JP4314772B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP4314772B2
JP4314772B2 JP2002065961A JP2002065961A JP4314772B2 JP 4314772 B2 JP4314772 B2 JP 4314772B2 JP 2002065961 A JP2002065961 A JP 2002065961A JP 2002065961 A JP2002065961 A JP 2002065961A JP 4314772 B2 JP4314772 B2 JP 4314772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
print
print job
image
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002065961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003260825A (ja
Inventor
岳志 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002065961A priority Critical patent/JP4314772B2/ja
Publication of JP2003260825A publication Critical patent/JP2003260825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4314772B2 publication Critical patent/JP4314772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタに係り、詳しくは、いわゆるスタンドアロンタイプのシリアルインクジェットプリンタに好適なプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、PCカードやICメモリ等の可搬性の記憶媒体に記憶した画像データ(RGBデータ)をパソコンを介さずに直接プリンタに取り込んでプリンタ内部で印刷データ(CMYKデータ)に編集し印刷媒体としての記録紙に印刷するようにしたスタンドアロンタイプのプリンタが提案されている。
【0003】
ところで、この種のプリンタは、内蔵されたCPUによって、印刷すべき画像データの格納されているアドレス情報(画像ファイルが格納されるパス)とその画像の印刷枚数を指定する印刷指定枚数とからなる印刷ジョブを作成することも可能になっている。CPUはその作成した印刷ジョブをRAMにキューイングすることができるようになっている。RAMにキューイングされた印刷ジョブを実行するとき、CPUはそのRAMから印刷ジョブを読み出し、その印刷ジョブ中のアドレス情報に基づいて記憶媒体から画像データを読み出す。CPUは、その読み出した画像データ(RGBデータ)から印刷データ(CMYKデータ)を作成し、その印刷データと印刷ジョブに指定した印刷枚数とに基づいて、印刷エンジンを駆動させて指定枚数の記録紙に画像を印刷する。
【0004】
つまり、ユーザは、事前に又は印刷ジョブに基づく印刷中に、複数の印刷ジョブを作成する。CPUは、作成した印刷ジョブをRAMにキューイングする。CPUは、一つの印刷ジョブに基づく印刷が終了するごとに、RAMに記憶した複数の印刷ジョブをキューイングした順番に読み出す。そして、CPUは、その読み出した印刷ジョブに基づいて記憶媒体から画像データを読み出して印刷データを作成し、その印刷データと印刷ジョブに指定した印刷指定枚数とに基づいて指定枚数の記録紙に画像を印刷する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のスタンドアロンタイプのプリンタにおいても、入出力インターフェースを備えて、パーソナルコンピュータ(パソコン)やデジタルカメラ等の外部装置との間でデータの授受ができるようになっている。これら外部装置からは、印刷データ、画像データ、又は、前記印刷ジョブ等の各種の印刷に関する所定のデータがプリンタに入力される。そして、このような各種の印刷に関する所定のデータに対しても、プリンタはこれらデータを解析し印刷ができることが望ましい。このとき、プリンタは、外部装置との間で効率のよく印刷が行われることが求められている。
