JP4314045B2 - 中継ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動焦点検出・合焦制御(以降AF制御と称す)を行うテレビカメラ、ビデオカメラ、テレビレンズ、ビデオレンズなどに用いられる光学装置に接続された中継ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、民生用ビデオカメラ等の撮影装置においては、AF制御が必須となっているが、この種のAF制御としては、撮像信号中から被写体の鮮鋭度に応じた信号を抽出して評価し、光学系の焦点検出動作を行う自動焦点検出方式が主流となっている。
【0003】
このAF制御方式の動作例について図6を用いて説明する。
【0004】
図6において、600はカメラユニットに対して着脱不可能なレンズユニットを有しているカメラであり、102は後述するプロセス手段202から出力された映像信号から鮮鋭度評価値を抽出する評価値生成手段であり、103は評価値生成手段102で生成される鮮鋭度評価値が最大になるようにモータ制御信号を生成するAF駆動制御手段である。105はAF駆動制御手段103からの制御により動作するモータであり、106はモータ105の駆動によって光軸方向に移動するフォーカスレンズである。201はCCDであり、202はCCDの出力信号を加工し、NTSC信号などのフォーマットに整えるプロセス手段であり、203はプロセス手段202の出力である映像信号を記録媒体に記録し、また記録されている映像の再生を行う記録再生手段である。
【0005】
以上の構成において、フォーカスレンズ106を通った光束はCCD201の撮像面上に結像し、そしてCCD201で光電変換された後、サンプルホールドされてプロセス手段202に入力される。プロセス手段202では入力信号をNTSC信号などの映像フォーマットに加工し、評価値生成手段102および記録再生手段203に出力する。評価値生成手段102に出力された映像信号は評価値生成手段102にてフィルタ処理などにより映像の周波数成分に関係した鮮鋭度評価値を映像信号の垂直同期周期単位で生成し、鮮鋭度評価値をAF駆動制御手段103に出力する。AF駆動制御手段103では、モータ105を駆動させながら、鮮鋭度評価値を垂直同期周期単位で順次比較しながら、鮮鋭度評価値が最大値となる位置にフォーカスレンズ106を移動させるようなモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させフォーカスレンズ106を合焦点に移動させる。記録再生手段203はプロセス手段202の出力を記録媒体に記録し、また記録されている映像の再生を行う。
【0006】
このようなAF動作の駆動例を述べる。先ず合焦点が現在のフォーカスレンズ106の位置に対して遠距離側にいるか、近距離側にいるかの判定即ち駆動方向判定を、フォーカスレンズ106を微少量移動させ、その状態における鮮鋭度評価値の変化により判定する。その後、駆動方向判定の結果に従い鮮鋭度評価値のピーク値を検出するためにフォーカスレンズ106をある速度で移動させる。これを山登り判定と称す。ピーク値を越えた後フォーカスレンズ106の移動方向を反転させ、微少量単位で移動させて鮮鋭度評価値が最大になるようにフォーカスレンズ106を導く。これを頂上判定と称す。頂上判定後、鮮鋭度評価値を読み取りながら頂上判定終了直後の値と比較し、値が変動した際にAF動作を再起動する。
【0007】
なお、このような交換レンズ構成をとるカメラシステムのビデオAF動作は特許文献に詳細に説明されている。
【0008】
また、監視やブライダル撮影などに用いられる遠隔操作用途のテレビカメラ、ビデオカメラ、テレビレンズ、ビデオレンズなどの製品群(以降、遠隔システムと称す)がある。この遠隔システムには、AF制御は搭載されておらず、遠隔操作可能なリモートコントロールユニットに搭載されているスイッチやボリュームなどを操作者が操作し、ズーム、アイリス、フォーカスを遠隔制御する構成となっている。
【0009】
そして、この遠隔システムにおいては、リモートコントロールユニットとカメラ間の電気インターフェイスが確立しており、ピン数は12ピンで、ズーム、アイリス、フォーカスの各指令信号、各制御モード信号(速度制御と位置制御の切換え)、電源、グラウンドなどがアサインされており、既に空いているピンは存在しない。
【0010】
この遠隔システムの動作例について図7を用いて説明する。
【0011】
図7において、201〜203、105、106については前述したため、説明は省略する。
【0012】
100は交換レンズタイプのレンズユニットであり、200はカメラユニットであり、400は遠隔にてレンズユニット100内の図示していないズームレンズ部、アイリス部、フォーカスレンズ106を制御するための指令信号および図示していないズームレンズ部、アイリス部、フォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるための切換え信号をレンズユニット100に供給するリモートコントロールユニット、500はレンズユニット100とリモートコントロールユニット400を接続するリモコンケーブルである。
【0013】
レンズユニット100においては、107はリモートコントロールユニット400からの指令信号、切換え信号をレンズユニット100に入力するためのリモコン入力端子、109はリモートコントロールユニット400からのマニュアルフォーカス指令信号(以降、MF指令信号と称す)からモータ105を駆動するモータ制御信号を生成するMF駆動制御手段、111はS/P切換え信号入力手段402から出力されるS/P切換え信号により、フォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを指示するS/P切換え指示信号をMF駆動制御手段に出力するS/P切換え信号判定手段である。
【0014】
リモートコントロールユニット400においては、401はスイッチやボリュームなどにより構成されるMF指令信号を生成するMF指令信号生成手段、402はフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え信号入力手段、403はリモートコントロールユニット400からのMF指令信号、S/P切換え信号をレンズユニット100に出力するリモコン出力端子である。
【0015】
以上の構成において、MF指令信号生成手段401の操作に伴い、MF指令信号生成手段401からその操作に比例したMF指令信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、リモコン入力端子107を介してMF駆動制御手段109に入力される。また、S/P切換え信号入力手段402にてフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、リモコン入力端子107を介してS/P切換え信号判定手段111に入力される。S/P切換え信号判定手段111では、フォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを判定し、その判定結果をS/P切換え指示信号として、MF駆動制御手段109に出力する。MF駆動制御手段109では、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させフォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させフォーカスレンズ106を移動させる。
【0016】
【特許文献1】
特開平9−065184号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例によると、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニット100をAF制御対応のものに交換するだけでは、レンズユニット100の遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット400側に、フォーカスレンズ106をAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置できない。
【0018】
また、遠隔システムにおいては、リモートコントロールユニット400とレンズユニット100間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しないため、フォーカスレンズ106をAF制御にて駆動するのか、リモートコントロールユニット400からのMF制御にて駆動するのかを切換え信号を電気インターフェイスにアサインできず、リモートコントロールユニット400側にフォーカスレンズ106をAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置できない。
【0019】
このような問題を鑑みて、本願の目的は、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニット100をAF制御対応のものに交換するだけで、レンズユニット100の遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット400側に、フォーカスレンズ106をAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、リモートコントロールユニット400にフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、更にAF制御時にMF制御を行うことが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、フォーカスレンズを遠隔操作するためのMF指令信号を生成するMF指令信号生成手段と、を有するリモートコントロールユニットから出力された前記MF指令信号が第1のケーブルを介して入力される入力端子と、
前記MF指令信号を第2のケーブルを介して前記フォーカスレンズと、前記MF指令信号に基いて前記フォーカスレンズをMF制御するMF駆動制御手段と、自動焦点検出合焦手段からの情報に基いて前記フォーカスレンズをAF制御するAF駆動制御手段と、前記フォーカスレンズをMF制御するのかAF制御するのかを切換えるAF/MF切換え手段と、を有するレンズユニットに出力する出力端子と、前記自動焦点検出合焦手段からの情報に基いて前記フォーカスレンズをAF制御するのか前記MF指令信号に基いて前記フォーカスレンズをMF制御するのかを切換えるAF/MF切換え信号入力手段と、を備えた中継ユニットであって、
