JP2005059430A - インクジェットヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造的クロストークを低減する。
【解決手段】 アクチュエータユニット21中の圧電シート41上に略平行四辺形の個別電極35が配置されている。個別電極35の一方の鋭角部にはランド部36が電気的に接続されている。ランド部36は、隣接する他の2つの個別電極35の間に配置されている。ランド部36の周囲には、ランド部36の外形に沿って圧電シート41を貫いたC字状の溝部61が形成されている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、被記録媒体にインクを吐出して印刷を行うインクジェットヘッドに関する。
インクジェットヘッドは、インクジェットプリンタ等において、インクタンクから供給されたインクを複数の圧力室に分配し、各圧力室に選択的にパルス状の圧力を付与することによりノズルからインクを吐出する。圧力室に選択的に圧力を付与するための一つの手段として、圧電性のセラミックからなる複数の圧電シートが積層されたアクチュエータユニットが用いられることがある。
かかるインクジェットヘッドの一例として、複数の圧力室に跨る複数枚の連続平板状の圧電シートが積層され、その少なくとも1枚の圧電シートを、多数の圧力室に共通であってグランド電位に保持された共通電極と、各圧力室に対向する位置に配置された多数の個別電極すなわち駆動電極とで挟み込んだ1つのアクチュエータユニットを有するものが知られている(特許文献1参照)。個別電極及び共通電極に挟まれ且つ積層方向に分極された圧電シートの部分は、その挟まれた部分の両側にある個別電極が共通電極と異なる電位にされると、圧電シートの分極方向に外部電界が印加されることにより、いわゆる圧電縦効果により積層方向に伸縮する。この場合、個別電極と共通電極とで挟まれた圧電シートの部分が外部電界が印加されると圧電効果で変形する活性層として働いている。これにより圧力室内の容積が変動し、圧力室に連通したノズルから被記録媒体に向けてインクを吐出することが可能となっている。
特開平4−341852号公報(図1)
上述のようなインクジェットヘッドにおいて、近年、画像の高解像度化や高速印字の要求に対応するために圧力室が高密度に配置されるに連れ、ある圧力室に対向した活性層を変形させることに起因して隣接する圧力室に対向した圧電シートまでもが変形し、本来インクを吐出すべきでないインク吐出口からインクが吐出されたり、インク吐出量が本来の量よりも増加又は減少したりする、いわゆる構造的クロストークが問題となってきている。特に、個別電極から延出されて形成され、個別電極に印加される電圧の入力部となるランドは、直接圧力室を駆動するものではないことから、従来はクロストークの発生要因とは考えられていなかったが、本発明の発明者はランド部がその周囲の圧電シートを変形させ、クロストークの発生要因となり得ることを知見した。更に、発明者は、ランド部が隣接する圧力室に対して個別電極よりも近接して配置されるため、その影響が無視しがたい程大きいことも突き止めた。かかる構造的クロストークが生じると、印刷された画像の画質が劣化してしまうため、インクジェットプリンタの品質を向上させるには、構造的クロストークの低減が極めて重要な問題である。
本発明の主な目的は、構造的クロストークを低減することができるインクジェットヘッドを提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のインクジェットヘッドは、ノズルに連通した複数の圧力室が平面に沿ってマトリクス状に互いに隣接配置された流路ユニットと、流路ユニットの一表面に固定されて、圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットとを備えており、アクチュエータユニットが、複数の圧力室の各々に対向する位置に配置された複数の電極領域と、電極領域につながっており且つ信号線が接続される端子領域とを含んで構成された複数の個別電極と、複数の圧力室に跨って設けられた共通電極と、共通電極と個別電極とによって挟まれた圧電シートと、端子領域の周囲に形成された凹部とを含んでいる。
本発明によると、端子領域の周囲に凹部が形成されることにより端子領域に対向した圧電シートの歪みが、他の圧力室に対向した圧電シートに伝搬しにくくなるため、構造的クロストークを低減することができる。これにより吐出させるインク液滴の体積や速度を均一化することができる。
本発明においては、凹部が端子領域の周囲にのみ存在していることが好ましい。これによると、凹部の形成される距離が短くなるため、構造的クロストークを低減するとともに、アクチュエータユニットの剛性の低下を抑えつつ凹部を形成するコストの低減を図ることができる。
本発明においては、圧力室の平面形状が2つの鋭角部を有する平行四辺形又は角部が丸められた平行四辺形形状であると共に、端子領域が、圧力室の一方の鋭角部付近であって、且つ、隣接する他の2つの個別電極の電極領域間に位置していてもよい。これによると、圧力室を高密度に配置した場合であっても、構造的クロストークを低減することができる。
