JP4315236B2 - インクジェットヘッド - Google Patents
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第2の発明のインクジェットヘッドは、前記第1の発明において、前記流路形成孔の開口端とこの流路形成孔と対応する前記環状逃がし溝の開口端の内周とにより区画されて前記接着剤が塗布される接着領域は、前記流路形成孔を囲う環状に形成され、複数の前記流路形成孔に関して、環状の前記接着領域が全て同じ幅で形成されていることを特徴とするものである。この場合には、複数の流路形成孔を夫々囲う複数の接着領域に関して、塗布される接着剤の量がほぼ等しくなるため、流路形成孔内に流れ込む接着剤の量がより均一化される。
第3の発明のインクジェットヘッドは、前記第2の発明において、前記環状逃がし溝の幅は、環状の前記接着領域の幅よりも大きいことを特徴とするものである。この場合には、プレートの接着時に接着領域からはみ出る余分な接着剤の逃がし場所を十分に確保することができ、流路形成孔内に接着剤が流れ込むのをより抑制することができる。
また、第5の発明のインクジェットヘッドは、前記第4の発明において、前記流路ユニットは、前記第1のプレートの前記一方の面と反対側の面に、前記共通インク室が貫通形成された第3のプレートが積層して構成された積層体であって、前記第1のプレートにおいて、複数の前記流路形成孔が前記第1のプレートの長手方向に配列して構成された複数の孔列が、前記第1のプレートの短手方向に互いに間隔を開けられた複数の孔列群を構成し、前記第3のプレートにおいて、複数の前記共通インク室が、前記孔列群の間の領域に対向して形成されているとともに、前記長手方向に沿って延在し、前記複数のプレートの積層方向に関して、前記環状逃がし溝は、前記共通インク室と重ならないことを特徴とするものである。
これにより、平面視で共通インク室のすぐ外側に位置する流路形成孔の周囲の接着領域を広く確保することができるようになり、この部分におけるインクの漏れを防止することができる。
これによれば、孔群の外側の領域に格子溝を形成し、この格子溝が大気に連通することで、流路形成孔群が占める領域の外側の領域における接着面に気泡が残留することを防いで、より確実な接着を確保することができる。
これによれば、包囲溝により、余剰接着剤の流入量をより規制することができる。
また、第9の発明のインクジェットヘッドは、前記第7又は第8の発明において、前記流路形成孔群が形成された領域から離れた位置であって、前記第1のプレートの端部付近には、前記第1のプレートを貫通する貫通孔が形成され、前記格子溝は前記貫通孔を介して大気と連通していることを特徴とするものである。
これによれば、貫通孔は、インクが流れる流路形成孔から離れた第1のプレートの端部付近に形成されているため、万が一、第1のプレートと第2のプレートとの間からインクが漏れてしまっても、貫通孔から外部へ流出しにくくすることができる。
尚、個別電極35と共通電極34は、共に、例えばAg−Pd系などの金属材料からなる。
1]図12に示すように、カバープレート30に形成された5つの連絡孔群60a〜60eの全てに関して、各連絡孔群に属する複数の連絡孔60に夫々対応する複数の環状逃がし溝30aが連結溝30bを介して互いに連通してはいるが、その外側を囲う包囲溝30cには連通しておらず、複数の環状逃がし溝30aが互いに連通した状態で閉じていてもよい。この場合でも、カバープレート30とノズルプレート31との接着時に、環状逃がし溝30aに接着剤が流れ込む条件が全ての環状逃がし溝30aに関してほぼ等しくなり、複数の連絡孔60に関して流入する接着剤の量がほぼ均一になるため、複数のノズル8から吐出されるインクの吐出特性のばらつきを抑えることができる。
4 流路ユニット
5a 副マニホールド
8 ノズル
10 圧力室
30 カバープレート
30a 環状逃がし溝
31 ノズルプレート
60 連通孔
60a〜60e 連絡孔群
64 接着領域
Claims (9)
- 共通インク室と、この共通インク室から圧力室を経てノズルに至る複数の個別インク流路とを含む流路ユニットを備え、
前記流路ユニットは、前記複数の個別インク流路の少なくとも一部が形成された積層状の複数枚のプレートを有し、
前記複数枚のプレートに含まれる第1のプレートには、前記複数の個別インク流路の一部を夫々形成する複数の流路形成孔が、複数の流路形成孔群に分けられて配置され、
この第1のプレートの一方の面に、別の第2のプレートを接着する接着剤を逃がす為の複数の環状逃がし溝が、前記複数の流路形成孔を夫々囲うように形成され、
前記複数の流路形成孔群の全てに関して、各流路形成孔群に属する複数の前記流路形成孔に夫々対応する複数の前記環状逃がし溝が、互いに連通した状態で閉じていることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 前記流路形成孔の開口端とこの流路形成孔と対応する前記環状逃がし溝の開口端の内周とにより区画されて前記接着剤が塗布される接着領域は、前記流路形成孔を囲う環状に形成され、
複数の前記流路形成孔に関して、環状の前記接着領域が全て同じ幅で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 前記環状逃がし溝の幅は、環状の前記接着領域の幅よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッド。
- 前記第1のプレートに形成された前記流路形成孔は、前記第2のプレートに形成された前記ノズルに連なる孔であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
- 前記流路ユニットは、前記第1のプレートの前記一方の面と反対側の面に、前記共通インク室が貫通形成された第3のプレートが積層して構成された積層体であって、
前記第1のプレートにおいて、
複数の前記流路形成孔が前記第1のプレートの長手方向に配列して構成された複数の孔列が、前記第1のプレートの短手方向に互いに間隔を開けられた複数の孔列群を構成し、
前記第3のプレートにおいて、
複数の前記共通インク室が、前記孔列群の間の領域に対向して形成されているとともに、前記長手方向に沿って延在し、
前記複数のプレートの積層方向に関して、前記環状逃がし溝は、前記共通インク室と重ならないことを特徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド。 - 前記第1のプレートに形成された前記流路形成孔は、
前記共通インク室と前記圧力室とを連通させる連通孔であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。 - 前記第1のプレートの一方の面において、
前記流路形成孔群が占める領域の外側の領域には、当該外側領域を格子状領域に分割する格子溝が形成され、前記格子溝は大気に連通していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。 - 前記第1のプレートの一方の面において、
前記流路形成孔群に係わる複数の前記環状逃がし溝からなる逃がし溝群の全体を囲む包囲溝が形成され、前記包囲溝が前記格子溝と連通していることを特徴とする請求項7に記載のインクジェットヘッド。 - 前記流路形成孔群が形成された領域から離れた位置であって、前記第1のプレートの端部付近には、前記第1のプレートを貫通する貫通孔が形成され、
前記格子溝は前記貫通孔を介して大気と連通していることを特徴とする請求項7又は8に記載のインクジェットヘッド。
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