JP4314005B2 - 固体撮像素子およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子およびその製造方法にかかり、特に電極間絶縁膜に関する。
【0002】
【従来の技術】
エリアセンサ等に用いられるCCD固体撮像素子は、光電変換部からの信号電荷を転送するための電荷転送電極を有する。電荷転送電極は、半導体基板に形成された電荷転送路上に複数個隣接して配置され、順次駆動される。
【0003】
固体撮像素子においては、撮像画素数の増加が進んでいるが、画素数の増加に伴い信号電荷の高速転送、すなわち電荷転送電極の高速パルスによる駆動が必要となるため、電荷転送電極の低抵抗化が求められている。また、縦横方向シュリングに伴う、配線断面積の縮小により配線抵抗の増加が問題となる。そこで低抵抗化の方法として、電荷転送電極を多結晶シリコンなどのシリコン系導電性材料と金属あるいは金属シリサイドとの2層構造とすることが提案されている。
【0004】
しかし、多結晶シリコンを用いた電極の場合、電極間絶縁膜は多結晶シリコン電極表面の熱酸化による酸化シリコン膜を用いていた。しかしながら、金属電極を用いた場合、熱酸化による酸化シリコン等の層間絶縁膜を形成することはできない。そこで電極間絶縁膜の形成に際しては、CVD法などを用いて緻密な酸化シリコン膜を形成する必要がある。しかしながら、緻密な膜を形成しようとすると高温プロセスが必要となり、高温プロセス中に金属膜あるいは金属シリサイド膜の表面が酸化され、実質的に配線の実効的断面積が減少し、抵抗の増大を招く結果となっていた。また、酸化はされなくとも凝集などの変質化を生じ、低抵抗配線を形成するのは困難であった。
また、多結晶シリコン電極と異なり、金属電極の加工は技術的に難しい。例えば電極用金属材料の表面は多結晶シリコンに比べ表面反射率が高くパターニングする際にハレーションの問題が生じたり、金属材料を加工するため新たに技術や装置が必要となる(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−40793号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、金属電極表面の酸化を防ぎ、低抵抗で信頼性の高い電極配線を有する電荷転送素子を提供することを目的とする。
【0007】
すなわち、高速転送が可能で低消費電力の固体撮像素子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明では、半導体基板表面に、ゲート酸化膜を介して配列形成される複数の電荷転送電極が、金属を含み、前記電荷転送電極間に配設される電極間絶縁膜が、前記電荷転送電極の表面が酸化されない条件で成膜可能な第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の上層に形成され、前記第1の絶縁膜よりも緻密な第2の絶縁膜とを具備したことを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、金属膜を酸化することなく成膜可能な材料からなる第1の絶縁膜を金属膜パターンの上に成膜し、金属膜を第1の絶縁膜で被覆した状態で、第2の絶縁膜を形成しているため、酸素の存在下で高温にさらしても金属膜は酸化されることなく、緻密な絶縁膜を形成することが可能となり、配線抵抗の低減を図るとともに信頼性の高い固体撮像素子を形成することが可能となる。
【0010】
望ましくは、前記第1の絶縁膜として低温下で形成可能である上、酸素原子の少ない条件下で形成することのできる窒化シリコン膜を用いることにより、第1の絶縁膜の成膜時に金属膜を良好に酸化から保護することができる。
【0011】
またこの第1の絶縁膜としては窒化酸化シリコン膜を用いてもよい。この場合同一のチャンバー内で成膜初期に窒素の含有確率の高いガスを用いて成膜し、後にガスの組成のみを変更して成膜するようにしてもよい。
【0012】
望ましくは、この第2の絶縁膜はCVD法によって形成するようにすれば、緻密で信頼性の高い膜を制御性よく形成することができる。
【0013】
また望ましくは、この第2の絶縁膜はSOG法、高密度プラズマCVD法、減圧CVD法、常圧CVD法、準常圧CVD法、EB蒸着法、スパッタリング法などによって形成された絶縁膜を用いてもよい。特に、高密度プラズマCVD法によれば、緻密で高耐圧の絶縁膜を形成することが可能となる。
【0014】
また望ましくは、前記電荷転送電極を、タングステン、タンタル、チタン、モリブデン、ニッケル、コバルト、白金あるいはこれらのシリサイドを用いた場合に特に有効である。タングステンなどは特に酸化により高抵抗化を招くことが多いが、本発明の電極間絶縁膜を用いることにより、低抵抗で高耐圧の固体撮像素子を提供することが可能となる。
【0015】
本発明の方法では、半導体基板表面に、ゲート絶縁膜を介して、金属を含む材料からなる電荷転送電極を配列して形成する電荷転送電極形成工程と、前記電荷転送電極の上層に、前記電荷転送電極の表面が酸化されない条件で第1の絶縁膜からなる電極間絶縁膜を形成する第1の成膜工程と、前記第1の絶縁膜上に前記第1の絶縁膜よりも緻密な膜質となるような条件で、第2の絶縁膜を形成する第2の成膜工程とを含むことを特徴とする。