【0006】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、外部装置からの印刷に関するデータに影響されることなく外部装置との間で効率のよい印刷処理を行うことができるプリンタを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、印刷に関する所定のデータとして、印刷すべき画像の画像データが格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブ、もしくは、画像データ自体が含まれるデータを入力し、入力した前記印刷に関する所定のデータを解析する判断手段と、前記印刷ジョブをキューイングするジョブ記憶手段とを備え、前記印刷に関する所定のデータが、前記印刷ジョブの場合、前記アドレス情報から画像データを取り込んで作成した印刷データに基づいて印刷媒体に画像を印刷し、前記画像データ自体が含まれるデータの場合、当該データに基づいて印刷媒体に画像を印刷するプリンタにおいて、前記判断手段は、その画像データ自体を含むデータをキューイングさせず、当該データの入力を中止した旨のメッセージを前記外部装置に転送するとともに、前記印刷ジョブがキューイングされていないときに前記外部装置から印刷に関する所定のデータが新たに入力されるとき、当該データを解析し、前記画像データが含まれると判断する場合は、その画像データ自体を含むデータをキューイングさせて、当該データに基づいて印刷媒体に画像を印刷することをその要旨とする。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のプリンタにおいて、前記印刷に関する所定のデータはプリンタ言語で記述されるデータあることをその要旨とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のプリンタにおいて、前記印刷に関する所定のデータはコマンド若しくはコマンドに付随するデータであることをその要旨とする。
【0013】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ジョブ記憶手段に印刷ジョブがキューイングされているときに外部装置から印刷に関する所定のデータが新たに入力されてくると、判断手段はその印刷に関する所定のデータを解析する。そして、判断手段は、そのデータに画像データの格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブ、もしくは、画像データ自体が含まれるか否かを判断する。そして、印刷に関する所定のデータに画像データの格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブが含まれている場合は、その印刷ジョブをジョブ記憶手段にキューイングさせる一方、画像データ自体が含まれるデータである場合は、当該データをキューイングさせない。
【0014】
従って、判断手段によってキューイング可能なデータか否か判断することができるため、外部装置からの印刷に関するデータに影響されることなく外部装置との間で効率のよい印刷処理を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をスタンドアロンタイプのカラーインクジェットプリンタに具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0018】
図1は、カラーインクジェットプリンタ(以下、プリンタという)の電気的構成を示すブロック回路を示す。
図1において、プリンタ10は、入出力インターフェース11、PCカード駆動装置12、表示制御装置13、入力装置14、スクリーンメモリ15、イメージメモリ16、メモリ17、印刷装置18及び主制御装置19を備えている。そして、これら各装置11〜19はバス20を介して接続されている。
【0019】
入出力インターフェース11は、外部装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)21と信号線L1を介して接続されて、パソコン21からのデータを前記主制御装置19に出力したり、主制御装置19からのデータをパソコン21に出力するようになっている。
【0020】
PCカード駆動装置12は、プリンタ10のケースのスロットに装着された可搬性の記憶媒体としてのPCカード22に記憶された画像データを読み取る。
表示制御装置13は、主制御装置19からの表示制御信号に基づいて液晶表示装置からなるモニタ13aに種々の画面を表示する。また、表示制御装置13は、モニタ13aに表示されたGUI(グラフィックユーザインターフェース)に基づいて選択された各種の動作の選択を制御信号として主制御装置19に出力する。
【0021】
入力装置14は、プリンタ10のケース上面に設けられた操作スイッチや、前記モニタ13aに表示されたGUI等から構成されている。そして、これら操作スイッチ及びGUIの選択操作に基づいて主制御装置19に対して各種の動作を指示するようになっている。
【0022】
スクリーンメモリ15は、RAMで構成され主制御装置19が読み作成した前記モニタ13aに表示するための画像の画像データ(RGBデータ)が記憶される。イメージメモリ16は、RAMで構成され、主制御装置19が作成した印刷データが記憶される。メモリ17は、EEPROMで構成され、画像データから印刷データを作成する際に使用されるRGBデータに対するYCMKデータに色変換するためのLUTテーブル等が記憶されている。