前記AF/MF切換え信号入力手段は、所定の電圧レベルの前記MF指令信号及び前記MF指令信号と電圧レベルが異なるAF切換え信号を前記出力端子の同一の端子から前記AF/MF切換え手段に出力させており、
前記AF/MF切換え手段は、前記所定の電圧レベルのMF指令信号の入力に応じて前記MF駆動制御手段を選択し、前記所定の電圧レベルのMF指令信号が入力される端子と同一の端子から入力される前記AF切換え信号に応じて前記AF駆動制御手段を選択する構成とした。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0022】
(実施態様1)
リモートコントロールユニットとフォーカスレンズを有する光学装置の間に接続され、前記フォーカスレンズを自動焦点検出合焦制御手段の自動焦点検出合焦にて制御するのか、前記フォーカスレンズを前記リモートコントロールユニットからの遠隔指令にて制御するのかを切換える第1の切換え信号入力手段を設けたことを特徴とする中継ユニットとする。
【0023】
よって、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけで、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、遠隔操作ユニットにフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0024】
(実施態様2)
前記中継ユニットは、前記リモートコントロールユニット内に設けられたフォーカスレンズを速度制御するのか位置制御するのか切換える第2の切換え信号入力手段と前記光学装置の間に接続されている実施態様1記載の中継ユニットとする。
【0025】
(実施態様3)
前記中継ユニットは、前記リモートコントロールユニット内に設けられたフォーカスレンズを遠隔操作するための第1の遠隔指令生成手段と前記光学装置の間に接続されている実施態様1記載の中継ユニットとする。
【0026】
(実施態様4)
第1の切換え信号入力手段の出力信号を第2の切換え信号入力手段から出力される切換え信号に多重することを特徴とする実施態様2記載の中継ユニットとする。
【0027】
(実施態様5)
第1の切換え信号入力手段の出力信号を第1の遠隔指令生成手段から出力される遠隔指令制御信号に多重することを特徴とする実施態様3記載の中継ユニットとする。
【0028】
(実施態様6)
第1の切換え信号入力手段の設定状態を表示する設定状態表示手段を設けたことを特徴とする実施態様1〜5のいづれか一項記載の中継ユニットとする。
【0029】
(実施態様7)
第1の切換え信号入力手段は、前記フォーカスレンズを前記自動焦点検出合焦制御手段の自動焦点検出合焦にて制御するのか、前記フォーカスレンズをリモートコントロールユニットからの遠隔指令にて制御するのかをモーメンタリ作動で切換える実施態様1〜6のいづれか一項記載の中継ユニットとする。
【0030】
(実施態様8)
更に、前記中継ユニット内に前記フォーカスレンズを前記自動焦点検出合焦制御手段の自動焦点検出合焦にて制御するモードにのみ遠隔指令制御が有効な第2の遠隔指令生成手段に設けた実施態様1〜7のいづれか一項記載の中継ユニットとする。
【0031】
(実施態様9)
第2の遠隔指令生成手段は、前記フォーカスレンズを速度指令にて制御する速度指令信号を生成する手段である実施態様8記載の中継ユニットとする。
【0032】
(実施態様10)
前記フォーカスレンズを前記自動焦点検出合焦制御手段の自動焦点検出合焦にて制御するモードの際、第1の遠隔指令生成手段は、前記フォーカスレンズを速度指令にて制御する速度指令信号を生成する実施態様3又は実施態様5〜9のいづれか一項記載の中継ユニットとする。
【0033】
(実施態様11)
実施態様1〜10のいづれか一項記載の中継ユニットに接続され、且つ、装置内に前記フォーカスレンズを前記自動焦点検出合焦制御手段の自動焦点検出合焦にて制御するモードにのみ前記リモートコントロールユニットからのフォーカスレンズの遠隔指令制御を速度制御するのか位置制御するのか切換える第3の切換え信号入力手段とを有する光学装置とする。
【0034】
(実施態様12)
前記光学装置は、レンズユニットである実施態様1〜11のいづれか一項記載の光学装置とする。
【0035】
(実施態様13)
前記光学装置は、レンズユニットと実施態様1〜11のいづれか一項記載の中継ユニットに接続されたカメラユニットを有する光学装置とする。
【0036】
いかに本発明の実施態様に対応する好ましい実施例を示す。
【0037】
(第1の実施例)
以下に図面により本発明の第1の実施例の説明を行う。
【0038】
本発明の第1の実施例を実施した光学装置の構成を図1に示す。
【0039】
図1において、100は交換レンズタイプのレンズユニットであり、200はカメラユニットであり、300は映像用同軸ケーブルであり、400は遠隔にてレンズユニット100内の図示していないズームレンズ部、アイリス部、そしてフォーカスレンズ106を制御するための指令信号および図示していないズームレンズ部、アイリス部、フォーカスレンズ106の制御を速度制御にて行うのか、位置制御にて行うのかを切換えるための切換え信号をレンズユニット100に供給するリモートコントロールユニット、500はリモートコントロールユニット400と後述する中継ユニット700を接続するリモコンケーブル、700はリモートコントロールユニット400とレンズユニット100の間に配置され、S/P切換え信号入力手段402からの出力であるS/P切換え信号に、フォーカスレンズ106の制御をAF制御、MF制御のどちらで行うのかを切換える切換え信号を多重し、かつフォーカスレンズ106の制御がAF制御、MF制御のどちらで行われているかを表示する中継ユニット、800は中継ユニット700とレンズユニット100を接続する中継ユニットケーブルである。
【0040】
レンズユニット100において、101は映像用同軸ケーブル300を介して映像信号を入力する映像入力端子、102は映像入力端子101から入力された映像信号から鮮鋭度評価値を抽出する評価値生成手段、103は評価値生成手段102で生成される鮮鋭度評価値が最大になるようにモータ制御信号を生成するAF駆動制御手段である。104は後述する切換え信号判定手段108に制御され、後述するモータ105を駆動するモータ制御信号をAF駆動制御手段103からのモータ制御信号で駆動するのか、後述するMF駆動制御手段109からのモータ制御信号で駆動するのかを切換えるAF/MF切換え手段、105はAF駆動制御手段103もしくは後述するMF駆動制御手段109からのモータ制御信号により動作するモータであり、106はモータ105の駆動によって光軸方向に移動するフォーカスレンズである。
【0041】
107は中継ユニット700からのMF指令信号、多重信号をレンズユニット100に入力するためのリモコン入力端子、108は後述するAF/MF切換え信号入力手段701からの多重信号がAF制御であるのか、MF制御であるのか、MF制御の場合フォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを判定し、後述するMF駆動制御手段109にはフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを指示するS/P切換え指示信号を出力し、またフォーカスレンズ106をAF制御、MF制御のどちらで制御を行うのかによって、AF/MF切換え手段104を切換える切換え信号判定手段、109は切換え信号判定手段108からのS/P切換え指示信号によりフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらかで、MF指令信号からモータ105を駆動するモータ制御信号を生成するMF駆動制御手段である。
【0042】
カメラ200において、201はCCD、202はCCDの出力信号を加工し、NTSC信号などのフォーマットに整えるプロセス手段、203はプロセス手段202の出力である映像信号を記録媒体に記録し、また記録されている映像の再生を行う記録再生手段である。204はプロセス手段202及び記録再生手段203の映像信号出力の一方を選択して出力するところの出力切換え手段、205は出力切換え手段204の出力である映像信号を出力する映像出力端子である。
【0043】
リモートコントロールユニット400においては、401はスイッチやボリュームなどにより構成されMF指令信号を生成するMF指令信号生成手段、402はフォーカスレンズ106がMF制御の時に速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え信号入力手段、403はリモートコントロールユニット400からMF指令信号、S/P切換え信号を中継ユニット700に出力するリモコン出力端子である。
【0044】
中継ユニット700においては、701はフォーカスレンズ106の制御をAF制御、MF制御のどちらで行うのかを切換えるAF/MF切換え信号入力手段、702はAF/MF切換え信号入力手段が、AF制御、MF制御のどちらに設定されているのかを表示するAF/MF設定状態表示手段、703はリモートコントロールユニット400からのMF指令信号、S/P切換え信号を中継ユニットに入力する中継ユニット入力端子、704は中継ユニット700からのMF指令信号、多重信号をレンズユニット100に出力する中継ユニット出力端子である。
【0045】
以上の構成において、初めにAF/MF切換え信号入力手段701の設定がフォーカスレンズ106の制御をAF制御で行う設定で、かつMF指令信号生成手段401が操作されていない場合の動作について説明する。
【0046】
フォーカスレンズ106を通った光束はCCD201の撮像面上に結像し、そしてCCD201で光電変換された後、サンプルホールドされてプロセス手段202に入力される。プロセス手段202では入力信号をNTSC信号などの映像フォーマットに加工し、出力切換え手段204および記録再生手段203に出力する。録画状態時には、出力切換え手段204ではプロセス手段202の出力を映像出力端子205に出力し、そして記録再生手段203はプロセス手段202の出力を記録媒体に記録する。また、再生状態時であれば、記録再生手段203は記録媒体に記録されている映像信号を再生し、映像信号が安定して再生されたときに出力切換え手段204は記録再生手段203の映像信号を映像出力端子205に出力する。