【0016】
かかる構成によれば、まず金属膜を酸化しない条件下で第1の絶縁膜を成膜し、この第1の絶縁膜で金属膜を被覆した状態で、第2の絶縁膜を形成しているため、酸素の存在下で高温にさらしても金属膜は酸化されることなく、緻密な絶縁膜を形成することが可能となり、配線抵抗の低減を図るとともに信頼性の高い固体撮像素子を形成することが可能となる。
【0017】
望ましくは、前記第1の成膜工程は、前記第2の成膜工程よりも窒素含有率が高く、低温下での成膜工程をとることにより、同一チャンバー内で同一装置を用いて連続的に形成することも可能である。例えば窒素含有量を増大したCVD条件下で窒化シリコンあるいは窒化酸化シリコン膜を形成し、この後窒素の供給を停止し、高温下で酸化シリコン膜を形成することにより、緻密な酸化シリコン膜を形成することが可能である。
【0018】
望ましくは、前記第1の成膜工程はプラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成することにより、表面にダメージを与えることもなく、信頼性の高い絶縁膜の形成が可能となる。
【0019】
前記第2の成膜工程は高密度プラズマCVD法により酸化シリコン膜を形成することにより、緻密で高耐圧の絶縁膜の形成が可能となる。
なお、第2の膜は膜厚と膜質を選択することにより、電極形成時の露光波長に対する多重干渉効果を低減しうるようにするのが望ましい。
また、第1および第2の膜は電極形成時のハードマスクとして利用できるようにするのが望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1に、本発明の第1の実施の形態の固体撮像素子の概略構成を示す。図1(a)は、その光電変換部から電荷転送電極までを示す概略平面図であり、図1(b)は、A−A断面図である。
この固体撮像素子は、図1(b)に要部断面図を示すように、電荷転送電極40が、タングステンシリサイド電極4からなり、前記タングステンシリサイド電極間に配設される電極間絶縁膜が、プラズマCVD法で形成された窒化シリコンからなる第1の絶縁膜5と、前記第1の絶縁膜5の上層に形成され、前記第1の絶縁膜5よりも緻密な第2の絶縁膜6とで構成されていることを特徴とする。
【0021】
この固体撮像素子は、図1(b)に、電荷転送部の要部断面図を示すように、所望の素子領域の形成されたシリコン基板1表面に、ゲート酸化膜2を介して配列形成される単層構造の電荷転送電極40が、低温形成可能な酸化防止膜としての窒化シリコンからなる第1の絶縁膜5と、この上層を被覆する酸化シリコン膜からなる緻密な第2の絶縁膜6とで構成されたことを特徴とする。
【0022】
なお図1に示すように、シリコン基板1には、複数のフォトダイオード30が形成され、フォトダイオードで検出した信号電荷を転送するための電荷転送電極40が、フォトダイオード30の間に蛇行形状を呈するように形成される。
【0023】
電荷転送電極40によって転送される信号電荷が移動する電荷転送チャネル31は、図1(a)では図示していないが、電荷転送電極40が延在する方向と交差する方向に、やはり蛇行形状を呈するように形成される。なお、図1(a)においては、電極間絶縁膜の内、フォトダイオード領域と電荷転送電極40との境界近傍に形成されるものの記載を省略してある。
【0024】
図1(b)に示すように、シリコン基板1内には、フォトダイオード30、電荷転送チャネル31、チャネルストップ領域32、電荷読み出し領域33が形成され、シリコン基板1表面には、ゲート酸化膜2が形成される。ゲート酸化膜2表面には、第1及び第2の絶縁膜5、6からなる電極間絶縁膜3で絶縁分離された電荷転送電極40が形成される。
【0025】
電荷転送電極40は、上述したとおりであるが、電荷転送電極40の上面には保護膜としての、酸化シリコン膜(図示せず)が形成されることもある。
【0026】
固体撮像素子の上方には、フォトダイオード30部分を除いて遮光膜50が設けられ、さらにカラーフィルタ60、マイクロレンズ70が設けられる。また、電荷転送電極40と遮光膜50との間、および遮光膜50とカラーフィルタ60との間は、絶縁性の透明樹脂等が充填される。電荷転送電極40および電極間絶縁膜5、6を除いて通例のものと同様であるので説明を省略する。また、図1では、いわゆるハニカム構造の固体撮像素子を示しているが、インターライン型の固体撮像素子にも適用可能であることはいうまでもない。
【0027】
次にこの固体撮像素子の製造工程について説明する。
まず、n型のシリコン基板1表面に、膜厚15nmの酸化シリコン膜と、膜厚50nmの窒化シリコン膜と、膜厚10nmの酸化シリコン膜を形成し、3層構造のゲート絶縁膜2を形成する。
【0028】
続いてこのゲート絶縁膜2上に、Heで希釈したWF6とSiH4との混合ガスを反応性ガスとして用いた減圧CVD法により、膜厚0.4μmのタングステンシリサイド膜4を形成する。このときの基板温度は400〜600℃とする。ここで金属膜の単層電極あるいは多結晶シリコン膜と金属膜との積層電極とを用いるようにしてもよい。
【0029】
そして、図2(a)に示すように、フォトリソグラフィにより所望のマスクを用いて露光し、現像、水洗を行い、レジストパターンRを形成する。
【0030】
この後、図2(b)に示すように、SF6とCl2との混合ガスを用いた反応性イオンエッチングによりレジストパターンRをマスクとし、ゲート絶縁膜2をエッチングストッパとしてタングステンシリサイド膜を選択的にエッチング除去し、電極パターンを形成したのち、レジストパターンRを剥離除去する。ここではECRあるいはICPなどのエッチング装置を用いるのが望ましい。
【0031】
続いて、図2(c)に示すように、SiH4とN2とH2Oとの混合ガスを用いたプラズマCVD法により前記タングステンシリサイド膜4からなる電極パターンの周りに膜厚30nmの窒化シリコン膜からなる第1の絶縁膜5を形成する。このときの基板温度は300〜400℃であった。
【0032】
続いて、図2(d)に示すように、TEOSとO2との混合ガスを用いた減圧CVD法により膜厚100〜200nmの酸化シリコン膜からなる第2の絶縁膜6を形成する。このときの基板温度は300〜400℃であった。
そしてこの上層に絶縁膜、遮光膜などを形成して、図1に示したような固体撮像素子を得る。
【0033】
この方法によれば、金属膜を酸化することなく成膜可能な材料からなる第1の絶縁膜で金属膜を被覆した状態で、第2の絶縁膜を形成しているため、酸素の存在下で高温にさらしても金属膜は酸化されることなく、緻密な絶縁膜を形成することが可能となり、配線抵抗の低減を図り、高速駆動が可能で信頼性の高い固体撮像素子を形成することが可能となる。
【0034】
なお、ここで第1の絶縁膜としては、膜厚30nmの窒化シリコン膜を用いたが、膜厚については20〜50nm程度が望ましい。第1の絶縁膜の膜厚は、第1の絶縁膜自身の成膜工程で金属膜が酸化されない程度の膜厚であって、かつ第2の絶縁膜の成膜工程で、金属膜が酸化されないように保護し得る程度の膜厚とするのが望ましい。
【0035】
また第1の絶縁膜として窒化シリコン膜を用いたが、窒化シリコン膜に限定されることなくプラズマCVD法で形成した酸化シリコン膜など、金属膜を酸化させない程度の低酸素・低温形成可能な絶縁膜であればよい。そして第2の絶縁膜についても、第1の絶縁膜が酸化防止膜として作用し得る程度の条件で形成したものであって、緻密で高耐圧の絶縁膜であれば、適宜選択可能である。
【0036】
なおここで用いる金属膜としては、タングステンシリサイドのほか、また、タンタル、チタン、モリブデン、ニッケル、コバルトのシリサイドなどが適用可能である。
【0037】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、低抵抗電極であるタングステンシリサイド膜4からなる電荷転送電極のパターンのパターニングに先立ち、タングステンシリサイド膜4の表面に反射防止膜としての窒化酸化シリコン7を形成しておくようにし、ハレーションによる電荷転送電極の電極パターン精度の低下を防止するものである。他については前記第1の実施の形態と同様である。
【0038】
すなわち、図2(a)に示した前記第1の実施の形態と同様にして、タングステンシリサイド膜4を形成したのち、プラズマCVD法により膜厚30nmの窒化酸化シリコン膜からなる反射防止膜を形成し、この上層にレジストを塗布し図3(a)に示すように、フォトリソグラフィによりレジストパターンRを形成する。ここで窒化酸化シリコン膜は露光波長における無機反射防止膜となるような条件で形成する。
【0039】
そして、図3(b)に示すように、このレジストパターンをマスクとして窒化酸化シリコン膜をパターニングしたのち、この酸化シリコン膜7のパターンをマスクとしてタングステンシリサイド膜4をパターニングする。
【0040】
そして前記第1の実施の形態と同様に第1の絶縁膜5を形成し(図3(c))、更に第2の絶縁膜6を形成する(図3(d))。
【0041】
この方法によれば、前記第1の実施の形態による効果に加え、電極パターンの形成に際し、反射防止膜を形成するようにしているため、ハレーションによるパターン精度の低下を防止することができる。
【0042】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、前記第2の実施の形態における反射防止膜である窒化酸化シリコン膜8の上層に酸化防止膜である酸化シリコン膜9を形成しておき、この窒化シリコン膜9及び酸化シリコン膜8をマスクとしてタングステンシリサイド膜4からなる電荷転送電極のパターンのパターニングを行うようにしたことを特徴とするものである。この例では、タングステンシリサイド膜4の表面に反射防止膜としての窒化酸化シリコン膜8と電極加工エッチングハードマスクとしての酸化シリコン9とを形成しておくようにし、電極加工時の反射防止効果とエッチングハードマスクとを兼ねる。他については前記第1乃至第2の実施の形態と同様である。
【0043】
すなわち、図2(a)に示した前記第1の実施の形態と同様にして、タングステンシリサイド膜4を形成したのち、プラズマCVD法により膜厚30nmの窒化酸化シリコン膜8からなる反射防止膜および膜厚100〜30nmの酸化シリコン膜9からなるパターニング用ハードマスクを形成し、この上層にレジストを塗布し図4(a)に示すように、フォトリソグラフィによりレジストパターンRを形成する。
【0044】
そして、図4(b)に示すように、このレジストパターンをマスクとして酸化シリコン膜9と窒化酸化シリコン膜8をパターニングする。
【0045】
そして、図4(c)に示すように、この酸化シリコン膜9及び窒化酸化シリコン膜8のパターンをマスクとしてタングステンシリサイド膜4をパターニングする。
【0046】
そして前記第1の実施の形態と同様に窒化シリコン膜からなる第1の絶縁膜5を形成し(図4(d))、更に酸化シリコン膜からなる第2の絶縁膜6を形成する(図4(e))。
【0047】
このようにして高精度でかつ低抵抗の電荷転送電極のパターン形成が可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、転送電極の低抵抗化が可能となり、高速で信頼性の高い固体撮像素子を得ることが可能となる。
また、配線抵抗が小さく、高速転送の可能な低消費電力の固体撮像素子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の固体撮像素子を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の固体撮像素子の製造工程を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の固体撮像素子の製造工程を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の固体撮像素子の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板
2 ゲート酸化膜
3 電極間絶縁膜
4 タングステンシリサイド膜
5 第1の絶縁膜
6 第2の絶縁膜
Claims (6)
- 半導体基板表面に、ゲート酸化膜を介して配列形成される複数の電荷転送電極が、金属を含み、
前記電荷転送電極間に配設される電極間絶縁膜が、前記電荷転送電極の表面が酸化されない条件で成膜可能な第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の上層に前記電荷転送電極間に充填されるように形成され、前記第1の絶縁膜と異なる第2の絶縁膜とを具備し、
前記第1の絶縁膜は窒化シリコン膜又は窒化酸化シリコン膜であり、
前記第2の絶縁膜が前記第1の絶縁膜よりも緻密であり、
前記第1の絶縁膜が、前記第2の絶縁膜よりも窒素含有率が高く且つ低温下での成膜工程で形成されたものであることを特徴とする固体撮像素子。 - 前記第2の絶縁膜はCVD法によって形成された絶縁膜であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
- 前記第2の絶縁膜はSOG法、高密度プラズマCVD法、減圧CVD法、常圧CVD法、準常圧CVD法、スパッタ法、EB蒸着法によって形成された絶縁膜であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
- 前記電荷転送電極は、タングステン、タンタル、チタン、モリブデン、ニッケル、コバルト、白金あるいはこれらのシリサイドであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固体撮像素子。
- 半導体基板表面に、ゲート酸化膜を介して、金属を含む材料からなる電荷転送電極を配列して形成する電荷転送電極形成工程と、
前記電荷転送電極の上層に、前記電荷転送電極の表面が酸化されない条件で第1の絶縁膜からなる電極間絶縁膜を形成する第1の成膜工程と、
前記第1の絶縁膜上に前記電荷転送電極間に充填される条件で、前記第1の絶縁膜と異なる第2の絶縁膜を形成する第2の成膜工程とを含み、
前記第1の絶縁膜は窒化シリコン膜又は窒化酸化シリコン膜であり、
前記第1の成膜工程が前記第2の成膜工程よりも窒素含有率が高く且つ低温下での成膜工程であることを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 前記第1の成膜工程と前記第2の成膜工程は、同一チャンバー内で同一装置を用いて連続的に行われるものであり、
前記第1の成膜工程は、前記窒素を含有したCVD条件下で前記窒化シリコン膜あるいは前記窒化酸化シリコン膜をCVD法により形成する工程であり、
前記第2の成膜工程は、前記第1の成膜工程の後、前記窒素の供給を停止し、前記第1の成膜工程よりも高温下でCVD法により前記酸化シリコン膜を形成する工程であることを特徴とする請求項5に記載の固体撮像素子の製造方法。
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