【0023】
印刷装置18は、前記イメージメモリ16に記憶された印刷データに基づいて印刷媒体としての記録紙に画像を印刷する。詳述すると、印刷装置18は、紙送りモータ等を含む紙送り機構や、キャリッジモータ、印字ヘッド等を含む印字機構を備えている。そして、印刷装置18は、印刷データに基づいて紙送り機構及び印字機構が制御されて記録紙に画像を印刷する。
【0024】
主制御装置19は、各装置を統括制御する装置であって、判断手段及び制御手段としてのCPU19a、ROM19b、EEPROM19c、ジョブ記憶手段としてのRAM19dを備えている。CPU19aは、ROM19b及びEEPROM19cに記憶された制御プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って印刷のための各種の演算処理動作を実行する。アプリケーションプログラムには、印刷ジョブ作成プログラム、印刷データ作成プログラム、印刷プログラム、印刷データ取り込みプログラムがある。
【0025】
EEPROM19cは、ユーザのために記録紙に対して1又は複数の画像を所定の位置に印刷するための印刷レイアウト情報等の各種印刷のためのデータを記憶する。
【0026】
CPU19aは、前記印刷ジョブ作成プログラムに従って印刷ジョブを作成する。
CPU19aは、ユーザに対して入力装置14を操作させてモニタ13aに記録紙Pに印刷したい画像を表示させる。CPU19aは、モニタ13aに表示される画像を前記PCカード22に記憶した画像データから読み出しその読み出した画像データに基づいて表示する。表示した画像の中から1つ印刷すべき画像を選択すると、CPU19aは、その選択した画像の画像データのアドレス情報(画像のファイルが格納されるパスで指定される)をRAM19dに一時記憶する。因みに、図2は、そのアドレス情報の一例を示す。例えば、画像ファイルが「XYZ.JPG」で示される場合、アドレス情報25は、「¥DCIM¥100EPSON¥XYZ.JPG」のように示される。
【0027】
次に、CPU19aはユーザに対して入力装置14を操作させてモニタ13aに印刷枚数を設定させるための表示をさせる。ユーザがその表示を見て印刷指定枚数情報として印刷枚数を設定すると、CPU19aは設定した枚数を印刷指定枚数としてRAM19dに一時記憶する。CPU19aは、画像と印刷枚数を設定すると、その画像データのアドレス情報と印刷指定枚数とからなる印刷ジョブをRAM19dにキューイングして印刷ジョブ作成プログラムを完了する。
【0028】
尚、画像データのアドレス情報と印刷指定枚数からなる印刷ジョブに、印刷モード、用紙サイズ、画質、自動調整等の各種印刷に関連する情報を前記と同様に入力装置14を操作して設定し、これら関連する情報を属性情報として加えてもよい。因みに、印刷モードはインデックス印刷、1コマ印刷、アルバム印刷等である。用紙種類は写真用紙、普通紙等である。用紙サイズはロール紙のサイズ、A4サイズ、はがき等である。画質は最高画質、高画質、高速等である。自動調整はプリントイメージマッチング、オートフォトファイン等である。
【0029】
CPU19aは、1つの印刷ジョブを作成すると、RAM19dにキューイングする。プリンタ10は、RAM19dに記憶した印刷ジョブを使って印刷することができる。CPU19aは、まず、印刷データ作成プログラムに従って前記RAM19dの印刷ジョブを解析し印刷データを作成し、次に印刷プログラムに従ってその作成した印刷データに基づいて前記印刷装置18を介して記録紙に印刷を行う。
【0030】
詳述すると、CPU19aは、印刷データ作成プログラムに従ってRAM19dから先頭の印刷ジョブを読み出し、その印刷ジョブを解析する。
そして、CPU19aは、印刷ジョブ中の選択した画像の画像データのファイルが格納されるアドレス情報25を抽出する。そして、CPU19aは、その画像データのアドレス情報25に基づいてPCカード駆動装置12を介してPCカード22からそのファイル名の画像データ(RGBデータ)を読み出す。この読み出された画像データは、伸長された後に印刷データ(CMYKデータ)に変換される。このとき、CPU19aは、前記属性情報が付随されている場合、それら属性情報を考慮してその記録紙50に選択された画像が印刷されるための印刷データを作成するようになっている。
【0031】
そして、CPU19aがその作成した印刷データをイメージメモリ16に記憶させると、印刷データ作成プログラムは完了する。
イメージメモリ16に1つの印刷ジョブに基づく印刷データが記憶されると、CPU19aは、印刷プログラムに従ってその印刷データをラスターデータとして順番に読み出して印刷装置18を駆動制御して記録紙に印刷を行う。このとき、CPU19aは、印刷ジョブ中の印刷指定枚数に基づいてその枚数だけ印刷を行う。
【0032】
以上は、プリンタ本体で印刷ジョブの処理について説明した。次に、パソコン21の間のデータ処理について説明する。
