物の侵
入経路に配置することにより,野外の栽培植物等を無公
害で保護出来る簡便で安価かつ人畜に無害な害虫駆除器
を提供する. 【構成】 曲がり易いシートやリボン等5に,駆除すべ
き害虫の体長より小さな間隔4で,一対の電極1,2を
取り付け,これに電源3を接続する.これを,下から這
い上がって来る害虫の侵入経路に設置し,害虫が2つの
電極を横切る時,感電し排除される.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,害虫や小型害獣を電
気的に駆除ないしは撃退するもので,排除すベき小動物
の体長に合わせて一対の電極を構成し,これに必要な大
きさの電圧を印加する.この電極対を小動物が橋絡する
と感電するため,害虫や害獣の侵入が防げる.木の幹や
枝,草の茎等のまわりにぐるりと設置すれば,地上から
採餌の際に這い上がってくるナメクジ等の害虫を排除出
来,農業上の利用が期待出来る.又,家の床下にぐるり
と張り巡らせると,家の中に這い上がって来るムカデ等
を排除出来,家庭にも利用出来る.
【0002】
【従来の技術】従来,地上に生息するイノシシ等の大型
動物は,電線を張り巡らせそれに高電圧を印加すること
によって撃退している.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これには,以下のよう
な欠点があった. (イ)ナメクジやムカデ等の小型動物は,電線を這って
も電流は流れず何の効果もない. (ロ)高い電圧を印加するので,危険を伴う. (ハ)雨が降ると漏電の可能性がある. 本発明は,これらの欠点を除くためになされたものであ
る.
【0004】
【問題を解決するための手段】小型動物を電気的に撃退
するには,その体長に見合った電極間隔にし,その動物
の習性を利用する.本発明においては,印加すべき電圧
は,交流,直流を問わず,かつ,低電圧で,人畜に全く
無害である.ナメクジやムカデのように普通は地上に生
息し,採餌時や雨天時等に這い上がってくる害虫は,予
想される進路の途中に本発明品を設置すれば,必ずそれ
を横切って感電し,撃退出来る.更に,ナメクジやカタ
ツムリのように湿気を帯びた動物は電流が流れ易く,乾
電池1個ないしは数個で著効があり,野外の栽培植物の
保護が簡単にかつ安価に行える利点がある.又,水滴や
湿気による漏電対策が簡単に行える.通常は電流はほと
んど流れず消費電力はほぼ0で,作動時においてさえ僅
かな電流しか流れない.従って,電源には太陽電池を用
い,夜間用に大容量のコンデンサーか充電可能な二次電
池をつないで,昼間に充電しておけば,昼夜の別なく有
効なメインテナンスフリーの害虫撃退器が作れる.
【0005】
【作用】図1に示す原理図においては,2本の導線
(1),(2)を平行に張り,これに電源(3)を接続
する.下から這い上がって来た小動物は,導線(1)を
通過した後,渡り終えぬ内に,導線(2)に達し,害虫
橋絡部(4)を橋絡する.このため,電源の電圧は,小
動物にかかり,これを感電させて撃退または駆除する.
ナメクジように湿気を帯びた動物は電気を流し易く,乾
電池1個ないしは数個で著効があり,人畜にまったく無
害である.
【0006】
【実施例】以下,本発明の実施例を説明する. (イ)図1の原理図に示すように,紙,布,プラスチッ
クなど曲がり易いシートやリボン等(5)に一対の電極
として,2本の導線(1),(2)を互いに接触しない
よう適当な間隔で付け,それに電源(3)を接続する.
電源は交流でも直流でも良い.電源の電圧は,排除すべ
き小動物によって変える.高めに設定すれば,多種類の
小動物が排除出来る.電極間に設けた害虫橋絡部(4)
の間隔も対象によって変えるが,短か目にしておけば,
小さなものから大きなものまで有効である.しかし,あ
まり短かいと,湿気や水滴が付着した場合に漏電しやす
くなる. (ロ)図1に示すシートやリボン等(5)の裏面に接着
剤をつけておけば,色々な場所に容易に設置できる. (ハ)電極(1)と(2)を取り付けるシートやリボン
等(5)の厚みを厚目にし,そのギャップ部(4)に,
図2のように切込み(6)を入れておくと,ナメクジの
ように粘着性の物質を放出する害虫が駆除された後の,
粘着物質による漏洩電流を小さく出来,電源の消耗を極
力抑えることが出来る. (ニ)電源としては,商用交流電源,乾電池のほか太陽
電池も使用出来る.太陽電池を使用する際は,夜間にも
機能するよう,大容量のコンデンサーか充電可能な二次
電池を利用して,昼間に充電しておく. (ホ)図3は,図1または図2に示したものを,実際に
幹や茎(7)に取り付けた場合の斜視図である.雨によ
る漏電を防ぐ必要がある場合は,図のように,水滴防止
傘(8)を幹や茎に密着させる. (ヘ)図4は,本装置を,幹や茎に螺旋状に巻いたもの
で,導線が螺旋状に多重になっているので,効果が大き
くなっている.雨水等による漏電が無視できない場合
は,やはり傘を付ける. (ト)図5は,プランターや床下のような平板な部分に
取り付け,これを雨水等から守るための,水滴防止傘
(8)をつけた場合の断面図である.水滴防止傘は,害
虫橋絡部(4)に水滴がつかないような構造であれば,
どんな形状でもよい.
【0007】
【発明の効果】地上に生息するナメクジ,ムカデ等の性
質を利用しており,保護すべき,栽培植物等を的確に守
れる.その上,小動物の排除を目的としているので,印
加すべき電圧も小さくてすみ,場合によっては,乾電池
数個で十分で,人畜に全く無害である.太陽電池の使用
さえ可能で,昼夜の別なく機能するメインテナンスフリ
ーの害虫撃退器が作れる.
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を斜視図として示したものであ
る.
【図2】 本発明の一部に切込みを入れる場合の概念図
である.
【図3】 保護すべき植物の幹や茎に装着した場合の斜
視図である.
【図4】 本発明を幹や茎に螺旋状に巻き付けて排除効
果を高めた場合の斜視図である.
【図5】 本発明を平坦な部分に取り付ける際の断面図
である.
【符号の説明】
1 電極 2 電極 3 電
源 4 害虫橋絡部 5 シート,リボン部 6 切
込み 7 幹または茎 8 水滴防止傘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート,リボン等に一対の電極を設置し,
    これにに電圧を印加して,それに触れた害虫や害獣を撃
    退または駆除する電気式害虫駆除器
JP35060091A 1991-11-06 1991-11-06 電気式害虫駆除器 Pending JPH05123092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35060091A JPH05123092A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 電気式害虫駆除器

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JP35060091A JPH05123092A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 電気式害虫駆除器

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JPH05123092A true JPH05123092A (ja) 1993-05-21

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JP35060091A Pending JPH05123092A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 電気式害虫駆除器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000018224A1 (fr) * 1999-12-13 2000-04-06 Junzo Toyota Appareil d'effarouchement et fil nu pour appareils d'effarouchement
JP2005056634A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2014187932A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Westwork:Kk ヤスデ侵入防止装置
JP2020141628A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 遼大郎 土居 陸貝忌避装置

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