【0047】
レンズ100の映像入力端101には映像用同軸ケーブル300を介してカメラ200の映像出力端子205からの映像信号が入力される。映像入力端子101に入力された映像信号は評価値生成手段102にてフィルタ処理などにより映像の周波数成分に関係した鮮鋭度評価値を映像信号の垂直同期周期単位で生成し、鮮鋭度評価値をAF駆動制御手段103に出力する。
【0048】
一方、中継ユニット700のAF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106をAF制御で駆動する設定になっているため、AF/MF設定状態表示手段702はAF制御が表示されていて、AF/MF切換え信号入力手段701からは、S/P切換え信号入力手段402の状態に関わらず、レンズユニット100にはVref1、Vref2とは異なる多重信号Vref3が出力され、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、切換え信号判定手段108に入力される。切換え信号判定手段108では多重信号がVref3であるため、フォーカスレンズ106の制御をAF制御とするようにAF/MF切換え手段104をA側に切換える。これにより、AF駆動制御手段103からのモータ制御信号によりモータ105が駆動され、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0049】
また、上記の状態で、MF指令信号生成手段401が操作された場合の動作について説明する。
【0050】
フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている場合に、MF指令信号生成手段401が操作された際には、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号が変化したと切換え信号判定手段108が判定し、AF/MF切換え手段104をB側に切換える。同時に切換え信号判定手段108では、AF/MF切換え信号入力手段701がAF制御に切換えられる以前のS/P切換え信号入力手段402からリモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、AF/MF切換え信号入力手段701、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して入力される多重信号がVref2、Vref3とは異なるVref1であった場合には、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行い、多重信号がVref1、Vref3とは異なるVref2であった場合には、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号を予め記憶しておき、その記憶しておいた情報からS/P切換え指示信号をMF駆動制御手段109に出力する。MF駆動制御手段109では、S/P切換え指示信号がフォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号がフォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0051】
最後に、AF/MF切換え信号入力手段701によりフォーカスレンズ106がMF制御で駆動される設定になっている場合の動作について説明する。
【0052】
リモートコントロールユニット400のスイッチやボリュームなどにより構成されるMF指令信号生成手段401の操作に伴い、MF指令信号生成手段401からその操作に比例したMF指令信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、切換え信号判定手段108、MF駆動制御手段109に入力される。
【0053】
一方、S/P切換え信号入力手段402にてフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え信号が、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703を介して、AF/MF切換え信号入力手段701に入力される。AF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106の制御をMF制御で行う設定であるため、S/P切換え信号入力手段402からのS/P切換え信号Vref1、Vref2を多重信号として出力し、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して切換え信号判定手段108に入力される。また、AF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106の制御をMF制御で行う設定であるため、AF/MF設定状態表示手段702はMF制御が表示されている。切換え信号判定手段108では、入力された多重信号がVref2、Vref3とは異なるVref1であった場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御とするようにAF/MF切換え手段104をB側に切換え、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を速度制御とするS/P切換え指示信号を出力する。また、切換え信号判定手段108では、入力された多重信号がVref1、Vref3とは異なるVref2であった場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御とするようにAF/MF切換え手段104をB側に切換え、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を位置制御とするS/P切換え指示信号を出力する。MF駆動制御手段では、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0054】
(第1の実施例の変形例)
本実施例では、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行うと説明したが、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合にも、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っても良い。
【0055】
本実施例では、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合には、AF/MF切換え信号入力手段701がAF制御に切換えられる以前のS/P切換え信号の状態により、フォーカスレンズ106のMF制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを設定していたが、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合には、一義的にフォーカスレンズ106のMF制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを設定するようにしても良い。
【0056】
本実施例では、AF/MF設定状態表示手段702は、AF/MF切換え信号入力手段701がAF制御、MF制御のどちらに設定されているのかを表示するものとしたが、フォーカスレンズ106の制御がAF制御、MF制御のどちらで行われているかを表示するものとしても良い。
【0057】
本実施例では、カメラユニットに着脱可能な交換式レンズを用いて説明を行ったが、カメラユニットに対して着脱不可能なレンズユニットを備えた一体型カメラユニットに適用しても良い。
【0058】
本実施例では、中継ユニットケーブル800はレンズユニット100のリモコン入力端子107に接続されているが、それに限定されない。
【0059】
中継ユニットケーブル800がカメラユニット200のリモコン入力端子に接続されている形態でも良い。
【0060】
中継ユニットケーブル800がカメラユニット200のリモコン入力端子に接続されている形態は、以下に説明する第2〜第6の実施例についても適用できる。
【0061】
(第1の実施例の効果)
このような構成をとることにより、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけで、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、遠隔操作ユニットにフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、更にAF制御時にMF制御を行うことが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0062】
(第2の実施例)
第1の実施例の内、AF/MF切換え信号入力手段をモーメンタリ作動とすることにより、フォーカスレンズの制御をAF制御にて行う場合でも、S/P切換え信号がレンズユニットに入力される構成とし、フォーカスレンズの制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段が操作されている最中はMF制御を優先し、MF指令信号生成手段の操作が終了した際にAF制御を行うと共に、その場合のフォーカスレンズの制御を速度制御、位置制御のどちらで行うかを切換え可能とする構成とする光学装置を第2の実施例として以下に説明する。
【0063】
以下に図面により本発明の第2の実施例の説明を行う。
【0064】
本発明の第2の実施例を実施した光学装置の構成を図2に示す。
【0065】
図において、100〜109、200〜205、300、400〜403、500、700、703、704、800については前述したため、説明は省略する。
【0066】
705はフォーカスレンズ106の制御をAF制御、MF制御のどちらで行うのかをモーメンタリ作動で切換えるAF/MF切換えMOM信号入力手段、706はフォーカスレンズ106の制御をAF制御、MF制御のどちらで行っているかを表示するAF/MF状態表示手段である。