プリンタ10は、前記入出力インターフェース11(USB、IEEE1284、IEEE1394等)を介して前記パソコン21が作成した前記プリンタ10と同様の印刷ジョブも入力可能になっている。パソコン21は、プリンタ10が作成した印刷ジョブと同様の印刷ジョブを作成することができる。詳述すると、ユーザは、パソコン21を操作して同コンピュータ21を介して接続される記憶媒体としてのハードディスク、CDROM、MO、又は、フロッピーディスク等に保存した画像データを使って、印刷ジョブを作成する。そして、パソコン21は、その作成した印刷ジョブをプリンタ10に転送することができるようになっている。
【0033】
CPU19aはパソコン21からの印刷に関するデータを解析しそのデータがアドレス情報からなる印刷ジョブを含む場合、前記RAM19dにキューイングする。このとき、CPU19aは、RAM19dに印刷ジョブがあってもパソコン21からのデータに含まれる印刷ジョブをRAM19dにキューイングするようになっている。
【0034】
次に、プリンタ10とパソコン21とのデータの授受について、図3に示すフローチャートに従って説明する。
今、パソコン21から印刷に関する所定のデータが転送されてくると、CPU19aはRAM19dに印刷ジョブがキューイングされているか否か判断する(ステップS1)。RAM19dに印刷ジョブがキューイングされていると(ステップS1でYES)、CPU19aは該データを解析しそのデータに画像データの格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブが含まれているか否か判断する(ステップS2)。つまり、前記プリンタ10の上で作成した印刷ジョブ同様に、CPU19aが解析した結果アドレス情報からなる印刷ジョブか含まれているか否か判断する。そして、アドレス情報からなる印刷ジョブが含まれている場合(ステップS2でYES)、CPU19aは、その印刷ジョブをRAM19dにキューイングした後(ステップS3)、印刷ジョブがキューイングされた旨のメッセージをパソコン21に転送して終了する(ステップS4)。
【0035】
一方、前記ステップS1において、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされていないと判断すると(ステップS1でNO)、CPU19aはパソコン21からのデータを解析してそのデータに画像データの格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブが含まれているか否か判断する(ステップS5)。そして、アドレス情報からなる印刷ジョブが含まれている場合(ステップS5でYES)、CPU19aは、前記ステップS3及びステップS4を実行して終了する。すなわち、CPU19aは、該データの印刷ジョブをRAM19dにキューイングした後、印刷ジョブがキューイングされた旨のメッセージをパソコン21に転送して終了する。
【0036】
尚、前記ステップS2において、RAM19dに記憶されたパソコン21からの印刷ジョブは、印刷の順番がくるとCPU19aによって解析されて印刷データが作成され、イメージメモリ16に記憶される。この場合、プリンタ10上で作成した印刷ジョブと相違する点は、パソコン21のハードディスク、CDROM、MO、又は、フロッピーディスク等に保存された画像データである点が相違する。従って、CPU19aは、その印刷ジョブのアドレス情報から印刷に供されるパソコン21のハードディスク、CD、又は、フロッピーディスク等に保存されている画像データのファイルを抽出する。そして、CPU19aは、そのファイルからパソコン21のハードディスク、CD又は、フロッピーディスク等に保存されている同ファイルを読み出して印刷データを前記と同様に作成することになる。
【0037】
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、プリンタ10が、前記入出力インターフェース11を介して前記パソコン21から印刷に関するデータを入力したときに、判断手段が、該データに画像データ自体が含まれるか否かを判断する点が異なる。
【0038】
前記RAM19dに印刷ジョブがない状態で、印刷に関するデータとして、画像データ自体が含まれるデータが入力された場合、CPU19aは該データを解析し画像データ自体を含むと判断する。そして、CPU19aは、該パソコン21から該データに基づいて印刷装置18を駆動制御して記録紙に印刷を行うことができるようになっている。反対に、前記RAM19dに印刷ジョブがある状態で、CPU19aは、該データを解析し画像データ自体を含むと判断すると、そのデータをキューイングさせないようになっている。
【0039】
