JP4315552B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はテストインターフェイス回路およびそれを用いた半導体集積回路装置に関し、特に、ロジック混載メモリを外部から直接テストするためのテストインターフェイス回路およびこれを備える半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロセサまたはASIC(特定用途向けIC)などのロジックと大記憶容量のダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM等)とを同一半導体チップ(半導体基板)上に集積化したロジック内蔵DRAMなどのシステムLSIにおいては、128ビットから512ビットの多ビットの内部データバスでロジックとDRAMとを相互接続することにより、汎用DRAMに比べて1ないし2桁以上の高速のデータ転送速度を実現することができる。また、DRAMとロジックとは内部配線で接続されており、この内部配線の長さはボード上配線に比べて十分短くまた寄生インピーダンスも小さく、データバスの充放電電流を大幅に低減できかつ高速で信号の転送を行なうことができる。また、ロジックとDRAMとは内部配線で接続されており、このロジックに対し汎用DRAMを外付けする方式に比べてロジックの外部ピン端子数を低減することができる。これらの理由により、DRAM混載のシステムLSIは、三次元グラフィック処理、画像・音声処理などの大量のデータを取扱う情報機器においてその性能を向上させる上で大きく寄与している。
【0003】
このようなロジック混載DRAMは、ロジックのみがパッドを介して端子に結合される。したがって、内蔵されたDRAMの機能をテストする場合、ロジックを介してテストを行なう必要がある。しかしながら、この場合、テストを行なうための制御をロジックが行なうことになり、ロジックの負荷が大きくなる。また、外部からロジックに対しDRAMの機能テストを行なうための命令を与え、このロジックから機能テストを行なうための制御信号をまたDRAMに対して与え、そのテスト結果をロジックを介して読出す必要がある。このため、DRAMの機能テストは、ロジックを介して実行されることになり、DRAMの動作タイミングマージなどのテストを正確に行なうことができない。また、プログラム容量の観点からも、ロジックが発生するテストパターンの数も制限を受け、十分なテストを行なうことができず、DRAMの信頼性を十分に保証するのが困難である。また、ゲート規模が大きくなると、ロジック自体の不良発生確率が高くなるため、メモリテストの信頼性が低下する。
【0004】
そこで、外部から直接、専用の試験装置を介してDRAMをテストする必要が生じる。
【0005】
図13は、従来のDRAM内蔵システムLSIの構成を概略的に示す図である。図13において、システムLSISLIは、外部ピン端子群LPGAに結合され、指令された処理を実行する大規模ロジックLGと、大規模ロジックLGと外部ピン端子群APGの間に結合され、アナログ信号についての処理を行なうアナログコアACRと、大規模ロジックLGに内部配線を介して結合され、この大規模ロジックLGが必要とするデータを格納するDRAMコアMCRと、テストモード時、大規模ロジックLGとDRAMコアMCRとを切離し、かつピン端子群TPGを介して外部のメモリテスタをDRAMコアMCRに結合するテストインターフェイス回路TICを含む。DRAMコアMCRは、電源ピン端子PSTを介して電源電圧VCCを受ける。
【0006】
アナログコアACRは、内部のクロック信号を発生する位相同期回路(PLL)、外部からのアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器、および大規模ロジックLGから与えられるデジタル信号をアナログ信号に変換して出力するデジタル/アナログ変換器等を含む。
【0007】
DRAMコアMCRは、クロック同期型メモリ(SDRAM)である。
大規模ロジックLGは、画像/音声情報処理などの処理を実行し、またDRAMコアMCRに対するアクセスを制御するためのメモリコントロールユニットを含む。
【0008】
この図13に示すように、テストインターフェイス回路TICを設けることにより、DRAMコアMCRをロジック部から完全に分離して外部ピン端子群TPGを介して直接アクセスすることが可能となり、DRAMコアMCRの直接外部制御および外部観測が可能となる。このようなテスト手法は、ダイレクト・メモリ・アクセス・テストと呼ばれている。このテストインターフェイス回路TICを設けることにより、従来のメモリテスタを利用することができ、汎用DRAM(SDRAM)とほぼ同程度のテストを行なうことができる。
【0009】
図14は、図13に示すテストインターフェイス回路TICおよびその関連の部分の構成を示す図である。図14において、ピン端子群TPGは、テストクロックTCLKを受けるピン端子と、テスト動作モードを指定するテスト制御信号TCMDを受けるピン端子と、テストモード時DRAMコアMCRのアクセスすべきメモリセルを指定するテストアドレスTADを受けるピン端子と、テストモード時の書込データTDinを受けるピン端子と、テストモード時、テストインターフェイス回路TICからの出力データTDoutを受けるピン端子を含む。このテストインターフェイス回路TICへ与えられるテスト書込データTDinおよびテストインターフェイス回路TICから出力されるテストデータTDoutは、汎用DRAMのそれと同様、たとえば8ビットのビット幅に設定される。
【0010】
テストインターフェイス回路TICは、テストクロック信号TCLKに同期して、ピン端子群TPGに与えられたテスト制御信号TCMD、テストアドレスTADおよびテスト書込データTDinを取込み、テスト制御信号をDRAMコアMCRに発行する内部コマンドにデコードし、また、8ビット幅のテスト入力データTDinを256ビットの書込データに拡張するなどの動作を行なうラッチ/コマンドデコーダ1と、DRAMコアMCRのコラムレイテンシなどの情報を格納するモードレジスタ2と、ラッチ/コマンドデコーダ1から与えられる読出データ選択信号RD_Sをモードレジスタ2に格納されたコラムレイテンシ情報等に従ってシフトするCAシフタ3と、CAシフタ3からの読出データ選択信号RD_Sに従って、DRAMコアMCRから読出された256ビットのテスト読出データTIFDoutから8ビットのデータを選択する256:8選択回路4を含む。
【0011】
このテスト周辺回路として、テストモード指示信号TEに応答して、DRAMコアMCRを大規模ロジックとテストインターフェイス回路TICの一方に選択的に結合するセレクタ5と、通常動作モード時にたとえば大規模ロジックから与えられるクロック信号CLKとテストモード時に与えられるテストクロック信号TCLKを受けてDRAMコアMCRへクロック信号を与えるゲート回路6と、テストモード指示信号TEの活性化時、DRAMコアMCRから読出された256ビットの読出データRDをテストインターフェイス回路TICへ伝達するゲート回路7が設けられる。DRAMコアMCRから読出された256ビットの読出データRDは、また大規模ロジックへ、セレクタ5を介することなく与えられる。読出データを、通常動作モード時高速で大規模ロジックに与えるためである。
【0012】
DRAMコアMCRは、クロック同期型DRAM(SDRAM)であり、クロック信号に同期して、セレクタ5から与えられるデータ/信号を取込み、また読出データRDを出力する。
【0013】
次に、この図14に示すテストインターフェイス回路の動作を図15に示すタイミングチャートを参照して説明する。
【0014】
図14に示すように、DRAMコアMCRは、書込データINDinおよび読出データRDは、それぞれ別々のバスを介して転送する。テストピン端子についても、テスト時におけるテスト入力データTDinとテスト読出データTDoutはそれぞれ別々のピン端子を介して転送される。
【0015】
今、信号/RAS,/CASおよび/WEなどを含むテスト制御信号TCMDをデコードして、DRAMコアMCRからデータを読出す状態に設定する(DRAMコアMCRに対しリードコマンドREADを与える)。クロックサイクル♯1において与えられたテスト制御信号TCMDは、ラッチ/コマンドデコーダ1においてデコードされて、このデコード結果が1クロックサイクル遅れて、クロックサイクル♯2において、リードコマンドREADとしてテストインターフェイス回路TICからセレクタ5を介してDRAMコアMCRへ与えられる。ここで、テストモード時においてはテストモード指示信号TEに従ってセレクタ5が、大規模ロジックとDRAMコアMCRとを切離し、テストインターフェイス回路TICが出力するテストインターフェイスコマンドTIFCMD、テストインターフェイスアドレスTIFAD、およびテストインターフェイス入力データTIFDinを選択してDRAMコアMCRへ転送する。ゲート回路7は、テストモード指示信号に従ってDRAMコアMCRから読出されるデータRDをテストインターフェイス回路TICへ伝達する。
【0016】
DRAMコアMCRは、ゲート回路6から与えられるクロック信号(テストモード時テストクロック信号TCLKに従って生成される)に従って信号/データを取込む。今、与えられた内部コマンドINCMDがリードコマンドREADであり、そのときに与えられる内部アドレスINADDに従って内部データの読出を実行する。DRAMコアMCRのコラムレイテンシCLが、2クロックサイクルの場合、このサイクル♯2において与えられた内部リードコマンドREAD(INCMD)に従って、サイクル♯4のクロック信号TCLKの立上がりエッジで有効読出データが出力される。
【0017】