【0067】
以上の構成において、中継ユニット700から出力される多重信号が示すS/P切換え信号入力手段402から出力されるS/P切換え信号状態およびフォーカスレンズ制御状態について、図3を用いて説明する。
【0068】
同図において、太線が中継ユニット700から出力される多重信号、点線が切換え信号の電圧レベル、一点鎖線が多重信号の内のS/P切換え信号状態、二点鎖線が多重信号の内のフォーカスレンズ制御状態を示している。
【0069】
S/P切換え信号入力手段402の出力信号としてVref2、Vref3とは異なるVref1およびVref1、Vref3とは異なるVref2が出力される。ここで、Vref1はフォーカスレンズ106の制御を速度制御にて行うことを示す信号であり、Vref2はフォーカスレンズ106の制御を位置制御にて行うことを示す信号である。また、AF/MF切換え信号入力手段402はモーメンタリ作動でVref3となる度に、切換え信号判定手段108の判定、指示により、AF/MF切換え手段104が切換わり、AF制御、MF制御を交互に繰り返す。
【0070】
まず、一点鎖線にて区切られたS/P切換え信号状態について説明する。A、Cの領域は多重信号がVref1であるためフォーカスレンズ106の制御は速度制御が選択され、Bの領域は多重信号がVref2であるためフォーカスレンズ106の制御は位置制御が選択されている。
【0071】
次に二点鎖線で区切られたフォーカスレンズ制御状態について説明する。a、cの領域はフォーカスレンズ106の制御をMF制御で行っている状態、bの領域はフォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている状態である。
【0072】
フォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行っている状態では、S/P切換え信号状態で、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号によりMF制御される。
【0073】
フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている状態においても、MF指令信号生成手段401が操作された場合には、S/P切換え信号状態で、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号によりMF制御される。
【0074】
それではAF/MF切換えMOM信号入力手段705の操作によりフォーカスレンズ106がAF制御で駆動されるで、かつMF指令信号生成手段401が操作されていない場合の動作について説明する。
【0075】
フォーカスレンズ106を通った光束はCCD201の撮像面上に結像し、そしてCCD201で光電変換された後、サンプルホールドされてプロセス手段202に入力される。プロセス手段202では入力信号をNTSC信号などの映像フォーマットに加工し、出力切換え手段204および記録再生手段203に出力する。録画状態時には、出力切換え手段204ではプロセス手段202の出力を映像出力端子205に出力し、そして記録再生手段203はプロセス手段202の出力を記録媒体に記録する。また、再生状態時であれば、記録再生手段203は記録媒体に記録されている映像信号を再生し、映像信号が安定して再生されたときに出力切換え手段204は記録再生手段203の映像信号を映像出力端子205に出力する。
【0076】
レンズ100の映像入力端101には映像用同軸ケーブル300を介してカメラ200の映像出力端子205からの映像信号が入力される。映像入力端子101に入力された映像信号は評価値生成手段102にてフィルタ処理などにより映像の周波数成分に関係した鮮鋭度評価値を映像信号の垂直同期周期単位で生成し、鮮鋭度評価値をAF駆動制御手段103に出力する。AF駆動制御手段103から出力されるモータ制御信号は、AF/MF切換え手段104はA側に設定されているため、AF/MF切換え手段104を介してモータ105が駆動され、フォーカスレンズ106を移動させる。この場合、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行う設定となっているため、AF/MF状態表示手段706ではAF制御を示す表示を行う。
【0077】
また、上記の状態で、MF指令信号生成手段401が操作された場合の動作について説明する。
【0078】
フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている場合に、MF指令信号生成手段401が操作された際には、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号が変化したと切換え信号判定手段108が判定し、AF/MF切換え手段104をB側に切換える。同時に切換え信号判定手段108では、S/P切換え信号入力手段402からリモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、AF/MF切換えMOM信号入力手段705、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して入力される多重信号がVref2、Vref3とは異なるVref1であった場合には、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行い、多重信号がVref1、Vref3とは異なるVref2であった場合には、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行うS/P切換え指示信号をMF駆動制御手段109に出力する。MF駆動制御手段109では、S/P切換え指示信号がフォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号がフォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。この場合、フォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行う設定となっているため、AF/MF状態表示手段706ではMF制御を示す表示を行う。
【0079】
最後に、AF/MF切換えMOM信号入力手段705によりフォーカスレンズ106がMF制御で駆動される設定になっている場合の動作について説明する。
【0080】
リモートコントロールユニット400のスイッチやボリュームなどにより構成されるMF指令信号生成手段401の操作に伴い、MF指令信号生成手段401からその操作に比例したMF指令信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、切換え信号判定手段108、MF駆動制御手段109に入力される。
【0081】
一方、S/P切換え信号入力手段402にてフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え信号が、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703を介して、AF/MF切換えMOM信号入力手段705に入力される。AF/MF切換えMOM信号入力手段705では、入力されたS/P切換え信号Vref1、Vref2を多重信号として出力し、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して切換え信号判定手段108に入力される。切換え信号判定手段108では、入力された多重信号がVref2、Vref3とは異なるVref1であった場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御とするようにAF/MF切換え手段104をB側に切換え、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を速度制御とするS/P切換え指示信号を出力する。また、切換え信号判定手段108では、入力された切換え信号がVref1、Vref3とは異なるVref2であった場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御とするようにAF/MF切換え手段104をB側に切換え、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を位置制御とするS/P切換え指示信号を出力する。MF駆動制御手段では、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。この場合、AF/MF切換えMOM信号入力手段705の操作によりフォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行う設定となっているため、AF/MF状態表示手段706ではMF制御を示す表示を行う。
【0082】
本実施例では、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行うと説明したが、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合にも、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っても良い。
【0083】
本実施例では、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合には、S/P切換え信号入力手段402から出力されるS/P切換え信号の状態により、フォーカスレンズ106のMF制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを設定していたが、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401を操作された場合には、一義的にフォーカスレンズ106のMF制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを設定するようにしても良い。
【0084】