プリンタ10とパソコン21とのデータの授受について、図4に示すフローチャートに従って説明する。今、パソコン21から印刷に関する所定のデータが転送されてくると、CPU19aはRAM19dに印刷ジョブがキューイングされているか否か判断する(ステップS11)。RAM19dに印刷ジョブがキューイングされているとき(ステップS11でYES)、CPU19aは該データを解析しそのデータに画像データ自体が含まれるか否か判断する(ステップS12)。そして、画像データ自体が含まれない場合(ステップS12でNO)、さらにアドレス情報からなる印刷ジョブが含まれるか否か判断する(ステップS13)。そして、アドレス情報からなる印刷ジョブが含まれる場合、CPU19aは、その印刷ジョブをRAM19dにキューイングした後(ステップS14)、印刷ジョブがキューイングされた旨のメッセージをパソコン21に転送して終了する(ステップS15)。
【0040】
前記ステップS12において、画像データ自体が含まれている場合(ステップS12でYES)、CPU19aは、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされているという理由で該データの入力を中止させる(ステップS16)。続いて、CPU19aはデータの入力を中止した旨のメッセージをパソコン21に転送して終了する(ステップS17)。
【0041】
一方、前記ステップS11において、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされていないと判断すると(ステップS11でNO)、CPU19aはパソコン21からのデータを解析してそのデータに画像データ自体が含まれているか否か判断する(ステップS18)。そして、画像データ自体が含まれていない場合(ステップS18でNO)、さらにアドレス情報からなる印刷ジョブが含まれるか否か判断する(ステップS13)。そしてアドレス情報からなる印刷ジョブが含まれる場合、CPU19aは、前記ステップS14及びステップS15を実行して終了する。すなわち、CPU19aは、該データの印刷ジョブをRAM19dにキューイングした後、印刷ジョブがキューイングされた旨のメッセージをパソコン21に転送して終了する。
【0042】
又、前記ステップS18において、画像データ自体が含まれている場合(ステップS18でYES)、CPU19aは、該データを入力し同データに基づいて印刷装置18を駆動制御して記録紙に画像を印刷する(ステップS19、S20)。
【0043】
尚、前記ステップS12において、RAM19dに記憶されたパソコン21からの印刷ジョブは、印刷の順番がくるとCPU19aによって解析されて印刷データが作成され、イメージメモリ16に記憶される。この場合、プリンタ10上で作成した印刷ジョブと相違する点は、パソコン21のハードディスク、CDROM、MO、又は、フロッピーディスク等に保存された画像データである点が相違する。従って、CPU19aは、その印刷ジョブのアドレス情報から印刷に供されるパソコン21のハードディスク、CD、又は、フロッピーディスク等に保存されている画像データのファイルを抽出する。そして、CPU19aは、そのファイルからパソコン21のハードディスク、CD、又は、フロッピーディスク等に保存されている同ファイルを読み出して印刷データを前記と同様に作成することになる。
【0044】
上記したように、本発明の実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)パソコン21からプリンタ10に入力される印刷に関するデータが画像データの格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブが含まれている場合、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされているか否かに拘らず、前記データに含まれる印刷ジョブをRAM19dにキューイングするようにした。従って、印刷中にパソコン21からの印刷ジョブの入力が可能となるため、ユーザは印刷が終了するまで待機することなくプリンタ10を使っての印刷作業が効率よく行える。しかも、プリンタ10は先にキューイングした印刷ジョブに基づく印刷をパソコン21からのデータに影響されることなく行うことができる。
【0045】
(2)パソコン21からプリンタ10に入力される印刷に関するデータが画像データ自体を含むデータの場合、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされていないとき、CPU19aはその印刷データを入力して印刷を行えるようにした。従って、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされていないときは、プリンタ10はパソコン21からの印刷データに基づく通常の印刷を直ちに行うことができる。
【0046】