テストインターフェイス回路TICにおいては、CAシフタ3が、テストアドレスTADに含まれる選択信号に従ってコラムレイテンシCLのサイクル期間(選択信号がテストアドレスTADから生成される場合、このテストインターフェイス回路TICにおける遅延時間を併せて含む)シフトさせる。したがって、ゲート回路7を介してDRAMコアMCRからの256ビットの読出データRDが選択回路4に到達したとき、CAシフタ3からの選択信号RD_Sも確定状態となる。この選択回路4は、この256ビットのデータから、選択信号RD_Sに従って8ビットのデータを選択してピン端子へテスト読出データTDout(DO0)として伝達する。
【0018】
今、クロックサイクル♯2において外部からDRAMコアMCRへ、データ書込を示すライトコマンドWRITEを与える。ライトコマンドを与える場合には、テストピン端子にテスト書込データTDin(DA)も同時に与えられる。これらのライトコマンドWRITEおよびテスト入力データDAもテストインターフェイス回路TICにおいてテストクロック信号TCLKに従って順次転送され、1クロックサイクルの遅延を持ってDRAMコアMCRへ与えられる。ラッチ/コマンドデコーダ1内においては、入力データTDinに対してビット幅拡張回路が設けられており、8ビットのテスト入力データDA(TDin)が256ビットの内部書込データDAinに変換される(8ビットのデータ線が256ビットのデータ線に拡張される)。
【0019】
外部から、テスト制御信号TCMDとして、クロックサイクル♯3においてデータ読出を指示するリードコマンドREADにデコードされるテスト制御信号を与え、次いで次のクロックサイクル♯4においてデータ書込を指示するライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号を与える。この場合、クロックサイクル♯5においては、内部書込データDBinがDRAMコアMCRへ与えられ、次いでクロックサイクル♯6において、DRAMコアMCRから、256ビットのデータDoutが読出され、次いでテストインターフェイス回路TICの選択回路4により、クロックサイクル♯6において8ビットの読出データDO1がテストデータTDouとして出力される。
【0020】
このモードレジスタ2に、テストインターフェイス回路TICにおける信号伝搬遅延(図15に示す例においては1クロックサイクル)とコラムレイテンシCLのサイクル数を示すデータを格納し、CAシフタ3は、このモードレジスタ2に設定された期間シフト動作を行なうことにより、DRAMコアMCRから読出されるデータを正確なタイミングで選択してテストデータを読出すことができる。
【0021】
上述のような、テストインターフェイス回路TICを設けることにより、DRAMコアMCRへ外部のテスタが直接アクセスすることができ、DRAMコアMCRの必要なテストを汎用SDRAMのテスタを用いて行なうことができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
テストインターフェイス回路において、DRAMコアMCRのデータバス幅の256ビットの読出データを、8ビットの出力データに変換している。これは、外部のメモリテスタに256ビットのデータを直接与えた場合、メモリテスタ側でデータ処理が極めて困難となり、また、テストデータ入出力ピンの数も256・2=512に増大し、現実的ではない。したがって、このテストインターフェイス回路において、8ビットのテスト入力データTDinを内部で256ビットの入力データに拡張し、また選択回路において256ビットの読出データTIFDoutを8ビットのデータTDoutに変換している。
【0023】
このように、テストに必要なピン数を低減しているものの、DRAM混載システムLSIにおける大規模ロジックLGは、チップ外部とのシステムインターフェイスのために、多くの信号を入出力しており、このため大規模ロジックLGが数多くの外部ピン端子を必要とする。また、PLLおよびアナログ/デジタルコンバータのようなアナログ回路を含むアナログコアAPGのテストのためには、外部ピン端子を割当てる必要がある。したがって、DRAMコアを外部から直接テストするためのテストインターフェイス回路TICに割当てられる外部ピン端子の数が十分でなくなる場合が考えられる。
【0024】
テストインターフェイス回路TICに関して、外部ピン端子を数多く必要とする外部アドレスについては、ロウアドレスとコラムアドレスの時分割多重により、外部アドレスピン端子をロウアドレスおよびコラムアドレスで共有することにより、テストアドレスピン端子数を低減することは可能である。また、合計16個のピン端子を必要とするデータピン端子については、双方向型入出力回路を配置し、テストデータ入力ピンおよびテストデータ出力ピンを共通ピン端子とすることにより、テストデータ用ピン端子数を低減することができる。また、この場合には、テストデータ入出力ピン端子とテストインターフェイス回路TICの間の配線数を低減することが可能という副次的効果も生じる。しかしながら、このような双方向型入出力回路を用いてテストインターフェイス回路TICを介してDRAMコアMCRとテストデータの転送を行なう場合、以下に説明するように、テスト入力データとテスト出力データの衝突(コンフリクト)により、DRAMコアMCRを実際の動作速度でテストすることはできなくなるという問題が生じる。以下にこの問題について詳細に説明する。
【0025】
図16は、双方向入出力回路の構成を概略的に示す図である。図16において、テストインターフェイス回路TICと8ビットのテストデータ端子群9の間に、双方向入出力回路8が設けられる。双方向入出力回路8は、出力イネーブル信号OEの活性化時活性化され、テストインターフェイス回路TICから伝達された8ビットデータをバッファ処理してテストデータ端子群9へ伝達するトライステートバッファ回路8aと、出力イネーブル信号OEの非活性化時活性化され、テストデータ端子群9に与えられた8ビットのテストデータTDをバッファ処理してラッチ/コマンドデコーダ1へ与える入力バッファ回路8bを含む。次に、この双方向入出力回路8を利用するダイレクトメモリアクセステストについて図17に示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0026】
テストクロック信号TCLKのサイクル♯0において、テストクロック信号TCLKの立下がりに同期してリードコマンドREADにデコードされるテスト制御信号TCMDが与えられる。次のサイクルでライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号TCMDが与えられる。外部のテスタは、この双方向入出力回路8における入力回路および出力回路の活性化の切換のために1クロックサイクル期間必要であるため、出力イネーブル信号OEをクロックサイクル♯0においてLレベルに立下げる(非活性化する)。
【0027】
テストインターフェイス回路TICにおいては、信号/データの転送に1クロックサイクル期間必要とする。したがって、クロックサイクル♯1のテストクロック信号TCLKの立下がりにおいて、内部コマンドINCMDがリードコマンドREADとなり、次のクロックサイクル♯2において、内部コマンドINCMDがライトコマンドWRITEとなる。クロックサイクル♯1のテストクロック信号TCLKの立下がりにおいて、ライトコマンドWRITEと同時に、テストデータTDとして、テスト入力データDinが与えられる。
【0028】
クロックサイクル♯0のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して外部から与えられたリードコマンドREADにデコードされるテスト制御信号TCMDによって、コラムレイテンシCLとテストインターフェイス回路TICにおける信号転送の遅延時間、すなわち3クロックサイクル経過後に、テストインターフェイス回路TICからテストデータTDとして、テスト出力データDoutが生成される。したがって、サイクル♯1において外部からライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号TCMDを与えた後、テスト出力データを外部へ取出すため、出力イネーブル信号OEは、クロックサイクル♯2のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して、Hレベルに設定される。したがって、テスト出力データDoutが出力されるときに、双方向入出力回路8は、確実に、出力バッファ回路8aが安定に動作して、テスト出力データDoutをバッファ処理して出力する。
【0029】
クロックサイクル♯3のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して、外部からライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号を与えることはできない。クロックサイクル♯0において外部から与えられたリードコマンドREADにデコードされるテスト制御信号TCMDに従ってデータがテストデータ入出力端子群に読出されているためである。
【0030】
次のクロックサイクル♯4においても、外部から、ライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号TCMDを与えられない。出力イネーブル信号OEは、クロックサイクル♯3から♯4におけるデータDoutの読出のためにHレベルに設定されており、このクロックサイクル♯4において、出力イネーブル信号OEをテストクロック信号TCLKの立下がりに応答してLレベルに設定しても、このサイクル♯4においては、入出力回路の切換は不十分であり、データを安定に取込んでテストインターフェイス回路TICへ与えることはできない。
【0031】
クロックサイクル♯5においては、クロックサイクル♯2のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して外部から与えられたリードコマンドREADにデコードされる制御信号に従ってテストデータDoutが出力されるため、このサイクル♯5においても、ライトコマンドWRITEを与えることはできない。
【0032】
このとき、また出力イネーブル信号OEをHレベルに設定する必要があり、この次のクロックサイクル♯6のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して出力イネーブル信号OEをLレベルに設定した場合、このサイクル♯6において、双方向入出力回路8の入出力の切換が不十分であり、ライトコマンドWRITEを与えることはできない。したがって、クロックサイクル♯3から♯6においては、ノーオペレーションコマンドNOPを与えておく必要がある。
【0033】
クロックサイクル♯7のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期してライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号を与えると、出力イネーブル信号OEは、1クロックサイクル前にLレベルに立下がっており、双方向入出力回路8の入力バッファ回路8bが安定に動作して、このテスト入力データDinを取込むことができる。
【0034】
ライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号を与える場合、同時にテストインターフェイス回路TICに対しテスト入力データDinを与える必要があるため、双方向入出力回路8における入力/出力の切換に要する1クロックサイクル期間とこの双方向入出力回路8の信号伝搬遅延を考慮して、ライトコマンド印加よりも1クロックサイクル以上前のサイクルに、出力イネーブル信号OEをLレベルに設定して、双方向入出力回路8を入力モードに設定する必要がある。したがってこの図17に示すタイミングチャートにおいては、出力イネーブル信号OEは、ライトコマンドWRITEの印加よりも、1クロックサイクル前のサイクルで、Lレベルに設定されている。しかしながら、このテストクロック信号TCLKの周波数によっては、2ないし3クロックサイクル前に、出力イネーブル信号OEをデータ入力指示状態に設定する必要が生じる。
【0035】
DRAMコアに対して、リードコマンドまたはライトコマンドのみを連続して与える場合には、この出力イネーブル信号OEの信号確定タイミングの問題は発生しない。出力イネーブル信号OEが、HレベルまたはLレベルに固定されてリードコマンドまたはライトコマンドが連続的に印加される。しかしながら、図17に示すように、リードコマンドREADおよびライトコマンドWRITEを交互に与える場合、ライトコマンドWRITE印加の前に、少なくとも出力イネーブル信号OEがLレベルに確定するのに必要なクロックサイクル数に対応する数のコマンドNOP(ノーオペレーション)を入れ続ける必要がある。また、テスト入力データとテスト出力データの衝突を避ける必要があるという制約を受ける。図17に示す場合には、4クロックサイクルにわたってコマンドNOPを入れており、このテストクロック信号TCLKがさらに高速となると、挿入されるコマンドNOPの数がさらに増加する。
【0036】
したがってテストピン端子数を低減するために、テストデータ出力端子およびテストデータ入力端子を共通化した場合、ページモードに従ってリード−ライト−リード−ライトというような連続動作等のテストを行なうことができず、実質的にDRAMコアの実速度でのテストを行なうことができなくなるという問題が生じる。
【0037】
それゆえ、この発明の目的は、テストピン端子数を増加させることなくロジック混載メモリのテストをテストパターンの制約を受けることなく行なうことのできるテストインターフェイス回路を提供することである。
【0038】
この発明の他の目的は、ロジック混載DRAMを含む半導体集積回路装置において、このDRAMのテストを外部からテストパターンの制約を受けることなく、十分に行なうことのできる半導体集積回路装置を提供することである。
【0039】
この発明の他の目的は、テストデータ出力端子およびテストデータ入力端子を共通化しても、テストパターンの制約を受けることなくロジック混載DRAMの外部からのテストをテストパターンの制約を受けることなく行なうことのできるテストインターフェイス回路およびこれを備える半導体集積回路装置を提供することである。
【0046】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る半導体集積回路装置は、ロジックと、このロジックのためのデータを格納するメモリと、共通のテストデータパッドに結合され、テストデータパッドとの間で双方向にデータを転送する双方向入出力回路と、テスト動作モード時メモリを外部から直接アクセス可能にするためのテストインターフェイス回路とを備える。このテストインターフェイス回路は、メモリから読出されたデータを順次格納しかつ該格納データを順次格納順序と同一順序で読出して双方向入出力回路へ読出したデータを与えるファーストイン・ファーストアウト回路と、入力/読出を示す動作モード指示信号に応答してファーストイン・ファーストアウト回路のデータの書込/読出を制御するとともに双方向入出力回路からメモリへのデータ転送を制御するための制御回路とを備える。この制御回路は、動作モード指示信号がデータ入力モードを指示するときメモリへのデータ読出指示の数をカウントし、該カウント値に対応する数のデータをファーストイン・ファーストアウト回路へ書込みかつファーストイン・ファーストアウト回路から読出すようにファーストイン/ファーストアウト回路の動作を制御する。
【0047】
請求項2に係る半導体集積回路装置は、請求項1の装置において、メモリが行列状に配列される複数のメモリセルを有し、かつ1回のロウアクセス時に、サイズMビットの1頁のメモリセルが選択され、かつ入出力データのビット幅はmであり、このファーストイン・ファーストアウト回路は、M/m段のレジスタ回路を備える。
【0048】
請求項3に係る半導体集積回路装置は、請求項1の装置において、メモリが、N個の互いに独立に活性状態へ駆動されるバンクを含む。各バンクは行列状に配列される複数のメモリセルを有しかつ1回のロウアクセスによりサイズMビットの1頁のメモリセルが選択されかつビット幅mのデータをメモリは出力する。ファーストイン・ファーストアウト回路は、N・M/m段のレジスタ回路を備える。
【0049】
請求項4に係る半導体集積回路装置は、請求項1の装置において制御回路が、動作モード指示信号がデータ入力モードを指示時メモリへのデータ読出指示に応答して、このメモリから読出されるデータの数をカウントし、該カウント値に従ってファーストイン・ファーストアウト回路へのデータ書込の位置を示す書込ポインタを発生する第1のカウンタと、動作モード指示信号のデータ入力モード指示からデータ出力モード指示への変化に応答して、第1のカウンタのカウント値に応じてファーストイン・ファーストアウト回路からデータを読出す位置を示すリードポインタを発生する第2のカウンタを備える。リードポインタおよびライトポインタは初期時同じ位置を示す。
【0050】
請求項5に係る半導体集積回路装置は、請求項1の装置の双方向入出力回路は、動作モード指示信号に応答してデータ転送経路が決定される。
【0051】
請求項6に係る半導体集積回路装置は、請求項4の装置において、メモリがテストクロック信号に同期してテストデータの入力および出力を行ない、第2のカウンタはこのテストクロック信号の立上がりおよび立下がりに応答してカウント動作を行なってリードポインタを発生する。
【0052】
請求項7に係る半導体集積回路装置は、請求項1の装置がさらに、テストモード指示信号に応答してメモリとテストインターフェイス回路とを接続しかつロジックとメモリとを切離すためのセレクタを備える。
請求項8に係る半導体集積回路装置は、メモリに対して別々に設けられる書込データバスおよび読出データバスをさらに備える。書込データバスは、テストインターフェイス回路およびロジックからの書込データをメモリに転送し、読出データバスは、メモリから読出されたデータを少なくともファーストイン・ファーストアウト回路へ転送する。
【0053】
ファーストイン・ファーストアウト回路に、リードコマンドに従って混載メモリから読出されたデータが格納され、読出タイミングを調整することにより、テストインターフェイス回路からのデータ出力レイテンシを変更することができる。したがって、テストデータ入出力ピンを共通化しても、データの衝突を生じさせることなく、書込/読出の連続動作テストが可能となる。
【0054】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従うテストインターフェイス回路の構成を概略的に示す図である。図1に示す構成において、テストインターフェイス回路TICは、テストデータ入出力端子9に双方向入出力回路8を介して結合される。この双方向入出力回路8は、出力バッファ回路8aと入力バッファ回路8bとを含み、そのデータ転送方向は、出力イネーブル信号OEにより決定される。
【0055】
テストインターフェイス回路TICは、テストピン端子群TPGを介して与えられるテスト制御信号TCMDおよびテストアドレスTADをテストクロック信号TCLKに従って取込み、かつテスト制御信号TCMDをデコードし、かつ双方向入出力回路8からのテスト入力データをテストクロック信号TCLKに従って取込みかつビット幅を拡張するラッチ/コマンドデコーダ1と、DRAMコアMCRのコラムレイテンシ情報等を格納するモードレジスタ2と、モードレジスタ2に格納されるコラムレイテンシ情報に従って、このテストインターフェイス回路TICにおける信号転送遅延およびコラムレイテンシ期間ラッチ/コマンドデコーダ1から与えられる読出選択信号をテストクロック信号TCLKに従ってシフトするCAシフタ3と、CAシフタ3とゲート回路7を介して与えられるDRAMコアMCRからの256ビットの読出データTIFDoutから読出選択信号RD_Sに従って8ビットのデータを選択する256:8選択回路4を含む。これらの構成要素は、先の図14に示すテストインターフェイス回路TICの構成と同じである。
【0056】
テストインターフェイス回路TICはさらに、256:8選択回路4からの8ビットのデータを順次格納し、かつ該格納順序で格納データを出力するファーストイン・ファーストアウト(FIFO)回路10と、出力イネーブル信号OEとラッチ/コマンドデコーダ1からの読出指示信号(リードコマンド)とに従ってファーストイン・ファーストアウト回路10のデータ書込/読出動作を制御するFIFO制御回路15を含む。
【0057】
FIFO制御回路15は、出力イネーブル信号OEがデータ入力モードを示すとき(Lレベルのとき)、ラッチ/コマンドデコーダ1からの読出指示信号をカウントし、ファーストイン・ファーストアウト回路10へ格納すべきテスト読出データの数をカウントして、このファーストイン・ファーストアウト回路10へのデータ書込動作を制御する。FIFO制御回路15は、さらに、出力イネーブル信号OEが入力モード指示状態(Lレベル)から出力モード指示状態(Hレベル)に変化すると、格納されたデータを順次テストクロック信号TCLKに従って読出して、双方向入出力回路8に含まれる出力バッファ回路8aへ与える。
【0058】
したがって、双方向入出力回路8のデータ入力モード時においては、ファーストイン・ファーストアウト回路10は、データ格納動作のみを行ない、データ読出動作は行なわない。このデータ入力モードが完了し、テストデータ入出力端子9にテスト入力データが存在しなくなったときに、ファーストイン・ファーストアウト回路10からデータを読出して、出力バッファ回路8aを介してテストデータ入出力端子9へテストデータを読出す。したがって、ライトコマンドおよびリードコマンドが交互に与えられる場合においても、ライトコマンドにデコードされるテスト制御信号の印加完了後、ファーストイン・ファーストアウト回路10から順次テストデータが読出されるため、データの衝突は生じない。
【0059】
ファーストイン・ファーストアウト回路10により、テストデータ出力のレイテンシを適応的に変更することにより、リードコマンドおよびライトコマンドを連続的に印加しても、テストデータ入出力端子においてテスト入力データおよびテスト出力データの衝突は生じず、共通入出力ピン端子を用いてDRAMコアのダイレクトメモリアクセステスト時のリード/ライト連続動作テストを行なうことができる。次に、図2に示すタイミングチャートを参照して、この発明の実施の形態1のテストインターフェイス回路の動作について説明する。
【0060】
リード/ライト連続動作テストを行なう場合、まずアクティブコマンドACTにデコードされるテスト制御信号TCMDを与え、DRAMコアMCRにおいて1頁のメモリセルを選択する。ここで、1頁は、このアクティブコマンドACTが与えられてDRAMコアMCRに対しロウアクセスが指示され、DRAMコアMCRにおいて行選択動作が行なわれ、選択状態へ駆動されるメモリセル行を示す。
【0061】
このアクティブコマンドACTに対応するテスト制御信号を与えた後、次いで出力イネーブル信号OEをLレベルに設定し、双方向入出力回路8をデータ入力モードに設定する。図2においては、テストクロック信号TCLKのサイクル♯0のテストクロック信号TCLKの立下がりにリードコマンドREADにデコードされるテスト制御信号TCMDが外部から与えられており、このリードコマンドREADにデコードされる制御信号の印加と並行して出力イネーブル信号OEがHレベルからLレベルに立下げられる。
【0062】
双方向入出力回路8は、その入力と出力の切換に1クロックサイクル期間を必要とし、また書込データを双方向入出力回路8を介してラッチ/コマンドデコーダ1へ与える際の遅延時間を考慮して、ライトコマンドWRITEとテスト入力データDinを与える必要がある。図2においては、この双方向入出力回路8における信号伝搬遅延は無視できるものと考えている。
【0063】
出力イネーブル信号OEは、サイクル♯0のテストクロック信号TCLKの立下がりに応答してLレベルに立下げられており、次のサイクル♯1のテストクロック信号TCLKの立下がりでライトコマンドWRITEにデコードされるテスト制御信号と同時にテスト入力データDinを与えても、この双方向入出力回路8は、その入力バッファ回路8bが既に動作状態に設定されており、確実に、テストデータ入出力端子群9に与えられる8ビットのテスト入力データDinをバッファ処理してラッチ/コマンドデコーダ1へ与える。
【0064】
次いでサイクル♯2およびサイクル♯3のそれぞれのテストクロック信号TCLKの立下がりに同期してリードコマンドREADおよびライトコマンドWRITEとなる制御信号を外部から与える。これらのテスト制御信号TCMDは、テストインターフェイス回路TICおよびセレクタ5を介して内部コマンドINCMDとして、1サイクル遅延されてDRAMコアMCRへ入力される。DRAMコアMCRは、この与えられた内部コマンドINCMDに従ってデータの書込/読出を実行する。
【0065】
リードコマンドREADが与えられたとき、DRAMコアMCRは、コラムレイテンシCL経過後有効データDoutを出力する。図2においては、コラムレイテンシCLが2の場合の動作が一例として示される。DRAMコアMCRは、内部書込データINDinを伝達するバスおよび読出データRDを伝達するバスが別々に設けられており、したがって、DRAMコアMCRのコラムレイテンシCLを考慮して、これらのバス上での書込データと読出データの衝突を考慮する必要はない。ただし、DRAMコアMCR内において内部データ転送経路が、共通IOデータ線であり、内部書込データおよび内部読出データが共通のIOデータバスを介して伝達される場合には、考慮する必要がある。しかしながら、通常、混載DRAMにおいては、内部データバスとしては、書込データバスおよび読出データバスが別々に設けられており、特に、内部データバスの書込データと読出データの衝突は考慮する必要はない。
【0066】
DRAMコアMCRから読出された256ビットの読出データRDは、ゲート回路7を介してテストインターフェイス回路TICの選択回路4へ与えられる。選択回路4は、テストインターフェイス回路TICにおける1サイクルの遅延時間およびDRAMコアMCRにおけるコラムレイテンシCLを考慮して、CAシフタ3によりタイミング調整された読出選択信号RD_Sに従ってこの256ビットの読出データTIFDoutから8ビットのデータを選択して、ファーストイン・ファーストアウト回路10へ与える。FIFO制御回路15は、出力イネーブル信号OEがLレベルのときに外部から与えられるリードコマンドREADの数をラッチ/コマンドデコーダ1からの読出動作指示信号に従ってカウントし、そのカウント値に従って、ファーストイン・ファーストアウト回路10に対し、書込ポインタを発生して、選択回路4から与えられた8ビットのデータDoutをファーストイン・ファーストアウト回路10へ格納する。
【0067】
クロックサイクル♯3において、DRAMコアMCRから読出されたデータDoutは、一旦ファーストイン・ファーストアウト回路10に格納されるため、このサイクルにおいて外部からライトコマンドWRITEとなるテスト制御信号TCMDとともに、入出力ピン端子群9にテスト入力データDinが与えられてもDRAMコアMCRから読出されたデータとテスト入力データとの衝突は生じない。
【0068】
クロックサイクル♯4において、連続テスト動作が完了すると、次いで、出力イネーブル信号OEをHレベルに立上げ、双方向入出力回路8を、データ出力モードに設定し、すなわち出力バッファ回路8aを能動状態に設定する。また、FIFO制御回路15は、この出力イネーブル信号OEがLレベルからHレベルに立上がったとき、1クロックサイクル経過後に、このファーストイン・ファーストアウト回路10から順次格納データを読出して出力バッファ回路8aへ与える。ここで、出力イネーブル信号OEがLレベルからHレベルに立上がり、データ出力モードに設定されてから1クロックサイクル期間経過後に、ファーストイン・ファーストアウト回路10からデータを読出しているのは、双方向入出力回路8における入力/出力切換に1クロックサイクル必要とされるためである。
【0069】
FIFO制御回路15は、出力イネーブル信号OEがLレベルのときに入力されたリードコマンドの数だけそのファーストイン・ファーストアウト回路10のリードポインタを変更し、そのときに格納されたデータを順次出力する。したがって、図2に示すように、クロックサイクル♯5のテストクロックTCLKの立下がりから、順次、サイクル♯0および♯2のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して外部から与えられたリードコマンドにより読出されたデータが各クロックサイクルごとに出力される。
【0070】
このファーストイン・ファーストアウト回路をいわゆるバッファ回路として利用して、DRAMコアMCRのデータ読出時のレイテンシを変更することにより、データ入力端子およびデータ出力端子を共通化してリード/ライト動作を連続的に行なっても、データの衝突は生じず、正確にテスト動作を行なうことができる。
【0071】
図3は、図1に示すラッチ/コマンドデコーダ1の構成を概略的に示す図である。図3において、ラッチ/コマンドデコーダ1は、テストクロック信号TCLKに応答してテスト入力データTDin、テスト制御信号TCMDおよびテストアドレスTADをラッチするラッチ回路20と、ラッチ回路20からの8ビットのテスト入力データを256ビットのテスト入力データに変換するビット幅拡張回路21と、ラッチ回路20から与えられるテスト制御信号をデコードするコマンドデコーダ22と、ビット幅拡張回路21からの256ビットのテスト入力データ、コマンドデコーダ22からのテストコマンドおよびラッチ回路20からのテストアドレスをテストクロック信号TCLKに応答してラッチして、テスト入力データTIFDin、テストコマンドTIFCMD、およびテストアドレスTIFADを生成して図1に示すセレクタ5へ与えるラッチ回路23を含む。
【0072】
ラッチ回路20は、テストクロック信号TCLKがLレベルのときに与えられた信号/データを取込み、かつテストクロック信号TCLKがHレベルとなると取込んだ信号を出力しかつラッチする。ラッチ回路23は、テストクロック信号TCLKがHレベルのときに与えられた信号/データを取込み、かつテストクロック信号TCLKがLレベルとなると取込んだ信号を出力しかつラッチする。ビット幅拡張回路21およびコマンドデコーダ22の信号/データ処理タイミングがテストクロック信号TCLKと非同期であっても、ラッチ回路20および23において、確実に、テスト入力データTDin、テスト制御信号TCMDおよびテストアドレスTADは、1クロックサイクル期間経過後、ラッチ回路23から入力データTIFDin、テストコマンドTIFCMDおよびテストアドレスTIFADとして出力される。
【0073】
コマンドデコーダ22は、テスト制御信号TCMDおよびテストアドレスの所定のビットを受け、指定された動作モードに従って内部コマンド、たとえばモードレジスタセットコマンドMRS、ノーオペレーションコマンドNOP、アクティブコマンドACT、プリチャージコマンドPRE、リードコマンドREAD、ライトコマンドWRITEなどを生成する。このコマンドデコーダ22は、またリードコマンドREADが与えられると読出指示信号φrを生成し、またテスト完了コマンドが与えられるとリセット信号φrstを生成する。また、このラッチ回路20から出力されるテストアドレスTADのうち、コラムアドレスの上位5ビットが、読出選択信号RD−SFとしてCAシフタ3へ与えられる。5ビットの選択信号RD−SFを用いるのは、256ビットのデータから8ビットのデータを選択するため、32:1選択を行なう必要があるためである。5ビットの読出選択信号RD_SFをCAシフタ3へ与えることにより、32ビットの読出選択信号をシフトさせる構成に比べて回路構成が簡略化される。したがって、256:8選択回路4は、この読出選択信号RD_Sをデコードする機能を備えている。
【0074】
ビット幅拡張回路21は、配線で構成され、その配線接続により、8ビットのデータが256ビットのデータに拡張される。このデータ拡張時、8ビットのデータが、32個そのまま複製されてもよく、また同一桁のビットを8ビットデータとして作成してもよい。このビット幅拡張態様に応じて選択回路4の選択態様が決定される。
【0075】
図4は、ファーストイン・ファーストアウト回路(FIFO)10の構成を概略的に示す図である。図4においては、またDRAMコアMCRのアレイ構成も概略的に示す。
【0076】
DRAMコアMCRにおいて、メモリセルが行列状にメモリアレイMA内に配置される。ロウアクセス時、すなわちアクティブコマンドACTを与えた場合、そのとき同時に与えられる内部アドレスINADに従って1頁が選択される。ここで1頁は、内部アドレスINADで選択されるメモリセル行を表わす。1頁はMビットのメモリセルを有する。
【0077】
この1頁のMビットのメモリセルから、コラムアクセス(リードコマンドまたはライトコマンド)により、mビットのデータが読出される。したがって本実施の形態において、1頁のMビットがたとえば2Kビットの場合、2Kビットから、256ビットのメモリセルが選択されて選択メモリセルに対するデータの書込または読出が行なわれる。読出データRDの場合、mビットの読出データRDから、選択回路4において読出選択信号RD_Sによりさらに8ビットのデータが選択される。この選択回路により選択されたデータが、ファーストイン・ファーストアウト回路(FIFO)10に順次格納される。
【0078】
ファーストイン・ファーストアウト回路において、レジスタ回路REG♯0−REG♯kが設けられる。ここで、k=(M/m)−1である。すなわち、各DRAMコアMCRにアクセスする場合、ページモードで連続的にコラムアクセスを行なう。ページモードで、読出されるデータRDの数が最大となるのは、フルページアクセスした場合であり、すなわちM/m個のデータをページモードで読出すことができる。したがって、たとえば読出データRDが256ビットの場合、1頁のサイズが2Kビットであれば、2K/256=8であり、レジスタ回路REG♯0−REG♯7の8段のレジスタ回路が設けられる。これにより、連続アクセス時の最大個数のデータをすべてファーストイン・ファーストアウト回路10に格納することができる。フルページをアクセスした後、ページ切換のために一旦、メモリアレイMAをプリチャージ状態に復帰させる必要があり、この間コラムアクセスは実行することができず、この間に、ファーストイン・ファーストアウト回路10からデータを読出すことができる。したがって、ファーストイン・ファーストアウト回路10は、最小限このページモードでフルページをアクセスする場合の読出データを格納する容量があればよい。
【0079】
図5は、図1に示すFIFO制御回路15の構成を概略的に示す図である。図5において、FIFO制御回路15は、読出指示信号φrと出力イネーブル信号OEを受けるゲート回路15aと、ゲート回路15aの出力信号の立上がりをカウントしてライトポインタWPFを生成する第1のカウンタ15bと、ゲート回路15aの出力信号と第1のカウンタ15bの出力するライトポインタWPFとに従って、ファーストイン・ファーストアウト回路に対するライトポインタWPおよび書込指示信号φWEを生成する書込制御回路15cを含む。この書込制御回路15cは、CAシフタと同じ期間のシフト動作を行ない、DRAMコアMCRから読出されたデータが到達した時点でファーストイン・ファーストアウト回路10にデータを書込むようにタイミング調整を行なう。したがって、この書込制御回路15cは、コラムレイテンシCLとテストインターフェイス回路TICにおける遅延(ラッチ回路が存在しているため半クロックサイクル)の期間与えられた信号を遅延する。
【0080】
FIFO制御回路15は、さらに、出力イネーブル信号OEの立上がりに応答して所定期間のパルス幅を有するワンショットパルスを発生するワンショットパルス発生回路15dと、ワンショットパルス発生回路15dの出力信号に応答してセットされるセット/リセットフリップフロップ15eと、セット/リセットフリップフロップ15eからの出力Qからの出力信号とテストクロック信号TCLKとを受けるAND回路15fと、AND回路15fの出力信号立下がりに応答してカウント動作を行なってリードポインタRPFを生成する第2のカウンタ15gと、第2のカウンタ15gの出力するリードポインタRPFとセット/リセットフリップフロップ15eの出力Qからの信号とを受け、ファーストイン・ファーストアウト回路に対するリードポインタRPおよび読出指示信号φREを生成する読出制御回路15hを含む。この読出制御回路15hは、出力イネーブル信号OEがHレベルに立上がってから1クロックサイクル期間経過後(I/O切換に必要とされるクロックサイクル期間)、ファーストイン・ファーストアウト回路にデータの読出を行なわせる。
【0081】
FIFO制御回路15は、さらに、第1のカウンタ15bからのライトポインタWPFと第2のカウンタ15gからのリードポインタRPFを比較し、これらが一致したときにセット/リセットフリップフロップ15eをリセットする比較器15iを含む。第1のカウンタ15bおよび第2のカウンタ15gは、リセット信号φrstに従ってそのカウント値が初期値(レジスタ回路REG♯kを指定するポインタ)に設定される。
【0082】
次に、図6を参照して、この図5に示すFIFO制御回路15の動作について説明する。
【0083】
クロックサイクル♯0のテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して、テスト制御信号TCMDが与えられる。ラッチ/コマンドデコーダ5においては、図3に示すように初段にラッチ回路20が設けられており、半クロックサイクル遅れて内部信号が変化する。したがって、このクロックサイクル♯1においてテストクロック信号TCLKの立上がりに同期して、図3に示すコマンドデコーダ22からの読出指示信号φrがHレベルとなり、データ読出を指示するコマンドが与えられたことをFIFO制御回路15に知らせる。この読出指示信号φrは、1クロックサイクル期間Tの間Hレベルとなる。この読出指示信号φrがHレベルとなったとき、出力イネーブル信号OEはLレベルであり、ゲート回路15aの出力信号がHレベルとなり、第1のカウンタ15bが、このゲート回路15aの出力信号の立上がりに同期してカウント動作を行ない、そのカウント値を1増分する。書込制御回路15cは、コラムレイテンシCLとテストインターフェイス回路TICにおける信号伝搬遅延すなわち図3に示すラッチ回路23による半クロックサイクル期間遅延するため、コラムレイテンシCLが2のとき、2.5クロックサイクル、読出指示信号φrを遅延して、書込指示信号φWEを生成してファーストイン・ファーストアウト回路へ与える。
【0084】
また、クロックサイクル♯2において再び外部からリードコマンドにデコードされる制御信号が与えられたときにクロックサイクル♯3のテストクロック信号TCLKの立上がりに同期して再び読出指示信号φrがHレベルとなり、第1のカウンタ15bがこの読出指示信号φrの立上がりに応答してカウント動作を行ない、そのカウント値を1増分する。この第1のカウンタ15bの出力するカウント値、すなわちライトポインタWPFは、書込制御回路15cにより、2.5クロックサイクル遅延されてライトポインタWPとしてファーストイン・ファーストアウト回路へ与えられる。
【0085】
ファーストイン・ファーストアウト回路へは、このリードコマンドに従って、クロックサイクル♯3においてDRAMコアMCRから読出されたデータDoutが与えられる。このときには、書込指示信号φWEがHレベルの活性状態であり、そのときのライトポインタWPに従ってファーストイン・ファーストアウト回路がデータの書込を行なう。
【0086】
また、クロックサイクル♯5において読出されたデータは、このとき活性状態にされる書込指示信号φWEおよびそのときのライトポインタWP(WP=2)に従ってファーストイン・ファーストアウト回路の対応のレジスタ回路に書込まれる。
【0087】
一方、リード/ライト連続動作テストが完了し、出力イネーブル信号OEがLレベルからHレベルに立上がると、ワンショットパルス発生回路15dがワンショットのパルスを発生し、応じてセット/リセットフリップフロップ15eがセットとされ、その出力信号がHレベルとなる。応じてAND回路15fの制御信号がテストクロック信号TCLKに従って変化する。第2のカウンタ15gが、このテストクロック信号TCLKの立上がりに同期してカウント動作を行なう。したがってクロックサイクル♯4のテストクロック信号TCLKの立下がりに応答して、フリップフロップ15がセットされており、AND回路15fがテストクロック信号TCLKを通過させるため、第2のカウンタ15gは、このクロックサイクル♯5およびクロックサイクル♯6におけるテストクロック信号TCLKの立上がりに同期してカウント動作を行ない、そのカウント値(リードポインタ)RPFを更新する。
【0088】
読出制御回路15hは、この第2のカウンタ15gの出力カウント値を0.5クロックサイクル(0.5T)遅延してリードポインタRPを生成する。リードポインタRPは、出力イネーブル信号OEがHレベルとなると次のサイクルからテストクロック信号TCLKの立下がりに同期して変化する。読出制御回路15hは、フリップフロップ15の出力Qからの出力信号を1クロックサイクル期間(1T)遅延しており、したがって読出制御回路15hからの読出指示信号φREが、クロックサイクル♯5からテストクロック信号TCLKの立下がりに同期してHレベルに立上がる。したがって、出力イネーブル信号OEがHレベルに立上がって双方向入出力回路の出力バッファが安定動作状態となった後1クロックサイクル期間(1T)経過後、ファーストイン・ファーストアウト回路から読出指示信号φREおよびリードポインタRPに従ってデータの読出が行なわれ、双方向入出力回路を介して入出力ピン端子群9へデータDoutが与えられる。
【0089】
これにより、DRAMコアMCRにおける読出データの遅延、すなわちコラムレイテンシCLおよびテストインターフェイス回路TICにおける信号伝搬遅延を考慮して正確なタイミングで、ファーストイン・ファーストアウト回路からデータの読出を行なうことができる。
【0090】
第2のカウンタ15gからの読出リードポインタRPFが、第1のカウンタ15bからのライトポインタWPFと同じ値(=2)となると、比較器15iの出力信号が活性化され、セット/リセットフリップフロップ15eがリセットされる。したがって、クロックサイクル♯6において第2のカウンタ15gのカウント値、すなわちリードポインタRPFが、第1のカウンタ15bの出力するライトポインタWPFの値と等しくなると、このクロックサイクル♯6におけるクロック信号TCLKの立下がりに同期して、フリップフロップ15がリセットされその出力信号がLレベルに立下がる。応じて、読出制御回路15hからの読出指示信号φREも、1クロックサイクル期間経過後に、リセットされる。したがって出力イネーブル信号OEがLレベルのときにリードコマンドが与えられても、正確にリード/ライト動作の連続動作を行なうことができる。データの入出力ピン端子群9における衝突は生じない。
【0091】
なお、フリップフロップ15eをテストクロック信号TCLKの立下がりに同期してリセットする構成は、比較器15iにおいて、その出力信号を、テストクロック信号TCLKがLレベルのときに出力する構成を設けることにより実現される。たとえば、テストクロック信号TCLKに同期して動作するラッチ回路が比較器15iの出力段に設けられていてもよく、また比較器15iの出力段に、テストクロック信号TCLKの反転信号をポインタWPFおよびRPFの比較結果を示す信号を受けるゲート回路を設けてもよい。
【0092】
なお、コマンドデコーダ22からの読出動作指示信号φrは1クロックサイクル期間Tの間活性状態に維持されている。しかしながら、この読出動作指示信号φrは、所定の時間幅を有するワンショットパルスの形で発生されてもよい。
【0093】
また書込制御回路15cおよび読出制御回路15hは、テストクロック信号TCLKに従って信号を転送する周知のラッチ回路を用いて実現される。たとえば図3に示すようなラッチ回路20を用いれば、半クロックサイクルの遅延を実現することができる。
【0094】
また、ファーストイン・ファーストアウト回路の出力に、ラッチ回路が設けられ、ファーストイン・ファーストアウト回路から読出されたデータが半クロックサイクル遅延されて双方向入出力回路へ与えらる場合、この第2のカウンタ15gからのリードポインタRPFがファーストイン・ファーストアウト回路へ与えられてもよい。この場合、読出指示信号φREは、フリップフロップ15の出力信号を半クロックサイクルだけ遅延する遅延回路で構成される。また、第1、第2のカウンタ15bおよび15gは、クロック信号の立下がりでカウントを行なうように構成されてもよい。カウント前のカウント値をポインタとすることができる。
【0095】
図7は、図1に示すファーストイン・ファーストアウト回路10の構成を概略的に示す図である。図7において、ファーストイン・ファーストアウト回路10は、図1に示すゲート回路7からの8ビットのデータDINを受ける入力バッファ10aと、k+1段のレジスタ回路を有するレジスタファイル10bと、レジスタファイル10bの選択されたレジスタ回路からのデータバッファ処理して出力データDOUTを生成する出力バッファ10cと、読出指示信号φREとリードポインタRPとに従ってこのレジスタファイル10bのリードポインタRPが指定するレジスタ回路のデータを読出すための制御を行なう読出制御回路10dと、書込指示信号φWEとライトポインタRPとに従ってレジスタファイル10bのライトポインタWPが出力するレジスタ回路へ、入力バッファ10aからの8ビットデータを書込む制御を行なう書込制御回路10eを含む。
【0096】
読出制御回路10dおよび書込制御回路10eは、その内部構成がレジスタファイル10bの構成に応じて適当に定められる。レジスタファイル10bが、ワード線およびビット線を有するたとえばSRAMで構成される場合、これらの書込制御回路10eおよび読出制御回路10dは、アドレスデコード回路およびワード線選択回路をそれぞれ含む。ビット線対の選択は行われない。8ビットのビット線対が設けられるだけである。
【0097】
図8は、ファーストイン・ファーストアウト回路10の変更例を示す図である。図8においては、レジスタ回路REG♯0−REG♯kそれぞれに対応して、書込選択ゲートWSG0−WSGkと読出選択ゲートRSG0−RSGkが設けられる。レジスタ回路REG♯0−REG♯kは、書込選択ゲートWSG0−WSGkを介して書込データ入力線WLに結合され、また読出選択ゲートRSG0−RSGkを介して読出データ線RLに結合される。書込データ線WLおよび読出データ線RLは、それぞれ8ビットの信号線である。
【0098】
読出選択ゲートRSG0−RSGkに対応して、読出指示信号φREとレジスタ選択信号RPi(i=0−k)を受ける読出選択制御ゲートRSCiが設けられる。また、書込選択ゲートWSGi(i=0−k)に対応して、書込指示信号φWEと書込レジスタ選択信号WPiを受ける書込選択制御ゲートWSCiが設けられる。読出選択制御信号RP0−RPkは、図5に示す第2のカウンタ15gまたは読出制御回路15hからのリードポインタRPの各ビットであってもよく、またこのリードポインタRPを図示しないデコード回路でデコードして生成されてもよい。また書込選択信号WP0−WPkも、図5に示す第1のカウンタ15bまたは書込制御回路15cカウント値の各ビットそのものであってもよく、またこのライトポインタWPを図示しないデコード回路によりデコードして生成されてもよい。図5に示す第1のカウンタ15bおよび第2のカウンタ15gの出力カウントビットがそれぞれ読出選択信号RP0−RPkおよび書込選択信号WP0−WPkとして用いられる場合は、第1のカウンタ15bおよび第2のカウンタ15gが、シフトレジスタで構成され、活性状態となるビット位置が各カウント値に従ってシフトされる。この場合、シフトレジスタは、リング状のシフトレジスタで構成される。
【0099】
図8に示すファーストイン・ファーストアウト回路の構成の場合、レジスタ回路REG♯0−REG♯kは、それぞれ書込選択ゲートWSG0−WSGkまたは読出選択ゲートRSG0−RSGkにより選択されて書込データ線WLおよび読出データ線RLに接続されるだけであり、回路構成が簡略化される。
【0100】
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、出力イネーブル信号OEがLレベルであり、データ入力モードを示すときには、この入力モード時に印加されたリードコマンドの数をカウントし、そのカウント値に従って、ファーストイン・ファーストアウト回路のデータの入力および出力を行なっており、DRAMコアからの読出データのレイテンシを変更することができ、応じて共通テストデータ入出力ピン端子を利用しても、テスト入力データおよびテスト出力データの衝突は生じず、リード/ライトの連続動作テストを行なうことができる。
【0101】
[実施の形態2]
図9は、この発明の実施の形態2に従うテストインターフェイス回路の構成を概略的に示す図である。図9においては、ファーストイン・ファーストアウト回路10は、導通時、レジスタ回路REG♯0−REG♯kをバイパスするスイッチ回路30が設けられる。このスイッチ回路30の導通/非導通を指示するために、FIFO制御回路15においては、出力イネーブル信号OEと読出動作指示信号φrとを受けるAND回路15sと、AND回路15sの出力信号をコラムレイテンシCLと0.5クロックサイクルの和の期間遅延する(CL+0.5)遅延回路15tが設けられる。この(CL+0.5)遅延回路15tは、テストクロック信号TCLKに従ってAND回路15sの出力信号を転送して、テストクロック信号TCLKのコラムレイテンシCL+0.5クロックサイクルに等しい期間の遅延を与える。この(CL+0.5)遅延回路15tは、相補出力信号を生成して、スイッチ回路30の導通/非導通を制御する。
【0102】
図10は、図9に示すテストインターフェイス回路の動作を示すタイミングチャート図である。出力イネーブル信号OEをHレベルに設定した状態でリードコマンドREADにデコードされる制御信号を連続して外部から与える。このリードコマンドREADが与えられると、図3に示すコマンドデコーダ22から読出動作指示信号φrが所定時間Hレベルの活性状態へ駆動される。ここでは、読出動作指示信号φrはワンショットパルスの形で発生される。連続読出動作を行なうためである。
【0103】
この読出動作指示信号φrが活性化されると、AND回路15sの出力信号がHレベルの活性状態となり、この活性状態の信号がコラムレイテンシCL+0.5クロックサイクル期間テストクロック信号TCLKに従って伝達される。したがって、このテストクロック信号TCLKの立上がりに応答して活性化される読出動作指示信号φrに従って、(CL+0.5)遅延回路15tからのバイパス制御信号SHが、2.5クロックサイクル経過後Hレベルとなり、スイッチ回路30が導通する。したがってこのゲート回路7から与えられた読出データは、レジスタ回路REG♯0−REG♯kをバイパスして、スイッチ回路30を介して双方向入出力回路8へ与えられる。これにより、連続リードモードを実現することができる。
【0104】
ここで、実施の形態1においてリード/ライト連続動作のみを問題としている。しかしながら、ライト/リード動作も同様に書込制御回路15cおよび読出制御回路15hにより、正確なタイミングで、ファーストイン・ファーストアウト回路からのデータの読出を行なうことができる。
【0105】
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、出力イネーブル信号OEがHレベルのときにリードコマンドが与えられたときにはファーストイン・ファーストアウト回路のレジスタ回路をバイパスするように構成しており、連続リード動作テストを確実に行なうことができる。これにより、ファーストイン・ファーストアウト回路を設けても、そのテスト項目が制限を受けることはない。
【0106】
[実施の形態3]
図11(A)は、この発明の実施の形態3に従うテストインターフェイス回路の構成を概略的に示す図である。図11(A)においては、FIFO制御回路15の構成を示す。この図11(A)に示すFIFO制御回路15においては、この図5に示す構成に加えて、さらに、テストクロック信号TCLKを2分周する分周器15jが設けられる。分周器15jからの分周信号BCLKが、セット/リセットフリップフロップ15eの出力信号を受けるAND回路15fへ与えられる。読出制御回路15hが、テストクロック信号TCLKが与えられる。この第2のカウンタ15gは、AND回路15fの出力信号の立上がりに応答してカウント動作を実行する。次に、図11(B)に示すFIFO制御回路の動作を図11(B)に示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0107】
出力イネーブル信号OEがHレベルに立上がると、セット/リセットフリップフロップ15eがセットされ、応じて、読出制御回路15hにより、テストクロック信号TCLKの1クロックサイクル(T)経過後に、読出指示信号φREが活性状態のHレベルへ駆動される。AND回路15fに従って第2のカウンタ15gがカウント動作を実行する。この場合、出力イネーブル信号OEの立上がり時における分周クロック信号BCLKの立上がりは、レーシングの可能性がありカウントされない。次のクロックサイクルにおけるAND回路15fからの分周クロック信号BCLKの立上がりに応答して第2カウンタ15eがカウント動作を行ない、カウント値を、この分周クロック信号BCLKの立上がりに同期して順次更新する。
【0108】
この第2のカウンタ15gの出力カウント値RPFは、読出制御回路15hを介してテストクロック信号TCLKの半クロックサイクル(T/2)経過後に伝達される。したがって、ファーストイン・ファーストアウト回路においては、読出指示信号φREが活性状態となっているときに、分周クロック信号BCLKに同期して、リードポインタRPが与えられ、格納データが順次読出されてデータDoutとして、双方向入出力回路へ与えられる。
【0109】
ファーストイン・ファーストアウト回路へのデータの書込は、第1のカウンタ15bおよび書込制御回路15cの制御のもとに行なわれており、したがって、テストクロック信号TCLKに同期して、DRAMコアMCRから読出されるデータの読出速度に応じてファーストイン・ファーストアウト回路へのデータの書込が行なわれる。分周クロック信号BCLKを利用することにより、テストインターフェイス回路TICからは、テストクロック信号TCLKの2倍の速度で格納データが読出される。したがって、テスト時におけるデータ読出に要する時間を短縮することができ、テストサイクルを短くすることができる。
【0110】
[実施の形態4]
図12は、この発明の実施の形態4に従う混載DRAMの要部の構成を示す図である。図12において、DRAMコアMCRは、N個のバンクB♯1−B♯Nを含む。バンクB♯1−B♯Nは、同一構成を有し、1頁のサイズはMビットである。バンクB♯1−B♯Nは、それぞれ互いに独立に活性状態へ駆動することができ、それぞれにおいてページを選択状態に保持することができる。このバンクB♯1−B♯Nから読出されたmビットのデータが選択回路7を介して8ビットのデータに変換され、ファーストイン・ファーストアウト回路10へ与えられる。ファーストイン・ファーストアウト回路10においては、レジスタ回路REG♯1−REG♯Pが設けられる。ここで、P=N・M/mである。
【0111】
DRAMコアMCRのバンクB♯1−B♯Nから、ページモードアクセスでデータを読出した場合、最大N・M/mのデータを連続して読出すことができる。DRAMコアMCRから読出されたmビット(256ビット)のデータが選択回路7により、8ビットのデータに変換される。したがって、ファーストイン・ファーストアウト回路には、最大N・M/mのデータを格納する必要がある。レジスタ回路REG♯1−REG♯Pを設けることにより、このバンク数がNのとき、ページモードに従って全バンクをアクセスした場合に連続して読出されるデータをファーストイン・ファーストアウト回路10において格納することができる。
【0112】
レジスタ回路REG♯1−REG♯Pには、バンクB♯1−B♯Nのデータが、DRAMコアから読出された順序に格納される。いずれのレジスタ回路にいずれのバンクのデータが格納されているかはモニタする必要はない。テストプログラムにより、データとバンクとの対応関係が決定されているため、テスタで、データとバンクとの対応関係が知ることができる。したがって、このファーストイン・ファーストアウト回路10においては、バンクB♯1−B♯Nに共通にレジスタ回路REG♯1−REG♯Pを設ける。バンクごとに、データを振分けてファーストイン・ファーストアウト回路内で格納する必要がなく、回路構成が簡略化される。
【0113】
[他の適用例]
混載DRAMの1頁のサイズMビットは、2Kビット以外のビットであってもよい。また、DRAMコアの入出力データのビット幅mは、128ビット、512ビットなどの他のビット幅であってもよい。
【0114】
また、コラムレイテンシCLも2に限定されず他の値であってもよい。また、双方向入出力回路での入力データの遅延が無視できないとき、この遅延を考慮してファーストイン・ファーストアウト回路へのデータ書込タイミングが調整される。
【0115】
また、メモリは、DRAMに限定されず、クロック信号に同期して動作するバーストSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)またはフラッシュメモリなどの他のメモリであってもよく、ロジックと同一半導体基板上に集積化されているメモリであれば本発明は適用可能である。
【0116】
【発明の効果】
以上のように、この発明に従えば、混載メモリに対するテストデータの入出力ピンを共通化しても、テストデータ入出力切換タイミングによるテストパターンの制約を受けることなく、十分なテストを混載メモリに対して行なうことのできるテストインターフェイス回路を得ることができる。
【0123】
請求項1に係る発明に従えば、ロジックとメモリは同一基板に集積化された半導体集積回路装置において、テストインターフェイス回路にメモリから読出されたデータを順次格納しかつ読出すファーストイン・ファーストアウト回路と、このファーストイン・ファーストアウト回路の動作を動作モード指示信号に従って制御する制御回路とを設けており、テストデータ入出力端子を共通化することができテスト時に必要とされるピン端子数を低減することのできるシステムLSIを実現することができる。また、双方向入出力回路により、テストデータ入出力パッドが共通化され、テスト専用ピン端子数が低減されたシステムLSIを実現することができる。
【0124】
請求項2に係る発明に従えば、ファーストイン・ファーストアウト回路に、メモリのページサイズとデータ出力ビット幅の比の数のレジスタ回路を設けており、ページモードアクセス時においても確実にテストデータをファーストイン・ファーストアウト態様で転送することができる。
【0125】
請求項3に係る発明に従えば、ファーストイン・ファーストアウト回路に、メモリのバンク数とページサイズとの積と出力データビット幅の比で与えられる数のレジスタ回路を設けており、全バンクをページモードでアクセスしても確実にテストデータを、ファーストイン・ファーストアウト態様で転送することができる。
【0126】
請求項4に係る発明に従えば、動作モード指示信号に従ってカウンタによりデータ読出指示の数をカウントし、そのカウント値に従ってリードポインタおよびライトポインタを発生しており、正確に、ファーストイン・ファーストアウト態様でデータの格納/読出を行なうことができる。
【0127】
請求項5に係る発明に従えば、双方向入出力回路のデータ転送経路が動作モード指示信号に従って設定されており、正確に入出力データの衝突を防止することができる。
【0128】
請求項6に係る発明に従えば、リードポインタを、テストクロック信号の立上がりおよび立下がりに応答して変化させており、テストデータ読出サイクルを短縮でき、応じてテストサイクルを短縮することができる。
【0129】
請求項7に係る発明に従えば、ロジックとテストインターフェイス回路を選択的にメモリに結合しており、テスト動作時、確実に、ロジックの影響を排除してメモリのテストを行なうことができる。
請求項8に係る発明に従えば、メモリのデータバスは書込データバスと読出データバスとが別々に設けられており、メモリに対するデータの衝突を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従うテストインターフェイス回路の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すテストインターフェイス回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図3】 図1に示すラッチ/コマンドデコーダの構成を概略的に示す図である。
【図4】 図1に示すファーストイン・ファーストアウト回路の構成を概略的に示す図である。
【図5】 図1に示すFIFO制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示すFIFO制御回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図7】 図1に示すファーストイン・ファーストアウト回路の構成を概略的に示す図である。
【図8】 図1に示すファーストイン・ファーストアウト回路の変更例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に従うテストインターフェイス回路の構成を概略的に示す図である。
【図10】 図9に示すテストインターフェイス回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図11】 (A)は、この発明の実施の形態3に従うFIFO制御回路の構成を概略的に示す図であり、(B)は、(A)に示すFIFO制御回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図12】 この発明の実施の形態4に従うファーストイン・ファーストアウト回路の構成を概略的に示す図である。
【図13】 従来のシステムLSIの構成を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示すシステムLSIのテストインターフェイス回路の構成を概略的に示す図である。
【図15】 図14に示すテストインターフェイス回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図16】 図14に示すテストインターフェイス回路を共通テストデータ入出力端子の構成に適用した際の構成を示す図である。
【図17】 図16に示す回路動作を示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
SLI システムLSI、LG 大規模ロジック、MCR DRAMコア、TIC テストインターフェイス回路、1 ラッチ/コマンドデコーダ、2 モードレジスタ、3 CAシフタ、4 256:8 選択回路、5 セレクタ、6 ゲート回路、7 ゲート回路、8 双方向入出力回路、9 テストデータ入出力端子、10 ファーストイン・ファーストアウト回路、15 FIFO制御回路、REG♯0−REG♯k,REG♯P レジスタ回路、15b 第1のカウンタ、15g 第2のカウンタ、15c 書込制御回路、15h 読出制御回路、15t (CL+0.5)遅延回路、30 スイッチ回路、15j 分周器。
Claims (8)
- 演算処理を行なうためのロジックと、
前記ロジックのためのデータを格納するメモリと、
共通のテストデータパッドに結合され、前記テストデータパッドとの間で双方向にデータを転送する双方向入出力回路と、
前記メモリへ外部から直接アクセスしてテストを行なうためのテストインターフェイス回路とを備え、
前記テストインターフェイス回路は、
前記メモリから読出されたデータを順次格納しかつ該格納データを順次格納順序と同一順序で読出して前記双方向入出力回路へ読出データを与えるためのファーストイン・ファーストアウト回路と、
データの入力および出力を示す動作モード指示信号に応答して前記ファーストイン・ファーストアウト回路のデータの書込および読出を制御するとともに前記双方向入出力回路から前記メモリへのデータ転送を制御するための制御回路を備え、前記制御回路は、前記動作モード指示信号がデータ入力モードを指示するとき前記メモリへのデータ読出指示の数をカウントし、該カウント値に対応する数のデータを前記ファーストイン・ファーストアウト回路に書込みかつ前記ファーストイン・ファーストアウト回路から読出すように前記ファーストイン・ファーストアウト回路の格納動作を制御する、半導体集積回路装置。 - 前記メモリは行列状に配列される複数のメモリセルを有し、かつ1回の行選択動作時サイズMビットの1頁のメモリセルが同時に選択され、かつ前記メモリの入出力データのビット幅はmであり、
前記ファーストイン・ファーストアウト回路は、M/m段のレジスタ回路を備える、請求項1記載の半導体集積回路装置。 - 前記メモリは、N個の互いに独立に活性状態へ駆動される複数のバンクを含み、各前記バンクは行列状に配列される複数のメモリセルを有しかつ1回のロウアクセスによりサイズMビットの1頁のメモリセルが選択され、かつビット幅mビットのデータを出力し、
前記ファーストイン・ファーストアウト回路は、N・M/m段のレジスタ回路を備える、請求項1記載の半導体集積回路装置。 - 前記制御回路は前記動作モード指示信号がデータ入力モードを指示するとき前記メモリへのデータ読出指示に応答して前記メモリから読出されたデータの数をカウントし、該カウント値に従って前記ファーストイン・ファーストアウト回路へのデータ書込の位置を示すライトポインタを発生する第1のカウンタと、
前記動作モード指示信号のデータ入力モード指示からデータ出力モード指示への変化に応答して前記第1のカウンタのカウント値に応じて前記ファーストイン・ファーストアウト回路からデータを読出す位置を示すリードポインタを発生する第2のカウンタを備え、前記リードポインタおよび前記ライトポインタは、初期時同じ位置を示す、請求項1記載の半導体集積回路装置。 - 前記双方向入出力回路は前記動作モード指示信号に応答してデータ転送経路が決定される、請求項1記載の半導体集積回路装置。
- 前記メモリは、テストクロック信号に同期してデータの入力および出力を行ない、
前記第2のカウンタは前記テストクロック信号の立上がりおよび立下がりに応答してカウント動作を行なってリードポインタを発生する、請求項4記載の半導体集積回路装置。 - テストモード指示信号に応答して、前記メモリと前記テストインターフェイス回路とを接続しかつ前記ロジックと前記メモリとを切離すためのセレクタをさらに備える、請求項1記載の半導体集積回路装置。
- 前記テストインターフェイス回路および前記ロジックからの書込データを前記メモリへ転送する書込データバスと、
前記書込データバスと別に設けられ、前記メモリから読出されたデータを少なくとも前記テストインターフェイス回路のファーストイン・ファーストアウト回路へ転送する読出データバスをさらに備える、請求項1記載の半導体集積回路装置。
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