本実施例では、AF/MF設定状態表示手段702は、フォーカスレンズ106の制御がAF制御、MF制御のどちらで行われているかを表示するものとしたが、AF/MF切換えMOM信号入力手段705の操作により、フォーカスレンズ106の制御がAF制御、MF制御のどちらで行われているかを表示するものとしても良い。
【0085】
本実施例では、カメラユニットに着脱可能な交換式レンズを用いて説明を行ったが、カメラユニットに対して着脱不可能なレンズユニットを備えた一体型カメラユニットに適用しても良い。
【0086】
このような構成をとることにより、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけで、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、遠隔操作ユニットにフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、更にAF制御時にMF制御を行うことが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0087】
(第3の実施例)
第1の実施例の内、フォーカスレンズの制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段が操作された場合に、予め記憶しておいたAF/MF切換え信号入力手段がAF制御に切換えられる以前のS/P指令信号に基づいてMF制御を行うが、レンズユニットにフォーカスレンズの制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段が操作された場合に、フォーカスレンズの制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え設定手段を設けた構成とする光学装置を第3の実施例として以下に説明する。
【0088】
以下に図面により本発明の第3の実施例の説明を行う。
【0089】
本発明の第3の実施例を実施した光学装置の構成を図4に示す。
【0090】
同図において、100〜109、200〜205、300、400〜403、500、700〜704、800については前述したため、説明は省略する。
【0091】
110はフォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401が操作された場合に、フォーカスレンズのMF制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え設定手段である。
【0092】
以上の構成において、AF/MF切換え信号入力手段701の設定がフォーカスレンズ106の制御をAF制御で行う設定で、かつMF指令信号生成手段401が操作されていない場合の動作、AF/MF切換え信号入力手段701によりフォーカスレンズ106がMF制御で駆動される設定になっている場合の動作については、第1の実施例と同様であるため、説明は省略する。
【0093】
それでは、AF/MF切換え信号入力手段701の設定がフォーカスレンズ106の制御をAF制御で行う設定で、かつMF指令信号生成手段401が操作された場合の動作について説明する。
【0094】
フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている場合に、MF指令信号生成手段401が操作された際には、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号が変化したと切換え信号判定手段108が判定し、AF/MF切換え手段104をB側に切換える。同時に切換え信号判定手段108では、AF/MF切換え設定手段110から入力されるS/P切換え設定信号がVref2とは異なるVref1であった場合には、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行い、S/P切換え設定信号がVref1とは異なるVref2であった場合には、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行うS/P切換え指示信号をMF駆動制御手段109に出力する。MF駆動制御手段109では、S/P切換え指示信号がフォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号がフォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0095】
本実施例では、カメラユニットに着脱可能な交換式レンズを用いて説明を行ったが、カメラユニットに対して着脱不可能なレンズユニットを備えた一体型カメラユニットに適用しても良い。
【0096】
このような構成をとることにより、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけで、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、遠隔操作ユニットにフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、更にAF制御時にMF制御を行うことが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0097】
(第4の実施例)
リモートコントロールユニット400に配されているMF指令信号生成手段401が、機械的有効回転角を有し、MF位置指令信号を生成するボリュームであった場合、MF位置指令信号生成手段の可動範囲が限られることとなる。この場合、フォーカスレンズ106の位置に対して、ボリュームの回転角度が一対一で対応することになる。フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際に、このMF位置指令信号生成手段401からMF制御を行った場合、MF制御を行う前と後でフォーカスレンズ106の位置の不整合が生じることとなる。よって、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際にMF制御を行うMF指令信号生成手段401は、MF速度指令信号生成手段であることが望ましい。これは、第1〜第3、第5、第6の実施例に対しても同様である。第1〜第3の実施例では、フォーカスレンズの制御をAF制御にて行っている際に、MF指令信号生成手段401が操作された場合にフォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行うが、中継ユニット700にフォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際のみ有効なMF速度指令信号を生成するAF−MF速度指令信号生成手段707を設けた構成とする光学装置を第4の実施例として以下に説明する。
【0098】
以下に図面により本発明の第4の実施例の説明を行う。
【0099】
本発明の第4の実施例を実施した光学装置の構成を図5に示す。
【0100】
同図において、100〜109、200〜205、300、400〜403、500、700〜704、800については前述したため、説明は省略する。
【0101】
707は中継ユニット700内に配置され、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際のみ有効で、フォーカスレンズ106を速度制御にて制御するためのAF−MF指令信号を生成するAF−MF速度指令信号生成手段である。
【0102】
以上の構成において、初めにAF/MF切換え信号入力手段701の設定がフォーカスレンズ106の制御をAF制御で行う設定で、かつAF−MF速度指令信号生成手段707が操作されていない場合の動作について説明する。
【0103】
フォーカスレンズ106を通った光束はCCD201の撮像面上に結像し、そしてCCD201で光電変換された後、サンプルホールドされてプロセス手段202に入力される。プロセス手段202では入力信号をNTSC信号などの映像フォーマットに加工し、出力切換え手段204および記録再生手段203に出力する。録画状態時には、出力切換え手段204ではプロセス手段202の出力を映像出力端子205に出力し、そして記録再生手段203はプロセス手段202の出力を記録媒体に記録する。また、再生状態時であれば、記録再生手段203は記録媒体に記録されている映像信号を再生し、映像信号が安定して再生されたときに出力切換え手段204は記録再生手段203の映像信号を映像出力端子205に出力する。
【0104】
レンズ100の映像入力端101には映像用同軸ケーブル300を介してカメラ200の映像出力端子205からの映像信号が入力される。映像入力端子101に入力された映像信号は評価値生成手段102にてフィルタ処理などにより映像の周波数成分に関係した鮮鋭度評価値を映像信号の垂直同期周期単位で生成し、鮮鋭度評価値をAF駆動制御手段103に出力する。
【0105】
一方、中継ユニット700のAF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106をAF制御で駆動する設定になっているため、AF/MF設定状態表示手段702はAF制御が表示されていて、AF/MF切換え信号入力手段701からは、S/P切換え信号入力手段402の状態に関わらず、レンズユニット100にはVref1、Vref2とは異なる多重切換え信号Vref3が出力され、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、切換え信号判定手段108に入力される。切換え信号判定手段108では多重切換え信号がVref3であるため、フォーカスレンズ106の制御をAF制御とするようにAF/MF切換え手段104をA側に切換える。これにより、AF駆動制御手段103からのモータ制御信号によりモータ105が駆動され、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0106】
また、上記の状態で、AF−MF速度指令信号生成手段707が操作された場合の動作について説明する。
【0107】