(3)パソコン21からプリンタ10に入力される印刷に関するデータが画像データ自体を含むデータの場合、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされているとき、CPU19aはそのデータの入力を中止してそのデータに基づいて印刷が行えないようにした。従って、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされているときは、プリンタ10はパソコン21からの画像データ自体を含むデータを受け入れず、キューイングされている印刷ジョブに基づく印刷を行うことができる。
【0047】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、印刷ジョブは、一つの印刷画像の印刷ジョブであって、その画像データが格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブであった。これを、レイアウト情報を属性情報として持つ印刷ジョブであってもよい。レイアウト情報を属性情報として持つ印刷ジョブは、例えば、前記EEPROM19cに記憶した各種のレイアウトパターンのパターン情報を利用して作成することができる。
【0048】
詳述すると、CPU19aは、ユーザに対して入力装置14を操作させてモニタ13aに前記EEPROM19cに記憶した各種パターンパターン情報に基づいて図5に示すような記録紙50に配置される画像のレイアウトパターンP1,P2を表示させる。そして、例えば、レイアウトパターンP2を選択する。そして、CPU19aは、ユーザに対して該レイアウトパターンP2の画像配列領域51とその画像配列領域51に印刷する画像データを選択させる。このとき、CPU19aは、ユーザの入力装置14に操作に基づいてPCカード駆動装置12を介してPCカード22に記憶された画像データを読み出しデコードして一旦スクリーンメモリ15に記憶する。そして、CPU19aは、表示制御装置13を制御してそのスクリーンメモリ15に記憶されたデコードされた画像データをモニタ13aに表示させる。
【0049】
そして、レイアウトパターンP2における画像配列領域51とその画像配列領域51に対する画像データが選択されると、CPU19aは、その選択した画像データのファイル名とその画像データの種類(JPEG等)を印刷情報作成のためにRAM19dに一時記憶させる。
【0050】
画像データに選択が終了すると、CPU19aは、印刷指定枚数、印刷モード、用紙サイズ、画質、自動調整等の各種印刷に関連する情報を前記と同様に入力装置14を操作して設定し印刷情報作成のためにRAM19dに一時記憶させる。
【0051】
次に、ユーザは入力装置14を操作して設定したレイアウトパターンP1,P2、画像データ及び印刷に関する関連情報を確定する。このとき、CPU19aは、前記RAM19dに一時記憶させておいたレイアウトパターン、画像データ及び印刷に関する関連情報を使用して図6に示すような印刷情報30を作成する。
【0052】
リンクポインタ部31は、その印刷情報30のIDを示すデータ(ポインタ)が記憶され、その印刷情報30を作成する際に割り付けられる。ステータス部32は、その印刷情報30の状態を示すデータが保存される。
【0053】
印刷情報部33は、前記入力装置14で設定したレイアウトパターンと前記印刷モード、用紙サイズ、画質等の印刷に関する各種設定が保存される。
リソース情報部34は、印刷やその他に関わる情報がある場合にはその情報が保存される。印刷やその他に関わる情報として、DPOF(Digital Print Order Format;ディーポフ)ファイルの有無等がある。
【0054】
印刷ファイル情報部35は、選択したレイアウトパターンの各画像配列領域を特定するデータ(印刷レイアウト情報)が保存される。例えば、レイアウトパターンP1の場合は、各画像配列領域51の位置データである。また、印刷ファイル情報部35は、選択したレイアウトパターンの各画像配列領域に印刷される画像の画像ファイルの格納場所を示すパス(アドレス情報25)が保存される。さらに、印刷ファイル情報部35は、その保存される画像データの種類(JPEG等)が保存される。尚、図6において、画像ファイルがXYZ.JPGで示される場合のアドレス情報25の例を示している。
【0055】
そして、1つの印刷情報30を作成すると、CPU19aは、その印刷情報30を一つの印刷ジョブとしてRAM19dにキューイングする。この場合、印刷情報30のうち選択した画像ファイルのアドレス情報及び印刷指定枚数を印刷ジョブとし、そのアドレス情報及び印刷指定枚数を除くレイアウト情報等その他の情報を印刷ジョブの属性情報としている。
【0056】
○上記実施形態では、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされている状態でもキューイングできる外部装置からの印刷に関するデータは、アドレス情報25からなる印刷ジョブを含まれているものであった。これを、印刷に関する所定のデータがアドレス情報を指定する形態のコマンドであったり、コマンドに付随するデータがアドレス情報を指定する形態であったり、アドレス情報を指定する形態の印刷ジョブがデータに含まれることを指定する該データのヘッダーの場合であってもよい。この場合でも、CPU19aは印刷ジョブが含まれていると判断する。そして、CPU19aはRAM19dに印刷ジョブがキューイングされている状態でも、印刷ジョブとしてRAM19dにキューイングする。従って、この場合でも、パソコン等の外部装置からの印刷に関するデータに影響されることなく外部装置との間で効率のよい印刷処理を行うことができる。