本発明においては、凹部が共通電極と個別電極とによって挟まれた少なくとも1つの圧電シートを貫いて形成されていてもよい。これによると、活性層として作動する端子領域に対応した圧電シートの領域が隣接する個別電極や圧力室との間で直接的に連続しないため、構造的クロストークを効果的に低減することができる。
本発明においては、凹部が端子領域の外形に沿って形成されていてもよい。これによると、凹部の形成される距離がより短くなるため、アクチュエータユニットの剛性の低下をより抑えるとともに、凹部を形成するコストの低減をより図ることができる。
本発明において、個別電極は電極領域と端子領域とを接続する接続領域を含み、凹部が接続領域に面した部分を除いた端子領域のほぼ全周に亘って連続して形成されていてもよい。これによると、端子領域の周りのほぼ全方向にわたって、構造的クロストークを低減することができる。
本発明においては、凹部が端子領域の周囲に複数形成されていてもよい。これによると圧力室の形状や端子領域の配置位置に応じて複数の凹部を形成することで、効率よく構造的クロストークを低減することができる。
本発明においては、端子領域の周囲に2つの凹部が形成されており、これら2つの凹部が、電極領域と端子領域とを結ぶ直線に対して線対称に形成されていてもよい。これによると、電極領域と端子領域とを結ぶ方向への構造的クロストークが比較的小さい場合に、当該方向以外の構造的クロストークを低減しつつ凹部を形成するコストの低減を図ることができる。
本発明においては、凹部が、端子領域と隣接する個別電極の電極領域との最短距離を結ぶ仮想線を横切る位置に形成されていてもよい。これによると、隣接する個別電極に対してもっとも振動が伝わりやすい部分を抑え、構造的クロストークを効果的に低減することができる。
本発明においては、端子領域が、隣り合う前記圧力室を区画する桁部に対向することが好ましい。これによると、アクチュエータユニットの駆動部分に端子領域が配置されないため、アクチュエータユニットの駆動を阻害しにくくすることができる。
以下、本発明に係る第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るインクジェットヘッドの外観斜視図である。図2は、図1のII−II線における断面図である。インクジェットヘッド1は、用紙に対してインクを吐出するための主走査方向に延在した矩形平面形状を有するヘッド本体70と、ヘッド本体70の上方に配置され且つヘッド本体70に供給されるインクの流路である2つのインク溜まり3が形成されたベースブロック71とを備えている。
ヘッド本体70は、インク流路が形成された流路ユニット4と、流路ユニット4の上面に接着された複数のアクチュエータユニット21とを含んでいる。これら流路ユニット4及びアクチュエータユニット21は共に、複数の薄板を積層して互いに接着させた構成である。また、アクチュエータユニット21の上面には、給電部材であるフレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)50が接着され、左右に引き出されている。ベースブロック71は、例えばステンレスなどの金属材料からなる。ベースブロック71内のインク溜まり3は、ベースブロック71の長手方向に沿って形成された略直方体の中空領域である。
ベースブロック71の下面73は、開口3bの近傍において周囲よりも下方に飛び出している。そして、ベースブロック71は、下面73の開口3b近傍部分73aにおいてのみ流路ユニット4と接触している。そのため、ベースブロック71の下面73の開口3b近傍部分73a以外の領域は、ヘッド本体70から離隔しており、この離隔部分にアクチュエータユニット21が配されている。
ベースブロック71は、ホルダ72の把持部72aの下面に形成された凹部内に接着固定されている。ホルダ72は、把持部72aと、把持部72aの上面からこれと直交する方向に所定間隔をなして延出された平板状の一対の突出部72bとを含んでいる。アクチュエータユニット21に接着されたFPC50は、スポンジなどの弾性部材83を介してホルダ72の突出部72b表面に沿うようにそれぞれ配置されている。そして、ホルダ72の突出部72b表面に配置されたFPC50上にドライバIC80が設置されている。FPC50は、ドライバIC80から出力された駆動信号をヘッド本体70のアクチュエータユニット21(後に詳述)に伝達するように、両者とハンダ付けによって電気的に接合されている。
ドライバIC80の外側表面には略直方体形状のヒートシンク82が密着配置されているため、ドライバIC80で発生した熱を効率的に散逸させることができる。ドライバIC80及びヒートシンク82の上方であって、FPC50の外側には、基板81が配置されている。ヒートシンク82の上面と基板81との間、および、ヒートシンク82の下面とFPC50との間は、それぞれシール部材84で接着されている。
図3は、図1に示したヘッド本体70の平面図である。図3において、ベースブロック71内に形成されたインク溜まり3が仮想的に破線で描かれている。2つのインク溜まり3は、ヘッド本体70の長手方向に沿って、互いに所定間隔をなして平行に延在している。2つのインク溜まり3はそれぞれ一端に開口3aを有し、この開口3aを介してインクタンク(図示せず)に連通することによって、常にインクで満たされている。また、開口3bは、ヘッド本体70の長手方向に沿って各インク溜まり3に多数設けられていて、上述したように各インク溜まり3と流路ユニット4とを結んでいる。多数の開口3bは、対となる2つずつがヘッド本体70の長手方向に沿って近接配置されている。一方のインク溜まり3に連通した開口3bの対と、他方のインク溜まり3に連通した開口3bの対とは、千鳥状に配置されている。
開口3bが配置されていない領域には、開口3bの対とは逆のパターンで、台形の平面形状を有する複数のアクチュエータユニット21が千鳥状に配置されている。各アクチュエータユニット21の平行対向辺(上辺及び下辺)は、ヘッド本体70の長手方向と平行である。また、隣接するアクチュエータユニット21の斜辺の一部同士がヘッド本体70の幅方向にオーバーラップしている。
図4は、図3内に描かれた一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。図4に示すように、各インク溜まり3に設けられた開口3bは共通インク室であるマニホールド5に連通し、さらに各マニホールド5の先端部は2つに分岐して副マニホールド5aを形成している。また、平面視において、アクチュエータユニット21における2つの斜辺側それぞれから、隣接する開口3bから分岐した2つの副マニホールド5aが延出している。つまり、アクチュエータユニット21の下方には、アクチュエータユニット21の平行対向辺に沿って互いに離隔した計4つの副マニホールド5aが延在している。
アクチュエータユニット21の接着領域と対向した流路ユニット4の下面は、インク吐出領域となっている。インク吐出領域の表面には、後述するように、多数のノズル8がマトリクス状に配列されている。ノズル8は、図面を簡単にするために図4では幾つかだけを描いているが、実際にはインク吐出領域全体に亘って配列されている。
図5は、図4に描かれた一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。図4及び図5は、流路ユニット4における多数の圧力室10がマトリクス状に配置された平面を、インク吐出面に対して垂直な方向から見た状態を示している。各圧力室10は、角部にアールが施された略菱形の平面形状を有しており、その長い方の対角線は流路ユニット4の幅方向に平行である。各圧力室10の一端はノズル8に連通しており、他端はアパーチャ12(図6参照)を介して共通インク流路としての副マニホールド5aに連通している。平面視において各圧力室10と重なり合う位置には、圧力室10と相似でこれよりも一回り小さい平面形状を有する個別電極35がアクチュエータユニット21上に形成されている。図5には、図面を簡略にするために、多数の個別電極35のうちの幾つかだけを描いている。なお、図4及び図5において、図面を分かりやすくするために、アクチュエータユニット21内又は流路ユニット4内にあって破線で描くべき圧力室10及びアパーチャ12等を実線で描いている。
図5において、圧力室10がそれぞれ収容された仮想的な複数の菱形領域10xは、互いに重なり合うことなく各辺を共有するように、配列方向A(第1の方向)及び配列方向B(第2の方向)の2方向にマトリクス状に隣接配置されている。配列方向Aは、インクジェットヘッド1の長手方向、すなわち副マニホールド5aの延在方向であって、菱形領域10xの短い方の対角線と平行である。配列方向Bは、配列方向Aと鈍角θをなす菱形領域10xの一斜辺方向である。圧力室10は、対向する菱形領域10xと中心位置が共通であって、両者の輪郭線は平面視において互いに離隔している。
配列方向A及び配列方向Bの2方向にマトリクス状に隣接配置された圧力室10は、配列方向Aに沿って37.5dpiに相当する距離ずつ離隔している。また、圧力室10は、1つのインク吐出領域内において、配列方向Bに18個並べられている。但し、配列方向Bの両端にある圧力室はダミーであって、インク吐出に寄与しない。
マトリクス状に配置された複数の圧力室10は、図5に示す配列方向Aに沿って、複数の圧力室列を形成している。圧力室列は、図5の紙面に対して垂直な方向(第3の方向)から見て、副マニホールド5aとの相対位置に応じて、第1の圧力室列11a、第2の圧力室列11b、第3の圧力室列11c、及び、第4の圧力室列11dに分けられる。これら第1〜第4の圧力室列11a〜11dは、アクチュエータユニット21の上辺から下辺に向けて、11c→11d→11a→11b→11c→11d→…→11bという順番で周期的に4個ずつ配置されている。
第1の圧力室列11aを構成する圧力室10a及び第2の圧力室列11bを構成する圧力室10bにおいては、第3の方向から見て、配列方向Aと直交する方向(第4の方向)に関して、ノズル8が図5の紙面下側に偏在している。そして、ノズル8が、それぞれ対向する菱形領域10xの下端部に位置している。一方、第3の圧力室列11cを構成する圧力室10c及び第4の圧力室列11dを構成する圧力室10dにおいては、第4の方向に関して、ノズル8が図5の紙面上側に偏在している。そして、ノズル8が、それぞれ対向する菱形領域10xの上端部に位置している。第1及び第4の圧力室列11a、11dにおいては、第3の方向から見て、圧力室10a、10dの半分以上の領域が、副マニホールド5aと重なっている。第2及び第3の圧力室列11b、11cにおいては、第3の方向から見て、圧力室10b、10cの全領域が、副マニホールド5aと重なっていない。そのため、いずれの圧力室列に属する圧力室10についてもこれに連通するノズル8が副マニホールド5aと重ならないようにしつつ、副マニホールド5aの幅を可能な限り広くして各圧力室10にインクを円滑に供給することが可能となっている。
次に、ヘッド本体70の断面構造について、図6及び図7を参照してさらに説明する。図6は、図5のVI−VI線における断面図であり、第1の圧力室列11aに属する圧力室10aが描かれている。図7はヘッド本体の部分分解斜視図である。図6から分かるように、ノズル8は、圧力室10(10a)及びアパーチャ12を介して副マニホールド5aと連通している。このようにして、ヘッド本体70には、副マニホールド5aの出口からアパーチャ12、圧力室10を経てノズル8に至る個別インク流路32が圧力室10ごとに形成されている。
ヘッド本体70は、図7からも分かるように、上から、アクチュエータユニット21、キャビティプレート22、ベースプレート23、アパーチャプレート24、サプライプレート25、マニホールドプレート26、27、28、カバープレート29及びノズルプレート30の合計10枚のシート材が積層された積層構造を有している。これらのうち、アクチュエータユニット21を除いた9枚の金属プレートから流路ユニット4が構成されている。
アクチュエータユニット21は、後で詳述するように、4枚の圧電シート41〜44(図9参照)が積層され且つ電極が配されることによってそのうちの最上層だけが電界印加時に活性層となる部分を有する層(以下、単に「活性層を有する層」というように記する)とされ、残り3層が非活性層とされたものである。キャビティプレート22は、圧力室10に対向するほぼ菱形の開口が多数設けられた金属プレートである。ベースプレート23は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、圧力室10とアパーチャ12との連絡孔及び圧力室10からインクノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。アパーチャプレート24は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、2つの孔とその間を結ぶハーフエッチング領域で形成されたアパーチャ12のほかに圧力室10からインクノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。サプライプレート25は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、アパーチャ12と副マニホールド5aとの連絡孔及び圧力室10からインクノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。マニホールドプレート26、27、28は、積層時に互いに連結して副マニホールド5aを構成する孔に加えて、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、圧力室10からインクノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。カバープレート29は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、圧力室10からインクノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。ノズルプレート30は、キャビティプレート22の1つの圧力室10について、ノズル8がそれぞれ設けられた金属プレートである。
これら9枚の金属プレートは、図6に示すような個別インク流路32が形成されるように、互いに位置合わせして積層される。この個別インク流路32は、副マニホールド5aからまず上方へ向かい、アパーチャ12において水平に延在し、それからさらに上方に向かい、圧力室10において再び水平に延在し、それからしばらくアパーチャ12から離れる方向に斜め下方に向かってから垂直下方にノズル8へと向かう。
次に、流路ユニット4における最上層のキャビティプレート22に積層された、アクチュエータユニット21の詳細な構造について説明する。図8は、アクチュエータユニット21の上面側の拡大平面図である。図9は、アクチュエータユニット21の部分断面図であり、図9(a)は図8のIXA−IXA線に沿った部分断面図を、図9(b)は図8のIXB−IXB線に沿った部分断面図を示している。
図9(a)に示すように、アクチュエータユニット21は、それぞれ厚みが15μm程度で同じになるように形成された4枚の圧電シート41〜44を含んでいる。これら圧電シート41〜44は、ヘッド本体70内の1つのインク吐出領域内に形成された多数の圧力室10に跨って配置されるように連続した層状の平板(連続平板層)となっている。圧電シート41〜44が連続平板層として多数の圧力室10に跨って配置されることで、例えばスクリーン印刷技術を用いることにより圧電シート41上に個別電極35を高密度に配置することが可能となっている。そのため、個別電極35に対向する位置に形成される圧力室10をも高密度に配置することが可能となって、高解像度画像の印刷ができるようになる。圧電シート41〜44は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなるものである。
最上層の圧電シート41上には、個別電極35が形成されている。最上層の圧電シート41とその下側の圧電シート42との間には、シート全面に形成された略2μmの厚みの共通電極34が介在している。これら個別電極35、共通電極34は共に、例えばAg−Pd系などの金属材料からなる。
図8に示すように、個別電極35は、略1μmの厚みで、圧力室10とほぼ相似である略菱形(平行四辺形)の平面形状(電極領域)を有しており、マトリックス状に配置されている(図5参照)。略菱形の個別電極35における鋭角部の一方は全て同方向(図面下側)に延出され、その先端領域に、個別電極35と電気的に接続された、略160μmの径を有する円形のランド部36(端子領域)が設けられている。ランド部36は、例えばガラスフリットを含む金からなり、個別電極35における延出部表面上に接着されている。また、ランド部36はFPC50に設けられた接点と電気的に接合されるものであり、図9(a)、図9(b)に示されるように、圧力室10には対向しておらず、圧力室10を区画する隔壁22(桁部)に対向するように配置されている。尚、個別電極35には、電極領域と端子領域との間を繋ぐ圧力室10に対向しない領域として接続領域35aが配置されている。
共通電極34は、図示しない領域において接地されている。これにより、共通電極34は、すべての圧力室10に対向する領域において等しくグランド電位に保たれている。また、個別電極35は、各圧力室10に対向するものごとに電位を制御することができるように、各個別電極35ごとに独立した別のリード線を含むFPC50及びランド部36を介してドライバIC80に電気的に接続されている(図1及び図2参照)。
ランド部36の外周には、平面視で個別電極35の接続領域35aを除いてランド部36の外形に沿うように、且つランド部36と隣接する個別電極35との最短距離を結ぶ仮想線62を横切るように、C字状の溝部(凹部)61が形成されている。これにより構造的クロストークの発生要因となるランド部36はC字状の溝部61により完全に覆われている。また、図9に示すように、溝部61は幅30μm程度、深さ15μm程度のU字状の断面形状を有するとともに、圧電シート41を貫通しており、その底部は共通電極34の位置にまで達している。尚、溝部61はYAGレーザ等を用いたレーザ加工により形成される。
次に、アクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。アクチュエータユニット21における圧電シート41の分極方向はその厚み方向である。つまり、アクチュエータユニット21は、上側(つまり、圧力室10とは離れた)1枚の圧電シート41を活性層が存在する層とし且つ下側(つまり、圧力室10に近い)3枚の圧電シート42〜44を非活性層とした、いわゆるユニモルフタイプの構成となっている。従って、個別電極35を正又は負の所定電位とすると、例えば電界と分極とが同方向であれば圧電シート41中の電極に挟まれた電界印加部分が活性層として働き、圧電横効果により分極方向と直角方向に縮む。一方、圧電シート42〜44は、電界の影響を受けないため自発的には縮まないので、上層の圧電シート41と下層の圧電シート42〜44との間で、分極方向と垂直な方向への歪みに差を生じることとなり、圧電シート41〜44全体が非活性側に凸となるように変形しようとする(ユニモルフ変形)。このとき、図9に示したように、圧電シート41〜44の下面は圧力室を区画するキャビティプレート22の上面に固定されているので、結果的に圧電シート41〜44は圧力室側へ凸になるように変形する。このため、圧力室10の容積が低下して、インクの圧力が上昇し、ノズル8からインクが吐出される。その後、個別電極35を共通電極34と同じ電位に戻すと、圧電シート41〜44は元の形状になって圧力室10の容積が元の容積に戻るので、インクをマニホールド5側から吸い込む。
なお、他の駆動方法として、予め個別電極35を共通電極34と異なる電位にしておき、吐出要求があるごとに個別電極35を共通電極34と一旦同じ電位とし、その後所定のタイミングにて再び個別電極35を共通電極34と異なる電位にすることもできる。この場合は、個別電極35と共通電極34とが同じ電位になるタイミングで、圧電シート41〜44が元の形状に戻ることにより、圧力室10の容積は初期状態(両電極の電位が異なる状態)と比較して増加し、インクがマニホールド5側から圧力室10内に吸い込まれる。その後再び個別電極35を共通電極34と異なる電位にしたタイミングで、圧電シート41〜44が圧力室10側へ凸となるように変形し、圧力室10の容積低下によりインクへの圧力が上昇し、インクが吐出される。
また、圧電シート41に印加される電界方向とその分極方向とが逆であれば、圧電横効果により、個別電極35と共通電極34とで挟まれた圧電シート41内の活性層が分極方向と直角方向に伸長しようとする。従って、圧電シート41〜44は、圧力室10側に凹となるように変形する。このため、圧力室10の容積が増加して、インクをマニホールド5側から吸い込む。その後、個別電極35の電位が元に戻れば、圧電シート41〜44は元の平板形状となり、圧力室10の容積が元の容積に戻るので、ノズル8からインクを吐出する。
上述したように、第1の実施の形態によるインクジェットヘッド1は、ランド部36の配置位置に対向するアクチュエータユニット21の非活性層側が圧力室を区画する隔壁22の上面に固定され、最上層の圧電シート41だけが圧電効果による自発的な変位を生じる活性層を含むように構成されている。ランド部36に電圧が印加されると、個別電極35に電圧が印加された場合と同様に、電界と分極との方向が同じであれば、ランド部36直下の活性層も圧電横効果に基づいて分極方向と直角方向に縮む。ここで、ランド部36直下の圧電シートのうち非活性層である圧電シート44が圧力室10を区画する隔壁22の上面に固定されているため、ランド部36直下の活性層の変形に対応して変形することが規制され、活性層として働く圧電シート41から非活性層である圧電シート44に近づくにつれてほとんど変位できなくなる。逆に、自由に変形できる活性層の縮もうとする変位は、その変位量に対応して、主に活性層を含む圧電シート41のランド部36に隣接した領域を引き延ばすことになる。このとき、この引き延ばされる領域に対応して圧力室10が存在すると、自発的な変形ではないが、この圧力室10に対応して設けられている圧電シートのうち、最上層の圧電シート41は平面方向に延びたのと同様の状態をとる。一方、この圧力室10の真上に位置する圧電シート44はもともと非活性層でもあり、構造的にも隣接するランド部36での変位がほとんど伝搬してこない。そのため、この圧力室10に対応した圧電シート41〜44は、全体として圧力室10に対して凹となるようなユニモルフ型の変形を起こすことになる。すなわち、ランド部36に対する電圧の印加に伴う活性層の変位が直接的に隣接する領域に伝搬しようとする。しかし、ランド部36の外形に沿うように溝部61が形成されているため、ランド部36に対向する部分の活性層が変形したとしても、隣接する別の圧力室10に対向する部分の圧電シート41の変形量は小さくなる。つまり、圧力室10が高密度で配置されていても、本来インクを吐出すべきでないノズルからインクが吐出されたり、インク吐出量が本来の量よりも増加又は減少したりする、いわゆる構造的クロストークの発生を低減することができる。
また、溝部61がランド部36の外形に沿うように形成されているため、形成される溝部61の距離が短くなり、アクチュエータユニット21の剛性の低下を抑えることができる。さらに、溝部61を形成するためのレーザの使用時間が短くなるため溝部61を形成するコストの低減を図ることができる。
さらに、溝部61は活性層として作動し、他の圧電シートに比べて最も大きな変位を起こす圧電シート41を貫通することにより形成されているため、構造的クロストークを効果的に低減することができる。
加えて、溝部61は、個別電極35とランド部36との接続領域を除いたランド部36のほぼ全周に亘って連続して形成されているため、ランド部36のほぼ方向にわたって、構造的クロストークを低減することができる。
次に、本発明に係る第2の実施の形態によるインクジェットヘッドについて説明する。なお、第2の実施の形態によるインクジェットヘッドは、アクチュエータユニットに形成される溝部の位置及び形状においてのみ第1の実施の形態と相違している。そこで、第2の実施の形態にかかる図面において、第1の実施の形態と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図10は、本発明に係る第2の実施の形態によるインクジェットヘッドにおけるアクチュエータユニット21Aの拡大平面図である。
図10に示すように、個別電極35は、略1μmの厚みで、圧力室10とほぼ相似である略菱形(平行四辺形)の平面形状(電極領域)を有しており、マトリックス状に配置されている(図5参照)。略菱形の個別電極35における鋭角部の一方は全て同方向(図面下側)に延出され、その先端に、個別電極35と電気的に接続された、略160μmの径を有する円形のランド部(端子領域)36が設けられている。そして、個別電極35には、電極領域と端子領域との間の圧力室10に対向しない領域として接続領域35aが配置されている。ランド部36の外周には、平面視でランド部36を挟むように、且つ個別電極35の接続領域の両側から端子領域における接続領域の反対側近傍に至るまで、ランド部36の外形に沿うように2つのC字状の溝部(凹部)61Aa、61Abが形成されている。溝部61Aa、61Abはランド部36と隣接する個別電極35との最短距離を結ぶ仮想線62を横切る位置に形成されるとともに、個別電極35の2つの鋭角部を通る直線に対して互いに線対称となる形状を有している。また、アクチュエータユニット21Aの断面において、溝部61Aa、61Abは幅30μm程度、深さ15μm程度のU字状の断面形状を有するとともに、圧電シート41を貫通しており、その底部は共通電極34の位置にまで達している。
上述したように、第2の実施の形態によると、ランド部36から発生する構造的クロストークが隣接する圧力室10に対して最も強く伝搬する仮想線62毎に溝部61Aa、61Abが形成されるため、構造的クロストークを効率よく低減することができる。また、溝部61Aa、61Abの距離を短くすることができるため、アクチュエータユニット21Aの剛性の低下を抑えることができる。さらに、溝部61Aa、61Abを形成するためのレーザの使用時間が短くなるため溝部61Aa、61Abを形成するコストの低減を図ることができる。
次に、本発明に係る第3の実施の形態によるインクジェットヘッドについて説明する。なお、第3の実施の形態によるインクジェットヘッドは、アクチュエータユニットに形成される溝部の位置及び形状においてのみ第1の実施の形態と相違している。そこで、第3の実施の形態にかかる図面において、第1の実施の形態と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図11は、本発明に係る第3の実施の形態によるインクジェットヘッドにおけるアクチュエータユニット21Bの拡大平面図である。
図11に示すように、個別電極35は、略1μmの厚みで、圧力室10とほぼ相似である略菱形(平行四辺形)の平面形状(電極領域)を有しており、マトリックス状に配置されている(図5参照)。略菱形の個別電極35における鋭角部の一方は全て同方向(図面下側)に延出され、その先端に、個別電極35と電気的に接続された、略160μmの径を有する円形のランド部(端子領域)36が設けられている。そして、個別電極35には、電極領域と端子領域との間の圧力室10に対向しない領域として接続領域35aが配置されている。ランド部36の外周には、平面視でランド部36を挟むように、2つの直線状の溝部(凹部)61Ba、61Bbが形成されている。溝部61Ba、61Bbはランド部36と隣接する個別電極35との最短距離を結ぶ仮想線62に対して直行するように形成されるとともに、個別電極35の2つの鋭角部を通る直線に対して互いに線対称となる形状を有している。また、アクチュエータユニット21Bの断面において、溝部61Ba、61Bbは幅30μm程度、深さ15μm程度のU字状の断面形状を有するとともに、圧電シート41を貫通しており、その底部は共通電極34の位置にまで達している。
上述したように、第3の実施の形態によると、ランド部36から発生する構造的クロストークが隣接する圧力室10に対して最も強く伝搬する仮想線62毎に溝部61Ba、61Bbが形成されるため、構造的クロストークを効率よく低減することができる。また、溝部61Ba、61Bbの距離を短くすることができるため、アクチュエータユニット21Aの剛性の低下を抑えることができる。さらに、溝部61Ba、61Bbを形成するためのレーザの使用時間が短くなるため溝部61Ba、61Bbを形成するコストの低減を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、第1から第3の実施の形態において、圧電シートや電極の材料は、上述したものに限らず、その他の公知の材料に変更してもよい。また、圧力室の平面形状や断面形状、配置形態、活性層を含む圧電シートの数、非活性層の数などは、適宜変更してよい。例えば、細長く形成されたアクチュエータユニット1つだけを流路ユニットに接着するようにいてもよい。また、活性層を含む圧電シートと非活性層とで層厚を異なる厚みにしてもよい。
第1から第3の実施の形態によると、溝部61、61Aa、61Ab、61Ba、61Bbは、ランド部36の外周にのみ形成されているが、ランド部36の周囲を超えて形成されていてもよい。
また、第1から第3の実施の形態によると、溝部61、61Aa、61Ab、61Ba、61Bbは、圧電シート41のみを貫くことによって形成されているが、圧電シート41の少なくとも一部を欠くことによって形成されてもよいし、圧電シート41のみでなく共通電極34や圧電シート42〜44の任意の位置まで貫くことによって形成されてもよい。また、アクチュエータに複数の活性層が構成されている場合に、溝部が任意の位置の活性層を貫くことによって形成されてもよいし、複数の活性層を貫くことによって形成されてもよい。
さらに、第2及び第3の実施の形態によると、ランド部36の周囲には、2つの溝部61Aa、61Ab、61Ba、61Bbが形成されているが、3つ以上の溝部が形成されていてもよい。
また、第1から第3の実施の形態によると、溝部61、61Aa、61Ab、61Ba、61Bbはランド部36と隣接する個別電極35との最短距離を結ぶ仮想線62を横切る位置に形成されているが、仮想線62を横切らない位置に形成されていてもよい。
さらに、第1及び第2の実施の形態によると、個別電極35の接続領域35aに対向する位置には、溝部61、61Aa、61Abが形成されていないが、接続領域35aに対向する位置に至るまで溝部が形成されていてもよい。
本発明に係る第1の実施の形態によるインクジェットヘッドの斜視図である。 図2のII−II線に沿った断面図である。 図2に描かれたインクジェットヘッドに含まれるヘッド本体の平面図である。 図3内に描かれた一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図4内に描かれた一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 図4に描かれたヘッド本体の部分分解斜視図である。 図5に描かれたアクチュエータユニットの拡大平面図である。 図8に描かれたアクチュエータユニットの部分断面図である。 本発明に係る第2の実施の形態に係るアクチュエータユニットの拡大平面図である。 本発明に係る第3の実施の形態に係るアクチュエータユニットの拡大平面図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
4 流路ユニット
5 マニホールド
5a 副マニホールド
10 圧力室
12 アパーチャ
21 アクチュエータユニット
32 インク流路
34 共通電極
35 個別電極
36 ランド部(端子領域)
41 圧電シート(活性層を含む層)
42、43、44 圧電シート(非活性層)
61 溝部(凹部)
70 ヘッド本体


Claims (10)

  1. ノズルに連通した複数の圧力室が平面に沿ってマトリクス状に互いに隣接配置された流路ユニットと、
    前記流路ユニットの一表面に固定されて、前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットとを備えており、
    前記アクチュエータユニットが、
    前記複数の圧力室の各々に対向する位置に配置された複数の電極領域と、前記電極領域につながっており且つ信号線が接続される端子領域とを含んで構成された複数の個別電極と、
    複数の前記圧力室に跨って設けられた共通電極と、
    前記共通電極と前記個別電極とによって挟まれた圧電シートと、
    前記端子領域の周囲に形成された凹部とを含んでいることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記凹部が、前記端子領域の周囲にのみ存在していることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記圧力室の平面形状が2つの鋭角部を有する平行四辺形又は角部が丸められた平行四辺形形状であると共に、前記端子領域が、前記圧力室の一方の鋭角部付近であって、且つ、隣接する他の2つの個別電極の前記電極領域間に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記凹部が、前記共通電極と前記個別電極とによって挟まれた少なくとも1つの前記圧電シートを貫いて形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記凹部が、前記端子領域の外形に沿って形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記個別電極は、前記電極領域と前記端子領域とを接続する接続領域を含み、
    前記凹部が、前記接続領域に面した部分を除いた前記端子領域のほぼ全周に亘って連続して形成されていることを特徴とする請求項5に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記凹部が前記端子領域の周囲に複数形成されていることを特徴とする請求項5に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記端子領域の周囲に2つの前記凹部が形成されており、これら2つの前記凹部が、前記電極領域と前記端子領域とを結ぶ直線に対して線対称に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記凹部が、前記端子領域と隣接する前記個別電極の電極領域との最短距離を結ぶ仮想線を横切る位置に形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  10. 前記端子領域が、隣り合う前記圧力室を区画する桁部に対向することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
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