まず、中継ユニット700のスイッチなどにより構成されるAF−MF速度指令信号生成手段707の操作に伴い、AF−MF速度指令信号生成手段707からその操作に比例したAF−MF指令信号が出力され、AF/MF切換え信号入力手段701にて多重指令信号として、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、切換え信号判定手段108、MF駆動制御手段109に入力される。フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている場合に、AF−MF指令信号生成手段707が操作された際には、多重指令信号が変化したと切換え信号判定手段108が判定し、AF/MF切換え手段104をB側に切換える。同時に切換え信号判定手段108では、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行うS/P切換え指示信号をMF駆動制御手段109に出力する。MF駆動制御手段109では、S/P切換え指示信号がフォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であるため、多重指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0108】
最後に、AF/MF切換え信号入力手段701によりフォーカスレンズ106がMF制御で駆動される設定になっている場合の動作について説明する。
【0109】
リモートコントロールユニット400のスイッチやボリュームなどにより構成されるMF指令信号生成手段401の操作に伴い、MF指令信号生成手段401からその操作に比例したMF指令信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703を介してAF/MF切換え信号入力手段701に入力される。AF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106の制御をMF制御で行う設定であるため、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号を多重指令信号として出力し、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、切換え信号判定手段108、MF駆動制御手段109に入力される。
【0110】
一方、S/P切換え信号入力手段402にてフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え信号が、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703を介して、AF/MF切換え信号入力手段701に入力される。AF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106の制御をMF制御で行う設定であるため、S/P切換え信号入力手段402からのS/P切換え信号Vref1、Vref2を多重切換え信号として出力し、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して切換え信号判定手段108に入力される。また、AF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106の制御をMF制御で行う設定であるため、AF/MF設定状態表示手段702はMF制御が表示されている。切換え信号判定手段108では、入力された多重切換え信号がVref2、Vref3とは異なるVref1であった場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御とするようにAF/MF切換え手段104をB側に切換え、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を速度制御とするS/P切換え指示信号を出力する。また、切換え信号判定手段108では、入力された多重切換え信号がVref1、Vref3とは異なるVref2であった場合には、フォーカスレンズ106の制御をMF制御とするようにAF/MF切換え手段104をB側に切換え、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を位置制御とするS/P切換え指示信号を出力する。MF駆動制御手段では、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105を駆動させ、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0111】
本実施例では、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際のみ有効なMF指令信号を、フォーカスレンズ106を速度制御にて制御するものとして説明したが、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際のみ有効なMF指令信号を、フォーカスレンズ106を位置制御にて制御するものとしても良い。
【0112】
本実施例では、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際のみ有効なMF指令信号を、フォーカスレンズ106を速度制御にて制御するものとして説明したが、第3の実施例のS/P切換え設定手段と同等の機能を持った設定手段をレンズユニット100内に配し、フォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行っている際のみ有効なMF指令信号を、フォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらでも制御可能なものとしても良い。
【0113】
本実施例では、AF/MF設定状態表示手段702は、AF/MF切換え信号入力手段701がAF制御、MF制御のどちらに設定されているのかを表示するものとしたが、フォーカスレンズ106の制御がAF制御、MF制御のどちらで行われているかを表示するものとしても良い。
【0114】
本実施例では、カメラユニットに着脱可能な交換式レンズを用いて説明を行ったが、カメラユニットに対して着脱不可能なレンズユニットを備えた一体型カメラユニットに適用しても良い。
【0115】
このような構成をとることにより、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけで、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、遠隔操作ユニットにフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、更にAF制御時にMF制御を行うことが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0116】
(第5の実施例)
以下に図面により本発明の第5の実施例の説明を行う。
【0117】
本発明の第5の実施例を実施した光学装置の構成を図8に示す。
【0118】
同図において、100は交換レンズタイプのレンズユニットであり、200はカメラユニットであり、300は映像用同軸ケーブルであり、400は遠隔にてレンズユニット100内の図示していないズームレンズ部、アイリス部、そしてフォーカスレンズ106を制御するための指令信号および図示していないズームレンズ部、アイリス部、フォーカスレンズ106の制御を速度制御にて行うのか、位置制御にて行うのかを切換えるための切換え信号をレンズユニット100に供給するリモートコントロールユニット、500はリモートコントロールユニット400と後述する中継ユニット700を接続するリモコンケーブル、700はリモートコントロールユニット400とレンズユニット100の間に配置され、MF指令信号生成手段401からの出力であるMF指令信号に、フォーカスレンズ106の制御をAF制御、MF制御のどちらで行うのかを切換える切換え信号を多重し、かつフォーカスレンズ106の制御がAF制御、MF制御のどちらで行われているかを表示する中継ユニット、800は中継ユニット700とレンズユニット100を接続する中継ユニットケーブルである。
【0119】
レンズ100において、101は映像用同軸ケーブル300を介して映像信号を入力するところの映像入力端子、102は後述するプロセス手段202から出力された映像信号から鮮鋭度評価値を抽出する評価値生成手段であり、103は評価値生成手段102で生成される鮮鋭度評価値が最大になるようにモータ制御信号を生成するAF駆動制御手段である。104は後述する切換え信号号判定手段108に制御され、後述するフォーカスレンズ106を駆動する制御信号をAF駆動制御手段103からの制御信号で駆動するのか、後述するMF駆動制御手段109からの制御信号で駆動するのかを切換えるAF/MF切換え手段、105はAF駆動制御手段103もしくは後述するMF駆動制御手段109からのモータ制御信号により動作するモータであり、106はモータ105の駆動によって光軸方向に移動するフォーカスレンズである。107は中継ユニット700からの多重信号、S/P切換え信号をレンズユニット100に入力するためのリモコン入力端子、108は後述するAF/MF切換え信号入力手段701からの多重信号がAF制御であるのか、MF制御であるのか、そしてS/P切換え信号によりフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを判定し、後述するMF駆動制御手段109にはフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを指示するS/P切換え指示信号を出力し、またフォーカスレンズ106をAF制御、MF制御のどちらで制御を行うのかによって、AF/MF切換え手段104を切換える切換え判定手段、109は切換え信号判定手段108からのS/P切換え指示信号によりフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらかで、MF指令信号からモータ105を駆動するモータ制御信号を生成するMF駆動制御手段である。
【0120】
カメラ200において、204はプロセス手段202及び記録再生手段203の映像信号出力の一方を選択して出力するところの出力切換え手段であり、205は出力切換え手段204の出力である映像信号を出力する映像出力端子である。
【0121】
リモートコントロールユニット400においては、401はスイッチやボリュームなどにより構成されMF指令信号を生成するMF指令信号生成手段、402はフォーカスレンズ106の制御を速度制御、位置制御のどちらで行うのかを切換えるS/P切換え信号入力手段、403はリモートコントロールユニット400からMF指令信号、S/P切換え信号を中継ユニット700に出力するリモコン出力端子である。
【0122】
中継ユニット700においては、701はフォーカスレンズ106の制御をAF制御、MF制御のどちらで行うのかを切換えるAF/MF切換え信号入力手段、702はAF/MF切換え信号入力手段が、AF制御、MF制御のどちらに設定されているのかを表示するAF/MF切換え状態表示手段、703はリモートコントロールユニット400からのMF指令信号、S/P切換え信号を中継ユニットに入力する中継ユニット入力端子、704は中継ユニット700からの多重信号、S/P切換え信号をレンズユニット100に出力する中継ユニット出力端子である。
【0123】
以上の構成において、初めにAF/MF切換え信号入力手段701の設定がフォーカスレンズ106を駆動する制御信号をAF駆動制御手段103からの制御信号で駆動する設定になっている場合の動作について説明する。
【0124】
フォーカスレンズ106を通った光束はCCD201の撮像面上に結像し、そしてCCD201で光電変換された後、サンプルホールドされてプロセス手段202に入力される。プロセス手段202では入力信号をNTSC信号などの映像フォーマットに加工し、評価値生成手段102および記録再生手段203に出力する。評価値生成手段102に出力された映像信号は評価値生成手段102にてフィルタ処理などにより映像の周波数成分に関係した鮮鋭度評価値信号を映像信号の垂直同期周期単位で生成し、鮮鋭度評価値信号をAF駆動制御手段103に出力する。
【0125】
一方、中継ユニット700のAF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106を駆動する制御信号をAF駆動制御手段103からの制御信号で駆動する設定になっているため、AF/MF切換え信号入力手段701からはMF指令信号生成手段401の出力範囲外のレベル信号が出力される。例えば、MF指令信号生成手段401のMF指令信号出力範囲として+2.5Vから+7.5V、即ち、フォーカスレンズ106を速度制御で制御する場合、+5.0Vを停止信号として、+5.0Vから+7.5V側である時には無限側に、+5.0Vから2.5V側である時には至近側に速度制御され、この際の速度は+5.0Vから離れるほど速くなり、+7.5Vおよび+2.5Vでそれぞれ駆動可能な最高速度となるとした場合、AF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106を駆動する制御信号をAF駆動制御手段103からの制御信号で駆動する設定とする信号は0Vとする。AF/MF切換え信号入力手段701の設定がフォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行う設定となっているため、AF/MF設定状態表示手段702ではAF制御を示す表示を行う。MF指令信号生成手段401の出力範囲外のレベル信号は中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、AF/MF切換え判定手段108に入力され、AF/MF切換え判定手段108ではMF指令信号生成手段401の出力範囲外のレベル信号であると判定し、AF/MF切換え手段104をA側に切換える。これにより、AF駆動制御手段103からのモータ制御信号によりモータ105が駆動され、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0126】
次に、AF/MF切換え信号入力手段402の設定がフォーカスレンズ106を駆動する制御信号をMF駆動制御手段109からのモータ制御信号で駆動する設定になっている場合の動作について説明する。
【0127】
スイッチやボリュームなどにより構成されるMF指令信号生成手段401の操作に伴い、MF指令信号生成手段401からその操作に比例したMF指令信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、AF/MF切換え信号入力手段701に入力される。AF/MF切換え信号入力手段701はフォーカスレンズ106を駆動する制御信号をMF駆動制御手段109からの制御信号で駆動する設定になっているため、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号を多重信号として出力し、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、AF/MF切換え判定手段108、MF駆動制御手段109に入力される。AF/MF切換え信号入力手段701の設定がフォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行う設定となっているため、AF/MF設定状態表示手段702ではMF制御を示す表示を行う。また、S/P切換え信号入力手段402からはフォーカスレンズの制御としてMF制御が行われている場合、フォーカスレンズの制御を速度制御、位置制御のどちらで行うかを設定するS/P切換え信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、AF/MF切換え判定手段108に入力される。ここでは、S/P切換え信号として、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う場合にはVref1、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う場合にはVref2が出力されるとする。AF/MF切換え判定手段108では入力された多重信号がMF指令信号生成手段401の出力範囲内のレベル信号であると判定し、AF/MF切換え手段104をB側に切換え、また入力されたS/P切換え信号がVref2であった場合にはフォーカスレンズ106の制御を位置制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を位置制御とするS/P切換え指示信号を出力する。MF駆動制御手段では、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105が駆動させフォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105が駆動させフォーカスレンズ106を移動させる。
【0128】
本提案では、カメラユニットに着脱可能な交換式レンズを用いて説明を行ったが、カメラユニットに対して着脱不可能なレンズユニットを備えた一体型カメラユニットに適用しても良い。
【0129】
このような構成とすることにより、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけ、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、遠隔操作ユニットにフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0130】
(第6の実施例)
第5の実施例の内、AF/MF切換え信号入力手段をモーメンタリ作動とすることにより、フォーカスレンズの制御をAF制御にて行う場合でも、MF指令信号がレンズユニットに入力される構成とし、フォーカスレンズの制御をAF制御にて行っている最中に、MF指令信号生成手段が操作されている最中はMF制御を優先し、MF指令信号生成手段の操作が終了した際にAF制御を行う構成とする光学装置を第6の実施例として以下に説明する。
【0131】
以下に図面により本発明の第6の実施例の説明を行う。
【0132】
本発明の第6の実施例を実施した光学装置の構成を図9に示す。
【0133】
同図において、100〜109、200〜205、300、400〜403、500、700、703、704、800については前述したため、説明は省略する。
【0134】
705はフォーカスレンズ106の制御をAF制御、MF制御のどちらで行うのかをモーメンタリ作動で切換えるAF/MF切換えMOM信号入力手段、706はフォーカスレンズ106の制御がAF制御、MF制御のどちらで行われているかを表示するAF/MF状態表示手段である。
【0135】
以上の構成において、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号が速度制御の場合を例にとって、中継ユニット700から出力される多重信号を、MF指令信号、AF作動状態、フォーカスレンズ106の制御状態別に、図10を用いて説明する。
【0136】
同図において、太線が中継ユニット700から出力される多重信号、点線が多重信号の電圧レベル、一点鎖線がリモートコントロールユニット400内のMF指令信号生成手段401から出力されるMF指令信号の状態、二点鎖線が中継ユニット700内のAF/MF切換えMOM信号入力手段705の操作によるAF作動状態を示している。
【0137】
MF指令信号生成手段401のMF指令信号出力範囲として+2.5Vから+7.5V、即ち、フォーカスレンズ106を速度制御で制御する場合、+5.0Vを停止信号として、+5.0Vから+7.5V側である時には無限側に、+5.0Vから2.5V側である時には至近側に速度制御され、この際の速度は+5.0Vから離れるほど速くなり、+7.5Vおよび+2.5Vでそれぞれ駆動可能な最高速度となる。また、AF/MF切換えMOM信号入力手段705はモーメンタリ作動で0Vとなる度に、AF/MF切換え判定手段108の判定により、AF/MF切換え手段104が切換わり、AF制御、MF制御を交互に繰り返す。
【0138】
まず、一点鎖線にて区切られたMF指令信号状態について説明する。A、C、Eはリモコン出力信号が+5.0Vであるためフォーカスレンズ106は停止状態、Bはリモコン出力信号が+7.5Vであるためフォーカスレンズ106は無限側に最高速度で駆動、Dはリモコン出力信号が+3.75Vであるためフォーカスレンズ106は至近側に中速度で駆動する状態である。
【0139】
次に二点鎖線で区切られたAF作動状態について説明する。a、cはAFがOFFになっている状態、bはAFがONになっている状態である。
【0140】
最後に実際のフォーカスレンズ106の制御状態について説明する。a、cはAFがOFFになっている状態であるためフォーカスレンズ106はMF制御の状態、bの領域の中でDの領域部分はMF指令信号生成手段401が操作され、MF指令信号が出力されているためにフォーカスレンズ106はMF制御の状態、bの領域の中でDの領域以外の部分ではフォーカスレンズ106はAF制御の状態である。
【0141】
それではAF/MF切換えMOM信号入力手段705の操作によりフォーカスレンズ106がAF制御で駆動される設定になっている場合の動作について説明する。
【0142】
フォーカスレンズ106を通った光束はCCD201の撮像面上に結像し、そしてCCD201で光電変換された後、サンプルホールドされてプロセス手段202に入力される。プロセス手段202では入力信号をNTSC信号などの映像フォーマットに加工し、評価値生成手段102および記録再生手段203に出力する。評価値生成手段102に出力された映像信号は評価値生成手段102にてフィルタ処理などにより映像の周波数成分に関係した鮮鋭度評価値信号を映像信号の垂直同期周期単位で生成し、鮮鋭度評価値信号をAF駆動制御手段103に出力する。AF駆動制御手段103から出力されるモータ制御信号は、AF/MF切換え手段104はA側に設定されているため、AF/MF切換え手段を介してモータ105が駆動され、フォーカスレンズ106を移動させる。この場合、AF/MF切換えMOM信号入力手段705の操作によりフォーカスレンズ106の制御をAF制御にて行う設定となっているため、AF/MF切換え状態表示手段706ではAF制御を示す表示を行う。
【0143】
次に、AF/MF切換え信号入力手段705によりフォーカスレンズ106がMF制御で駆動される設定になっている場合の動作について説明する。
【0144】
スイッチやボリュームなどにより構成されるMF指令信号生成手段401の操作に伴い、MF指令信号生成手段401からその操作に比例したMF指令信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、AF/MF切換えMOM信号入力手段705に入力される。AF/MF切換えMOM信号入力手段705はフォーカスレンズ106を駆動する制御信号をMF駆動制御手段109からの制御信号で駆動する設定になっているため、MF指令信号生成手段401からのMF指令信号を多重信号として出力し、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、AF/MF切換え判定手段108、MF駆動制御手段109に入力される。AF/MF切換えMOM信号入力手段705の操作によりフォーカスレンズ106の制御をMF制御にて行う設定となっているため、AF/MF切換え状態表示手段706ではMF制御を示す表示を行う。また、S/P切換え信号入力手段402からはフォーカスレンズの制御としてMF制御が行われている場合、フォーカスレンズの制御を速度制御、位置制御のどちらで行うかを設定するS/P切換え信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、中継ユニット入力端子703、中継ユニット出力端子704、中継ユニットケーブル800、リモコン入力端子107を介して、AF/MF切換え判定手段108に入力される。ここでは、S/P切換え信号として、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う場合にはVref1、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う場合にはVref2が出力されるとする。AF/MF切換え判定手段108では入力された多重信号がMF指令信号生成手段401の出力範囲内のレベル信号であると判定し、AF/MF切換え手段104をB側に切換え、また入力されたS/P切換え信号がVref2であった場合にはフォーカスレンズ106の制御を位置制御で行うと判定し、MF駆動制御手段109にフォーカスレンズ106の制御を位置制御とするS/P切換え指示信号を出力する。MF駆動制御手段では、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を速度制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を速度制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された速度にてモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105が駆動させフォーカスレンズ106を移動させる。一方、S/P切換え指示信号が、フォーカスレンズ106の制御を位置制御で行う信号であった場合には、MF指令信号を位置制御指令信号として扱い、MF指令信号にて指示された位置にモータ105を駆動するためのモータ制御信号を生成し、モータ105が駆動させフォーカスレンズ106を移動させる。リモートコントロールユニット400のスイッチやボリュームなどにより構成されるMF指令信号生成手段401の操作に伴い、MF指令信号生成手段401からその操作に比例したMF指令信号が出力され、リモコン出力端子403、リモコンケーブル500、リモコン入力端子107を介して、MF駆動制御手段109に入力される。AF/MF切換え手段104をB側に設定されているため、MF駆動制御手段109からのモータ制御信号により、モータ105が駆動され、フォーカスレンズ106を移動させる。
【0145】
本提案では、カメラユニットに着脱可能な交換式レンズを用いて説明を行ったが、カメラユニットに対して着脱不可能なレンズユニットを備えた一体型カメラユニットに適用しても良い。
【0146】
このような構成とすることにより、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけ、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とし、遠隔操作ユニットと光学装置間の電気インターフェイスに空いているピンが存在しない状態であっても、遠隔操作ユニットにフォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することが可能となり、更にAF制御時にMF制御を行うことが可能となり、遠隔システムの運用をより有意義なものにすることである。
【0147】
【発明の効果】
本発明では、リモートコントロールユニットとフォーカスレンズを有する光学装置の間に接続され、前記フォーカスレンズを自動焦点検出合焦制御手段の自動焦点検出合焦にて制御するのか、前記フォーカスレンズを前記リモートコントロールユニットからの遠隔指令にて制御するのかを切換える第1の切換え信号入力手段を設ける構成をとることで、遠隔システムにAF制御を搭載した場合、レンズユニットをAF制御対応のものに交換するだけで、レンズユニットの遠隔操作を可能とするリモートコントロールユニット側に、フォーカスレンズをAF制御、MF制御のどちらで駆動するのかを切換える切換え手段を配置することを可能とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図
【図2】本発明の第2実施例のブロック図
【図3】中継ユニットからの多重信号図
【図4】本発明の第3実施例のブロック図
【図5】本発明の第4実施例のブロック図
【図6】従来例のブロック図1
【図7】従来例のブロック図2
【図8】本発明の第5実施例のブロック図
【図9】中継ユニットからの切換え信号図
【図10】本発明の第6実施例のブロック図
【符号の説明】
100 レンズユニット
101 映像入力端子
102 評価値生成手段
103 AF駆動制御手段
104 AF/MF切換え手段
105 モータ
106 フォーカスレンズ
107 リモコン入力端子
108 切換え判定手段
109 MF駆動制御手段
110 S/P切換え設定手段
111 S/P切換え信号判定手段
200 カメラユニット
201 CCD
202 プロセス手段
203 記録再生手段
204 出力切換え手段
205 映像出力端子
300 映像用同軸ケーブル
400 リモートコントロールユニット
401 MF指令信号生成手段
402 S/P切換え信号入力手段
403 リモコン出力端子
500 リモコンケーブル
600 カメラ
700 中継ユニット
701 AF/MF切換え信号入力手段
702 AF/MF設定状態表示手段
703 中継ユニット入力端子
704 中継ユニット出力端子
705 AF/MF切換えMOM信号入力手段
706 AF/MF状態表示手段
707 AF−MF速度指令信号生成手段
800 中継ユニットケーブル
Claims (2)
- フォーカスレンズを遠隔操作するためのMF指令信号を生成するMF指令信号生成手段と、を有するリモートコントロールユニットから出力された前記MF指令信号が第1のケーブルを介して入力される入力端子と、
前記MF指令信号を第2のケーブルを介して前記フォーカスレンズと、前記MF指令信号に基いて前記フォーカスレンズをMF制御するMF駆動制御手段と、自動焦点検出合焦手段からの情報に基いて前記フォーカスレンズをAF制御するAF駆動制御手段と、前記フォーカスレンズをMF制御するのかAF制御するのかを切換えるAF/MF切換え手段と、を有するレンズユニットに出力する出力端子と、前記自動焦点検出合焦手段からの情報に基いて前記フォーカスレンズをAF制御するのか前記MF指令信号に基いて前記フォーカスレンズをMF制御するのかを切換えるAF/MF切換え信号入力手段と、を備えた中継ユニットであって、
前記AF/MF切換え信号入力手段は、所定の電圧レベルの前記MF指令信号及び前記MF指令信号と電圧レベルが異なるAF切換え信号を前記出力端子の同一の端子から前記AF/MF切換え手段に出力させており、
前記AF/MF切換え手段は、前記所定の電圧レベルのMF指令信号の入力に応じて前記MF駆動制御手段を選択し、前記所定の電圧レベルのMF指令信号が入力される端子と同一の端子から入力される前記AF切換え信号に応じて前記AF駆動制御手段を選択することを特徴とする中継ユニット。 - 請求項1に記載の中継ユニットと、前記リモートコントロールユニットと、前記レンズユニットと、を備えた遠隔システム。
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