【0057】
○上記実施形態の印刷に関する所定のデータはプリンタ言語(ESC/P等)で記述されるデータであってもよい。
○上記実施形態では、パソコン21から印刷に関するデータを入力したときに、画像データ自体を含むか否かの判断をしたが、プリンタ言語(例えばESC/P等)で記述されたデータが入力された場合には、そのデータに画像データ自体が含まれると判断してもよい。この場合、入力が中止される。
【0058】
○上記実施形態では、外部装置としてパソコン21とプリンタ10とを接続した。これを外部装置としてデジタルカメラとプリンタ10とを接続してもよい。この場合、デジタルカメラから印刷に関するデータとして画像データ自体、即ち画像データ(RGBデータ)が入力されるとき、CPU19aはRAM19dに印刷ジョブがキューイングされている場合には、アドレス情報からなる印刷ジョブを含まないデータとして入力しない。また、RAM19dに印刷ジョブがキューイングされていない場合には、CPU19aは、その画像データ(RGBデータ)を印刷データ(CMYKデータ)に編集してその印刷データに基づいて記録紙に印刷する。
【0059】
○上記実施形態では、CPU19aは、PCカード22の画像データを使って印刷ジョブを作成した。これを、CPU19aは、コンピュータ21を介して接続される記憶媒体としてのハードディスク、CDROM、MO、又は、フロッピーディスク等に保存した画像データをモニタ13aに表示させて、その表示させた画像データに基づいて印刷ジョブを作成するようにしてもよい。これにより、利用できる画像データの範囲を広げることができる。
【0060】
○上記実施形態では、可搬性の記憶媒体としてPCカード22を用いたが、プリンタ10に接続されるメモリカード、CDROM、MO等で実施してもよい。
○上記実施形態では、プリンタ10は信号線L1を介してパソコン21と接続したが、インターネット、専用回線、公衆回線、イントラネット、エクストラネット、ブルートゥース等の無線を介して接続して実施してもよい。
【0061】
【発明の効果】
請求項1〜6に記載の発明によれば、外部装置からの印刷に関するデータに影響されることなく外部装置との間で効率のよい印刷処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化したスタンドアロンタイプのカラーインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック回路図である。
【図2】 アドレス情報のデータ構造を説明するための図である。
【図3】 カラーインクジェットプリンタのパソコンからの印刷に関するデータの処理動作を説明するためのフローチャート図である。
【図4】 第2実施形態のプリンタのパソコンからの印刷に関するデータの処理動作を説明するためのフローチャート図である。
【図5】 レイアウトパターンを説明するための図である。
【図6】 レイアウト情報を含む印刷情報のデータ構造を説明するための図である。
【符号の説明】
10 プリンタとしてのカラーインクジェットプリンタ
11 入出力インターフェース
12 画像データ読取手段としてのPCカード駆動装置
13 表示制御装置
13a モニタ
14 入力装置
15 スクリーンメモリ
16 イメージメモリ
17 メモリ
18 印刷制御装置
19 主制御装置
19a 判断手段及び制御手段としてのCPU
19b ROM
19c EEPROM
19d ジョブ記憶手段としてのRAM
21 外部装置としてのパーソナルコンピュータ(パソコン)
22 可搬性の記憶媒体としてのPCカード
25 アドレス情報

Claims (1)

  1. 印刷に関する所定のデータとして、印刷すべき画像の画像データが格納されているアドレス情報からなる印刷ジョブ、もしくは、画像データ自体が含まれるデータを入力し、入力した前記印刷に関する所定のデータを解析する判断手段と、
    前記印刷ジョブをキューイングするジョブ記憶手段と
    を備え、
    前記印刷に関する所定のデータが、前記印刷ジョブの場合、前記アドレス情報から画像データを取り込んで作成した印刷データに基づいて印刷媒体に画像を印刷し、前記画像データ自体が含まれるデータの場合、当該データに基づいて印刷媒体に画像を印刷するプリンタにおいて、
    前記判断手段は、
    前記印刷ジョブがキューイングされているときに外部装置から印刷に関する所定のデータが新たに入力されるとき、当該データを解析し、前記印刷ジョブが含まれると判断する場合は、その印刷ジョブを前記ジョブ記憶手段にキューイングさせ、前記画像データ自体が含まれていると判断する場合は、その画像データ自体を含むデータをキューイングさせず、当該データの入力を中止した旨のメッセージを前記外部装置に転送するとともに、
    前記印刷ジョブがキューイングされていないときに前記外部装置から印刷に関する所定のデータが新たに入力されるとき、当該データを解析し、前記画像データが含まれると判断する場合は、その画像データ自体を含むデータをキューイングさせて、当該データに基づいて印刷媒体に画像を印刷することを特徴とするプリンタ。
JP2002065961A 2002-03-11 2002-03-11 プリンタ Expired - Fee Related JP4314772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065961A JP4314772B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065961A JP4314772B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003260825A JP2003260825A (ja) 2003-09-16
JP4314772B2 true JP4314772B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=28671360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002065961A Expired - Fee Related JP4314772B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4314772B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003260825A (ja) 2003-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4781133B2 (ja) 画像形成装置、情報処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法
US7463274B2 (en) Image printing apparatus, image printing method, program for an image printing method and recording medium having program of image printing method recorded thereon
JP3894150B2 (ja) 表示制御装置
JP4948854B2 (ja) 画像印刷システム及び外部機器
JP4306367B2 (ja) 画像処理装置
JP2006205549A (ja) デジタル画像印刷システムおよび印刷装置およびデジタル画像印刷システムの制御方法および印刷装置の制御方法および印刷装置のプログラムおよび記憶媒体
JP4675861B2 (ja) 印刷装置、印刷装置の制御用コンピュータのプログラム、及び印刷装置の制御方法
JP4141710B2 (ja) プリンタ及びプリンタの印刷方法
JP4863079B2 (ja) 画像形成装置
WO2004021164A1 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した媒体、画像処理装置、画像処理コンピュータ
JP4314772B2 (ja) プリンタ
JP3838122B2 (ja) プリンタ
JP2007118221A (ja) 印刷装置、印刷処理プログラム、及び印刷処理システム
JP4424228B2 (ja) 表示処理装置、表示処理方法及びそのプログラム
JP4688042B2 (ja) プリンタおよびプリンタの印刷レイアウト設定方法
JP2003167697A (ja) 印刷指示装置
JP2003260847A (ja) 印刷装置及び印刷対象の設定方法
JP4670627B2 (ja) プリンタ制御装置、システム、方法、プログラム及び記録媒体
JP4921393B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記録媒体
JP2003150344A (ja) プリンタドライバ
JP2002192814A (ja) 印字属性印刷機能を備えた画像形成装置および印字属性印刷方法
US8531715B2 (en) Method and system for forming image, and external device
JPH11232001A (ja) プリンタ制御装置
JP2003333236A (ja) 画像処理装置
JP2007249714A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees